2010年01月14日

板橋「さやの湯処」

都営三田線「志村坂上」駅A2出口から徒歩8分、首都高速5号線中台インターから5分のところにあるのが、前野原温泉「さやの湯処」。

2005年にオープンした23区では珍しい源泉掛け流しの日帰り温泉である。

うぐいす色のにごり湯が源泉掛け流しの温泉で、23区では比較的にゆったりしている露天風呂、そして電気風呂や立ち湯に寝湯と揃っていて、薬草のミストが充満している薬草塩蒸風呂の名のサウナが心地よい。

泉質は、塩分があるナトリウム塩化物強塩温泉(高張性・弱アルカリ性・温泉)で、効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回期、慢性婦人病。

特筆すべきは、休み処からも眺められる庭園。枯山水のその姿は、じつにリラックスが出来て、作庭家小口基實が昭和の和庭を再生したというだけあって、どこか懐かしく、いつまで眺めても飽きない。四季折々の景色を楽しむことが出来る。

20100114

前野原温泉さやの湯処
都板橋区前野町3-41-1
10:00~翌1:00(最終受付は24:00まで)
年中無休

<平日>
大人 --\800
小人 --\500

<休日>
大人 --\1000
小人 --\700

レンタルタオル --\300

※タオル バスタオルは有料のため、持ってたほうが無難。
※土日祝日は5時間以降は、1時間ごとに100円の加算
※駐車場スペースが少ないので、並ぶ可能性あり。

HP

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2010年01月13日

町田「ロテンガーデン」

国道16号バイパス鑓水ICより町田・相模原方面に約1Km、京王線橋本駅の南口京王ストア向より1時間おきに出ている送迎バスで10分のところにあるのが、「ロテンガーデン」である。

1997年に掘り出された温泉は町田市で初めての天然温泉となる。

奇数日偶数日で男女の湯船が入れ替わり、源泉掛け流しの屋上露天風呂や寝ころび湯、打たせ湯があり、大浴場の内風呂と、「塩の房」「木の房」「熱の房」「石の房」と呼ばれるサウナなど多種多様に用意されていて、リラックス度合が高い。

お湯は東京特有の琥珀色の温泉で、効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、運動マヒ、慢性消化器病、痔症、疲労回復など。

23区からちょっとしたドライブとかで、奥多摩までは行かないけど、どっか郊外に、そして日帰り湯でもというときにピッタリの温泉。

20100113

ロテンガーデン
東京都町田市相原町35
10:00~24:00(最終受付23:30)
定休日、偶数月の第1木曜日

<平日>
大人 --\1000
小人 --\500

<休日>
大人 --\1200
小人 --\600

レンタルタオル --\200

※タオル バスタオルは有料のため、持ってたほうが無難。

HP

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2010年01月02日

北谷「ちゅらーゆ」

沖縄に温泉なんてあるのかしら?本土の人間はまずそんなことを思うだろう。しかし、さすが温泉大国ニッポン。まさに北は北海道、南は沖縄までしっかりと温泉が存在している。

こちらの「Terme VILLA ちゅらーゆ」は2004年にオープンした日帰り温泉である。サンセットビーチと名高い海水浴場がまん前の野外温泉プールがある(温泉プールは水着着用)。

また、隣接している「ザ・ビーチタワー沖縄」に宿泊すると、滞在期間は何度でも無料で温泉に浸かれるので、お勧め。

温泉はシンプルに内湯と露天とサウナ、そして野外プールという構成。

泉質は、ナトリウムの炭酸水素塩温泉で、お湯は無色透明。なんと、露天は源泉掛け流しである。お湯が柔らかくて、ヌルヌルしている。湯上りも肌がしっとりとしてスベスベだ。

効能は、きりきず、やけど、慢性皮膚病、神経痛、筋肉痛、関節痛など。沖縄の亜熱帯な気候で浸かる温泉もまた風流があるものである。

20100102

「Terme VILLA ちゅらーゆ」
沖縄県中頭郡北谷町字美浜2番地
10:00~23:00(最終受付22:00)

<平日>
大人 --\1000
小人 --\700

<休日>
大人 --\1300
小人 --\700

※タオル バスタオルは有料のため、持ってたほうが無難。

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2009年01月12日

西新井「THE SPA 西新井」

東武伊勢崎線の西新井駅西口より徒歩3分のところにあるのが「THE SPA 西新井」だ。

温泉の最大の特徴は、地下1500mから湧き出すナトリウム-塩化物強塩温泉で、肌に優しく保湿効果が抜群。毎月10日20日30日は男女の風呂を入れ替えを実施して、違った温泉も満喫することができる。駅近くにしては露天風呂を確保しているので、近隣に住んでいたらかなり活用できるだろう。

20090112a

「THE SPA 西新井」
足立区西新井栄町1-17-10 セントラルウェルネスタウン3階
10:00~23:30(最終受付23:00)
毎月第1金曜、定休

<平日>
大人 --\1000(会員\900)
小人 --\450(会員\500)

<土日祝>
大人 --\1200(会員\1100)
小人 --\550(会員\600)

レンタルタオル --\200
館内着 --\200
タオル&館内着セット --\300

※タオル バスタオルは有料のため、持ってたほうが無難。

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2009年01月11日

花小金井「おふろの王様」

西武新宿線の花小金井駅を降りて緑道を8分ほど歩くと見えてくるのが、この「おふろの王様 花小金井店」である。

20090111a

単なる大型スーパー銭湯かと思いきや、侮るなかれ、なんと源泉かけ流しの天然温泉なのだ。温泉の種類が豊富というのが特徴で、16種類も揃っている。HPから抜粋してみると、これだけある。

1. 源泉「王様の湯」
2. 岩風呂
3. 寝湯
4. 寝ころび湯
5. 絹の湯
6. 壺湯
7. 珊瑚蒸風呂
8. キングスサウナ
9. ジェットバス
10. リラクゼーションバス
11. ゆったり腰掛け
12. 水風呂
13. 温泉あつ湯
14. 不感温泉
15. スーパージェットバス ※(女性のみ)
16. ストロングバス ※(女性のみ)

たしかに色々と楽しめる仕組みになっていて、露天風呂にある寝ころびの湯なんてのはゴロゴロと転がりながらリラックスできて至福の時である。

また、不感温泉という珍しい温泉もある。これは体温(36度)くらいのぬるめの温泉で、副交感神経が優位になって心身がほぐれるという効果があるとか。とにかく種類がいっぱいあってウキウキしてしまう。

さて、この「おふろの王様」には岩盤浴施設もあって、こちらは別料金になるけれど750円プラスするだけで入浴可。100円の入会料で会員カードを作成すれば700円で入れてしまう。

豊富なミネラルを含む岩塩を敷きつめた高温の「塩の癒」、遠赤外線を放出し、疲労回復に効果があると言われている薬宝玉石を床一面に敷きつめた「薬の癒」、生効石やトルマリンや木紋石またはセラミックボールを敷き詰めた低温の「彩の癒」、そして皮膚の細胞を活性化するクールダウンな「凛の癒」と、4種類ある。

個人的に気に入っているのは「塩の癒」で、じつに強烈なまでに汗をたっぷりとかいて、身体がめちゃくちゃ楽になった。

20090111b

「おふろの王様 花小金井店」
小平市花小金井南町3-9-10
09:00~00:00(最終受付23:00)
年中無休

<平日>
大人 --\800(会員\750)
小学生 --\400
幼児 --\300
3歳未満 --無料

<土日祝>
大人 --\1000(会員\950)
小学生 --\500
幼児 --\400
3歳未満 --無料

岩盤温熱 --\750(会員\700)
入会手数料 --\100

※タオル バスタオルは有料のため、持ってたほうが無難。

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2008年10月22日

飯能「さわらびの湯」

西武線「飯能駅」から県道70号線を名栗方面に30分ほどばかり走ると、あたりはすっかりと森林に囲まれて、郊外とはいえ通勤圏内の筈だからとすっかり驚かされることになる。

河のせせらぎが耳を潤わせてきたら、そこにあるのが「さわらびの湯」である。

地場産業で盛んな西川材がたっぷりと使用された山小屋風の温泉は、内風呂に露天風呂にサウナと揃っており、なんと言っても木々に囲まれた風景が心地いい。森林浴なんて言葉がすっかりと色褪せてしまって言葉の重みが感じられない時代になってきたけれど、木々を目の前にして湯に浸かると、やっぱり肩の筋肉がほぐれてうっとりするのだ。

