西武新宿駅から徒歩1分、パチンコ屋の裏にあるロックンロールなマクドナルド方面を歩いて、コンビニをすぎた先にあるのが「大衆酒場 黒潮丸」。
ここは新橋か、海の家か?と思うぐらいに、わいわいがやがやと騒がしく声が飛び交い、活気ある屋台風の店。
目の前にある七厘を炊いて、網で鮮魚を焼いたり、地鶏ゆず胡椒を焼いて食べるのは、まさに豪快そのものである。
半生のエイヒレをさくっと炭で炙って焼酎を呑むというのは幸せだし、さざえから滴る貝汁に醤油を垂らして焼きあがるまで我慢するのも一興だ。
海のネタ・山のネタとたくさん揃っているので、魚嫌いな人(もしくは逆)も安心。
ここの野菜スティックは、セロリの葉っぱがワッサーと地面から抜いたままの状態で出てくるので、頼んでみる価値があるかも。けっこうどの席も頼んでいるようである。
そして締めで、いか茶漬け。いかの塩味がスープに溶け込んでいて、酔いちくれモードで啜るのは格別。
焼酎は450円程度。ホイスがあるのが面白い。ホイスは、まだウイスキーが庶民の高嶺の花だった時代に呑まれていた大衆的なお酒で「ホイスキー」とかって呼ばれていたという話が残る、昭和な飲み物だ。ホイスと焼酎と炭酸を4:6:10の割合で割るのがポピュラーだとか。ぜひ、話のタネに。
なお、この店の隣りにはフランス料理のスタンドバーがあるので、ちょこっと歩くだけでハシゴもできてしまう〝呑んだ暮れエリア〟だ。
大衆酒場 黒潮丸
新宿区歌舞伎町2-45-8 セントラル三洋ビル1F
17:00~23:00
日曜、定休
海鮮炙り銀ダラカマ --\400
海鮮炙りハラス --\420
海鮮炙り半生エイヒレ --\480
海鮮炙りサンガ焼き --\490
海鮮炙りイカわた入り一夜干し --\450
海鮮炙り一夜干し盛合せ --\950
山菜炙り地鶏ゆず胡椒 --\400
山菜炙り野菜盛り --\460
山菜炙りトントロ --\480
山菜炙り豚ロース味噌漬 --\460
活サザエ(2個) --\650
マグロのねぎまみれ --\470
マグロぶつ --\450
〆鯖 --\360
温玉マグロづけ丼 --\570
いか茶漬け --\420
生ビール --\480
梅サワー --\380
緑茶サワー --\380
一番札(麦) --\450
さつま島美人(芋) --\450
白波(芋) --\450
桜島(芋) --\450
ホイス --\380
歌舞伎町ハイボール --\380
etc
西荻窪駅南口から徒歩1分のところにある、「加賀家」。
複数の選択肢からチョイスする具合に、豚骨ベース(こってり)/魚介系(和風)でスープが選べ、さらに(醤油・塩・味噌味)から味を選ぶ。中太縮れ麺(酒井製麺)が特徴的。
家系なのかは分からないけれど(最近まで店の前にあった家系と書いてあるのぼりが消えていた)、こってりとした豚骨スープは澱みがなく、万人向けに食べられる味である。チャーシューはかなり柔らかく味が染み込んでいるのでお奨め。やはりというか、この手合いのスープは中太麺との相性がよい。
量的には若干少なめなので、大盛りでもいけそうである。
この界隈は焼き鳥屋「戎」(えびすと読む)や、立ち食い寿司、タイの食堂など、かなりの呑みどころでもある。その帰りに一杯ラーメンを啜るなら、ここだろうと寄る人が多かったりもする。それはそれで、カロリー計算が怖いわけだけれど。
こってり豚骨醤油ラーメン(600円)
※無料券を使って味玉が投入されている。
加賀家
杉並区西荻南3-11-10 JBCサウスビル
月~木11:30~03:00
金11:30~03:30
土日祝11:30~02:00
こってり豚骨醤油ラーメン --\600
さっぱり和風塩ラーメン --\700
加賀家そば(醤油・塩) --\800
加賀家そば(味噌) --850円
つけめん --\700
我が家で育てているクワズイモが元気がなくなって数週間経つ。
クワズイモは観葉植物で、芋とはなっているけれど、食用ではなく、大きな南国的な葉が魅力的であるカワイ子ちゃんだ。肥料もこれといって必要ではなく、部屋の中で育つので、不精&ヘナチョコ園芸部員の自分に好都合の植物である。
