2010年12月31日

─2010年俺マイTop10─

順不同でココロに残った映画やら音楽やらアイテムやらをつらつらと。


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仕事「異動」
年末恒例のこの「俺マイTop10」に仕事ネタがついぞ定番になるだなんて全くヤキが回ったなぁ(やれやれ)と、諸行無常の響きと光陰矢のごとしを足して2で割る師走に、えっと書き出そう。まずは8月の異動のこと。現企業で歯車のように働くきっかけになった仕事とは離れ ─信じられないかもしれないけれど異動通達は3分で選択の余地なんてなかった─ より企画を深く掘り、より折衝をする仕事に就いた。飛ばされた理由は「人と人を纏めるのが上手くて、わりと度胸があるから」とのこと。何処かで聞かされたような評価を猛暑の真っ盛りに齧り、某省庁に行ったりの仕事でもあるので、背広なんてのも買いつつ。営業じゃないけれども全国飛びまわれるのは旅人魂を持つ者として嬉しかったり。三ヶ月で京都に2回、名古屋1回、大阪1回、四国1回、広島1回と行って参りました。殆どが日帰りでも異動に不満はないですよ。とまあ、残業の毎日です。

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Apple「iPad」
きっと背景をご存じない方からしてみたら奇妙に映るんだろう、iPhoneが2台あり携帯が1台あるというのは。それだけではなく、ついにiPadまで持つことに。たしかにこりゃ便利で、特にこちとら新幹線で東西を駆け巡る身分。資料を見ることも出来るし、SNSもできるし、メールも書けるので、あればあったで便利な代物。そして、cueplayDJという、Appでは高価なほうの1300円もするDJアプリがインストールできたのが楽しい。iPhoneでも使えないこともないが、画面の大きさを勘案すると、こっちがリードしているのだ。Wi-Fi環境がないとモニタができないのは致命的とはいえ、これで即効のDJはできるし、今年はクリスマスのCDをこれで作ったりしたのだ。役得ですよ、役得。

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仕事「ユニオン」
業務歴は長いけれども社員歴は大卒並みなのに、どういう風の吹き回しか、数千人の代表メンバ二十数名の一人に選ばれて、毎週火曜日は19時から会議をしたりしております・・・というのが去年の書き出しで、今年もこちらに携わっております。書記局長という肩書きが僕で、ちょっとコンサルの資格を取るので毎週火曜と木曜は夜に学校へ通っているので、しばらく会議はお休みしているつつも、今年は会議外の交渉事も覗かせてもらったり愉しくて、やはり数千人の代表というのは使命感もあり充実しております。なによりも仲間と先輩と後輩に恵まれているので、いつも勉強になる。労組の中央執行を非専業でやったことがある人は解ると思う、この辛いけれども愉しいという相反する気持ちが。

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日本三景「松島厳島天の橋立」
日本三景といえば、これです。なんと3週連続で制覇しちゃいました。件のユニオンで行ったというミラクル。松島で牡蠣を食べて、厳島でやっぱり牡蠣を食べて、天の橋立で浅利を食べてという貝尽くし。松島は満月だったので、夜のナイトクルージングが幻想的すぎて夢のような世界だったし、厳島は高校の修学旅行以来なのにすっかり忘れていることばかりで、まるで初めての場所のように訪れたし(修学旅行のときの船の記憶がまるでなし)、天の橋立はその遠くっぷりにドラクエのような浪漫を感じたし、何よりも三景を制覇した達成感たるや、ネパールでトレッキングして山頂に到着したときと同等の鳥肌だね。

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ライブ「ヤング@ハート」
同名の映画をご存知の方も多いだろう。世界一いかしたロックンロール・コーラス隊が日本にやってきた。アメリカのマサチューセッツ州ノーサンプトンから来日した平均年齢80歳のおじいちゃんとおばあちゃんの(彼らはまた戻ってくるとライブ中に宣言したけれど)、おそらくは最後になるかもしれない、最初で最後の来日公演の最終日が渋谷の文化村オーチャードホールで2010年03月27日にあった。彼らが歌い上げるのはパンクの王道やらハードロックの王道ばかり。ソニックユースやニルヴァーナをありったけの愛を込めて謳いあげるんだ。そしてマイケルの歌も。それがどうして感動するのかだってかい?少なくともその答えは、この映画に詰まっている。ぜひ観て欲しい。

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Party「シークレットパーティ」
敢えて名前は伏せよう。300人限定のシークレットパーティが今年の8月に秩父の某所で行われた。標高数百メートルの山の頂上で、そこには何百年の歴史を持つ神社があり、キャンプ場もあるという最高のロケーション。そこで今回のパーティは行われた。年に一度ぐらいはパーティに行く心構えで毎日を過ごしているので、今回も言ってみたらご褒美的に参加なのだ。夜中のグルグルとした漆黒の時間がだんだんと青のグラデーションとなり、朝が明けてくる。近くで踊っているパーティピープルの顔も見えてきて、フルスマイルのアイコンタクトで世界が一日の扉を叩く。この瞬間が大好きだ。神様が僕らにちょっとだけ赦しの時間を与えてくれたような、そんな慈悲すらも感じるこの瞬間。ほんの一瞬だけだけども、たぶん老いぼれても決して忘れることがないだろう、そんなひと時。僕がこれからも踊るのは、この瞬間を享受するからなのだ。

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沼袋「たつや」
5年ほど前から秋元屋に足繁に通っていたけれど、最近はメディアに取り上げられる機会が増えてきて、また店も拡張して、呑んでいてもソワソワするので自ずと足が遠のいた。そんな中、秋元屋の焼き台で頑張っていた一人、たっつんが店を出したので、最近はそっちにばっかり行っている。店の名前はそのまんま「たつや」。何と言うか初期の秋元の雰囲気─そう、まだ便所が和式でバイトもいなくて親父さんだけが焼き台してた頃─にそっくりなのである。ここで呑むホッピーが美味い。しかもこんな風に呑むと格別だったりするのである。まずはたっつんの店から徒歩一分の銭湯に行く。一の湯だ。一杯飲る前にひとっ風呂浴びるのがいいのである。ここは井戸から汲み上げたお湯なので軟水で肌がすべすべになり、保湿効果もあったりする。そして、何と男湯には小さいながら露天風呂もあるのだ。しかもサウナまで。銭湯なのにである。銭湯でさっぱりとしてポカポカに温まったところで、たつやの暖簾をくぐる。そんな東京ライフ。秋元から継承されている味噌焼きもしっかりと美味くて酔いちくれる毎日なのである。

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近所「古着屋」
近所に古着屋ができた。よく聞く話である。ここに書くまでもない。おしまい。
ってわけにはいかないので、古着屋。この店は僕の今住んでいるサブカルよりももっとミクロなレイヤで繰り広げられているスポット的な文化圏に構えていて、主流駅の古着屋よりも格安で掘り出し物が出てくる。ハリランのTシャツが500円とかCHUMSの長袖が500円とかライトニングボルトの半そでダウンが1000円とか。そういえばBEAMSの限定バッグも300円だったけ。あ、夏にはGramicciのチェック柄の短パンが500円でヘビロテだったけと、魅惑的なブランドの品々が宝の地図に配置された宝石のように。とにかく他で買うのが馬鹿らしくなるぐらい。おっと、今日もSugarcaneのネルシャツを500円で見つけたぞ。どうするか。。

書籍「プロ論」
B-ing編集部から出版されているビジネス書である。3作目まであるのかな。パート1では、安西水丸、石橋貴明、井筒和幸、糸井重里、村剛、邱永漢、清宮克幸、小谷真生子、齋藤孝、櫻井よしこなど各業界のさまざまな50人の人たちが今に至るまでに、どうやって壁を乗り越えたのか、何をチャレンジしたのかと語っている。毎年訪れている新島で毎年会う波乗りの1人がこの本をテントに置いていたので、僕は何気なくハンモックに寝そべり、淹れた珈琲を飲みつつ読んでいた。朝の7時まで焚き火で騒いでいた相棒はグースカ鼾をかいているので、本を読んだのだ。真っ青な空と海、どこかで弾かれるギターの音色とお香が漂い、ハンモックでゆーらゆら。新島という場所がそうさせたのか、それともこの本の放つ言霊がそうさせたのか。普段はビジネス書なんて読まない僕の乾いた脳に(下手したら一生涯でこれが初めてじゃないのかな)、まるで岩肌に染み込んでいく清水のごとく、文章がインプットされていった。結局上手くいったらそんなこと言ってるんでしょという声に耳を傾けるより、どうやったら危機を回避してチャンスを彼らは摑んだのか、そんな文脈を読む本である。なかなか良いよ。


映画「アバター」
例年に劣らず何本も新作映画を観た。どれもこれも良作で甲乙つけがたい。その中でどれか一本という苦渋の選択を迫られたら、これである。説明不要の3D映画。内容をここで書くのは野暮だ。僕はこの映画を3回観た。3Dを字幕と吹き替えで観て、それでは飽き足らずにiMAXで観た。だから何故3回も観たのかをここで記したい。アバターは観賞する映画ではない、体験する映画だ。これは僕の単なる予感だけれども、映画はこれからは鑑賞タイプと体験タイプに区別されていくだろうと思う。どちらが優れているとかではなくて、同時並列的に存在していくだろう。それは映画の物語の中身によって適正化されていくだけである。「アバター」は僕らが一番最初に知った体験タイプの映画なのだと思う。だからこそ、3回観たのだ。これは観たというよりは3回アトラクションに乗ったという表現が近い。「アバター」を通じて僕は惑星パンドラに降り立ったし、空を飛んだ。自分の経験かのような既視感を抱えて。この映画は映画史上に残る転換点なんだろうと思う。

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そんなこんなで、来年も stay happy で。

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2010年09月23日

ヒロシマメランコリック

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今回は総務省の役人が主査となって、日本の主要の通信事業者が集まり、これからの通信のあり方について喧々諤々とディベートをする出張で、社会的にも影響度合いが高いので、ほとんどの事業者が本部長や下手したら役員登場!なのに、弊社だけは下っ端社員のコウ選手が駆り出される始末。

一応、部長同行なので、ほとんど付着物みたいな存在。それでもヘマをしたら報復人事でも喰らってしまうので、熱い広島の夜はシンデレラタイムで幕を引いて、原爆ドームぐらいで観光を抑えた。

高校の修学旅行先はたしか広島で、原爆ドームを見学したけれども、将来の夢は「シドビシャス」って書くような、当時、興味の大半を占めていたのは、焼き焦げた少女であったり溶けた老人のなんとかであったりと、どちらかといえば猟奇的なグロテスクなブツを拝みたい気持ちで一杯だったのに対して、さすが30代、血中の演歌濃度もいい感じに高まってきたのか、あるいはヤキが回ったのか、ずいぶんと感傷的に涙もろくなり、平和なんてものを考えるようになった。

広島市内を蟻の巣のように巡っている路面電車に乗り、原爆ドーム前に向かう。

30代の曇りすぎた目に映る原爆ドームは、当時とはまるで異なった。
正直言うと、路面電車で150円払うときから泣きそうになっていた。

鶴の折り紙なんて、折り方を知らないので、心の中で折ったつもりになって、黙祷をした。

涙がぽろぽろと零れた。

およそ半世紀ほど前にここで日本人が20万人亡くなったのだ。

罪もない、当たり前の生活をしていた庶民が。胸が締めつけられた。

安直な感傷には唾を吐く人間でありたいとずっと考えていたし、これからもそうありたいと思っているので、インスタントに泣きたくないんだけれど、我々の先輩達は犠牲になったのだ。

そんなことを考えれば考えるほど、涙が出た。

そして、ちくしょーって思った。たぶんアメリカ人だろう、団体の白人連中がワッハッハとか、うかれて写真を撮っているのを見ると、拳が固くなった。

なんかこう、もう少し詫びるような気持ちで見れないものか。

って、奴らはどちらかというと原爆ドームを「勝利の象徴」として見ているのかもしれないな、なんてことも考えた。

中国人は必ず箸で蝿を掴んで、黒人は全員ブレイクダンスができて、アメリカ人は360日ぐらいジョークを言い合っているというのが僕の偏見なので、アメリカ人の思考については色眼鏡で見る癖がある。

でもね、たしかに日本は原爆落とされて先の大戦で敗北をしたし、歴史は勝利者の目でしか語られないとしても、我々は唯一の被爆国として世界に発信し続ければならない。

原爆落とすのはやり過ぎじゃないか?土下座してくれとは言わんけど「アレは人としてやりすぎました」ぐらいの謝罪は求めたい。

つか、オバマは平和記念公園でひれ伏して謝ってもいいと思う。

そんな悔しい気持ちと20万人を一瞬で抹消した歴史的事実を憂いていたら、もっと涙が出てきた。

本当に。

悪い奴らじゃないのも承知だけれども、少なくともアメリカ人がのうのうと広島うろついているのは悔しい。

ER緊急救命室で切羽詰ったジョン・カーターが醸し出すようなシリアスな顔ぐらいは持ち合わせるべきである。

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2010年06月09日

レッドホットエコノミー

TLに流しつつも140文字では書き足りなくて、思わず深夜にエディタを立ち上げたので、このまま綴ることにする。

果たして真実の行方はどこにあるのか、眉に唾を塗ること請け合いな経済的観測を、小学生の頃に通ってた学習教室の教師に教わった。それは、いわゆる激辛ブームが訪れると、日本ではなぜか景気は拡大されて需要が伸び市場が活性化するのだけれども、一方で甘いもの(いまで言うスイーツってのね)が流行ると、景気が後退して、不況が長い影を落とし、巣ごもりの傾向になるという説だ。

30年の人生の中でそれなりにバブルも幼いながらも見てきたし、景気低迷や底打ち、そして回復傾向と、世相をオンパレードで眺めてきた立場で言うと、当てはまるような側面もあるし、的が外れていると思える節もある。

事実、バブル全盛期の当時にはティラミスブームの真っ只中であった。いまじゃ到底信じられないけれど、自動販売機にティラミス缶ジュースが売っていたのだ(言うまでもないけれど激甘&激マズ)。

さて、最近はラー油が流行していたりするので、上記理論の視点から見ると「おや、もしや景気は回復していくのかい?」なんて思いがちだけれど、実際に売れているラー油は<辛そうで辛くない少し辛いラー油>なので、文字を置換すると<回復しそうで回復しないちょっと回復する経済>ということになる。嗚呼、ギロッポンでチャンオネとペリドンするのは遠い幻なのか。

今宵もまた巣ごもりな晩酌で。

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2010年05月26日

僕のおじいちゃん

僕のおじいちゃんはお医者さん。

大学病院の研究室で見つけた<腐らないミイラの親指>が自慢だった。

お正月になるとお年玉をくれた後、こっそり僕にだけそのミイラを見せてくれた。

おじいちゃんは長い廊下の渡った先にある書斎の扉を開くと、明治時代に作られたという箪笥の奥底から桐の道具箱を引っ張り、幾重にも和紙に巻かれた小さな木箱を取り出して、いつも決まったセリフを僕に言った。

「この中にはおじいちゃんが大学の病院で見つけた秘密のミイラの親指があるんじゃよ」と。

僕の身長より高い本棚に埋め尽くされた難しそうな書籍の数々が僕を圧倒して緊張感を高めた。おじいちゃんはお正月以外に書斎に連れて行ってくれたことがなかったのだ。

「ミイラの親指は腐らないんじゃ」
「ほんと?おじいちゃん」

僕の瞳はとたんにキラキラ輝きだす。おじいちゃんはいつもそのあとを続けた。

「そのかわり、これは絶対に見るだけじゃよ」

木箱の表面には巻物にありそうな漢字が並んでいて、箱を開けると少し黄色くなった綿が詰まっていた。

おじいちゃんは綿を丁寧に取り除くと、もう一度僕に確かめさせた。

──見るだけじゃよ。

「うん。分かった!」僕は鼻水をテカテカさせて懸命に頷く。

木箱の中には、ミイラの親指が血色豊かに一本だけ入っていた。まるで生きているみたいだ。

木箱が古めかしいだけに余計に新鮮そのものという雰囲気が漂っていた。不思議だった。

「おじいちゃん、すごーい」

僕はどうなっているのだろうか知りたい衝動に駆られ毎度同じように訊ねた。

「これ、触ってもいい?」

おじいちゃんは白衣を着たときのおっかない顔をして小さい声で囁いた。

「これは触ってはいかん。おじいちゃんも触っちゃ駄目なのじゃよ。触ると祟りがおきて、ミイラになっちまうのじゃ。」

「ミイラになっちゃうの?」僕は毎回チビりそうになった。

そうしておじいちゃんはまた丁寧に木箱に綿を詰めてミイラの箱を箪笥に戻した。

おじいちゃんの袖を引っ張って廊下を一緒に歩いた。

「ミイラのことは秘密じゃ。誰にも言っちゃいかんぞ」
「うん、おじいちゃん、分かった」

僕は頷いた。

僕が中学校に進学するまでの小学校6年間、毎年お正月になるとこんなイベントがおじいちゃんと僕との間でこっそりと開催されていた。

祟りが怖いのでもちろん友達にも従姉妹達にもこの事は話したことがなかった。

中学生になってからも凄く見たかったけど、おじいちゃんの瞳は「もうミイラは見てはいかん」と物語っているようで、お願いすることはできなかった。

そんな風に時が過ぎて、僕も大学に進み、大学一年生になった冬、おじいちゃんは90歳の大往生で亡くなった。

大好きだったおじいちゃんだったので、ワンワンと周りをはばからずに泣いた。お通夜も終わり、少し落ち着いた時に僕はふと思った。ミイラはどうなったんだろうと?

もう何年も思い出さなかったのに、おじいちゃんが亡くなった夜、なぜか忽然と思い出した。

そして次の瞬間、こう思った。

「僕とおじいちゃんの秘密は守らないと」

長い廊下の先にある書斎は十年ぶりに入ったというのに当時と変わらない様子だった。その代わり僕も身長が伸びたので、桐の箪笥の一番棚に手が伸びるようになった。

ミイラの箱は全く変わった様子もなく、和紙に包まれた状態で道具箱の奥に眠っていた。

箱を取り出し、少し観察してみた。

<御木乃伊所蔵乃箱>と書いてある。古めかしい物だけが放つ独特の匂いが箱から発せられている。ドキドキしながら恐る恐る箱を開けた。やはり当時と同じように黄色い綿が詰まっていた。

緊張のあまり綿を摘む手が震える。念のためキョロキョロとあたりを確かめる。誰も居ない。ぎっしり詰まった綿をついに取り出して勇気を振り絞り、覗いてみた。

大学生になっても小さい頃の祟りが怖いのである。

だがしかし、薄目をだんだん開けて目にしたものは、なんと空っぽの木箱だった。ミイラの親指はどこにもなくなってしまった。

「ミ、ミイラが消えた!」

僕にとってはとんでもない一大事で事件だった。黙っとくべきか伝えるべきか。親族に知らせたら誰も知らないことだから、一族中大騒ぎになることは避けられない。

「やばい、どうしよう」

僕は焦って、見つかるはずもない小さな木箱をもう一度確かめた。そうするとさっきは見落としていたある事実に気がついた。

木箱の底には小さな穴が開いていた。

なんだろ?この穴・・。

僕は不思議に思った。よく分からなかったので、裏返しにしてみたけど、特に変わった様子もない。

でも何かしら不自然だった。ふと何気なく、その小さな穴に親指を入れてみた。スポっという音と同時に親指が綺麗に納まった木箱は、まさに小さい頃見たミイラの箱そのものだった。

「おじいちゃん・・・」

とたんにたくさん思い出が溢れ出して、僕は書斎で一人笑いながらまた泣いた。


戦後のちょっとした物語。

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2010年05月22日

民族移動

HPサービスを始めたきっかけといえば、元々はISPのサポートセンターで働いていたときに、社内資料やマニュアルが充実していないが余りに、自分達でサバイブして検証やサイト作成せざるをえなかったのが、いま思えば大きなきっかけだった。

下手の横好きでもいいし、蓼食う虫も好き好きでもいいし、イヤよイヤよも好きのうちのどれでもいいんだが、やっているうちにドメインなんてのも取得してしまった。なにせ大衆酒場に行くようなコストで管理できるからだ。

サイト構築への情熱は翳りが見えてきたせいか、気がついたらリンクで導線を作成していたテキストコンテンツが、リンク先サービスの廃止によって消滅してしまった。

まあ、覆水盆に還らずってやつである。へこんでも仕方ないので、ぼちぼちとMTに時間を見て移管作業でもしてみようかと思う。

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2010年05月21日

雪国の知恵

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俄かに市場を席巻している辣油ブームとは他所に、密かな足音を鳴らしながら辛いの大好きっ子さんの心を奪っているのが、日本列島の北、新潟からやって来た「かんずり ぬれ七味」である。

<かんずり>という言葉、なかなか聞きなれない言葉である。漢字で書くと寒造里で、収穫された唐辛子を塩漬けにして、雪がしんしんと降り積もる真冬に意図的に雪の中に数日の間さらして、唐辛子の持つアクや辛味を抜いて角を取り、麹、みかんの皮、ごま、青さ、麻の実、けしの実、柚子などと漬け込んで熟成させた雪国の調味料である。ぬれ七味というのは本当に濡れているという訳ではなく、その醪と混ざった唐辛子の様相を表現したのであろう。

さて、この「かんずり ぬれ七味」のうち、何年も熟成させたそれは格別で、もちろん相当の時間と手間を掛けて完成しているのだから、他の熟成物がそうであるようにこれもまた貴重な一品になる。3年熟成させたその味は、辛味噌や辣油のような直球の辛さではなく、まるでカーブを描くようにまろやかで味わい深く、辛さの中に漬け込んだ風味が同時に折り重なって複雑な旨味を醸し出しているのだ。

これを炊きたてで熱々のご飯に乗っけて頬張ってごらん。「かんずり ぬれ七味」だけでも十分にいけるし、納豆に混ぜて乗せても格別だ。口中にパッと辛さが広がり、おかずいらずである。ぜひ食べていただきたい。

もちろんご飯だけにはとどまらず、鍋や冷奴へいれちゃってもいい。柚子胡椒とは異なる旨味だ。雪国の生活の知恵が凝縮された一品である。

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2010年05月20日

ナイスホッピー

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西日本ではあまり目にしないのかもしれない飲み物といえば、ホッピー。下町のビールである。

引っ越して以来5年ほどもっぱら近所にある焼きとんの名店、秋元屋に足しげに通っていたのだけれど、最近はメディアに取り上げられる機会が増えてきて、また店も拡張して、呑んでいてもソワソワするので自ずと足が遠のいた。そんな中、秋元屋の焼き台で頑張っていた一人、たっつんが店を出したので、最近はそっちにばっかり行っている。店の名前はそのまんま「たつや」。何と言うか初期の秋元の雰囲気─そう、まだ便所が和式でバイトもいなくて親父さんだけが焼き台してた頃─にそっくりなのである。

ここで呑むホッピーが美味い。しかもこんな風に呑むと格別だったりするのである。

まずはたっつんの店から徒歩一分の銭湯に行く。一の湯だ。一杯飲る前にひとっ風呂浴びるのがいいのである。ここは井戸から汲み上げたお湯なので軟水で肌がすべすべになり、保湿効果もあったりする。そして、何と男湯には小さいながら露天風呂もあるのだ。しかもサウナまで。銭湯なのにである。銭湯でさっぱりとしてポカポカに温まったところで、たつやの暖簾をくぐる。

親密な夕刻の酒場の空気。馴染みの常連に挨拶して、焼き台のたっつんに黒ホッピーを頼む。キンミヤという焼酎がたっぷりそそがれたジョッキにホッピーをとくとくと。透明なジョッキが琥珀色に染まる。そしてグビっと呑む。美味いんだなぁ、これが。

喉が潤ったら焼き台のたっつんに串を三本ほど頼む。たんのみそ焼きにレバたれに、塩ではらみ。炭火で焼かれた串は100円ほど。

さっと呑んで千鳥足で家路に。風呂上りの夜風が心地よい。さてもう一軒行くか行かまいか。

そう、今週も1週間がんばったんだぜ。

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2010年04月19日

第三回爆音映画祭

イギリスのマンチェスターで結成され、イアンカーティスの自殺によって4年の幕を閉じた伝説のバンド「ジョイ・ディヴィジョン」、その彼のたった23年の衝撃的な波乱の生涯を描いた「コントロール」。まだジャパニメーションという言葉が浸透していない80年代後半に世界デビューした鬼才・大友克洋のアニメーション「AKIRA」。ジェヴェッタ・スティールの甘い歌声が鳴り響く映画といえば、「バグダッド・カフェ」。そう、モーテルで起こる些細な出来事の積み重ねが珠玉の作品だ。

どれもこれも譲れないし、ある晩突然と鑑賞したくなる映画であることは間違いない。

そんな作品の数々が、なんと最高品質の音楽ライヴ用の音響セッティングをフルに使い、ボリュームも限界まで上げ大音響の中で鑑賞できる映画フェスがあるという。その名も「爆音映画祭」。ほとんど音楽パーティのような有様だ。

今回は第三回で、吉祥寺バウスシアターで2010年5月28日~6月12日の期間で開催である。

http://www.bakuon-bb.net/2010/index.php

チケットは当日1300円で、お得な3500円の3回券もある。魅惑なプログラムばかりなので、映画上映日には整理券の配布がある。上述の3作品は、ほんの一部だ。これが詳細

働いてみる身としてはタイトな時間割だけれど、何度観ても飽き足らない作品が並んでいるから、どうにかして足伸ばしちゃおうかしら。大音量の映画館というのは、想像がたやすそうでありつつも、どんなことが起こるのやら未知数だ。こういう独自の色を出す映画企画っていいね。

個人的には、わりと話題を振りまいている「サイタマノラッパー」は押さえたいところ。

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2010年04月13日

エビ野郎とヴィカスが叫んだ

先週末の土曜日は地球温暖化が遠のいているような寒い日々が続く4月とは違い、初夏を思わせるような晴天で、それは何となく季節がようやく移ろいだと風が教えてくれた一日でもあって、つまるところ、「嗚呼、あれから一年が経ったのか」と認識した日でもあった。

昨年のこの日はお見舞いをしていて、僕はきちんと思い出話に(そう、今思い起こせば、それは最後であったわけだけれども)花を咲かせていたのだ。

この日、何度か訪ねた道のりと同じように渋谷からバスに乗って、世田谷の某バス停で降り、墓前へと向かった。

深々と頭を下げて、お線香に火を灯した。そこで自分のどんな状況を報告したのか、不思議と思い出せない。何となしに「こっちはこっちで元気にやってるよ」とそんな事を懐かしむように話しかけた気がする。そして、また来るよと。

夕暮れには新宿ピカデリーで「第9地区」という南アフリカのSF映画を鑑賞した。

若干30歳の無名監督ニール・ブロムカンプが手がけた本作は、出演者も全員が無名。主人公のシャールト・コプリーに至っては、監督の友人だけど主人公役がいないから抜擢されたというくらい。

映画はネタバレになるので、触りだけ書くとすると、ヨハネスブルグの上空に突如現れた宇宙船。そこに詰められていたのは、なんと難民の宇宙人だった・・・。

そこはかとなく漂うB級センス。従来のSF映画に登場する宇宙人とは異なる人類のお荷物な宇宙人。難民キャンプへと直行する宇宙人。

南アフリカといえばアパルトヘイトなわけだけれど、その黒歴史をあえて踏襲した苦いユーモアのセンスに脱帽した。それを人間でもないエイリアン(異星人)に当て込む脚本はこれまで誰が思いついただろう。

他にもアフリカでは有名な国際詐欺のネタがこっそりと使われていたりして、なかなか社会的なネタを投入している侮れない作品だ。少々スプラッタな画面もあるけれど、見ごたえがあるので観て欲しい。

この作品とはまた別に、「月に囚われた男」というイギリスのSF映画が恵比寿ガーデンプレイスで上映している。この映画館は佳作を流すので有名なだけに期待が高まる。

イギリスのSFという触れ込みだけでとりあえず観てみたいのは僕だけだろうか。

行く人いないかな。

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2010年04月08日

二日酔い展

代々木公園のご機嫌な日曜日の芝生的な飲み会や、知人邸のドラム缶BBQで何度かお会いしている銅版画家の美沙が─そういえばiPhoneで初Bumpしたのも彼女だった─「二日酔い展」を開催するということで、PSYBABA.NETでも告知を。

なかなか楽しそうな予感がするので、ぜひぜひ。

「二日酔い展」
期日:4/6(火)〜4/18(日)
場所:経堂 さばの湯
(やたらと知合いが増えるお湯カフェ)
http://sabanoyu.oyucafe.net/
世田谷区経堂2-6-6 plumbox V 1階
経堂駅北口ロータリー左手前のドトールを左にづづいと進み、サンクスを過ぎて一本目の道路を右手に。10mほど進めば、ソコ!

二日酔いのイラストの展示(コピー?)に加え、二日酔いポストカード、シール、すごろくなんかを発売予定(コタツですごろく対戦できます)。また来て頂いた方全員、二日酔い占いも引けます(二日酔いの本プレゼントあり)

また期間中、酒にまつわるイベントが沢山!

4/11(日)
経堂ビアガーデン&アイリッシュミュージックライブ
時間:19時開演、20時スタート
料金:チャージ1000円+キャッシュオン
あのアイリッシュバンドO'jizoを聴きながらビールを飲みましょう!

4/18(日)
本格落語 経堂落語「雑把亭」
春風亭吉好/笑福亭羽光/古今亭今輔
時間:19時開演(18時開場)
木戸銭:2000円
全て酒にまつわる話が聞けます。本格落語を聴きながらお酒を飲みましょう!

どちらのイベントも、終了後、ゆるい親睦会飲み会です。ご自由にゆるりと飲めますので、そちらからでも是非!
どちらも予約は
sabanoyu@gmail.com まで

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2010年04月07日

東京生活

最近ひょんなことから東京にやってきた西日本各地の方々とお話する機会に恵まれた。彼らは旅行者であったり、一度は地方に戻るものの再上京したり、あるいは仕事の関係で定住したりと取り巻く事情は様々で、東京との係わり合いにも個々に濃淡があり、いずれにせよ地方からやってきた、それも西日本からの上京というのが唯一の共通点である。

そんな彼らが口を揃えて東京に対して評価するのが、「東京にあるエンターテイメントの質と量は圧倒的である」というのである。

それもやってるのは全部が東京限定のものばかりというのだ。

要するに映画一つでも、なんだかんだで東京でしかやっていない作品だし、美術館の企画や展覧会でも東京でしか開催しない。写真展も然り。そしてミュージカルなども。

僕は隙さえあれば東京脱出を願っているので、しかもアマゾンとインターネットがあればどうにかなるんじゃない?という浅はかな考えの持ち主なので、そんなに東京って違うのか・・、と少々驚いてしまった。

鼻につくような言い方をしてしまうと、東京に生まれ育つと、なかなかそういう差異に気がつけないのである。アンテナに鈍感になってしまうのだ。

彼ら曰く、アマゾンとインターネットだけでは、いまの段階では悲しいことにカルチャーの補完作業は、地方に限ると足りないようである。なるほど、言われてみると北九州に住んでいた頃は確かに映画館には数えるほどしか行かなかったかもしれない。

まあ、東京限定の公演というのは、いささか誇張が過ぎるかもしれないかれど、必ずしも間違ってはいないようで、作品公開までの地方との時差もあるだろうし、まずは東京からという営利上の問題も含まれているのだろうと思う。

そして残念ながら、このような状況は東京を離れて初めて知ったりするのだ。

そう思うと、東京という土地が持つ特典性というのは、エンターテイメントの機会が圧倒的に他に比べて多いということになる。

六本木でクラブ(お姉ちゃんがお酒作ってくれるところじゃないよ。踊るところ)の梯子はやってなんぼだけど、じつはレアだったりするのである。

だから、ナイトクラビングまでを含め、あるいはジャズの流れるバーなんかも指折りに数えて、24時間でエンターテイメントが溢れているのであれば、その利点をエンジョイしない手はないというものである。

多分、情報過多には鈍痛状態なんだけれど、まだしばらくは東京に(もしくは日本に)いる予定なので、少しエンタテイメントに触れる機会をこれまで以上に増やしてみようと思う。もっと映画観たり美術館巡ったり。

だってそれこそが東京ライフなのだから。

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2010年03月29日

ヤング@ハート

世界一いかしたロックンロール・コーラス隊、ほんとにそう思う。

アメリカのマサチューセッツ州ノーサンプトンから来日した平均年齢80歳のおじいちゃんとおばあちゃんの(彼らはまた戻ってくるとライブ中に宣言したけれど)、おそらくは最後になるかもしれない、最初で最後の来日公演の最終日が渋谷の文化村オーチャードホールで2010年03月27日にあったので、行ってきた。

もしかしたらみんなはドキュメンタリー映画「ヤング@ハート」で知っているのだろうか。僕の周りの映画好きが「おい、これだけは絶対に観ておけ」と絶賛する映画作品に必ず入っている一作である。

そして僕もこの作品を一押しする。

だってこの映画には掛け値なしの愛が詰まっているから。歌は元気にしてくれる。

もし誤解を招くようだとしたら、断っておくべきだろう。この映画─あるいはこのライブ─は、決して寂しい老人たちを慰労するような老人ホームやデイケアの要素は見当たらない。彼らは実にプロ意識で音楽をこなしているし、そして若者になんて負けないぞみたいな世代構造も見当たらない。

純粋に一緒に音楽を楽しもうぜという想いがそこにある。それは本当にピュアで、人々を惹きつける。年齢が年齢だけにライブの最中に何人かは実際に先にあっちに逝っちゃっているけれど、「仲間が亡くなった時こそ歌う事が大事だ」と彼らは言う。そして歌い上げるのはパンクの王道やらハードロックの王道ばかり。

おいおい、80歳のおじいちゃんおばあちゃんがだぜ。

この日は最後の公演日ということもあって、オーチャードホールは満員御礼。まずは最初にイントロのビデオが流れ、総勢25人のおじいちゃんおばあちゃんのコーラス隊が颯爽と登場。そしてストーンズの「You can't always get what you want」をおばあちゃんが一人ソロで歌い上げる。

オーチャードホールの演出でステージの両端に日本語歌詞が同時に流れる。僕らはありったけの拍手と喝采で迎える。口笛を鳴らす。これが僕らのホスピタリティだ。

続いて2曲目にニルヴァーナ。天国のカートコバーンも驚いているだろうね。90年代キッズじゃなくて戦前のキッズが歌っているから。

そして指揮者のボブ・シルマンがステージ下に登場。彼の選曲がヤング@ハートを際立てているのだ。歌詞を見ると、なるほどこの曲を選んだ理由が分かるなってのはたくさんある。コーラス隊はステップを踏んでダンスをすることもあれば、しっとりと歌い上げたりもする。気持ちがいい。

僕はたぶん4曲目あたりからは泣いていた。ソニックユースで泣くだなんて、ね。

後半、観客が総立ちしたのは、ボブ・シルマンが「次はキングオブポップ」とMCで言ってからだ。黒人の背の高いおじいちゃんが「I want you back」を歌い、僕らはもう総立ち状態。手を叩き一緒に踊った。

そして続いて「Man in the mirror」だ。鳥肌。

「If you wanna make the world a better place(もし世界をよりよくしたいと思うなら) take a look at yourself and then make the change(自分自身を見つめていこう。変わるのは自分からだ)」とおじいちゃんが歌う。MJの映画「This is it」とダブって涙が止まらなかった。嗚呼、こうやって文章に書いて思い出すだけでまた涙が出てくる。

さらに日本だけのボーナストラックも。日本語の歌だ。

「上を向いて歩こう」はベタなので、どことなく予想が立っていたけど、続いておばあちゃんがマイクスタンドに立ち「どーぶーねーずみ みたいにー」と歌うじゃないか。

もう観客全員が一緒に熱唱である。アメリカのおばあちゃんと「リンダリンダー」だってさ。信じられない。そして、「雨上がりの夜空に」。僕の周りのお客さんもみんな世代を超えて泣いている。ボブ・シルマンは「次ん時は全部日本語の曲だな」とMCで言って、みんなが大爆笑した。

アンコールはEAllen toussaintの「Yes we can can」とBob dylanの「Forever young」。拍手が止まない。会場で拍手がこだましていた。

僕ら数千の観客は決して同情だとかそういう気持ちで泣いてはいない。老人ホームを慰労するような気持ちでライブに参加していない。いや、むしろ、それはロックバンドを観るのと同じ気持ちで観ている。だけれど、泣くのだ。なんでアメリカ人のおばあちゃんが歌う「雨上がりの夜空に」で僕たちは泣いているんだ?これが感動なのかもしれない。

どうして80歳の老人が歌うソニックユースに胸を打たれているんだ?