泉質はPH9.11のアルカリ性単純泉で、効能は神経痛、筋肉痛、関節痛など。

タオルは販売のみになるので持参したほうが無難だ。

20081022a

「さわらびの湯」
埼玉県飯能市下名栗685
10:00~18:00
第一水曜、定休
小中学生 --\400
大人 --\800
タオル(販売のみ) --\200

By Car
※圏央道狭山・日高ICから国道299号線で「飯能市内へ」。
 飯能市内より先は県道70号線(飯能下名栗線)にて名栗方面へ
 市内より約30分。

By Train
※西武池袋線「飯能駅下車」飯能駅より名栗車庫、
 名郷、湯ノ沢行きバス(国際興業バス)乗車(約45分)
 「さわらびの湯」バス停下車。

HP

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2008年06月14日

浜松「あらたまの湯」

JR浜松駅より車で約40分、東名浜松西インターから車で約30分のところにあるのが、2007年4月にオープンしたばかりの「あらたまの湯」だ。

市が経営をするこの温泉施設は、源泉掛け流しの湯に露天風呂、ジェットバス、替り湯など豪勢にも関わらず、大人はたった600円で入れるお得感。なんと貸切風呂まで用意されているから驚きである。

泉質は、静岡県では珍しいナトリウムで、肌がなめらかになり、すべすべするので、別名「美人の湯」と名付けられている。実際に入浴すると、自分の肌がすべすべで艶々になったので、美肌効果バッチリだ。

効能は、痛風、糖尿病、肝疾患、胆石、慢性胆のう炎、慢性消化器疾患、筋・関節痛、打撲、切り傷、慢性皮膚病など。


露天風呂でも源泉に入れるのはかなり貴重で、程よい温かさが疲れを癒してくれる。身体の芯までほぐれちゃうのだ。ぜひ浜松に寄った際には、鰻なんてのを食べる前にひとっ風呂浴びてはいかがだろうか。

なお、料金にはバスタオルとタオルは含まれていないので、持参するといいかも。

20080614a

「あらたまの湯」
静岡県浜松市浜北区四大地9-921
月~金 09:00~21:00
土日祝 08:00~21:00

電車・・・>
新浜松駅より約22分浜北駅下車、送迎バスにて約25分
掛川駅より約60分西鹿島駅下車、タクシーにて約15分
掛川駅より約65分宮口駅下車、バス8分

車・・・>
JR浜松駅より車で約40分
東名浜松西インターから車で約30分

大人 --\600
小人 --\300

タオルバスタオルセット --\200

貸切風呂 --\3000(2時間)

詳細

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2008年02月19日

箱根湯本「かっぱ天国」

箱根湯本駅から徒歩1分にあるのが、「かっぱ天国」という温泉施設。高台にあり、宿泊施設も兼ね備えている。

駅名に湯本と附くように、草津と並び、温泉で全国的名声が轟くこの土地には、星の数ほど温泉が沸いていて、そのうちで、恐らくは一番箱根湯本駅から近い。また、意外にも素泊りの宿が少ない箱根で廉価な素泊りを提供しているので、貴重である。

帰りがけのロマンスカーに乗る直前にひとっ風呂浴びたいなんて思ったら、ここが便利だ。あくまでも帰りがけに。お土産も買ったし、ご飯も食べたし、でもロマンスカーに乗るまでは1時間ぐらいあるしなんていうときに。

間違っても、ここだけを目指すなんていう酔狂な真似はしないほうがいい。空いた時間にこそ、最大限に活用できる温泉なのだ。

温泉は野性味溢れる、かなり開放気味の雰囲気。冬場に身体を洗うのは寒いかもしれない。

板張りの床が昭和的で懐かしい感じだ。

泉質は、単純温泉(ナトリ‐塩化物・硫酸塩泉)。
適応症は、神経痛、筋肉痛、きりきず、慢性皮膚病、婦人病など。

20080219a

箱根湯本「かっぱ天国」
神奈川県足柄下郡箱根町湯本777(箱根湯本駅から徒歩1分)
10:00~22:00
無休

大人 --\750
小人 --\400
貸切風呂(45分) --\1500

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2008年01月28日

豊島園「庭の湯」

都営大江戸線・西武池袋線「豊島園駅」の目の前にあるのは、遊園地の「としまえん」で、最近ではコスプレパーティが開催されたり、なにかと話題を呼び起こしている施設だ。夏は巨大滑り台のあるプールで盛り上がったりもしている。その遊園地のすぐ横にあるのが、温泉施設「庭の湯」である。

中学生以下は入園禁止という大人の憩い場である。料金は2250円でバスタオルにタオル、館内着がセット。歯ブラシセットもカウンターで貰える。

後述する混浴コーナーは水着着用なので、レンタル水着が315円。21時以降のナイトスパは1260円とお得である。駐車場は3時間まで無料。

浴場は天然温泉浴、天然温泉寝浴がゆったりとスペースを確保し、白い超ミクロの気泡が身体全体を優しく包む天然温泉ミクロバイブラ浴や、虎目石軟水浴と充実している。

露天は四季折々の自然が楽しめる天然温泉露天岩風呂と、壷風呂のような姿の露天信楽焼風呂がある。またサウナはフィンランドサウナ(汗がたっぷり噴き出る)やテルマリンサウナ(身体がめちゃくちゃポカポカする)が用意されており、こちらもかなり充実している。

水着で入浴するバーデゾーンは、室内仕様のバーデプールに始まり、友人同士やカップル同士で語らいが楽しめつつ、珍しい死海プールで異次元の浮遊体験をエンジョイできるコーナーだ。水着さえ持参すれば入れるので、ぜひ持ってこよう。

なお、死海プールは、ちょっとでも身体に傷─たとえば蚊に刺されたあと─があると、悶絶して違う意味で異次元にいざなわれるので、注意が必要。屋外にはジャグジーが天然温泉と軟水で整っているので、夏場なんかは時間を忘れて癒しを堪能できそうだ。ジャグジーの横にはフィンランドサウナがあるので、カップルでサウナを体験できる。

泉質は、ナトリウム塩化物強塩温泉。

効能は以下の通り。
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、慢性消化器病、冷え症、疲労回復、切り傷、火傷、慢性皮膚病、慢性婦人病など

シャワーは全て軟水を使用。驚くほど、肌がすべすべになる。

20080128a

豊島園「庭の湯」
練馬区向山3-25-1
10:00~23:00(最終受付22時)

入館料 --\2250
ナイトスパ(21時以降) --\1260
レンタル水着 --\315

詳細

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2007年11月19日

草津温泉 「大滝乃湯」

「恋わずらい以外にはなんでも効く」、もしかしたら本当にそうなのかもしれない。草津温泉を訪れて、こんこんと沸き立つ湯畑をいつまでも眺めていると、そんな気持ちにもなる。

草津温泉街のヘソは湯畑だ。一円玉すらも10日あれば溶かすという泉質。
湯の花という沈殿成分は日本有数である。

20071119a

その湯畑から徒歩5分。連日大賑わいであるのが、「大滝乃湯」だ。

硫黄の香りがうっすらと漂う温泉は白濁のお湯である。酸性硫黄泉だから、貴金属を装着して入浴するのは禁物だ。ピアスやブレスレット、指輪は全部外して浸からないと金属が変色して悲惨なことになる。

「大滝乃湯」の最大の特徴は、何といっても同時に複数の源泉が愉しめる点。湯船には「煮川」の源泉が、打たせ湯では「万代鉱」の源泉が、そして合わせ湯では「煮川」の源泉が流れている。

内湯に外の景色が一望できる大浴場を完備、露天に大小それぞれのお風呂。合わせ湯は5つの浴槽があり、温度が異なる。一番熱いところが45度で、1分間ごとに順番に浸かっていくのが基本だ。合わせ湯は一箇所だけで、混浴となっているが(現在は入れ替え制?)、女性専用の時間帯もあるので、安心だ。

泉質は酸性硫黄泉でPH2。
効能は、神経痛、関節痛、うちみ、やけど、慢性消化器痛、病後回復期、美肌、慢性婦人病など。

20071119b

草津温泉 「大滝乃湯」
群馬県吾妻郡草津町大字草津596-13
09:00~21:00(受付20:00まで)