ところが、この育て甲斐がある超初心者用の植物、高円寺にある植木屋さんに勧められて育てて、数ヶ月、たった数ヶ月で思わしくない状況になってしまった。
葉っぱが黄色い。あきらかにシナシナしていて元気がない。つねにゲンナリしている。
クワズイモよ、ごめんな。俺がこんなんで君に迷惑ばっかりをかけてしまって・・・と、泣き暮れても相手は植物なので、復活してくれるわけでもない。
どうしようかと考えていたところに、偶然にも同じ悩みを持つ人たちがいることを発見した。
某SNSのコミュニティ「ベランダ園芸部」に、〝クワズイモが元気ない〟みたいなトピックスがあった。
ロムってると、どうやら根が張りすぎているか、芋の部分が腐ってきているのが原因であるようだ。
我が家のイモ子ちゃんは、まさに後者に該当する。
芋の部分がブニブニしているのだ。
太陽に当たればどうにかなるだろうと、屋上に放っておいたが、どうもそれは逆効果のようだ。
〝腐った部分は早急に取り除く〟というのが一番効果があるという。
日曜日の週末は屋上でイモ子ちゃんと戯れるのもいいかもしれない。
諸事情により(といっても明るい事情ですが)、冷蔵庫がいらなくなりました。
まだまだガンガン使えるシロモノですので、もったいないなぁと思い、誰かにタダでお譲りしようと思っています。
これから引っ越しを考えている、一人暮らし~二人暮しの方には便利かな?
冷蔵庫の画像とか型式とかは、下記メアドに送っていただければ折り返し連絡しますので、ご関心がありましたら、知人じゃなくてもお気軽にどぞ。
東京23区内で取りに来てくれる方、大歓迎♪です。
とりあえず涙します。
仕事中に見ると業務効率が落ちるので(泣くから)、危険でしょう。
逸見さんのウィキペディアは、もう安藤優子のくだりで泣いてしまう。
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ベタだけど感動するフラッシュ。
こういうのに弱いです。動物ネタは悲しいね。
─クドリャフカ─
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ドラえもんの最終回はあまりにも有名なネタ。
それでもやはりいつ見ても・・・。
本人ではないのに、藤子・F・不二雄の画風そのまま。素晴らしい。
そして泣ける。
RPGに顕著して見られるように、ゲーム内に経済社会が持ち込まれているというのは一般的だ。
例えば「ドラゴンクエスト」では、G(ゴールド)という貨幣が流通していて、ヒットポイントを回復するのに宿屋に宿泊したりすればpayするし、武器や防具を購入する時にもG(ゴールド)を通じて売買されている。
基本的にプレイヤーが死なない限りG(ゴールド)は貯蓄できるという特性がある。こういった貨幣は、同ゲーム内で帰結している貨幣であり、貨幣価値はゲーム内に留まるというのが従来からの常識であったのだが、最近、その常識を覆す、あるゲームが注目を浴びている。
「セカンドライフ」というゲームだ。
このゲームがほかのRPGと大きく異なる点は、ゲーム内で貯蓄あるいは売り買いしている貨幣が、そのまま現実社会の貨幣に換金できるという点だ。つまりはオンラインとオフラインの社会を交互にやり取りできる貨幣を使ってゲームを進めるということになる。
もちろんクレジットカードなり現実社会での貨幣を持たない限り、オンラインゲーム上で持ち込めないわけだけれど、100ドルの所持金がオンライン上で150ドルに増えた場合、現実社会の貨幣に換金して利用できるのだ。
オンラインゲーム上では、当然のことながら、市場経済さながらの経済社会が見込まれていて、仮想社会でビジネス展開もできるというすごさ。
英語版の「セカンドライフ」を利用しているプレイヤーの中には、年間1万ドル以上を稼ぐ者もいるのだとか。
実際に大手企業も注目をしているようで、仮想社会でのコンサート会場のスポンサーにコカコーラがなっていたりするようだ。
あとはコンピューターが自我を持ち始めたりしたら・・・。
Matrixの世界は近づいているのだろうか?