ぜひ映画を観て欲しい。

ヤング@ハート 2010.03.27 @Orchard Hall,Shibuya Bunkamura

01.Intro Video
02.You can't always get what you want /The rolling stones
03.Come as you are /Nirvana
04.schizopherenia /Sonic youth
05.Dancin in the dark /Bruce springsteen
06.White rabbit /Jefferson Airplane
07.Somebody to love /Jefferson Airplane
08.Purple Haze /Jimi hendrix
09.Martha /Tom waits
10.Heaven /Talking heads
11.Road2nowhere /Talking heads

(休憩)

12.Film:Stayin'alive music video
13.She'w not there /The zombies
14.Please send me someone to love /Percy Mayfield
15 Baby please don't go /James brown
16.Dissapear /Brave combo
17.Cure for pain /Morphine
18.Waiting room /Fugazi
19.I wanna be sedated /The ramones
20 I want you back-Man in the mirror /Jackson5,MJ
21.Changes /Phil ochs
22.I'm so tired /The beatles
24.上を向いて歩こう /坂本九
25.リンダリンダ /ザ ブルーハーツ
26.雨上がりの夜空に /忌野清志郎
27.Walk on the wild side /Lou reed

(アンコール)

EN1 Yes we can can /Allen toussaint
EN2 Forever young /Bob dylan

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2010年03月07日

本の虫と予約する居酒屋

寝ても覚めても手当たり次第に本を読み漁っている者を、洋の東西を問わずして本の虫「book worm」と呼んだりする。

本の虫になったきっかけは、人それぞれにそれぞれの理由があり、きっと何がしらの1冊がその道へと導いたのだろうと思うと、その人のそれはどんな1冊だったのかと想像するだけでも愉しい。

僕が本の虫となったのは、小学校3年生の夏休みで、実は僕は夏休み直前に交通事故で入院をして、丸々2ヶ月を病棟のベッドで過ごしたのだ。昭和50年代とはいえ、当時にもポータルTVはあって、叔父が所有していたので、持ってきてくれたが、そんなにテレビっ子ではなかったものだから観る回数は少なく、お見舞いで戴いた本を繰り返し繰り返し読んでいた。思えばそれが僕が歩んだ本の道への記念すべき第一歩だった。

そんな読書の歴史の中で、1冊を選ぶとしたらという質問は拷問に近いので、仮に質問を変えるとして、旅先に必ず持っていく本は?ということであれば、僕は開高健の「地球はグラスのふちを回る」を挙げる。昭和56年のエッセイだけれども、いま読んでも文章は色あせず瑞々しく、時間を忘れて没頭できる。

旅好き釣り好きなど多趣味で知られる開高健は、同時にグルメとしても有名であった。彼のグルメエッセイに「ラーメンワンタンシューマイヤーイ」というのがあって、美味しいシュウマイ屋を紹介したいけれど、それがなかなか難しいというのをこんな風に表現している。「・・・このような場所にそれを書くと、たちまち客が殺到してたちまち味が落ちてしまうにちがいないから、とくに割愛することにした。恋と同じだ。御自分で見つけて下さい。」と。実に上手い表現である。

いまからこの記事に載せる店もそんなお店のひとつだ。恋と同じである。

少なくとも土曜日は予約しないと席に着くことが出来ないこの店は、5年ほど前から月に一度の割合で通う都内某所にある店で、知り合いに紹介されたのが最初だった。

のちに旅チャンネル「全国居酒屋紀行」などの番組でも有名な太田和彦氏も大絶賛をしていたのを知って、太田氏の鋭い味覚と居酒屋への情熱にただただ深く頷くばかりであった。

こじんまりとした店内は10組も入れば満員御礼になって、お品書きにはメニューはあるけれど、そこに値段は書いていない。一見のお客さんだったらピリリと背筋が伸びる瞬間だろう。

暖簾をくぐると毎度「○○君(僕の名前)、いらっしゃい。よく来たね」と温かく迎えてくれる。心がほぐれる瞬間だ。

上質な炭火が入り口で炊かれて、そこで新鮮な魚を焼き上げる。店内にはレトロな歌謡曲。全ての料理が丁寧で、その味といったら頬っぺたが落ちるほどである。

ここではビールと片仮名にするより麦酒と表現したほうが合うのである。一杯目は麦酒、すっと瓶が出てくるので、渇いた喉を潤す。そして、まず註文するのは煮物と刺身である。

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優しい味の煮物。

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そして、中トロをどのタイミングで食べようかしらと悩ましい刺身。

優しい味付けの煮物を、とみさんが長箸で綺麗に盛る。そして、新鮮な刺身。そう、ここは何でも絶品なんだけれども、魚の旨さといったら、それはもう都内屈指なのである。

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こちらはほっけ。焼き担当のYさんが註文が入り次第、炭火で焼く。その手つきは熟練工だけが持つ繊細で正確な、職人の技である。ほっけ若しくは銀鱈をまずは頼みたい。肉厚でジューシーで、何よりも新鮮で香ばしい。魚を焼くには、なんと言っても炭火が一番である。もうもうと上昇する煙を嗅ぐと、日本人に生まれてよかったなって、思う。

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そして酒肴の品々。

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最後はいつも丼で締める。

幾つかあるうちの、まぐろの漬け丼かいくら丼が、いつもの締めだ。プリプリのいくらが熱々の御飯にたっぷりと乗っていて、海苔が散らしてある。一口食べるたびに愛おしさがこみ上げてくるのである。そしてほうじ茶で一息つける。

どのお店でも撮れる場合には可能な限りに写真に収める僕でも、このお店の場合、つい忘れちゃうことが多い。酒に心地よく酔っているのもあるし、美味しくて気がついたら食べ終わってたなんてのも。

ここの定番でいったら、塩辛がそうだね。気がついたら食べ終わっている。日本酒の熱燗に合うのですよ、これがまた。

なので、ここには挙げていない、季節の名品なんかもある。秋のほんの僅かな期間にお品書きに登場する「揚げ銀杏」は、秀逸で日本酒にピッタリなのである。魚も秋の秋刀魚は、もう格別。ここの銀杏と秋刀魚に想いを馳せると、嗚呼、秋が待ち遠しい。

まだ行かれたことのない御友人の皆様、僕はいつでも皆様のオファーがあり次第、予約しますので、iPhoneまで連絡ください。日本酒やお湯割り、麦酒も呑みつつ、たらふくに食べて、一人3千円程度。いいのかな?なんて思っちゃう値段である。

そして会計時にとみさんが「○○君(僕の名前)、また来てね。いつもありがとね」と。

こちらこそ愉しい時間をいつもありがとう。

3月の日曜日に降る長雨に、そんなことを想いつつ。

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2010年03月03日

国内外の気になるイベントをあれこれ

■4月3日4日「春風」 at 代々木公園

桜の季節の風物詩といえば、春風。

初期の頃の音楽とは違うけれど、春は代々木に集まりたくなっちゃうのが、トーキョーテクノトライブってもの。音はまだ本家サイトには今日時点で掲載ないけれど、mixiのコミュによれば、朝崎郁恵やサヨコ meets YA MAN RIDDIMが出るというので、個人的に注目。「おぼくりええうみ」と「マライカ」で号泣ぽい。晴れるといいな。

http://www.balance-web.com/harukaze/

* * *

■4月11日 渚音楽祭2010 at お台場コート

2年ぶりに東京に帰ってきた渚音楽祭。

毎度お馴染みのフジテレビ前からちょこっと移動しての開催で1日だけのスポット開催。<太陽 All Genre Stage>の気になるメンツは、ガチガチなジャーマンのThe Delta、オランダのキラ星Zen Mechanics、そしてQuintrixのKeiさん、日本のサイケユニットAstronかな。

今日のアップデート情報なので、まだまだ追加される予感。

デルタなんてのは、たぶん7年ぶりくらいのライブ体験。深夜サウンドなだけに、日中に聴く音がどんなか愉しみ。Zen Mechanicsは実は野外で聴くのが初めて。ディープな四つ打ちが気持ちよいのだ。これも期待大。

そして、トランスじゃないけど、<風 Jam/Rock Stage>もかなりの充実。

人力トランスの代表格のDachamboで思い切り盛り上がれるし、そしてハイスタの難波章浩が登場っ!ハイスタは池袋に事務所があるときに好きすぎてアポなしで訪問したこともあるんだけど、空中分解してから聴いてないし、ソロ活動もあまりインプットしてなかったので、この機会にぜひ楽しみたい。

他にも大物来るのかね。

http://www.nagisamusicfestival.jp/

* * *

■8月1日~15日 マフィア島 at タンザニア

そして脳が溶けそうなくらいヤバめなのがタンザニアのマフィア島(完全にWWF世界自然保護基金によって保護されている)で15日間ぶっ通しでやるパーティ。

その名も「Mafia Dance Festival」。

名前からすると物騒な気もしないわけでもないが、じつはまったくの正反対で、スワヒリ語で「癒しの島」を意味するのだ。

言葉にならないくらいの自然満載のステージでイベント。最高の夕陽。完璧なロケーション。もうそれだけでもそわそわしちゃうでしょ。

そして、世界中から3000人限定のイベント。出演者なんてのは、ハローページかっつうぐらいアーティストが並んでいる。

とりあえずコピペ。

なぜ、こんなに凄いかというと、サモスラキの連中が復活してオーガナイズしちゃったから。こりゃ、行ったら社会復帰できないな。うーん、行きたい。

http://www.mafiadancefestival.com/

LIVE ACTS:
ABSOLUM, 3D Vision Rec - FR
AJJA, Syncronize Records - CH
ANTIDOTE, Neurobiotic Rec - FR
BRAINCELL, Free Spirit Records/Phar Psyde Records - CH
BROKEN TOY, Alchemy Rec - SA
DEVIANT SPECIES, Ambivalent Records - UK
DIGITAL TALK, 3D Vision Rec/Yabai Records - FR
EAT STATIC, Mesmobeat/TIP/Twisted Rec - UK (Special 2 Hour Live! No Laptops!!)
ETNICA - PLEIADIANS, Etnicanet - IT (Special 2 Hour Live!)
FROZEN GHOST, Disasterpeace Records- SA
JOURNEY, Free Spirit Records - UK
KOXBOX, Twisted Records/Solstice Music - DK
LOGIC BOMB, Solstice Music - SWE
LIQUID SOUL, Iboga Records - CH
LOST & FOUND, 3D Vision Rec - SA (Special 2 Hour Live!)
MINDCORE, Yabai Records - FR
PHATMATIX, Yabai Records - FR
PHIBIAN, Trick Music - UK (Exclusive Live!)
PHYX, Timecode Rec - SA
PITCH HICKERS, Nexus Media - SA
PROMETHEUS, Twisted Records - UK
PROTOCULTURE, Nano Records - SA
RINKADINK, Alchemy Records - SA
RUBIX QUBE, MMD/Disasterpeace - SA
SCORB, Trick Music - UK
SHIFT, Nexus Media - SA
SLUG, Nexus Media - SA
SQUID INC, Ambivalent Records/Trick Music - UK
THE GRAIN SOCIETY, Ekholab Stud/Oktava Rec - GR (Exclusive Live!)
TOTAL ECLIPSE, Mandala Records - FR (Special 2 Hour Live!)
TRANSWAVE, 3D Vision Rec - FR
TRISTAN, Nano Records - UK (Special 3 Hour Live!)
XATRIK, Digital Psionics Rec - SA

DJs:
AJJA, Peak Records - CH
ALPHA, Interzone.pa - GER
CHRISTOF, 3D Vision Rec - FR
CONNECTO, Vortex - SA
DADO, IBZ Recordings - FR
DICK TREVOR, Nano Records - UK
DIMITRI, Neurobiotic Rec - UK
DINO PSARAS, Boa Group/Oktava Records - UK
DOC, Harmonia Records - GR
EARTHLING, Neuriobiotic/Spun Rec - SP
EDOARDO, Neurobiotic Records - IT
EMOK, Iboga Records - DK
E303, Antiworld Events/Sonesta Records - UK
FRANK E, Twisted Records/Solstice Music - DK
HEADROOM, Nano Records - SA
JAMES MONRO, 4Ddigitalaudio, Flying Rhino - UK
JAY OM, Free Spirit Records - UK
KRISTIAN, Transient Rec - UK
LIQUID ROSS, Liquid Rec - UK
LIQUID SOUL, Iboga Rec - CH
MARIOS, The Grain Society/Mafia Dance Festival - GR
MAURIZIO BEGOTTI, Etnicanet - IT
MAX LANFRANCONI, Etnicanet - IT
MONTAGU, Symphonix, Blue Tunes Rec - GER
RALPH, Rastaliens, Phar Psyde Records - CH
REGAN, Nano Records - SA
SENSIENT, Zenon Records - AUS
SERGE, Neurobiotic Rec - FR
SHANE GOBI, Alchemy Records - SA
SWARUP, Universo Parallelo Fest - BR
TEO, Discovaley Records - GR
TEO, Mafia Dance Festival/Oktava Rec - GR
TRANAN, Solstice Music - SWE
XP VOODOO, Spun Records - RUS
YOUNGER BROTHER, Twisted Records - UK

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2010年02月13日

不思議の国のアリス症候群

「アリス症候群」

寝ても覚めてもシンジタニムラとタカオホリウチのことで頭がいっぱいの現象・・・なわけがなくて、正式には「不思議の国のアリス症候群」というらしい。

中二病を患っているときに併発しそうな症状で、たとえば授業中になんだか解らないけれど突然と自分の右手が大きく感じるとか、逆に教室の大きさが変に小さく感じてしょうがない数分を総じて「不思議の国のアリス症候群」と言う。

皆さんはこういうのありませんでしたか?火曜日の6時間目とかにシーンとしている授業中に感じる変な違和感。

ウィキペディアによると、「典型的な症状は、眼に障害がなく外界が通常と同じように見えていると考えられるにもかかわらず、一方では主観的にそれらが通常よりも極めて小さな、または大きなものになったように感じられたり、ずっと遠く、あるいは近くにあるように感じられたりする。」とある。

詳細はウィキに譲るとして、この症候群の原因はナントカカントカというウイルスのせいで、日本ではこのウイルスに子供の頃にほとんど感染するから、ガキんちょの頃に時折起きる現象なのだとか。

不思議の国のアリス症候群
(ふしぎのくにのアリスしょうこうぐん、Alice in Wonderland syndrome, AIWS)
リンク

じつはおとといぐらいから風邪を引いているんだけど、小さいときに風邪を引くと必ず見る夢(完全にナイトメア)が、こんな感じだった。

全てが無音の世界でその無音の世界に地球ぐらいのツルツルした球体と同じ材質のスーパーボールみたいな小さな球体がある。ただそれが並んでいるだけ。でもその並んでいる光景と、その球体の大小の差がどういう理由なのか恐怖のバイアスを増幅させてとにかく恐ろしい。たいては汗びっしょりで目が覚める。

あんな夢見るのって自分だけだったのかな?と思い検索したら出てきたのが、このウィキペディアの頁で、風邪の時の事例もばっちり載ってた。なるほど、そういうことか。

ちなみに日によっておっぱいが大きく見えたり小さく見えたりするのはほとんどブラジャーのせいで、アリスとは無関係というのが某キャバ嬢のお言葉である。

あと、この症状の略語のAIWS、なんかフィンランドのメタルバンドあたりにありそうな名前だよね。

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2010年02月12日

ほぼ日手帳

20100212
前々から気になっていた<進化系手帳>の代名詞である「ほぼ日手帳」の2010年度春始まり版を購入してみた。手帳?そう、手帳である。

私用業務用でiphoneが2台、ドコモとソフトバンクの携帯がそれぞれ1台の合計4台の端末があり、しかもスマートフォンが2台も含まれていて、outlookのexchangeとさいすけでスケジュール管理している状態で、なおこの場に於いて紙にアウトプットする情報があるのかと自分でも不思議に思う。

というか、むしろ要らないだろうという気持ちのほうが先行する。きっかけは2ヶ月ほど前のTLで堀江さんが「手帳とかってもういらなくね?」的なツイートをしたのがトリガだった。僕もおおむね「手帳なんていらなくね」派だったし、事実、手書で書くより数倍の速さでタイピングが可能なので(iPhoneのフリック打ちも、もう慣れた)、手帳を持つ理由がないんだけど、どうしてか買った。

自分でも何で買ったのは説明するのは難しい。敢えて理由を挙げるとしたら、天邪鬼というのが答えだ。要らないじゃんって思う自分がいるからこそ、それに嫌疑をかけて真反対の行動を取る天邪鬼な性格。常にそんな部分で物事を試していたので、今回もそれに乗っかった。

第一、僕はそもそも何も書きもしないのに毎年6穴を交換している手帳を持っているのだ。

十数年前に僕の実家で居候していた旅仲間が餞別でくれたフィンランドの手帳。そう、あれは十数年前の2月のとある日のことである。

能天気な白痴的にご機嫌な朝、ミコが流すキラキラとしたモーニングトラックに身を任せてフルスマイルでディスコバリーで踊っていると、真っ黄色の手袋をしてグヨングヨンと踊り狂う日本人の女の子がいきなり僕を見てロックオンしてきた。

「鬼の子じゃぁ~!」と。

西瓜に話しかけたと思いきや、志村食いをして種を機関銃みたいにイスラエリに発射するパスポートのない残念な40代後半のオジさんとか、面妖極まりない妖怪組の生徒の行動にはすっかり慣れた自分だけれども、自分に向けられると流石にのけぞって、思わず口に含んだビスレリの水を吹いたのだ。

りらちゃん、それが彼女の名前である。

フランス人の彼氏と旅行しているりらちゃんは、前年のインドで僕を見かけたらしくて、当時の頬がこけて腰まで髪が長かった僕をずっと<鬼の子>と記憶していたらしい。まったく意味不明である。なので、ポニョの歌みたいに2回繰り返すだけで「名は体を表わす」状態のきらびやかな朝を迎えていたりらちゃんは1年ぶりに見かけた僕に思わず叫んだのだ。

その出会いをきっかけに、彼女とはその後も街のいたるところですれ違って、そのたびに「胃液を吐いて踊るとアガる」とか「ワカメには裏と表があるから気をつけたほうがいい」という数多くの有難い教えを説いてくれた。

それから半年後、旅ボケが収まらない僕のところに成田空港から彼女は電話を掛けてきた。インドを北上してネパールやタイを経由して日本にソロで戻ってきたらしい。

で、「居候させて」と。

僕も大学卒業してから「家にあまり居ないニート」みたいなデタラメな生活をしていたので、普通だったら断りそうなこの案件をアレコレ考えずに二つ返事で快諾した。

僕の家に居候したりらちゃんとの生活は毎日が漫画みたいで、そのエピソードだけで本が1冊書けそうなぐらいなんだけど、ここでは割愛するとして、居候してからしばらく経って、一度北海道の実家に戻るというりらちゃんが餞別でくれたのがフィンランドのシステム手帳なのだ。

だから、この手帳は旅仲間の置き土産として肌身離さず使う心掛けなんだけれど、まあ、ここは肉ばっかり食べているとたまには魚も食べたい精神に基づいて、<ほぼ日手帳>を。

それにしても、りらちゃん、どうしているのだろうか。ちゃんと生きているのを願うばかりである。

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2010年01月24日

日々の営み

実家に居るときにはわりと食べていたのに、離れたとたんに何となく食べる機会を失するもののひとつに、わさび漬けがある。

スーパーとかに行くと、納豆コーナーから4品あたり遠のいたところで、手のひらサイズの長方形プラスチックに「天城育ち」なんてシールが貼ってあるあれだ。年末にふと無性に食べたくなったので、サンダルでスーパーに駆け込んで買ってきてしまった。

小皿に醤油を少し垂らしてわさび漬けをちょちょんとやる。

それを熱々のご飯に乗せて食べるのは格別である。こういう場合、やっぱり白米のほうがしっくりくるのだけれども、去年から玄米生活をしているので、玄米ご飯に乗せる。これもまた美味しいのだ。わさび漬けはご飯だけではなく、ぬか漬けや「地菜」と呼ばれる野沢菜漬けに添えて食べると、おかずいらずな感じである。

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2010年01月17日

ランランラン

2000年代に入ってから101回目ぐらいの決心だろうか。

今日から時間のあるときには家の近所をジョギングともウォーキングともつかない運動をすることにした。

iPhoneの無料アプリに「RunKeeper free」というのがある。自分の走っているルートをGPSでgoogleMAPと同期して割り出してくれて、消費カロリーに平均速度、走行時間と走行距離を表示する。そしてさらにサーバにデータを送れば1ヶ月1週間のトータル数値を出してくれる。また、自分がどれだけ走ったのかをTwitterにポストしてくれる。

ものすごい優れものである。いや、ほんと、なんていう時代。こんなアプリが無料だなんて。iPhoneはマジですごいよ。携帯じゃないので。

早速これを使って近所を攻めてみた。僕が住んでいる私鉄沿線沿いは、JR線と比べると1駅の間隔が短いので、ちょっと走るには都合がいい。隣駅の商店街まで目指すなんていう目標を作って、GPSで自分の走っているのを追う。

いよいよハイテクがフィジカルな部分に融合してきて未来を感じる。

さて、今日は日曜だが明日以降の平日にどれだけ走れるか。まさにここが焦点である。時間的には20分ぐらいなので、何とかして、例え残業でも日課にしたい。

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2009年12月29日

師走のご挨拶

前大統領:
「まあひとまずは僅差だとはいえ、君の政党の勝利だ。今回は政権の座を譲ろうではないか。とりあえずは前政権としておめでとうと、一言私から直接言おう」

現大統領:
「いえいえ。政党が違えど、我が国を想う気持ちは同じ。やはり私は先人から学ぶことばかりです。ぜひ今後ともいろいろとご教授ください」

前大統領:
「その君の謙虚さがきっとこの時代にマッチングしたんだな。私は多少強引なやり方だったのかもしれん。ところで前政権として相談なのだが・・。」

現大統領:
「相談だなんて、めっそうもない。何でしょうか」

前大統領:
「いや、ほら、アレだ。例のヌーディストビーチ撤廃の件だが。あれは勇み足じゃないだろうかね」

現大統領:
「ああ、そのお話でしたか。参謀長官にも伝えましたが、あれはあくまでも民衆の声を私は政策として掲げただけですよ。民衆は求めてない。それだけです」

前大統領:
「いや、そうはいってもね、君。アレはあれでいいものだよ。私も寄宿校時代のヴァケーションで行ったものだ。民衆の声も大事だが、世の中にはガス抜きだって必要なのだよ。そう頑なにならなくてもいいじゃないか。」

現大統領:
「だから貴方には成し遂げた政策がないのですよ。戦争やって終わりじゃないですか。政治はそうじゃない。あんな海岸は明日にでも禁止するべきです。開放する理由なんてない」

前大統領:
「君も案外頑固者だな。君は本当のヌーディストビーチを知らないから、頭ごなしにそう言うのだ。こうやってだな、ズボンを脱いで私の自由の女神を太陽にさらしてだな」

現大統領:
「まったくこんなところで突然脱いで。そんなことが許されるとでも。親子2代続いた政治一家だとしたって、いまは私が大統領だ。そこまで食い下がらないなら、いっそのこと白黒つけようではないか」

前大統領:
「白黒? 白黒ならとっくに我々の肌の色でついているじゃないか。」

現大統領:
「・・・」

ゴォオーーン。

良いお年を。

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2009年12月26日

─2009年俺マイTop10─

順不同でココロに残った映画やら音楽やらアイテムやらをつらつらと。

===

再会「旅の出来事」
たぶん奇跡ってこんなことを指すんだろうと思う。97年、僕はインドのゴアから北上してヴァラナシに滞在していた。ガンジスの名で日本では馴染み深いヒンズー教徒の聖地だ。ゴアから北上する多くの旅人がそうであるように、彼らは一様にヴァラナシで移動の足をピタリと止める。大抵がこの地で体調を崩すからだ。僕らも例外ではなく、1週間の予定が10日となり、2週間となりずるずると延泊していた。旅のスケジュールは白紙だから延泊することは大した問題じゃない。それより、このまま延泊したらそのうちサドゥーみたいに河原で物乞いをしなくちゃいけないんじゃないかって心配するぐらいだ。その滞在期間の幾日目に僕らはラビリンスのようなヴァラナシの路地裏で彼らにあった。ステファンとスザンナ。当時、トランスを好きで旅している輩は目配せしただけで打ち解けたりしたのだ。まるで何かいけないことを共有しているような一体感。僕らも例外なくウィンクした。で、それだけで十分だった。その日から僕がジジイになったって絶対忘れないだろう、刺激的な毎日が待っていたのだ。我々は陸路でネパールに入り、数ヶ月滞在して、またインドに戻り、そしてタイで再会し、パンガン島のフルムーンパーティでお別れした。それきりだった。あれから12年。もう一度我々は再会した。この日本で。幾つもの偶然を重ねて。それは本当に偶然の再会だった。だから、たぶん奇跡ってこんなことを指すんだ。神様がすこしだけやんちゃして僕らを楽しませたりしているのだ。

*
*

10年「酒場」
僕が本当に心を許した仲間だけ連れて行くある酒場がある。飲み物はキャッシュオンで、何でも500円。カウンターだけの店で、真空管のアンプからジャズのレコードが流れる店。カウンターにあるおつまみは、どうぞご自由にという酒場だ。10年前に僕はその店の扉を勇気を絞って叩いた。何せ、酒場なんてせいぜい吉祥寺のいせやに行く程度の年頃だ。ジャズが流れる店だなんて縁もゆかりもない。でも不思議なもので、その店のマスターが醸し出す温かい雰囲気を、僕はすっかり気に入って、足掛け10年、この店に通った。夏の夜は、家でシャワーを浴びて太陽のにおいがする真新しいTシャツに袖を通して遅くまで、寒い夜はホットウイスキーで、暖を取った。一人で行かない晩は、気の許せる友達だけを連れてった。去年僕が表参道でDJしていたのも、じつはこの店のマスターの縁があったからなのである。そのお店は残念ながら今年の5月に二代目に譲られた。それと同時に僕の中でのこのお店の歴史の幕も閉じたのだ。僕はこのお店で過ごした思い出を手つかずのままに残したかっただけなのだ。二代目は二代目の思い出という器用な真似ができれば僕だって苦労はしないんだけどね。

*
*

RICOH「GR DIGITALⅡ」
デジタルコンパクトカメラ、通称デジコンは汎用性があって、カメラの間口をグッと広げたと思うけれど、リコーのカメラだけは、人を選ぶ気がする。そんな気持ちになることがふとある。なんか特有の癖があるのだ。それに魅了された人は必ず言う「リコーでしょ」と。僕も同類だ。リコーの魅力にしっかりとハマった。たしかに扱いづらい。キャノンだったら楽だろうなぁって構図もある。でもこの徹底としたマニアっぷりがいいんだよなぁ。デジコンは買わないなんて宣言していたけど、これだけは別だった。そうそう、来年は銀塩がまた復活する兆しらしいね。

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海外「バリ島」
6年ぶりに海外に出た。門司港から韓国の釜山まで船旅して以来である。何度目かのバリ島。テロ以降に訪れるのは初めてだった。いつもクタに入り、ウブドに滞在し、またクタに戻る行程を、直接ウブドにインした。2週間滞在し、行きと帰りは台湾に一泊した。ウブドの滞在は本欄にある某酒場のマスターのお世話になったのだ。彼はバリ島で彼女とセカンドライフをしている。バイクを借りて、毎日駆け抜け、エステやマッサージを受けてたくさんリラックスが出来た。僕がかつて知っていたバリ島の面影は少なくて、すっかりリゾート地と変貌しても、やはりそのパワーは健在だったのだ。日本だと鬱陶しい雨も古い屋根が広がるウブドではとても心地よくて、22時になると、もう瞼が重たくなってずるずると寝てしまった。身体の緊張がほぐれている証拠だ。田園が見渡せる夜もやっている秘密のカフェでガムランの響きに包まれて、ビンタンビールを呑み、談笑して・・・。いつでもおいでと心強いお言葉を頂戴したので、また近いうちに行きたいものである。バリ島のセカンドライフも悪くない。そしてクタビーチ。そこはカオサン通りのごとく変貌を遂げていて、路地裏にまでびっしりと店が連なり、表通りは全部の店が入れ替わっていた。東京みたいである。ただ、スペーストライブの工場だけはいつもどおりだった。猫がいて商品がざっくばらんに置いてあって。2つほどだけ購入した。だって後は全部ギャルオみたいな洋服なんだもん。

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国内「沖縄」
海外が6年ぶりだとしたら、沖縄はなんと23年ぶりである。12月に訪れた沖縄は気温が25度で、夜になってようやく落ち着く程度。レンタカーもクーラだし、ホテルもクーラー。だってホテルのプールで泳げるくらいだから。キャンプコートニーという、特別開放された基地のクリスマスパーティを攻めて、夜は白百合の古酒(クースー)でしたたかに酔い、記憶をなくして、ホテルで先に寝た友人にボディアタックをして、ジャッキーステーキハウスで分厚いステーキやら市場近くで沖縄そばを食べて、琉球のTシャツを買い、22階の特別なスウィートも抑えてラモスを見かけたりした。混沌とした猥雑な熱帯の夜は本土とかけ離れていて、すっかり気に入った。それにしても12月で25度はとてつもないよね。
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開始「Twitter」
遅ればせながらもTwitterを今年から始めました。このサービスは何年ぶりかの昂奮で、思わず沢山の人に勧めている毎日である。我が社の社長も、つい先日やり始めて話題に・・・。まあ、それはいいか。チャットとSNSを足して因数分解したようなコミュニケーションツールは、140文字という限定された文字数でポストするにも関わらず、病み付きになる。自分の視座から見るタイムラインと呼ばれる多数のポスト。自分がフォローしている人の投稿が表示されるのだ。なんかサイバー空間に在る喫茶店で、いろんなグループがたむろしていて、その会話が文字化されているような感じ。そして、一番このサービスがしっくりくるのはiPhone使っているからである。豊富なクライアントツールがたくさんある。もちろん無料で使いやすい。最近こそモバツイという携帯向けサービスを提供したTwitterだけれど、自分のドコモ端末じゃ正直やる気がしない。iPhone、みんな使えばいいのに。特にTwitterする人は。そこの君、マイミクお願いしますとかメッセしている場合じゃないぞ。そんなこんなで、むしろ最近はiPhone使いでTwitterしてない人は何しているんだろう?と思うぐらい。当分はこのサービスに首ったけである。

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三好銀「いるのにいない日曜日」
このタイトルだけでピンと来た人は、相当の漫画マニアだろう。この作者生きているのかしら?と死亡説すら流れた三好銀が、91年~94年にスピリッツで掲載していた「三好さんとこの日曜日」の未収録作品の初単行本化である。およそこの先数十年経ったところで市場でお目にかかれるなんて思ってなかったので、感涙モノだ。買わないわけがない。というより、「漫画ばっかり読んでいるとそのうち漫画家になっちゃうわよ」と叱られつつも幼少から漫画を読み漁っている僕の中で、この作品は最高だ。一位二位を争う。中央線沿いらしき駅に住む、三好さん夫婦と飼い猫の物語。明日がたとえ月曜でも日曜日っていいよね。日常的な出来事を漫画にして、ほのぼのと、どこか哀愁漂う作品に仕上げている。「三好さんとこの日曜日」は残念ながら絶版だけれども、こちらは今年の12月25日に出たばかりなので、手に取りやすい。暖かい日曜日を想いつつ。

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Shpongle「Ineffable Mysteries From Shpongleland」
こちらも待望の1枚。シュポングルの4枚目のアルバムだ。トランス界の重鎮ラジャラムと、Hullusinogen名義で有名なサイモンのユニットが奏でる音楽は、トランスというジャンルを超えて幅広い層に支持されている。これまでの3枚がすべて名作であり、トランスという音楽業界の中でも極めて流行り廃りが激しいジャンルにも関わらず、これらのアルバムは僕個人はもとより多くのトランスファンにとっても殿堂入りの作品なのである。四つ打ちと呼ばれるキックが強くて145bpmあるような激しい曲でもないし、かといってゆるゆるのアンビエント、というわけでもない。踊ろうとおもえば踊れるし、チルしようと思えばチルできるのだ。まるで禅問答みたいだけれど、シュポングルの音楽ってどこかそういう趣きがあるんじゃないかしら。

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仕事「ユニオン」
業務歴は長いけれども社員歴は大卒並みなのに、どういう風の吹き回しか、数千人の代表メンバ二十数名の一人に選ばれて、毎週火曜日は19時から会議をしたりしております。これがなかなか刺激的で、たしかに本業じゃないので、本業が繁忙になると三途の河が見えかけたりしますが、やり応え十分あり。なにしろ背中に数千人の社員を背負っているので。その一環で名古屋に遠征したりもして社内の人的ネットワークも広がっております。本業で被らない人とは徹底的に被らないマンモス会社なので、こんな機会があると有難かったりする。なお、この仕事、俗に3年続けるらしいので、まあその覚悟で。3年後にはdelta君に持ちかけようじゃないか。

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映画「This is it」
ケーブルテレビに加入しているので、DVDと上映モノを併せると70本ぐらい新旧作を観ている中で栄えある第一位はこれである。なぜこれかというとそれは「This is it」が<今年の映画>だから。僕が言うまでもなく、世界一のポップスターが今年天に召された。僕は全然マイケルジャクソンなんて聴いてもないのに、あの日から流れるそのほとんどの曲を知っていた。だからこそ彼は最高のポップスターだったのだ。奇しくも同じ誕生日のマイケルの映画を上映最終日のレイトショーで観た。僕は後にも先にも会場が妙な熱気に包まれているレイトショーを観たことがない。それは本当に異様な光景だった。まるでライブ会場に足を運ぶかのような観客たち。映画のネタバレになってしまうが、この映画はマイケルのロンドン公演のリハーサルを映したもので、世界中から集まったガチなマイケル馬鹿ダンサーも映っている。彼らはマイケルと一緒に踊れるだけでションベン漏らすような大ファンなので、リハーサルといえども大拍手大喝采でマイケルを称える。1曲が終わるたびに拍手して口笛を鳴らすのだ。だから映画館にもその拍手が鳴り響いた。同時に僕は思った。最近のドルビーサウンドは半端ないなと。まるでその場に居るような臨場感なのである。でもおかしいな、こないだ観たターミネーター4でもこの臨場感はなかったぞ、と振り向いた瞬間。映画観ている人たちが泣いて拍手していた。ものすごい場所に来てしまったものである。さて、マイケルは本当に惜しいと思う。この映画を思い出すだけで少し涙が出てくる。たっぷりと愛の詰まった作品である。

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そんなこんなで、来年も with L-O-V-E で。

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2009年12月20日

Double Day#05

Remember,Red. Hope is a good thing, maybe the best of things, and no good thing ever dies.I will be hoping that this letter finds you, and finds you well. Your friend, Andy.


snapped by: DOCOMO SH903i iPhone3G&3GS

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2009年12月07日

Webのあり方

つげ義春の「おばけ煙突」という、おそらく貸本時代の作品の冒頭に「煙突掃除殺すにゃ刃物はいらぬ雨の十日もね降ればよい・・・」なんて科白があって、煙突掃除の主人公が今日も仕事に溢れて家で鬱屈し、しまいには煙突から落ちてしまう昭和のストレートすぎるじめっとした作品がいうように、最近じゃブロガー殺すにゃ・・なんて科白が巷じゃ噂されている。

もちろん、オカルト映画じゃあるまいし、FC2でブログを開設したら数日後に失踪とかではなくて、「ブロガー殺すにゃmixiはいらぬついっとの10も投げればよい・・」で、Twitterの勢いが増すばかりだ。

SNSのサービスの在り方は本質的に従来のWebサービスとおんなじで、ややクローズドのコミュニティがあるけれども、Twitterは、明らかにこれまでのWebサービスとは異なる。進化を遂げているのだ。

一度憶えてしまうと大半の生半可なブロガーはこちらに流れるだろう。

圧倒的なライブ感。RTと呼ばれる、引用に近い投稿とハッシュタグやフォローという考え方。件名レスな部分も捨てがたいし、140文字というマイクロの世界に限定させた斬新さ。

残念なことにこのサービスだけは外から眺めているだけじゃ100分の1も理解できない。何が面白いか分かんないし、という知人が多いのも事実だ。

まあ、やんなきゃ死んじゃうわけじゃないから好き好きだけど、たぶんやったほうがいい。だってやった人はみんな病み付きになるから。

それでたいていの面白いことがそうであるように、まずは始めるところが大事である。

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2009年11月01日

たそがれの銀座

先日、とある秋の休日に代々木公園にて開催された、東西から集まった異色のメンバー達が、まるで寄せ鍋のように持ち寄った食材やらお酒を囲むというピクニックにご招待いただいた。

ブルーシートやら茣蓙を敷いて日没までドンチャンと呑もうじゃないかという会である。

知り合いから知り合いへ輪を広げるようにホスト役が随所に仕掛けを施しているらしく、まずは席次に着くと、ハート型のシールを渡されて、そこに名前(HNも可)と何をしている人なのかを書くシステムになっていた。ふと周りを見渡すと、女優だとか銅版画家だとかカメラマンだとか、なにやら面白そうな人物がいっぱいいる。

そこで僕もせっかくだから会社員なんて書かずに、「○○の中の人」と○のところに社名をぶち込んでおいた。そんなこんなで初めてのBUMPをしたりして笑いつつ交流を深めていると、やっぱりホストした子の魅力だろうか、集まっている連中がとにかく幅広い。高橋名人の本を編集したりファミ通に連載を抱えている方、エロ声優している女子、料理研究家であり女優である子、インディーズ映画(だったけな)のプロモーターやら、そんな皆様と作ってきたきんぴらごぼうをムシャムシャ食べてたら、あっという間に夕方になった。