大人 --\800
小人 --\400
セット
(入場料、タオル、バスタオル、
湯上がり着、専用ロッカー込) --\1200

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2007年10月11日

須走温泉「天恵」

富士山の麓、静岡県側の須走にある天然温泉「天恵」は、男女それぞれのお風呂と水着着用の混浴ゾーンがある。

露天風呂には大小の岩風呂と寝湯がある。男風呂には37度程度のジャグジーがあり夜空が見渡せて、かなりリラックスができる。旅の疲れがほぐれるのだ。水着ゾーンは混浴になっており、もちろん水着着用しない限りは入浴ができない。自前の水着着用もOK。その場合、別途料金は必要ない。

水着ゾーンにはプールがあり、実際に泳げるほどの広さ。週ごとに変化するイベント風呂(抹茶風呂や薬草風呂、ラベンダー風呂など)があり、檜風呂がある。露天ゾーンでは昼間には富士山が真正面で眺められる。そして話題のドクターフィッシュが体験できるのが、この混浴コーナー。

20071011a

足湯に棲息しているのは、なんと熱帯魚。西アジアに住む淡水魚で、コイ科の魚ガラ・ルファが温泉で泳いでいるのだ。実際にドイツではドクターフィッシュによる治療が認められている。

温泉にそーっと足を伸ばすと魚が寄ってきて、足を摘まむのは最初こそくすぐったいけれど、だんだんと気持ちよくなってくるから不思議である。

なお、テレビで時々紹介されているようにメダカ程度のドクターフィッシュは少なく、何を食べて生きているのやら、鯉みたいな大きさやフナみたいな大きさの成長魚がいる。そのあまりにも巨大っぷりに僕の友人はついぞ足を入れることが出来なかった。

サウナは、水着ゾーン、男女別ゾーンのそれぞれに常備。女風呂には塩サウナがある。また、館内のマッサージ施設(100円投入して10分とかいうマシン)は全台を無料で提供。18時以降であれば水着含めても1200円なので、都内に比べたらかなりお値打ちで温泉を堪能できる感じだ。

20071011b

須走温泉「天恵」
静岡県駿東郡小山町須走112-171

<平日>
大人 --\900
小人 --\500

<土日祝>
大人 --\1500
小人 --\600

<湯~やけプラン(18時~0時)>
大人 --\1000
小人 --\300

貸タオルセット --\200
貸水着 --\200

HP

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2007年09月03日

茨城「きぬの湯」

東京から常磐道で1時間足らず、谷和原ICを降りて10分程度のところにあるのが、茨城で唯一だという源泉掛け流し温泉「きぬの湯」だ。

天然温泉の掛け流しはめったに無く、なかなか貴重である。36度前後の温度なので冬場は加温することもあるようだが、夏場は適度に保たれていて丁度良い湯加減だ。

掛け流し風呂があるのは、内風呂と露天風呂の両方で、何とも贅沢。露天風呂は檜風呂と壷風呂で味わえるので、空を見上げながらゆったり浸かれば至福な一時が堪能できる。露天には岩風呂もあり、風流な趣きである。

メディケイションサウナと呼ばれる低温ミストサウナ、海水から精製した特上のパウダーソルトを使用しているというソルトサウナと、温泉以外の施設もかなり充実。

また、別館には貸切風呂8棟と家族風呂4棟がある。貸切3500円(平日)~と良心的。家族風呂では宿泊も可能。

泉質はナトリウム塩化物質泉(弱アルカリ性低張性温泉) で泉温36.6℃。

一般適応症として、以下の通り。
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進中の疾患。
泉質別適応症として、以下の通り。
きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病。

20070903a

天然温泉「きぬの湯」

茨城県常総市内守谷町きぬの里1丁目5-6
10:00~00:00(受付23:00まで)
定休、毎月第3火曜日

大人 --\1200
小人 --500
回数券5枚つづり --\5000

館内着セット(館内着、販売タオル、貸しバスタオル) --\500
貸しバスタオル --\200

※「きぬの湯」とつくばエクスプレス「守谷駅」、常総線「新守谷駅」「小絹駅」間の送迎あり。(10:00~19:00要予約)

詳細

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2007年08月17日

湯河原「こごめの湯」

神奈川県湯河原の温泉街を抜けると、近代日本史の大事件「二・二六事件」の夜に東京以外で襲われた「光風荘」がある。そこを横切るようにして急勾配の坂を上がると目の前にあるのが町営温泉「こごめの湯」だ。

町営温泉ながらも露天風呂やサウナがあり大広間や食事処となかなか充実している。

この付近一帯の源泉は万葉集に詠まれた唯一の温泉という古い歴史を有している。<こごめ>は漢字で書くと<子産め>で、子宝に恵まれるなどと逸話もある。

泉質はナトリウムー酸化物・硫酸鉛温泉。効能は、きりきず,やけど,神経痛,筋肉痛,五十肩,運動麻痺,リウマチなど。

美肌効果がある温泉としても有名なだけあって、湯上りには肌が滑らかになり、まさにスベスベ。

20070817a

こごめの湯
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上562-6
09:00~21:00

大人 --\1000
小人 --\500
バスタオルセット --\500

駐車場(有料) --\100/1時間
駐車場(無料) --有料駐車場から150m離れている位置に。17台収容可能。

※大広間の休憩室の利用時間は19時まで。

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2007年01月26日

南アルプス「やまなみの湯」

2000年8月に山梨県の旧・中巨摩郡、現・南アルプス市にオープンした日帰り温泉。

JR甲府駅から南湖経由鰍沢営業所行きバスで35分、やまなみの湯下車で徒歩3分、もしくは中央自動車道甲府南ICから国道140号、県道12・26号を増穂方面へ10kmの位置にある。

温泉施設もさながら、テニスコートやジョギングコースが併設されていて、水着を持っていればプールも利用ができる豪華っぷり。ただし休憩室を利用する際には若干の料金がかかる。

温泉は、内風呂の大浴場に始まり、全身浴、気泡浴、寝湯、エステバス、打たせ湯、源泉湯、かぶり湯があり、露天風呂がある。露天風呂から空が仰げて、夜には星空を鑑賞できる。ミストサウナ、スチームサウナも。

泉質は、ナトリウム塩化物(弱アルカリ性低張性高温泉)、炭酸水素塩温泉(旧泉質名:含食塩一重曹泉。

淡黄緑色したお湯で、浴用の適応症は以下の通り。

一般適応症:
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進

泉質別適応症:
きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病

湯の華がたっぷりと浮いた温泉は保温効果があり、身体中がポカポカする。加温しているとはいえ、長湯ができるように37℃程度のお風呂が各所にあるのが嬉しい。風呂上りはスベスベして美肌効果もバッチリだ。

市外から訪れる際にはどうしても車でのアクセスになる感があるが、さまざまなお風呂を愉しめプールも利用できて、500円は手ごろな値段だろう。休憩室を利用して800円は都内では考えられない。

なお、17時以降は夜間利用となり、500円となる。

20070126a

自噴温泉「やまなみの湯」
山梨県南アルプス市西南湖1299-1
10:00~23:00
水曜定休

<入浴・プール・休憩室>
大人 --\800
小人 --\400

<入浴・プール>
大人 --\500
小人 --\300

<夜間利用 17時以降>
大人 --\500
小人 --\300

HP

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2007年01月24日

和光市「極楽湯」

全国に直営事業の温泉処を展開している「自然堂」の温泉施設が和光市にある。

2004年7月に開店した「極楽湯 和光店」は、国道254号線の和光陸橋交差点から笹目通りを南下したところで営業している。埼玉との県境に位置するので、駐車場には都内からのナンバーも目立つ。

施設は、内湯が1つあるほか、ジェットバスとタワーサウナ、そして蒸し風呂、露天風呂は岩風呂とひのき風呂、寝湯と多種多様。

泉質はPH7.8のナトリウム系塩化物温泉(弱アルカリ性高張性温泉)で、しょっぱく薄茶色のお湯で、ぬるぬるとした質感が特徴的だ。

露天風呂にある寝湯は、背中に温泉が流れる岩盤に寝ころがって愉しむ設計になっていて、これはかなり気持ちいい。露天風呂の温度が高めなので、火照った身体を休めるのに丁度いいのだ。