でも仮想現実である限り、神は不在ではなくて、つねにアーキテクチャとして存在する。
それがバーチャル社会だ。
興味のある方はコチラに。僕は20年以上ゲームしていないので、アレですが。
知人が公開しているダイエット日記にインスパイアされて、よし自分も・・・と、一発奮起した摂食のはずだったけれど、〝グルメの秋〟にダイエットするのは、禁欲中なのに巨乳に囲まれ、しかもおとなしくしていろと命令されているのと同じくらい酷というものであることが最近になって判明した。
決心だけはハリウッドレベルを誇りつつも、公約違反は政治家以下というだらけっぷりなお決まりコースで、バクバクと昨日も今日も飯を食って酒を呑んでいる。
さすがに、これじゃイカンと思い、日曜日、代々木公園で開催していたアースデイで、自然農法がどうのこうのっていう玄米(500円/㌔)を購入した。
アレコレ調べてみると、世の中はどうやらいろんな場面で便利になったようで、特別な炊き方をしなくても、電子ジャーに〝玄米〟のボタンさえあれば、あとは機械がどうにかしてくれるらしい。
文明社会である。
コジカ君から借りパク中の電子ジャーにもたしかそんなボタンがあったけ。研ぎかたも、サラっと水洗いをするだけでOKのようだ。
玄米に白ゴマなんぞを振りかけて、一汁一菜に心がけ、オカズを豆腐オンリーにして、最終的には、霞を食って生活している仙人みたいになりたいと思う今日この頃だ。
と、ここまで書いた後に、今週は新宿で天ぷら三昧という、まるで肥満体験コースともいえそうな食事会があるのを思い出した。
しかし、まあ、1日ぐらいはよいではないか。お代官様がウイスパーモードで囁く。そこの染物屋の娘よ、近こう寄れ。越後屋、お主もワルよのう・・・。
秋の夜長は楽しいことばかり。
駄菓子屋で20円の棒アイスを食べ、10円の駄菓子を主食としている僕らにとっては、いまで言えば2千円のアイスを食べるぐらいのノリがあって、それは到底かなうものではなかった。
100円玉を握り締めて駄菓子屋に向かい、「おばちゃん、これ頂戴」と言って、このアイスを買う子供は皆無で、たとえそんな奴が周りに居たとしても、そいつは少々変わった奴だっただろうと思う。ようするに駄菓子屋だろうと、一線を画した存在だったのだ。
つまりは大人と一緒じゃないと食べられないアイスであった。
そしていま思い起こしてみると、このアイス、何度か食べたことがあるんだけど、不思議と味の方については記憶がない。その煌めいた宝石っぷりだけを不思議と覚えている。
恐らくは、当時としては斬新的だっただろう、黒で統一された箱はいまでも通用するデザインだ。
ワクワクしつつ蓋を開けてみると、そこには大雪原のように曇りのない白一面のアイスに浮かぶ、赤とか緑の宝石に模したコリコリした氷。
とにもかくにも、夢のようなアイスである。
時代の変遷とともに、いつのまにか消えてしまった「宝石箱」。
もう食べられないのかなと、半ば諦めていたら、これがなんと、いまだったら雪印のアイスを購入すると抽選で当たるらしい。ただし、非売品だ。復刻販売の予定はなし。
常日頃からクジ運ゼロという人生を送っているので、僕には当たりそうな気配がありません。
だれか食わせてください。
─詳細─
人生を選べ、キャリアを選べ、家族を、テレビを、洗濯機を、車を、
CDプレイヤーを選べ、電動缶切り機を選べ、
自己中心のガキになることほどみっともないことはない。未来を選べ・・・・。
だけど、それがいったい何なんだ?
