本の虫になったきっかけは、人それぞれにそれぞれの理由があり、きっと何がしらの1冊がその道へと導いたのだろうと思うと、その人のそれはどんな1冊だったのかと想像するだけでも愉しい。
僕が本の虫となったのは、小学校3年生の夏休みで、実は僕は夏休み直前に交通事故で入院をして、丸々2ヶ月を病棟のベッドで過ごしたのだ。昭和50年代とはいえ、当時にもポータルTVはあって、叔父が所有していたので、持ってきてくれたが、そんなにテレビっ子ではなかったものだから観る回数は少なく、お見舞いで戴いた本を繰り返し繰り返し読んでいた。思えばそれが僕が歩んだ本の道への記念すべき第一歩だった。
そんな読書の歴史の中で、1冊を選ぶとしたらという質問は拷問に近いので、仮に質問を変えるとして、旅先に必ず持っていく本は?ということであれば、僕は開高健の「地球はグラスのふちを回る」を挙げる。昭和56年のエッセイだけれども、いま読んでも文章は色あせず瑞々しく、時間を忘れて没頭できる。
旅好き釣り好きなど多趣味で知られる開高健は、同時にグルメとしても有名であった。彼のグルメエッセイに「ラーメンワンタンシューマイヤーイ」というのがあって、美味しいシュウマイ屋を紹介したいけれど、それがなかなか難しいというのをこんな風に表現している。「・・・このような場所にそれを書くと、たちまち客が殺到してたちまち味が落ちてしまうにちがいないから、とくに割愛することにした。恋と同じだ。御自分で見つけて下さい。」と。実に上手い表現である。
いまからこの記事に載せる店もそんなお店のひとつだ。恋と同じである。
少なくとも土曜日は予約しないと席に着くことが出来ないこの店は、5年ほど前から月に一度の割合で通う都内某所にある店で、知り合いに紹介されたのが最初だった。
のちに旅チャンネル「全国居酒屋紀行」などの番組でも有名な太田和彦氏も大絶賛をしていたのを知って、太田氏の鋭い味覚と居酒屋への情熱にただただ深く頷くばかりであった。
こじんまりとした店内は10組も入れば満員御礼になって、お品書きにはメニューはあるけれど、そこに値段は書いていない。一見のお客さんだったらピリリと背筋が伸びる瞬間だろう。
暖簾をくぐると毎度「○○君(僕の名前)、いらっしゃい。よく来たね」と温かく迎えてくれる。心がほぐれる瞬間だ。
上質な炭火が入り口で炊かれて、そこで新鮮な魚を焼き上げる。店内にはレトロな歌謡曲。全ての料理が丁寧で、その味といったら頬っぺたが落ちるほどである。
ここではビールと片仮名にするより麦酒と表現したほうが合うのである。一杯目は麦酒、すっと瓶が出てくるので、渇いた喉を潤す。そして、まず註文するのは煮物と刺身である。

優しい味の煮物。

そして、中トロをどのタイミングで食べようかしらと悩ましい刺身。
優しい味付けの煮物を、とみさんが長箸で綺麗に盛る。そして、新鮮な刺身。そう、ここは何でも絶品なんだけれども、魚の旨さといったら、それはもう都内屈指なのである。

こちらはほっけ。焼き担当のYさんが註文が入り次第、炭火で焼く。その手つきは熟練工だけが持つ繊細で正確な、職人の技である。ほっけ若しくは銀鱈をまずは頼みたい。肉厚でジューシーで、何よりも新鮮で香ばしい。魚を焼くには、なんと言っても炭火が一番である。もうもうと上昇する煙を嗅ぐと、日本人に生まれてよかったなって、思う。

そして酒肴の品々。

最後はいつも丼で締める。
幾つかあるうちの、まぐろの漬け丼かいくら丼が、いつもの締めだ。プリプリのいくらが熱々の御飯にたっぷりと乗っていて、海苔が散らしてある。一口食べるたびに愛おしさがこみ上げてくるのである。そしてほうじ茶で一息つける。
どのお店でも撮れる場合には可能な限りに写真に収める僕でも、このお店の場合、つい忘れちゃうことが多い。酒に心地よく酔っているのもあるし、美味しくて気がついたら食べ終わってたなんてのも。
ここの定番でいったら、塩辛がそうだね。気がついたら食べ終わっている。日本酒の熱燗に合うのですよ、これがまた。
なので、ここには挙げていない、季節の名品なんかもある。秋のほんの僅かな期間にお品書きに登場する「揚げ銀杏」は、秀逸で日本酒にピッタリなのである。魚も秋の秋刀魚は、もう格別。ここの銀杏と秋刀魚に想いを馳せると、嗚呼、秋が待ち遠しい。