また、施設内のレストランはかなり評判が良いそうだ。残念ながら食事処を試したことがないので何もコメントできないけれど、ネットではかなり高得点をマークしている。レジャーランド的な施設なのに、それなりの食事が食べられるという声があった。実際にかなり盛況している。

なお、週末は家族連れで施設全体が混みあうので注意。芋洗い状態寸前になる日があることも。

20070124a

極楽湯
埼玉県和光市白子1-7-6
09:00~26:00

<平日>
大人 --\700(会員\650)
小人 --\300(会員\250)

<土日祝日>
大人 --\900(会員\850)
小人 --\350(会員\300)

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2006年11月07日

奥多摩「小菅の湯」

東京と山梨の県境ぐらいになると、鬱蒼とした山々や深い森が見渡せることができて、奥多摩湖周辺にはキャンプ場や温泉もあり、夏には都内から近いこともあり野外パーティが開催されることがある。

その主管道路である国道139号を山梨方面に進んだところにあるのが、「小菅の湯」。

渓流のせせらぎに耳を澄ましてゆったり浸かれる温泉だ。

施設は大きな内湯が2つ、そして、寝湯、露天風呂・五右衛門風呂など9つの湯が愉しめる。併設しているレストランでは、いわな刺身定食が食べられたりするので、産地のグルメも堪能だ。

泉質はph9.98のかなりの高アルカリ性温泉。めちゃくちゃお湯が柔らかく滑らか。少し入っただけで肌がスベスベになるのが嬉しい。

露天風呂から眺める景色は贅沢。秋には紅葉が見られるという。都心から1時間足らずで辿り着ける温泉なので、時間があったら足を伸ばしてみるといいかもしれない(といいつつも、週末は混んだりもするから注意が必要だとか)。

下の写真は、いわな刺身定食(1050円)。
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多摩源流「小菅の湯」
山梨県北都留郡小菅村3445番地
4月~10月 10:00~19:00(入館受付は18:00まで)
11月~3月 10:00~18:00(入館受付は17:00まで)
毎月第4金曜日、定休

1日入場料
(タオル、バスタオル、浴衣のレンタル付き)
大人 --\1200
小人 --\700

3時間入場料
大人 --\600
小人 --\300

タオルバスタオルセット --\150
タオルバスタオル浴衣セット --\300


いわな刺身定食 --\1050
やまめ塩焼き定食 --\1050
いわな蒲焼丼定食 --\1050
釜飯定食 --\1050
麦とろ定食 --\940

詳細 HP

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2006年07月28日

湯河原「ゆとろ嵯峨沢の湯」

相模湾を一望できる温泉として名高い日帰り湯が、ここ「ゆとろ嵯峨沢の湯」。

海水浴や浜辺での遊びの帰り、釣りの帰りに、ちょっと立ち寄れるので非常に便利。

このエリアのビーチの幾つかは隠れスポットで、素潜りの好ポイントがわんさかとある。

海の家なんてない荒涼とした浜辺で海と戯れると時間を忘れてしまいそうな感じだ。

そんなサバイバルなビーチ遊びの帰りにもってこい。

ただ、「ゆとろ嵯峨沢の湯」は地理的に山間にあるので、車でないと厳しい。

そのぶん、見渡せる景色は壮大だ。

洞くつ風呂や打たせの湯、高さ4mの大滝の湯、気泡の湯などが勢ぞろい。

温泉は加水していない源泉仕様。

泉質は単純アルカリ性イオン泉。

無色透明の温泉だ。

効能は以下のとおり。

神経痛、筋肉痛、冷え症、疲労回復、関節のこわばり、慢性消化器病、美肌効果等、痔疾、五十肩、うちみ、くじき。

隣接している和食レストランで、相模湾の獲れたての魚が安価な値段で食べられるので、湯上りに。

20060728a

ゆとろ嵯峨沢の湯
神奈川県足柄下郡湯河原町吉浜1191
9:30~23:00(受付最終22:00)
木曜定休(2月・3月・8月は無休)

大人 --\1050
小人 --\500

HP

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2006年07月10日

浅草「浅草観音温泉」

浅草の浅草寺の裏手には、もつ焼き通りや花やしき、かつては六区と呼ばれた下町が賑わいをみせている。

その花やしき近くにあるのが、この「浅草観音温泉」。

創業は昭和32年というだけあって、建物自体が昭和の風情をたっぷりと残していて、まるで寅さんが現れても不思議じゃないような松竹映画の雰囲気である。

20060710a

板張りの脱衣所に続く廊下は板一枚の敷居があり、そこで初めて男女が区別されるというシンプルな内容。

ちなみに男子の脱衣所は裏通りから丸見え。抜け道にと通る地元の諸氏から見られる確率は大きい。

「地下3000尺からの天然温泉、湧出量1日8000石」というのがここのキャッチコピー。露天風呂はなく、内風呂だけの温泉だ。

泉質は重曹泉(ナトリウム-炭酸水素塩泉)で、無色透明。

神経痛、冷え性に効果があるというだけあって、その保温性は抜群。

地元に密着した古き良き銭湯といった風情。

ゆったりと足を伸ばして浸かっていれば、誰かの下駄の音が聞こえてくるだろう。

20060710b

浅草観音温泉
台東区浅草2-7-26
06:30~18:00
大人 --\700
小人 --\300

貸しタオル --\50(預け賃100円。返却時に返金)
石鹸(小) --\40


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2006年05月23日

新島「まました温泉」

新島でこよなく愛されている極楽スポットといえば、この「まました温泉」に他ならない。

間々下浦海岸の高台に位置し、新島港から右手に進み、湯の浜露天温泉を過ぎたあたりにある。

港からは徒歩10分程度。

湯の浜露天温泉は、混浴の為に水着着用となるので、思いっきり解放的(つまり素っ裸)にお風呂を愉しみたいのなら、こちらがお奨め。

泉質は塩分の濃い泉温79.8℃のナトリウムで、保温効果に評判がある。

効能は以下のとおり:
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病

温泉の湯船は、露天風呂と内風呂とサウナがあり、別途料金が掛かる施設として砂風呂(700円)もあり、人気だ。

「まました温泉」の露天風呂からの景色は、最高と地元民や観光客から誉れが高く、事実、目の前に広がる大海原は圧巻。

晴れた日は式根島が一望できる。

手を伸ばせば届くんじゃないかと思われる海を真正面に、ゆったりと温泉に浸かりながら波の音を聴くのは至福というもの。

20060523a

「まました温泉」
東京都新島村新島村セトヤマ
10:00~21:30
水曜定休
大人 --\300
小人 --\150

砂風呂:
11:00~20:00
水曜定休
大人 --\700
小人 --\400

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2006年04月12日

勝沼「ほったらかし温泉」

東京から一番近い新三大夜景の名所といえば甲府盆地。

この甲府盆地が眺められ、霊峰富士を真正面に捉えることでき、そして満天の星空を天井として仰ぐ、そんな夢の世界のような温泉が山梨の勝沼にある。

その名も「ほったらかし温泉」。

1999年にオープンした「こっちの湯」と、その4年後にオープンした「あっちの湯」。

驚くのはその露天風呂の素晴らしさ。

眼前に見えるのは宝石を散らしたような眩い夜景、円錐形の富士、空には星空。そして寝心地のよい露天風呂。

温泉の景色で鳥肌が立つのは初めてだった。これ以上のロケーションは正直言ってないのでは。個人的ランクでは東京近郊の温泉中、第1位である。

営業開始時間は〝日の出〟。

日の出時刻が開場なのだ。5・6・7月は4:00前後に開場で、夏ごろになると30分ぐらい遅くなって、12・1・2月となると6:00前後に開場する。

朝日に映える霊峰富士、湯船から眺める日の出の感動を楽しめるようにとのことである。

「こっちの湯」、「あっちの湯」共にそれぞれ600円。両方入浴するとなると1200円掛かるのだが、正直なところ、この値段は全然安いだろう。

もちろん檜の香る内風呂もある。でも、まあ、ここに来て内風呂に入るというのは、やや無粋。

外の温泉を堪能して欲しい。

泉質は、アルカリ性単純温泉(pH10.1) 。体の芯まで温まるお湯で、柔らかい。

主な効能は以下のとおり
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき
慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進