愉しいときは時間が経過するのもあっという間なのである。

そこで更にユニコーンのてっしーのプロデュースでデビューしたロック姉さんと立ち話をしていたら、なんとなしに自分もロスプリモスの仕事をしていたんだよという話になった。それで、その夜、世界一周をしたパーティ夫妻が日本に戻ってきて個展を開いたので顔を出し自宅に戻り、いつもどおりにTwitterしていると、思わずタイムラインのスクロールが止まってしまった。ロスプリモスのボーカルの森さんがご逝去されたというのである。つい数時間前に話していた話題のシンクロはいったいなんだったんだ?ロスプリの話なんて数年以上したことがないのに。暫く呆然として動けなかった。でもそれじゃ何も始まらない。気を取り直してすぐに久しぶりの番号に回した。

当時の仕事の先輩に。そして大学時代の仕事仲間に電話した。

告別式の当日、十数年ぶりに待ち合わせたみんなはそれぞれ一様に大人になっていて、時が経ったことを実感した。我々は当時、森さんのことを看板と呼んでいて、仕事上では看板は近寄りがたい存在だった。しっかりと手を合わせ、残されたメンバーの皆様にご挨拶もした。

そしてふと思った。そういえば、この仕事のつながりでいつだったか、背広を着たっけなと。そう、それは皮肉なことに僕がこの仕事で背広を着たのはこともあろうか、看板の結婚式の日だったのである。

僕は背広をいままでに一着しか購入したことがないので、十数年前のとある日、祝いの席でこの背広を着たのだ。白いワイシャツに白いネクタイで。そしてこうも思った。結婚式と葬式はそれが生と死の相反する出来事だとしても、我々は一方で白ネクタイを結び、人生の門出を祝い、一方で黒ネクタイを結び故人を偲ぶ。なんだかそれは僕らにとって非常に近しい出来事で、結局我々は彼らの(あるいは彼の、彼女の)旅立ちに立ち会ったに過ぎないのではないだろうか。

僕らは常におくりびとで、様式的に─ネクタイの色を変えるだけで─時に笑い、時には悲しむ。僕らは彼らの旅立ちを助けたり支えたりする存在なのだ。

いつだったかタイのホワヒンでタイの葬式に参列した。その亜熱帯の夜の葬式は日本のそれとはまるで違う、祭りのような場所であった。音楽が鳴り響き、椰子の木のしたでアイスやらが配られたりした。

まるで葬式そのものが祝杯的な装置かと見間違うほどに。在タイの友人に尋ねると、来世観があるタイでは、葬式はもう一つの人生の門出だそうだ。だから決して悲しいばかりではない。現世に残された人々はできるだけその旅立ちを祝うのだという。

そんな幻想的な儀式の夜、満天の星がこぼれそうな南国の浜辺で、幾千光年も離れたところから輝く星空を眺めながら、僕らは人は死んだら何処に行くのだろうと語り合ったりした。

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2009年10月04日

Time is

30歳を過ぎたときから、さほど誰彼にも伝えるまででもないけれど、これまでの二十数年に培ってきた<考え方>や<物事の見方>を180度とまでではないにしろ、変えてきたものというのがある。

その一つが<時間>に関する考え方で、20代と30代の境目で時間進行を─そう、それは30代がシニカルに捉えているという意味で─別の視点で迎えるようにした。

なにせ、20代の10年後は30代であるけれども30代の10年後は40代である。惰性的な毎日を下ネタばかりで埋め尽くすわけにもいかないのだ。

僕が30歳のときに「これからはこういう風に考えよう」と思ったのは、20代までの<時間>というものに対する考え方、例えるならば、まるで積み木を積み重ねるように過ぎていく蓄積な集合体であるというもので、高い塔を築きあげていく作業のようであると考えていた。

しかし、30代以降は時間というものは無限的な膨張する存在ではなく、その実体はきわめて有限で、30歳から31歳になった時点で、それは積み木がひとつ積み重ねられたわけではなく、<自分の持ち分として残された時間の目盛りがひとつ減った>のだと考えるようにしている。

こういうのは人それぞれが持つ考え方なんだけれども、どうも性格的に少しでも楽でイージーな方向に行きたがる自分としては、これぐらい褌を引き締める考え方で丁度いい。

時間の持ち分は決まっているのだと。そうすると何が大事で何が大事ではないか、もっと言えば、どれが最優先事項なのか明確になる。

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2009年08月26日

フリッカーはじめました。

まるで中華蕎麦屋が初夏一番の太陽を見せたときに、そそくさと冷やし中華のメニューを出すようなこの題名、PSYBABA.NETも遅ればせながら写真共有コミュニティに参加。

そう、「Flickr はじめました」である。

じつはこれiphone専用で使っている。iPhoneのカメラは、1200×1600の192万画素。 メール添付して送付すると、600×800になる。それでも当モブログのサーバのシステムでは弾かれるのである。つまり、サイズが許容を超えている。

モブログはドコモの端末からアップロードしていて、352×288のCIFでやっている。となれば、あとはiPhoneの写真をリサイズする以外に方法はないのである。
※ちなみにMMSのメアドをiPhoneで運用できるように機能が搭載されてから、モブログへのアップロードは可能ではある。

iPhoneの写真のリサイズについては、「Resizer」というアプリがあったので落としてみた。これは、リサイズというよりは写真の切り取りをするものなので、どうしても写真の構図が狭くなって芳しくない。ためしにモブログにアップしてみたけど、やはりしっくりこないのだ。

いよいよもって諦めかけていたところ(異常なやりかたでiphoneからドコモに送信して、そこから挙げるというのがあるけど、少し痛い人である)、いっそのことフリッカーでも使ってしまえば良いじゃんと結論に達した。実は、iPhone専用のphotoshareという、ものすごく最強の写真系コミュニティがある。ただ、唯一の難点は、まだブログパーツが充実していないのだ。一応データを吐き出しているので、どうにかすればパーツになるらしい。でも探してみても見つからないのだ。そこで世界で圧倒的なシェアを占めているフリッカーにして、右カラムにフラッシュで生成されるブログパーツを作ってみた。コメントはあえて英語にしてある。そのうち気の利いたことでもキャプションにしてみたい。

そんなわけで、iPhoneで撮影した写真は、ちょろちょろとフリッカーにアップしているので、右カラムのところでもよかったら見てやってください。写真のフラッシュはランダムに生成されてますんで、撮った写真をまとめて閲覧するときは、飛び先サイトの「ko_flicker's photostream 」を押してやってくださいまし。

そうそう、ちなみにiPhoneからフリッカーへのアップは「Flickit」というフリーアプリを使っているよ。なかなか(というか、かなり)優れもの。

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2009年07月16日

ついったー

ついったーを始めて程なく1週間ばかりが経過する。

140文字の呟きをネットに放流するのは、最初いかがなものだろうかと思ったけれども、少なくとも所謂ションベンblogを閲覧するよりはずっと健康的で、生きた言葉を知ることが出来るし、また投げることが出来る。

日本で一番シェアを持つ某SNS(ところで某国営放送と書いても匿名性の<某>にはならないらしい。なぜなら1つしかないから)が持っていないスピード感というかドライブ感は一度始めると病み付きになって、とてもじゃないがそっちでの更新をする方向にならない。特にiPhoneのアプリのユーザビリティに差がありすぎるのが一因だったりもする。

さて、どこから情報を発信するのかを考えてみると、例えば自分のドメインサイトからの発信は表玄関のようにかしこまっているとすれば、某SNSはクローズドのコミュニティなだけに閲覧権限も限られているから、表玄関から一歩奥に進んだ宅の玄関のようで、さらについったーはパジャマで連絡をとるような、まるで自分の部屋で部屋着で人を招いているような様相すら漂う。それがまたいい感じで。

右カラムについったー置いたので、、もしよかったらフォロー宜しくお願いします。

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2009年07月05日

ボーカル、UAー。

さっそくtwにもポストしたように、スペシャ主催の野外で、fishmansのボーカルがUAに決まったみたい。

関係性からハナレグミかUAかなとは思っていたけど。UAか・・。声いいもんな。

UAがカバーする頼りない天使は秀逸だもんね。でもやっぱり佐藤君じゃないとなぁ。故人は偉大だ。

そういえば、フィッシュマンズが大学の先輩だってのを記憶を紐解き、思い出したのがこないだ。大学時代に7留だか8留している先輩がいて、たぶん、世代的に言ったら、佐藤君のちょっと下ぐらいか、フィッシュマンズを絶賛していた。

当時学校にゴアパン履いて四つ打ちをしながら通っていたので、ゴアトランス以外にまるで関心なかったわけだけど、いま改めると、当時聞いておけば、まだ亡くなる前の佐藤君ボーカルが見られたんだなぁと残念で仕方がない。

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2009年06月25日

twはじめました

せっかくインタネットギアなiphoneもあるし、twはじめました。
ぶつぶつ呟きます。

よろしくね。

使い方はこれから憶えるつもり。

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2009年06月17日

散歩の達人

記事の性質が関東圏─しかもとりわけ都内近隣─に絞られているので、きっと首都圏でしか売られていないだろう雑誌に「散歩の達人」がある。

なかなか見応えのある、つまりは雑誌文化の縮小が騒がれる昨今に頑張っている一冊であって、立ち読みじゃ済まされない訴求力があるコンテンツが目白押しだ。その名の通り、ぶらりとあてもなく散歩をするのに寄ってみたいお店や路地が特集されている。

職人技がきらりと光る焼き鳥屋さん、ホッピーの旨いあの店、富士が一望できる銭湯など心が和む。

先月号になるので、新宿のジュンク堂に在庫があれば取り置きできろうだろうけれど、もう入手できなかったら申し訳ない。特集が「東京とっておき散歩地図」だった。東京の選りすぐりの十二の街が特集されていて、そのうちの一つがいま住む街だった。

記事にあるように昭和の風景がなお色濃く残る商店街は貴重で、どうしてもこれからのご時世として、時代に渦波に飲まれるだろう無形文化財に近い存在だ。

恐らくは十数年先には違う形でしか商店街は残っていないと、推察するのは僕に限らず容易い。それだからこそ、その憧憬の牧歌的な商店街に現在進行形で身を置くのは、世界遺産には程遠いほど、時間の経過と共に風化するという意味合いでは実に等しく、喜ばしいものである。

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2009年06月02日

テバカブ

本当に自分が纏いたい洋服やらアイテムが年齢を重ねると共に等身大で解ってくると、購買欲自体は抑止傾向になってきて、年数回程度しか買わなくなってくる。そんな簡単なことに気がつくのに随分とかかった。

流行り廃りは追わないまでも欲しいものはあるので、まあ、まだ煩悩は持ち続けているにせよ、である。

古きよきバックパッカーな時代、まずは目指すのは東南アジアの歓楽地バンコクであったから、みんな足元はビーチサンダルではなく、機能的なアウトドアのサンダルを装備していた。Tevaというアメリカのブランドのサンダルは1万少しするので、少々値が張るが、パーティで朝の8時まで踊りくるってもビクともしない頑丈さと快適なフィット感を持ち備えている。パーティ歴で言えば、もうそろそろベテランの領域になり、十数年経過すれば、さすがに頑丈なサンダルも世代交代する。去年の伊豆の廃墟で開催されたパーティで、現役のTevaサンダルが弱ってきたから、そろそろ買い替え時かなと思い、4月以降にアウトドアショップに足を運んだ。

5年ぐらいで履き潰したシロモノだ。

ところが、これが一向に待てど暮らせど店頭に並ばない。ゴールデンウィークが近づいても音沙汰がないから、いよいよおかしいと思い、店員に訪ねてみたら、なんと輸入代理店のゴールドウィンがTevaの正規輸入を撤退したらしい。2009年度の新作はあるけれども並行輸入でしか手に入れられなくなった。

店員は「まあ、すぐに次の代理店が決まるんじゃないですかね」なんて気軽に言っていたけれど、そこは危ない橋は渡らない精神のもと、新島にキャンプインするのだから、さっさとアマゾンにアクセスして2008年verを買い抑えた。もしTeva好きで今後も履き続けたい人は楽天にはまだ少し残っているから買ったほうが無難かも。

サンダル以外で購入したものといえば、先週ぐらいにKavuのストラップバケットハットを購入した。ご存知、シアトルのアウトドアメーカーである。

長髪だった去年までは、ある意味寝癖なんてないし、1年中結わって生活していたから整髪剤とは無縁で、つまりは帽子とも縁がなかった。なにせ長髪に帽子というのは痛い。春先に登場したら、ちょっとヘンタイっぽい趣きすらある。

そんなわけでここ2年は会社に通勤するときは整髪剤で髪の毛をビシッと決めるのだけれども、週末もそんなことやっていると、やや面倒くさいのである。きっと根がズボラなんだろう。もっと簡単に散歩したいものだ。そんな時に重宝するのが帽子のたぐいで、幾つか揃えてみた結果、これぞしっくりってのがKavuのストラップバケットハットである。Kavu独特のラインが一際目だって、アウトドアだけに及ばず、ストリートでも被れるし、パーティでも被れる。顎紐がついているから吹っ飛ばされることもない

。これからの暑い季節にもってこいのアイテムだ。週末は寝癖ボサボサの頭に帽子を被って完了である。

ところで帽子って言葉、じつは業界でしょっちゅう使う言葉で、特に自分の役割がたくさんある立場に居ると「あえて○○の帽子を被った形で発言すると・・・」なんて、立場を切り替えて議論に加わることがある。ちょっとここでは書けない日本じゃ誰でも知っているだろう某諸氏と議論のテーブルにつくことがあるんだけれど、そんな時に「○○の帽子で説明させてください」みたいに会議に出たりする。

要するに今現在の発言している自分とは、別の立場から説明や議事させてくださいってやつだ。

何せ、そもそもの会議通知は別のロール(役割)というか違うミッションを背負ったプレイヤーとしてアサインされているので、そういった趣旨の切り替えが必要ということになる。一例で言えば、ボランタリな立場とプロフィットな立場という、逆の側面それぞれで伝えたい議案があったりするのである。

同じような言葉で「いまからこの場で発言するのは○○の看板しょって発言します」みたいな宣言も使ったりする。

こういうのって、1人が幾つも役割を帯びているこの業界だけなのかしら。

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2009年05月17日

島ヲ巡ル

半径ワンクリックの某SNSの皆様がpostされているように、我々も今年は例年通りの予定で島を巡った。

しかも、猫の額のような9800円のテントで野郎二人が寝ているテント生活は、毎年ホモ疑惑が生じていたので今回はスノピのテントを引っさげた(※)。

もう誰にもホモだなんて言わせやしないぜ。快適さだって抜群である。

※本当の理由は、去年テントの中で酔っ払いすぎて焦げ付いたフライパンをじかに置いてしまい、赤ちゃんの頭ぐらいの穴を空けてしまったのが買い替えの理由。テントが焦げると極悪な化学工場みたいな匂いが漂い、軽めの浮遊感を味わうハメになることを身を持って確認。

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それでも今年の島巡りは急遽の中止を最後まで悩んでいた。

実はまだ心の整理ができていないんだけど、4月26日に叔母がガンで亡くなった。こうやってあらためて叔母と書くと、なんだか二親等とか三親等とか社会の授業みたいになっちまってイヤなもんで、実際は叔母とかそういう立ち位置的な関係性を意識したことがなく、純粋に家族そのものだった。

物心ついたときからそばにいるのだから、当然の気持ちだ。

葬式は4月30日に執り行われて、僕は5月1日のチケットを持っていた。

親戚が集まり、思い出話で笑い、そしてやっぱり涙がこぼれて泣いて、みんな目を真っ赤にした。

喪主の叔父が「いままで本当に一緒にいてくれてありがとう」と最後声を震わせて泣いた時、僕も親戚みんなも人目をはばからずに泣いた。

叔父が泣いたのを見たのははじめてだ。

そして26日から30日の間、皮肉なことに悲しみを紛らわせてくれたのは仕事の忙しさだった。だとしたら、その悲しみを全部埋めてしまおう、よし、145BPMで島を駆け巡ろうと思った。

とことん疾走してみよう。どこまでも突っ走ろうと。

きっと僕なりのやり方で追悼し、偲ぶことが大事なんだ。

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さて、今年の島は毎日30度を越える真夏日で快晴だった。

到着した途端に身体中の細胞がざわめく感覚。久しぶりだ。旅モードである。

お馴染みのキャンプ場にテントを張り、ハンモックをぶら下げて、珈琲を淹れる。

新しい出会いと懐かしい再会。

日本語だったり英語だったりポルトガル語だったり。国際色豊かな顔ぶれが勢ぞろい。

鳥のさえずりが目覚まし時計。夜は宝石を散りばめたみたいな満天の星空のしたで火を炊いて、酒を注ぎ、寝ころび笑い、語り合う。

ヨウちゃんのアンプからこんな唄が流れてきて、それがグッと来てナイスで、島に感謝して。
やっぱり最高の場所だよ、ここは。

「いかれたbaby」 byフィッシュマンズ
悲しい時に 浮かぶのは いつでも君の 顔だったよ
悲しい時に笑うのは いつでも君の ことだったよ

人はいつでも 見えない力が 必要だったり してるから
悲しい夜を 見かけたら 君のことを 思い出すのさ

窓の 外には 光る 星空
君は見えない魔法を投げた
僕の見えない所で投げた
そんな 気がしたよ

来年もまた会えるよね。

With Big Hug & Love.ko

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2009年04月26日

代々木公園で再会

電子メールがまだそれほど普及していない90年代の旅事情の難点といえば、旅先のアドレスブックをうっかり失くしてしまうと、何ヶ月も一緒に旅の空を過ごし、これ以上にない思い出を分かち合い、そして別れの日はとても切ないんだけど、きっとまた逢えるだろうと信じて、お互いそれぞれの国へ帰っていった親友ともう一度逢いたくても、奇跡が起こらない限りは、逢うことすらままならない点に尽きる。

僕は旅先でアドレスブックを失くしたというか、複雑な事情で燃やしてしまったというか(どうしてパイプじゃなくて紙で巻いたんだろう、俺)、とにかく数枚のバティックと一緒にそれは灰色の燃えカスになってしまった。

インターネットがこの現代に貢献した最大の功績は、人と人とを繋げるツールとしてこれまで以上に可能性を秘めていることにある。たとえば myspaceのアカウントを持っていれば、隣駅に住んでいるかと見間違うほど近況を知りえることができるし、skypeがあれば電話だって出来る。

でも残念ながらに僕らはそうじゃなかった。

もし、僕らが2008年にヴァラナシで初めて会っていたら、そんな失敗は起こさなかっただろう。きっと僕らは、それぞれ日本とヨーロッパに帰国しても、互いに連絡を取ることができたはずだ。そしてすぐにでも再会できただろう。

けれど僕らは1998年にインドで出会い、陸路でネパールへ向かい、また陸路でインドに戻り、一時的に別れ、タイで再会を果たし、パンガンで踊ったのが最後だったのだ。

僕らが起こした失敗といえば、それはもう、二人ともアドレスブックを似たような事情で失ったほかにはなかった。

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あれから11年経ち、僕は、ややまともに社会生活を送ることができた。そしてしょっちゅう思ったものである、そう、「あの時の旅の仲間はどうしているのかな」と。

再会できる仲間とは再会できたし、いい関係にあるので、全てが過ぎ去ってしまったわけでもなかった。それでも真っ青な突き抜けるような空が広がって、心地よい風が吹き抜けたりして、それが旅の空にそっくりだったりすると、ふとした瞬間に考えたりもした。

僕の仲間はどうしているんだろう。元気にやっているのだろうか。もし、もう一度会えるとしたら、その時僕らはどんなことを思い、何を話すのだろうと。どんな11年を歩いてきたんだろうと。

僕らは奇跡を待つしかなかった。なにせ日本とヨーロッパは遠すぎる。11年、奇跡を待つにはやや長すぎる時間だ。でもやっぱりそれは起きた。

*
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とても気持ちのよい土曜日、僕は代々木公園で開催しているアースデイに向かった。幾人かの友人と談笑し、近況を語った。いつもの代々木公園の風景だ。

芝生側とコンサート会場を結ぶ歩道橋で一人の外国人に会った。彼女はヒラと自分のことを指した。とても奇妙な話だ。彼女の本当の名前はヒラじゃないのだ。でも、まあいい。とにかく僕らは時々出会う知り合い同士がそうするように近況を話した。ねえ、最近どうしているのと。

そうこうしているうちに、ヒラがもう一人の友人を呼び、僕を紹介した。僕らは握手し、彼女も微笑んだ。彼女の名前はビリーで、僕の友人─そう、彼の名はステファンというのだ─の顔見知りだったのだ。

「え、貴方の名前はコウっていうの?」
彼女は驚きを隠せなかった。

「ステファンを知っているでしょ」
え?いまなんて言ったんだい。僕は自分の耳を疑った。彼女の声が大きくなる。

「ステファンよ。ステファン!あなた、もしかしてステファンのお友達でしょ」
Oh,gosh i...i know you,you are really his friend,huh?

僕が自分の電話番号をすぐに渡したのは言うまでもない。

10分後、公衆電話から電話が鳴った。

「いま、オシュマンズにいる。」
彼は昂奮していた。もちろん僕もだ。

僕は駆け足でオシュマンズに向かった。僕の鼓動は高まった。

そこに彼はいた。11年前と変わらない姿で。僕がダッシュで駆け寄り叫ぶ。

ステファン! 満面の笑みでステファンが同じくらいの声で返す。とても懐かしい声だ。僕は思わず泣きそうになる。コウ!!僕らは思い切りハグをした。

it's amazing! 本当に奇跡は起きたのだ。

3日間、彼が東京に滞在できる残りの時間だ。僕らにはいっぱい話すことがある。

*
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日曜日も待ち合わせをし、アースデイに向かった。月曜日、僕は会社に行かなくてはならない。18時30分に仕事を終えて、新橋で待ち合わせをした。

サラリーマンの楽園を巡るのも一興だろう。

彼には生まれたばかりの子供がいた。iPhoneでmyspaceにアクセスしてみると、とっても可愛くて、目なんか彼にそっくりだ。

いまのお互いの仕事や暮らしぶり、これからの将来、たくさんのことを話すと、僕らにはいろんな可能性がまだまだたっぷりあることを感じられた。

*
*

僕は、僕の周りで頑張っているみんなのような完全な旅人になることはできなかった。彼らは社会のシステムに依存せずに経済サイクルを築き上げサバイブしていた。彼らは旅を続け、そのなかで世界を構築していった。旅を続けていない仲間も、言ってみれば、一本独鈷で活躍している連中ばかりだ。

一方、僕は結局のところ、臆病者にすぎなかったのだ。彼らのような勇気を持てずに、社会のシステムに依存する構成員として歩む道を選んだ。そして、幾人の友人達のように旅先や、また旅から帰国して自らの命を絶つようなこともなかった。

それは本当にお前のやりたいことなのか。誰かが僕に言う。いや、そうじゃないんだ。ただ僕には勇気が足りないだけなんだ。

僕はどうしてか何かを裏切った気分になる。

彼と再会した時、僕が旅の世界にどっぷり浸かっていた時代の何かを思い出した。その何かを僕は数年掛けて磨り減らして、自ら意図的に離れていったのかもしれない。

そんなことを考えたのは久しぶりだった。そう、僕は、自らが知恵と勇気を絞って築きあげたシステムで働くことを選ばずに、誰かが作った既存のシステムに乗っかって生きる道を選んだのだ。

たしかに責任のある大きなプロジェクトを動かしたりもしている。数億円以上の金額が動いているのだから、大きいのは間違いない。世間性も高い。

でも、僕が乗っているその船は僕がゼロから作ったんじゃないんだ。最初からそこにあったんだよ。僕は単なる船員なんだ。

臆病者の僕は旅人にもなれず、かといって、社会システムに完全にも染まらず、宙ぶらりんのまま時間だけが過ぎている。

先週の再会は、ターニングポイントだ。

運命は悪戯なんかじゃなくて、未来は同時に進行している。

何色にだって染めてもいい。

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2009年04月09日

冷たい頭と暖かい心

仕事の同僚には伝えて理解も戴けたので、一安心した。

来週から週一で学校に通うことに決定。

先月のエントリでも書いたように、去年の4月1日に、1年間はじっくりと仕事に専念して仕事を中心に生活をすることを心掛け、とにかく<慣れる>ことに没頭すると自分に誓った。結果的に幾つかのプロジェクトは成功を収め、非常に充実した。

そして仕事の流れは少しは見渡せるようになった。流れを掴むというのは大事なのだ。

そんな1年を過ごしたのだから、今年はまあ、自分に投資するのも悪くない。

何処まで自分のモノにできるのか、何処まで満足の行く在り方になれるのか。いずれにせよ、何事も機会を失ってはいけない。こんだけ成熟した社会だからこそね。自分を常に試してみようと思う。

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2009年03月15日

スクールブギ

大幅に仕事環境がガラリと変わってから、約1年が経過した。

1年間はじっくりと仕事に専念して仕事を中心に生活をすることを心掛け、とにかく<慣れる>ことに没頭した。業務時間後に帰宅しても、なかなか仕事のテンションが抜けられずに困ったぐらいだから、プライオリティの順位付けとしては、まあ成功したのだろう。

そんな1年を通した感想は、充実していたともいえるし、いささか味気ない─どちらかといえばバランス感覚が乏しいということか─と表現しても良いくらい、仕事人間だった。今年も相変わらず繁忙の予感だけはあるのだけれど、少し心情的に余裕が生まれたので、仕事以外にも手をつけていこうと思う。

なにせ1年間は手出ししていなかったのだから、こんなことをしたい!ってのだけは山のようにある。

それと最近は時間についてもよく考える。

僕には果たしてあとどれくらいの時間が残されているんだろうと。別に不治の病に罹ったとかではないし、ハットを被った子供姿の死神君が現れて、残りの寿命を告げたとか(解る人は解るよね。そう、えんどコイチの漫画です)ではないんだけれど、自分の時間なんて永遠だなんて考えてた若い10代20代と比較して、30代の今は自分の先を考えるようになった。

ある人はそういうのを人生設計というし、ある人はプランとも言う。呼び方に多少の差こそあれど、とにかく自分の残された時間ってどれくらいなのか、それを意識するようになった。そうすると、次第にやりたいことが間に合うのかななんても考えるようになる。まあ、1歩づつ1歩づつ、亀がゴールを目指すように。4月から会社が終わった後に週1で学校に通うかもしれない。

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2009年02月26日

セカイはタグで埋まっていく

過日、某ファッションイベントで、ワールドプレビューし、世界を圧巻した「セカイカメラ」の熱気にようやく馴染んできたのでレビュー。

頓智・(とんちどっと)が開発したiPhoneのカメラを使った拡張現実だ。:

記事:
「世界をクリッカブルにするオープンプラットフォーム──「セカイカメラ」」

iPhoneのカメラは、その性質上、写真を撮影する機能が重視されていて、いわゆる<モニター>的な映像出力としての位置づけはそれほどではない。

「セカイカメラ」はエアタグと呼ばれる仮想世界における付箋のようなものを、現実世界の位置情報にマッチングさせて、iPhoneのカメラプレビューを通じて表示するというものだ。

仮想と現実が完全にクロスする。

つまりどういうことかというと、貴方が渋谷で誰かと待ち合わせをする、とする。渋谷のハチ公あたりでもいい。貴方はハチ公の位置情報にエアタグをくっつける。

「ここにいるよん」とかね。

そうすると待ち合わせの相手先がJR渋谷駅からひょいと降りて、ハチ公に向かい、iPhoneの「セカイカメラ」をかざせば、眼前のハチ公前の風景がカメラを通じてプレビューされると同時にエアタグをも映し出すというものだ。革命である。

ただ、そうすると世界はエアタグだらけで埋め尽くされていく。そこで頓智・(とんちどっと)は特定の条件にのみマッチングしたタグを表示するエアフィルタの実装も予定している。友達のエアタグ、ビジネス上のエアタグ、カフェ情報のエアタグ、昨日のエアタグなど時間軸をも条件に加えたフィルタリングを搭載である。

たとえば、こんなエアタグもできるかもしれない。

野外のパーティに行くと、タイムテーブルなんてのはどこにあるんだかよくわからないし、いろんな言い訳を隔てて、誰が回しているのかサッパリ意味不明なんてことがよくある。

そんなときに、「セカイカメラ」でブースをかざす。

オーガナイザによってブースにエアタグが附けられていれば、iPhoneのプレビューからブースの風景と共にタイムテーブルが表示されたりする。

また、こんなこともしょっちゅうあるんだけど、自分がテントをどこに建てたんだかサッパリわかりませんなんてのもある。そんなときに自分のテントの位置情報に自分の属性情報を含めたエアタグをくっつけておけば「セカイカメラ」でテントにたどり着けたりする。

人間自身が感知する視界以外にも情報が埋め込まれる。

世界は幾十にも階層化され深化していく。

そんな未来はすぐそこまでやってきている。

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2009年02月01日

イージースモーカー

サーモス(THERMOS)といえば、魔法瓶で有名だったり引き出物でよく見かけるブランドで、燻製器とは程遠い。

そのサーモス(THERMOS)が簡単手間要らずの煙に困らない家庭用燻製器をリリースしているということで購入してみた。セラミックの鍋底にチップを敷いて、更に網をセットし、材料を並べて10分程度ガスコンロに掛けるだけ。そして10分経ったら、セラミックの鍋を保温器にセッティングして20分待つ。それで完了。なんだか料理というよりは実験に近いくらい手を掛けていないので、心配に駆り立てられつつも試してみた。

20090201a
ガスコンロでソーセージを並べる。セラミックの鍋にはさくらのチップが5グラム。これを強火で炊いて煙が出てきたら10分弱火で燻す。燻した後は保温器で20分放置。

20090201b
そしたらこんな艶々した燻製ウインナーの出来上がり。なんとも簡単。手軽に家庭で燻製を作るならイージースモーカーはうってつけ。香ばしい燻製独特の味わいが愉しめるのだ。

日曜の夜にこんな燻製をつまみながらビールを呑みつつ。


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2009年01月29日

巨大王国

オバマ大統領の演説は、遠く海を隔てた日本の企業で受け入れられて、会社のスピーチなぞにも引用されるようになった。

演説力をもともと強烈に欲される国の代表であるので、つまりは「伝えたいことを伝えるべき内容で最も効果的に伝える」ことに長けているのは確かに学ぶ点が多い。なるほど、大統領の演説に集まったのは熱狂的なオバマファンの市民であったし、彼らは大統領の言葉に酔った。

しかし、そこには日本の経済の救いは見出せない。オバマ大統領はアメリカ経済を立ち直すことに全力を注ぐだろうけれど、日本の経済を救うのは海外の国の代表ではなくて、あくまでも日本人で日本の政治であるのだ。

まあ政治は実体経済からかけ離れているので訴求力があるとは思えないが、アメリカの大統領がどうにかしてくれるのはアメリカ経済のみというのは、悲観主義ではなく現実的である。

アメリカ大統領が日本経済そのものの立ち直りのトリガになるという主張は短絡的で、他力本願であるのは否めない。

ところでニューヨークの世評ではオバマフィーバーを牽制する意見が伸びてきている。これはオバマ政権自体を低評価するものではなく、過大評価を危惧しているものだ。要するにアメリカ経済が直面してる問題は未曾有であって、これこそがオバマ政権の大きな仕事になる。成果は未知数なのだけに、オバマフィーバは政権の本質的な実力を見過ごす懸念がある。

熱病の後の体力維持に気をつけないといけない。

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2009年01月28日

僕、パンクロックが好きなんだ

先日、久しぶりに映画の試写会場に行った。

汐留のヤクルトホールで宮藤官九郎が監督した「少年メリケンサック」をやっていたのだ。友人より招待を戴いたので、甘えさせてもらった。

最近はこういうお呼ばれの恩恵を授かると、なんだか大人になったもんだなぁとしみじみ感じるのである。

この「少年メリケンサック」、宮崎あおいが主演を演じる以外の情報は何にも持ちえていなかったものだから、まさかパンクが主題だなんて知る由もなかった。田口トモロヲがボーカルを演じているのだ。

いまじゃ俳優業に板がついているけど、元「ばちかぶり」のボーカルである。それだけでも観る価値があるじゃないか。

ひょんなことから、中年のパンクバンドのマネージャをすることになった悲哀の女子、バンド連中の物語。

まだ上映が先なので、詳細は割愛するとして、なんと言ってもこの映画を観て欲しいのは、元パンクな連中だ。僕らはすっかりナマクラなナイフになっちゃったけれど、やっぱりパンクが大好きなのだ。マーチン履いて唾吐いて、すべての根源は初期衝動にある。

これぞパンク魂。

佐藤浩市演じる<高円寺のシドビシャス>は、全然落ち着いていない、どうしようもない糞なオヤジで、本当に最高だった。ヤキなんて回っちゃいない。

パンクって気持ちよくて最低で、そしてカッコいいな。

「なんでガキみたいな客に笑われるのに演奏しに行くんだよ。もういいじゃないか」と泣き言をいうバンドメンバーに「やりたいに決まっているからだろ。やらないと・・・やらないと俺ら駄目になっちゃうんだよ。やりてえんだよ」みたいな科白を叫ぶ佐藤浩市はクールそのもので、全体にコメディ感が漂う映画だけれど、このシーンで泣きそうになった。少なくとも学生時代にバンドをやっていれば心に迫る言葉だ。

初期衝動に忠実になれ。

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2009年01月18日

!ユニコーン日本武道館!

