2006年04月17日

倍音が響き渡る埋立地の春爛漫

先日の渚音楽祭2006@お台場コート。

週末の天気予報のとおりに小雨がパラつく朝を迎える。

どうしてこういう時に限って天気予報というのは当たるのだ?厚くて灰色の雲がびっちりと空を覆いつくしているのが見えて閉口する。

前売りを持っているというのに、今日は行くのは止めるべきなのか。

でも絶命的な大雨じゃないから希望ぐらいはある。100均で購入したポンチョとビニールのレジャーシートを念のために持ち、夜は冷え込むということなので年末に購入したフリースを纏う。

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やはり小雨がパラつくお台場、早速と目に止まったのが、太陽ステージのPLANET B.E.Nのライブ。

続いて小気味のよいAUDIO ACTIVE。

PLANET B.E.Nは約2年ぶりくらい。

ジャーマンテクノに近いトランスで観衆を包む。

そういえば我が家にしばらく居候していたドイツ人のスザンナはPLANET B.E.Nの元彼女だったっけ。

1年前に麻布でひさびさに会って、まだ日本にいるものだから驚いたのだ。六本木の外人バーでホステスをしているという相変わらずの生活のようだった。

そしてAUDIO ACTIVE。徐々にステージが観客で埋まってゆく。

ラッ*ュを吸引しているギャルが大勢通りかかる。こっちまでアタマがクラクラする。

それはトル*ンとおんなじなんだぜ。もっとバカになるぞ。

AUDIO ACTIVEの終盤、お腹が空いたという声が浮上したので、何か食べようということになり、タイ料理の屋台に向かう。ポンチョを脱ぎ捨てて、どうしてか手元にあるテキーラを回し飲みする。

このペースで呑むと14時には酔いつぶれているだろうけれど、まあそれもいいだろう。

その後、今日の渚で一番感銘を受けたアラヤヴィシュナのライブにノックアウト。

倍音の嵐。

シタール、タブラ、ホーメイ、マリンバなど多種多様の音が混沌と奏でられるプログレのようなインド音楽のようなロックのような。

とにかくズゥウンと〝音〟が身体に入ってくる感じ。

気が付くと目を閉じてフラフラと踊っている。

山川冬樹のボーカルが最強すぎる。

こんな気持ちいい音は久しぶり。

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さて、タイ料理に舌鼓を打ったあと、怖いもの見たさでの虹ステージ(Raibow Gay Mix)でSHINKAWAを聴く。

あー、やっぱりみんなレズとかゲイとかだ。

ラブリーなサウンドは野外より箱のほうが似合う気がする。

ピンク色のウィッグをつけたマッチョのゲイがウインクをしてくる。

僕は焦点が合わないのでどういう表情をしていいか分からない。

隣のレズの子が「ライター貸してくれない?」と僕の袖を引っ張る。ごめん、煙草吸わないんだと断る。

ものはついでに渚でしか見ないだろうということで、月ステージ(Hiphop Reggae)でMUROのラップを聴いてみる。日本のHiphopの夜明けはまだっぽい。

一昔前のMUROみたいなスタイル(迷彩のStussyのフードを被った連中)が前でうろついている。なんだか無邪気だ。

サウンドシステムはこのステージが一番良質。

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空ステージのトランスは実に微妙。というよりは、渚じゃないと聴けない音でもないからだ。 RYO 、SO、TA-KA、TAKAYA とかだよ。 FULL MOON MONDOぐらいだ、聴きたいのは。

それに今回の渚の致命的な問題がある。

それはサウンドシステムのしょぼさだ。音があまりにも小さすぎる。

音圧が感じられない。空ステージの音も同様で、高音が抜けないで低音がこもるという哀しさ。

どうしても物足りなさが漂う。

ということで、締めは卓球とジェフミルズにする。

卓球はやっぱスゲェ。集客もこのステージが一番のようだ。

畳み掛けるように音をつないでゆく。

渚の楽しみは普段は絶対に聞かないかもしれないジャンルが楽しめるところにあるのかも。

それにしてもアラヤヴィシュナは最高だ。アルバム購入決定だな。

何枚か撮った写真をモブログに載せたので、ご覧になる方は右サイドの携帯の画像をクリックしてね。

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投稿者 ko : 2006年04月17日 19:19 | トラックバック(1)
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