食事処として軽食スタンド「桃太郎」(11:30~22:00)、屋外の展望テラスがある。冬季は冷えるので薪をくべるストーブが活躍。屋根のある中広間も。

勝沼ワイン、東京から1時間僅かの立地、新三大夜景の甲府盆地、満天の星空。勝沼地方は実に奥深い。とにかく最強にお奨めの温泉である。

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「ほったらかし温泉」
山梨県山梨市矢坪大沢1669-18
日の出~22:00
年中無休

電車・・・>
JR中央本線新宿駅から特急で約90分
山梨市駅下車→タクシーで10分(料金:約1900円)

車・・・>
中央自動車道:一宮・御坂I.Cから約25分 勝沼I.Cから約25分
甲府市から国道20号線利用:約30分

大人 --\600
小人 --\400

タオル --\200
バスタオル --\1000
※貸しタオル、貸しバスタオルは無い。持参するか、タオル2枚買うのが無難。

HP

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2006年03月29日

深大寺「ゆかりの湯」

都心から僅か数十分の東京・三鷹の自然が豊かに残る深大寺の「城山亭」敷地内に、99年5月、温泉が沸いた。

深大寺「ゆかりの湯」の源泉である。

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昨今の日帰り温泉ブームのきっかけを築いたといっても過言じゃないだろう、深大寺の緑に溶け込んだ落ち着きのある温泉が好評で、一気に注目を浴び、そして、いまでも訪れる人が途絶えることがない。

檜であしらわれた内風呂からは露天が一望できて、昼間は贅沢なほどに日光が射す。

キラキラと輝く水面と昇る湯気を眺めていると、ついウトウトしてしまいそうなぐらいだ。

露天風呂はいろいろと楽しめて、滝の見える滝見風呂、五右衛門風呂、洞窟風呂、六角形の木に囲まれたハーブが香るハーブ風呂と多数ある。

長湯が出来るようにお風呂の中の石の配置とかいろいろと考慮されているのが嬉しい。

背面には三鷹の自然がみえるのでボーっとするのも悪くない。

泉質はナトリウム-塩化物温泉(等張性・弱アルカリ性温泉)で、効能は以下のとおり。

神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、
慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、
やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病。

黒に近い茶色の塩分を含んだ温泉が独特で、保温効果が抜群だとか。

「ゆかりの湯」施設内の長い廊下に併設して並んでいる庭には、白石が敷き詰められていて、お団子やおつまみ、生ビール、ソフトクリームを売っている。庭には足湯もあるので、さながら温泉の観光地のようだ。

20060329a

都内でちょっと疲れを感じた時にぜひ。

深大寺「ゆかりの湯」
調布市元町深大寺2-12-2
10:00~22:00
第一水曜 定休

1日券
(時間無制限 バスタオル タオル 館内着 無料)
大人 --\1,650
小人 --\1,000

カラスの行水券
(60分制限 バスタオル タオル 無料)
大人 --\1,000
小人 --\500

※京王線調布駅北口(30分間隔)、およびJR線武蔵境駅南口(1時間間隔)より「無料シャトル送迎バス」を毎日運行中。

HP

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2006年01月26日

本城「おとぎの杜」

「日明の湯」と双璧を成す北九州市の日帰り温泉施設。

マンションの宅地建設中にガツンガツンと地面にボーリングしていたら突然とお湯が沸いて、急遽、温泉施設にサマ変わりしたという、まことしやかな平成14年10月にオープンした温泉。

箱根にある「天山」に似た雰囲気もあり、照明はそれほど暗くないけれど、全体として落ち着いた雰囲気が漂う。

ドアをくぐると聴こえてくるのが、さざなみのようなヒーリング音楽。

思わず心が和む瞬間。このヒーリング音楽はお風呂でも流れているので、なんとなく眠くなってしまう、なんてことも。

1階は食事のできるお座敷休憩室とテーブル席。マッサージコーナーと床屋もある。2階がお風呂だ。

地下1.100mから涌き出るミネラル分を含んだアルカリ性単純温泉泉質は柔らかく、保湿効果が抜群で肌がスベスベになる。

神経痛、関節痛、筋肉痛、五十肩、冷え性、疲労回復などに効くという。

電気風呂や泡風呂や大きな浴槽がある内風呂の片隅にあるのがアカスリ。

有料ではあるが、腕のいいスタッフがいるので、余裕がある人はせっかくだから受けてみるものいい。

新陳代謝が高まって汗がびっしりと出るのが韓国アカスリの特徴。

露天風呂には岩風呂、つぼ風呂、ぬるめの炭風呂がそろう。

特に37-8度というぬるめの炭風呂は長湯するのにちょうどいい。

炭の間からチョロチョロ流れる温泉をみてホッと一息。

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本城天然温泉「おとぎの杜」
福岡県北九州市八幡西区御開1丁目19-1
(黒崎 ICより20分)
10:00~25:00
大人 --\800(平日)\900(土日祝)
小人 --\400(平日)\450(土日祝)
貸しタオル --\100
貸しバスタオル --\150
貸しバスタオルセット --\200

※折尾駅、若松駅から無料送迎バスあり

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2006年01月16日

小倉北区「日明の湯」

2004年にオープンした北九州市小倉北区にある日帰り温泉「日明の湯」。

低温岩盤浴(有料)のできる温泉ということもあり、連日市内の温泉好きで賑わっている。

泉質は塩化物ナトリウム系泉。

保温効果が高く、肌も艶々になると評判が高い。

市内にある「おとぎの杜」とは少し趣が異なり、色々なタイプの湯船が楽しめるのが特徴。

お風呂は男女入れ替え制。座敷のあるゆったりとした食事処、マッサージルーム、岩盤浴と、安らぎ溢れる施設がきっちりと用意されているので、仕事で疲れたときなんかに立ち寄ると1日中遊べてしまう。

大浴場には、エステバス、バイブバス、電気風呂、檜風呂があり、サウナは塩サウナで、サウナ室にこんもりと塩が盛られている。

その塩を身体にすり込んで発汗作用を促すというものだ。ダイエットや新陳代謝を高めるのに効果があり、シャワーを流すと、身体が艶々になるとか。

露天風呂は、足湯、寝転びの湯、壺風呂と、開放的な空間でしっぽりと和むことができる。自然が見事に調和している雅やかな風景は、どこか山間の温泉宿に訪れたようでもあり、間接照明が照らされる露天風呂はまさに癒しの空間だ。

20060113a


バビリオ「日明の湯」
福岡県北九州市小倉北区日明3丁目4-28
(JR小倉駅より戸畑方面へ車で10分 バス停「日明五丁目」徒歩5分)
10:00~翌朝08:00
大人 --\900(平日)\1000(土日祝)
小人 --\450 3才~小学生

HP

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2005年09月20日

奥多摩「もえぎの湯」

JR奥多摩駅から歩いて10分、登山客やキャンパーに人気の温泉施設。

立地条件も相まって、最近は異常な人気でもある。〝混雑〟しているといっても過言じゃない沸騰ぶり。

そのせいか休日に訪れる場合は入場制限も覚悟しなくてはならない。

それでも、山間にある施設だけに景観は抜群。露天風呂から眺める木漏れ日は最高だ。

肌寒くない9月ぐらいまでは、蜩が鳴いているのに耳を澄まし、マイナスイオンに包まれつつ檜のベンチに座って、裸でボンヤリするだけでスーッと疲れが癒される。

自然を思い切り堪能できる露天風呂だ。

内風呂の泉質は、PH9.85天然温泉。ヌメヌメ感がたっぷりと楽しめる。柔らかい絹みたいな源泉が体の芯から温めてくれる(※但し露天風呂は「月変わりの湯」で、源泉ではない。)。

夏場はとにかく混んでいるので、並ぶのとか芋洗いに〝ヤラれる〟人はなるべく避けたほうがいいのかも。
20050920a

奥多摩温泉「もえぎの湯」
東京都西多摩郡奥多摩町氷川119-1
(JR奥多摩駅から徒歩10分)
大人(中学生以上)--\750(2時間 超過料金:\200円/1時間)
小学生 --\400
3月~11月 9:30~21:30(入館受付は20:30まで)
12月~2月 9:30~19:00(入館受付は18:00まで)
HP