5月19日の日本武道館3枚取れたぜ~。
横浜アリーナはつば被りシート狙っただけに、あっさりと敗退。武道館はビビって快適シートを予約したのが、勝因かね。

まさかの復活バンド、もう一度見られる事が奇跡的。

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2009年01月02日

まさか今世紀に

アルバム「ケダモノの嵐」に収録された夏の甘酸っぱい気持ちを歌い上げた名曲「自転車泥棒」は僕の1990年夏のアンセムで、当時はこれにとどまらず、どっぷりとユニコーンにはまってた。某大学の文化祭でユニコーンがライブをやるということで、友達と出向いたものである。まさか数年後にその大学に入学するとは思いも寄らなかった。それから1度だけ大きなライブを見たきりでユニコーンから遠ざかっていたけれど、いつだって僕のなかではペケペケが流れていて人生は上々で、やっぱりパパは金持ちで、僕らはsugarboyだし君達は天使なのだ。

髪を切りすぎた君は僕に八つ当たり
今は思い出の中でしかめつらしてるよ
膝をすりむいて泣いた振りをして逃げた
とても暑すぎた夏の君は自転車泥棒

エビと阿部Bと民生をもう一度観れるだけで泣くな、きっと。

東京は武道館でやるみたいよ。まさか復活するとは・・。
最高のお年玉である。

こりゃ行くしかないでしょ。絶対に。

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2008年12月29日

師走のご挨拶

娘:
「い、いやっ。なんでこんなことするの?寄らないで。触られたくないっ」
越後屋:
「ぐへへ。まったくバカな娘だ。恨むんなら手前の親父を恨むんだな。絹屋の娘よ」
お代官様:
「まったくもってお前の下衆さには誰もかなわんな。越後屋、お主も悪よのお」
越後屋:
「いえいえ、お代官様ほどでは。どれどれ、こりゃ絹のように真っ白な肌じゃわい。娘よ、ちこう寄れ」
娘:
「いやーっ。おっ父っ~。助けてぇぇ」
越後屋:
「うーん、やっぱなんだか迫力に欠けるなぁ。せっかく時代劇コスプレということで衣擦れの音を再現しようとしたのに、なんかパッとしないんだよな」
お代官様:
「そうなんだよなぁ。ちこう寄れなんて科白は一番の萌え萌えなのに、なんだか白けるんだよね」
娘:
「あのさ、もしかしてなんだけど、このシナリオって言ってみたら勧善懲悪じゃん。善人がいるからこそ悪人も目立つみたいな。もしかして正義の味方が登場しないとスッキリしないんじゃない?」
越後屋:
「正義の味方ってものなぁ。誰か心当たりある?俺なんかこないだ幼馴染に、ちょっと時代劇のコスプレしないって言ってみたら絶縁しかけたぜ」
お代官様:
「たしかに。なぜか学園モノだったら保健室のシーンやりたいって言うくせに時代劇は誰も来ないんだよな。やれば面白いのに」
三人:
「う~ん・・・」
娘:
「じゃあさ、私の彼氏呼んでみる?こないだ家で練習したときに案外ノリノリだったし、すぐに呼べば来てくれるよ」
二人:
「マ、マジで。呼んでみてよ」


     *     *     *

娘:
「い、いやっ。なんでこんなことするの?寄らないで。触られたくないっ」
越後屋:
「ぐへへ。まったくバカな娘だ。恨むんなら手前の親父を恨むんだな。絹屋の娘よ。お前はたった三両で売られちまったのさ」
お代官様:
「まったくもってお前の下衆さには誰もかなわんな。越後屋、お主も悪よのお」
越後屋:
「いえいえ、お代官様ほどでは。どれどれ、こりゃ絹のように真っ白な肌じゃわい。儂も十ほど若返っちまうわい。ほれほれ、娘よ、ちこう寄れ」
娘:
「いやーっ。おっ父っ~。助けてぇぇ」
将軍:
「待て待て待てぇい。貴様達の悪事も今宵限りだ。」
越後屋:
「むっ、何奴。何処から忍び込みやがった。怪しい奴め。天狗のお面なんぞ被りやがって」
お代官様:
「ここを誰の屋敷と心得ておる。天下の大将軍のお膝元と知っての狼藉か。者ども何をしておるっ。出合え出会え!」
将軍:
「娘よ。もう安心だ。おっ父も無事だ。」
娘:
「あ、貴方様は」
越後屋:
「お、お前はあの時の浪人!?」
将軍:
「そうだ覚えているか。汚い連中め。私が居る限り、この世に悪は栄えない。人呼んで暴れん坊将軍。今日もどこかで泣いている、イテっイテテ。ごめんちょっと待った。正座しすぎて足が痺れた。立てなくなっちたよ」
娘:
「もうっ。一番大事なクライマックスに・・。これからが盛り上がるのに。ほんとここぞという時に駄目なんだからぁ。なんで昼も夜も勃てないのよ」

ゴォオーーン。

良いお年を。

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2008年12月23日

─2008年俺マイTop10─

順不同でココロに残った映画やら音楽やらアイテムやらをつらつらと。

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表参道「DJ稼業」
通しで1年、レギュラーでDJをした表参道のバー。4月から完全にダイニングバーとして営業をするということで、DJブースも撤退。それでも、かけがえのない経験を得た。音楽なんていうのは回すより回されるモノと捉えていたので(高校時代のしょっぱいアマチュアバンド時代を除いて)、知識も何もない僕にDJのチャンスを与えてくれた知人に感謝である。僕は彼らより一回り以上も年下の若造。色々と学ぶことが多い。また超本職DJのM君、今の会社で遡ること7年ほど前、なんにも分からなかった新人の僕にオブザーブをしてくれた最初の先輩である。これまた奇遇に隣の駅に住んでいらっしゃる。そのM君からDJ中にたくさんの事を学んだ。一緒にDJ稼業にお付き合いしていただきありがとう。これもまた縁を通じてのことである。

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身上変化「断髪式」
腰の位置まであった長髪をバッサリと切った。モブログにあるように今はせいぜい耳にかかるぐらいの髪型である。僕はおんなじ床屋しか行かないので、履歴を見てみたら7年ぶりだそうだ。予約も取らないまま平日の午前中にやってきた僕は、正直異様だった、1ヵ月半に1回のペースで訪れることとなった理容師さんは後に述懐していた。髪を切って何が楽かというと肩が凝らないね。それとシャンプーがすげー楽。ただ、寝癖がなぁ。結んでハイ完了ってわけにはいかないのが辛い。

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仕事「転職」
仕事内容はそのままで、もっとプロジェクトに関わる感じで転職。給与体系も年俸制。ナスは年2回。端的に言うと引き抜かれたのかな(で、いいのか?)最初のうちは戸惑ったけれど、社内社外の、「え、アノ有名人?」と一緒に仕事が出来たり、省庁の「うわ、こんなに偉い人?」と物事を進めたりするのは楽しい。自身のスキルにもなるしね。しかしまあ、俺がサラリーマンになるとは・・。いったい何処の誰が想像できたであろうか。ちなみにネクタイは初日しか着けていません。だってビジネスカジュアルでいいみたいだから。

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新島「キャンプイン」
もう毎年の恒例になっている新島のキャンプイン。5月1日~5日まで訪れて、平均睡眠時間は3時間。毎日が漫画みたいな世界である。船で一泊するんだけれど、去年島で出会ったJちゃんに会う。もう偶然というか縁というか。そんなんで初日からボトル数本空けて大宴会。Jちゃんなんて酔っ払って深夜の海に飛び込もうとするし、朝になったらみんなヘベレケだし、おまけに台風が直撃で荷物がどうにかなっちゃうし。それでもみんな大爆笑。島では毎年のお馴染みメンバーが大集合。焚き火をしてみんなでツマミを食べて踊って呑んで、フラフラになりながら浜辺までダッシュして、朝7時にたたき起こされて朝市に出かけて。夕方にはサンセットを眺めて、また夜に集まって。最終日、船上で僕の相棒はだんだん離れる島を見て泣いた。そして大きな声で「ありがとう~っ」と。僕にはその涙の意味がとっても分かる。島で出会ったみんなも分かるだろう。来年もまた訪れる予定だ。

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スノーピーク「アメニティドーム」
2005年ごろからコールマン一点張りのテントグッズムードから離れ、スノーピークに強く惹かれるようになってきた。日本のブランドだからこそ出来る匠の技。テントの中で苦にならない便利なアイデア。アメニティドームは、僅か9キロ程度で5人は収納が可能のテントである。機能的な前室はスペースを確実に確保でき、フライシート、ボトムの耐水圧はランドブリーズシリーズ同等の1,800mmである。パーティに持っていっても楽チンだし、設営にも時間が掛からない。2人で余裕で建てられる。スノーピークは決して値段を下げないし、それほど廉価で売っているところもない。職人気質のメーカーで、そんな企業の方向性も好きなのである。これから人生の間であと何回テントを買い換えるか買い足すのだろうか。スノーピークを選ぶだろう。来年の島には持ってきますよ。

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伊豆「ナチュラルスマイル」
去年に引き続き2回目のナチュラルスマイル。伊豆のスカイラインにある某廃墟で開催されたパーティである。このパーティ会場にゾッコンとなって今年も中秋の季節に踊り明かした。標高がかなり高く、パーティ会場からは熱海の夜景が一望できて、背中には大きく聳え立つ富士山。ゆるい野原のような芝生のパーティ会場で、満天の星空が包んでくれる。これ以上のロケーションは、10数年パーティに通っているけれど、東京近郊では皆無だと思う。やっぱりオールドトランサーとしては富士山への思い入れが強いので、霊峰を眺めながら踊る、あるいは霊峰をバックにして音と戯れるというのは極めて大事なことなのだ。そして夜景。絶景である。朝方に近所に住むG君カップルに出くわしたのは爆笑だったね。あんまり憶えていないみたいだけれど。
※この某廃墟は、NGOが管理していたんだけれど、来年から国が管理することなり、パーティ会場として使用することは事実上不可能になったらしい。また一つ伝説の会場になってしまう模様。

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北九州「秋出張」
9月の最終週に今年も北九州のセンタに出張。今回は同僚のdelta君も同行である。delta君は飛行機にめったに乗らないということで、搭乗中少し揺れるだけでおしっこをチビりそうになっていた。僕は彼の手をそっと握り、大丈夫だよ、ちゃんと着陸するからねと介添えしていたというのは嘘で、相変わらずガースカ寝ていた。
今回のセンタへの業務は決して明るくない話題もあったんだけれど、みんなが迎えてくれたので涙が出そうになった。黒崎で飲み明かし、2軒目には思い切り記憶を欠落させ、翌日には大海原が眺められる温泉へ。また来年も行く機会がある筈だから、また遊びましょう。

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ギア「iPhone」
日本でも遂に発売となったiPhoneを3台目の携帯として入手。私用ケータイに業務用ケータイに加えてiPhoneである。まるで一昔のテレクラ業者みたいな怪しさ。3ついるのかと訊かれても困るのだが、仕事柄必要なのである。さて、iPhoneはモバイルインターネット元年と謳われているだけあって、まさにネットのための端末である。フルブラウザなので、3Gで気の向くままにググれるし、何処に至ってネットし放題。SMSはチャット形式でまるで飽きない。グーグルマップが搭載されていてGPSがついているから、初めての街を歩くのにも地図が不要。電車の中でyoutubeが見れてipodが使える。まだ無料のアプリしかDLしていないが、こんなのがあって楽しいですよ。「産経新聞アプリ」、マスメディアで旋風を起こしたこのアプリは、なんと驚くなかれ、今日の新聞が丸まるスキャンされていて閲覧可能なのだ。「あなたのiPhoneに、新聞を 配達 します」という衝撃的なキャッチフレーズは伊達じゃない。僕は通勤中、iPhoneで新聞を読んでいる。まるでドラえもんの世界だ。ビジネスシーンで活躍するアプリもファイナンス系アプリあるし、まさに何でもござれである。音ネタで言うと、iPhone向けのDJアプリ「iPJ-Lite」が秀逸。タッチパネルを使ってターンテーブルやDJ用音楽再生機同様のDJプレイを実現するソフトウェアで、これも無料。TAPもできてCUEもあり、エフェクタもついている。iPhone2台とミキサーがあればDJできちゃうのだ。

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トラベル「箱根」
今年は2回ほど旅行した箱根。観光ばかりの箱根を避けて10年以上行っていなかったけれど、久々に訪れてみると、やはり温泉は抜群である。芦ノ湖近くの宿に泊まれば釣ったばかりのワカサギを目の前で天ぷらにしてくれて、露天風呂で日々の疲れをほぐす。美術館めぐりも愉しいし、湯めぐりもオツである。冬は冬らしく真っ白な雪に包まれて、それはそれで自然を堪能できるけれど、箱根はやはり秋がいい。すすきが黄金の大海原のごとく巡らされているのは必見だ。そのうち箱根に別荘を持ちたいんだけれど、どうにかならないかな。金でも貯めようかしら。

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マキシマムザホルモン「爪爪爪」
「爪爪爪」と「F」と「kill all the 394」の3曲入っているミニアルバム。3曲目は某SNSを歌い上げているアレである。たまたま観ていたスペースシャワーの特集がマキシマムザホルモンで、「爪爪爪」のPVだった。もうこれで一発でノックアウト。もうね、自分の音楽史で一番ロックだった時代、90年代前半のエッセンスがぎっしりなのだ。パンテラのごとくのデス声、初期NOFXのようなメロディとアンニュイじゃない時代のレッチリのフリーを髣髴させるベース、どれをとっても血が騒ぐ。実はsublimeのブラッドが死んだ年にロスに行って自分のロックを閉じたんだけれど、90年代初頭はスカンジナビア系(いまでいうスウェーデン音源)のミクスチャーとかメロコアをかなり収集していた時代なのだ。なので、ついついそんな頃を思ってしまう音であるだ。とにかくこの「爪爪爪」は最強である。嗚呼、ロックは久々に聴くといいな。

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そんなこんなで、来年もWalk this wayで。

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2008年12月07日

男の友情

男の友情は不思議なもので、年月を積み重ねれば重ねるほど、かえって照れくささが募ったりするものである。

言葉を交わさなくても、お互いがどれだけ相手のことを信頼し、また想っているかが解るから、ついつい口を閉じたままで盃を酌み交わし、別れ際にボソッと聞こえるんだか聞こえないんだか小さい声でお茶を濁したりする。ありがとう、ごめんね、そんな簡単な言葉こそ言えない。

指を折ってみると十数年ばかりの付き合いになる学生時代の親友も、そんな友情関係にある一人だ。

大切な旅の仲間である彼とは、初夏の季節になるとテントを担いで伊豆七島を巡る。釣りをして魚が釣れれば、文字通りそれを肴にして夜の帳を過ごすけれども、テクニックより運に任せている我々の釣果は、いつだって気まぐれである。

釣れない夜も枯れ木に灯りを灯してコッフルに島焼酎を手酌で注いで、これまでに訪れた国々の話をする。

そしてこういう夜は、不器用な男が作る簡単でラフな野外料理が旨いのである。バックパックには常時マヨネーズと携帯用のソルト&ペッパー、十徳ナイフとさばの缶詰が詰めてある。

これこそがテントの夜のつまみなのだ。さばの缶詰を切って水分を飛ばしてソルト&ペッパーをまぶし、マヨネーズを少々。

夜風に吹かれながら箸で突付く。そうやって夜が更けてゆく。

さて先日、その友人が実家から珍しく電話を架けてきた。一人暮らしをしてからだいぶ経つのだから何かがあったのだろう。

耳を澄まして彼の言葉を待つと「妹に子供が生まれたよ」と、なんだかしみじみした声で伝えてきた。おめでとう、と言いかけて言葉を飲んだ。なんかちゃんと面と向かって彼の肩を叩いて言ってやりたくなったのだ。すぐに電車を乗り継ぎ彼の自宅のチャイムを鳴らすと、親友が招いてくれた。僕の手には缶ビール。彼の手には何故かさばの缶詰。僕は思わず笑った。おめでとう、俺も嬉しいよ。がっしりと握手して気持ちを伝えると嬉しそうに彼が涙を拭った。「ありがとう。俺もおじさんになっちゃったよ」

そうだね、あれから幾分か我々も大人になったみたいだ。いつのまにか健康にだって気を使う。

AJINOMOTOピュアセレクト「サラリア」。コレステロールをさげるマヨネーズ。

来年の島のお供に。

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2008年12月02日

偶然

もう何年もお世話になっている会社の先輩と、ある事情から私的な話題に及び、自分の誕生日を告げると「え、マジで?俺のお姉ちゃんと同じ日じゃん。俺が生まれてはじめて事故った日だよ」とのこと。驚いた。

*
*

九州の元仕事仲間が東京に遊びに来ていたので、同僚2人と僕とで新橋で出迎え小気味よく週初めから呑んだ暮れた。

ある事情から別の元同僚の私的な話題に及び、その同僚達の結婚話で盛り上がったので、勢いで写メールを彼にしてみると、見慣れない電話番号が画面に映る。

新職場で頑張っている元同僚からである。

東京の同僚たちは九州の元同僚と(ややこしいな)会話をするのは久しぶりなので、お祝いを告げ感極まり電話を切る。でも僕だけがなにやら違和感を憶え、その違和感は自宅に帰るまで払拭できない。

何か大事なものを見過ごしているんだけど、それが何なのか思い出せないのだ。落ち着いてもう一度携帯電話の着信履歴を眺めると、その何かはそこにあった。なんと九州から掛かってきた電話番号は、家族のそれと1番違い。そうかこれだったか。

こういう日は全ての存在を数字が凌駕する。

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2008年11月29日

日帰り温泉

日帰り温泉といえば、東京都内だったら、もう数年前から深大寺の「ゆかりの湯」がダントツでブッチ切りの一位なんだけれども、どうも繁忙期が続くと「天然温泉むさし野湯らく」に足を運んだりする。JR吉祥寺駅三鷹駅、西武新宿線田無駅西武柳沢駅のそれぞれから送迎バスを出し、年中無休がモットーの日帰り温泉だ。運行時間こそばらけているけれど、会社帰りに立ち寄ってひとっ風呂浴びれたりするので嬉しい配慮で、あるいは日曜のちょっとした夕方の時間に、さてさて日帰り温泉などでもという時に便利なのである。施設は内風呂や露天風呂、そして別料金となる岩盤浴。地下1500メートルから引く温泉は東京独特の塩分の強い茶褐色のお湯で保温保湿効果が抜群。ph7.6の弱アルカリ性。適応症は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、関節のこわばり、冷え性などなど。湯上りに確認すると、かなり肌がすべすべになっていて、これで明日の仕事も頑張れるなぁなんて気持ちに。ちょっと早めに上がって、バスが来るまでレストランでよく冷えた生ビールを呑むのがこれまた至福だったり。

20081129a

「天然温泉むさし野湯らく」
武蔵野市八幡町1-6-10
年中無休(但し設備点検日は休み)
平日06:00~00:00(最終受付23:30)
土日06:00~01:00(最終受付00:30)
岩盤浴10:00~23:30(最終受付22:30)

大人 --\1560
小人 --\1050
朝風呂コース --\1050(06:00~08:00)
夜風呂コース --\1050(22:00~01:00)
岩盤浴 --\1050(60分)

─HP─

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2008年11月25日

写真展─共鳴する静かな眼差し

ブラジルへの移民100周年(だそうだ)を記念して、写真を機に両国の交流を深めようというこの企画。

森山大道がブラジルはサンパウロの姿を写し出し、ミゲル・リオ=ブランコが東京を写す。日常に潜むちょっとした暴力性が露呈する。森山大道の写真の圧倒さをまるで覆い被すかのようにミゲル・リオ=ブランコが東京をえぐり出す。早速週末に訪れてみたが、個人的にはミゲル・リオ=ブランコの写真がもっと見たかったぐらいである。そして写真展を出た時に思うのが、カメラは残酷だということ。弱者の視点から撮るとかそういう意味ではない。ファインダーから覗く絵に意味性を持ってはいけない。意味は嫌でもあとから追ってくる。絶対に。

■会期:2008年10月22日(水)~2009年1月12日(月・祝)
■休館日:月曜日(ただし、11月3日・24日、1月12日は開館、11月4日・25日、12月28日~1月1日は休館)
■開館時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
■場所:東京都現代美術館 企画展示室B2F
■観覧料:一般900円(720円)/ 学生700円(560円)/ 中高校・65歳以上600円(480円)

詳細

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2008年11月11日

カラオケは上々なのか

社会のシステムなんて糞食らえだ!と、四谷のシドビシャ夫はドブ板で小汚い野良犬のように野垂れ死ぬ運命を辿るはずだったのに、神様だか仏様だかジョニーロットン様だかの匙加減の手違いで、自分からスケープゴートする予定の社会システムにうっかりアサインしてしまい、往年振舞い続けていたのび太ライクな暇々生活の債務を清算すべく、毎日毎日を満員電車にゆらゆら揺られる人生を送っている。

会社は有り体に表現すれば戦場のような場所だけれど、ナレッジだのスキームだのタスクだの、果てはアクションプランなどという言葉を駆使して、パワポで資料を作成すれば幼稚園児にだって理解できちゃう上出来具合、プレゼンテーションをしようならばどんな難題だって有利に解決、発言をすればその会議に出席をしている誰よりも鋭く且つ理論的、湯水のように贅沢なまでに生み出されるアイデアはとことんオリジナルティ溢れる発想と、善良な読者の諸君ならきっと理解してくれると信じているが、はっきり言って自分の天才ぶりが恐ろしくなることもある。

同僚や後輩の熱い尊敬の眼差し、部長の安心しきった態度、派遣OL達の嬌声、どれもこれもがパーフェクトである。

しかし、そんな天才スーパーサラリーマンの私にも唯一のマイナススキルがあった。

本来ならそんなマイナス要素は伝えることすらもなく完全な姿をアピールするにとどまって幕を引くのがセオリーだが、ここはひとつ、あえて恥を忍んで私のマイナススキルを告白しようと思う。

私のマイナススキル、それは「カラオケ」である。

そう、どんな提案書だって30秒あれば作成しちゃう私なのに「カラオケ」が苦手なのだ。

いや、鬼門と言い表したって構わない。呑みの席だったら2次会だろうが3次会だろうが優しい私は地平線の果てまで付き合うのだけれど、「カラオケ行っちゃいますか?」という七三分けが酔いちくれモードで提案するアレが苦手なのだ。

千鳥足でカラオケ館に行き、曲をセットする。歌える歌は「サライ」ぐらいしかないので、毎度こんな歌を全力で熱唱してしまうと「金がねえのかな?」とか思われてしまう。

いや、だいたいカラオケで一人サライはいくらなんでも無しだろう。しかも全然締めの時間でもないし。

だから毎回、小気味よくタンバリンを振り続けるだけだ。最近はタンバリンを腰骨に当てつつ、腰をフリフリして叩くという技まで憶えてしまった。

まだまだ10代前半だったときには「飲みすぎたのは貴方の精子♪」と替え歌で「キャー、エッチィ」なんて、ションベン臭い声援を無償でいただけたが、30過ぎてそんな歌を歌った日には、たとえスーパーサラリーマンといえども、何処の僻地に飛ばされるか分かったもんではないものだし、かといってミスター・タンバリンの名称もさほど魅力がない。

歌う曲もこれから仕入れるので、修行の道である。

JunoReactorの「貴方は太陽~」というゴアトランス界のアンセムな「サムライ」があれば喜んで歌うつもりでいるパーティピープルの心掛けとは裏腹に、残念なことに大御所トランスの歌モノは今世紀中に配信される気配もなく、なにしろ今世紀は始まったばかり。そういうわけでいよいよもってカラオケソングなんてものを磨かざるをえない。

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2008年11月06日

歴史が僕を問い詰める

The ブルーハーツの歌には優しさが詰まっていると信じて疑わなかった10代(もちろん今も)、<青空>という歌の歌詞に涙しそうになったことがある。

「運転手さんそのバスに僕も乗っけてくれないか行き先ならどこでもいい こんなはずじゃなかっただろ?歴史が僕を問いつめる まぶしいほど青い空の真下で」という歌詞である。

人種問題に関する歌詞であることは言うまでもない。

先日、We can do!と声高々に叫んだ黒人は、アメリカ有史始まって以来の有色人種大統領となった。テレビで中継を見ていると、肌の色に関係なく支持をしていた有権者が喜びを顕わにしていたので、海の向こうの熱狂がダイレクトに伝わった。

黒人の有権者たちは感無量でかつ複雑な表情で、人種の壁を乗り越えた大統領を迎えた。47歳という若さも魅力の一つに違いない。

アメリカ近代史を学生時代に習ったことがあってもなくても、きっと名前なら耳にしたことがあるだろう人物にマーティン・ルーサー・キング・ジュニアがいる。キング牧師だ。アメリカの人種差別の歴史では必ず登場し、いまの<法的に人種差別のないアメリカ>の基礎に貢献したといっても過言ではない。

アメリカは100年以上前に奴隷解放宣言をしてアメリカ合衆国としての奴隷制度は廃止されたが、実のところそれから100年余りは白人と有色人種は公共の場で明確に区別されて、プールに一緒に入るなんてのは皆無に等しかった。

バック・トゥ・ザ・フューチャーでマーティがタイムマシンにて過去に戻ったとき、黒人のウェイターが働いていて、白人の店主に笑い混じりでちゃかされているが、その当時ですら当たり前だったのだ。それほど黒人は抑圧されていた。1964年に公民権法が制定されるまでは。

黒人解放運動は、ほんのつい最近のアメリカの歴史である。

さて、今回に大統領選では、1944年前後に生まれた黒人有権者もいる。彼ら彼女たちは1964年に20歳という年齢であり、2008年では64歳である。団塊の世代だ。

アメリカのこういった人種の壁を巻き込んだ歴史をずっと見続けた連中である。彼らは、オバマ大統領の時代をどう感じているのだろうか。

あの頃からたった40年余りで歴史が変わったと考えるだろうか、それとも40年掛かってようやく・・と捉えているのだろうか。

いずれにせよ公民権法が制定されてから40年後の出来事である。

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2008年11月04日

寄り道とSW

狂乱麗踊(きょーらんれいぶ)な連休といっても、騒ぎを起こしていたのはもっぱら肝臓方面で、ぶっ続けで酒を呑んでいた。

2日目の土着系ヒッピーが集ったお祭りは、まるで数年前までは当たり前だった3日間連続の<まつり>を期待させるような規模と、やっぱり独特のユルさが心地よくて、やはりこの日も呑み明かしていた。いくらなんでも3日目は肝臓を労わらないとくたばっちゃうような気がしたので、山梨のワイナリーが大集合!という触れ込みのイベントは涙ながらにキャンセルして、まったりと自宅で過ごした。

大掃除をし、肌寒くなってきたから絨毯を敷いて園芸の手入れをしたら、どっぷりと日が暮れてる。それじゃあ、まあと、朝の誓いを脳の奥底に押しやり、着の身着のままで近所の蕎麦屋の暖簾をくぐって、天ぷらと日本酒一合(ん?)とせいろをいただいた。モブログにある写真である。

今年の山梨のワイナリーの新酒は試せなかったからではないけれど、ゆっくり過ごしている夜にはアクション映画よりも単館上映しているような、小粒の珠玉というストーリーに身を任せたくなるので、書庫から「サイドウェイ」を取り出してデッキにセットした。

離婚から立ち直れない英語教師のマイルスは、小説家希望だけれども出版社は何処も連絡がなし。彼の学生時代からの親友ジャックは俳優業を営みつつ婚約者と来週には結婚するという順調な人生。

結婚を1週間後に控えたジャックと、ワインおたくのマイルスがカルフォルニアへ旅に出かける。そして二人はマヤとステファニーという女性と出会う。切なくユーモアで、でも温かくて忘れられない1週間。

「人生の寄り道」をしたくなる映画である。マイルスをポール・ジアマッティが演じている時点でおそらくは食指が動く特定の範囲に位置する観客がいると思う(僕もその一人だ)。

映画の要素のひとつとして、彼らキャラクターの対比が描かれている。マイルスは、その人物の背景どおり、マイナス思考な人物として描かれ、婚約者が居るのにナンパがしたくてしょうがないジャックは本能むき出しの楽天家という人物で描かれている。マイルスは自分以上にワインに詳しく鋭い舌を持つマヤに恋焦がれるが、失恋の痛手から立ち直っていないので、なかなか勇気が沸かない。

ある晩、ジャックがふさぎ込むマイルスに「Do not drink too much. Do you hear me? I don't want you passing out or going to the dark side. No going to the dark side!(飲み過ぎてダークサイドに行くなよ)」と釘をさすシーンがあったので、ちょっと新鮮だった。

ダークサイドといえばSWシリーズ以外は思いつかないので、こんな言い回しでも活用できるんだなぁと感心した。知り合いのイギリス人に尋ねてみると「物語の設定でジャックが映画俳優ということもあるけれど、いいんじゃないかな」とのことである。ふむふむ。「No going to the dark side!」、何かと使えそうな科白である。

how every time I open a bottle it's going to taste different than if I had opened it on any other day.今日開けたボトルの味は、今日だけの味で、他のどの日に開けた味とも違うでしょう。

というマヤの科白に酔って、さて、今宵も乾杯。

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2008年11月03日

Double Day#04

Mr. Brown/
Let me tell you what 'Like a Virgin' is about. It's all about a girl who digs a guy with a big dick. The entire song. It's a metaphor for big dicks.

Mr. Blonde/
No, no. It's about a girl who is very vulnerable. She's been fucked over a few times. Then she meets some guy who's really sensitive...

Mr. Brown/
Whoa, whoa, whoa, whoa, whoa... Time out Greenbay. Tell that fucking bullshit to the tourists.

Joe/
Toby... Who the fuck is Toby? Toby...

Mr. Brown/
'Like a Virgin' is not about this nice girl who meets a nice fella. That's what "True Blue" is about, now, granted, no argument about that.

Mr. Orange/
Which one is 'True Blue'?



snapped by: DOCOMO SH903i

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2008年10月24日

旧知の酒

予備校時代からの友人で14年前に一緒にバンコクやホワヒンを旅したりしたFと久々に再会をした。

予備校を卒業してそれぞれが異なる大学に通っても、なぜだか友人関係が継続して今に至る、という仲間が多く、Fもそのうちの一人だ。

最近はお互いが仕事が忙しくなり、年に数度しか会えなくなったが、どちらともなく酒でも呑みたいななんて思うと誘ったり誘われたりしている。輸入の仕事に携わっているFは、以前から経済に明るいので、近頃の混沌とした経済事情について語り合いたいと思っていたのだ。

そこで実に1年ぶりに会う約束をした。

僕が馴染みにしているトンカツ屋で、ままかりの酢漬けと自家製ラッキョウを食べ、エビス瓶ビールで乾杯をしたと思いきや3本を明け、「いい牡蠣が入ったよ」と板長が教えてくれたので、牡蠣フライとメンチカツを揚げてもらって、新米のコシヒカリでガツガツ食べ豚汁を飲み、一人2500円。まあ、安いほうである。

経済についてはそれぞれの解釈があるので、意見は一致したり逸れたりしたが、共通の認識として出てきたのが、ドル安である。

そう、14年前、我々がバンコクを訪れた時、円が94円ぐらいになって、旅人たちは複雑な気持ちだったのだ。円に比べるとドルのほうがバーツに強いので、換金するにはドルでしてしまったほうが割がいいのである。そのドルが94円に急落したものだから、なぜか安宿に寝泊りする汚い旅人も為替市場に食いついていたのだ。

その後、周知の通り、日本にはいよいよもって大不況が寒波のごとく押し寄せ、我々が大学を卒業する頃には、就職難のいわゆる氷河期がやってきたのだ。僕はその頃ネパールだかインドだかで白昼夢みたいな生活をしていたから、バックレモード全開で食らっちゃいないけれど(その後、ツケを払うはめになったけどね)。

さて、僕はFほど経済に明るくないし、また興味もあんまりないので大きなことは言えないが、思うに、円高がどこまで進んでしまうのか、つまりはドル安がどれくらい進むかが、大きな軸となって経済の再構築が始まるんじゃないかなと。

まあ、根拠はゼロなので(あるっちゅえばあるけど、そこはなんつうかね)突っ込まれても困るけど。

で、Fとは結局最後は、あの晩のゴーゴーバーの踊り子はとてつもなくエロかったという、ある意味、実体経済らしい話題で幕を閉じたのであった。

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2008年10月20日

貴方のiPhoneは故障です

なんだかんだ言っても、裾野が広くて敷居が低いイージー感のあるmixiは手頃なので、チラホラ日記やら雑記を更新するけれども、自分のドメイン側ではすっかり更新が滞っている。勤め先では毎日が漫画みたいな生活なのに、例のごとくNDAが思い切り緘口令宜しく敷かれているので1ミリも公に書けない。

まあ、多忙でも超暇でもこういうところで仕事にまつわる話題を書いたことが無いので、元ネタ探しとしては影響受けないから、やはり怠っているというのか。

さて、iPhoneが端末として加わったことで携帯を3台持ち歩くという、一昔前のテレクラ業者みたいな日々を過ごし始めて数ヶ月、なんとまあ、iPhoneが思い切りぶっ壊れた。いわゆる初期不良ってのである。

ちょっと挙動が怪しいなぁと思っていたら、ある日突然<アクティベーション>を求める画面と<緊急番号>だけしか掛けられない画面が登場。そう、ネットでも転がっている故障とおんなじでババを引いちゃったのである。

神サマ、ドウシテ良心ヲ絵二描イタヨウナ私ナノニ、ケータイ壊レルンデスカ?と、突然とインスタントな信者になってもケータイは直ってくれない。

嗚呼、めんどい。

SIMカードは別端末で認識するので、完璧に個体に原因があると判明。itunesで復元やら更新しても変化せず。いよいよコリャ駄目だとアップルストアに駆け込んだ。

ipodbarの予約やらという七面倒な手続きをしたのちに2回目の来訪でサポートを受けることに。故障の再現性というか、回復の余地ゼロとの判定で、新品のiPhoneが手元に届くことになる。

彼らには彼らのNDAがあるのか(アップルはこの故障現象をまだプレスしてないので)、原因については詳細をはぐらかしていたけれど、どうやらファーストロットだから発現する故障ではなく<ある一定の期間に出荷された端末の基盤が起因>で発現するという、一休さんのとんちライクな回答をしてきた。ということで、運が悪ければ、もう一度同じ個体をしょっ引くことになる。

ご利用は計画的に。
バックアップはこまめに。
同伴出勤はここぞという時の切り札に。

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2008年10月01日

宇宙の彼方から

9月の後半だというのに、昼間は蝉が鳴きしぐれるという、まだ夏の面影すら残る某日、残業を終えて死んだ魚みたいな目をしつつ素っ裸でテレビ(ワンツッスリー)を観ていたら、矢追さんが「超ヤヴァイ宇宙人映像」をプレゼンテーションしていた。

思えば幼い頃から口裂け女やら狼男や地底人を半狂乱じみて妄信していた僕だけに、こりゃ見逃す手はないなと前のめりでテレビに齧りついた。

第三位から映し出され、十分すぎるほどに我々の心を鷲づかみした矢追さんが一位に持ってきた映像は、なんとブッシュ大統領の演説の真っ最中に紛れ込んでしまった宇宙人の姿であった。モノホンだとしたら、まさに全世界に衝撃が走る瞬間である。

引っ張るだけ引っ張り、もうはやく見せてよと若妻のようにおねだりする視聴者の目に飛び込んできたのは、相変わらずの好戦的な態度でブチまけているブッシュ大統領。

だが、それだけじゃない。な、なんと、ブッシュ大統領の後ろには、たしかに宇宙人が映って・・・いる。いや、ちょい待て、映っているのか、これ?

なんだか紙芝居の出来損ないのような白い宇宙人(グレイ型)がひょろひょろと映し出されている。どう好意的に見ても、こりゃなんかが窓に映っているだけじゃないかというシロモノなのだが、矢追さんは「この映像は宇宙人が常に地球を監視しているという警告なんですよ」とシャブ中みたいなことを本気汁だして説明していた。

矢追さんが宇宙人は居るというプレゼンテーションをしたのに、なぜか見終わった後は「あーあ、やっぱり宇宙人はいねーのか」と、全然プレゼンの影響を受けずしてションボリとケサラン・パサランやスカイフィッシュと縁のない日常生活へと舞い戻った。

さて、今日も残業を終えると山手線に乗って家路に向かった。

運悪くiPhoneの充電が切れてしまって音楽が聴けない。鞄に入っている村上春樹が訳したグレイス・ペイリーの「最後の瞬間のすごく大きな変化」は文章のリズムがスッと入ってこなくて頁が進まない。そんな悪条件が理由なのかどうしてか分からないが、ふと宇宙人のことがよぎって宇宙人について思い起こしてみた。

一般的な通説で、なんでアメリカだけと宇宙人が密約を結んでいると囁かれるのだろうと疑問に感じたのである。

宇宙人が地球にやって来ると仮説を立てると、宇宙人は二十億光年も離れた銀河の彼方からわざわざ訪れているということになる。二十億光年というのは光の速さで計算しても二十億年掛かるという意味で、もう話がでか過ぎて下手したらオッパイが縮んじゃいそうである。

そんな遠く離れたところからやってくる宇宙人は、超長生きか超科学力を持っているかのどちらかだ。いや、下手したら両方かもしれない。

だからインターネット程度の技術で騒いじゃっている地球というのは、はっきり言ってド田舎だろう。ハイテクのウォッシュレットだって、彼らから見てみれば肥溜めみたいなもんである。ボットン便所だ。宇宙人はもうDNAとか改造しまくりだから、お尻で笛が吹けたりしても不思議じゃない。たぶんウンコとかしないに違いない。

地球の生命体は、宇宙人視点では猫も杓子も人間も同じで、それぐらい地球レベルを超えた宇宙人がわざわざやってきて、どうしてアメリカだけと密約を結ぶのか、これが大きな疑問なのである。

ブッシュ大統領がぶらり途中下車して、日本の某県ほにゃらら郡うひょひょ村大字3の牧場にいる一匹の牛とだけ仲良くするか?ちょっと有り得ない気がする。どれこれも同じ牛で差異はない。

だから宇宙人だって、アメリカとだけ仲良くするなんて、アンバランスな密約はない筈だぜ矢追さん!って脳内でまとまったら2駅過ぎていた。

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2008年09月19日

肉タリアン or ベジタリアン

週末がやってくるたびにルーシーと一緒にダイアモンドを抱えて空を駆けるのに、何故か一方では健康には気をつけている連中が多いこの業界、最近はめっきり某県が鬼門らしいじゃないですか。

アンバランスだとか矛盾だとか糾弾されても肉を食べない、つまりはベジタリアンだと宣言するのは珍しくなくなってきたし、卵も受けつけないし蜂蜜もNGだというヴィーガンを目指すのも当たり前になってきた。僕自身も十数年前の4年間ほどは実践していたので、過度の肉摂取は身体的にそぐわないんではないかと、経験則として認識している。

*
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まあ、僕自身のきっかけは、何処かで書いたように、15年前の初インドがそれだった。

初めて訪れる印度亜大陸にブルブルと武者震いした僕は、深夜のニューデリー空港から市街地のメインバザール(東西の旅人が滞在し交差するマーケットのある安宿街だ)のゲストハウスにその晩の寝床を決め、僅かに灯りを灯している屋台でハンバーガーに舌鼓をうった。飲み物はサムズアップというコーラのパチモン。

今思い起こせば、わざわざインドまで足を運んだのに毛唐を代表する食べ物に手を出したのが運の尽きだったんだろう。喧騒とヒンディ語にボッタクリとデタラメが渦を巻いて、地面を灼熱が照らしている朝に僕は早速と亜大陸の洗礼を受けることとなった。

昨夜の屋台があった場所には何をしているんだかさっぱり分からないインド人が数名たむろしていて、喧嘩なのか談笑なのか絶対に判別できない会話がいたるところで繰り広げられ、屋台の真向かいには肉屋があった。

牛は人間より偉いんだか尊いんだかという国なので、牛肉は軒先には並ばない代わりに、羊のでっかい頭がそこにぶら下がっていて、その横に─たぶん、そうだったんだろう。もはや思い出すこともできない─鶏が逆さになって吊らされていた。

まあ、それぐらいだったら耐えられる。でもそこで僕が見たものは明らかに異質のものだったのだ。

数千、いや数万匹はいるだろうか、みっしりと密集した蝿の大群。

その大群が肉の周りを値踏みするように飛び回っていたのだ。ある肉の塊は、肉ではなく黒い物体だった。自分の眼を疑ったのは言うまでも無い。でも何度見返してもそれは揺ぎ無い事実だった。

肉の全面を蝿が覆っているので真っ黒になっていたのだ。ブンブン。

僕はそれを見た途端に胃のあたりに鈍い衝撃を受け、摂氏40度はあるというのに、文字通り鳥肌を立てた。大好きな小説の一節にタンドリチキンを食べてこそインドだみたいなくだりがあったが、それを見て以来、旅の期間、僕が口にしたのはベジフライドライスかベジカレーだった。

そんな生活が続いたせいか、今度は日本に帰ると肉が食べられなくなった。

蝿を思い出すとか清潔面からではない。ちょっとでも食べると胸焼けがするのだ。身体がぐったりする感覚。

そこで僕は思った。

「肉って、ほんとは健康に良くないんじゃないか?」と。

そして4年ほど似非ベジタリアンをしていた。魚は食べるし、時々ラーメンも食べるし、牛乳も飲むので、<なんちゃって>スタイルだ。明らかに肉として眼に映る形態は避けていたという感じだ。