まだ行かれたことのない御友人の皆様、僕はいつでも皆様のオファーがあり次第、予約しますので、iPhoneまで連絡ください。日本酒やお湯割り、麦酒も呑みつつ、たらふくに食べて、一人3千円程度。いいのかな?なんて思っちゃう値段である。
そして会計時にとみさんが「○○君(僕の名前)、また来てね。いつもありがとね」と。
こちらこそ愉しい時間をいつもありがとう。
3月の日曜日に降る長雨に、そんなことを想いつつ。
]]>桜の季節の風物詩といえば、春風。
初期の頃の音楽とは違うけれど、春は代々木に集まりたくなっちゃうのが、トーキョーテクノトライブってもの。音はまだ本家サイトには今日時点で掲載ないけれど、mixiのコミュによれば、朝崎郁恵やサヨコ meets YA MAN RIDDIMが出るというので、個人的に注目。「おぼくりええうみ」と「マライカ」で号泣ぽい。晴れるといいな。
http://www.balance-web.com/harukaze/
* * *
■4月11日 渚音楽祭2010 at お台場コート
2年ぶりに東京に帰ってきた渚音楽祭。
毎度お馴染みのフジテレビ前からちょこっと移動しての開催で1日だけのスポット開催。<太陽 All Genre Stage>の気になるメンツは、ガチガチなジャーマンのThe Delta、オランダのキラ星Zen Mechanics、そしてQuintrixのKeiさん、日本のサイケユニットAstronかな。
今日のアップデート情報なので、まだまだ追加される予感。
デルタなんてのは、たぶん7年ぶりくらいのライブ体験。深夜サウンドなだけに、日中に聴く音がどんなか愉しみ。Zen Mechanicsは実は野外で聴くのが初めて。ディープな四つ打ちが気持ちよいのだ。これも期待大。
そして、トランスじゃないけど、<風 Jam/Rock Stage>もかなりの充実。
人力トランスの代表格のDachamboで思い切り盛り上がれるし、そしてハイスタの難波章浩が登場っ!ハイスタは池袋に事務所があるときに好きすぎてアポなしで訪問したこともあるんだけど、空中分解してから聴いてないし、ソロ活動もあまりインプットしてなかったので、この機会にぜひ楽しみたい。
他にも大物来るのかね。
http://www.nagisamusicfestival.jp/
* * *
■8月1日~15日 マフィア島 at タンザニア
そして脳が溶けそうなくらいヤバめなのがタンザニアのマフィア島(完全にWWF世界自然保護基金によって保護されている)で15日間ぶっ通しでやるパーティ。
その名も「Mafia Dance Festival」。
名前からすると物騒な気もしないわけでもないが、じつはまったくの正反対で、スワヒリ語で「癒しの島」を意味するのだ。
言葉にならないくらいの自然満載のステージでイベント。最高の夕陽。完璧なロケーション。もうそれだけでもそわそわしちゃうでしょ。
そして、世界中から3000人限定のイベント。出演者なんてのは、ハローページかっつうぐらいアーティストが並んでいる。
とりあえずコピペ。
なぜ、こんなに凄いかというと、サモスラキの連中が復活してオーガナイズしちゃったから。こりゃ、行ったら社会復帰できないな。うーん、行きたい。
http://www.mafiadancefestival.com/
LIVE ACTS:
ABSOLUM, 3D Vision Rec - FR
AJJA, Syncronize Records - CH
ANTIDOTE, Neurobiotic Rec - FR
BRAINCELL, Free Spirit Records/Phar Psyde Records - CH
BROKEN TOY, Alchemy Rec - SA
DEVIANT SPECIES, Ambivalent Records - UK
DIGITAL TALK, 3D Vision Rec/Yabai Records - FR
EAT STATIC, Mesmobeat/TIP/Twisted Rec - UK (Special 2 Hour Live! No Laptops!!)
ETNICA - PLEIADIANS, Etnicanet - IT (Special 2 Hour Live!)
