2008年03月17日

メタボ解消

土曜日にひさしぶりに地球家のパーティに行ってきた。

ゴアギルが来日していて、パーティが都内某所で開催されると耳に挟んだのだ。海に面したエリアの巨大なゲームセンターを改造した箱がパーティ会場。ゴアギルはディファで踊ったのが最後だったので、じつに3年ぶりぐらいである。

細分化し続けるトランスのなかでもゴアギルの音楽は所謂ダークトランスと呼ばれ、重々しい曲調が特徴的で、BPMは146以上で心拍数をあっさり超える殺人サウンド。好きな人は好きだけど苦手な人は苦手、そういった意味では音楽的といえよう。僕はわりと好きだ。(朝方にキラキラしたラエリ系トランスで海見ながら哀愁いっぱいにみんなで涙を流すのも好き)

さて、そのゴアギルの音楽(あるいはそのプレイ)を、パーティフリークは<儀式>と命名して、崇めたりしているが、実際にパーティに赴くと、なぜ彼らがそこまでしてゴアギルを崇拝するのか、きっと一瞬で理解できるだろうと思う。のべつなくうねりだされる146BPM超えのトランス、AメロとBメロのあいだのブレイクが極端に少ない攻めまくりの繋ぎ。心の深淵を覗いたらそこには暗黒空間が永遠に拡がっていた。そんな気分にさせてくれるDJ。

禅問答の修行の観が漂う。これを儀式と呼ばずしてなんて呼ぼうか。

そんな音楽性に共鳴を起こすと、フリーク達は踊りまくる。5時間とか6時間とか10時間とか。

僕はすっかりメタボリアンと化したので、こりゃゴアギルダイエットだなと思ったりした。あるいは「ゴアギル ザ ブートキャンプ」だ。6時間踊っても苦にならないというのは、やはり稀有な存在である、ゴアギルは。

*
*

ところで、今回の地球家のパーティで、MSYS君にひさびさに再会した。

去年の春渚のパーティ以来である。MSYS君は、フロアでクールな顔をして踊っていると思いきや、その脳内では「見えない猫を肩に乗せてその猫のお尻をクンクンと嗅ぐ」という妄想を繰り返しているホンモノで、なかなか興味が尽きない人物である。

MSYS君は Fatal Discord という名前で音楽活動をしていて、なんとそれがゴアギルのチャートにインしているのだ。これはトランス業界では、とんでもなく栄光されるべき偉業で、映画監督がヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を取るのよりも凄い功績である。

「トランス オブ トランス(トランス界のトランス)」と呼ばれるゴッドのチャートに入るなんて凄すぎるのだ。

今回のゴアギルのプレイでもMSYS君のトラックが流れたらしい。なぜ<らしい>というかと、じつは僕はパーティ会場に向かう矢先でお腹を壊して駅前のミニストップに駆け込んでいたのである。踊る前にお尻周りがすっかり160BPMな状態で、トイレで一足先にサイケデリックに陥っていた。

そんなこんなで聞き逃してしまったのである。不覚。

それにしてもMSYS君、さすがだ。自分の友達の曲が世界に広がるなんてのは、まるで自分のことのように嬉しい。

サイケ万歳。トランスよ永遠に!

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2007年04月06日

渚音楽祭2007春

4月7日、8日の2日間は、お馴染みの渚音楽祭がお台場コートで開催。

渚音楽祭
2007.04.07(SAT)13:00-20:00
2007.04.08(SUN)09:00-20:00
@東京お台場オープンコート

今回は両日エントランスが可能なチケットが手元にあるので、2回楽しめちゃう。

さて、4月7日のめぼしいラインナップはこんな感じ。

太陽/All Genre Stage
13:30 Clammbon
15:50 Sly Mongoose
17:50 Takkyu Ishino
18:50 System7

星/四次元Zone
17:00 Masa(Live)

Clammbonの和やかな音色と原田郁子の唄声でお昼を楽しみつつ、Sly Mongooseに突入。このバンドの音はカテゴライズできない音で、踊るにはもってこい。

そして違うステージでスタートするMasaのライブ。MasaのDJは昔から聞いていたので、DJだったらパスしたけど、ライブなのでちょっと見てみるつもり。さらに大御所の石野卓球、System7と続く。以前にライブで味わった卓球のライブは涙ものだった。その感動をもう一度。

他にもこんなラインナップ。
CRO-MAGNON/ALTZ/LIVE LOVES/icchie/REBEL FAMILIA/1945 a.k.a. KURANAKA/ARNE/
Salpo/Funky Gong/NORI/MIEKO/DISKOMAN/REE.K/KATSUMI/MAXIMUM/INFINITY16/
ASIAN STAR/GLADIATOR/SUPA ARI-T/JA-SPER/Hiroshi Kawanabe/KENJI HASEGAWA/YOKU/MAKAI/HALFBY/HANDSOMEBOY TECHNIQUE/FREDO

そして4月8日は、さらに過激。

太陽/All Genre Stage
12:00 Xavier Morel
13:00 Hallucinogen
16:30 Extrawelt
17:30 Derrick May

空/Trance Zone
15:30 Mindelight

トランス色が濃い(デリックメイは違うけど)一日になりそうだ。
神経質なレンガ職人のようにサイケデリック音を段々と紡ぎだすザビエルのDJ、天才サイモンのユニット、ハルシノゲンのライブ(「ファッキンファイヤー!!」)で卒倒する間もなく、メキシコの新星Mindelight、そしてExtrawelt/Midimilizの名義でEPも出しているExtrawelt。このあたりの音はミニマム感が漂うので、夕方にはいいのかもしれない。

8日のその他のラインナップは以下の通り。
GOCOO/SINE6+UNI+佐藤タイジ/KINOCOSMO/SUN PAULO/SHAG/SPECIAL OTHERS
KOH-TAO & SANDII/YAOAO dub from Dachambo feat.内田直之/SOFT/
KEI FUJISHIRO/KEISUKE/Liquid Ross/MIKI/RYO/TA-KA/TULIO/Dj TarrU/Spliffnik/Takaya Sato/DJ KENSEI/IZURU UTSUMI/DJ NOBU/HIKARU/MURO/MASTERKEY/DJ KAORI/HAZIME/YUKIJIRUSHI/ DJ TABO/SHINKAWA/UIROH/DJ ARA/KAWAMURA/DSKE/MIRROR SYSTEM/ARTMAN/MAKYO feat. JUDWA/KAY NAKAYAMA/LIQUID DJEMS/SINKICHI

オフィシャルサイトはこちら

渚音楽祭2007春

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2006年10月16日

Juno Reactor@渚音楽祭

20061016a
急遽、ジュノがトリを務めることになったと知ったのが14日の午前中のこと。


友人からの1本の電話。

「ねえ、ちょっと、渚のHP見てみなよ」と、彼が言った。偶然にもブラウザを立ち上げて、別の調べものをしていたので、渚のHPにすぐにアクセスして、ビビッた。JUNO Reactorって書いてあるじゃん。

「ねえ、ジュノリアクターって書いてあるよ。」思わず信じられなくて呟いてしまった。

「そうでしょ」彼はそれだけ言うと、黙った。受話器越しでニヤニヤしているのが想像できた。

渚に行くなら2日目でいいやと、前売りを買わずにダラダラしていた自分の運の良さに朝から酔いしれそうになった。

1日目の渚に行こう、すぐに決めた。


*
*


やっぱ、2日目に客が集中するのだろうか、トリのジュノでもギッシリじゃなくて、踊れる空間があってラッキー。

インターナショナルな米米クラブといった感じのジュノだったし、ライブも1時間だったので、もっと演奏して!と、少々物足りなさもあった。でもそこを突っ込むのは贅沢というもの。やはりトータルで満足できた。

映画「マトリックス」2作目の高速道路のシーン(モーフィアスと白いドレッドの双子、そしてエージェントが格闘する場面)で挿入されていた「Mona Lisa Overdrive」、「Bible Of Dreams」のアルバムにはいっていた「God is God」と「Shark」(たぶん・・)、アコギの音色の出だしがメロウな「Pistolero」と、これぞジュノって曲を演奏。懐かしくてうれしくて泣けた。

で、アンコールなんてないのかなーと思っていたところに、流れた「Conga Fury」。鳥肌がたって、漏れそうになる。三十路を過ぎたトランス野郎はそういう演出にじつに弱い。一人でキャーとか叫んでしまった。

JUNO Reactor、トランス界の重鎮はまだまだ現役だったぜ。


この日はジュノだけでなく、LITTLE TEMPO、DJ BAKUのライブ、そしてGOA Trance Zone では、RAY CASTLE、DOMINO、TEOが回した。