いまはベジタリアンという生活スタイルについて強迫観念はない。以前は心の何処かで肉食について追い立てていたというか、罰則規定を設けているかのように、自分と肉食の関係性に場合によってはストレスを感じていたけれど(要は肉食を絶とうと努力していたからだ。煙草を僕は吸わないが禁煙みたいなものか。禁肉だね)、いまはそうじゃない。食いたいときは食えばいいじゃんかとアバウトに構えている。で、案外アバウトに構えると肉なんてそんなに食べないものだったりもする。

*
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さて、話がちょっと逸れたけれど、先日、こんなニュースがあったのだ。「菜食は肉食に比べて脳収縮を引き起こす可能性が高い」というニュース。あんまり野菜ばっかり食べていると脳収縮を引き起こすらしい。脳収縮ってなんだか分からないけど、パーチクリンってことなのだろうか。野菜を食べることで健康を手に入れようとしてパッパラパーにはなりたくないものだ。

じゃあ、インドのベジタリアンはパーチクリンなのかというと、そうではないので、果たしてこの記事の信頼性そのものは疑わしいとも言える。ただ、肉や魚をあんまり食べなかったりすると、ビタミンB12が欠乏しがちというのは科学的根拠があって、その欠乏は脳収縮を引き起こす一因になってしまうらしい。

ちなみに脳収縮を回避するには、魚を食べることのようだ。魚に含まれるオメガ3(n-3系)の脂肪酸が、脳のシナプス中の柔軟性を高めて記憶力と学習能力を高め、痴呆や他の精神障害のリスクを抑えるとか。

何事も過度の状態はアレルギ反応が出るのかもね。過度に肉を摂取することも健康を損なう原因になりうるし、過度の肉の非摂取も健康を損なう原因になりうる。

まあ、焼肉デートはムフフな予感というのは、渋谷の恋の物語では、今もこれからもガチなわけですが。

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2008年09月03日

酒場のルール

東京で呑み屋を<上手に>経営したいなら、野球の話と宗教の話と政治の話をしちゃいけないとはよく耳にするもので、夜が訪れるたびに一心不乱に酒場の扉を叩く身としては、酒精で滲んだ記憶をまさぐりつつ、なるほどと頷くばかりである。

東京は読売巨人軍の本拠地なので、やはり巨人ファンが何処の酒場にもいたりするわけだけれども、同時に熱心なアンチ巨人もいるものである。だからシェイカーを振るだけに留まらずに、うっかりと巨人軍に対しての見解を述べるものならば、あとは想像するのもウンザリする口喧嘩の応酬が待っているのだ。

宗教についても同様である。東京には戦後最大の某宗教の本拠地(っていうのだろうか)があるので、圧倒的に信者が多い。と同時に、そこにはアンチも必然的に存在するのである。だからツマミを差し出すだけに留まらず、つい宗教観について一言挟もうなら、それはもう、辟易とした食傷気味な夜がアングリと口をあけているのだ。

政治についてもこれまた然り。地盤的には自民党が強いとは言いがたい土地柄だけれども、それは上述の2つの命題と同じだ。ただ、修羅場が待つのみである。

そこで、もし、貴方が東京で一旗挙げようと堅く決意していたら、このルールを覚えておいて損はない。

少なくとも、大切なお客を3人減らすことは防げる。

東京で呑み屋を経営するなら、野球の話と宗教の話と政治の話をするなである。

さて、先日、サルが猿山から下りてきて、緊急会見で質問してきた記者に言い訳するように「あなたとは違う」と呟いた。だとしたら、彼はいったい誰とは同じなんだろう?それとも誰とも同じじゃないのか。

ふー、酒でも呑みに行ってくるか。

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2008年08月21日

Buddha Machine

20080821a
なんやかんやと今年ブッチ切りの話題になっているオリンピックの開催地、北京。そこに在住しているアーティストデュオfm3が発明したチープでキッシュなループマシーンが、どうもテクノ関係のモノ好きな連中の間で話題になっているらしい。

NYタイムズが「美しい役立たず」と絶賛(?)したとかっていうくらいだから、よほど安っぽいと思いきや、そのチープさが醸し出す切ないメロディがツボにはまったりもする。切ないアンビエントな、そう、その名の通り、仏陀の御心に到達できそうなメロディが延々と繰り返される。

とまあ、それだけのアイテムだ。

世の中、何が流行るかわかりませんね。内蔵スピーカーから末期の老人の小便のように垂れ流されるチロチロとしたサウンドは9つあって、外部ジャックに差し込めば出力することも可能。KORGのエフェクタに繋げると、案外使えそうな仕上がりになるから驚きである。

このチープループ「Buddha Machine」は単三電池で動く。だから野外フェスなんかに持っていって、寝袋のそばに置いておくと、きっと仲間たちから大絶賛というコブシのプレゼントを頂戴すること間違いなし(いや、笑いのわかる、もしくは音に理解のある仲間だったら、きっと握手のひとつでも差し伸べるに違いない)。

カラーは7色。3465円なり。

HP

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2008年08月17日

林檎携帯

ちょっとした経緯があって、iPhoneを所有することとなった。16Gの白で、まだ届いていないけれど、おそらくは今月中には手元にあるだろうと願っている。

3Gでインターネットに繋げるし、ituneも使えるので、電話機というよりは、インターネットギアという扱いで遊ぶ予定である。そんなわけだからもちろん現ドコモは解約することなしにこれからもお付き合いしていただき、新規で購入ということになる。

さて、iPhoneを購入した最大の理由は、これからどしどしリリースされるであろう、iアプリの数々である。音楽系ソフトが早速リリースされていて、財布の口は緩むばかりだが、今一番期待しているのは、とあるメーカーが作成しているらしい、タッチパネル方式のエフェクター。これを使って、ituneで流している曲をウネウネと動かすのだ。そんでもって、端子に繋げて外部に音を放出するのだ。

そんなことをしてキャンプを楽しめたらいいなと思い、今日もまた「お届けメール」を待つ日々。

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2008年07月28日

美食紀行

旨いもの屋がネットで名が売れるとすっかり不味いもの屋に成り下がる可能性の昨今、やっぱりここは名前も場所も控えておこうと心に決める、ある店がある。

カウンター7席程度の鰻屋は、浜松まで最高の鰻を求めて行脚したけれど、結局はこの店しかないと評価するグルメな友人お墨付きの一店で、老夫婦が営む小さな店だ。

あれ、こんなところに鰻屋があったんだ?と、もしかしたら通りの人々は気づかないかもしれない。そんな小さな店なのである。

ひっそりと暖簾を下げている店には遠方から人々が胸を躍らせて訪れる。

鰻は注文を承ってから捌き、焼いて蒸し、蒸しては焼いてを繰り返す。もちろん炭火で。活きのいい鰻はスルリと主人の腕から零れて一枚板のカウンターで宴をするくらいである。

注文してから1時間ほどして出来上がるので、待っている間は、これまた秀逸で丁寧な小技がピリリと効いている刺身や、サザエの壷焼きなぞを冷酒で戴き、静かに待つ。

鰻の放つ香ばしい香りにグッと耐えて。

満を持して現れる鰻重は、何度も焼いたり蒸したりを繰り返しているだけあって、これでもかというくらいふっくらとしている。自家製のタレが光り輝く銀シャリにしみ込み、鰻にしみ込む。すっと箸をいれると何の抵抗もなくずずっと入っていき、そのまま熱々を口に運ぶ。

鰻がとろけて、思わず目がうっとりとなり、店主を見つめてしまう。ほんとうにこんなに美味しくていいんですかと。

職人気質の店主は、ただただ微笑するばかりである。

中鰻重1800円。

え?ともう一度確かめるけれど、漆の塗られた品書きにはそう書いてある。

いやはや、恐縮するばかりである。

もし、貴方が本当に美味しい、本物の鰻を食べたかったら。PSYBABA.NETまで。

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2008年07月24日

高円寺ナイト

先日高円寺近くに引越しをした友人宅でホームパーティをした。

誰でも来ればきっと盛り上がるさという、ホスト(家主)の気前のよさも手伝って、九州から仕事でやってきて3日も経過していない友人も招いてしまった。僕は3年物のとっておきのブランデー梅酒と自家製糠漬けをカバンに詰め、ベランダの紫蘇を摘み、行きがけに豆腐屋で豆腐を購入して出向いた。

もちろんホームパーティの定番であるDJセットも忘れなかった。なんてったって祭りである。祭りというのは賑やかなほうがいいのだ。

友人宅には早速東西南北から友人たちが集まり、最初の乾杯の段階で12人くらいいた。その後入れ替わり立ち替り人々が深夜だというのに訪れて、合計で26人ぐらい現れたんじゃないだろうか。こうなってくると名前すら覚えられないものである。

持ち込んだ機材を駆使してBack to Backをして、ロックからトランス、果てはヒップホップとつなぎたい放題繋いで、音を鳴らし、朝7時までグテングテンになるまで呑んだ。もしその家にリングがあったらプロレスの試合だって始まったかもしれない。

要するにそういう種類の夜だ。

酔っ払いすぎると写真を撮り忘れたり、記憶のあるうちに1枚しか撮らなかったりするのが僕の特徴なんだけれども、モブログに1枚しか載せてないところを見ると、相当呑んだのかなと思う。

この夜に集まった連中は、友人の人柄だろう、個性豊かな人たちばかりで、サブカル好きだったら誰でも
知っているだろう聖書的な雑誌の編集長やら「たけしの誰でもピカソ」に出演していた絵描きとかわさわさ集まった。

彼らに深く感銘を受けたのは(といっても、その場で感動したり深い顔して頷くとか気持ち悪い態度をとるわけじゃない)、たとえ自分の方向性が時として自身を取り巻く世界と馴染まないとしても、決してスタイルを変えずに自分を信じて進んでいくという点だ。

そして、それがオリジナリティと呼ばれるものなのだろう。

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2008年07月22日

朝のお勤め

早起きは三文の徳なんて言葉があるように、朝っていうのは思いがけないサムシングがハップンしたりする。

僕は朝の5時に、路上にてノーブラ姿で鼻歌を歌う20代前半だろう可愛い女子を見たことがあるので、本当に昔の人は上手いことを言うんだなあと感心する。

さて、平日の仕事日においても、朝の時間は大変貴重で、僕にとってのそれは、今日の仕事における全般的運用やら、趣味の世界での求道的な探究心など、冴えた脳みそで考えることのできる重要な時間である。

会社の始まる時間は9時なのだけれども、最寄の駅に到着するのは大体8時15分~20分。混雑のラッシュを避ける為と、朝の時間を確保するためにこの時間の出勤となる。

実際のところラッシュは酷いので、理にかなったりだ。

仕事の始まる時間まで随分と時間があるのは、まっすぐ会社に向かわないので喫茶店に立ち寄っているからである。この時間こそが一日を決定してその週を捉えて、積み重なり、人生の指針となったりするのだ。

オフィスのビルの1階にサンマルクカフェがテナントで入っており、毎朝このカフェで「プレミアムアイスカフェラテM」を注文する。エクセシオールカフェも入っていて、何度かサンマルクと二者択一に頭を抱えたが、サンマルクが一歩リードである。

ゆったりとした独立型のソファと騒がしくないjazz音楽。そしてたっぷりとミルクが注がれたプレミアムアイスカフェラテ。ガラス越しに映る爽やかな朝の風景。

この環境こそが脳内のシナプスをグイグイと刺激してくれるのだ。残念だけれど他のカフェだと、なかなかこうはいかない。

特にソファは硬すぎず柔らかすぎず何とも心地よい按配で、物事を思考するのにこれ程向いているソファはないんじゃないかという設計である。

プレミアムアイスカフェラテは300円する。朝から300円を使うなんていい度胸である。

僕は根が貧乏性なので、朝から300円使うことを放蕩の極致と考えちゃって、ついつい「いいのだろうか、こんな贅沢をして・・・」と悩むのだけれども、仕事で抱えているプロジェクトの行く末に関するアイデアが浮かんだり、日々の暮らしにおけるナイス発想が生まれたり、週末の遊びのスケジュールが沸いたりするので、決して高くはない。

むしろ300円で貴重な発想が生まれるのだから、最近では安いとまで考えている。

浮かんできたイメージはそれぞれ自分の脳内のフォルダに<ToDo>と<TASK>、<TIPS>、<What should I do <How should I be>とざっくりと分けて、プライオリティの格付けをしていく。もちろん脳内の出来事なので、このあたりはきっちりと決められているわけではない。感覚的に処理するのだ。

主体的で柔軟な発想、つまり創造性のある思考が朝の数十分で作られる。

あとはその生まれたイメージを逃がさないよう、なぞらえて可視化し具現化していくだけである。

まさに早起きは三文の徳だ。

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2008年07月18日

Think different

ひょんなことから使う予定のiPhone。あれこれ考えるとMNPするよりはインターネットモバイルギアとして使えばいいのかなと思うように。

電話機だと思うと、どうしても足りない部分があるよね。だったらiPodでもいいんじゃね?となるわけだけれど、無線ポイントを探すそれより<どこでもアクセス可能>なiPhoneに一歩リードがあるというか、なんていうか。アプリの期待感も大きいし。8Gと16Gだとどっちがいいかなぁ。そこがいまの最大の悩み。

あとは業務用ケータイ含めて常に3台ぐらい持ち歩いているのはどうなのかね。見た目感というか、ちょっとアホみたいな気がしないでもない。まあ、僕の会社には全キャリ持った上で(イーモバもw)iPhone買うってのもいるらしいから、いいのか。

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2008年07月14日

片手で嗚呼

最近、巷で話題を振りまいているのは林檎印のケータイだったりして、どうやら片手でアレコレできるとかできないとかって話になっている。

新しモノ好きなアンテナ3本立てているギアフリーク若者は、1500人集まり買い求めに並んだ。まるでドラクエである。

ところで、同じような片手アイテムでも、こちらは楽器好きな連中の間で沸いているアイテムである。

ここまで世の中進歩したんだと感心した。

ご存知の方もいるだろう。Tonium の PACEMAKER だ。スウェーデン生まれの、このギアは、片手でこなせるMIXツールなのである。

120GBのハードディスクが内蔵、音楽ファイルをクロスフェーダーでミックスできちゃう。しかもエフェクトがついていて、FILTER、ECHO、REVERB、ROLLを内蔵。EQはそれなりの3バンド。つまりこれでCDJに匹敵しちゃうのだ。

踊るトランスDJが現れる日も近いな。

そんな衝撃のギアの動画でも。

【Youtube】

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2008年06月30日

ピースマイルサマー

さて、今年も雨が降ったあとに訪れてくるのは夏。

もくもくの入道雲と緑の中で鳴くせみ。プールではしゃぐ子供たち。真っ赤に染まる夕焼けで語らう青春。幾つになっても夏が来るたびにドキドキする。

そんな7月第一週の週末イベント第一弾!

代々木公園で開催のアースガーデンだ。オーガニックでフリーダムなお祭り。

バティック敷いてカチ割り氷でビール冷やして、まったりと愉しむの一興だよ。

世界の屋台メシが大集合するし、ツマミも充実!?

2008年7月5日(土),6日(日)
at:代々木公園イベント広場&ケヤキ並木
10:00 - 17:00

詳細

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2008年06月26日

最後のマンガ展

これは絶対に行かなくてはと、久々に奮い立った「井上雄彦 最後のマンガ展」を上野の森美術館に観にいった。

井上雄彦は、1億2000万部以上売り上げている「スラムダンク」という超お化けマンガの作者である。いまはモーニングに掲載している宮本武蔵の半生を描いた「バガボンド」で注目を浴びている。

さて、実際の展示会は、当日券は3秒で売り切れ。前売りを握り締めているというのに1時間の行列(しかも平日なのに)で、どれだけ人気があるのかとうかがい知る事ができる。

「たかだかマンガの展覧会なのに、こんなに並ぶんじゃねーよ」と理不尽なまでに毒づいたのだけれど、これが展覧会に入場すると瞬時に理解できた。

なんと「バガボンド」の最終的物語の展示なのである。

僕の記憶が確かであれば、まだ掲載中の漫画では物語は途中なので、「こりゃとんでもないモノを見てしまっているんだな」と身震いがした。

ペンではなく筆を用いて細かに描きこまれているコマは、もう漫画の範疇を超えている。それだけではなく、ひとコマを3メーター近くの和紙で描いたりして、目がくらむばかりなのである。

ネタ的にバラすのはマナー違反なので、急にここから先は抽象的に感想を述べると、とにもかくにも宮本武蔵(武蔵)の最後が・・・。息も飲み込むほどの躍動感で、映画のように描かれている。

最後は鳥肌だ。この作者しか表現できなかったであろう唯一無比の世界。自宅だったらたぶん泣いていた。

その涙は、悲しみとかではなく、尊ぶ存在に自分自身が出会えたという感動で。

たかが漫画というなかれ。一度訪れたほうがいい。

*
*

ところで、東京という土地は、家賃は高い、人々は他人に無関心、キャバクラはぼったくり、電車は地獄列車と悪い側面ばかりが目に付いたりするけれど、文化的な情報では他所を寄せつけないレベルで質と量共に揃っている。

たとえばナイトクラビング。どんなジャンルの箱であれ、トップレベルの箱が週末になれば用意されていて、遊泳する深海魚のようにクラビングできる。

たとえば映画。中東のマニアックな映画であろうと、絶対に東京で上映している。いや、東京で上映していない映画なんてないだろう。

そして美術展や写真展の数々。東京が拠点となり、巨大な供給場所となっている。

毎週そんなことばかりしているわけではないけれど、東京じゃないとできない何かってのは必ずある。

残念なことにネットワークのインフラが整備されても、なお解消されないフェイズはあるのだ。amazonや楽天の功績は大きいけれど、個人がネットワークに通じていない状態では自らの足を使って、楽しみを得るしかない。

東京生まれでヒップホップ育ちのわりには東京を毛嫌いする傾向が僕自身の中にあって、それはなかなか大きなシコリでもあって、週末のたびに中途半端に東京郊外でお茶を濁して自然と戯れたりしてた。

だけれど、視点を変えてみれば、東京に絶え間なく流動している情報の波に乗らない手はないんだ。

少なくとも東京で生活する限りは、この土地に赦されている文化的基盤に甘えさせてもらうのはいいかもしれない。どうせ東京に住むんだったら東京じゃないと出来ないことを享受する。

こういうのって生き方のひとつなんだろうね。

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2008年06月23日

ロシアのウォトカ

ロシアのお酒といえばウオッカ。

現地ではウォトカと発音するらしいというのは、どこかの漫画で仕込んだネタである。アルコールは90度近くあり、無味無臭。

これって何かに使えるんじゃないだろうかって思った。そう、果実酒である。ホワイトリカーの特徴にそっくりだ。

そうこうしていたら、今年も梅酒の時期がやってきた。

2年前のブランデー梅酒、去年の泡盛梅酒。どれも琥珀色の梅酒で、喉を鳴らす。

先々週、浜松で開催されたシークレットのゴアトランスパーティに、2年物のブランデー梅酒を持っていったら、音が鳴る前に瓶が空になってしまったくらいである。

今年は新たなテイストでラムかウオッカか悩んだ。ラムは、それ自体が主張していて、独立的に味を保っているので、梅と共存できないような気がしたのだ。リーダーが二人いて衝突する部署のようである。

その点、ウォッカは静かな力持ちという感じで梅を持ち上げ、それでいながら全体に貢献する、職人のような風情がある気がした。

今年はウオトカで梅を漬けてみよう。3年物のブランデー梅酒をグラスに注ぎつつ、梅雨の夜更けに。

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2008年06月19日

となりのM君

いま思い返してみれば、劇場型犯罪の先駆けのともいえるだろうか。

宮崎勤への死刑が執行された。犯人逮捕から20年である。

オタクというのは、気持ち悪くてロリータで犯罪予備軍であるという、一方通行な社会的認識を作り出したのはおそらく彼の仕業だろう。彼以前では、オタクではなく、<マニア>と呼ばれていたはずだ。

オタクという言葉なサブカルチャー的な世界でのみ使われていて、少なくとも一般生活には登場してこなかった。

突出的な情熱のある趣味を抱えていた者は、みなマニアだったのだ。

切手マニア、鉄道マニアなどなど。今日ではすっかりと、

一般的な度合いを超えた趣味性を持つ人間に対する蔑称はオタクという言葉にすげかわっている。

さて、離れ部屋に6千本のビデオを所有していたとされる彼の行動は、いずれにおいても当時では常軌を逸していた。30代前後の世代だったら、耳にしたことがあるかもしれない。「ギニーピッグ」というレンタルかセルオンリーの映画を。

ストーリーがまったく存在しない、ただ淡々と人を殺める映画だ。僕は勇気がなくて観られなかったけれど、当時観たという友人は無軌道な青い10代だというのに、どんよりと曇った顔をしていた。聞けば、ただひたすら人をひっぱたいている映画なのだという。画面の片隅に1003回、1004回とひっぱたいた数だけが映し出され、(もちろん特撮だが)叩かれた人はどんどんと変形していくという映画。

観る奴も作った奴も頭がどうかしちゃっているとしか思えない作品である。僕はこの大筋を聞かされたとき、公園でスーパーカップを食っていたんだけれど、ゲンナリして、すっかり食欲が失せたものである。

M君はこのビデオを所有していたのだ。逮捕以来、彼の素性が公開されると、このビデオもご多分に漏れずに知れ渡れ、そして自主規制という枠でレンタルビデオ屋から姿を消した。

*
*

さて、僕の地元は旧フジテレビのすぐそばである。

当時、街には大きなレンタルビデオ屋が一軒あって(ツタヤが世の中に現れるのはまだ先である)、僕と友人は夏休みにたまたま映画を借りに来ていた。

プラトーンにしようかネバーエンディングストーリーにしようか迷っていたところに、あのフジテレビが取材にやってきていた。

目的は、ずばりスプラッタ映画である。なにせ、世間に衝撃をもたらしたM君が大量に所有していたのだから。

僕と僕の友人は、その取材班を見つけると、ヒソヒソと相談をし、「きっと僕らみたいな若者が熱心にホラー映画コーナーをうろついてたら取材されるだろう」という結論に達した。

中学生なんてきっかけさえあれば目立ちたいのである。そこに思想なんてものは作用しない。

そういうわけで、2人して借りる気も無いホラーコーナーで、わざとらしく「これがいいんじゃない?」なんて、むごたらしい映画を手にとって取材班を刺激する画を醸し出した。するとやはりというか、取材班のチーフみたいのが「もしよかったら取材させてくれないかな」と乗り出してきたのだ。

僕らは内心ウキウキしているにも関わらず、努めて冷静な、ちょっとまあ面倒くさいけどいいよね的な顔して承諾した。

撮影時間15分程度。こういう映画ってやっぱり借りたりするんですかという質問に、僕の友人は一度も借りたことないのに、「ええ、けっこう借ります。こういう残虐なのって一度観ると興奮してやめられないっすよ」とかなり適当に答えた。

そして数日後。僕らの映像は3時からのワイドショーで思い切り使われていた。

そして僕の友人が答えた適当なセリフが、<いまの時代を象徴する若者>として、残虐な映画を観る10代達、彼らを駆り立てるものは?なんて喧々諤々と物議をかもしていた。

コメンテーターと識者までもが、僕らの映像ひとつで時代を憂いたり、理解できない若者たちの嗜好に近づこうとけっこうな時間を割いていた。

世の中ってヤバくて脆くて怖いなって、14歳にして知った。暑い夏の盛りの思い出である。

あれから20年経とうとしている。

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2008年06月05日

ドナウ河流域の。

1年のうちに何回か妙に「マスターキートン」を貪り読みたくなることがある。

そわそわと落ち着かずに本棚に足を運ぶぐらいだから、その求心力は押して知るべしで、1巻の「水を飲ませてやれ。やつは・・・」なんてシーンに始まり、ノンストップで突っ走る。

まるで特攻野郎Aチームみたいである。

敬愛するユーリースコット教授に再会して、「Mr.キートン…立派になったな」と温かい言葉を掛けられる場面なんて、そりゃもう、号泣である。歴史に始まり、サバイバル技術に考古学、漫画とは思えない幅広い情報に頷くばかりで、全巻通じてハズレがない。珍しい漫画だ。

もちろんそれは多大な影響を与えるということにつながるので、僕は「ワインを慎め。それから・・・・・・ 新鮮なグレープフルーツジュースを飲むんだ!!」の言葉どおり、最近毎晩グレープフルーツを絞ってジュースにして寝るようにしている。きっと身体にいいに違いない。なにせ、マスターキートンに書いてあるんだから。

さて、ワインというかアルコールのほうは慎むというよりは、なんだか週末になると妙に疼いてきちゃって、なんだかもう・・。

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2008年05月30日

遊牧民の世界

先月、渋谷の「たばこと塩の博物館」でギャラリーを開催した叔父が、サイン入りの図録を送ってくれた。

総頁126あまりのそれには、決して日本ではお目にかかれないだろう、世界的にも稀有なビンテージのキリムが余すことなく掲載されている。叔父が云うには、彼らの生活に深く密着したキリムは、決してドルや円には変えられない、いわば彼ら自身を投影した貴重なものであり、つまりは他人にはやすやすと譲らないらしい。彼らが砂漠に建てるテントで何十日間も一緒に生活し、塩の入ったバター茶を飲み、水パイポを喫い、羊の肉を食べ、赦しを得て、ようやく手に入るのだ。いわば友情の証である。遊牧民が語り継いできた織物には砂漠の匂いが染み付いていてシルクロードの汗が染み渡っている。

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2008年05月28日

お買い物

毎年訪れている新島で、今年は初日に雨が降り、テントの中での生活を余儀なくされた。

狭いテントでも心は錦というか、しっかり酔っ払ってしまい、鉄鍋をひっくり返して、とうとう8年間使用し続けたテントにポッカリと穴を空けてしまう漫画みたいな出来事も起きた。

これからが野外の季節だというのに、この打撃は痛い。

そこで、来週の週末に攻める予定のイベントを機会に、給料少ないのに心機一転して、新しいテントを購入。スリム化を目指しているので、僅か3キロ程度のコールマンのファッドX3にしようと思ったんだけれど、ビクトリアの兄ちゃん曰く、通気性が悪く、日本の気候には不向きらしい。

しかも、2人以上では厳しいとか。ならば、ここはひとつ清水の舞台からダイビングする気分でスノーピークのテントをチョイス。

アメニティドーム3万4800円だ。重さは8.9Kg。大人2人子供3人のスペースだから、テントで子供連れたり、子供作れたりする広さである。そして日本が誇るアウトドアメーカー。痒いところに手が届くという感じで、いろいろと細かいアイデアが豊富。そんなわけで今年はコイツで野外を攻めますよ!

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2008年05月22日

今日から都入り

鮭が季節になると育った河に戻ってくるように、一年ほど一時的に実家に(出)戻っていた友人が東京にカムバックした。

かつての住まいは2つ隣の駅だったのが、今回は1つ隣の駅だ。まさにご近所さんである。東京生活が面白くなってきた。

その友人とはミレニアムのバリ島のパーティで偶然会ったのがきっかけだ。ウブドと呼ばれる田園の村で、ふらふらと夜気持ちよく散歩していたときに出会ったのだ。それから日本に帰っても縁が続いて、なんだかんだで8年も時が経過した。

もう友人はパーティ業界を引退したけれど、数年前にリリースされた某球家のコンピアルバムは、じつはその友人の貢献なしでは成立しなかったアルバムだったりする。ジャンルを飛び越えて、音楽の豊富な知識をもちえている貴重な仲間だ。多趣味であり、サブカルに異様に詳しい。

そして、いま、我々がハマっているのは酒場巡りである。それも大衆酒場。さあ、初夏の誘いに乗って、夜の市長を名乗りでようじゃないか。

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2008年05月21日

カメラ覚書

神経が擽られるような、ざわつく写真を撮り続けて、我々を魅了してやまない森山大道の写真展が開催中。

レトロスペクティブと称されたイベントは、1965年~2005年の写真を惜しみなく公開だ。

眠れない夜を過ごしている不眠症の貴方、もっと眠れなくなる写真が此処にあります。

■会 期:2008年5月13日(火)→6月29日(日)
■休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
■会 場:2・3階展示室
■料 金:一般 1,100(880)円/学生 900(720)円/中高生・65歳以上 700(560)円
※( )は20名以上の団体料金
※小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料
※第3水曜日は65歳以上無料

詳細

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2008年05月19日

ポストGooleなのか

検索エンジンの世界で、Googleキラーが現れたと噂が流れ、一世を風靡したのは記憶にも新しい。その名もPowerset。

たしか2008年が正式なリリースだったんじゃなかったかなと思い出し、ググってみた(どこか矛盾している、この探し方)。

やっぱりそうで、ちらほらと低温火傷のようにくすぶり、うりゃっとIT世界を炙っている。

人工知能的な検索というのは衝撃的で、いよいよここまでやってきたのかとも思う。

昔ハマった漫画に「魔界都市ハンター」っていう、少年チャンピオンで掲載していたのがあって、その最初のほうに、人間が作った神というスーパーコンピューターが登場した。

シックスセンスな能力者である博士が、そのマシンを使って、神様の存在を見つけるってシーンがあった。コンピューターはたしか「神はどこにも存在しなくて、同時にどこにでも存在する」なんて答えを導き出し、火を吹いた(う、記憶があいまい)。

果たして人工知能は何をどう導き出すのだろうか。

虚無からではなく有理な情報から回答を導き出すので、彼らの回答は、いわゆるメタにメタなメタすぎる検索結果の集積だ。

でもね、きっとそうだろうけれど、もし、科学が進んで、よく言われるようにコンピューターが自我を持ち出したら、どうなるだろうか。マトリックスとかターミネーターの闘いは、ないだろう。

人間を不要とする彼らは、同時に自身の存在意義に懐疑的になり、自身の手で自らを消失させるのではないだろうか。

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2008年05月18日

色々な恩恵

福利厚生を調べてみると、巨大な会社だけあって、やたらと充実していることが判明した。

全国どこでも映画が学生料金程度で観られたりすることを始めとして、居酒屋での割り引きチケットやら温泉宿の超格安プラン。どうしてなのか会社近くの本屋で10%オフだとか、なんだかわりと便利だ。

特に月に必ず1回は訪れる日帰り温泉が300円引きで毎回入れるのは素敵。小額とはいえ、こういうのを積もると後々大きくなる。

それ以外にもここでは書けないお得がたくさん。業務はてんてこまいで日々の闘いを要求されているのだけれども、徐々に慣れてきたら、思い切り使ってみたい。

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2008年05月14日

私鉄沿線ぶら呑み

残業が20時過ぎて、帰宅が21時近くになるだろうというところに、私用携帯電話宛に近所に住む友人から1通のメールが送られてきた。徒歩20秒の場所に住む友人が駅前の焼きとん屋に寄っているというのだ。

ご近所同士だからこそ気さくに待ち合わせできるというのが特権。水曜という、週の天王山にも関わらず、僕も2杯程度だけならと暖簾をくぐった。毎日、会議体だけでも3つ4つ割り当てられて、それでいて社長がアノ○さんなものだから、つまりまあ、呑んでなくちゃやってられないのだ。だって社長直々の指令が直接やってくるんだから・・・。まあ、その話はいいか。

パーティ仲間である友人は、7月くらいを目処に彼女と同棲生活を始めるらしい。それに伴い引越しを検討していて、他の土地に住むかもしれないとか。

普段はみっちりとツルむわけではないけれど、世知辛い都会生活、なんとなく友人がそばに住んでいるだけで安心していたものだ。それだけにちょっと寂しくもなったりした。もし許されるのであれば「私鉄沿線各駅停車コミューン計画」を密かに練っているので、これからもご贔屓願いたい。

そういえば、NYのソーホーも最初の一歩はそんなところから始まったのだ。

「何ができるか」「何をするべきか」「何をしたいか」、それらの線引きを明確に引くことによって、解決までの手順が浮き彫りになってくる。原理原則だからこそ疎かにできない部分である。

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2008年05月13日

野郎のツマミ

男のつまみというと、手っ取り早くて、安くて、適当でありながらも旨くて酒に合うっていうことになるだろうか。こだわりのレシピなんてものは存在しない、ざっけな食べ物で、極端な表現を借りてしまえば、最大限に手抜きした手料理だ。

独身生活のお供のつまみは、同時にアウトドアでも、およそ比類ないほど活躍を見せてくれる。そんな男同士だから許される、ガードの低いレシピを今日は紹介。

火力すら使わない。僕は先日キャンプインした新島で、初日に大雨にぶち当たり、わずかに足が伸ばせる程度のテントでランタンを灯しつつ、野郎2人で、こんな料理をを盃片手につまんでいた。

緊急避難的なおっさん料理だ。しかも酒用の。

それを野郎のレシピと名付ける以外にどう呼ぶのだろう。

▼材料
--さばの缶詰(水煮)
--塩コショウ
--マヨネーズ

▼レシピ
1.さばの水煮の封をあける
2.缶詰内の水を切れるだけ切る(切ったほうが絶対に旨い)
3.塩コショウをお好みでふりかけ、マヨネーズを適量入れる
4.箸でかき回す

たったこれだけ。

おそらくは3分くらいで料理が完成するだろう。

しかし、侮るなかれ。まるでさばの水煮が、コンビーフのように生まれ変わること間違いなし。

食べ物にイチャモンつけることに関してはミシェラン並みの男が言うのだから保証する。マヨネーズの酸味と塩コショウの味つけ、そこにたっぷりとしたさばが混ざり合わさる。

日本酒・焼酎・ビール、とにかく酒が進むのだ。ぜひ、一度。

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2008年05月12日

暴走中

仕事(毎日の労働)とはベクトルが違う方向で、なんだか自分のなかでアイデアが浮かんできた。仕事にできたら面白そうな内容だ。そういうアイデアを寝かせつつ、仕事とは別に進められたらいいなと思う。まずはホニャララから押さえてしまう。そっから先は5人ぐらいで始めたい。と、やけに抽象過ぎる文章だな。

仕方ない。自分でまとめられていないモノを誰かに伝えることなんてできないのだから。1人でするよりも5人でするほうが、話が早いって例もある。それは度胸とか勇気とかメンタルな面ではなく、実際的で物理的にだ。要するに<数で勝負>ってのだ。これからはマクロとミクロ、両極端で<数>が勝負になってくる、と思う。

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2008年05月10日

酔っ払いの戯言

親父どものワンダーランド、新橋で酒杯を酌み交わしてきた。

会社帰りにってやつだ。クソッタレなろくでもない仕事なんてのは、夕暮れまでのオママゴト。息がしたければ、漆黒の闇が街を包む前に飛び出さないと駄目だ。

島に同行した相棒から写真が焼きあがったって連絡あったので、花の金曜日に繁華街にダイブした。大露路で300円のツマミを食べて、ぼんそわで立ちんぼみたいに350円の白ワインを口にした。

相棒が持ってきた写真は最高だ。島の生活が最高だったから当然だろう。

例の、あの鳥肌がぶわっと一斉に上を向く感覚、根っこの部分から呼び起こされる感動、すべてがそこにあった。

僕には、どれも上手く言葉に出来ない。写真に収めるのも難しい。

つまり、いつまでも圧倒的に隔絶した何かがそこに横たわっているのだ。表現という手法を用いて、再現することが何時しか出来るのだろうか。本当に泣きそうな感動を得たときに、いつも思ってしまう。

要するに、何十年前かにブルース・リーが放った言葉そのものだ。

「Don't think!! Feel!(考えるな、感じるんだ)」。さて、その先には?