Choose Life. Choose a job. Choose a career.
Choose a family. Choose a fucking big
television, choose washing machines, cars,
compact disc players and electrical tin openers.
Choose good health, low cholesterol,
and dental insurance…・・・・・・・
Choose your future、Choose life!
映画『トレインスポッティング』
Beyond the Infinite(JUNO REACTOR : Cleopatra )
1995年発表された同名アルバムの再発盤。
破竹の勢いで次々と曲がリリースされるトランス音楽界で、10年以上の時を隔てていても、決して古臭くない音であるのは、さすがというもの。
まさにトランスの大御所で、この当時から民族音楽やロックの要素をふんだんに使っているのはJUNOだけであった。
1曲目の「Guardian Angel」はトランスの歴史に残る名作。ドライブ感がみなぎるトラックだ。
そして、『あなたは太陽・・・』『あなたは光・・』と日本語で語りかける「Samurai」。
あの頃のパーティで、朝方に流れた同曲で泣いた人(と同時に上がった)も多いはず。
僕もその一人。
夜の闇から徐々に明るくなって、初めて分かる周りで踊っている人たち。
どの顔も調子が良さそうな雰囲気たっぷりだ。
山の合間から太陽が昇る。景色がキラキラと映って、蛍光色のゴアパンがステップを踏んでいるのが土臭くてたまらない。
そんな時、JUNOが待ってましたとばかり「Samurai」を流す。
ねえ、こういうので、昂奮しないわけないじゃん。そうでしょ?
11月4日(土)、ひさびさに、じつに3年ぶりにこのお祭りが復活だ。
「はらっぱ祭り」
武蔵野の緑が色濃く残る景色の中で開催されるお祭りで、響き的には〝おまつり〟といった部族的な祝祭の様相である。
昔ながらのヒッピーが集まったり、ジャムバンドの演奏があったり、和気藹々と和やかなムードで、森の中にある屋台ではインドの薬草を売る仙人みたいなヒッピーとか、南米のお香をお店に置く旅人とか、梅干の焼酎があったりする。
諸事情で開催が危ぶまれていただけにこの復活は嬉しい。
コチラは数年前のはらっぱ祭りの写真。
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さて、11月4日のもうひとつのイベントとして、これもある。
青山にある写真ギャラリー「RATHOLE gallery」で森山大道の写真展とサイン会。
未発表作品のモノクロームを展示していて、しかも新しい写真集「it DAIDO MORIYAMA」の販売を機にサイン会が催される。
それにしても、この日は、どちらに行くべきなのだろうか。晴れたらはらっぱ祭りに行って、雨が降ったら写真ってことになるのかねぇ・・・。
森山大道の写真展は、11月19日(日)まで開催。12:00~20:00で月曜が定休。
友人からの1本の電話。
「ねえ、ちょっと、渚のHP見てみなよ」と、彼が言った。偶然にもブラウザを立ち上げて、別の調べものをしていたので、渚のHPにすぐにアクセスして、ビビッた。JUNO Reactorって書いてあるじゃん。
「ねえ、ジュノリアクターって書いてあるよ。」思わず信じられなくて呟いてしまった。
「そうでしょ」彼はそれだけ言うと、黙った。受話器越しでニヤニヤしているのが想像できた。
渚に行くなら2日目でいいやと、前売りを買わずにダラダラしていた自分の運の良さに朝から酔いしれそうになった。