LITTLE TEMPOは、スティール・パンのメロディが気持ちいいレゲエ・ダブ系サウンドのバンド。結成してから13年も経つ。とにかく南国的に爽やかな音で、自然と踊ってしまう心地よさだ。日本にはこういうバンドだってある。ぜひ聴いて欲しい。

公式HP

DJ BAKUは、DJ Krush以降のシーンの担い手であるAbstract系のターンテーブルDJ。3台あるターンテーブルにCDJ、それにエフェクタやカオスミキサーをたやすくこなす音回しはまさに神業。次から次へとうねりだすトラックは「本当に手は二本だけなのか?」と疑いたくなる。

公式HP


そして、ゴアではRAY CASTLE、DOMINO、TEOの海外アーティストが揃った。

トランスというよりプログレ的なRAY CASTLE(でも、しっかりと客をもっていてしまう)、夕暮れに響き渡るDOMINOの攻撃的なDJと、ダークサイケの代表TEOの重たい音。

音楽三昧のお台場ポート。そうして夜が更けましたとさ。

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2006年10月02日

KOXBOX@玉川キャンプ場

20061002
そろそろ山は寒いので、おそらくは今年の締めになるだろう野外パーティに 先週末に行ってきた(と、ここまで書いて、まだ〝渚〟があるじゃないかと思い出した)。


メインライブはKOXBOXだ。場所も玉川キャンプ場と、青梅街道の一般道で2時間足らずで到着できるロケーション。

今回は「気合ぶっこいてパーティだ!」として意気揚々と遊ぶのではなく、「キャンプしてたら音が鳴ってたね」ぐらいのテンションで行ってみようとする。

飯関係も充実するようにと焼肉なんぞをしてみたり。そうすれば、期待はずれのショックも少ないだろうからと思ったわけである。

天気もそんなに悪くない。気温も寒くない。

ということで、ひさびさの野外で感じたのは、毎週のように野外に繰り出していた時だったら見落としていただろう愉しさを拾い上げていたということ。

焚き火の匂いを嗅いだ時の昂奮、山の中に漂うインド香が気持ちを昂ぶらせてくれて、緑の山を背景にして張られているバティックのデコレーション、徐々に明るくなって分かるフル笑顔のみんな。

こういうのは毎週のように何処かの山やビーチのパーティに繰り出していた時には〝当たり前〟だと思っていたわけだけれども、ひさびさに味わうとありがたみというのが沸き起こるわけである。

まあ、それぐらい飢えていたのかもしれないけど。

そして、現地集合的に、ひさびさに知り合いと再会できたのもよかった。薪をくべつつ、とりとめもない会話をして、みんなで回すというのは、なんというか、やはり、かけがいのない貴重な時間のようである。

さて、明け方5時過ぎに始まったKOXBOXのライブ。

縦ノリと横ノリが合わさった物語のような感じだ。

上から眺めていると、KOXBOXの音にやられたギャルとかギャル男が大量に退散しているのが笑った。

そんな自分も、ステージ近くで踊ると、KOXBOXの世界に引きずり込まれて大変な目に逢いそうだったので、少し高い丘みたいな位置のフロアが見渡せるところで踊りつづけた。

そして、ライブのあとのFrankのDJもウニョウニョしていて、そりゃもう・・・。ウヒョとかエヘとか一人ごちに呟いていた。

サイケデリックの真骨頂。曲がりすぎのサウンドは気が触れてしまいそうな完成度。

KOXBOX最強伝説だ。

何枚かモブログに写真をアップしているので、そちらもどうぞ。

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2006年04月19日

アースデイ2006

愛と平和を謳う2日間が今年も代々木にやってきました。
アースデイです。

オーガニックの屋台や雑貨の屋台が並ぶことでしょう。

歌と祈りでお腹は充たされないし、パンが空から舞い降りてくるわけではない。

それでも、〝どうやったら平和に近づけるのか〟を模索するより〝平和の為には何ができるのか〟を考える日があってもいいはずだ。

ラブ、そして、ピース。

===

Earth Day2006 2006.04.22(SAT), 23(SUN)
@代々木公園

04.22(SAT)

11:00~ オープニングセレモニー
11:40~ 開会式
12:10~ 鈴木キヨシ & minalu
12:40~ ひょうこまVibrations
13:30~ aof
14:30~ 和豪
15:30~ Magnolia
17:00~ LOVE PSYCHEDELICO
18:50~ PIKADON(黒田征太郎、近藤等則+SUGIZO)MC:Dr.SEVEN、Yuka Hoshino


04.23(SUN)

11:00~ ap bank dialogue(小林武史、ハセベケン、GAKU-MC)
12:30~ 大樹
13:00~ 「お金のいらない国」寸劇&トーク
13:30~ じぶこん
14:30~ らぞく
15:30~ GOCOO
16:30~ BONNIE PINK
18:00~ UA
18:50~ クロージングセレモニー


HP

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2006年04月17日

倍音が響き渡る埋立地の春爛漫

先日の渚音楽祭2006@お台場コート。

週末の天気予報のとおりに小雨がパラつく朝を迎える。

どうしてこういう時に限って天気予報というのは当たるのだ?厚くて灰色の雲がびっちりと空を覆いつくしているのが見えて閉口する。

前売りを持っているというのに、今日は行くのは止めるべきなのか。

でも絶命的な大雨じゃないから希望ぐらいはある。100均で購入したポンチョとビニールのレジャーシートを念のために持ち、夜は冷え込むということなので年末に購入したフリースを纏う。

*
*

やはり小雨がパラつくお台場、早速と目に止まったのが、太陽ステージのPLANET B.E.Nのライブ。

続いて小気味のよいAUDIO ACTIVE。

PLANET B.E.Nは約2年ぶりくらい。

ジャーマンテクノに近いトランスで観衆を包む。

そういえば我が家にしばらく居候していたドイツ人のスザンナはPLANET B.E.Nの元彼女だったっけ。

1年前に麻布でひさびさに会って、まだ日本にいるものだから驚いたのだ。六本木の外人バーでホステスをしているという相変わらずの生活のようだった。

そしてAUDIO ACTIVE。徐々にステージが観客で埋まってゆく。

ラッ*ュを吸引しているギャルが大勢通りかかる。こっちまでアタマがクラクラする。

それはトル*ンとおんなじなんだぜ。もっとバカになるぞ。

AUDIO ACTIVEの終盤、お腹が空いたという声が浮上したので、何か食べようということになり、タイ料理の屋台に向かう。ポンチョを脱ぎ捨てて、どうしてか手元にあるテキーラを回し飲みする。

このペースで呑むと14時には酔いつぶれているだろうけれど、まあそれもいいだろう。

その後、今日の渚で一番感銘を受けたアラヤヴィシュナのライブにノックアウト。

倍音の嵐。

シタール、タブラ、ホーメイ、マリンバなど多種多様の音が混沌と奏でられるプログレのようなインド音楽のようなロックのような。

とにかくズゥウンと〝音〟が身体に入ってくる感じ。

気が付くと目を閉じてフラフラと踊っている。

山川冬樹のボーカルが最強すぎる。

こんな気持ちいい音は久しぶり。

*
*

さて、タイ料理に舌鼓を打ったあと、怖いもの見たさでの虹ステージ(Raibow Gay Mix)でSHINKAWAを聴く。

あー、やっぱりみんなレズとかゲイとかだ。

ラブリーなサウンドは野外より箱のほうが似合う気がする。

ピンク色のウィッグをつけたマッチョのゲイがウインクをしてくる。

僕は焦点が合わないのでどういう表情をしていいか分からない。

隣のレズの子が「ライター貸してくれない?」と僕の袖を引っ張る。ごめん、煙草吸わないんだと断る。

ものはついでに渚でしか見ないだろうということで、月ステージ(Hiphop Reggae)でMUROのラップを聴いてみる。日本のHiphopの夜明けはまだっぽい。

一昔前のMUROみたいなスタイル(迷彩のStussyのフードを被った連中)が前でうろついている。なんだか無邪気だ。

サウンドシステムはこのステージが一番良質。

*
*

空ステージのトランスは実に微妙。というよりは、渚じゃないと聴けない音でもないからだ。 RYO 、SO、TA-KA、TAKAYA とかだよ。 FULL MOON MONDOぐらいだ、聴きたいのは。