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2005年09月17日

北九州「あじさいの湯」

北九州市八幡東区の河内貯水池の奥、JR八幡駅から20分、大谷ランプから15分、八幡IC、小倉南ICから30分という山間に囲まれたロケーションにあるのが河内温泉(あじさいの湯)である。

国道沿いから一歩奥に踏み込むと、こんなに自然がたくさんあるんだとびっくりするのが北九州市の楽しみであり、魅力の一つで、この温泉もまた八幡駅から20分もバスで走っただけなのに、すっかり周りは緑の木々が鬱蒼としている山の中腹に早変わりしてしまう。

八幡駅からのアクセスは、無料バスが出ているのでそれに乗ると便利。

艶々とした板張りが贅沢な感じのする日帰り温泉施設は、広大な敷地をふんだんに活用していて、さながら旅館のよう。

食事処「さくら」で地元の食材を使った料理が楽しめて、甘味処も別に用意されている。

甘味処では、ぜんざい、あんみつ、抹茶セット、あべかわ餅などが食べられるので、甘いもの好きにはたまらない。

そして、毎週土日には、「平尾台で蕎麦を育てる会」の方が打つ手打ち蕎麦が食べられるそば処もある。こちらもぜひ。

温泉は週によって男女入れ替え制。

広々した檜風呂の大浴場と露天風呂がある。

寝転びながらお湯に浸かれる露天風呂なので、空を仰いで自然を堪能しよう。

アルカリ性単純温泉のお湯の温度はそれ程熱くないけれど、循環系なので塩素臭があるのがすこし残念。
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河内温泉 あじさいの湯
福岡県北九州市八幡東区河内2-3-36
10:30~22:00
大人 --\800
小人(3歳以上小学以下) --\400
作務衣・バスタオル --\500

-HP-

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2005年08月17日

上山田温泉「小石の湯」

長野県、信州戸倉に昭和風情のまるでタイムスリップしたかと思うぐらいの温泉街がある。

その名も「戸倉上山田温泉」。

風光明媚な緑深い山々を抜けて現われるこの街はまるで「千と千尋の神隠し」の世界のようで、山にあるお寺は夜となるとビカビカにライトで装飾されて輝きつづけている。

そしてその足元には大きな温泉マークが装飾されていて、見る者を圧倒させる。

このあたりには色々と伝説があって、例えば「姨捨山(おばすてやま)」の話もあり、実際に姨捨山がある。

60歳以上の老人を問答無用に山に捨てなくてはいけないという御触れに従った若者が、自分の母のように思う叔母を捨て切ることができずに、叔母を置いてきてしまった山に戻り、叔母を背負って戻ると、暗くて道が分からない。

すると捨てられると分かっているというのに叔母が「お前が道に迷わないように小枝を折って目印にしておいたから、それを見ながら降りなさい」という涙の物語。

あと温泉の伝説といえば「小石(恋し)の湯伝説」がある。

20050818a
歴史のある街でもあり、昔ながらの歓楽街でもあるのが上山田の魅力。

温泉街を歩いていると、射的屋さんのおかみさんが綺麗な着物を着こなしてパタパタと団扇で煽いでいたり、道の外れでキャッチのお兄さんがトウモロコシを齧っていたり、ちょっと裏に外れるとひっそりと置屋があったり、信州ロック座で妖光な大人のショーをしていたりと。

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正明館の温泉は旅館では珍しい日帰りの湯を提供している。

ここの温泉は混じりっけなしの100%の源泉で、非常に貴重なのだ。

というのも上山田温泉において、さまざまな源泉があり、多くの宿はその源泉のブレンドをして提供しているのだけれど、唯一、この宿ともう一つの宿(名前不明)だけは源泉を直に使用しているのである。

プンプンと匂う硫黄が語らずともそれを証明している。

硫黄泉は、角質を軟化させたり、毛細血管を拡張させる作用で血液の循環を良くする。

効能は、やけどや皮膚病、神経痛、リウマチ、肩こり、腰痛、脚気、気管支炎、成人病、不妊症、貧血、痔、外傷など。

飲用もできて解毒作用もある。

事実、湯に浸かるとすぐに肌がスベスベになるのを感じることができた。

なんというか石けんの滑りがまるで違うのだ。

露天こそはないが、旅館の女将さんの暖かいもてなしもある。

すっかり湯から上がってきたところで準備される氷の浮いた冷たいお茶。

「これもよかったらあがってください」とはにかんだ笑顔の着物姿で出される青々としたきゅうりの糠漬けとかりんとうやお菓子。
20050818c

東京から来る価値はある。


上山田温泉「小石の湯」(正明館旅館)
長野県千曲市上山田温泉1丁目59-1
日帰り温泉 --\1050

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2005年07月19日

蒲田「蒲田温泉」

東京23区の温泉は、黒褐色の塩分を含んだ泉質でこと有名で、その中でもこの蒲田温泉の黒湯はピカイチだという評判だ。
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たしかに他には類を見ない非凡な色で、限りなく闇に近い黒である。

生醤油に珈琲を混ぜたりしたらこんな色合いにでもなるのだろうかという具合。

蒲田周辺の温泉の多くは冷鉱泉と呼ばれる非火山性の温泉であるという。

その古代の化石や泥田やアレやソレが内外年月を掛けてブレンドされ味付けされて、やがて黒色のヌルヌルとした温泉になったそうだ。

さて、蒲田温泉と名はあるが、実際の施設としては銭湯なので料金は都の条例に指定された料金(05年7月現在、大人400円)である。

それだけに湯船自体も決して大きいとはいえないし、混み合うこともある。でも施設としては正式なサウナがあり、かつ流れる湯は温泉なので、気軽に通うにはまずまずのレベルである。
20050719b

肝心の黒湯は、下町気質を反映してか、低温風呂でも摂氏42度ある。高温風呂にしては45度だ。

熱めの風呂が苦手な人だったら下手したら5分ぐらいが限界か。個人的な経験からすると、浸かった後の発汗作用が抜きん出たレベルなので長湯をうっかりするととんでもなく湯あたりする気がした(実際にそんな内容の但し書きが貼られている)。

効能は神経痛、筋肉痛、五十肩、冷え性、疲労回復、健康増進、きりきず、やけどなど。お湯がぬるぬるしている。肌の古い角質をとり、スベスベにする美容効果が評判。

2階には宴会場もあるので、昭和レトロな雰囲気のカラオケ(騒々しいと感じるか、これもありかなと感じるかは個人次第だが)もいいかもしれない。温泉釜飯も置いてある。
20050719c


「蒲田温泉」
東京都大田区蒲田本町2-23-2(蒲田駅から15分ほど)
10:00~24:00
大人400円 手ぶらセット700円
年中無休

詳細

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2005年06月28日

北九州「シーサイドスパ」

鹿児島本線「スペースワールド」駅から徒歩8分。

遊園地「スペースワールド」の大観覧車を背中にし、目の前に広がるのは洞海湾。

JRAのすぐ横にあるのが、海辺の天然温泉「シーサイドスパ」である。

全体的に施設が新しく、その名の通り〝スーパー温泉〟的要素が盛りだくさんで、内風呂が広々としている。さながらプールにでも入っているようだ。

海に隣接した露天風呂が温泉となっており、泉質は含放射能・ナトリウム-塩化物泉。

循環系で塩素を投入しているので、けっして掛け流しではないが、その効能からポカポカと身体の芯から温まる。

神経痛、皮膚病、高血圧、更年期障害に効く。

露天風呂で海風に吹かれて、時間を忘れてのんびりしよう。

併設してる「ビュッフェコーナー」で工場直送の生ビールが呑める。
たっぷりと汗を掻いたあとにグイッと一杯。
20050629


北九州「シーサイドスパ」
福岡県北九州市八幡東区大字枝光700-2
10:00~翌朝01:00
おとな \900 こども \450
手ぶらセット(入浴+バスタオル+タオルほか)\1,100

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2005年03月30日

三鷹 武蔵野温泉「湯らく」

ナトリウム塩化物強塩温泉(PH7.6)の茶色の温泉。塩分が強く、高張性があるので、保湿成分が高い。

施設自体はオーソドックスなスタイルで特に目新しい雰囲気もなく、そこは大谷田温泉のような凝った演出は無いが、関東で唯一〝岩盤浴〟が出来るのはここ「湯らく」だけである。

