2008年11月29日

日帰り温泉

日帰り温泉といえば、東京都内だったら、もう数年前から深大寺の「ゆかりの湯」がダントツでブッチ切りの一位なんだけれども、どうも繁忙期が続くと「天然温泉むさし野湯らく」に足を運んだりする。JR吉祥寺駅三鷹駅、西武新宿線田無駅西武柳沢駅のそれぞれから送迎バスを出し、年中無休がモットーの日帰り温泉だ。運行時間こそばらけているけれど、会社帰りに立ち寄ってひとっ風呂浴びれたりするので嬉しい配慮で、あるいは日曜のちょっとした夕方の時間に、さてさて日帰り温泉などでもという時に便利なのである。施設は内風呂や露天風呂、そして別料金となる岩盤浴。地下1500メートルから引く温泉は東京独特の塩分の強い茶褐色のお湯で保温保湿効果が抜群。ph7.6の弱アルカリ性。適応症は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、関節のこわばり、冷え性などなど。湯上りに確認すると、かなり肌がすべすべになっていて、これで明日の仕事も頑張れるなぁなんて気持ちに。ちょっと早めに上がって、バスが来るまでレストランでよく冷えた生ビールを呑むのがこれまた至福だったり。

20081129a

「天然温泉むさし野湯らく」
武蔵野市八幡町1-6-10
年中無休(但し設備点検日は休み)
平日06:00~00:00(最終受付23:30)
土日06:00~01:00(最終受付00:30)
岩盤浴10:00~23:30(最終受付22:30)

大人 --\1560
小人 --\1050
朝風呂コース --\1050(06:00~08:00)
夜風呂コース --\1050(22:00~01:00)
岩盤浴 --\1050(60分)

─HP─

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2008年11月25日

写真展─共鳴する静かな眼差し

ブラジルへの移民100周年(だそうだ)を記念して、写真を機に両国の交流を深めようというこの企画。

森山大道がブラジルはサンパウロの姿を写し出し、ミゲル・リオ=ブランコが東京を写す。日常に潜むちょっとした暴力性が露呈する。森山大道の写真の圧倒さをまるで覆い被すかのようにミゲル・リオ=ブランコが東京をえぐり出す。早速週末に訪れてみたが、個人的にはミゲル・リオ=ブランコの写真がもっと見たかったぐらいである。そして写真展を出た時に思うのが、カメラは残酷だということ。弱者の視点から撮るとかそういう意味ではない。ファインダーから覗く絵に意味性を持ってはいけない。意味は嫌でもあとから追ってくる。絶対に。

■会期:2008年10月22日(水)~2009年1月12日(月・祝)
■休館日:月曜日(ただし、11月3日・24日、1月12日は開館、11月4日・25日、12月28日~1月1日は休館)
■開館時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
■場所:東京都現代美術館 企画展示室B2F
■観覧料:一般900円(720円)/ 学生700円(560円)/ 中高校・65歳以上600円(480円)

詳細

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2008年11月19日

Ancient Herbs & Mordern Medicines : November 2008

PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are

1.Sugar Ray - Spinning Mary (ATLANTIC)
2.Daft Punk - One More Time (EMI)
3.Boys Noize - &Down (WAS)
4.Simian Mobile Disco - Sleep Deprivation (INTERSCOPE)
5.South Centra - Golden Dawn (TOYS)

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2008年11月11日

カラオケは上々なのか

社会のシステムなんて糞食らえだ!と、四谷のシドビシャ夫はドブ板で小汚い野良犬のように野垂れ死ぬ運命を辿るはずだったのに、神様だか仏様だかジョニーロットン様だかの匙加減の手違いで、自分からスケープゴートする予定の社会システムにうっかりアサインしてしまい、往年振舞い続けていたのび太ライクな暇々生活の債務を清算すべく、毎日毎日を満員電車にゆらゆら揺られる人生を送っている。

会社は有り体に表現すれば戦場のような場所だけれど、ナレッジだのスキームだのタスクだの、果てはアクションプランなどという言葉を駆使して、パワポで資料を作成すれば幼稚園児にだって理解できちゃう上出来具合、プレゼンテーションをしようならばどんな難題だって有利に解決、発言をすればその会議に出席をしている誰よりも鋭く且つ理論的、湯水のように贅沢なまでに生み出されるアイデアはとことんオリジナルティ溢れる発想と、善良な読者の諸君ならきっと理解してくれると信じているが、はっきり言って自分の天才ぶりが恐ろしくなることもある。