それに今回の渚の致命的な問題がある。

それはサウンドシステムのしょぼさだ。音があまりにも小さすぎる。

音圧が感じられない。空ステージの音も同様で、高音が抜けないで低音がこもるという哀しさ。

どうしても物足りなさが漂う。

ということで、締めは卓球とジェフミルズにする。

卓球はやっぱスゲェ。集客もこのステージが一番のようだ。

畳み掛けるように音をつないでゆく。

渚の楽しみは普段は絶対に聞かないかもしれないジャンルが楽しめるところにあるのかも。

それにしてもアラヤヴィシュナは最高だ。アルバム購入決定だな。

何枚か撮った写真をモブログに載せたので、ご覧になる方は右サイドの携帯の画像をクリックしてね。

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2006年04月14日

渚音楽祭06年春

春といえばこのイベント。永い冬があけた証拠。

当日は雨かもしれないけれど、渚だよ。

===

渚音楽祭 2006.04.16(SUN)09:00-21:00
@東京お台場オープンコート
ADV2000-

太陽 / All Genre Stage

JEFF MILLS (AXIS/USA)
TAKKYU ISHINO
PLANET B.E.N.
渋さ知らズオーケストラ
AUDIO ACTIVE
DJ MAYURI
REE.K
DACHAMBO


月 / Hip Hop Reggae Stage

DJ:
MURO
KAORI
HASEBE


星 / House Stage

JUZU a.k.a. MOOCHY (NXS/CROSSPOINT)
DJ KENSEI (OUTERLIMITS Inc,)
HIKARU (BLAST HEAD)
VENUS FLY TRAPP
TIGER (Dai/Dol-lop/Neemura/Rev)
SANDNORM (OVA)


風 / Jam Rock Stage

SUN PAULO
GOMA&JUNGLE RHYTHM SECTION
FLYING RHYTHMS
らぞく
poodles
はち
DJ KERO
アラヤヴィジャナ


空 / Trance Zone

Live:
MASA (Space Gathering)
DRAP DROP (ELF)
THEOREME (3D Vision)

DJ:
B-55 (Shanbarah)
DAIJ IRO(Digital Block)
FULL MOON MONDO (New World)
RYO (Solstice)
SAL (Stargate)
SHINGO (Psy Aeen)
SO (Labyrinth)
TA-KA (Mother)
TAKAYA (Wakyo)


光 / Ecostyle Chillout Lounge

Live:
KUNIYUKI (Mule Musiq)
YAMAUCHI
YOGURT (Upsets)

DJ:
ARTMAN (Qooki Records)
IZURU UTSUMI
MAKYO (Dakini Records)
SINN (Global Chillage)


虹 / Rainbow Gay Mix

TABO (陽炎)
WARA (shangri-La)
SHINKAWA (CROSS OVeR)
KAWAMURA (RED)
TAKE (NOOMIS)
UIROH (PIMP)


雲 / Art Gallery

Live:
DEEPCOUNT
NOGERA (Shpongle/Echo&Nymph)
ZA CAFE feat. Dr.SEVEN
EBZ

Live Painting
SEISEN ITO
KC
SAL with YOSHITO
マストワン×SKEL.psd(他社比社)

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2006年02月17日

R.I.P.Zolod

大国ロシアでもトランスやパーティの文化的土壌があるのだと教えてくれたのが、97年頃からゴアで台頭したXP。

漫画のおぼっちゃまくんみたいなキャラなのに、パワフルでゴリゴリなサウンドを引っさげてゴア在住の僕らを驚かした。

「とにかくロシアの凄い奴がいるらしい」

それが僕らの97年のゴアを巡る言葉のひとつだった。

それから数年経ったのち、〝ロシアン・コネクション〟と、なんとも秘密警察のような、ロシアンマフィアを彷彿させるような言葉が囁かれるようになる頃、若干20歳にもならない超新星のユニットがトランス界に現れた。

その名もPARASENSE。

大国ロシア、凍土とチェルノブイリとウォッカを代表するサウンドで、暗黒的な力強いトランスだ。

AlexとZolodの2人のParasenseは一気に人気をモノにする。

Acidance Recordsから2001年、2003年にアルバムを出し、当時のパーティシーンではよく掛かっていた。

その後ParasenseはAlexだけのユニットとなり、Zolodは新たにTerminatorというユニットを立ち上げることとなった。

そのZolodが2006年1月4日に母国ロシアで亡くなった。

享年25歳。

早すぎる死だ。

たしかに、彼のパフォーマンスは、死を予感するような、不吉な未来を暗示させる傾向があったし、アーティストには彼と同じように自らの手によって、その命を閉ざす者もいる。

しかし、僕は思う、自分の手で死ぬのだけは駄目だと。それは本当に切ない死なのだ。

彼の遺作である「Spirits Of The Plants」はDeja Vu Recordsから2月にリリースされる。

Rest In Peace, Zolod.

彼の親しい友人達によって、メモリアル的なサイトも立ち上げられている。

詳細

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2005年07月13日

ひかり祭り2005

今週末の連休はいかがお過ごしで?
海か山か。それともアルカディアか。で、こんなのもあるぜよ。

The art festival of HIKARI

2005年7月16日(SAT)~ 18日(MON)
Entrance:Free! @牧郷小学校(牧郷ラボ)

*
*

奥多摩の先の神奈川のさらに奥地の廃校となった小学校で催されるパーティ。
ゆるゆるでまったりとしたイベントかな。村祭りであり、レイブであり、そしてどちらかというと「まつり」に近いこの体験。

サイケデリックに光と幻想の世界から炎の息吹きと調和して、太古の世界にチューンイン。

カメラワークが鬱陶しい商業的なソルスパーティなんかに辟易な皆さまが集合してたりなのかね。

寝袋持参でみんなで揃って体育館にお泊りだ。

近くには「やまなみ温泉」があったり、ハイキングコースがあり、せせらぎも流れているので釣りも楽しめるなど観光もオーケー。

Food:


地元お母様によるホットドッグ&カレー(サクラの会)

地元お父様による焼きそばや焼き鳥

無農薬の地野菜や加工品の販売(豆の会)

小津久のうどん中島浩太朗シェフ(スープ、おいも、お楽しみ料理)

にっこり(坪田直子/浦上裕子/佐々木直子/きしょう&さちえ/タケちゃん/ハルミさん=ブレックファースト、韓国めし、本格カレー、冷やしたぬきうどん、かき氷、スィーツ)

オーガニックちばち(すぎたカズト、春山卓治亜季子、大塚正美=本格カレー、総菜、朝ご飯、スィーツ)

キッチンしみづ(ブルスケッタとオーガニックパスタなど)

遊魚園(お弁当)

Sputnik(洋風総菜とスィーツなど)

anuenue(パスタ、フレッシュジュースなど)

トルティア&チリビーンズ

酒飲み有志のお店(地元のお父さん)

牧郷ラボ酒類販売所(ビール、ワイン、ソフトドリンク、水など)

Event:

ファイヤーパフォーマンス、光と映像によるアート、キャンドルインスタレーション、ライブペインティング、DJライブなど。


情報の詳細はホームページで。

ひかり祭り
http://www.bambient.com/hikari2005/

ビールで祝杯をあげながら、光に包まれて星を眺めよう。

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2005年05月20日

Kindzadza@M

先月の話で、すっかり忘れていた少しアンタイムリーな話題をひとつ。

4/29、西麻布の clubM で Kindzadza のライブが行われた。

初来日のこのユニットのライブは、それほどフライヤーをばら撒いていないちょっとしたネットワーク内のパーティでもあったので、案の定、ウザいギャル男やギャル達も居らず、見苦しくなかったので非常に楽しめた。

今回はディスカウントも取れ(多謝!)、それもけっこうな数でもあるということだったので、某珈琲のCMに出て、懐かしの芸能人と共演しているNチョーも一緒に入場をかますというスタートからワクワクする感じもあった。

ところで、clubM はたしか最初にオープンした時は、246通り沿いのベルコモンズ近くになかったっけ?(違う?)。まだアポロとかパイロンが青山にあった頃─10年前ぐらい─のボーイミーツガールな店じゃなかったかしら。

まあ、いいや。
閑話休題。

で、店の中をさっそく練り歩き。
地下1階が、アンビエントのブースで、もうそろそろ旧知の仲に近くなってしまったエミコと久々に遭遇。

なんでも今日はアンビエントを回すらしい。あまりにも久々だったので、びっくりした。マッサージもしているらしくて忙しそうでもあったので、ウシオと3人で近況を語り合い、ハグして別れる。それにしても一時より痩せて可愛くなったんじゃないのか。

喉も渇いているし、期待の週末でもある訳だし、呑まない理由はまるで無いということで、テキーラをバーカウンターで貰って、2人乗りのブランコで(クラブにあるのかね、普通)キーコキーコ乗ってはしゃいでいたら、キョウちゃん、キョウちゃんの旦那さん、マッキー、トモコちゃん、マキちゃんなんかが現われる。

