2009年08月26日

フリッカーはじめました。

まるで中華蕎麦屋が初夏一番の太陽を見せたときに、そそくさと冷やし中華のメニューを出すようなこの題名、PSYBABA.NETも遅ればせながら写真共有コミュニティに参加。

そう、「Flickr はじめました」である。

じつはこれiphone専用で使っている。iPhoneのカメラは、1200×1600の192万画素。 メール添付して送付すると、600×800になる。それでも当モブログのサーバのシステムでは弾かれるのである。つまり、サイズが許容を超えている。

モブログはドコモの端末からアップロードしていて、352×288のCIFでやっている。となれば、あとはiPhoneの写真をリサイズする以外に方法はないのである。
※ちなみにMMSのメアドをiPhoneで運用できるように機能が搭載されてから、モブログへのアップロードは可能ではある。

iPhoneの写真のリサイズについては、「Resizer」というアプリがあったので落としてみた。これは、リサイズというよりは写真の切り取りをするものなので、どうしても写真の構図が狭くなって芳しくない。ためしにモブログにアップしてみたけど、やはりしっくりこないのだ。

いよいよもって諦めかけていたところ(異常なやりかたでiphoneからドコモに送信して、そこから挙げるというのがあるけど、少し痛い人である)、いっそのことフリッカーでも使ってしまえば良いじゃんと結論に達した。実は、iPhone専用のphotoshareという、ものすごく最強の写真系コミュニティがある。ただ、唯一の難点は、まだブログパーツが充実していないのだ。一応データを吐き出しているので、どうにかすればパーツになるらしい。でも探してみても見つからないのだ。そこで世界で圧倒的なシェアを占めているフリッカーにして、右カラムにフラッシュで生成されるブログパーツを作ってみた。コメントはあえて英語にしてある。そのうち気の利いたことでもキャプションにしてみたい。

そんなわけで、iPhoneで撮影した写真は、ちょろちょろとフリッカーにアップしているので、右カラムのところでもよかったら見てやってください。写真のフラッシュはランダムに生成されてますんで、撮った写真をまとめて閲覧するときは、飛び先サイトの「ko_flicker's photostream 」を押してやってくださいまし。

そうそう、ちなみにiPhoneからフリッカーへのアップは「Flickit」というフリーアプリを使っているよ。なかなか(というか、かなり)優れもの。

blank_space

2009年08月24日

高田馬場「末廣」

読売テレビ系列の「秘密の県民ショー」という、地方独特の風習を紹介するバラエティ番組で、地方から東京上陸した食べ物を特集しているコーナーがある。そこで「秋田県民を虜にする黒いイケ麺が東京上陸」と、高田馬場のラーメン屋が紹介されていた。JR山手線高田馬場駅から早稲田通りを徒歩5分。

むげん堂の真向かいにある「末廣」である。

元々は京都にある元祖中華そばの名店「新福菜館」をルーツとし、その味に惚れこんだ「末廣」の店主が秋田に開店したという。秋田ではかなり有名だとか。

20090824a
店内はカウンターのみの店で、特徴的なのは、テーブルにある丼いっぱいの葱だ。嬉しいことに、この葱は入れ放題。

20090824b
写真は中華そば(680円)

まず目を引くのは真っ黒なスープ。熱々の脂が膜を敷いているのをズズっと蓮華で啜ると何とも心温まる中華そばの味。鶏がらの濃厚な味が懐かしい。麺は中太ストレート麺。そしてチャーシューではなく、煮込んである肉の薄切り。

もう一つ追加でできたら、ナルトが欲しいところである。それにしてもナルトという食べ物は、ある時には全然意識しないけど、ないってことになると、俄然と存在を強める食べ物である。このラーメンにもナルトがあったら、さらに旨いのに、なんて思ってしまう。それでも、とにかくたっぷりの葱で食べるべし。遠い雪国を想う味だ。

末廣
新宿区高田馬場2-8-3
年中無休 24時間営業

中華そば(並) --\680円
中華そば(大) --\780円
中華そば(特大) --\880円
あさり醤油(並)--\880円
あさり醤油(大)--\980円
あさり醤油(特大)--\1080円

その他、やきめしなど、メニュー多数。

blank_space

2009年08月02日

ノーマンズ・ランド

ノーマンズ・ランド【2002年 フランス/イタリア/ベルギー/イギリス/スロヴェニア】

監督:
ダニス・タノヴィッチ(Danis Tanovic)

キャスト:
チキ --ブランコ・ジュリッチ(Branko Djuric)
ニノ --レネ・ビトラヤツ(Rene Bitorajac)
ツェラ --フイリプ・ショヴァゴヴイツチ(Filip Sovagovic)
ソフト大佐 --サイモン・キャロウ(Simon Callow)
マルシャン軍曹 --ジョルジュ・シアティディス(Georges Siatidis)


2002年のゴールデングローブ賞、アカデミー賞の外国語映画賞をダブル受賞したボスニア戦争をシニカルな視点で描いた戦争映画。ボスニア側とセルビア側が均衡する中間地点のノーマンズランドと呼ばれる塹壕。そこに取り残されたボスニア兵士のチキは、セルビア側から斥候を命じられた新米のセルビア兵士ニノとばったりと出くわす。一触即発の状態のところに死んだと思っていたチキの友人ツェラがなんと息を吹き返すではないか。

しかしニノは立ち上がるんじゃないとツェラを制する。ツェラが倒れてる背中にはニノと斥候に同行した老兵士が仕掛けた地雷が仕掛けてあったのだ。

チキは老兵士を撃って殺してしまった。彼らの行く末は?国連軍は彼らの仲裁に割って入れるのか。

じつにヨーロッパ映画らしい、シニカルなジョークに満ちた映画である。戦争映画というものの「プラトーン」のような戦闘シーンは少なく、キャラクターの科白回しが中心のコメディに近い映画だ。それでもたっぷりの皮肉を感じざるを得ないのは、そのテーマの重さにあるのだろう。紛争に介入できない国連軍のジレンマ。同国同士の民族なのに殺しあう彼らは、こういった表現は不適切だろうが、ある意味で滑稽なのだ。国連軍が醸し出す大人の事情とマスコミの嗅覚、その狭間に立たされる現場の人間。必見である。

※DVDは絶版。2009年08月現在、数年前に比べて市場に中古が出始めたので買いやすいかも。

blank_space
Powered by
blank_space