同僚や後輩の熱い尊敬の眼差し、部長の安心しきった態度、派遣OL達の嬌声、どれもこれもがパーフェクトである。

しかし、そんな天才スーパーサラリーマンの私にも唯一のマイナススキルがあった。

本来ならそんなマイナス要素は伝えることすらもなく完全な姿をアピールするにとどまって幕を引くのがセオリーだが、ここはひとつ、あえて恥を忍んで私のマイナススキルを告白しようと思う。

私のマイナススキル、それは「カラオケ」である。

そう、どんな提案書だって30秒あれば作成しちゃう私なのに「カラオケ」が苦手なのだ。

いや、鬼門と言い表したって構わない。呑みの席だったら2次会だろうが3次会だろうが優しい私は地平線の果てまで付き合うのだけれど、「カラオケ行っちゃいますか?」という七三分けが酔いちくれモードで提案するアレが苦手なのだ。

千鳥足でカラオケ館に行き、曲をセットする。歌える歌は「サライ」ぐらいしかないので、毎度こんな歌を全力で熱唱してしまうと「金がねえのかな?」とか思われてしまう。

いや、だいたいカラオケで一人サライはいくらなんでも無しだろう。しかも全然締めの時間でもないし。

だから毎回、小気味よくタンバリンを振り続けるだけだ。最近はタンバリンを腰骨に当てつつ、腰をフリフリして叩くという技まで憶えてしまった。

まだまだ10代前半だったときには「飲みすぎたのは貴方の精子♪」と替え歌で「キャー、エッチィ」なんて、ションベン臭い声援を無償でいただけたが、30過ぎてそんな歌を歌った日には、たとえスーパーサラリーマンといえども、何処の僻地に飛ばされるか分かったもんではないものだし、かといってミスター・タンバリンの名称もさほど魅力がない。

歌う曲もこれから仕入れるので、修行の道である。

JunoReactorの「貴方は太陽~」というゴアトランス界のアンセムな「サムライ」があれば喜んで歌うつもりでいるパーティピープルの心掛けとは裏腹に、残念なことに大御所トランスの歌モノは今世紀中に配信される気配もなく、なにしろ今世紀は始まったばかり。そういうわけでいよいよもってカラオケソングなんてものを磨かざるをえない。

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2008年11月06日

歴史が僕を問い詰める

The ブルーハーツの歌には優しさが詰まっていると信じて疑わなかった10代(もちろん今も)、<青空>という歌の歌詞に涙しそうになったことがある。

「運転手さんそのバスに僕も乗っけてくれないか行き先ならどこでもいい こんなはずじゃなかっただろ?歴史が僕を問いつめる まぶしいほど青い空の真下で」という歌詞である。

人種問題に関する歌詞であることは言うまでもない。

先日、We can do!と声高々に叫んだ黒人は、アメリカ有史始まって以来の有色人種大統領となった。テレビで中継を見ていると、肌の色に関係なく支持をしていた有権者が喜びを顕わにしていたので、海の向こうの熱狂がダイレクトに伝わった。

黒人の有権者たちは感無量でかつ複雑な表情で、人種の壁を乗り越えた大統領を迎えた。47歳という若さも魅力の一つに違いない。

アメリカ近代史を学生時代に習ったことがあってもなくても、きっと名前なら耳にしたことがあるだろう人物にマーティン・ルーサー・キング・ジュニアがいる。キング牧師だ。アメリカの人種差別の歴史では必ず登場し、いまの<法的に人種差別のないアメリカ>の基礎に貢献したといっても過言ではない。

アメリカは100年以上前に奴隷解放宣言をしてアメリカ合衆国としての奴隷制度は廃止されたが、実のところそれから100年余りは白人と有色人種は公共の場で明確に区別されて、プールに一緒に入るなんてのは皆無に等しかった。

バック・トゥ・ザ・フューチャーでマーティがタイムマシンにて過去に戻ったとき、黒人のウェイターが働いていて、白人の店主に笑い混じりでちゃかされているが、その当時ですら当たり前だったのだ。それほど黒人は抑圧されていた。1964年に公民権法が制定されるまでは。