〝岩盤浴〟とは放射性元素であるラドンやトリウムなどを含んだ、ほんの少しの放射線を発する北投石を敷きつめた温熱療法の一種(HPより)。

地下一階にある浴室に向かうと、その名の通り、びっしりと石が敷きつめられている。その光景はさながら修道場のようだ。

浴衣のまま横たわると、じわじわと温まってきて、大量の汗が噴き出てくる。溜まっている身体中の老廃物がどんどん排出され、新陳代謝を高めるのだ。美容にも効果があり、お肌もツルツル。

前述したように温泉自体はさほど凝った施設ではないので、もし景色など楽しみながら温泉に入りたい人は、値段は多少張るが、〝岩盤浴〟を利用するのがいいだろう。
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武蔵野温泉「湯らく」
東京都武蔵野市八幡町1-6-10
06:00~翌朝01:00
入館料 1,560円
岩盤浴(入館料とは別途)1,050円

詳細

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2005年02月07日

多摩「ロテン・ガーデン」

東京でも八王子あたりになると温泉の泉質が変化してくるようで、23区ではポピュラーな茶褐色の塩分の含んだ泉質が、同じ茶褐色でも塩分がなく、もっと滑らかで絹のように柔らかくなる。

「ロテン・ガーデン」の温泉もその一つで、アルカリ単純泉の炭酸水素イオンを大量に含んでいる柔らかいお湯。肩コリや腰痛、神経痛に効果があるとか。実際に内風呂から入ってみると、なるほど、確かにすべすべして気持ちが良い。温度もそんなに熱くないからゆっくり時間を掛けて体の芯から暖まれそうだ。
月ごとに温泉内でイベントも開催されているからこまめにチェックしたほうがいい。

05年2月6日(日曜)のイベントは露天風呂に併設してあるロッキーサウナでの「ロウリュウ」と呼ばれるイベント。

贅沢な丸太で囲まれたサウナにある熱した石にスタッフが杓子でアロマオイル入りの水を懸ける(この日はミントだった)この「ロウリュウ」、サウナの本場フィンランドの言葉で、サウナストーブに水をかけることで発生する「マイナスイオンを含んだ水蒸気」のことだとか。

アロマは当然のことながら一気に蒸発してサウナ内を上昇する。それをスタッフが乾いたタオルで攪拌するのだ。気化したオイルが充満して自然と鼻がスースーする。で、ここのイベントの凄いところが、今度はなんとお客さん一人ずつにその気化したオイルをタオルで攪拌して促すのだ。

自分の番でそれを体験したけど、一瞬で汗がぶわっと出た。もの凄い発汗作用だ。老廃物を掃き出す効果があるとか。サウナ出たあとはとってもスッキリ。体も軽くなってお腹がペコペコ。

20050203

ロテン・ガーデン
東京都町田市相原町358
10:00~深夜24:00
おとな \1,000 こども \500

詳細

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2005年02月02日

多摩テック(クアガーデン)

都心から車で40分、有名なあの野猿ホテルの近くに多摩テックがある。
多摩テックは子供から大人まで遊べる遊園地で、20年以上前からあった。
なんと最近、その多摩テックに天然温泉が湧いてクアガーデンがオープンした。

クアガーデンそのものが高台に位置しているので、夜に行けば多摩地域の夜景が一望でき、時間によっては富士山が見渡せる。入場の際に館内専用のウェアを渡されるから、それを着て広々とした館内の歩き回ることが可能。

さて肝心の温泉、すぐに気が付くのが内湯の正面にある一枚のガラス。

内湯から景色を存分なく堪能したい。泉質はナトリウム塩化物温泉の滑らかさが特徴的で、肌がスベスベになる。お湯が決して高温ではなく自然の温度なのでゆっくりと長湯がしたいタイプにはお勧めだ。体をほぐしてリラックスしよう。

露天からは都心には無い多摩の星空が楽しめる。
ただ残念なのが若干と高い料金設定。
HP内にある割引や携帯のメールで利用可能な割引を有効に使ったほうがいい。

クア・ガーデン
東京都日野市程久保5-22-1
10:00~22:00
平日 1,995円
土日・祝 2,415円

詳細

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2005年01月14日

蛇の湯温泉 たから荘

目まぐるしい変貌をとげる東京でも郊外にさえ行けば、それでも自然はたっぷりと残されていて、何も高速を飛ばして観光地に行かなくとも、実際にいまだ〝村〟と呼称のつく地域がある。

交通の便は、JR五日市線で武蔵五日市駅下車、そこからバスで約60分、車でも中央自動車道の上野原インターチェンジから約40分と、東京の最果てにも関わらず休日となれば知る人ぞ知る者が訪れる檜原村。

今日では見る機会も少なくなった茅葺き屋根が見れるのもこの村ならではである。

実はまだ訪れたことが無いので、写真やガイドを見たり読んだりしつつ、どんな処だろうかと、夜更けの夢想に戯れるにすぎない。

きっと、ひっそりとした佇まいと深い山々に囲まれた景色はネパールの山間部のような雰囲気を醸し出していることだろう。

いつか行ってみたい。緑いっぱいの夏の檜原村も素晴らしい気もするし、それはそれで一夏の想い出を築くには十分だろうけれど、ひっそりとした静けさを堪能するのであれば、これから迎える厳しい冬のとばりを目前とした秋の終わりかけや、2月あたりの北風が身に凍みる空の高い真冬日がいいような気がする。

村には唯一の旅館もあるし、全国でも有数の秘湯でもある。

採れた山菜や地酒を持ち寄り、旅館の炉端で地酒をちびりと飲み、外の暗闇を容赦なく揺らす北風に耳を傾ける姿を想像するだけで胸が躍るじゃないか。

地酒は「澤乃井」の〝辛口にごり酒〟がいいだろう。奥多摩にある蔵元の出すキレとコシがある地酒だ。一口呑むとピリッとしびれる辛口で、妥協のない味。

それでも、にごり酒特有の口当たりのよさがあるから、ついつい口がすすむ酒。乾き物のつまみで夜のとばりを。

蛇の湯温泉は18時までなら立ち寄りも可能で、単純硫化水素泉の豊富な湯量。冷え性、疲労回復、エトセトラに効果がある。

ゆったり浸かって、散歩や散策で自然の中を歩けば、都会の喧騒を忘れる。村の流れに身を任せよう。

蛇の湯温泉 たから荘
東京都西多摩郡檜原村2465番地
(JR五日市線武蔵五日市駅下車。 数馬行きバス、約60分。)
(中央自動車道・上野原I.Cから約27km、約40分。)
入浴¥1,000 宿泊¥11,000~

詳細

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2005年01月06日

秩父へ

正月休みに秩父の山里まで温泉旅行に出掛けて、
しし鍋や鯉の刺身などに舌鼓を打っていた。

あたりはシンシンとして雪が積もり、16時にはもう風呂に入り、
遠くから聞こえる秩父鉄道の音に耳を傾け、じっくりと足を伸ばして開放的な気分になった。

夕方18時といえば、もう一日が終わったような、そんな世界だ。

旅館の上等そうな木材で覆われている長い廊下でも、灯油ストーブがいくつも焚かれ、それだけで外気の寒さや容赦のない北から吹く山おろしが想像できた。

まだ温泉のぬくもりが感じられる浴衣で用意された座敷に座るとメニューのひとつに「かりん酒」とあるのが目に入った。

花梨は秋に実る黄色い瓜型の果実で、咳止め効果があり、喉に良いことから蜂蜜漬けにしたり飴の原料になったりする中国原産のバラ科の果物だ。僕の田舎にも花梨の木があってその実からは甘いうっとりとした香りが漂わせていた。

たまたま目に入った「かりん酒」から久しく帰省していない田舎への郷愁心が呼び起こされ、思わず注文してみた。

さっそく運ばれてきたその果実酒は、大きめのクリスタルアイスが浮かんだ水割りで、年代モノのウィスキーのようなゆったりとした琥珀色の液体だった。
グラスをかざすと上から下へと螺旋の渦を巻いた模様が泳いでいった。