FROZEN GHOST, Disasterpeace Records- SA
JOURNEY, Free Spirit Records - UK
KOXBOX, Twisted Records/Solstice Music - DK
LOGIC BOMB, Solstice Music - SWE
LIQUID SOUL, Iboga Records - CH
LOST & FOUND, 3D Vision Rec - SA (Special 2 Hour Live!)
MINDCORE, Yabai Records - FR
PHATMATIX, Yabai Records - FR
PHIBIAN, Trick Music - UK (Exclusive Live!)
PHYX, Timecode Rec - SA
PITCH HICKERS, Nexus Media - SA
PROMETHEUS, Twisted Records - UK
PROTOCULTURE, Nano Records - SA
RINKADINK, Alchemy Records - SA
RUBIX QUBE, MMD/Disasterpeace - SA
SCORB, Trick Music - UK
SHIFT, Nexus Media - SA
SLUG, Nexus Media - SA
SQUID INC, Ambivalent Records/Trick Music - UK
THE GRAIN SOCIETY, Ekholab Stud/Oktava Rec - GR (Exclusive Live!)
TOTAL ECLIPSE, Mandala Records - FR (Special 2 Hour Live!)
TRANSWAVE, 3D Vision Rec - FR
TRISTAN, Nano Records - UK (Special 3 Hour Live!)
XATRIK, Digital Psionics Rec - SA
DJs:
AJJA, Peak Records - CH
ALPHA, Interzone.pa - GER
CHRISTOF, 3D Vision Rec - FR
CONNECTO, Vortex - SA
DADO, IBZ Recordings - FR
DICK TREVOR, Nano Records - UK
DIMITRI, Neurobiotic Rec - UK
DINO PSARAS, Boa Group/Oktava Records - UK
DOC, Harmonia Records - GR
EARTHLING, Neuriobiotic/Spun Rec - SP
EDOARDO, Neurobiotic Records - IT
EMOK, Iboga Records - DK
E303, Antiworld Events/Sonesta Records - UK
FRANK E, Twisted Records/Solstice Music - DK
HEADROOM, Nano Records - SA
JAMES MONRO, 4Ddigitalaudio, Flying Rhino - UK
JAY OM, Free Spirit Records - UK
KRISTIAN, Transient Rec - UK
LIQUID ROSS, Liquid Rec - UK
LIQUID SOUL, Iboga Rec - CH
MARIOS, The Grain Society/Mafia Dance Festival - GR
MAURIZIO BEGOTTI, Etnicanet - IT
MAX LANFRANCONI, Etnicanet - IT
MONTAGU, Symphonix, Blue Tunes Rec - GER
RALPH, Rastaliens, Phar Psyde Records - CH
REGAN, Nano Records - SA
SENSIENT, Zenon Records - AUS
SERGE, Neurobiotic Rec - FR
SHANE GOBI, Alchemy Records - SA
SWARUP, Universo Parallelo Fest - BR
TEO, Discovaley Records - GR
TEO, Mafia Dance Festival/Oktava Rec - GR