黒人解放運動は、ほんのつい最近のアメリカの歴史である。

さて、今回に大統領選では、1944年前後に生まれた黒人有権者もいる。彼ら彼女たちは1964年に20歳という年齢であり、2008年では64歳である。団塊の世代だ。

アメリカのこういった人種の壁を巻き込んだ歴史をずっと見続けた連中である。彼らは、オバマ大統領の時代をどう感じているのだろうか。

あの頃からたった40年余りで歴史が変わったと考えるだろうか、それとも40年掛かってようやく・・と捉えているのだろうか。

いずれにせよ公民権法が制定されてから40年後の出来事である。

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2008年11月04日

寄り道とSW

狂乱麗踊(きょーらんれいぶ)な連休といっても、騒ぎを起こしていたのはもっぱら肝臓方面で、ぶっ続けで酒を呑んでいた。

2日目の土着系ヒッピーが集ったお祭りは、まるで数年前までは当たり前だった3日間連続の<まつり>を期待させるような規模と、やっぱり独特のユルさが心地よくて、やはりこの日も呑み明かしていた。いくらなんでも3日目は肝臓を労わらないとくたばっちゃうような気がしたので、山梨のワイナリーが大集合!という触れ込みのイベントは涙ながらにキャンセルして、まったりと自宅で過ごした。

大掃除をし、肌寒くなってきたから絨毯を敷いて園芸の手入れをしたら、どっぷりと日が暮れてる。それじゃあ、まあと、朝の誓いを脳の奥底に押しやり、着の身着のままで近所の蕎麦屋の暖簾をくぐって、天ぷらと日本酒一合(ん?)とせいろをいただいた。モブログにある写真である。

今年の山梨のワイナリーの新酒は試せなかったからではないけれど、ゆっくり過ごしている夜にはアクション映画よりも単館上映しているような、小粒の珠玉というストーリーに身を任せたくなるので、書庫から「サイドウェイ」を取り出してデッキにセットした。

離婚から立ち直れない英語教師のマイルスは、小説家希望だけれども出版社は何処も連絡がなし。彼の学生時代からの親友ジャックは俳優業を営みつつ婚約者と来週には結婚するという順調な人生。

結婚を1週間後に控えたジャックと、ワインおたくのマイルスがカルフォルニアへ旅に出かける。そして二人はマヤとステファニーという女性と出会う。切なくユーモアで、でも温かくて忘れられない1週間。

「人生の寄り道」をしたくなる映画である。マイルスをポール・ジアマッティが演じている時点でおそらくは食指が動く特定の範囲に位置する観客がいると思う(僕もその一人だ)。

映画の要素のひとつとして、彼らキャラクターの対比が描かれている。マイルスは、その人物の背景どおり、マイナス思考な人物として描かれ、婚約者が居るのにナンパがしたくてしょうがないジャックは本能むき出しの楽天家という人物で描かれている。マイルスは自分以上にワインに詳しく鋭い舌を持つマヤに恋焦がれるが、失恋の痛手から立ち直っていないので、なかなか勇気が沸かない。

ある晩、ジャックがふさぎ込むマイルスに「Do not drink too much. Do you hear me? I don't want you passing out or going to the dark side. No going to the dark side!(飲み過ぎてダークサイドに行くなよ)」と釘をさすシーンがあったので、ちょっと新鮮だった。

ダークサイドといえばSWシリーズ以外は思いつかないので、こんな言い回しでも活用できるんだなぁと感心した。知り合いのイギリス人に尋ねてみると「物語の設定でジャックが映画俳優ということもあるけれど、いいんじゃないかな」とのことである。ふむふむ。「No going to the dark side!」、何かと使えそうな科白である。

how every time I open a bottle it's going to taste different than if I had opened it on any other day.今日開けたボトルの味は、今日だけの味で、他のどの日に開けた味とも違うでしょう。

というマヤの科白に酔って、さて、今宵も乾杯。

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2008年11月03日

Double Day#04

Mr. Brown/
Let me tell you what 'Like a Virgin' is about. It's all about a girl who digs a guy with a big dick. The entire song. It's a metaphor for big dicks.

Mr. Blonde/
No, no. It's about a girl who is very vulnerable. She's been fucked over a few times. Then she meets some guy who's really sensitive...

Mr. Brown/
Whoa, whoa, whoa, whoa, whoa... Time out Greenbay. Tell that fucking bullshit to the tourists.

Joe/
Toby... Who the fuck is Toby? Toby...

Mr. Brown/
'Like a Virgin' is not about this nice girl who meets a nice fella. That's what "True Blue" is about, now, granted, no argument about that.

Mr. Orange/
Which one is 'True Blue'?



snapped by: DOCOMO SH903i

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