1日目の渚に行こう、すぐに決めた。
*
*
やっぱ、2日目に客が集中するのだろうか、トリのジュノでもギッシリじゃなくて、踊れる空間があってラッキー。
インターナショナルな米米クラブといった感じのジュノだったし、ライブも1時間だったので、もっと演奏して!と、少々物足りなさもあった。でもそこを突っ込むのは贅沢というもの。やはりトータルで満足できた。
映画「マトリックス」2作目の高速道路のシーン(モーフィアスと白いドレッドの双子、そしてエージェントが格闘する場面)で挿入されていた「Mona Lisa Overdrive」、「Bible Of Dreams」のアルバムにはいっていた「God is God」と「Shark」(たぶん・・)、アコギの音色の出だしがメロウな「Pistolero」と、これぞジュノって曲を演奏。懐かしくてうれしくて泣けた。
で、アンコールなんてないのかなーと思っていたところに、流れた「Conga Fury」。鳥肌がたって、漏れそうになる。三十路を過ぎたトランス野郎はそういう演出にじつに弱い。一人でキャーとか叫んでしまった。
JUNO Reactor、トランス界の重鎮はまだまだ現役だったぜ。
この日はジュノだけでなく、LITTLE TEMPO、DJ BAKUのライブ、そしてGOA Trance Zone では、RAY CASTLE、DOMINO、TEOが回した。
LITTLE TEMPOは、スティール・パンのメロディが気持ちいいレゲエ・ダブ系サウンドのバンド。結成してから13年も経つ。とにかく南国的に爽やかな音で、自然と踊ってしまう心地よさだ。日本にはこういうバンドだってある。ぜひ聴いて欲しい。
─公式HP─
DJ BAKUは、DJ Krush以降のシーンの担い手であるAbstract系のターンテーブルDJ。3台あるターンテーブルにCDJ、それにエフェクタやカオスミキサーをたやすくこなす音回しはまさに神業。次から次へとうねりだすトラックは「本当に手は二本だけなのか?」と疑いたくなる。
─公式HP─
そして、ゴアではRAY CASTLE、DOMINO、TEOの海外アーティストが揃った。
トランスというよりプログレ的なRAY CASTLE(でも、しっかりと客をもっていてしまう)、夕暮れに響き渡るDOMINOの攻撃的なDJと、ダークサイケの代表TEOの重たい音。
音楽三昧のお台場ポート。そうして夜が更けましたとさ。
今日は13日の金曜日。
13日の金曜日に、イエス・キリストがゴルゴダの丘で処刑されたから不吉であると倣わしめられているのは、意外と俗説のようで、実際には数多くの由来に関する諸説がある。
※ちなみにゴルゴダの丘というのはディーク東郷が主人公である「ゴルゴ13」のネタ元だ。それぐらい東郷という男は不吉な存在ということかもしれない。
さて、この日を不吉としているのはキリスト教圏が強い影響を受けていると思われがちであるが、実は〝13日の金曜日〟を縁起がよくないとしているのは、英語圏の国・ドイツ・フランスなどと限定されていて、イタリアやスペイン語圏ではそれぞれ別の日が敬遠される傾向がある。
イタリアでは〝17日の金曜日〟がそうであり、スペイン語圏では〝13日の火曜日〟がそれにあたる。
数字の不吉性と曜日の不吉性がそれぞれ独立して存在していたのが混じりあって一つになり、〝13日の金曜日〟となったらしい。
日本では語呂合わせから4が〝死〟に、9が〝苦〟を連想するとして敬遠されるのに対し、キリスト教圏で〝13〟という数字が不吉というのは、キリストの最後の晩餐に13人の人がいたから、13が不吉な数字とされたというのが、「ゴルゴダの丘」説の対抗馬のようである。