一通り挨拶をする。マッキーがまた写真を撮っている。「今宵はデジカメじゃなくて〝写るんですよ〟なんだよ~」だって。熱心だな。見習いたいものである。

店は地下2階がフロアになっているので、さらに階段をおりると、マサキさん(5?才)が、例の独特の踊りで暴れていた。タフだなぁ。これもまた見習いたいものである。

音のほうはというと、Kindzadza のライブだけに他の出演者も重たいおどろおどろしいロシアンなトランスばかりで、音に集中しているとどんどん巻き込まれる。どちらかというとメロディラインが強調されているわけでもないので、気がつくと33曲ぐらい踊りぬいていたなんてのもざら。

で、メインの Kindzadza のあたりには、すっかりテキーラやらラムやらでベロンベロンになりくだっていて、どれがそのライブなのか分からなかった。

印象だけで感想を述べると、ダークな感じすぎて、アップアップな有り様だった。ゴアギルが頻繁に流すユニットだけれど、ゴアギルの手に掛かるともっとユニバースな全宇宙的な仕上がりなのに、ライブだとその奥行きがあまり感じられず、ごり押しが目立った気がした。ちょっと抽象的か。

まぁ、初来日でもあったので、アルバムにない曲もたくさんだったので、マルとしときましょう。

最後にひとつ、地下に抜ける階段の途中で腰を下ろしているガイジンと眼があったら、なんと、7年以上前にインド、ネパール、タイを一緒に旅行したスザンナだった。さすがにこればかりは驚いた。そのまま日本にも辿り着いてしばらくは我が家で居候していたこのコは、なんといまは西麻布でホステスをしているらしい。

何年ぶりに再会したんだかも分からない。たどたどしい日本語まで喋れるようになっていたし。びっくりすぎ。。

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2005年04月26日

渚音楽祭05年春(2)

渚音楽祭 2005.04.10(SUN)09:00-21:00
@東京お台場オープンコート

snapped by: LOMO LC-A

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2005年04月11日

渚音楽祭05年春(1)

良い小春日和の日曜日。渚のパーティに行く。詳細とラインナップは以下の通り。

渚音楽祭 2005.04.10(SUN)09:00-21:00

@東京お台場オープンコート
ADV\1500-


太陽/Techno House
CARL CRAIG(Planet-E)
KEN ISHII (70Drums)
Q`HEY(Moon Age Recordings)
LOUD-ONE(bnm)
DJ Aki
UKAWA NAOHIRO(VJ)
ENWAMADE(Decorator)
3-31(Decorator)
BAGS GROOVE(Lighting)

月/Trance Techno
DOMINO(Music of Sphere/UK)
YANIV(Hadshot/Cosmophillia)
TSUYOSHI(Joujouka/TokioDrome)
KINOCOSMO(Space Gathering)
RICE aka 近田春夫(Anoyo)
uvAntam.com
UNI(Throb)
NOGERA(Echo&Nymph)
MAYURI(Metamorphose)
SEINO(Balearic Sunrise)
TRI-FORCE
MIWA(Decorator)
ZAKURO(VJ)
SAVKA(VJ)
M.M.DELIGHT(VJ)
KLOMA(VJ)
SHINKI-LOW(Lighting)

空/TranceBar
FULL MOON MONDO(New World)
KOTARO(Techno.to/Equinox)
MAIRO-SUCH(Fineplay)
MASA(Space Gathering)
RYO(Solstice Music)
SAL(Stargate)
SO(Labyrinth)
TA-KA(Mother)
TAKAYA(Wakyo)
DJ YU-KI(T.P)
YOSHIDANCE(TPE)
YOSHIIE(Side-3)
KC(Decorator)
R領域(Decorator)
聖紅(Decorator)

星/FreeStyle AnotherStar Stage
EYE(boredoms/v∞redoms)
NORI(Nitelist Music/Gallery)
HIKARU(Blast Head)
SANDNORM(OVA)
VENUS FLY TRAPP
TIGER(Dai/dol-lop/Neemura, Rev)
山頂瞑想茶屋(Lighthouse)
SOUVENIR(Dancer)

風/FreeStyle Hardcore
RIP'N'EIJI(Psy-Harmonics/Panorama Records)
のなか悟空・人間国宝(のなか悟空/drums, 近藤直司/sax, ヒゴヒロシ/bass)
DACHAMBO(PLEASURE-CRUX)
HI-GO(Dip Aura/Ijar Connect/meki-higon.com)
ERA(Dip Aura/meki-higon.com)
Gaijin Complex(www.metaray.info)
izzy a.k.a. utsumi
ULU vivo TATEYAMA(nulo/AOA/Ijar Connect)
ZOMBO(FRANK ZAKKA/ZA CAFE)
OVERHEADS + FLOWERHEADS
(Liquid Lighting)


これだけのメンツが勢揃い。しかも1500円。

今回ばかりはトランスもさながら、テクノのステージが熱い。CARL CRAIG(Planet-E)とKEN ISHII (70Drums) 。

とくにケンイシイ は、個人的に96年のレインボー以来の野外ということもあり、超楽しみ、もう浮き足状態。

時間も15:30からと夕暮れと程好いスケジュール。

さて、お台場テレポート駅で降りると、居るわ居るわ。わさわさとパーティピープルが。
サイケデリックな色彩の連中が駅を占拠しているのは異様な光景。どうやら風はちょっと強いけれど4月だというのに半袖でも暑いぐらいなので、それに比例して来場者も多いようだ。

ゲートまでの列がとんでもないことになっていた。500人ぐらいの行列。迂回する感じに並ばなくてはいけないので、最後尾まで辿り着くのに10分ぐらいかかる。トホホ。買ってきたビールを飲みつつ、ウシオのお土産のタコの薫製を齧りながら、列に並ぶ。缶ビール2缶投入し、入り口に到着。

ところで今回の前売りチケットはQRコード化されている。QRコードとは次世代バーコードのこと。2次元バーコードの一種で、1994年デンソーが開発し、数字だけなら7089文字、漢字を含めると1800字の情報の情報を盛り込むことができる。従来のバーコードが一方向にしか情報が存在しないのに対し、QRコードは縦と横の方向に情報がある。

ノートPCが鎮座している受付で、携帯に送信されたQRコードをスタッフに見せ、早速リーダーで読み取る。

「オオイシ様、一名様ですね!」銀縁眼鏡を輝かせてフル笑顔で返してくれたのはいいが、読み間違いだ。ズッコッケである。一名じゃないよ。しかも名前も知らない人だし、それ。誰のデーターを読み込んじゃっているんだろうか。もう一度リーダーにかざすが、どうやら的の得ないデータしか出て来ていないようだ。スタッフも首を傾げている。

結局トホホな感じで「スミマセン、お名前を」と手入力で参照。持参したIDカードも見せ無事に入場。未来はまだ先か?

何にしても、入場ということで、Enter the Matrix! 我、搬送ニ成功セリ。

カバンの奥底に忍ばせたバカルディ(ラム酒)一瓶の持ち込み完了!。厳しい関門を突破だ。早速、ラム酒を〝闇酒(やみざけ)〟と命名することとする。スタッフに出くわしてもいいように、万が一を備えて、スーパーの ビニール袋の中に詰めたバティックに丸めて呑み回す。うふふ、サトウキビのまろやかな味わいがたまらないね。

コウタと合流後、ステージに向かう途中で、マサヨシ君カップルを発見。またトモちゃんが飯食ってるよ。トモちゃんは出くわすと必ずムシャムシャ食べているので、そのことに関して指摘をすると恥ずかしがるのだ。ちなみにマサヨシ君は肩に猫が乗っかっている妄想を度々繰り返し、トモちゃんはUFOを見たことがあると主張するコだ。なかなかステキなカップルである。

まもなくすると、のどか姉妹、キョウちゃんが登場。呑んだくれ達が集まってきた。のどかはワインを持ち込んだそうで、〝闇ワイン〟を片手に持っている。つまり自然の流れで、呑みまわす。

ケンイシイが始りそうなので、さらにステージの奥へと進む。結構な人が集まっている。やっぱ今日のメインというか花形って感じかね。コウタの奥さんであるエレナと合流。エレナと同じ大学のコ達も何人か会う。それぞれ相当ヘベレケ状態。

ケンイシイがスタート。出だしから丁寧な感じに痺れる。徐々にキックのある音が会場を包む。一体感を創り出すのが上手い。みんなノリノリだ。うん、太陽もサンサンと照らしている。