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2008年05月08日

テントも進化する

2000年に購入したテントが、今回の旅でついにボロっとなった。

モブログに何度か写真がちらりと映っているアレだ。もともとドンキで購入した4500円の、3人スペースを確保できるかどうかの超キリキリなテントだったので、数年前から撥水しなくなって、雨が浸透するようになってきたのだ。

シンプルな構造で軽量ではあったけれど、いよいよ買い替えの時期で、今回、酔っ払って熱い鉄なべをジュッとやってしまい穴を空け、確定的になった。

*
*

いまでこそ愛用しているテントも、10年前は、移動に関しては考慮外で、重さよりも広さを重視していた。

つまりは重くてもスペースによる快適さを選んでいたのだ。なんせこのテントだって、荷物置き場用で活用していた時期があったぐらいなのだから。で、寝食スペースとしての持ち運んでいたテントはコールマン製の6人タイプで10キロ程度あった。ずいぶんと体力があったものだ。

でも最近では、軽量化されたテントで小スペースが無難であると考えるようになり─運ぶのに便利であり、かつ設置しやすく撤退しやすい─、購入予定のテントも3キロ程度で収められるタイプを検討している。

コールマンのバックパッカー用テント、そう、ファッドX3がそれだ。

耐風性抜群の3ポール構造で、ヨーロッパ仕込みのコールマンバックパッカーテントという謳い文句。なかなかそそる。夏前にもう一本ぐらいはキャンプに行きたいので、買ってしまおうか。

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2008年05月01日

リセット中

ただいまの時間、このサイトの管理者はリセットをしに島を巡っています。

公開が許される限り、数日間は携帯からのモブログによるエントリとなりますので、島での生活を写真を添えて、ぽちぽちと更新していきます。

モブログサイトについては、右側にある画像をクリック若しくは下記リンクからジャンプしてください。

それでは、ごきげんよう。

モブログ(PSY-MOB)

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2008年04月30日

DJ稼業の最新情報

今年の3月でとりあえずクローズした表参道(まあ、1年間回したわけだけど)から、1ヶ月経ち、静養という名のサラリーマン業も、そろそろ落ち着くかもしれないので、というよりは、金曜と土曜は余裕が出てきたので、そろそろ活動の再開を予定している。

土曜日は仕事は休みなので、週末は動けるのだ。

ここでも告知したように、今度は中央線沿線の某駅すぐそばにある立ち呑み屋で回す予定。曲目はオールジャンル。こないだみたいなアンビエントとチルアウトは、盛り込まない方向。

CDJは廉価で引き取るので─持ち主の友人はバリ島に1ヶ月旅行に出かけるので、6月に─、あとは微調整を残るあまり。表参道と違い、個人の経営する立ち飲みなので、資本が違うから、5月内に急変更もあるだろう。

そんな覚悟を持ちつつ、懲りずに企画しますので、宜しくです。

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2008年04月28日

アイランド

着々と準備が進んでいる。そう、一年間に溜まった都会の汚れた垢を落としに島へ向かう。

島の生活は、自然と共存なんて生ぬるいことはいえない世界で、言うなれば、わたくしといふ現象は自然といふ大仏様の掌の扁で小さく佇む一片の蟲のやうである。と、別に旧仮名にしなくてもいいのに、そういふ気分だ。嗚呼、また繰り返してしまつた。

雷鳴におののき、太陽に感謝する。職業的にITまみれになっている自分は、どこかでバランスを必要としているようで、心の平穏を保つようにネイチュアへと飛び込む。何もないけれど全てがあるという文化的享受の逆説的世界である島のキャンプは、精神をリセットするには相応しいのだ。

そういうことで今年も島を巡る。

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2008年04月24日

たまには毒も

自分の人生なんだから、無限に拡がる可能性に挑戦しないと駄目だろう。

偉そうなことを2年も3年も言っているわりには、結局親の用意した船に乗るのは間抜けってものである。親の脛を齧るのが間抜けなんじゃない。自分のポリシーがないくせに野望ばっかり撒き散らし、それでいて発言にも責任を持たずに、駄目だったからと泣きを見て親に頼るのが間抜けなのだ。

だったら最初からでかい風呂敷を広げないほうがいい。

ダサいな。全然パンクじゃないな。

何年も付き合いがないけれど、そんな話を聞いたら、やっぱり付き合いをやめといてよかった。野暮なもんだぜ。言い訳は聞き飽きた。昔はいいスピリッツ持っていたのに。ったく。

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2008年04月23日

昼ときどき新橋

新橋らへんがランチの徒歩圏内なので、週に1度くらいは繰り出して食べに行ったりする。

それ以外は超高層ビル2X階の、とんでもなく壮大な景色に囲まれた会社専用食堂で食べている。北欧っぽいソファでゆったりと食べられて、なかなか至福なのだ(仕事中というのを除けば・・・)。

吉野家があったり、メニューも豊富で、学食程度の金額で食べられる。夜はなんと夜景を愉しみながらお酒も呑めるのだ。それもまた至福である(仕事中というのを除けば・・・)。

新橋のランチはけっこう有名どころを開拓した。

香姫のうどんに舌鼓を打ち、昭和テイスト満載の懐かしいナポリタン、そう、ポンヌフも攻めてみた。どうにもこうにもメタボリアンまっしぐらである。

そして、無名の居酒屋のランチ。夜はお酒を出している店のランチってのが旨いのだ。ボリュームたっぷりで廉価。先日食べたのは、「牛肉とピーマンの炒め物にイカフライがついて、納豆サービス、ご飯お替り自由、味噌汁飲み放題、コーヒーとオレンジジュース好きなだけ飲んでよし、サラダついて700円」というランチだ。これはさすがに驚いた。そして確実に残業20時でもお腹は空かない。

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2008年04月21日

キリム展

アースデイの行き帰りに、何人かの友人が「たばこと塩の博物館」を訪れてくれた。

嬉しい限りだ。

僕も先日は家族総出で叔父の講演とギャラリートークを聞いた。

普段から見慣れていたせいか、どうやらその貴重ぶりに鈍感だったようで、じつは日本はもとより、世界でも屈指のコレクションという事実に改めて驚いた。

150年前のキリムは失われた文化で、遊牧民達がかろうじて現代に受け継いだ遺産なのである。

講演会やらギャラリートークの動員数は館創設以来のレコードらしい。

日本には無い独創的でかつ創造力溢れるデザインは、足を運ぶ価値があるので、ぜひこの機会に観てほしい。Y本K斎さんも来ていた。ほんとうに見事である。

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2008年04月18日

大人の映写機

ピンホールカメラやテルミンや真空管アンプなど、あの頃の郷愁を呼び起こしてやまない、大きくなった男子に圧倒的人気を誇る「大人の科学」の気になる次回のアイテムは、なんと「8ミリ映写機」である。

嘘じゃない。マジだ。

7980円だけれど、今回もまた、<買い>じゃないだろうか。

僕は理科室でしか観たことがないけれど、40代より後半の諸氏は、きっと8ミリフィルムがどこかで眠っていることと思う。テルミンといい、男子な大人の心をくすぐるなぁ、毎回。

ところで、みんなは(といっても昭和49年前後に生まれた世代)小学生の頃のコマーシャルで、「まだかなまだかな~学研のおばちゃんまだかなぁ」というのを覚えているだろうか。

あの少年、僕の幼馴染なのだ。3歳くらいからの友人で、小中学校と一緒に通い、高校くらいまでツルんでいた。もう久しく会ってない。

多感期の頃は、学研の歌を歌うと恥ずかしがって激昂し、半キロくらい追いかけっこしたものである。

学研というキーワードで肩パンとか食らったり食らわせたりしていた。懐かしいものだ。

8ミリ映写機 詳細 「大人の科学」

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2008年04月17日

なんだか

ここじゃ書けない、とある海外の某企業からのアクセスをみつけ、こっそりとデザインを変更。

またそのうちどうにかなるかも。

私信:
もしかしたら、今度は焼き鳥屋でDJするかもしれません。どんな曲まわせばいいのか・・。ど演歌かね。
中央線沿線になります。格安の立ち飲み屋なので、今度はもっとお気軽に。

プランニング固まる前にお店が転覆しないように祈ります。

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2008年04月15日

驚き桃の木吉本興業

自分の卒業した学校が次々と消えてゆく東京生まれテクノ育ちの僕は、もうそんなの慣れっこです。

でもこればっかりは驚いた。となりの小学校が、なんとつい最近、吉本興業の新社屋になったという。

四谷第五小学校だ。僕はとなりの小学校なので(さて、第四なのか第六なのか・・。まあ、いいか)、何度か、お隣さん突撃という名の訪問をしたことがある。

ゴールデン街近くの第五小学校は、昼間でも歌舞伎町が近くて、猥雑な雰囲気たっぷりだったから、小学生ながらにドキドキしたものだ。チャリンコで新宿通りをかっ飛ばし、背中に刺青の入った専門職の方々に威勢のいい声をかけられたっけ。

それにしても小学校が吉本だなんて。すんごい時代だなぁ。

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2008年04月11日

今年のGW

4年目に突入したGWの島巡りは3年連続の新島に今年も決定である。

黎明期のアンジュナビーチのごとくにキャンプサイトにはバックパッカーやサーファーが集まり、焚き火をしながら踊り明かしたり、太鼓を叩いたりするのだ。

年に一度しか会えない─つまりは新島で再会するのだ─みんなも、きっと今年も訪れるのだろう。

さて、そろそろ準備を始めないと。

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2008年04月10日

トランス覚書

なんと、アノ伝説のユニットTRANSWAVEが復活を遂げたらしい。

日本でのプレイもする。クリストフという天才トランス職人が織り成す音は徹底的にゴアトランスで、深い精神世界へといざなう。10年以上前にTIMETRANCEが日本に招待したのが懐かしい。エイミーはどうしているんだろうね。

そして5月にはパラセンス。こちらもひさびさの来日。しかも日本では初という野外パーティである。今年は連れの友人も上がり調子だし、いっちょうパーティシーズンにするのもいいかも。

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2008年04月09日

デビュー戦

新橋族、果たしてそんなカテゴリがあるのやら。でも確かにあるような気もする。

テレビの街頭インタビューで登場するサラリーマン達。今年の巨人軍の行く末に苦言を申す赤ら顔のAさん、自民党の不甲斐なさに力がつい入ってしまうBさん。

どの顔も新橋だからこそっていう気負いがある気もしないでもない。自分の勤めている会社の催す呑みの席を新橋で飲むと、何ていう気持ちなのか、もしかしたら、これこそが属性意識なのかもしれない「自分が大人になったような、なってしまったような」気分になる。

よくよく考えれば、記念すべきサラリーマン飲み会を新橋でデビューするのは、野球をしている若者がいきなり大リーグのマウンドに降り立つようなものだ。

カジュアルにネクタイ外す格好なんかするんじゃなかった。もっとベタに、そう、頭に巻いて焼き鳥のお土産持つぐらいじゃなくちゃ。

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2008年04月08日

春先の出来事

春先に降る、ちょっと肌寒い小雨が好きだったりする。

土日に降られると、それなりにがっかりするのは、僕も同じで、平日に限っての話である。

物憂いな雰囲気の、せっかく薄着になったというのにタンスから厚手の長袖を引っ張り出す感覚。やれやれと思いつつも、古いアルバムをもう一度眺めるような期待感。ひっそりとした喫茶店で、うつらうつらと雨が降りそそぐ景色をボンヤリと眺めるのは格別である。

近くで猫がすやすやと気持ちよさそうに眠り込むのもよく分かるのだ。

それは季節がほんの少しだけ僕らに与えた、移ろいがもたらす静謐な気持ちなのだろう。

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2008年04月04日

花見パーティ

先週の日曜は残念なことに雨だった。せっかくの桜を愉しむことなく過ごした方も多いだろう。でも安心、天気予報によれば今週は晴れるようである。

先週の日曜に引き続いて今週末も代々木公園で春のゲリラ的に野外パーティが開催される。

昼過ぎからは噴水の右奥でサイケデリックトランスを、そして16時くらいからDEEPHOUSE系が。

16時の開催は新島で知り合った僕の友人がオーガナイズするので、もしよかったら散歩がてらにいかが?

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2008年04月03日

床屋さん

何かのニュースで読んだ記憶によると、一昔前だったら、旧店舗から新店舗に変わるのは圧倒的にコンビニエンスストアが多かったようだ。

それが近頃だと、コンビにではなく美容室や理容室に移り変わっているらしい。全国的にもコンビニの数より美容室の数が多いという。店舗自体も借りやすい。

なるほど、自分の住む町に照らし合わせてみると、たしかに美容室の数は多い。意識していないから見過ごしがちだけれど、50メートルに一店舗はある。

美容関係の仕事に就く友人は「ちょっと5年前とは比べられないほど、競争が激しいよ」とボヤいていた。まさに同職同士の潰しあいに近いとか。

美容室あるいは理容室には数えるほどの店にしかお世話になっていないし、事実、片手くらいの店舗しか知らないので ─これからも冒険しなそうだ 地元の四ツ谷にある店に通い20年以上である─ いま住んでいる街の古めかしいお店が潰れて改装し、ちょっと覗いて「こりゃ喫茶店だな」なんて心うつろにウキウキしていたのちの<出来上がりが美容室>だった場合におけるガックシ感は、なかなかのものである。

そんなに美容室が多くなくても不便じゃないのにって思うのは、果たして僕だけなんだろうか。

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2008年04月02日

トラブル

親御さんと揉め事をしていた友人が最近になって和解をした。

友人の部屋に遊びに行ったら、それはもう軽めを超えた引きこもりみたいな部屋で(といっても、友人は外出ばかりしているけど)、目のあたりにした僕もさすがに居たたまれない気持ちになって、親御さんに「任せてくれ」と申し出たのだ。

桜が満開の公園で1時間ばかり話して、彼が本当に自分のしたことを申し訳ないと感じていて、機会さえあれば許しをえたいと心の底から願っているのを理解した。プライベートな領域に属する事柄なので、ここで書くことを控えるが、どう憂慮したって、100パーセントで彼が悪いことをしたのだ。

だからあとは誠意をみせて詫びるしかない。単純だけれどそれが実直な方法だ。

そんな内容を僕は伝えた。そしてあとは勇気だけだと彼に言い聞かせ、その夜に親父さんに詫びるよう勧めた。

結果は冒頭に書いたとおりである。

誠意を見せる。目には見えない<何か>ではあるけれど、それは存在する。そしてそういうのが物事の本質的な部分で大事だったりする。

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2008年04月01日

スーツを着て思ふ

制服なんてのは中学生の3年間しか着なかったので(高校は私服)、普段着慣れない背広なんてのをちょっとあつらえてしまうと、肩が異様に凝ったりするから大変である。

社会人として致し方ないとはいえ、今まで着ないでサバイブしてただけに、まあその辛さといったら・・。

こういうのはきっと新卒の22歳ぐらいで、徹夜とか朝の5時まで呑んでいるとか、そんな風なタフな時代に洗礼を受けるべきなんだな。

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2008年03月31日

【お知らせ】

3月20日~5月6日にて展示をしています。

シルクロードの彼方、イラン.アフガニスタン.パキスタンにかけての西アジア西域に展開するバルーチ族やカシュガイ族、クルド族をはじめとした遊牧民が織り成すキリム、それらの、もはや現地でも入手不可能な百~数十年前のオールドアンティークの毛織物を集めた「丸山コレクション」を各部族ごとに百点余の作品を展示しています。

丸山イコール僕の叔父です。下記でやっています。

会場:
たばこと塩の博物館(渋谷or原宿or代々木公園近く)

開館時間:
10:00~18:00

休館日:
月曜日

料金:
大人100円
小中高生50円

その他イベント:
4月5日(土)
「各遊牧民の染織と紋様の特徴」
丸山繁(ギャラリーササーン代表)
4月20日(日)
「砂漠の旅.遊牧民とのふれあい」
丸山繁(ギャラリーササーン代表)

詳細

イランとかトルコとかのキリムとか好きな方とか興味がある方、お勧めですよ。身内びいきになっちゃうかもだけど、日本屈指のキリムあるんで。

代々木公園もすぐそばだし、もしお近くに寄った際には。どぞ。

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2008年03月28日

ご報告

髪切りました。バッサリと。来年度から※※が☆☆になってナスが含まれます。
詳細はmixiに。

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2008年03月27日

いよいよカウントダウン

The Suits Companyでこれまで頑なに着てこなかったシャツを調えたり、ABCマートでかろうじてギリギリなんじゃないかなというティンバーランドのシューズを購入したり、B5サイズのノートパソコンが格納できるカリマーの肩掛けバッグを取り急ぎ用意したりと、なんだかドレスコードって気を遣います。

来週からピアスも禁止だし(まあ、これは今まで装着していたのが不思議なのか)、Gパンなんて絶対にNGである。

ところでドレスコードってなんだろう。

女子だったらどのあたりまでがケバいのか、ケバくないのか。男子だったらどの境界線がラフになってしまうのか。

個人的には巨乳な女子はすべからくケバいというかエッチぽい気がするんだけれど、それは<巨乳がエロい>んじゃなくて<巨乳を見ている俺>がエロいんだろうね、きっと。

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2008年03月26日

サーバ更新手続

今年もレンタルサーバの契約更新を行なう予定です。
ディスク使用量を追加。

今後ともPSYBABA.NETをよろしくお願いしますmm

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2008年03月25日

王様の耳はロバの耳

イソップ童話だかに「王様の耳はロバの耳」という物語がある。

ひょんなことから王様の耳がロバの耳だと知ってしまった下僕あるいは農民(あれ、床屋だっけ?)が、どうしてもその事実を言いたくて、でも言ってしまうと処刑されてしまうから我慢しているという出だしで始まる。

結局、その農民は穴だか井戸に向かって、「王様の耳はロバの耳」と叫んでスッキリした。めでたしめでたし、そんな話だ。

王様の耳がロバの耳だってことは、井戸を通じて民衆に知れ渡ってしまったんだけど、そのあと果たして王様が自身の地位を護ることができたのか、農民は公開処刑を喰らってしまったのか、それとも勇気ある若者として幸せに暮らしたのか、そのあたりをイマイチ覚えていない。

自分で抱えきれない事実を知ってしまった時、僕だったらどうするんだろうか。

ロバの耳ぐらいだったら耐えられそうだけれど、たとえば大統領が火星人だったら!? うーむ、井戸に向かって叫んでも誰も信じてもらえないかもしれない。

とある先日、都内某所の某通りで、たしかに僕はノーパンの女性をこの眼で確認したのだ。

でも不思議なことに、その場所に5人も友人がいたのに誰一人として見た者はいなかった。

「いや、いたんだって、マジで」
「またまたぁ、それってほんとは見たいって願望なんじゃないの」

虚しい会話が繰り返されるだけだった。

「春先のOLはノーパンツー」

井戸に向かって叫びたい気分だった。果たしてあの女子の身に一体全体どんなことが起きたのやら。

罰ゲーム?ドッキリ?

生活して三十数年、東京にはまだトワイライトゾーンがあるようです。

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2008年03月21日

FREE TIBET

インドでは地理上の関係から東西南北のいずれの場所でも、チベタンに出会える。

ゴアにはチベタンレストランがあって、そこでチベット料理に舌鼓をうった。アンジュナビーチからカラングートに抜ける途中に、チベット人医師の診療所があって、そこでチベット医学による診療をうけた。

チベット人医師は慎み深い目で僕に「もし夢の中で辛いことがあったら、これを飲みなさい」と黒くて苦味のある丸薬をくれた。

僕はその頃、派手な遊びが影響して精神的に不安定であり、実際に<夢の中で辛いこと>があって、どうにかしたいと旅行中考え悩んでいたので、ただただチベット人医師の指摘に驚くばかりであった。

「どうしてそんなことが分かるんですか」と訊ねても、幾分か頷き、ニコニコとブッダのように微笑むだけであった。またゴアのフリーマーケットではチベット人から琥珀(アンバー)を譲り受けた。 (写真

ただ、必ずしもすべてのチベタンが善良ということでもない。ネパールではチベタンに騙されたこともある。だから一概には言えない。

一方、必ずしもすべての中国人が悪鬼ということでもない。僕は何度か中国人に助けられている。サンフランシスコのチャイナタウンで、見ず知らずの僕に一宿一飯を提供してくれたチャンさんのことは一生忘れない。

たしかに中国思想というのはあるけれど(←どうしようもなくかなりの自己中心的な考え)、それを差し抜いても全員が全員悪いとは限らないのだ。むしろ、そのような全体的理論は危険だ。

でも、正しいこともあれば間違ったこともある。個人という枠組みを抜けて、国家的イデオロギーが及んだ中国に果たして正義が存在しているのか疑問である。

週末、僕はデモに参加する。旅先で出会ったチベタンのために。

詳細

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2008年03月18日

お墓参り

明日は年休で休みだ。明後日が春分の日で祝日なので、連休となる。

山梨県南アルプス市に帰省して、祖母のお墓参りをする予定だ。おばあちゃんにちゃんとご報告しなくちゃいけないことがあるのだ。

僕はのび太もビックリするぐらいにおばあちゃん子で、小さい頃は、ずーっとおばあちゃんと一緒だった。亡くなる数年前は僕自身がパーティナッツになってしまって、田舎に遊びに行くこと自体がご無沙汰となってしまってた。亡くなる直前の半年前、5年ぶりぐらいに会った。おばあちゃんはとっても小さくなっていて、時の流れの恐ろしさを感じた。

だから僕はいま、ずっと孝行が出来なかったことを引きずっている。たぶん、これからもずっと引きずるだろう。僕に出来ることは、きちんとお墓参りをして、お墓の前でしっかりとおばあちゃんにご報告をすることである。本当なら、大学卒業した年の4月にご報告するわけだけど、僕はインドに滞在していて、それからもネパールにいったりバリ島で沈没したりして、結局、この年になってしまった。

明日、高速バスに乗りアルプスに向かう。

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2008年03月12日

草分け的存在

歌舞伎町のコマ劇場にあるボーリング場で、100円をジュークボックスに投入してレピッシュの「パヤパヤ」を流していたのが、もう20年以上も昔の中学生時代だなんて、にわかに信じられない事実だ。

ジャンピング ダンスダンスダンス♪というフレーズの部分で、ボーリングそっちのけに踊ってしまったものである。

日本における元祖スカパンク。そのボーカルの上田現が先日亡くなった。

「パヤパヤ」のPVは、当時としてはかなりイカれていて、中学生には十分な刺激と影響を与えてくれた。

ファンも参列が許された葬儀は、奇しくも信濃町の千日谷会堂で執り行われる。

実家から自転車ですぐだ。千日谷会堂から5分程度の絵画館には大きな池があって、まさに当時、ここで夜通し遊んだりしていたのである。

レピッシュか・・・。久しく聴いていなかったな。

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2008年03月11日

春と花見と手巻き寿司

近いうちに「手巻き寿司パーティ」を催します。みんなでマキマキ。

好きな具材を巻いちゃうパーティ。

詳細は後日。

では。

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2008年03月10日

フレグランス

90年代の中頃、渋谷のセンター街で、リーバイス646と呼ばれる時代錯誤なベルボトムを穿いてエンジニアブーツを決めこみ、日がな地べたに座りこんでいた十代の若者(アメリカだったらコジキ寸前)が闊歩した。

彼らのあいだで流行ったアイテムが幾つかあり、そのなかでも特殊だったのが香水だった。

そのファッションスタイルとはよほど程遠いだろう、シャネルのエゴイストが渋谷センター街の一世を風靡した。あるいは同じくシャネルのアンティウス。僅かな期間であったにせよ、この2つが渋谷を代表する香水だった。やがて半年ぐらい経つと、ギラロッシュのドラッカーが主流となり、ckとかが台頭した。

わけも分からずに香水をつけていたので、みんな5プッシュぐらいして、ぷんぷんな状態であった。僕もエゴイストとアンティウスが最初の香水で、ちょっと多めに7プッシュぐらいしていた。クラクラである。

そんな流行がキッカケとなり、一時は随分と香水を集めたものだ。

ネット未到来時代の日本未発売ものがウハーなご時勢に、知り合いがNYに行くとなれば、限定品を土産に頼み、タイを訪れるたびに新作を探した(そう、どういうわけか、タイは日本未発売の香水がゴロゴロしているのだ)。その収集癖の影響で、何年も経つのに、いまだ使いきれていない香水が押入れにゴロゴロしている。

ダビドフのクールウォーターは随分と長い間、愛用していた香水で、発売の年にバンコクで購入した。これは2本所有していて、なんだかんだで一昨年まで愛用していた。クールウォーターがなくなってからは、ちょっと整理整頓しようと、溜まりまくっている香水を使いはじめた。

最近になってようやく片がついてきたので、久しぶりに香水屋さんを訪れたら、まさに<ひとめぼれ>にピッタリな一品がでてきた。95年にサイアムスクエアでckのoneを嗅いだ以来の衝撃である。目がトロトロしてしまうユニな香り。収集癖が再発しそうな勢いだ。

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2008年03月07日

方向性と転換

毎週末レギュラーでDJをしているお店は、来週で1周年となる。

4月からは完全にダイニングバーとして運営することが決定事項となった。好きな音楽を好きな場所で好きな人たちに対して流すという願いは、傲慢すぎるとか、DJの何たるかを分かっていないとか指摘があるとしても、先週土曜に流したR30的音楽で、学生時代の友人Rが帰り際に「懐かしくて涙が出そうになったよ、ありがとう」と反応してくれた言葉が嬉しいし、Yちゃんが「このバージョンは誰が歌っているの?」と訊ねてくれるのが糧となる。

Rに関して言えば、彼が毎週クラブで暴れていた頃のトラックだもの。コンセプトはBack To 90'で、まさにそういう声を待っていたのよ。

こちらこそありがとう。いいケジメになったし、整理整頓ができてサッパリしたよ。

<2008.03.01 Back to 90' #Track>
01.Hey D.J.
02.Regulate
03.Boombastic
04.Boom Shack-A-Lak
05.Come Baby Come
06.Boom Shake The Room
07.Fight For Your Right
08.How Gee
09.Jump Around
10.Do you wanna Get Funcy
11.Got To Be Real #1
12.I'll do For you
13.Got To Be Real #2
14.GoodyGoody
15.Hiphop Hooray
16.Really Into You
17.I'll Be Around
18.No Woman No Cry

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2008年03月06日

題名のないつぶやき

今日できることは今日のうちにやれって話は正しい。

そしてこれも正しい。明日でも間に合うことは明日のうちにやればいい、という言葉。

明日なき疾走。昇らない太陽と輝かない月。偶然と必然。堕落と再生。

嗚呼、自分を憐れんでいる暇もない。。。。

うーん、どうしよ。

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2008年03月05日

ヴィクトリー

このような属性分類が決して正しくないのは承知で書くと、ヒラリーさんは<女性代表>で、オバマ氏はポリティカルコレクト的に表現して<アフリカ系アメリカン代表>という属性になる。

では、<アフリカ系アメリカンでかつ女性>である有権者はどう動くのだろう。あるいは<女性かつアフリカ系アメリカン>は。

その属性を持ち合わせていない有権者がいるので、大多数という捉え方は控えるべきなのだが、属性選挙で当選が左右されるとしたら、どちらに勝利の女神が微笑むのか想像するのも愉しい。

つまるところ他所の国の政治話になるので、個人的には、2036年からやってきたと主張して忽然と消え去った時間旅行者ジョンタイターが予言する、「アメリカ初の女性大統領が誕生する」という内容が、果たしてウソかまことのどっちになるかと、気になっているぐらい。ちなみに僕は人生の何分の一かを過ごしているわりには、まだ選挙に・・・。

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2008年03月04日

さて

いっぱいいっぱいです。

じゃあ、上の文の「い」を「お」に変えて言ってみましょうか。

おっぱいおっぱいです、と答えたそこのアナタ。アナタもやっぱり、いっぱいいっぱいですよ。

だって答えは、「おっぱおおっぱおです」なので。

そんなこんなで、ちょっと更新が不定期に。よろしゅう。

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2008年02月29日

新春会

今日は、というよりは、今年は「うるう年」なので、2月のカレンダーには1日多く日付が設定されている。

ご存知、2月29日である。4年に一度なので、オリンピックが開催される年でもある。

ついこないだまで正月だったのにねぇと世間で囁かれるのとしたら、わりとこの時期あたりで、僕もカレンダーを見ていてちょっと驚いた。

明日はもう3月だ。光陰矢のごとし、Time flies like an arrow.

ウカウカしていられないので、キューが溜まっている諸々の予定を消化しておかないと、次回振り返った時には、ついこないだまで8月だったのにねぇなんて言いかねない。

A君が事情によって今回は見送りになっちゃうのは残念で致し方ない新年会を、いよいよ満を持して3月1日に開く予定だ。

新年会よりも新春会のほうがしっくりと要を得ているかも。

大学生時代、一緒にアルバイトをした仲間やその家族、合計7人が集り、渋谷道玄坂にある和食系居酒屋にて。炙り〆鯖を食べて焼酎を片手に。

2軒目には表参道に向かい、DJする予定ですよん。

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2008年02月28日

キャリア変更

距離感を保って価格以外の面で差別化を図らなくてはDSL事業のように価格競争に巻き込まれると、無料通話について懸念をしていたキャリア2社(KDDI DOCOMO)も、ついに家族間無料通話サービスをスタートさせる。エンドユーザにとっては好材料になりえる新サービスは、キャリアにとっては長期スパンで捉えると減収幅が膨大になるので実質の利益率が下降する。これは投機筋には懸念材料になりがちだ。

そのせいもあってキャリア3社とも株価が下がっている。(って僕は株とかしていないんだけど。ニュースで見ている感じでは)

auが家族間無料通話をスタートした時点で、かなり食指が動かされて、とうとう「バイバイキン、ドコモ」って言いそうになったのは僕だけじゃないだろう。しかし、追随する形でドコモも始める。

まだしばらくはドコモでいいか・・、そんな風な気持ちになるのと同時に、2年縛りの罠にどこかで引っ掛かっていないだろうか確認もしなくてはならない。

ケータイのキャリア変更を検討するときは<月ごとの月額料金>の差額で選択するよりは、<2年間で発生するトータルの月額料金>が3社間でどれだけ差が開いているか、そのへんに焦点を定めたほうがいいかもしれない。

目先の1ヶ月でお得でも、恐らくは2年縛りの契約になるので、2年間で考えると損しているかもしれないのだ。

しかし、こうなると、いよいよ自宅にある固定電話の使い道がなくなってくる。僕自身、いま住んでいる自分ところの固定電話番号はソラで言えない。馴染みが無さ過ぎて憶えていないのである。

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2008年02月27日

ロシア版

ロシアでも「オレオレ詐欺」が流行っているみたいだ。

ロシアというと、KGBとかスパイとか秘密警察のイメージを勝手に持っちゃっているので、「オレオレ詐欺」も凄みがあるんだろうなぁなんて、つい想像してしまう。

「俺だスキー、俺だスキー、ママン2万ルーブル用意シェターニャ」なんて電話口で言っているんだろうか。

産経新聞のニュースに拠れば、被害総額は4千万円を超えているっていうから甚大である。

ロシアといえば、キャビアが有名だ。世界三大珍味のひとつであるキャビアを、銀座にある某料亭で何度か食べたことがある。丁寧な料理が好評の店で、静かに心行くまで食材を堪能できるのが気に入り、3年ぐらい前にちょくちょく行っていたのだ。

2万5千円のコース料理の中盤で登場した。何かの料理に添えてあったか、お酒のちょっとした口直しだったか。どうにか思い出そうにも、記憶が定かではない。

濃淡な灰色をしたキャビアは<黒い宝石>と称されるだけに、目の前に出されたキャビアも輝きを放っていたのは鮮明なほど記憶に残っている。ただ如何せん、当時はそれほど東京に置いていなかった「マヤンの呟き」で酩酊したり、若気の至りもあって、普段呑まないブランデーなんぞも呑んだりと、デタラメぶりを発揮して、有り難味も分からずに平らげてしまった。銀座には久しく行っていない。店も結構変わったんだろうか。まあ、それよりもやっぱり新橋のほうが気楽で居心地が良かったりする。

そして一度でいいから街頭インタビューってのを受けてみたい。赤っ恥をお茶の間にお披露目するのだ。植木等の「ニッポン無責任時代」を継承する形で。

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2008年02月26日

月曜ナイト

月曜の夜、つまりは昨日の夜に表参道でDJをした。

原宿駅から歩いていると、街は土曜の顔とは違う、なんだか「経済が動いているぞ」という活気に満ちていて、そこはかとなく期待が漂っていた。

バーテンのIさんと駄洒落を言いあって盛り上がり、コック長のAさんに美味しい料理を教えてもらい、店を切り盛りしているOさんと静かに談笑するという、いつもながらの夜を迎えた。

巨峰のお酒にヨーグルトテイストのリキュールを合わせて、ジンジャーエールで割ったオリジナルドリンクをグビグビと呑んで、「果たしてこのあと回せるのか」と一抹の不安が過ぎったあたりに、「もしかして昔パーティにいませんでした?」と声が届いた。

どうやらお客さんの一人がパーティピープルで、それこそ96年頃のレインボーでお店を出していたらしい。

昔撮ったパーティの写真に僕が写っているなんて、なんとも偶然な物語だ。スピークイージーやらイクイノやらisnt'itやら懐かしい話題がゴロゴロ出てきたのである。

同じ戦場に赴いて、同じタコツボで戦火を潜ったであろう戦友に再会したような気持ちになり、とたんに楽しくなった。カナダから帰って来たというAちゃんは表参道にある事務所で外国人向けのフリーペーパーを作っているとか。

週末とはまた異なる、素敵な夜に乾杯。今日も回しますよん。

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2008年02月25日

フラダンス2008

土曜日はひさびさのベイホール。

ROVOが繰り広げる最強にウンニョリした音で宇宙に飛ばされて、REE.Kが紡ぐミニマルな音で昂揚して、Dachamboのライブで昇天。

なんていうか、ベイホールの階段登って左側にトイレがあって、入口はいると左右に弧の字型に廊下が広がっていて、ちょこっと登るとステージが見渡せるあの感じ、やっぱり気持ちいい。

ほんとにひさびさのベイだったので、震えて鳥肌立ったよ。

近所に住むG君カップルやパーティ仲間に会えて盛り上がった。気がついたら目を閉じてフラフラとダンス。これぞまさしくフラダンス。さて、おあとがよろしいようで・・

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2008年02月22日

Back To 246

アレゲな曲をリストアップ。246沿いにあった初期Pylon的なノリで。いまさらにコレクトしたのでけっこうドタバタしましたが、次週のお店で。

01.Boombastic
02.Hey D.J.
03.Regulate
04.Boom Shack-A-Lak
05.Come Baby Come
06.Boom Shake The Room
07.Fight For Your Right
08.How Gee
09.Jump Around
10.Do you wanna Get Funcy
11.Got To Be Real #1
12.I'll do For you
13.Got To Be Real #2
14.GoodyGoody
15.Hiphop Hooray
16.Really Into You
17.I'll Be Around
18.No Woman No Cry

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2008年02月21日

出張 地獄酒場

モブログに幾つかの写真をアップしている通り、先日、箱根を訪れた。

富士の帰りに箱根に立ち寄ることを除けば、箱根のみを目的とした旅は高校3年の遠足以来だ。ロマンスカーに乗り(50000形の素晴らしさと言ったら、嗚呼)、箱根湯本駅に僅か1時間半で到着した。

箱根登山鉄道は箱根湯本駅から出ているので、おそらくは十数年前にも当駅を利用したはずだけれど、どういうことか、まったく記憶がない。

駅前にして温泉宿が立ち並ぶ光景は新鮮で、旅情感を奮わせる。

全国的知名度にして小田急新宿駅から1時間半の利便性。久しく敬遠していた箱根はあらためて訪れると、やはり最高である。

そこで、一緒に遊んでいる地獄酒場巡りの猛者たちと、パーティじゃなくて旅をしたいと、前々から思っていたので、ざっくりとこんなプランを練ってみた。

4月ぐらいをめどに実現したいものだ。

大ジョッキの焼酎が300円という酒場を巡り、千円でベロベロに酩酊する、俗に言う<千べろ>をこなせるバックパッカーならではの旅である。

===

▼プラン名
出張 地獄酒場「天国に一番近い酒場」

▼催行者
ライター、絵描き、DJ の3名ほか

▼今回の地獄
「かっぱ天国」

▼地獄のありか
箱根湯本駅徒歩1分

▼日程
○月○日~○月○日の一泊二日

▼旅費
1万2千円

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2008年02月20日

学習

職業柄の特殊な事情があって、必ずしも毎日仕事をしているわけではない友人がいる。

1ヶ月まるまる日曜日というスケジュールもあれば、土日なしの怒涛の1ヶ月を過ごしたりしている。一見、優雅そうに映るその生活スタイルは、いざ自らの身に差し迫ってくると、けっこう堪えるらしく、自分自身の予定表に飲まれないよう、徹底的な自己管理が大事なんだとか。

それでもやはり、平日の連休は他には変えられない特典があるようで、たとえば、ちょっとしたお出かけをしても、何処に行くにも道は空いているし、旅館は平日料金で、土日に泊まるのより半額近く安い上にサービスも行き届いているという。なんとも羨ましい話である。

誰の人生にも悩みがあるように、彼もまた迷える子羊の一人として、家業を継ぐかどうか決めかねている時期があった。友人は幾度となく一人暮らしをして、新天地で仕事を始めては「自分の人生の資質はどうなっているのか」と、そんなことを考え、行動に移していた。

この「考え→行動」までの決断力が、じつに絶妙のタイミングと決断力で、僕は思わず賛辞を呈した。

僕は行動へ移すまでの時間を徹底的に費やすタイプで、考えられる可能性を全て洗い出すのだけれども、彼はとりあえず動くというところから始める向きがある。

どちらも一長一短ではあるのは否めないにせよ、行動に移すまで時間を費やしすぎるのは、時として煮詰まりすぎてしまい、行動そのものが実現しきらない場合もある。

落語か何かで、著名な棋士があまりにも次の一手を考えすぎて、とうとう脳内で相手に詰められてしまい、一手も出さずに「参りました」と、駒を並べただけの状態で降参してしまったなんて笑い話があるけれど、まさにその状態に陥ることも拭いきれない。

「いいと思ったらすぐに動いてみる」

彼は笑いながら簡単に教えてくれた。でも、簡単なことこそ達成するのが難しいというのも、また真理である。

一つ学んだようだ。

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2008年02月15日

ポトス

去年の何月だったか、お気に入りのホームセンターで、観葉植物のポトスを購入した。

けっこうな大きさのポトスで、1500円。これが最近どうしてか元気がない。

葉っぱがシナシナとへたれるのだ。まるで全速力をしきって力果てたマラソン選手のようである。

ネットで調べてみると、根腐れをするから冬には水やりを抑えたほうがいいとアドバイスしてある。ここのところ元気がないので、思い切り水を与えてた。うーむ、またやってしまったのか。