一方、金曜日が不吉な曜日とするのが案外と出自が不明瞭のようだ。
神話上で、魔女と悪魔が悪事を働いていたのが毎週金曜日だったというけれど、これはどうだか。
*
*
そして、この縁起的慣わしのロジックを見事に利用して完成されたのが、ご存知「13日の金曜日」シリーズ。
ホラー映画の代表作であり、1980年第1作以降、シリーズで11作目まで存在する。ホッケーマスクを装着して殺人を繰り返すジェイソンの姿は本編を観たことがない人でも知っているだろう。
同じくホラー映画(スプラッタ映画)の金字塔「エルム街の悪夢」のフレディと対決した、「フレディVSジェイソン」といった作品もあり、オリジナルの世界観を超越して活躍している。
なお、13日の金曜日は、不吉だ、縁起がよくないなどと言われつつも、太陽暦(グレゴリオ暦)では、1年の間に必ず1日以上がその日にあたって、じつは13日が金曜日になる確率は一番高い。
秋の夜空が広がる10月13日、今宵、こんな話を何処かの酒場でするのもよいかもしれない。
株式会社NTTデータの企業活動の一環としてスタートしているものの、企業臭が鼻につくようなことはなく、書き手が良質の文章を提供できる場を設けているのが、この「先見日記」。
日々の生活の中から何かしら将来に向けてのヒントになるようなことをと、お願いしたと書いてあるように、独特の視点から展開される文章は素晴らしい。
そして何よりも、こういった優れた文章が、インターネットが接続できるありとあらゆる場所から無料で閲覧できる、というのが最大の恩恵である。
書き手は以下のとおり。RSSも配信しているので、最新情報をチェックするのにもラクだ。
個人的に大好きな作家である「駒沢敏器」「赤瀬川原平」の御二方が作家陣にいるだけで、僕はお気に入りに無条件に登録。
<作家陣>
駒沢敏器
飛幡祐規
赤瀬川原平
伊藤ガビン
佐山一郎
しりあがり寿
いとうせいこう
遠藤 諭
片岡義男
斉藤かぐみ
坂本龍一
中嶋朋子
港 千尋
─先見日記─
Webにもあるんだから、俺にも。
*
*
<俺2.0>
・鏡で見たら、微妙に昨日よりイケてる気がする。
・歩いていても靴紐がほどける気配がない。
・普段は満員電車な通勤がすぐに座れた。
・でも、目の前に妊婦さんが立ったからすぐに譲る。
・所帯持ちも悪くないと思った。
・CISCOで買ってきたイスラエルのレーベルのCDが音飛びゼロ。
・「男はつらいよ」で号泣。
・少しだけ、ほんのチョッピリだけ、ウエスト回りが緩くなった。
・途中駅でお腹が痛くならない今朝。
・突然、三都主に好意的になった。
・糸を垂らしただけで釣れてしまうんじゃないかという入れ食いっぷり。
・ムロアジしか釣れないと思ったらサバが食いついた。
・今日にかぎって〝はぐれメタル〟が一向に逃げ出さない。
・数年ぶりの合コンだからといっても、衰えていないことを認識。
・押入れから出てきたTranswaveのアルバムに久しぶりに聞き惚れる。
・「私、あなたのピロートークでメロメロ」と、田中麗奈がしなだれる夢で目覚める。
・「スラムダンク」で号泣。
・父ちゃんの入れ歯が見っかった。
・さんざん失敗しているカメラの現像が成功。
・ふと、携帯を見ると、キャバ嬢からの着信メールが・・・。
・自動販売機の小銭投入口に投入したお金が返却口から出てこないで買えた。
・すばやさが〝3〟あがった。
・ブラックライトでビカビカ光るスペーストライブにやられない自分がいる。
・慈愛あまねきシヴァ神の御名において、あなたにも神のご加護がありますように。
「the原爆オナニーズ」
グロ映画の題名ではない。
1982年に結成された日本が誇るパンクバンドの名前であり、現在もなお、活躍中である。