しばらくすると、ダイちゃん、イズミさん軍団、シンちゃん、ガチョウカップル、タカちゃん、クミカルも発見。

大学の同級生、キャップ、登場。

テクノやハウスのオーガナイズを大学時代から手掛けているので、今日は居るかな?と思ったら、やっぱし居た。しかも酔っ払い。オギョーとか嬌声を揚げて注目を浴びていた。

当然の事ながら〝闇酒〟を渡す。グビグビ呑みやがる。大量のビールを買って来てくれて、奢ってくれた。サンクス、キャップ。

しばらく雄たけびを発した後に「チャーハン喰ってくる」と屋台のほうに消えていった。あんなに酔っ払ってるのに、よくもまあ食べれるね。

あっという間の夕暮れ。ひさびさの晴れた野外はやっぱ気持ちいいな。トリのカールグレイグは重たい音だ。うーんテクノの真髄ってあたり。トランスのステージでTsuyoshi、DOMINOが回すので、後ろ髪を引かれつつ移動。足元フラフラ。

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2005年02月18日

代々木公園フリーパーティ

2月20日(日曜日)、代々木公園でスマトラ沖の津波救済パーティ開催。

Momentam presents:Tsunami Relief

Aviv (Spazz/ISR) vs Ofer (Digital/Intelligent/ISR),
John (Vp/ISR),
Kei (Quintrix/ HeadRoom Pro/Parameta), etc
Gate: Free!


どこいらが津波救済と繋がるのか、ちと分からないまでもないけど:)
でもまぁ、ひさびさに代々木に行くのもいいかもね。
晴れたら、テキーラ持って、踊りに行きましょう。

それと、今宵のスパイラル。告知なしのパーティなのでギャルやギャル男が居なそうだから、結構楽しそう。マサヨシ君は明け方回すそうだ。マサヨシ君のDJは、普段のヘンタイっぷりを全面に出したロシアンな音を繰り出すとかで大好評。重たい音好きは、是非。

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2005年02月07日

Symbolika

日本ではそれほど見掛けないけれど、アラキ夫妻が見つけてきた強力トランスグッズを紹介。

Symbolikaというイスラエルのブランド。確かイスラエリの若手のカップルが手掛けているんじゃなかったけ。

パーティ仕様に完成された腰バッグを始め、サイケでナイスなデザインが描き込まれたアイテムがたくさん。Tシャツのデザインのダンシングシバや曼荼羅は見ているだけで集めたくなる。

まさにポストSpaceTribe。

特に腰バッグは今までのカラーとは異なり、ナチュラルシンプルなアースカラーで纏まっている。それでいてワンポイントでオレンジとかビビットな色を使っているから、ほんっとニクイ演出だよね。

日本での販売は未確認。ゴアのアンジュナビーチで入手可能。

www.symbolika.com

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2004年10月12日

渚パーティ

祝日の先日の月曜、仕事が終わり次第フジテレビ裏までダッシュで向かう。

「渚」のパーティ。

レインボー、春風からまた姿を変えて都内にて大規模なリリースがある最中、去年から登場したのがこの「渚」。

ゆりかもめに乗り台場駅で降りる。途中、会場から電話が入る。「はやくおいでって~」、わかっているよ、嬌声が混じる。

改札から少し歩いただけで音がズンズン響いているじゃないか。もう大興奮。急ぎ足で会場に足を運ぶ。巨大なサウンドシステムがあり、2つのダンスフロアが用意されてた。

Tuyoshiが回しているので奥のフロアへ。DJブースの後ろに巨大なフジテレビの局舎がそびえたっていて後ろを見ると七色に変化する観覧車が回っている。うーんサイバーな感じだ。足場も平らで踊りやすいし、音がなにしろ良い。相当サウンドシステムに金が掛かっているぞ。TuyoshiのDJはちょっと前はブレイクビーツっぽくなっちゃってあんまり好きじゃ無くなったんだけ、最近はまた音が王道のスタイルに戻ってきただけにさすがと唸らざるを得ない選曲ばかり。

1曲、とんでもないグルグルな音を流していた。誰の曲か分からないし、だいぶリミックスされてる風で探すのに難色を思わせる感もある長い曲。でも探してやる。
いやーー、フルオンなDJは健在だね。

終わりかけ、出口が混んでいるのでまったりとしていたら、なんと10年前の友達のI君と偶然再会。
予備校の時に選抜授業が一緒で(つっても彼の方がワンランク上のクラスだったりするわけだけれども)、僕が一浪組で彼は二浪組だった。

予備校では現役生はチキンと呼ばれていて一浪組は新人と呼ばれ、二浪はベテランと呼ばれていた。

どこの予備校でも4月くらいは互いに反目しあっているグループが夏頃から対立の存在を受け入れるように、というのもそんなのにかまけている余裕がないのだから気にせずに仲良くしましょうとなるわけで、我が河合塾千駄ヶ谷校の93年度もご多分に漏れずその毎年繰り広げられているだろう風習をしっかりと受け継いでいた。そんな予備校内にある中庭で自由の囚われの身としてたむろっていた連中の一人from ベテラン組。

第一志望の早稲田に入学した彼は人づてに映像関係の仕事に就いたとは聞いていたけれど、大学一年ぐらいからあんまり会わなくなっていた。

あれから10年。さすがにビックリ。ついこないだまで沖縄で2年間ほど仕事を─やはり映像関係─をしていたそうだ。ちょくちょくイベントには現われているみたいなので、またいつか会いましょう。

*

ケニさんのmailサーバーからアカウントを払い出していただく。早速WEBメールから送信。届いたかな。

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Posted by ko : 10:03 | コメント (0)

2004年10月11日

玉川フリーパーティ

昨日は玉川河川敷で開催のフリーパーティーに行った。

二子玉川駅から徒歩5分程度のところ。
行きがけにバケットと生ハムとカマンベールチーズと赤ワインを購入。のちにサンドウィッチにして食べる。カリカリのフランスパンの中は香ばしいホワイティーなパン生地。

ちょっと塩の効いた生ハムがよく合う。

現場は、天気も良くないからそんなに人が集まってないかなぁと思ってたけど結構な人数が集まっている。

さっそくマサヨシ君&トモちゃんカップルを発見。焼酎片手に持ってるよ。メキシカンバティックを敷いて陣地を作り、他のメンバーが現われるのを待つ。

オープナーが無いのでワインが飲めない。するとダイちゃんが箸を使って無理矢理瓶の中にコルクをポチンと押し込んでくれた。つーわけで乾杯。

アラキ夫妻、チビスケ登場。チビスケが作ったお稲荷さんを食べる。
この日の音楽はオールドスタイルのトラックばかり流れるパーティなのでノスタルジーたっぷり。
この曲なんのアルバムに入ってたっけみたいな話をひたすらウシオとする。

事情が有りパーティ自体は18時半に終了。21時に目黒の「ホルモン道場」で焼き肉を食べる事になっているのに・・・。
さすがに河川敷で待つのは辛いので駅前の居酒屋にゴー。
モリモリとベンさんとベンさんのお子様の宇宙君(ほんとに“うちゅう”って名前なの)も加わり、〝ハイ、喜んで〟の庄屋へ。

ベンさんは自宅でお手製の納豆を作ったり、パンを作ったり宇宙君の小学校で手品をお披露目したり、果ては「たけしの挑戦状」っていうかつて(といっても15年以上も前)話題を呼んだ絶対に小学生にはクリアできねぇっつうのというファミカセの攻略本を書いたり、それとジャンプの袋とじにあったドラクエの特集記事を書いたり編集していたりしていたりと書き綴れないくらいいろんな事をしている人。
とにかくプンプンと奇才を放っている。今は無職らしいけど。そうそう、近々吉祥寺でDJをするとか。

宇宙君はとっても人なつっこくて、とにかくカワイイ。輪ゴムを切って、両手の親指の付け根に一本になった輪ゴムの端っこをそれぞれ挟んで、そのあと片方の付け根を離してどっちに入っているか~?のゲームをする。
うーむ宇宙君、強いぞ。デコピンとシッペを食らう。

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Posted by ko : 19:09 | コメント (0)

2004年10月04日

Aquabatics Party(2)

レポート
【2004.10.2(Sat)-3(Sun)Aquabatics Party】

駐車場から降りて歩く。歩いても歩いても会場には着かない。

10月とは思えない暑さ。国道沿いを大荷物を持ち、
ため息をついていると横に大きなバンが止まって「載せていきなよ」と。

みてみたらM.M.delightのM田氏。

ご存知、トランス界でも多くのイベントをプロデュースし、古くはレインボー2000の立上げや伝説のオーガナイザーEquinoxのパーティなど数多くのパーティで偉業を成し知らない人は居ないってくらい凄い人。
恐縮しながら一緒に運んでもらう。