日陰でも育つけれど、ちょっとは太陽に充てたほうがいいらしい。ちょっと窓際においてみよう。

ポトスに限らず植物は気持ちいい。そのうちココナッツが生い茂る南国あたりで過ごしたいものだ。刺激が少なすぎてボケるのも早そうだけれども。

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2008年02月14日

エコロジー

自然環境問題へ意識の高い方々が、日常生活において注意を向け、また問題として捉えている対象に割り箸がある。

森林伐採の象徴的な生産物として槍玉に挙げられる割り箸は、国内生産に限れば、実際には環境破壊に結びつかない生産工程で仕上げられている。木材加工品を作る過程で生じた木屑で割り箸が作られるので、割り箸のために直接的に森林が伐採されることはない。

一方、輸入品となると、主に中国で生産されるが、割り箸のために森林が乱伐されて、直接的影響が計り知れない。

事実、割り箸のために森林が失われているともされている。

エコロジーの観念といえども、定着していなければ、日常生活上で表面化するのは好ましくないと僕は考えているので、割り箸のトピックスが端々に登場するたびに森林伐採のテーマに発展すると、やるせない気分になったりする。エコロジーの観念そのものが昇華して、エチケットでもマナーでもない、日常そのものとして成立する日があって欲しいと願っている。

自前の箸を持ち歩く、いわゆる<マイ箸>は僕の周りに実践している人が多くて、友人達は鞄に携帯して、居酒屋なんかでも使用している。

僕はエコロジーの方向から持ち歩くのは、エゴっぽくて厭らしいって、抵抗感を露わにして、地球のためになんてのは口が裂けても言えないのだけれども、割り箸の輸入品については、てんこ盛りの漂白剤や防カビ剤がぶち込まれている実態を知ってからは、出来れば<マイ箸>を使いたいと思うようになった。

僕が怖いと思うのは、コレは絶対に日本のモノだろうっていう物品が、実は海外製品だったりするのが最近怖い。

納豆なんてのは、日本で作られていると思っているし、線香だってそうである。もっといえば、ご祝儀袋だって日本で作られていると信じているし、日本酒や味噌や醤油や鰹節も同じだ。

でも近頃はそうじゃない。

こりゃ日本モノだろうっていうものが、ごくごく普通に海外で生産され、輸入されている。これまでにないスタンダードが身近に迫っている。

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2008年02月13日

数年前

チョコレートが貰えるんだぜ!と、北九州の繁華街にある「とんがりくん」というお触りパブに一直線で向かった友人がいた。

それは単なる<ご指名確保作戦>なのでは・・・とは、彼の燃える眼を見る限りは伝えられなかった。翌日、彼は戦利品のチョコレートを見せてくれた。ロッテだか森永だかの既製品のチョコレート。

幾ら使ったのか訊ねてみると、胸を張り「3万ちょいだよ」と答えた。きっと不況ってのは経済学者が決めた戯言なんだろう。そんな風に思った。

そういえば、その年の2月14日も銀白の雪景色だったけ。

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2008年02月12日

渡辺克巳-写真展

僕が好きな写真家の渡辺克巳。すでに他界されてしまった<流しの写真屋>と呼ばれた人である。

新宿の路上に佇む、愛すべき猥雑な連中を記録し続けた。

混沌とした時代を収めた彼の写真に残る人々は、みなイイ顔をしている。カメラを向けられるというのがそれほどカジュアルじゃなく、ちょっとした<ハレ>な行動であった時代が、ほんの少し前にはあったのだ。

だから彼らは一様に、カメラを向けられた緊張感が漂っている。そしてユーモラスだ。

あらためて注目を浴びている渡辺克巳の写真展が下記にて開催。


会期 2008年2月9日~4月20日(日)
休館日:月曜日(2月11日は開館)
開館時間:11時より19時まで(毎週水曜日は21時まで延長)
入館料:大人 1000円 学生(25歳以下) 800円
※会期中何度でも入場できるパスポート制チケット

詳細

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2008年02月07日

名脇役

予備校時代の友人K-B君は、外食する時に高頻度で焼肉を食べるというし、実際にK-B君と遊ぶ時には焼肉屋を訪れるケースが多く、また彼が連れて行ってくれる店は食通だけあって、安い上にめちゃくちゃ旨い。一人焼肉もへっちゃらという彼ならではの厳選チョイスで毎回驚かされる。

僕は外食をするときは、旨い肉より旨い魚を探求したい傾向が20歳過ぎた頃からあるので(というのも、数年間は肉を食さない生活をしていた)、魚系のお店に足を運ぶ率が高い。

それでも半年に一度ぐらいのルーティンで<お肉モード>となったりして、自ら焼肉屋に行く。

肉の焼き方については一人につき一家言ある上に、店にもこだわりがあるようで、最終的には鉄板で焼くのが柔らかくて一番旨いという説と、やっぱり炭火で脂を落とす焼き方が理にかなっているんだよという説が、いまもなお入り乱れていて、どちらも座を譲らない。

個人的には見た目のワイルドさと野性味に惹かれて、炭火焼が一歩リードしている。真っ赤に轟々と炎をちらす炭火は、原始的な愉しみがあっていい。日常的な行動である<食事>に現われた太古を彷彿させる祝祭的装置は痺れる。

焼肉なので肉をジュウジュウと焼くのがメインテーマは言わずもがな、意外とハマるのがニンニクのホイル焼きである。

たっぷりとした香り豊かな胡麻油に、剥いたばかりのニンニクが丸ごと。アルミ皿に乗ったそれを弱火でじわりじわり暖めるのである。

あらかじめ塩を混ぜてもいいし、ほっこり焼きあがったあとでもいい。粗塩があればそれに越したことはない。

胡麻油が沸騰したあたりの、焦げ目が黄金色についたニンニクの滋味溢れる香ばしさは、秋にたわわと実る銀杏に通ずるとでも言おうか、濃厚なからすみの味わいに匹敵するとでも言おうか。

よく冷えた麦酒を片手に。

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2008年02月05日

2008年02月スケジュール

今月のDJスケジュールはこちら。
土曜日のレジデントで回します。

気持ちの良い音楽とともに、今月もまた、皆さんにお会いできることを楽しみにしております^^

++ Monthly schedule(20080205 update) ++

-->02月02日(土曜) 22:00~
-->02月09日(土曜) 22:00~
-->02月16日(土曜) 22:00~
-->02月23日(土曜) 22:00~(?)

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2008年02月04日

まれ日更新

僕は日々の出来事や所感が綴られた、いわゆる<日記>は公開されるべきではないと考えているので、よほどの場合を除いて、当ブログではその手の出来事に触れることはない。

そういった点から考察すると、このブログは記録としてはまるで価値がないものである。いってみれば、過去のログを見て、自分が何をしていたか追跡することは不可能な日記ということだ。

その上、特定日を除いて土日祝日にアップされることは、めったにない。土日祝日は、なんだかんだであんまり自宅に居ない。それらの日は記事すらないのである。

モブログでは土日祝日の出来事を断的ながらに載せているが、酔っ払っていたり電池がなかったり、その他諸所の事情で見送られたりしているので、掲載は毎度のことではない。以上の理由から記事は月~金に限定して載せるよう、俺マイルールな運用を作った。とりあえず、デタラメ進行なブログでも約束事を設けなくてはと考えたのだ。

それでもたまには、こんな記事を書いてみるのも新鮮でいいかもしれない。

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02月02日

11時に起床。

昨晩、学生時代の友人と吉祥寺で呑みすぎたのでアタマが痛い。外を見ると晴れ。

ベランダ園芸と部屋の観葉植物に水を与えて、明日の節分に向けて豆を調達。ほとんど寝巻きの姿で目の前の八百屋に。年齢の数だけ豆を食べる慣わしなので、一袋39円という怪しい豆の原産地を念入りにチェック。うしろから「豆?豆?豆撒くの?」と囁き声が聞こえてくる。おかしな変質者かと思い、振り向かずに無視していたら、まだ「豆?豆?豆撒くの?」と言っているので振り返ると、近所に住むパーティ仲間のG君。八百屋の向かいのコインランドリーで洗濯中らしい。

国産だと分かり、節分の豆、果物、野菜、牛乳を購入。G君と立ち話。今日、下北に前売りチケットを買いに行くとか。23日のベイホールだ。Dachambo、Mayuriと、かなりくすぐられるメンツ。それよりなによりベイホールってのがねぇ。聖地である聖地。無条件にアッパーになれる箱だ。800人限定だし、行くとしたら前売り買ってからじゃないと。どうすんの?って訊ねられたけれど、「ちょっとまだ悩むわ」と返す。Wちゃんが朝ごはん作っているからとG君が家に帰ったので、僕も自分とこに帰る。

*
*

今宵はDJを控えているから、ケーブルテレビの旅チャンネルを点けながら音ネタを整理する。

こんなの買ったけ?というCDが4枚出てきて驚く。ステレオでざっくり確認。3分の2使えたらいいほうだ。戴きものの珈琲を淹れて、チェックを続ける。

平行して、肉弟君に貰った宮部みゆきをちょっとだけ読む。会社近くのタイ料理屋で、先週の木曜日に肉弟君と舌鼓を打ったのだ。読まず嫌いがあるとしたら僕にとっては、この作者である。なぜかいまだに読んだことがない。けっこう面白い。収集癖が再発しそうである。本棚は買い足したというのに、満杯だから困るものだ。

*
*

CD聴いているところにパーティ仲間のT君からメール。夕方ぐらいに呑まない?ってお誘い。

快諾する。

駅裏の焼きとん屋が知る人ぞ知る都内の名店なので、16時から串をつつく。

「そういや昨日の晩、M子たちから電話があってさー」と話したら、T君のところにも掛かってきたらしい。

ったく、酔っ払いどもめが。夜中にCATVでトムクルーズの映画を観ていたら、ケータイが鳴り、国分寺においでよと誘われたけれど断ったのだ。

どうせ二日酔いで苦しんでいるだろうとM子に電話。「アタマ痛すぎてさー。死にそうよ」ゲラゲラ。愛すべきパーティ&呑み仲間とはこのことである。

近々開催予定のY公園パーティに行くから宜しくねと、電話を切る。2軒目の焼酎バーは大したことがなかった。珍しい焼酎もないし、席料とお通し取られて、2人で3杯呑んで2700円。どうりで空いていたわけだ。お通しはありだけど、席料500円ってのはちょっと。焼酎出すんだったら、カジュアルじゃないとね。このご時勢、厳しいんじゃないかな。

*
*

20時過ぎたので表参道に。コース料理を食べている若者カップルが幾つか。ご年配の方がいらっしゃらないので、JAZZではなくテクノ寄りの構成にする。

T君も来てくれたし、トランスを選曲。

カウンターにMさんがいたので、ご挨拶。六本木のバーでバーテンをしている女性だ。クリスマスパーティ以来の再会。相変わらずお元気そうである。六本木のお客さんもいまから来るらしい。軽く名刺交換。

ミニマムテクノからBPMを上げて、ハルシノ、インフェクテッド、アストラル、X-DREAMとこってりとした<演歌>な選曲。踊りそうになるT君。DJしていて一番嬉しい瞬間だ。K君&Iさん登場。k君にバトンタッチ。「ピカデリア」からきっちり繋げてくれる。うーむ、すごい。

終始トランス&テクノ一色だったので最高。来週はお休み予定のところ、どうやらK君がビデオ録画、Oさんの知り合いのIM君がデジタルで保存してくれるということなので、参戦決定。画面にひっつかなくても大丈夫な予感。来週もこってり回します。

あと、K君から衝撃的ニュース。イエローが閉店だとか。またひとつ老舗の箱が消えるのか。表参道のDJ終わったあとにイエローに行く計画があるので、実行しないと。オルメカのテキーラトニック3杯飲んで撃沈。外は随分と寒い。明日は雪が降るらしい。

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2008年01月31日

ありえなくもない話

餃子を食って死に掛けるというのは、鉛筆握ったら鼻血が止まらなくなったというぐらい銀河が離れている出来事だ。

チラっとテレビを観てみると「食中毒」と軒並み伝えているけれど、意識不明に陥るのは、もはや「食中毒」のレベルを超えている。

先日、新宿二丁目にある業務用スーパーに食材を買出しに行ったので、何か危険そうなブツを買っちゃわなかったかなと考えてしまった。輸入に依存している国の国民としては、その依存に相応しい方法でサバイブしないといけないんだろうね。

これからは食品関連にとどまらず、生活していく上で何が起きても不思議じゃないっていう感覚を自分自身に実装させないとダメだ。

そのうち金魚が喋って目玉焼きで電話が出来る日が訪れるかもしれない。

荒唐無稽だけれど、餃子で死に掛けるんだから可能性はゼロとは言い切れない。

でも、まあ、まさかね。

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2008年01月30日

事前の確認を!

あえて現実社会と仮想社会を、アナログとデジタルに区別して進めると、アナログ店舗のマーケティングには非常に色濃く<商圏>というものが重要視されるんだと思うようになってきた。

<商圏>というのは、平たく言うと、ある店舗を出店するときに、その店舗を中心点とした影響のある地理的環境である。商圏の性格によって、料金・雰囲気・店員など同スペックで出店したとしても、高円寺だったらピンとくるのに、吉祥寺だったら何だか閑古鳥みたいな状況が発生する。

オーナーにしてみれば、まさに死活問題である。

商圏分析で最もポピュラーで王道なのが、通行量調査だそうだ。ときどきグッドでウイルなバイト先から派遣された若者が、パイプ椅子に座ってカウンターをカチャカチャ鳴らして計測しているアレである。彼らは、これから出店されるだろうお店が必要とする店舗手前の通行傾向や駅の流入を計測しているのである。

年齢別・性別・職種別と多岐に渡り分類されて通行量は割り出される。その通行量の何パーセントが見込客として取り込むことができるかがキーワードだったりする。また取り込むべき対策が明確になるので、方向性を見出しやすい。

こんなことは僕がどうこういうのではなく、マーケティング会社がすでに指摘しているのだが、競合店の存在や宣伝効果による顧客を加味するまでもなく、<商圏>における通行量を分析するとき、その母数(つまりは総数)が大きくなくては話しにならない。

店を出してから軌道修正するとかではなく、原理原則にまで立ち戻ると、そういうところをおろそかにしてはいけないんだと思う。

プレゼンをしているとしばし「そもそも論」が登場するように、そもそもそんなところにお店を出すんじゃなかったっていう店が潰れちゃったりする。

去年の夏ぐらいに、こんな場所でおむすび屋さんを!?という無謀な出店がR246沿いにあった。

おにぎりは150円。道路に面しているので、家賃は35万超え(推測)。おむすびを何個売らないと元が取れるのか計算するまでもなく、ふと気がつくと2ヶ月弱で撤退していた。

何というか、ここまで達するとバクチみたいな世界である。

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2008年01月29日

やんちゃ。

長年パーティ業界の境界線で明日なき沈没を続けていると、さまざまな人間模様にめぐり合わせたりする。

現実社会と上手に向き合えない連中はそれぞれ苦労をしているようで、アンプの中に小人が住んでいると数年信じているパーティ仲間の一人は、社会復帰が計算不能なレベルで程遠い状態だ。彼の口癖は「そうそう、いま聞こえてくる音って全部が全部、小人のしわざだかんね。超ヤバイよ、小人」で、やはり一般人として生活するには足りない部分がまだありそうである。

もう一人のパーティ仲間は、森羅万象のコミュニケーションを<ギブ アンド テイク>に差し替える性格が仇となって、孤立無援になってしまった。この人はガム一枚煙草1本も義理に換算しちゃうので、周りの連中のほとんどは、この人主眼だと<義理がない>と見なされてしまうのである。

当然、こんなのはパラノイアの兆候そのものだから、蓋を開けてみれば、ダチ連中は義理堅いし、ダチだからこそ<ギブ アンド テイク>なんていうミミズのハナクソみたいな戯言から離れた場所に構築されるべき関係だが、残念なことに「テイクばっかりしてんなよ」と順番に糾弾しまくるので、とうとう新旧のダチからスポイルされてしまった。

僕自身、こういう手合いには寛容的な方だが、さすがに「もう勝手にしてくれ」と離れてしまった。<ギブ アンド テイク>発想にウンザリしたのである。

一度だけパーティでひさびさに会って「これ呑む?」なんて酒を差し出されたりこそしても、「そういやさー、あんとき呑んだっしょ」と、ギブ発想を全開でされても面倒で厄介だと踏み、丁重にお断り申した。君子危うきに近寄らずである。

最近は、どういう道徳教育を受けてきたのだろうか疑問に思っちゃうぐらい、当たり前のことを力説する人が増えてきた。自分に酔っ払っているのでクチから飛び出す講釈も長々しているわけだが、意外と中身はありきたりで、尺を縮めると「自然は大事にしないといけない」だとか「仕事と趣味はどちらも大事で、それぞれバランスよく」だとか「誰とでも話すことが大切」やら「日本の文化に誇りを持とう」みたいな、<何をいまさら>という内容でしかない。

幼少時代にそういったことを大人や学校や家庭でしっかりと学んで大人の仲間入りするのが一般的だとしたら、彼らは、記憶が欠落しちゃったのかしらんが、今頃になって目覚めちゃったのである。

当の本人は「いいこと言っているっしょ」とシナプス解放で気持ちよさそうだけれど、案外と周りは面倒な気持ちでいっぱいだ。日本でそれをやって許されるのは現時点では永ちゃんだけである。

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2008年01月24日

夕暮れTIME

夕方17時を過ぎたのに、いつのまにやら日が沈むのが遅くなってきたようである。

冬の夕暮れは空が透き通っていて、気持ちいい。夏の夕暮れとは別の趣きがあるので、しばし呆けていた。給湯室から外を眺めてみると、まだまだ空は青く、夕焼けがうっすらと広がっていた。

どんなに仕事がサクサク進んだといえども、帰宅は18時を超えるので、ちょっと新鮮に映った。東京は軒並み「この冬一番」の寒さを記録しているけれど、お天道様の世界では冬が去ろうとしているようだ。

さて、2月からDJをしているお店の方向性が変わり、DJタイムは22時~の予定となります。今週の予定は以下の通りで修正です。今週土曜日はちょっと急な事情があってお休みです。

遊びに来ていただけるご予定だったみなさん、申し訳ございません。

メールをお送りしましたとおり、明日22時からお店で回しています。もし、明日のご都合に差し支えないようでしたら回していますので遊びに来て下さいまし。

++ Monthly schedule(20080111 re:update) ++


01月26日(土曜)---20:00~

01月25日(金曜)---22:00~

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2008年01月23日

無尽講

山梨県甲府盆地のやや身延に近いエリアに足を運ぶと、桃園があり葡萄畑があり、東日本屈指の果樹県なのだなぁと改めて感心するのと同時に、ラーメン屋やスナックや中華料理屋、焼肉屋などお店の規模・形態にこだわりなく看板に「無尽 承ります」と書かれているのを見つけることとなる。

都心部の人には馴染みのないこの無尽というのは、ほうとうや馬刺しと同じ郷土料理の一種というのではなく、古くから存在している民間金融システムのことを指している。特定地域以外では見かけないけれども歴史を紐解くと、すでに鎌倉時代には成立していて、いまも沖縄と山梨に現存している。頼母子講(たのもしこう)と呼ばれたりする。

運用面の側面としては、金融商品を発行するのではなく、閉じられた会員による運用となるので、土着の結びつきが強い。

土地ごとに区切られている<組>、学校などの所属、職業の多岐にわたり個人もしくは法人単位で<無尽>に所属し(一人一無尽とは限らない)、定期的に一律の金品を無尽に払い込む。

無尽は払い込まれた金品の総額もしくは一定額を引き出し、特定期日を設けて、くじ引きや入札形式で当選者や落札者に与える(とあるけれど、ほとんどが順番形式になっていて談合的な要素がある)。あるいは実際に金品を無尽自体で運用し、生じた利息を無尽に所属している者に対して給付する。

また特定日の給付に限らず、相互扶助という様相もあり、所属者への無担保による融資なども行われる。

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隣接した都道府県であるのに、東京ではまったく知られていないシステムである。先日、僕自身、たまたま無尽にスポット参戦する機会をいただいたので、同席したけれども、かなり独特のコミュニティで、職業的ギルドとはまた違った、かなりディープな世界だった。

現在催されている無尽は、上述した特徴はなく、無尽の所属者同士で積立をして、その積立額を活用して宴会をしたりしているらしい。ただ入札やくじ引きの面影は残っていて、必ずビンゴとか催し物が盛り込まれるようである。

だから土地柄、山梨は宴会の機会が圧倒的に多い。どんな店でも「無尽 承ります」と明記しているのが頷ける。

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無尽は、情報交換や親交を深めるきっかけとなるのと同時に、徹底的に閉じられたコミュニティを形成することになるので、談合の可能性を秘めてしまったり既得権益を手放さない原因となる側面もあり、他者を排除する社会構成になりがちである。

また政治家は票数確保のために多数の無尽に所属することから、金権政治だと揶揄されることがある。

なお、会社組織で無尽業を行う場合には「無尽業法」で制定されている。実際には、この無尽講が発展して、相互銀行となり、普通銀行化して、第2地銀となった。

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経済的効用が期待できる一方、徹底的な縁故共同体の成り立ちを助長しすぎるきらいがあるけれども、東京では面影がなくなったこのシステムを、時代に迎合した「ネオ無尽」として蘇らせるアイデアは悪くない気がする。

気心の知れた仲間同士内の運用であれば、容易であるし、旅行や宴会やイベント企画と多面的に活用でき、無尽が何かの触媒になりえるだろう。

ところで、山梨在住の県民の多くは、某消費者金融のサービス「むじん君」を見たとき、「無尽君」を思い浮かべたのが多数であったとか。

第2地銀に限らず、消費者金融には無尽から発展したものもある。

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2008年01月22日

アンサーソングも痺れる

ヤキが回ったわけじゃないよ。たまには四つ打ち以外をね。
お気に入りのJ-POPを。

* SoulJa「ここにいるよ feat.青山テルマ」

去年の秋頃発売された、PVがめちゃくちゃ泣ける切ないJ-POP。
うっかりMTVでPVを観た日にはちょっと泣いてしまった。
言葉に出来ない気持ちを綴っている。これはめちゃくちゃいいよ。

【Youtube】

で、ここで終わらないのが、お気に入りの所以。
青山テルマからSoulJaへのアンサーソングが明日(2008年1月23日)に発売である。
これがまたメロウで切ない。やべーな、買うな、これ。

* 青山テルマ「そばにいるね feat.SoulJa」
【Youtube】

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2008年01月21日

清く正しい受験生

センター試験の時期となった。

大学入試の全国試験である。この受験の季節になると、必ず思い出すことがある。センター試験ではなくて、「センター試験の前日の夜」のことを。

僕は一浪して大学に入学しているので、センター試験は現役時代・浪人時代と二度受験した。よく憶えているのは現役時代のセンター試験だ。つまり高校3年の受験である。たしかセンター試験の頃は3学期が始まっても学校には通わなくてもよくて、それぞれ受験を目指すものは塾に通ったり図書館に通い詰めたりして合格を祈願して猛勉強に努めた。

中学校のダチ2人と同じ高校に進学したので、それぞれ目指す学部こそ違えど、受験も3人で図書館に通ったり塾に通ったりした。いまじゃ到底考えられないぐらいにマジメに毎日を過ごした。もしかしたら人生に占める<マジメ>という総量をそこで使い切ってしまったのかもしれない。

でもいくらマジメといっても血気盛んな十代には、なかなか辛いもので、「アレもだめ」とか「コレもいかん」と制約を受けると我慢ができないことだってある。

センター試験の直前だというのに「これ以上勉強したら俺が壊れる」と突然と同級生が言い放ち、二の句も継げないうちにもう一人が「俺もダメだ。我慢できない」と吐露した。

彼らが我慢できないというのは異性に関する問題で、運悪く、彼らは夏休み直後に彼女と別れたばかりだった。このままセンター試験を受けたってベストな結果が残せないから今夜中にスッキリしたほうがいいに決まっている、というのである。

センター試験の直前日に性的にスッキリした受験生が合格できるなんて思えないし、一体この人たちは試験中に何を考えているんだろうと疑問が沸いたうえに、彼らほど僕はスッキリしなくても差し支えがなかったわけだが、2人揃って「俺達は言ってみれば同じ船に乗った仲間でありライバルだ。陸に辿り着くときも一緒であれば沈むときも一緒ではなくてはならない」と僕を非難した。

なので仕方なしに21時ごろ、チャリを飛ばして3人揃って歌舞伎町にまで向かった。もしかして何かあったら困るので、一応僕もお金を持っていった。さくら通りの角にチャリを止めて、まるで模試を解くかのように鋭い視線をピンキーな看板に巡らせる友人を見て、改めて彼らは本気なんだと思った。

風林会館近くのピンサロがどうやら値段といい女子の揃いっぷりといい、手ごろだと分かったらしく、いよいよ店の前で相談会をした。

戦闘機に乗り込むパイロットのように決意した友人と、待機する僕とで別れた。

やっぱし僕としては明日に試験を控えているし、そもそもエロい気分じゃないので、この「歌舞伎町すっきりツアー」に賛同しがたいので、店の近くのロッテリアで待機したのである。

まあ、コンディションは悪くないし、これで友人の気分がよくなって勢いづいてセンター試験に挑めればそれに越したことはない。ロッテリアのフライドポテトを食べつつだらしなく待っていたら友人が帰って来た。

ガッツポーズのひとつでもするかと思いきや、随分と曇り顔だ。途端に嫌な予感がした。
開口一番「ボラれたよ」と言い、肩を落とした。やっぱり、である。

聞けば、表の写真に載っているピチピチの女子は一人も現われず、中年のおばさんが現われて、自分の右手を取ったかと思えば、胸を無理やり揉ませて「ハイ一万円」と告げたそうだ。きっと僕だったらトラウマになるだろう。しかも胸を見るとなると、追加で1万円。完全にぼったくりだし、おばさんのおっぱいを楽しむ年頃でもない。友人は泣く泣く1万を払い脱出したらしい。

「やっぱし行かなくて良かったー」と安心するも束の間、もう一人が帰ってこないじゃないか。「やべー、ヤクザにやられちゃったのかな」なんて二人で心配していたら、やはり同じようにうな垂れて帰って来た。だが、まんざらでもなさそうだ。もしかしてこっちはぼったくりじゃなかったか?

どんな結果だったのかドキドキしながら反応を待ってみると、一言、「せっかくだからさらに1万払って片チチ見てきたよ」と殊勲に答えた。

コイツとこれからも友達として付き合っていっていいのだろうか。本気で悩んだ。

そしてその年、僕らはセンター試験で玉砕した。

そんなわけで、この季節になるといつも思い出す。歌舞伎町の夜を。あの<歌舞伎町では片チチ見ただけで2万円>という若い夜を。

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2008年01月18日

木製パズル

自分の右脳と左脳どちらがどう機能しているのか、そんなことを時々考える。だいたいが寝る前だとかお風呂に入っている時だとか電車が空いているときなんかに。結局どっちだどうなのかと分からないままに、また別のことに思い連ねてしまうので、単なる暇つぶしなんだろうと思う。

バーで一人で過ごす時、ケータイを弄くるのは味気ないし、そもそも弄くる理由もない。でもなんとなく手持ち無沙汰だ。煙草なんて吸えりゃいいけれど、僕は愛煙家じゃないのでことさら困り果ててしまう。

そんな夜に、こんなパズルがあったらグラス片手にゆったりと時間を過ごせていいなって思う。対象年齢6歳以上で右脳が鍛えられるという触れ込み。木製のパズルだからバーカウンターにもしっくりする。シンプルだけれど奥深い。こういう一人で遊べるゲームは案外カウンターで重宝するものである。

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2008年01月17日

最近・・・。

夜になると軒下で近所のにゃんこがニャゴニャゴ鳴いているので、かつぶし与えてウリウリと撫で回したくて仕方ない。

そんだけ。

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2008年01月16日

診断結果

お酒を絶ったと大々的に宣言をしたというのに、さすが、持つべきものは友人である。そんなのは聞き間違えだったと言わんばかりに「いまから呑もうよ」とか「これからディファ攻めようよ」と全員が異口同音に悪魔の囁きをしてくれた。

あやうくこちらも舌の根も乾かぬうちにうっかりと「よっしゃ。朝までいっちゃいますか」なんて応じてしまいそうになった。昨年末、健康診断を迎えるにあたり、いい数字が取れるよう、一夜漬け方式を採用して一ヶ月を健康体で過ごしてみたのである。

志半ばで、何度か家から徒歩2分の激うま焼きとん屋で酩酊したのも事実だし、あやうくアンダーワールドのイベントでドーピングしそうになったのも本当だけれども、イチローの出塁率ほどは健闘したので、自分にしてはよくやったと手放しで褒めてあげたい。

誰かと遊んでしまえばすぐに暖簾をくぐり呑んでしまうので、まるで隠匿者のように人目を避けて生活していた。健康体になるためには人間関係までもを変化させざるを得ない。この事実を目の当たりにした時はたしかに驚いた。ライフスタイルがいつのまにやら変わっていたのである。

なにせ、ほんのちょっと前まではお酒を呑まないで遊んでいたんだよね。いまと変わらずに盛り上がっていたし。その頃僕は一体何を呑んでいたんだろう?

さて肝心の健康診断の結果は、GOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)が昨年の35から18に下がった。10~40というのが基準値なので、なかなか好成績である。判定はA判定。

身体って、つくづく正直だ。

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2008年01月11日

一周年目突入!

早いものであっという間に今年で一周年を迎える表参道のお店。ショットバーとしてスタートしたのちは、夏ごろからフードも充実してきた。

お酒だけではなく、料理も音楽も楽しめる隠れ家的ダイニングバーだ。

知り合いがお店のオーナーという縁で、まったくの初心者だというのに週末に回すのをお誘いしていただき、身に余る光栄である。遊びに来てくれたみんなに感謝。誰かが来てくれるだけでテンションあがります。これからもよろしく。

そして、当ブログをお読みいただいている方で、もしご興味がありましたら、ぜひこの機会にお気軽にいらっしゃってください。大歓迎です。面識ないし、気が引ける・・・なんて人はこっそりと遊びにきちゃってください。お酒でも食事でもどちらでもカジュアルにお過ごしいただけます。

あと、基本的に土曜日はお店で回していますが、夕方ぐらいから串をつついていたりと酔っ払って登場する場合もなきにしもあらずなので─店に居た記憶がまるでないなんて週末もあったり─お越しの際には下記連絡先宛てにお知らせいただけましたら幸いです(そのときはちゃんとシラフで登場します)。もしくは「よし、ここはひとつ突然行って驚かしてみよう」なんていうゲリラ的ご来店も大歓迎です。

それではお店で皆様にお会いできるのを楽しみに、週末の土曜日を気持ちよく過ごしていただける心地よい音楽をご用意してお待ちいたしております。

++ Monthly schedule(20080111update) ++

01月05日(土曜)---Off(Bar's fixed holiday)
01月12日(土曜)---20:00~
01月19日(土曜)---Off(?18日金曜にもしかしたら回すかも?)
01月26日(土曜)---20:00~

メアド

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2008年01月09日

原点回帰

今月、およそ1年ぶりに山梨に帰省する。

僕は生まれも育ちも東京で、夏休みや冬休みに預けられていただけだから、山梨といっても実際には<帰省>という定義に当てはまらないのに、物心ついた時点から自分の皮膚感覚として山梨は「帰る場所」と捉えている。

慣れ親しんだ風景の中に身を置くだけで心が安らぐのだ。

甲府駅からさらに内陸部に位置するので、交通の便が芳しくないという理由から今回も高速バスで向かう予定だ。

2日間の滞在。往復で4400円は、まあ悪くはない。

日頃から高速バスの旅というのは最も一人旅に向いている移動手段ではないだろうかと僕は思っていて、電車のそれに比べると格段と自分の世界と旅情に浸れる向きがある。ウォークマンと、文庫本もしくは雑誌。

少ないけれどたったこれだけのアイテムがあるだけでグッと旅が親密になる。バスの停留場近くにドトールかスターバックスがあれば乗りがけにテイクアウトするのも一興だ。窓側席が確保できれば申し分ない。

一般車両と比べて車高が高いので、普段見慣れているはずの景色でも、何だか特別に映るのが醍醐味である。車窓を流れる景色を愉しみつつ目的地に進み、高速道路に入るころにはうつらうつらと居眠りをしてしまう。

今月の帰省については、タイトな滞在期間もさながら、親戚関係の行事に参加をするので、日中はプライベートな時間がなかなか取れそうにない。

ただ、近所の酒造がオリジナルのワインを醸成して販売しているので、ボトルを何本か購入する時間だけは確保したい。これが結構旨いのである。

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2008年01月08日

さよならハリウッド

ヤリチン。

しばし耳にするけれど、なんて節操のない言葉なのだろう。

一男一女でシーソーゲームをしている市場に現われるトリックスター。股のあいだに暴れん坊将軍を携えている男の称号。ハメたもん勝ちの思想。

異性にはとんでもなく疎まれたり蔑まされたりするのに、不思議と同性からは絶対的な賞賛を浴び、羨ましがられる。

それがヤリチンというもの。

僕の知り合いの何人かは、ヤリチン傾向があって、それぞれ素性も年齢も異なるのだけれど、観察してみると彼ら特有の美学があるのだと最近気がついた。

それは「たとえ負けると分かっている試合でも<とりあえず>挑んでみる」精神だ。

ぜってー無理でしょっていう逸材に対してガチで勝負しようとする心意気。

彼らは逃さない。たとえその勝負に未曾有のリスクが潜んでいようとも決して臆さず果敢に挑むのだ。

そして、その勝負には途中敗退はありえない。勇者である彼らは「揉むところまではいけたのに」みたいな気弱な発言を絶対にしない。

インドのローカルな雑貨屋で売っているお菓子が、糖尿病になるぐらい甘いか、食った瞬間ゲロしそうにマズイかの二種類の味しか存在しないのとおんなじで、彼らの試合も結果として、まったく相手にされなかったか、きちんとハメたかの二つしかない。

オールオアナッシングである。

ヤリチン思想には難を示す僕だけれども、彼らの勝負に対するスピリッツはいつも感服する。

男として生まれたからには、どうせ負けるなら僅差で涙を飲むのではなく109対0で「悔しいです」と男泣きするという信条。

そういった面では非常に憧れる。

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でもこれは同じ土俵での試合が基本だからこそ頷ける武士道であって、違う土俵となるとそうはいかない。まったく別モノのジャンルだというのに戦わなくてはいけない場合。

茶道部の生徒がなぜか甲子園を目指し、そして敗退してしまった時に同じ気持ちでいられるであろうか。いられるわけがない。

昨日まで茶こしを手にしていたのになぜかグローブである。負けるはずだ。涙も枯れるだろう。

でも時として人にはそんな試合に挑戦しなくてはいけないこともある。

たとえ土俵が違うんだと分かっていても。絶対に勝てないって最初から知っていたとしても。

そしてそんな名勝負だからこそ発せられた敗者の言葉というのがある。人生勝ち負けだとしたら、こんなセリフを吐いて負けていきたい。

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映画の都ハリウッド。

古今東西、銀幕で華やかにデビューすることを夢見て男子はお尻で笛が吹けるように、女子はおっぱいで拍手が出来るように努力をしなくてはいけない街。

そのハリウッドでトップを走り続ける男優ラッセル・ク☆ウは、ハリウッドのヤリチンとして名高い。名声ここにありきという振る舞いらしい。

共演した女優を片っぱしからベッドインするヤリチンぶりだ。

比較すること自体はばかられるのだけれどハリウッド俳優の彼もまた、上述したヤリチン特有の気質をふんだんに持ち合わせた人物で、つまりは、ぜってー無理でしょっていう逸材に対してガチで勝負しようとする。

でもそこはハリウッド。市井の人には醸し出せないワンランク以上もハイクラスな名試合を残している。

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カムアウトするしないの以前に、公然の秘密という名のもとに3億人ぐらいがすでに知っていたジョディ・フォ☆ターのレズビアンネタというのがある。噂とか都市伝説とかいうレベルをすっ飛ばして、みんなが知っている暗黙の了解ってやつだ。ハリウッド界隈では、ひよっこエキストラでもご存知な周知の事実である。

こんな非の打ちどころのない鉄のカーテン状態であるオアシスを目指し、共演女優を喰うことで名高いラッセル・ク☆ウは、ヤリチン界のトップセールスマンとして、その事実を知っている上で無茶を承知にジョディにアタックし、そして散った。

讃嘆を捧げられるとすれば、彼のような挑戦者に対して捧げられるのだろう。

しかしただ負けたばかりでは、生き馬の目を抜く銀幕世界ではサバイブしていけない。

俺はスポっとハメるのが商売なんだぜと言ったか、スポットライトを浴びるのが商売なんだぜと言ったかどうかは定かでないにしろ、股間にはさわれなかったとしても沽券にはかかわるのだ。

だから彼は果敢にも試合に挑んだ者として、ある言葉を後日友人に残した。

「彼女はプレイするリーグが違う」

トップ オブ ヤリチンだからこそ放てるこの負けセリフ。109対0で負けるよりも重みのある言葉。悔しさなんてどこ吹く風。

行ったこともないハリウッドがグッと近づいた気がした。

僕も何かに負けたとき「プレイするリーグが違った」と言葉を残して退場したい。

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2007年12月29日

師走のご挨拶

「おじいちゃん、おじいちゃん、あけましておめでとう。はやくお年玉ちょうだい」

「おやおや、あけま・・。バ、バカモノ。何を言っているのじゃ。まだ12月だから明けてなんかおらんじゃないか。これから大晦日を迎えるのじゃ。お年玉はまだお預けじゃよ、孫よ」