その原爆の結成20周年記念に行なわれたLIVEのファイナル@名古屋トクゾー(2002年10月13日)を、そのまま収録した貴重な一枚だ。まるでブートかと思うぐらいの臨場感というかパンクテイスト。
けっしてメジャーに溺れずにロッケンロール街道を突き進んだバンドのライブアルバムがここにある。
*
*
1990年代前半、まだ20歳にも満たないパンク大好きっ子時代、僕は「the原爆オナニーズ」のライブを観にいったことがある。
Schottのダブルのライダースにトリコロール色のリストバンドをつけて、10ホールのマーチンを履いた格好で。
いま思えば、アイラブ初期パンって具合のいでたちなわけだけど、当時はこのファッション以外に選択肢は無かったのである。
さて、意気揚揚として扉をくぐったライブハウスは、ものすごい熱気だった。モヒカンや鋲だらけの連中が特有のモッシュ(押しくらまんじゅうのようなもの)をする。ボーカルが吼える。ひたすら暴れて暴れまくるというライブのドライブ感は、パンクバンドならではの昂奮で、翌日には身体中が痣だらけだった。
その当時の思い出は遠い昔日であるわけだが、このライブアルバムを聴くと、もう一度暴れたくなってくる。
ライブそのものを〝音〟に閉じ込めると、こんなアルバムが出来上がるのだろう。
全ての楽曲が僕が行ったライブと同じ(若しくはそれ以上の)ボルテージであることに驚く。
最近じゃパンクを聴くこともなくなった僕だけど、心の中じゃいつだってシドがいるし、江戸アケミがいる。
そして、もちろん「the原爆オナニーズ」も。
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.森高千里 - 渡良瀬橋 (WARNER)
2.小泉今日子 - 木枯しに抱かれて (VICTOR)
3.ユニコーン - 立秋 (SE)
4.サザンオールスターズ - YaYa(あの時代を忘れない)(VICTOR)
5.Boowy - 季節が君だけを変える (TOSHIBA EMI)
夏のようにタンクトップや短パンで遊べるほどではないけれど、湿気が少なくて涼しいことから秋には秋らしくちゃんと野外のイベントがあったりする。
10月第一週の連休に郊外で3日間のパーティがあるのをはじめ、都内では下記の通り毎週催され、〝おまつりの秋〟といった華やかさで楽しい。
第二週の渚音楽祭初日にはRay Castle、TEO、DOMINOが、2日目にはRajaRam、TSUYOSHI、KAORU INOUEがプレイと、なかなかの豪華っぷり。
第三週は、築地で、市場の魚が半額だったり呑んだり食べたりするお祭りが、そして翌日の日曜日には、代々木公園でアースデイのマーケットが開催。
農薬や化学肥料を使わない野菜やらオーガニックコーヒーなど、自然に優しいお店が集まりそうな雰囲気。
第四週は、先週に引き続き、代々木公園でアースガーデン。
春と秋に開催されるアースガーデンは踊れて呑んで遊ぶ楽しいイベント。
お香のショップやアジアン雑貨のショップなど代々木公園らしいお店が勢ぞろい。
都内で開催するこれらのイベントで迎える秋の週末もいかが。
渚音楽祭2006 秋
@お台場ポート 10月14日(土)、15日(日)
─More INFO.─
飲みねぇ食いねぇ釣りねぇまつり
@築地場外市場 10月21日(土)10:00~14:00
─More INFO.─
アースデイマーケット
@代々木公園 10月22日(日) 10:00~16:00
─More INFO.─
アースガーデン 秋
@代々木公園 10月28日(土)、29日(日)
─More INFO.─
U-Turn(KOXBOX : Twisted 2006)
KOXBOXが帰ってきた!