TRANAN, Solstice Music - SWE
XP VOODOO, Spun Records - RUS
YOUNGER BROTHER, Twisted Records - UK
バブルだ好景気だと日本全体が狂乱して浮かれていた90年代初頭、スピリッツにある漫画が掲載された。
三好銀の「三好さんとこの日曜日」である。
バブルとは縁遠い、どちらかというと、いまの時代にマッチングするような等身大の生活を描いた名作で、連載当時から少数ながら一部で支持を受けていた。
ところで、漫画業界で寡作な作家といえば、高野文子か三好銀で、それでも高野文子はコンスタンスに作品を出しているし、何よりも定数のファンがいるので、たとえばヴィレッジヴァンガードのコーナーに行けば見かけることは多いけれど、一方の三好銀はまったく新作が出ないで<あの人はいま!?>状態で、単行本化された「三好さんとこの日曜日」はあっさりと絶版になって、時たま古本屋で見かける程度(お願いだから再販して欲しい)。
僕はこの本を古本屋で見かけるたびに買い揃えるという、いささかビョーキがちなんだけど、もし、一番好きな漫画は?っていう難題を吹っかけられたら三日三晩悩んだ挙句に、きっとこの作品を挙げるだろう、それぐらい思い入れのある作品である。
ただし、残念なことにこの「三好さんとこの日曜日」には未収録の作品がある、というのがファンの中では公然の事実で、小学館はよ出せやゴルアでもあったわけだ。
その幻の作家といわれた三好銀の、幻の作品である日曜日シリーズの未収録が発売となったら買わないわけがない。
またネーミングがいいのである。「いるのにいない日曜日」。
物語は、夫婦ふたりと猫一匹が織り成す、何処かにありそうな日曜日を四季折々に描いている。アパートに住む夫婦の生活は僕の憧れである。こういう暖かい日々が過ごせたらいいな、と思う。ゆったりとした空気が流れて、決して華美ではないけれど、小さな幸せと出来事が詰まっている生活。猫と一緒に三人で過ごす日曜日。たとえ明日が月曜日でもこんな日曜日が好きだな、そんな週末。
今回の帯の言葉も秀逸。
夫婦二人と猫一匹
四季折々の休日。
ささやかで愛しき日々。
あれから長い時が過ぎても、三好さんところに
「日曜日」は来る。
カウンター7席を若主人が切り盛りしているので、親父さんに負けず劣らずでこちらも毎日行列だ。


写真は中華そば(600円)。
何度もスープを慎重に調合している姿がまるでサムライのようである。登場するお椀からは、煮干のぷんと強い香りが漂う。麺は自家製の太麺でやや縮れていて、なかなかの歯ごたえである。スープは醤油がベースで、まろやかな魚系の風味が満載だ。飽きのこない正統的なスープがいい。くどくないのに印象に残すスープというのはラーメンでは難しいのだ。
そして、なんと言っても秀逸なのはチャーシュー。ローストしてある肉は脂が程よく乗っていてジューシーである。ただ、それだったら何処に行っても食べられる。ここのチャーシューはさらに香味が加わっていて、それがお肉に染み込んでいる。絶妙に計算されたスパイスが散らしてあるのだ。このチャーシュー、これまでに食べたラーメンは数多くあるけれど、冗談抜きでいままでで一番旨い。中華そばを頼んだのが悔いに残る。ここは絶対チャーシュー麺だ、次回は。

中華そば・つけめん「甲斐」
杉並区久我山2-27-1
火曜日、第4水曜日、定休
11:30~15:00
18:00~20:00(スープ切れまで)
中華そば --\600
味玉そば --\700
チャーシュー麺 --\850
味玉チャーシュー麺 --\950
つけめん --\680
味玉つけめん --\780
チャーシューつけめん --\930
味玉チャーシューつけめん --\1030
寝ても覚めてもシンジタニムラとタカオホリウチのことで頭がいっぱいの現象・・・なわけがなくて、正式には「不思議の国のアリス症候群」というらしい。
中二病を患っているときに併発しそうな症状で、たとえば授業中になんだか解らないけれど突然と自分の右手が大きく感じるとか、逆に教室の大きさが変に小さく感じてしょうがない数分を総じて「不思議の国のアリス症候群」と言う。
皆さんはこういうのありませんでしたか?火曜日の6時間目とかにシーンとしている授業中に感じる変な違和感。
ウィキペディアによると、「典型的な症状は、眼に障害がなく外界が通常と同じように見えていると考えられるにもかかわらず、一方では主観的にそれらが通常よりも極めて小さな、または大きなものになったように感じられたり、ずっと遠く、あるいは近くにあるように感じられたりする。」とある。
