2004年10月18日

ChariChari「In Time」

ChariChari(aka:井上馨)の「In Time」は往々として紅葉が始まるちょっとした時期に聴きたくなることが多い。

それは、朝起きるといつの間にやら夏の湿気を含んだ空気ではなく、乾燥した空気があたりを包む午前7時の布団の毛布が恋しい季節であり、冷たい麦茶ではなく湯気の溢れるティーポットをいつに間にやら選んでいる一日であり、銀杏並木が黄色く落ち葉で溢れている季節でもある。

Charix2にはどこかしらそんな効能があって、夏のあいだに忘れかけていたものを呼び起こすアルバムらしい。
今日も空蒼く澄んだ一筋の巻積雲を眺めつつこのアルバムを聴きながら出社した。日本に数多くいるミュージシャンの中でも取り分けグローバルな音楽性を持つ井上馨は、メジャーなイメージはないこそのリリースされたアルバムを聴いてみればきっと病みつきになるであろう。エスニックの漂うワールドミュージック以上に心地よいトラックが並ぶ。

9曲目の「Aurora」は哀愁漂う名曲。恍惚感がどこまでも突き抜ける。
これと電グルの「虹」が野外で連続して流れたら泣きます、自分。

*

3日以上続いているからもう坊主じゃないので告知。
マラソン始めました。

帰宅後、トレパンに着替えてしばらく使うことのなかったメモリースティックの音楽プレイヤーを引っ張りだしてエッチラオッチラと20分程度ジョギングを日課に掲げることにしている。

実は、こんな美女は見たことがないというほどの女性が日頃からマラソンしているのに目を付け、お近付きになろうと匿匿とプロジェクトを進行し、友人に助言を求めたところ「やっぱ、そりゃ走るしかなくね?それが一番だよ」と明晰な回答を戴いたからである。
普段マラソンなんぞはブラウン管の向こう側の出来事だったワタクシも、これはとばかりに・・・・。
と、そんな洒落にしかならない冗談を差し置いてとりあえずマラソン話。

もちろん運動不足の為に走ることにした。一番のきっかけは先日の人間ドックの結果が〝痛い〟診断であったし、仕事柄動くことが少ないからである。

弁明するわけでもないけれど、これでも中学生の若かりし頃は学年でマラソン10位くらいに常に入る男で、マラソンは死ぬほど嫌いなスポーツであるわりには─それは今も変わらない─得意な科目だった。
校舎の裏が迎賓館で、授業になるとこの周囲を走った。確か迎賓館は外周が3.3kmある。

フフフ、四谷のQちゃんと名高い僕ですよ、もう十数年前とは言え、昔とった杵柄。チョロいもんである。
まぁ、自己ベストは無理としても2分くらい落とすぐらいかな。
そんなわけで走る。

エッホ、エッホ。ハイ、3分経過。つ、辛い、足がもぎ取れそうだ。オゥ、内蔵がでんぐり返ししましたYo。
カラダが「もうそこまでにしとくんだ、ジョー。見てられん。」と訴え、涙を流しながらタオルをリングに投げる姿が浮かぶ。
もしかしたら知らないうちに俺だけ放射能でも浴びているのかもしれない。
とにかく体力が底値更新しまくり。

5分も過ぎたところで死ぬかと思いました。マラソン、意外と健康に良くないアルネ(王大人みたいな中国人が不法労働先の中華レストランの更衣室で腹掻きながら東京国際マラソンの中継を見て一言)。

それでもまあ、「坊主・ザ・スリーデイズ」の展開も阻止したいんで今日も走ります。一応ね・・。

blank_space
投稿者 ko : 2004年10月18日 10:22
コメント
blank_space
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?






blank_space
Powered by
blank_space