前作から5年ぶりとなるこのアルバムは、かつての相棒IAN IONやEAT STATIC、DEEDRAH、ABSOLUMらの豪華サポートと共に作られた。
特にかつての相棒のIAN ION(現SAIKO-POD)との共作が3曲収録されているのが嬉しい。
そして、声を大にして言いたいけれど、もしサイケデリックトランスやゴアトランスを少しでも齧っている人だったら、このアルバムは必ず聴かないといけない。
普段聴いているトランスが少し色褪せてくるだろう。
トランスとテクノの違いとかに興味がない人は聴かなくても構わない。ただ、もったいないだけだ。
サイケデリックというのは、KOXBOXが創り出す曲がりに曲がって展開を繰り返す、こういうアルバムのことを指すのだ。
細胞がざわついてくる。
そして、もしKOXBOXのライブが間近であるようだったら、絶対に行くべきだ。
日常から逸脱した違う世界に到達できることを保証する。
ライブはアルバムとはまるで違う世界が繰り広げられる。
そういうことができるアーティストは、僕の知る限りKOXBOX以外には思いつかない。
ひさびさにJuno Reactorが来日。
「Matrix」のサウンドトラックを手がけるようにまでなったジュノは、すっかり〝外タレ〟扱い。
今回は、品川のStellar Ballでライブ。でもオールナイトじゃなくて2時間程度のプレイらしい。
それって、たんなるコンサートなんじゃ・・・。
有名になったとはいえ、90年代前半~のベイホールの頃や岐阜の野外の頃のように、朝方まで遊ばせて欲しいよね。
ということわけだから、個人的には非常に久しぶりにJunoサウンドを楽しみたいのだけれど、今回は行かずにパス。
だって2時間で満足できないし。それにまあ、来週には渚が控えているから摂生すればいいかなみたいな。ちなみに渚でRayが回すよ(14日の初日)。
Juno Reactor
October 7th (sat) Open@18:00 / Start@19:00
Venue: Shinagawa Prince Stellar Ball (Shinagawa)
Tickets: Advance 5500Yen / Doors 7000Yen
メインライブはKOXBOXだ。場所も玉川キャンプ場と、青梅街道の一般道で2時間足らずで到着できるロケーション。
今回は「気合ぶっこいてパーティだ!」として意気揚々と遊ぶのではなく、「キャンプしてたら音が鳴ってたね」ぐらいのテンションで行ってみようとする。
飯関係も充実するようにと焼肉なんぞをしてみたり。そうすれば、期待はずれのショックも少ないだろうからと思ったわけである。
天気もそんなに悪くない。気温も寒くない。
ということで、ひさびさの野外で感じたのは、毎週のように野外に繰り出していた時だったら見落としていただろう愉しさを拾い上げていたということ。
焚き火の匂いを嗅いだ時の昂奮、山の中に漂うインド香が気持ちを昂ぶらせてくれて、緑の山を背景にして張られているバティックのデコレーション、徐々に明るくなって分かるフル笑顔のみんな。
こういうのは毎週のように何処かの山やビーチのパーティに繰り出していた時には〝当たり前〟だと思っていたわけだけれども、ひさびさに味わうとありがたみというのが沸き起こるわけである。
まあ、それぐらい飢えていたのかもしれないけど。
そして、現地集合的に、ひさびさに知り合いと再会できたのもよかった。薪をくべつつ、とりとめもない会話をして、みんなで回すというのは、なんというか、やはり、かけがいのない貴重な時間のようである。
さて、明け方5時過ぎに始まったKOXBOXのライブ。
縦ノリと横ノリが合わさった物語のような感じだ。
上から眺めていると、KOXBOXの音にやられたギャルとかギャル男が大量に退散しているのが笑った。
そんな自分も、ステージ近くで踊ると、KOXBOXの世界に引きずり込まれて大変な目に逢いそうだったので、少し高い丘みたいな位置のフロアが見渡せるところで踊りつづけた。
そして、ライブのあとのFrankのDJもウニョウニョしていて、そりゃもう・・・。ウヒョとかエヘとか一人ごちに呟いていた。
サイケデリックの真骨頂。曲がりすぎのサウンドは気が触れてしまいそうな完成度。
KOXBOX最強伝説だ。
何枚かモブログに写真をアップしているので、そちらもどうぞ。