詳細はウィキに譲るとして、この症候群の原因はナントカカントカというウイルスのせいで、日本ではこのウイルスに子供の頃にほとんど感染するから、ガキんちょの頃に時折起きる現象なのだとか。
不思議の国のアリス症候群
(ふしぎのくにのアリスしょうこうぐん、Alice in Wonderland syndrome, AIWS)
─リンク─
じつはおとといぐらいから風邪を引いているんだけど、小さいときに風邪を引くと必ず見る夢(完全にナイトメア)が、こんな感じだった。
全てが無音の世界でその無音の世界に地球ぐらいのツルツルした球体と同じ材質のスーパーボールみたいな小さな球体がある。ただそれが並んでいるだけ。でもその並んでいる光景と、その球体の大小の差がどういう理由なのか恐怖のバイアスを増幅させてとにかく恐ろしい。たいては汗びっしょりで目が覚める。
あんな夢見るのって自分だけだったのかな?と思い検索したら出てきたのが、このウィキペディアの頁で、風邪の時の事例もばっちり載ってた。なるほど、そういうことか。
ちなみに日によっておっぱいが大きく見えたり小さく見えたりするのはほとんどブラジャーのせいで、アリスとは無関係というのが某キャバ嬢のお言葉である。
あと、この症状の略語のAIWS、なんかフィンランドのメタルバンドあたりにありそうな名前だよね。
]]>
前々から気になっていた<進化系手帳>の代名詞である「ほぼ日手帳」の2010年度春始まり版を購入してみた。手帳?そう、手帳である。
私用業務用でiphoneが2台、ドコモとソフトバンクの携帯がそれぞれ1台の合計4台の端末があり、しかもスマートフォンが2台も含まれていて、outlookのexchangeとさいすけでスケジュール管理している状態で、なおこの場に於いて紙にアウトプットする情報があるのかと自分でも不思議に思う。
というか、むしろ要らないだろうという気持ちのほうが先行する。きっかけは2ヶ月ほど前のTLで堀江さんが「手帳とかってもういらなくね?」的なツイートをしたのがトリガだった。僕もおおむね「手帳なんていらなくね」派だったし、事実、手書で書くより数倍の速さでタイピングが可能なので(iPhoneのフリック打ちも、もう慣れた)、手帳を持つ理由がないんだけど、どうしてか買った。
自分でも何で買ったのは説明するのは難しい。敢えて理由を挙げるとしたら、天邪鬼というのが答えだ。要らないじゃんって思う自分がいるからこそ、それに嫌疑をかけて真反対の行動を取る天邪鬼な性格。常にそんな部分で物事を試していたので、今回もそれに乗っかった。
第一、僕はそもそも何も書きもしないのに毎年6穴を交換している手帳を持っているのだ。
十数年前に僕の実家で居候していた旅仲間が餞別でくれたフィンランドの手帳。そう、あれは十数年前の2月のとある日のことである。
能天気な白痴的にご機嫌な朝、ミコが流すキラキラとしたモーニングトラックに身を任せてフルスマイルでディスコバリーで踊っていると、真っ黄色の手袋をしてグヨングヨンと踊り狂う日本人の女の子がいきなり僕を見てロックオンしてきた。
「鬼の子じゃぁ~!」と。
西瓜に話しかけたと思いきや、志村食いをして種を機関銃みたいにイスラエリに発射するパスポートのない残念な40代後半のオジさんとか、面妖極まりない妖怪組の生徒の行動にはすっかり慣れた自分だけれども、自分に向けられると流石にのけぞって、思わず口に含んだビスレリの水を吹いたのだ。
りらちゃん、それが彼女の名前である。
フランス人の彼氏と旅行しているりらちゃんは、前年のインドで僕を見かけたらしくて、当時の頬がこけて腰まで髪が長かった僕をずっと<鬼の子>と記憶していたらしい。まったく意味不明である。なので、ポニョの歌みたいに2回繰り返すだけで「名は体を表わす」状態のきらびやかな朝を迎えていたりらちゃんは1年ぶりに見かけた僕に思わず叫んだのだ。
その出会いをきっかけに、彼女とはその後も街のいたるところですれ違って、そのたびに「胃液を吐いて踊るとアガる」とか「ワカメには裏と表があるから気をつけたほうがいい」という数多くの有難い教えを説いてくれた。
それから半年後、旅ボケが収まらない僕のところに成田空港から彼女は電話を掛けてきた。インドを北上してネパールやタイを経由して日本にソロで戻ってきたらしい。
で、「居候させて」と。
僕も大学卒業してから「家にあまり居ないニート」みたいなデタラメな生活をしていたので、普通だったら断りそうなこの案件をアレコレ考えずに二つ返事で快諾した。