いつの日か僕らも今日受けた恩恵を誰かに伝えよう。そうすればその誰かはもっと他の誰かに恩を伝えてくれるかもしれない。そうすればやがてこのシーンも少しは元に戻っていくはず。

会場は、ばっちりのロケーションで海が一望でき、水平線が広がっている。

砂浜がキャンプサイトとなり、手前がダンスフロア。奥にある岬の先端の展望台がアンビエント。夕陽が富津岬から真っ赤に染まっているのが見える頃、アンビエントが流れてその展望台のシルエットが照らされていた。

展望台にみんなが登っていて影だけが映る。真下に居る女の子がそれを見て感動して泣いている。
僕らもビール片手に眺める。もう10月とは信じられないくらいの暖かさ。
なんとなく今年のイベントを振りかえり、無言で夕陽を見詰める。太陽が沈みかけた頃、展望台が5色にライトアップされて輝き、メインフロアで音が鳴り始めた。砂浜が熱を持っているからサンダルを脱いで少しだけ踊る。

しばらくしてテントへ。

━テント始まり━
湯豆腐を突つきつつ、エイヒレをあぶってマヨネーズと七味で食べる。明け方までウトウトと寝る。暑いから全開にしてみんなでゴロ寝。 3時に起床。3時間ばかり寝た後、会場に。
━テント終わり━

3:00からの Hydrophonicのライブ、4:00からのNate RaubenheimerのDJ、6:00からのSilver Surfers。
ライブが南ア独特のメロディアスな感じの音で気持ちよい。巻いて巻いて一気に放出するパターンの曲調がテンションを高くする。近くで踊っているトモチャンが絶叫している。

マサキやチコちゃん、マキちゃん、シンちゃん、チビスケなどお馴染みの連中が集まる。
トランスカフェに来ていたダイちゃんを発見。やっぱしFreeTibetのTシャツを着ている。ひっさっびさ~とハグする。

中盤、ハジケつつも突然の雨。しかも朝日が昇った直後に。

うわ、信じられない。横なぐりの雨だ。
どしゃ降りでありつつも、ガシガシと踊る。Tシャツが冷たくなり、気温が下がってきているのが分かる。
マサキの背中のタトゥーがビショビショのTシャツから透けて見える。
でも誰も踊るのを止めない。 DJも曲をどんどんと流していく。酔っ払い過ぎて立っているのがやっと。

オーガナイザーが無料で配っているポンチョが有るんだけど頑張って手を出さないようにする。

10時、限界。

ついにポンチョを着る。けど雨どころか嵐の状態なので緊急にテントに戻る。体温が奪われ過ぎてガタガタと震えが止まらない。嵐で吹き飛ばされているテントがたくさんなのでその惨状が推して知るべきか。

背筋が寒くなりつつも到着すると僕らのはなんとか持ちこたえていた。
とりあえず上下の洋服を全部着替える。友人が突然と熱を出したのでシェラフに寝かせる。凄い熱だ、大丈夫だろうか。着替えても震えがとまらないのでバーナーで紅茶を煮る。はちみつを煎れて糖分を補給。

ようやく落ち着く。熱も峠を越えた。 11時過ぎてもやむどころかますます嵐がひどくなってきた。
テントが風を受ける度に倒れそうなくらい軋む。

みんなでウサギみたいにワナワナと固まる。脱出できなそう・・・。 。

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Aquabatics Party(2)

レポート
【2004.10.2(Sat)-3(Sun)Aquabatics Party】

駐車場から降りて歩く。歩いても歩いても会場には着かない。

10月とは思えない暑さ。国道沿いを大荷物を持ち、
ため息をついていると横に大きなバンが止まって「載せていきなよ」と。

みてみたらM.M.delightのM田氏。

ご存知、トランス界でも多くのイベントをプロデュースし、古くはレインボー2000の立上げや伝説のオーガナイザーEquinoxのパーティなど数多くのパーティで偉業を成し知らない人は居ないってくらい凄い人。
恐縮しながら一緒に運んでもらう。

いつの日か僕らも今日受けた恩恵を誰かに伝えよう。そうすればその誰かはもっと他の誰かに恩を伝えてくれるかもしれない。そうすればやがてこのシーンも少しは元に戻っていくはず。

会場は、ばっちりのロケーションで海が一望でき、水平線が広がっている。

砂浜がキャンプサイトとなり、手前がダンスフロア。奥にある岬の先端の展望台がアンビエント。夕陽が富津岬から真っ赤に染まっているのが見える頃、アンビエントが流れてその展望台のシルエットが照らされていた。

展望台にみんなが登っていて影だけが映る。真下に居る女の子がそれを見て感動して泣いている。
僕らもビール片手に眺める。もう10月とは信じられないくらいの暖かさ。
なんとなく今年のイベントを振りかえり、無言で夕陽を見詰める。太陽が沈みかけた頃、展望台が5色にライトアップされて輝き、メインフロアで音が鳴り始めた。砂浜が熱を持っているからサンダルを脱いで少しだけ踊る。

しばらくしてテントへ。

━テント始まり━
湯豆腐を突つきつつ、エイヒレをあぶってマヨネーズと七味で食べる。明け方までウトウトと寝る。暑いから全開にしてみんなでゴロ寝。 3時に起床。3時間ばかり寝た後、会場に。
━テント終わり━

3:00からの Hydrophonicのライブ、4:00からのNate RaubenheimerのDJ、6:00からのSilver Surfers。
ライブが南ア独特のメロディアスな感じの音で気持ちよい。巻いて巻いて一気に放出するパターンの曲調がテンションを高くする。近くで踊っているトモチャンが絶叫している。

マサキやチコちゃん、マキちゃん、シンちゃん、チビスケなどお馴染みの連中が集まる。
トランスカフェに来ていたダイちゃんを発見。やっぱしFreeTibetのTシャツを着ている。ひっさっびさ~とハグする。

中盤、ハジケつつも突然の雨。しかも朝日が昇った直後に。

うわ、信じられない。横なぐりの雨だ。
どしゃ降りでありつつも、ガシガシと踊る。Tシャツが冷たくなり、気温が下がってきているのが分かる。
マサキの背中のタトゥーがビショビショのTシャツから透けて見える。
でも誰も踊るのを止めない。 DJも曲をどんどんと流していく。酔っ払い過ぎて立っているのがやっと。

オーガナイザーが無料で配っているポンチョが有るんだけど頑張って手を出さないようにする。

10時、限界。

ついにポンチョを着る。けど雨どころか嵐の状態なので緊急にテントに戻る。体温が奪われ過ぎてガタガタと震えが止まらない。嵐で吹き飛ばされているテントがたくさんなのでその惨状が推して知るべきか。

背筋が寒くなりつつも到着すると僕らのはなんとか持ちこたえていた。
とりあえず上下の洋服を全部着替える。友人が突然と熱を出したのでシェラフに寝かせる。凄い熱だ、大丈夫だろうか。着替えても震えがとまらないのでバーナーで紅茶を煮る。はちみつを煎れて糖分を補給。

ようやく落ち着く。熱も峠を越えた。 11時過ぎてもやむどころかますます嵐がひどくなってきた。
テントが風を受ける度に倒れそうなくらい軋む。

みんなでウサギみたいにワナワナと固まる。脱出できなそう・・・。 。

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2004年10月01日

Aquabatics Party(1)

明日明後日と千葉の富津で開催の南アのイベントに行ってくら。

今年最後の野外イベント。夜は恐らく冷え込む事でしょう。
晴れる事を願う。今回はしかも初来日組のライブが見れそうなので超楽しみ。

【TimeTable】

17:00-20:00 Artman
20:00:22:00 DAIJIRO
22:00-0:00 DJ YU-KI
0:00-1:00 Electric Ant(Live)
1:00-3:00 TA-KA
3:00-4:00 Hydrophonic(Live)
4:00-6:00 Nate Raubenheimer
6:00-7:00 Silver Surfers(Live)
7:00-9:00 Ans
9:00-10:00 Protoculture(Live)
10:00-12:00 Regan& Gareth

富津は海岸沿いの岬だけあって海の幸がたくさんあるようだ。
帰りがけに堪能しましょう。

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Posted by ko : 18:48 | コメント (0)

2004年08月04日

スマトラレポート(4)