焼酎にしっかりと漬け込んでいるだけあって、香りも柑橘系ともアンズ種ともいえない花梨の甘い香り。
もしかしたらアマレットに似ているのかも、と一口飲んでみたらやっぱりボッチボールにそっくりの味だった。
スゥーッとした喉ごしのキリリと冷えた甘い果実酒は口当たりがよく、何杯でも飲めそうだ。馨しい花梨の香りが秋の山並みを思わせる。

後日、いつまでもこの秩父で飲んだ花梨酒が新鮮で心に留まったのでネットで調べてみたらこんなレシピが載っていた。

1.かりんをよく洗い自然乾燥させる。

2.輪切りにして瓶に入れ、お好みの量の氷砂糖を加える。

3.焼酎をドボドボ。

4.しっかりと封をして高温多湿の場所を避けて保存。

5.琥珀色になってきたら出来上がり。

来年の正月に向けて。是非。

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Posted by ko : 22:20 | コメント (0)

2004年10月15日

大谷田「明神の湯」

そうそう、書き忘れていた。先週末はまた新しい日帰り温泉に行ったのだ。

週末、天候の荒れくれた土曜日、燦燦として自宅の部屋でぐずつきながら溜まったDVDや本を当てもなく読んだり観たりしてリクライニングトラベラーとなりながら彷徨っていた。

眠くなれば寝て、また目が覚めると読みかけの小説に手を伸ばしたり・・・それに飽きればお茶を啜ったり、ヨーグルトを食べ、クッキーを齧り、とにかく一歩も外に出なかった。

あの日は外に出る方が酔狂としか思えなかったよ。そんな休日の一日目が終わりに差し掛かる頃、闇が空を覆う時刻が訪れても一向に止む気配のなかった嵐がふとした瞬間、ピタリと止んだ。

うん、台風が去ったのだ。窓から外を見上げればあれだけ漂っていた厚い雲も微塵すらなく、ただいつもの空が広がっている。

それならば、と思い例の如く年中無勤(←無休ではない)の〝てっちゃん@働かなくてもなんとかなるッス〟と一緒に足立にある大谷田温泉「明神の湯」へ。

ここの温泉は、よもやまな界隈でも間違いなく温泉フリークとしては3本の指が入る・・じゃなくて3本の指に入るHR川さんご推薦の温泉。

HR川さんから昂るメールを頂いたのが更に溯ること2週間前。

とにかく彼のお勧めは常に間違いないと太鼓判であることから、いつかは行ってみようと決めていた温泉。

台風一過の中秋のほんのり肌寒い晩に露天風呂なんて風趣に富んだ遊びでしょう。

「明神の湯」はオープンから3ヶ月ほどのホヤホヤの立ち入り湯。
入り口から階段を昇り受付に着くとまず目に入るのが畳のある広い休憩処。
観光地の温泉にあるようなその休憩処は東京とは思えない雰囲気がある。どこか遠くに来たみたいだ。

中に入ると驚くのがまるで秘湯の如く照明が落してある湯場。レトロな雰囲気で間接照明が木の浴槽から溢れるお湯をぼんやりと照らす。

「あつ湯」、「ぬる湯」、「高見の湯」。カコーンカコーンと奏でられる桶の音と昔の縁日のような風景がひどく懐かしさを助長する感じ。

全体として木がふんだんに使用されているので、洗い場の桶や蛇口、そこにある棚、内湯の浴槽から木の馨しい香りが泳ぐ。

気になる泉質も塩分を含む東京独特の茶色い強ナトリウム系でぬる湯に浸かっても体が芯から温まるのだ。

ゆったりと肩まで入って天井を走る大きな古木と中央にある緑が茂る木を見まわす。自然とほっと一息ついちゃう。

露天はここに記せないくらい浴槽があって特に「寝転びの湯」と「人肌の湯」はもう筆舌がたいほどの気持ちよさ。
寝転びながら湯気の立ちこめる森のような温泉で空を見上げると眠くなったり、いつのまに目を閉じたり・・・。

休憩処には温泉卵も置いてあるので、これがまた・・・。

大谷田温泉「明神の湯」
東京都足立区大谷田1-18-1
10:00~24:00(最終入館受付23:00)
入泉券(大人) 1000円

詳細

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Posted by ko : 10:18 | コメント (0)

2004年05月21日

福生

ぷはーっ、晴れた、晴れた。

超晴天。こりゃ洗濯日和だと思い立ったら洗濯機。
ガシガシ回して、お掃除開始。

綺麗になっても、まだウキウキウォッチが終わるかどうか。
こりゃ幸先が良さそうですな。

午後に郵便局に行った後、写真をカメラ屋さんに取りに行く。
モノクロ、ぜーんぶ成功。なんなんだろ?カラーだと半分くらい滅しちゃうのに、
白黒だとフィルム数全てが現像出来てるよ。

しかも四隅が渋い感じに暗くなっていて、真ん中に採光が入る雰囲気がグー。
ちょっとモノクロの研究してみようかしら。

さて、午後は用事がてらSRCに行く。

withてっちゃん@今日も明日も日曜日だっつうの。

ふと見るとTevaのサンダルが3900円でセール中。ええじゃないの。さくっと買っちゃいました。こないだのゴアギルでナマステサンダル(インド人が履くインドで売っている唯一のサンダル)がぶっ壊れてしまったので、まさに買い時。

うはは。よぉーし、夏よ来い。

それから福生に向かう。
特になにが目的ではないんだけど、米軍基地が急に見たくなったという、
まあ、いつもの俺マイわがままっちゅうことで。到着。米軍基地でっけぇ。

やっぱ占領されているんだよ、ジャパンは。ゲートに立っているアーミーがM16らしきものを構えているのがちらっと見える。

特攻服着て乗り込んでみたくなる衝動が・・・。

基地の街にあるお店は日本に居ながら、外国気分が味わえるところがいい。

洋服は高くて閉口したけど(「見てるだけぇ」)、帰りに寄ったレストランのハンバーガーが激ウマ。

無反省に巨大なハンバーガーは、カリッとしたビーフと、ざく切りの玉ねぎとチーズが絶妙な味わいのバンズに挟まれている。

そんでもって付け合せにはピクルスとフライドポテト。バニラコークと一緒にたいらげる。

これを幸せと呼ばずになんと呼びましょうか。

最後は、満腹気分で温泉に突入。ええ、福生にも探せばあるんですよ、温泉が。

市で運営しているらしく、値段も手頃。トロン原石なるものを利用したとかって書いてあったけな。
露天も在って、温度も適温。むにゃむにゃ。

あっ、写真アップするの忘れた。

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2004年04月26日

テルメ小川。

昨日は日曜日ということもあって、わりかし仕事も順調で“6ピタ”で業務終了。

ポチポチ歩いて帰宅中、ふと携帯のメールを見ると一通の受信メールが。温泉のお誘いです。
断る理由なんてどこにもございません。

それに今日はなんだか少しばかり肌寒いし、温泉日和なんじゃないでしょうか。

秋を彷彿させるような空を見ていると、「こだまの森」を思い出したり・・。
ギャザリングの時は、興奮したしなぁと、アタマの中を生い茂る妄想茸で戯れていると、
そこはもう待ち合わせの某所。

with“てっちゃん@毎日がゴールデンウィークだっつーの”と例の如く湯に。今日は趣向を変えて、
テルメ小川というちょっと東京郊外にある温泉に向かっちゃう。一度行ったきりの場所。

両者とも地図の読めないどころか、医者も匙を投げて不法投棄するぐらいの方向オンチ障害なので、
メシも食ってもいないのに既に不安だけでお腹がいっぱいです。
もちろん案の定迷いました。たどり着く筈の無い多摩湖っていう標識が目の前に広がっています。

ナゼ?どうして?

どうやら青梅街道だと思って突っ走っていた道路が“新”青梅街道だったことが判明。

ガッハッハーと車内で笑い転がる二人。地図のせいにする二人。肩を落とす二人。
ハテナマークだらけの二人。
嗚呼、僕のココロにもワイパーがあれば・・って、えー!?詩人!?

まったく、いつものパターンです。泣きべそかいて引き戻しました。所要時間:2時間半。

で、肝心の温泉のほうは、マジ最高。東京ベストワンの泉質。ヌルヌル感がばっちしで、
お湯が柔らかい。露天も広くて38度くらいの温度設定だし。日曜で1000円。
ここは良い、いや、ほんとに。

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