僕の家に居候したりらちゃんとの生活は毎日が漫画みたいで、そのエピソードだけで本が1冊書けそうなぐらいなんだけど、ここでは割愛するとして、居候してからしばらく経って、一度北海道の実家に戻るというりらちゃんが餞別でくれたのがフィンランドのシステム手帳なのだ。
だから、この手帳は旅仲間の置き土産として肌身離さず使う心掛けなんだけれど、まあ、ここは肉ばっかり食べているとたまには魚も食べたい精神に基づいて、<ほぼ日手帳>を。
それにしても、りらちゃん、どうしているのだろうか。ちゃんと生きているのを願うばかりである。
]]>スーパーとかに行くと、納豆コーナーから4品あたり遠のいたところで、手のひらサイズの長方形プラスチックに「天城育ち」なんてシールが貼ってあるあれだ。年末にふと無性に食べたくなったので、サンダルでスーパーに駆け込んで買ってきてしまった。
小皿に醤油を少し垂らしてわさび漬けをちょちょんとやる。
それを熱々のご飯に乗せて食べるのは格別である。こういう場合、やっぱり白米のほうがしっくりくるのだけれども、去年から玄米生活をしているので、玄米ご飯に乗せる。これもまた美味しいのだ。わさび漬けはご飯だけではなく、ぬか漬けや「地菜」と呼ばれる野沢菜漬けに添えて食べると、おかずいらずな感じである。
]]>今日から時間のあるときには家の近所をジョギングともウォーキングともつかない運動をすることにした。
iPhoneの無料アプリに「RunKeeper free」というのがある。自分の走っているルートをGPSでgoogleMAPと同期して割り出してくれて、消費カロリーに平均速度、走行時間と走行距離を表示する。そしてさらにサーバにデータを送れば1ヶ月1週間のトータル数値を出してくれる。また、自分がどれだけ走ったのかをTwitterにポストしてくれる。
ものすごい優れものである。いや、ほんと、なんていう時代。こんなアプリが無料だなんて。iPhoneはマジですごいよ。携帯じゃないので。
早速これを使って近所を攻めてみた。僕が住んでいる私鉄沿線沿いは、JR線と比べると1駅の間隔が短いので、ちょっと走るには都合がいい。隣駅の商店街まで目指すなんていう目標を作って、GPSで自分の走っているのを追う。
いよいよハイテクがフィジカルな部分に融合してきて未来を感じる。
さて、今日は日曜だが明日以降の平日にどれだけ走れるか。まさにここが焦点である。時間的には20分ぐらいなので、何とかして、例え残業でも日課にしたい。
]]>1.かりゆし58 - アンマー (LD&K)
2.シスターカヤ - クレイジー・ラヴ (ALPHAENTERPRISE)
3.BEGIN - 三線の花 (IMPERIAL)
4.夏川りみ - イラヨイ月夜浜 (VICTOR)
5.森山良子 - さとうきび畑 (DREAMUSIC)
個人的につけ麺は苦手なので、大体が普通のラーメンを頼んでしまう。そして、この店でも。

こちらは中華そば(700円)。
特徴的な自家製麺はモチモチの太麺で、茹で上がるのに10分ぐらい掛かる。スープは魚介と豚骨のダブルスープで、鶏ガラやゲンコツが長時間煮込まれた動物系に魚介の旨味が凝縮されたダシが合わさって最高。お椀の湯気からはぷぅんと何ともいえない香ばしい魚の香りがする。
そして、こってりとしているんだけれど、決してギトギトではない濃厚スープが麺に絡む。チャーシューも柔らかくて良い。ただメンマはややパサパサしているのが残念。
麺の量は選べる。一番小さいのでもボリュームがなかなかあるので、気合が必要。
大勝軒まるいち
新宿区新宿3-23-12
11:00~23:00
無休
中華そば --\700
中華そば(煮玉子入り) --\800
もりそば --\700
あつもり --\700
もり煮玉子 --\800
もり野菜 --\850
もりチャーシュー --\1000
チャーシュー麺 --\1000
2005年にオープンした23区では珍しい源泉掛け流しの日帰り温泉である。
うぐいす色のにごり湯が源泉掛け流しの温泉で、23区では比較的にゆったりしている露天風呂、そして電気風呂や立ち湯に寝湯と揃っていて、薬草のミストが充満している薬草塩蒸風呂の名のサウナが心地よい。
泉質は、塩分があるナトリウム塩化物強塩温泉(高張性・弱アルカリ性・温泉)で、効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回期、慢性婦人病。
特筆すべきは、休み処からも眺められる庭園。枯山水のその姿は、じつにリラックスが出来て、作庭家小口基實が昭和の和庭を再生したというだけあって、どこか懐かしく、いつまで眺めても飽きない。四季折々の景色を楽しむことが出来る。

前野原温泉さやの湯処