おっと、気がついたら4日ですか。
先週の週末はフルムーンパーティin長野。
須玉インターから50分ぐらい峠を越えたとこにあるキャンプ場。

気温が17度だった。到着は夜中の2時。
友達が新車を壁にぶつけて、さらに溝に突っ込んで抜けなくて4時間待機してたから。もぅ。

TravelLogの仕様を変更。
サムネイルから選べるようにしました。

さてはて、スマトラレポートの続きでも。忘れんうちに。

─つづき─

友達と順番にキャリー→クーラーボックス→キャリーと交互に運んだ。
焦って運ぼうとするとサンダル履きの足に荷物が当たって泣きそうになる。素足だと辛い。

トーチが雨で濡れて射光距離が短くなってきた。
途中、砂利道でキャリーに乗っけていたテントとビールがずれて落ちてしまい積み直す。

ショック。

体内のパワーというパワーが萎み始めたのに気がつく。
まだ設営もしていないのに。それでもなんとか気力を振り絞って載せ直し、
テント立てる土地に到着。

雨は止みそうにないからお疲れちゃんということでビールで乾杯。
よーしっ、腹も減ってきたので、友人夫妻が持ってきた魚の干物を大活躍中の「七輪君」で焼く。

すぐ、あたりに干物独特の海の恵みのような懐かしい香りが漂い、もう我慢がならなくなる。

「いっただきまーす」
コッテリと炭火で焼けた青魚がビールに超合う。
う、旨い。どんどん焼けるからバクバクみんなで食べる。
さっきの疲れなんてどっかにいってしまったよ。塩味が効いているのでどんどんビールが進み、
ふと気がつけば雨が止んでいる。

「よぅし、サクっと建てちゃうか」
「そうだね」

酒が入っているから景気もいい。
いつもこのテント(テントは2種類あって、3人用の“サルでも建てられるシリーズ”と今回持ってきた“いつになっても要領が掴めないパニックテント”)は、混乱に混乱を呼ぶテントでまるでアウトドア界の石原裕次郎のような存在で、嵐を呼ばないにしろ、まともにすんなりと建てた試しがない。

けど、まあ、いいや、もう酔っ払っちゃいるし。

えっとぉ、このフレームが前部屋につけて、このフレームが地面に向けて、
なんて言っていたらなんとものの10分程度で建ってしまった。

わおっ、ウソみたい。思わずの出来事でみんなできゃっきゃ叫ぶ。
それからというものすんなり搬入も出来て、短い期間ながらのかわいい我が家の出来上がり。

さーて、今回のメインはサザエの壷焼きと豚トロと鳥の手羽の炭火焼き。

翌日は、こじか君のお土産の比内鶏の凝縮スープと荒木家が準備した佐野生ラーメンを合わせて作る冷やしラーメンと、具だくさんスープ(ホントはせんべい汁なるものを作る予定だったけど、せんべいを忘れた)。

なのでサザエを焼く。じわじわと炭に当てられたサザエから香ばしい潮汁が沸いてきたので、
そこにちょこっと日本酒と醤油をたらす。
そうすると、また潮の強い香りが余計に漂い、居ても経っても居られなくなる。
自然と唾が出てきて、いつ焼けるかばっかり考えちゃう。
そーっと汁がこぼれないようにサザエをまんべんなく動かす。

「焼けたよぉ。」
そんな声とともに一気に食べた。
旨すぎだ・・・。

テント、山、パーティ、すきっ腹。確かに条件も申し分無いけれど、
それを差し置いてもコレはちょっと筆舌に尽くせないわ。
幸せってこういうことだぜ、きっと、うん。

少し寝て踊りにでも行こうかね。

─アルカディアにも行ったし、それもレポートしようか、しまいか─

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Posted by ko : 21:04 | コメント (0)

2004年07月26日

スマトラレポート(3)

スマトラレポート(3)

─つづき─

「マジかよ、おいおい」
「ねぇ、雨だよ」

ほんとだ、雨だ。しかも本降りの。瞬時に地面がぬかるんだ。
こんなに普段はまじめに働いているというのにどうして休日で更に山ん中で降ってくるのでしょうか。
シクシク。

とりあえず心配なのはエントランスに置きっぱなしの荷物。
あそこまで片道で10分くらいだろう、たぶん。
外気がどんどん冷たくなってくるのでズボンを穿き替え、バリで買ったジッパーの上着を羽織る。

「助かったね、この屋根が有って。ここがなかったら路頭に迷うところだったよ。
ずぶ濡れになりながらさ。想像しただけでもやんなっちゃうよね」

友人が少し湿った煙草に火を付けながら続ける。

「それにしても・・、止まないな。」

なんとなくキャンプとか続けているとその雨がすぐに止むタイプなのか、
それともずーっとガツンガツンと降り続けるタイプなのか、肌で分かる。

今日の雨はそんなにすぐには止まないだろうけど、朝までは降らない筈だ。
どうして分かるのって聞かれても困るけど。

「取りに行くしかないみたいだね」

僕が友人に言うと友人は、戦争映画に出てくるジャングルに突入する兵士のような顔をして
「そうみたいだね」と2個しかない雨カッパのうちのひとつを取ると今来た山道に目を向けた。

僕もなんとなくそっちのほうを見た。でっかい水溜まりにバシャバシャと雨が跳ねている。

エントランスのスタッフは僕らの荷物を雨が濡れないように、
自分達のスペースのところまでよけといてくれた。
久しぶりにこんな気持ちのよい心遣いのあるパーティに正直僕らは感動した。

「ありがとうございます」僕らが深々と頭を下げてお礼を言うと、
彼らは「いいよ、いいよ。頑張ってね」と声を掛けてくれた。
小さい事かもしれないけれど嬉しいよ。

よしっ、頑張って運ぼうではないか、友よ。

待っているのは満タンに詰まったクーラーボックスとビールとテントと七輪セットが詰まれているキャリーだ。雨がカッパを通り越してももう気にしない。

びしょ濡れになっている姿は、きっとレンジャー部隊みたいな筈だ、きっとね。

─もうちょい続くかな─

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2004年07月23日

スマトラレポート(2)

スマトラレポート(2)

─つづき─

ピストンバスは既に満員。荷物が尋常じゃないグループとしてはだいぶ肩身が狭いところだけれども、
さすがにスマトラに遊びに来る連中だけに、知らない人でも荷物を運んでくれるのを手伝ってくれる。

バスの中には虫取り網を持ち込んでいる子も居る。
きっとそれは良いアイデアに違いない。虫とかたくさん捕れそうだ。

バスが到着するや否やズンズンとパーティの音が響く。
ミラーボールらしき球体がキラキラと灯りとブラックライトに照らされていて、
UFOのように集合しているのが見えた。

あたりは真っ暗。ここだけがサイケに発色して鮮やかな世界を構築している。
だんだん気が昂ぶるにつれて、ビールが飲みたくなるけどもう少しの辛抱。
ん、ミラーボール?、野外なのに?。

まあ、いいか。荷物を運ばなきゃだよね。

「でもさ、これってどう考えても一回じゃ運べないよね」と友人が言う。
「だよねぇ」みんな口を揃えてしばし荷物を見つめているけれども、
見ていたところで勝手に荷物は移動してくれない。

とりあえず台車がついている荷物を残して行きますか。目標地点は400M先の予定。
オラ、行くぞ。レッツラ搬入。

道はトーチが無かったら、こりゃ死ぬな、きっとというレベルの道。
片手がトーチで埋まってしまうのが憎い。
揺れるたびに暗闇に包まれて身動きが出来なくなる。
ヘッドライトを買うことを固く決心した。
しかもこれって控えめに目測しても400M以上あるじゃないか。
全員でフンフンと鼻息を荒げながら運ぶ。なんとか到着。

やっぱテントサイトはどこも満員なので、離散しつつ隈なく探す。
目の前に不自然なぽっかり空いたスペースを発見。

となりには「川場村」と書かれた運動会とかでよくお偉い方とか校長先生が座っている屋根つきのスペースがあって、きっとここは建てちゃいけないんだなって普通に想像できる場所。

だって上に木が生い茂っていてドンツケでテントが張れる感じなのに、ここだけ空いてるんだもん。

「どうしよっか?」とみんなの意見を求める。
でも、まあ、まだテントはエントランスのところに置いてあることだし、
少し休憩しようよ、そんな流れでもあるので屋根んところでちょっとだけ休憩。

喉が渇いてきた。トーチだけじゃ限界だからランタンを出す。
注意深くホワイトガソリンを注入して、ポンプで圧縮。
マントルにガソリンが染み込むのを確認したら点火。

うん、点いた。パチパチパチ、ワー。
明りがあるだけで安心するよね。
でも、それも束の間。
おいおい、雨が降ってきたよ、雨。

─もうちょい続く─

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Posted by ko : 21:09 | コメント (0)