都板橋区前野町3-41-1
10:00~翌1:00(最終受付は24:00まで)
年中無休
<平日>
大人 --\800
小人 --\500
<休日>
大人 --\1000
小人 --\700
レンタルタオル --\300
※タオル バスタオルは有料のため、持ってたほうが無難。
※土日祝日は5時間以降は、1時間ごとに100円の加算
※駐車場スペースが少ないので、並ぶ可能性あり。
─HP─
]]>1997年に掘り出された温泉は町田市で初めての天然温泉となる。
奇数日偶数日で男女の湯船が入れ替わり、源泉掛け流しの屋上露天風呂や寝ころび湯、打たせ湯があり、大浴場の内風呂と、「塩の房」「木の房」「熱の房」「石の房」と呼ばれるサウナなど多種多様に用意されていて、リラックス度合が高い。
お湯は東京特有の琥珀色の温泉で、効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、運動マヒ、慢性消化器病、痔症、疲労回復など。
23区からちょっとしたドライブとかで、奥多摩までは行かないけど、どっか郊外に、そして日帰り湯でもというときにピッタリの温泉。

ロテンガーデン
東京都町田市相原町35
10:00~24:00(最終受付23:30)
定休日、偶数月の第1木曜日
<平日>
大人 --\1000
小人 --\500
<休日>
大人 --\1200
小人 --\600
レンタルタオル --\200
※タオル バスタオルは有料のため、持ってたほうが無難。
─HP─
]]>こちらの「Terme VILLA ちゅらーゆ」は2004年にオープンした日帰り温泉である。サンセットビーチと名高い海水浴場がまん前の野外温泉プールがある(温泉プールは水着着用)。
また、隣接している「ザ・ビーチタワー沖縄」に宿泊すると、滞在期間は何度でも無料で温泉に浸かれるので、お勧め。
温泉はシンプルに内湯と露天とサウナ、そして野外プールという構成。
泉質は、ナトリウムの炭酸水素塩温泉で、お湯は無色透明。なんと、露天は源泉掛け流しである。お湯が柔らかくて、ヌルヌルしている。湯上りも肌がしっとりとしてスベスベだ。
効能は、きりきず、やけど、慢性皮膚病、神経痛、筋肉痛、関節痛など。沖縄の亜熱帯な気候で浸かる温泉もまた風流があるものである。

「Terme VILLA ちゅらーゆ」
沖縄県中頭郡北谷町字美浜2番地
10:00~23:00(最終受付22:00)
<平日>
大人 --\1000
小人 --\700
<休日>
大人 --\1300
小人 --\700
※タオル バスタオルは有料のため、持ってたほうが無難。
]]>人間は
こうでなくてはイカンのだ
「上を見て 生きる、下を見て 暮らす」
ほとんどの人はその逆の生き方やねン
上というのは志のこと
下とは生活ということャ
現大統領:
「いえいえ。政党が違えど、我が国を想う気持ちは同じ。やはり私は先人から学ぶことばかりです。ぜひ今後ともいろいろとご教授ください」
前大統領:
「その君の謙虚さがきっとこの時代にマッチングしたんだな。私は多少強引なやり方だったのかもしれん。ところで前政権として相談なのだが・・。」
現大統領:
「相談だなんて、めっそうもない。何でしょうか」
前大統領:
「いや、ほら、アレだ。例のヌーディストビーチ撤廃の件だが。あれは勇み足じゃないだろうかね」
現大統領:
「ああ、そのお話でしたか。参謀長官にも伝えましたが、あれはあくまでも民衆の声を私は政策として掲げただけですよ。民衆は求めてない。それだけです」
前大統領:
「いや、そうはいってもね、君。アレはあれでいいものだよ。私も寄宿校時代のヴァケーションで行ったものだ。民衆の声も大事だが、世の中にはガス抜きだって必要なのだよ。そう頑なにならなくてもいいじゃないか。」
現大統領:
「だから貴方には成し遂げた政策がないのですよ。戦争やって終わりじゃないですか。政治はそうじゃない。あんな海岸は明日にでも禁止するべきです。開放する理由なんてない」
前大統領:
「君も案外頑固者だな。君は本当のヌーディストビーチを知らないから、頭ごなしにそう言うのだ。こうやってだな、ズボンを脱いで私の自由の女神を太陽にさらしてだな」
現大統領:
「まったくこんなところで突然脱いで。そんなことが許されるとでも。親子2代続いた政治一家だとしたって、いまは私が大統領だ。そこまで食い下がらないなら、いっそのこと白黒つけようではないか」
前大統領:
「白黒? 白黒ならとっくに我々の肌の色でついているじゃないか。」
現大統領:
「・・・」
ゴォオーーン。
良いお年を。
]]>