スマトラレポート(1)

あぁ、御免なさい。
気が付いたら楽天の「お買い上げありがとうございました」の画面になっていただけです。

僕は悪くありません。ジョジョ全63巻、買ってしまいました。
送料込みで1万1千8百円。安いよね(ねえ、ウンと言ってよぉ・・)。

*

さて、スマトラのレポート(1)。

武尊(ホタカ)に到着したのは結局のところ、夜中の12時くらい。
なんだかんだで準備したりしたらそんな時間になっていた。
途中のパーキングでアルカディアに行くと思われる“マシン焼け”したギャルとギャルオが、
傍若無人ぶりをこれでもかと発揮している。
ダサいし、お願いだから勘弁してくれ。

「アレがおんなじ場所にいたらきっついよね~」誰かがそっと呟く。

途中のコンビニで買出しをしていると、同じくスマトラに行くというパックン似の白人が、
道が分からないと言うので一緒に行くことにする。

氷を3パケ買ったけど、もしかしたらそんなに必要ないかもしれない。
半袖だと寒いくらいだ。サンダル履きの足がジンジンする。

それにして、やたらとハイテンションなガイジン。
何度もイェーッといったふうに親指を突き出している。もしかしたらアメリカ人なのかもしれない。

もちろんこちらもイェーッと親指を突き出す。イェッー。

一応は予想していたけれど、一番近い第一駐車場にはやっぱ止められなかった。
離れたところにある第3駐車場が駐車する場所だ。

ここからピストンバスでエントランスに行くのだ。それにしても荷物が半端ない。
友人の軽自動車の半分以上が荷物になっている。
殆ど夜逃げのような状態かも。これを運ぶと思うと・・。

クルマのランプが消えるとあたりは一面真っ暗。
数十センチ先も見えやしない。トーチ(懐中電灯)を持ってきたことに安堵する。
友人夫婦はトーチを忘れたことで、どうやら喧嘩しているようだ。
やれやれ。

─続く─

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2004年07月15日

SMATRART music&art party

今週の土日は群馬県武尊山麓の桐の木平キャンプ場で開催される
"SMATRART music&art party" に行ってきまーす。

夏はやっぱ野外に限るぜー。うがー。

今回はチケットがアドバンス(前売り)のみだったのをしらないで、
ふと気が付いたらWEBで「おかげさまで完売しました」とアップされていて、
かなりショックを受けた。

なにしろRayが来日して回す野外だし、海の日だもの。
行きたいにきまっているじゃないか。

なんとかしてチケットを入手しないと・・。
そこで普段はめったにそんなことをしないんだけど、仕方無しにRayに泣きつく。

RAYとは'96年のゴア(サウスアンジュナ)で2ヶ月くらいお隣の家に住んだぐらいだから、
きっとどうにかなるはず・・・。

ちなみに彼は日本人のサチさんと結婚して男の子の子供がいる。
子供の名前はシャーマン。当時4歳だったから、いまごろは、もう中学生。
信じられないな。

ゴアにいた当初、RAYがあの超有名なアーティストとは全く知らずにずーっと隣で生活していた。
初めの印象はどことなく変わった感じがするオーストラリア人で、
毎朝7時頃起きてヨガ教室に熱心に通っていた。

そしてものすごいアンビエントを持っていた。

当時からちょっと熱心なトラックコレクターだっただけに、
わりと他人の持っているトラック(曲)が気になって、どれくらい持っているのかなって見たら、
大量のDATにトラックを目一杯持っていたからビックリした。

なんでそんなに持ってるの?って聞いたら─言うまでもないけどアーティストに対して最もしてはいけない質問だと思う─、「DJとかしているからだよ。日本にも行った事があるんだぜ」とニコニコしながら答えた。

そこでようやくさすがに鈍感な僕も「嗚呼、もしかして、Ray Castle?」となったわけだ。

けどだからといってその付き合いに変わった事はなかった。
シャーマンが相変わらず僕の家に遊びに来て、
彼女と僕と3人で3ケツしてバイクに乗ってビーチまで行ったり、
ハンモックで揺られながらアイス食べたりして過ごしていた。

そのRAYにメールを出す。

RAYのアカウントはニュージランドのサブドメになっている。
オーストラリア人なのに大丈夫かな、このアカウントは生きているのかなと、
少し心配になりつつも「お久しぶりぃ~」で始まる英文メールを送ったら、なんと即返事が来た。

ラッキー。どうやら日本でメールチェックしているみたい。
しかもオーガナイザーに紹介してくれた。後はチケットもどうにかなるよ。
パーティで会おうねだって。感涙。

すぐさまオーガナイザーにメールを出すと、
そういうことならばとヤマトのコレクト便ですぐにチケットを配送してくれた。
ざっとこれまで掛かった日数が3日程度。ほっ。

今回の開催される17日は新月で、送って戴いたガイドや月のお話(ほんとにこういうのが付いている!)にはこんなことが書いてあった。

7月17日は新月です。
昔から新月の日には作物の種を蒔いたりします。
新しいサイクルの始まり。
今月の新月は月が蟹座に位置しています。蟹座は水のサイン。
母性の象徴。
家族やコミュニティとの親密な繋がり。
今回のパーティは蟹座のもつ母なる波動に見守られ、
参加者それぞれが新しい人生や自分自身の・・・(以下、略)

それと、ガイドには「テントサイトは夜9時消灯。その後は静かにナイトライフをお楽しみください」と。
「星空観察タイムがあります、夜9時から10分間だけテントサイトの全照明が消えます。」だってさ。

なんかオトナの林間学校みたい。わくわく。血が騒ぐ。

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2004年07月12日

Discovalley Party

週末の土日に玉川キャンプ場で行なわれた「Discovalley Party」に行ってきました。
そのレポート。

今回のメインはなんつってもParvati RecordsのAzax Syndrom(初の日本でのプレイ!)のライブと、
Luc(Digital Talk )のDJセット。

だいたいにおいてParvati Recordsはガッチガッチのトランスで、
聞いているとそれだけで月の裏側にでもワープできそうな音をひたすらリリースしているレーベル。

そのレーベルの中でもズバ抜けてウニュウニョ感がヒートアップしているのがAzax Syndrom。

アルバムを聞いたときから「おぉ、こりゃまた・・」なんて目を付けていて、
ここのアルバムはひたすら集めている状態だし、それが野外で聞けるなんて言えば、
そりゃ行くしかないでしょってことで行った次第。

今回は奥多摩のちょっと先だから“した道”(すなわち高速なしで)で2時間くらい。ラクだね~。

で、到着したパーティ会場は右手に川が流れていて、左手にフロアがある感じ。
けっこうデコレーションが凝っていて、ブラックライトでビッカリ光っている。
バリバティックが照らされているのがサイケ。

さて、テント建てて(偶然にも先に到着していた友人のテントの隣り)、ビールで乾杯して、
フロアに向かう。

都下からちょっと離れているだけなのに星が凄い。満天の星。
「あっ、流れ星!」なんてシーンが幾度もあった。
それにしても涼しいなぁ。長袖着てもいいくらい。

フロアには何人かのお馴染みの顔があり、それぞれとハグして挨拶。
音質が想像していたよりもいい。低音がクリアなわりにはズシズシと響く。

ん?この音はまさにAzaxではないか。
畳み掛ける音と合わせて“うねり”を仕掛けてくる。

じぃーっっと聞いていると立っているのがやっとだということに気が付く。
それでも踊る。時間の感覚がズレてくる。ビールをひたすら飲む。
やっぱ、パーティは楽しいね。

今日のパーティのトリはHajime君。ミニマムな音で抜けに丁度いい。
15時半終了。足がフラフラ。河に足をつける。ずぶ濡れだけど気分爽快。
ではでは温泉寄って帰りましょ。

行ったのは、すぐ近くの奥多摩のもえぎの湯。
やわらかい泉質で有名な温泉。

露天風呂から山を眺める。
カラダ中の細胞がほぐれて笑っている。
「うーん、よく踊ったぁ。」
山なみで蜩(ひぐらし)が鳴いているのを聞いていると、もう夏って感じだね。

温泉の後はもちろん御飯。鳩ノ巣にある釜飯屋できのこ釜飯をたいらげる。
22時半帰宅。
36時間ぶっ通しで起きていただけにもうオヤスミ。zzz。

***

過去日記の10-3月分を復活。読みたい、という特異な方がいらっしゃればどうぞ。
掲示板設置案、中止の予定。やっぱ「まいぺーじ」サービスのを使っちゃる。

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Posted by ko : 20:47 | コメント (0)