「えー、いいじゃん。もう、おじいちゃんのケチ!」

「おじいちゃんのケツ?おじいちゃんはお尻なんぞ出しておらんぞ」

「ちがうよ。おじいちゃん・・。そうそう、ねえ、おじいちゃん、教えて欲しいんだけど、なんで大晦日になると除夜の鐘を叩くの?」

「むふふ。なんでもおじいちゃんに聞いてごらん。おじいちゃんは物知りなのじゃよ。除夜の鐘かい。ありゃ、百八つあるという人間の煩悩を解くためにお寺で叩かれるのじゃよ」

「わぁっ、おじいちゃんすごーい。ほんとなんでも知っているんだね。おじいちゃん煩悩ってなに?お茶とか乗せるやつのことなの?」

「孫よ、そりゃ煩悩ではなくてお盆じゃよ。ちなみに漫才ブームに一世風靡したのといえばザ・ぼんちじゃよ。おさむちゃんで~すと舞台で言っただけで客席がドッと沸いてじゃな、そりゃもうあの時ばかりはこのワシも・・・。ゴホン、ぼ、煩悩じゃったな。つまりじゃな、人間が持つ欲望や苦悩は百八つあってじゃな、そういった欲を解き放ってくれる有り難い鐘なのじゃ。鐘が一つ突かれるごとに人々は仏様に近づけるのだよ。みんなで集まって感謝をして祝うのじゃ」

「そっかー。とっても偉いんだね、除夜の鐘って。だから隣の家のお姉ちゃんとこは、毎年31日に男の人がやってきて百八回アンアンッて大きな声で喜んでいるんだね」

ゴォーーン。

それでは良い年を。

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2007年12月27日

─2007年俺マイTop10─

順不同でココロに残った映画やら音楽やらアイテムやらをつらつらと。

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新島「キャンプイン」
毎年GWに訪れている新島のキャンプ場は、知る人ぞ知る90年代初頭のゴアのような雰囲気。夜な夜なパーティをして盛り上がり、焚き火をして太鼓を叩き、ハンモックでうたた寝をする。朝日が昇れば自転車をこいで丘の上に眺めに行って、日が沈めばサンセットを堪能する。露天風呂と魚と旅人やサーファー。最高のバイブレーションがある。今年もいい仲間に出会えた。みんな全国各地に散らばっているけど、来年もまた会えるよね。

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神奈川某所「シークレットビーチ」
毎年訪れる神奈川某所のシークレットビーチは今年も健在。魚の大群と心行くまで戯れることが出来るポイントはまさに秘境。近くに温泉もあるし、人ごみを避けて泳げるし、申し分ない。帰りがけに食べる刺身の旨さといったら天国である。磯がプールみたいになっているから流される心配もゼロ。

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伊豆「廃墟パーティ」
伊豆のスカイラインにある某廃墟で開催されたパーティ。標高はかなり高く、外から眺めると満月の下でデコレーションが要塞のように光を放っていて、たどり着いたときは鳥肌が立った。目がチクチクするほどの眩しい芝生がフロア。空を見上げると、月が踊っている僕らを照らし、廃墟の塔から眺める太平洋と朝日で涙が出そうになる。<何がパーティに必要なのか>が明確に理解できたターニングポイントなイベントでもあった。ほんっと、ひっさびさに最高のパーティだった。

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北九州「サマー出張」
7月と9月の2回にわたり、新規プロジェクト立ち上げとして北九州を単身で訪れる。宿泊地は黒崎駅近く。7月の出張は連日の宴会。酔っ払いすぎて記憶という記憶がない。9月は2週間ばかりの滞在だったので、離島の民宿に泊まったり、皿倉山を探検したり、仕事もこなして遊びもこなせた。もちろんご他聞に洩れず連日の宴会。時間を割いて遊んでくれたみんなありがとね。すげー楽しかった。九州にぞっこんです。

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一ノ蔵「すず音」
瓶内二次発酵をさせた微炭酸が斬新な、シャンパンのような純米酒。今年一番のお気に入りアルコール。キリリと冷やして呑むスタイルがベスト。シュワシュワと炭酸が口当たり良すぎる日本酒だ。涼しげな香りもグー。日本酒が苦手な人すら、すず音の爽やかなテイストは虜にするだろう。非常にデリケートなお酒なだけに、置いているところもレアで1杯700円~900円するけれど、見つけたらぜひ呑んで欲しい。

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幕張メッセ「アンダーワールド」
今年のデカ箱イベントといえば、これ。Underworld,The Orbなど90年代を代表する UKテクノの大御所が日本に来るといえば黙っていられない。96年(97年だったけ?)のRainbow2000で初めて見たUnderworldが最高だったけれど、あれは野外だから、今回は箱で体験。ど演歌「Born Slippy」が流れた瞬間、昇天。ご存知、映画「トレインスポッティング」の名曲。90年代の焦燥がそこにある。泣けるよね。

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国分寺「トランスバー」
今年の1月2月ごろに頻繁に通っていた国分寺にあるDJバー。土曜はトランスで盛り上がっている。多摩地区のヒッピー達は独特のオーラを醸し出しているので、踊っていて飽きない。転がるように近くの白木屋になだれ込んで吐いたり記憶を飛ばしたりしていたっけ。DJ始めてからめっきり行く機会が少なくなったのが残念。

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映画「戦場のメリークリスマス」
1983年に公開された映画である。加入したCATVで放映していたので久々に観た。何年ぶりだろう?監督は大島渚。題名からして年末に公開されたのかと思いきや、意外にも初公開は初夏の5月だったらしい。ビートたけし、坂本龍一、デヴィッド・ボウイが出演者として名を連ね、流れていた音楽「戦メリ」は後世に継がれていく映画音楽としてはあまりにも有名。昔はそれほど自分に響いてこなかったラストシーンは、改めてみると身震いするほど感動した。いや、感動というよりは自分の芯ごとグワンと持ってかれた感じ。たけし演じるハラ軍曹の清清しくも切ない笑顔に涙した。

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菜園生活「ベランダ園芸部」
日当たり良好な家という理由で、去年バジルと紫蘇を育てたベランダ園芸は、今年はバジルと紫蘇と唐辛子をベランダで育て、屋上でラディッシュと胡瓜とトマトを育てた。夏の間はずっとムシャムシャ食べていた。近い将来、田舎での生活を考えているので、いい足がかり。来年も育てますよ。

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カメラ「smena8」
トイカメラの宝庫といえばロシア。LOMOはトイカメを代表するブランドであり、いまも独特のチープな感覚が世界中の愛好者を虜にしている。LC-Aも有名だけれど、smena8のソリッドな映り込みがかなり好きだ。ブラックタイプのデットストックが1万円近くで放出されていたので確保した。冬休みに一気に写真を撮りたいな。

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そんなこんなで、来年もフロンティア精神で。

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2007年12月25日

街の変貌

先日、それこそ10年来で原宿の裏通りを歩いてみた。

神宮前の方面に抜ける裏道は、僕の記憶では─詰まらないといったら語弊があるので、あえて特徴がないと表現すると─原宿の表通りとはおよそ隔たりの在る閑静な住宅街だったと憶えている。

それが先日散策してみたら、次々とこじんまりしたショップが増えているのである。さすがに驚いた。

街自身が増殖するという現象は大小のスパンで目撃される現象であるが、まさか自分が目撃者になろうとは思わなかった。

竹やぶに囲まれた雰囲気のあるお好み焼き屋や、ツリーハウスのカフェ、そしてLotusをイメージしたオリジナルジュエリーの店など、ちょっと歩いただけで貴重な発見があった。

くだんのジュエリーショップは店名を失念したのが残念だ。60年代ヒッピーの生き残りのようなおじさんが構えている店であったので、かなりそそられる。

住宅と住宅の僅かな隙間に存在する板張りのカフェなんてのは、街が増殖する過程とともに増えて欲しいものである。

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2007年12月21日

暮れなずむ年の瀬のトシちゃんはB組

師走が近づくと、日々の生活をひたすら忘却し続ける自分のような人間でも、とたんに一年を振り返ったりしてしまうから薄気味悪い。菩提樹の下で涅槃の境地に達したゴーダマ・シッダルタのごときである。

しまいには思い出さなくてもいい記憶までうっかり掘り当ててしまい、盗んだバイクで走り出すセンチメンタルジャーニーをしでかしそうになる。

7月から8月に暦が変わるのと、12月から1月に変わるのは、同じ暦が変わるのでも明らかに後者のほうがダイナミズムだ。

来年のことをいうと鬼が笑うから今年一年について総括すると、フィジカル面では体力が落ちた。

「ルールは破ってもマナーは守る」をモットーに掲げてイベントに繰り出し、「健全な肉体には不健全な遊び心が宿る」を宣誓し続けて、いままで遊んできたのだから、そいつはいかん。早急にサンタさんに鉄アレイをお願いしないといけない。

夢についてはどうだろう?

明確な夢があり漠然とした夢があり、夢にもさまざまがあるけれど、夢というのを「知的行動を規範とした、抽象化している希望を具現するための到達地点」と勝手にデッチ上げると、要するに夢というのは「叶えたいと願う目標」のことである。

さて、一年を振り返って夢は叶えられたか。

前述したように、夢にはさまざまな夢がある。でも共通しているのは一つで、シビアと捉えられたらそれまでだけど、食べ物に賞味期限があるように、夢にも期限がある。

僕はそんな風に薄々思っている。キモいポジティブシンキングみたいだから、こんなこと書くのは柄でもないのを承知で書くと、「夢は達成するのに相応しい時期があるので、その時期を過ぎないように頑張るのが望ましい」のである。うーん、キモいなぁ。EDになりそうだ。

何はともあれ、もし自分の中で夢の賞味期限を偽装してラベルを貼りかえたりしていたら、ウッカリそれを食べて腹を壊さないように心がけたい。

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2007年12月18日

カクテルレシピ

年内中に1レシピでもかまわないので、カクテルレシピを習得しようと思っている。シェイカーを振るカクテルから覚えようと思う。

自分がお客さんとしてカウンターに座ったとき、レストランバーのDJブースでシェイクしたカクテルが現われたら楽しいだろうなって感じたのがきっかけだ。

友人達が時折お店に遊びに来てくれるので、彼らに振舞いたいという理由も大きい。習得したら、来てくださるお客様に応じてカクテルを出してみたい。

先週末にそんな話をマスターとオーナーに話したらokしてくれたので、さっそく、今週末に練習である。

当面は自分でシェイクして自分で飲んで確かめるパターンになるだろうけれど、またとない習得の機会は縁だと思っているので頑張っていこう。楽しみだ。

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2007年12月17日

バンコックへの旅だち

インドのバジ屋で、バジの代わりに酒が売られたら、きっとこういうお店なんだろうなっていう、ひどくて最低な雰囲気(褒め言葉)の酒場がある。

震度3で倒壊しそうな非日本的な様相、居座っている客もすべて規格外なお店だ。我々の間では最終酒場と命名されていて、まさその名に相応しく「どこにも行くとこねー」っていう夜にピッタリなのである。

大ジョッキになみなみと注いである焼酎割りは、1杯300円という格安さ。二日経っていないというのに、呑んでいるさなかから頭痛がしてくる凶悪っぷり。

先日も最終酒場で、とりとめもない会話をして、だらしなくヘラヘラ笑っていたら、いつになく「金曜出発夢のバンコックツアー」計画がでてきた。

4日間のタイトなスケジュールでタイを訪れる夢物語だ。もちろん観光なんてしない。ワットポーなんつうのは5千回くらい観ているし、チャオプラヤ川の屋形船なんて1万回ぐらい経験している猛者どもなので、中心はクラブ巡りと屋台と酒になる。

日程は、金曜日と月曜日に年休をブチ込めば、4日間確保できる。金曜発のバンコク行き格安チケットは34000円~があるので、これを使うのだ。でもイキナリ金曜日に遊びに出かけて6万円とか持ち出すのは、人それぞれ事情があるから難しいので、出所金は積立貯金をする。

例えば、毎月3回にパーティにでも行けば、じつは、一晩でこんくらいのお金はかかっている。

チケット---5千円ぐらい
お酒---4千円ぐらい
交通費---2千円ぐらい
マツモトキヨシ的アイテム---プライスレス

箱で1万ぐらい使っちゃうので、これが野外パーティとなれば、ご飯を作ったりやら温泉入ったりやら高速乗ったりやらで、倍以上を使う。

そのお金をグっと堪えて、3回のところを1回に抑える努力をするのだ。高円寺やら阿佐ヶ谷で記憶が消し飛ぶぐらい痛飲する週末を、4回のところを3回に抑えたりするのだ。そうすると毎月、積立貯金ができるようになる。

あるいは僕の友人は1日に煙草を2箱吸うという。1箱300円なので、月計算すると、毎月18000円は煙草代として消えている。それを1箱にすれば<300円 ×30日 = 9千円>の積立が可能だ。

とまあ、ヤニ代300円レベルとまで窃窮しなくとも、1日250円(ドトールでカフェラテMを飲む程度。ちなみにカフェラテMは260円)を積み立てられるように頑張れば<250円 ×30日 = 7千5百円>が得られる。

半年で4万5千円だ。

金曜日に成田へ向かい、ドンムアン空港までひとっ飛び。手っ取り早い拠点ということで、カオサンを目指す。長旅じゃないので、水シャワーは辛い。

80B(320円)のドミとは縁を切りたいのだ。中級でホットシャワーが出るゲストハウスに泊まる。

昼間から酒を呑み、夜は世界遺産への登録は永遠に不可能なパッポンに繰り出す。

夜通し踊り狂い、朝になったら、そこらへんのトゥクトゥクを捕まえてカオサンへ戻り、セブン前の早朝限定屋台で朝粥をすする。シャワーを浴びて、タイマッサージで疲れをほぐす。

悪くはない遊び方だ。さあ、250円握り締めて貯金をしようではないか。

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2007年12月14日

ヘルスケア

勤めている会社が所属している健康組合で運営している健康診断を受診した。

会議での外出を別にして、職業柄、夕方18時までは幽閉されている身としては、14時のお散歩は格別だった。会社から遠い病院は面倒くさいので、隣駅の病院で診察を受けて3,4年になる。

大抵の健康診断と同様に、まずは検尿だ。

検尿というのは、どうしてか後ろめたい気持ちになる。自分の情熱をそげ落とされるような気持ちだ。天狗になっている新入社員に困っている上司は、その部下に1週間ほど検尿するように命じるといいかもしれない。翌週には人間そのものが落ち着いて丸くなっていると思う。

検尿は小さな紙コップにめがけて用を足すわけだけれど、ふと思ったのが、女子はどうしているんだろうかという疑問。

男子はご存知のように、発射口における身体の構造が鉄砲のようであるので、紙コップを目指しやすい。

一方、女子は身体の構造が異なるわけだから、難しいじゃないだろうか。詳細は闇の中というほどの大袈裟ではないにしろ、誰にも聞いたことないので、もし自分が女子だったら、検尿を迎えるにあたって練習が必要かもしれないなぁなんて考えていたら、「紙コップの50のところまで入れてくださいね」って言われていたのに70という数字が見えて慌てた。

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2007年12月13日

奉行様

師走の風物詩の<忘年会>は意外と歴史が古く、遡ると鎌倉時代に始まりがあるのだという。

ご存知、1192つくろう鎌倉幕府である。征夷大将軍として任じられた源頼朝が開いた。

Wikipediaによれば、当時の忘年会は、和歌を詠みあうというひっそりとしたものであったらしい。今じゃ想像ができない光景だ。

新橋あたりで、お酒も呑まずにサラリーマンが「ま、年の瀬も暮れてきましたし、ここはひとつ句をひねるとしますか。ささ、部長から」なんて言い合っていたら、かなりシュールである。

ちなみに、お酒を呑んで慰労をし、やや無礼講になるというお馴染みの忘年会は明治以降の風習だとか。

僕が<忘年会>という単語でパっとイメージするのは、みんなで鍋をつつくという光景なんだけれども、過去の忘年会を思い出してみると、案外と鍋を囲んだ記憶がない。それか忘れているだけなのか。

焼肉と鍋というと、ひとつのスペースに用意されている食べ物を食べあう代表格で、あとは季節限定であればBBQぐらいである(鍋も季節限定か)。

焼肉が完全な個人戦で、まるでゲリラの如くに一個人が戦場(鉄板)に挑み、食べる食事であるのに対し、鍋というのはチームプレイを尊重する団体競技のような様相がある。みんなで理想のゴール(コトコト煮える鍋)を目指し、一致団結する雰囲気だ。

一致団結するには、やはりリーダーシップを発揮できる者が必要。そんな必要に応じるのは、鍋奉行。

時には独裁的と囁かれる鍋奉行も、みんなが個人プレイに走らないように涙ながらに買って出ているのである。これからは鍋奉行に温かい視線を送ってあげようではないか。

ところで、奉行は元来、武家の職種のひとつで、偶然にも管理者として君臨し始めたのは鎌倉時代からである。まあ、まさか当時から鍋奉行がいただなんて思えないけれど、はたしていつの時代の忘年会から登場したんだろう。

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2007年12月11日

平成オイルショック

僕が生まれた頃、オイルショックという社会現象があって、トイレットペーパーが店棚からなくなると噂になり、買占め騒動が起きたらしい。社会科の授業なんかで戦後史に登場していたのを憶えている。

時を隔てて三十数年、世界のボス気取りで紛争大好き親子の息子が引き継いだ血は争えないらしく、戦争が三度の飯より大好きということで、中東に因縁をつけて一悶着を起こした。そして、めぐりに巡って、そのとばっちりが石油資源が限りなくゼロにちかい極東の国に及んだ。

某日、灯油ストーブを天袋から取り出して、馴染みの酒屋に行って驚いた。

去年1650円だった灯油が1900円である。まさにオイルショック。250円で家計が傾くことはないけれど、平成時代のオイルショックは徐々に音も立てないで浸透しているんじゃないだろうか。そういえば、札幌に住む友人は灯油が高くて本気で辛いとボヤいていた。

聞けば古紙を固めて燃料にしている地域もあるようだ。まるでキャンプ場である。それぐらい深刻なのだという。しかし、古紙を燃やせば、発生するのはCo2で、二酸化炭素の排出量が異様に増える。空気中に増えた二酸化酸素のせいでさらに豪雪になるんじゃないだろうか(まちがってる?)。

環境破壊だって大きな課題だろう。

さて、灯油ストーブというと、我が家で愛好しているのはヤカンを乗せられるタイプだ。ヤカン以外にもブリ大根の鍋をコトコト炊いたりできて、かなり便利。おでんなんてのはじっくり煮ると味が染みて、ジャガイモや大根がホロホロと箸の先で崩れる。冬ならではの情景である。

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2007年12月10日

冬の元気な引きこもりアイテム

冬といえばスノーボード、そんな高貴なスポーツ精神は、19歳で発火して22歳で消化した。いつのまにやらウインタースポーツから遠のいている。いまではスノーボードをやろうなんて考えただけで筋肉痛を引き起こしそうである。20歳の時に熱中したあまり、一冬を栂池高原のスキーリゾートで働いていたなんて誰が想像できようか。

冬といえばパーティ、それはいまだにありかもしれない。でも30歳過ぎても、三が日にゾンビのように彷徨うのとか、気がついたら1月5日だったみたいな、残念な年明けはそろそろ止めないとだめだ。いい大人なのだから。しかしまあ、こればっかりはまだ現役である。

ゲームはしないので候補に上らない。

けじめのないテレビ番組は、いまや引きこもりアイテムとして吸引力が弱い気がする。

でもテレビってのは、もの凄く手っ取り早い。

僕が住んでいる地域は、新宿の超高層ビルや区内外の中高層ビルなどの影響によりテレビ電波が届かないエリアで、区が救済方法としてケーブルテレビのインフラを提供している。

我が家はアナログチャンネルは映るには映るけれど、所謂ゴースト現象(思いっきりテレビをつけると、みのさんが二人映ってしまい、「やべ、みのさんって双子だったんだ!」と勘違いしてしまう現象)が多発するので、ついにケーブルテレビを引いた。

一般的なアナログ番組(1~12チャンネル)は、閲覧できて、もちろん工事費や敷設費というのは全て区が負担する。そこで、ついでというか魅力に負けたというか、ケーブルテレビのチャンネルを一気に増大したプランも加入してしまった。

映画やドラマや音楽番組が見放題である。

チャンネルも50チャンネルぐらいに増えた。ディスカバリーチャンネルを見続けて冬休みが終わるかもしれない。5.1CHのサラウンドに囲まれてソファーにふんぞり返るのである。最強の引きこもりアイテム登場だ。

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2007年12月07日

マンキンタンともいう

昨日、ひさしぶりの友人から電話があった。

「なぜか週末になると、眉毛のところにあるホクロが痒くなるんだ」

数年も音沙汰がなかったというのに、開口一番の台詞がこれである。

僕はお風呂に入ろうとしてパンツを脱いで素っ裸で部屋を駆け回っているところだった。家の外ではできない行動を心置きなく堂々と実行できるというのは素晴らしいものなのである。

彼は続けた。

「しかもホクロが痒くなる週末に限って、酒にひどく酔うんだよ」

かなり深刻であるらしく、トーンがますます落ちていった。仕方なく、僕は部屋を駆け回るのをやめ、彼の相談に乗ることにした。

「なんだか分かんないけど、痒いんだろ?だったら掻けばいいじゃないか」

これ以上にない正論である。たぶん大学病院の医者だってまずはそう言うだろう。
「あ、なるほど。ホクロが痒いんですね。あー、そうですか。それでは、そのホクロを掻きましょうね」と。

しかし、どうやら僕は間違った答えをしてしまったようだ。なぜなら彼が突然と怒ったからである。予想していない反応だったので驚いた。

「ホクロン、怒るなよ」必死になってその言葉を抑えた。

「お、お前、バカ言ってんなよ。ホクロ掻くなんてそんなこと出来るわけねえじゃんか。ホクロっつうのはな、掻くとヤバイんだよ。ホクロっつうのはな、スイッチなんだよ。分かるか」

分かるわけがない。そこでようやく僕は、彼が以前に小人に襲われるから助けてくださいと警察に相談して、結局、長いこと警察のお世話になっていたのを思い出した。

そんな過去も抱えているのだから、あえてブッダのような声で彼に救いの手を差し伸べた。

「そっかー。そうだよね。スイッチは押しちゃまずいよね。やばかったよ。オレも押しそうになったことあるもん。掻いちゃマズイよね。どうしよう・・。そうだ、ホクロが痒いんだよね、だったらアレじゃん。タイガーバーム。ばっちりでしょ。痒みといったらタイガーバームしかないって」

地獄の淵で蜘蛛が垂らした糸を見つけた男なら、きっとこういう声を出すんだろうなっていう声で、彼が受話器の向こうで叫んだ。

「マ、マジありがとう!超助かったよ。さすがだよ。持つべきものはやっぱ友達だよな。ちょっと待っててよ。いまタイガーバーム持ってくるからさ」

いつになったらお風呂に入れるのだろう。30歳過ぎたのに部屋で全裸なのである。

どうにかしないといけない。

「い、いや、いいよ。礼には及ばないって。友達だもん、当然さ。つかさ、近々呑みでもしよ・・」

届かなかった。その代わりに電話の向こうでガサガサと音がして、あったーと聞こえた。
息を弾ませて彼が言った。

「見つけた見つけたよ。タイガーバームが薬箱にあったもん。ちょっと待っててね。いまヌリヌリするからさ」

「あ、う、うん」
そう答えるしかない。

電話の向こうでタイガーバームの蓋を開けるパカっていう音がした。

さあタイガーバームを塗るんだぜと彼が意気込んでいる姿を思った。

「さあーて、いよいよ塗るぜー。よーし」
なぜか実況中継である。

スリスリ。

「あ、ちょ、チョー痛てぇ。目が、目が開けられないー」

彼が相談してきたホクロは、目のそばにあるというのを忘れてた。

「痛いってー。スイッチがぁー」

プツッ。ツーツーツー。

電話が切れた。

ごめん、ホクロン。そう呟いてようやくお風呂に入った。

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2007年12月05日

物語性の欠如

先日、深夜番組を観ていたら、「現代社会の物語性の喪失」という、やや重たい内容を放送していた。

インターネットが日常的なツールになったのが一因で若い世代を筆頭に読書離れや本離れが進んでいるという問題提起は、もはや人の心を動かさないぐらいに馴染み深いので、その番組でも取り扱ってはいなかった。その代わりに、読書離れや本離れという行動様式そのもの以上に、それらの活字に付随している<物語性>自体が若者達から失われているという展開だった。

背表紙を開いて文字を追うことで、扉を叩くことができる小説の世界。そこには物語が十分に用意されているけれど、悲しいかな、現代の活字離れは活字そのものを読む習慣ばかりではなく、その世界の入口すらも喪失しているのという。

なるほど、物語性か。大変興味深い部分である。

SNSで友人達の日記をつらつらと閲覧していると、彼らに関する情報を日記から取得しただけで、さも会ってしまったような満足感を得てしまう危険性があるんじゃないかと、今年の4月頃、何処かに掲載したことがある。僕個人が感じている危険性に過ぎないので、誰もが抱える問題ではないだろうが、ネットではなく実社会で会うということに重きを置く人間としては、ネットを通じた代替の出会いに懸念を抱かざるを得ない。

社会人になると、東京以外の地方都市に住む友人が増えてくる。僕はその地方に出向く時、あるいは彼らが東京にやってくる時、出来る限りの時間を割いてじかに会うようにしている。これには理由があって、メールやネット、SNSで完結してはならないコミュニケーションがあると信じているし、僕自身、そういったコミュニケーションが単純に好きなのだ。

むろん、彼らの一部は東京にやって来ようが、最終的に電子メールのみで連絡を取り合うだけで、実際に会わないケースがあるけれど、まあ、時間だって限られているという事情があるので、どうすることもできない。

SNSは、そういった僕が好きなコミュニケーションを結果として奪っているんじゃないだろうかと思う場合があるのだ。

ブログやSNSや電子メール、目を見張るほど、ネット以前の時代に比べて、情報を発信する場も与えられたし、同時にそれら情報を得る場所も増えた。しかしそこには文字数に比べると物語性が欠如している。

最近僕が感じる、SNSで誰かの日記を読んだ後にやってくる独特の感情、もしかしたら知らずして物語を求めているのかもしれない。いうまでもなく日記には物語は存在しない。近頃、まるでシーソーゲームでバランスを取るように小説を読むようになってきているのは、情報社会をサバイブしようとしている本能の所以なのだろうか。

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2007年12月03日

どないやねんという人たち

フォネティックコードというものがある。戦場で必要な重要な文字や数字を、決して間違えないように無線を通じて伝達する目的で開発されたものだ。アルファベットの頭文字が先頭になる言葉を丸ごと発して、アルファベット自体を伝達する方法だ。

例えば、BとDとPとTは混合しやすいし、間違えたら致命的である。そこで、AlfaのA、BravoのBなどと表現し、相手に伝えるのである。

以前、フォネティックコードさながら相手に重要な文字情報を伝えるという職に従事していて、関西方面の相手に対して「えー、そうですね、東京のTですよ」と<T>を表現し偉い目にあった。

「東京のT?何がやねん。Tって言ったらタイガースのTやがな」と。

じつに関西というところは不思議で、アンチ東京に抜かりがない土地である。

余談だが大学でこんな授業を習い感心した記憶がある。ある商品の物流量を調べると、関西だけが出荷数に伸び悩みがあるのだという。担当者一同、どうにもこうにも頭を捻ってもパンツを脱いでも、皆目見当付かない。関西以南は他都道府県と同様の売り上げが計上されるというのにだから困ったものである。

とにかく、関西エリアだけが売れない。謎だ。そこで、ある担当者が商品の味や宣伝方法ではなく、その商品のパッケージに着目した。

そしてある発見をした。「江戸☆らさき」と表示されているのを。

つまり江戸という単語一つで関西の売り上げが落ちたらしい。

そんな土地柄なので、<東京のT>なんてのは、火に油を注ぐかのように、彼らのアンチ魂を奮い起こしてしまうのだ。そんな傾向に気づいた自分は何度となく意図的に<東京のT>と数多くの見知らぬ関西人に伝え、そしてその後に延々と叱られた。

しかし、怒りが沸騰している彼らではあるが、同時にユーモアの精神を決して忘れることがないようで、「あ、すみませんでした。えっとそうですね、田淵のTですね」と続けると、「わっはっは、お兄ちゃん、さすがやなぁ。そうやねん田淵のTやねん」と褒めてくれる。

なんともはや。

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2007年11月28日

自宅祭

4年ほど海外に生活していた同級生が東京に拠点を戻したということだったので、せっかくだから海外の暮らしぶりについて伺ってみた。

オーストラリアでの生活が楽しかったらしく、月に一度は必ずホームパーティを自宅で開催していたようだ。誰彼全てがそのような生活なので、週末にはパーティのお誘いが絶えず舞い込んで来るらしい。

笑ってしまったのは、映画に出てくるワンシーンの通り、自宅にはこじんまりとしたプールが完備されていて、ハシャいで飛び込んでしまう奴が必ず現れ(ベタだなぁ)、庭ではバーベーキュー、自宅の1階ではDJセットがあり、踊るか吐くかして乱痴気が当たり前だとか。

「ヘーーイ、キャサリン、君のウインクで月が半分に欠けちゃって驚いたよ」などとジョークも飛ばしているのだろうか。

古典的ながらも楽しいにちがいない。

そして、それはチャポラにある鬱蒼とした─太陽が今世紀中には差し込まないだろう─ゲストハウスの一室に6人ほどのレイバーが集り、円になって座った瞬間にケ※ミ☆が登場して、否応なしに心が彷徨う宴よりはよほど健康的そうではある。

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2007年11月26日

野田琺瑯で糠漬生活

朝夕にピンと張り詰めた清清しい空気が頻繁に漂うようになったなあ、なんてツラツラと思っていると、卓上の暦も残すところ僅か1枚になってしまった。

一の酉で訪れた花園神社は、長袖でも暑いくらいであったのに、二の酉の浅草は真冬の風景に様変わっていた。なにしろ立冬は過ぎているのだから。近所の八百屋さんには蜜柑が並び、夜の帳はいよいよ深く、そして濃厚になってゆく。

こんな季節だからこそ準備をしておきたい食べ物があって、満を持して、いよいよ重たい腰をあげた。糠漬けである。じつは以前に、冷蔵庫でつくるパックの糠床を購入して、何回か試しに漬けてみたことがあるのだ。漬け始めはなかなか調子が良くて、冷蔵庫で漬けるのも悪くないななんて思っていたら、胡瓜を5本ぐらい漬けると、糠が弛んでしまい、いい漬物が出来なくなってきた。

やがては熱意も薄れ、その糠も越冬できないままに捨ててしまった。それから失意の日々を噛み締めていたけれど、糠漬けに取り囲まれた食生活を30年間過ごしてきた男は諦め切れなくて、ついに決心したのである。

食後に日本茶を啜りつつ糠漬けを摘まずにして、一体何処の馬の骨が日本人といえようか。

思い立ったら吉日、せっかくなら琺瑯製品で漬けようということになり、ご存知、野田琺瑯の商品にある「糠漬け美人」が最有力候補に選ばれた。平たいタイプの琺瑯で、糠に溜まる水を汲み取る容器もついている。

名前の通りの商品であるから、ネットでの評判も上々のようである。

しかし、平たい容器が今後においても使いやすいのだろうかと考えると、少し不安にもなった。長い目で見据えると、オーソドックスな容器が一番に思えてきたのだ。

そこで、18センチのラウンドストッカーに決めた。丸い昔ながらの琺瑯容器。さっそく糠を溶いて捨て野菜で漬け始め、そして先の3連休最終日は実家のお呼ばれで、カレーやら煮込みうどんやらおでんで舌鼓をうち、帰りがけに糠も分けてもらった。これで一気に発酵が加速すると思うと落ち着いてはいられない。

野田琺瑯 ホワイト保存容器 ラウンドストッカー 18cm WRS-18
野田琺瑯(ホーム&キッチン)

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2007年11月20日

チャリンコ

数年前、北九州で仕事をしていた頃、12月当初に2週間滞在だった予定が、急遽いつ戻れるのか白紙になったので、行動範囲を広げるために折りたたみ自転車をチャチャタウンという巨大な観覧車がある施設近くの雑貨屋で購入した。1万円程度である。

この自転車を活用したおかげで随分と小倉の街に詳しくなれた。

帰京要請の声がかからないプロジェクトは、いっそのことずーっと滞在でもいいんじゃないかと思ったけれど、新緑が街を彩る季節に落ち着き始め、荷物をまとめ自転車を宅配便で送り、僕自身も東京に戻った。

自転車はしばらく僕の部屋で折りたたんだまま放置されていた。そして実家を離れてからも、一緒に持ってきこそはしたが改めて乗ることはなかった。

今週末に3連休を控えている。年末までにはどうにか部屋を整理したいので、自転車で実家まで行ってみよう。小一時間の運転になるだろうと思われる。

自転車がテーマの音楽といって浮かんでくるのは、ユニコーンの「自転車泥棒」だ。

僕が高校一年の時の曲である。あれから幾つもの時間が音を立てずに流れた。初めて聴いた瞬間に懐かしく切なくなった歌は数多の曲を耳にしたけれど、この曲だけだ。

何時聞いてもなんとなく夏を思い出す歌なので気に入っている。

*
*

髪を切りすぎた君は僕に八つ当たり
今は思い出の中で しかめつらしているよ

膝をすりむいて泣いた 振りをして逃げた
とても暑過ぎた夏の君は自転車泥棒 君は自転車泥棒

ユニコーン「自転車泥棒」

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2007年11月16日

年末年始

暦の関係でいつもより長い休暇(といっても、土日祝日5日を足して11日間)になる予定。

インドに呼ばれているような気がしてならない。

あ、でもパスポートの有効期限切れているんだった・・・。

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2007年11月15日

解禁日

11月の第3木曜日といえば、地球の自転の関係から赤道を中心として水星と土星が一直線に並び(俗に呼ばれるレッドライン オブ シンクロクロスってやつ)、どのような因果か以前解明されないまでも、金融市場が活性し、空売りをすれば必ず儲かるとマネーゲーム上では囁かれている有名な逸話である、というのは、まあ、真っ赤なウソなんだけれど、この日は、おフランス好きにはたまらないであろう、ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日である。

呑み助は目尻を下げるお祭りだ。解禁日という規制が人々の欲望の琴線をくすぐる。11月の第3水曜日はNGだけれど、翌日の第3木曜日はOKだなんて。人間は対象物全てに価値を付与することができる不思議な生き物である。

このお祭り、元を辿ればフランスのど田舎の農家がささやかに収穫を祝っていたのが起源だという。それだけに世界中に伝播した勢いというのは計り知れない。

僕はもちろん前世がフランス人だったので今年も呑みますよ、というのも、これまた真っ赤なウソで、これまで呑んだことがない。これからも呑むのか怪しいものだ。機会があれば一口味わってみたいとはいえ、どこかに出向いてまで呑みたいと渇望をするほどではない。

ところで、広告を見ると、必ず日本が世界最速で解禁日を迎えるという触れ込みになっているけれど、日本がGMT+9でニュージーランドはGMT+12だから、グリニッジ標準時間を基点とするとニュージーランドが日本より3時間早く11月の第3木曜日を迎える。

たしかニュージーランドって世界で最も早く朝を迎える土地というのが売りだし。なので、第3木曜日の未明にニュージーランドでボジョレー・ヌーヴォーを呑むのが解禁日として最速じゃないのかなってwikipedia見たら同様のことが記事になっていた。ビンゴである。

しかし職業上といえども、パイロットじゃ有るまいし脳内にグリニッジ標準時間を基点とした世界時間情報がインプットされている男というのは、アジアの極東で第3木曜日の未明にボジョレー・ヌーヴォーの封を開けて喜んでいるOLと同じぐらい薄気味悪いものである。

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2007年11月14日

男子のたしなみ

昨日、友人と「毛糸でふんどしを編んでも、穿くときにチクチクしてたまんないよね」と<ふんどし会議>に花を咲かせていたら、懐かしいジュースのウイズユー・スイカソーダ味とともに、「そういえば小学生の頃、缶けりとかするときに、インディアンのふんどしって数えたなぁ」なんてのを思い出した。

「インディアンのふんどし インディアンのふんどし インディアンのふんどし・・・」と10回繰り返して百数えるのである。

それにしてもインディアンのふんどしって一体何なんだろう?

喜国雅彦の「傷だらけの天使たち」に登場する、昔のコマーシャルが気になって夜中に突然と目が覚める中年オヤジのように僕もまた悩むのか。

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2007年11月13日

今日も僕は試される

お酒を控えるようになってから気がついたことは、ここ数年のあいだ、いかにして自分のアフター6が密接にお酒と関わっていたのかということである。

平日であれば仕事を終えて誰かと待ち合わせをし、食事をしつつ一杯呑む。土日祝日であれば、やはり夕方ぐらいから待ち合わせをして、食事をしつつお酒を呑むか、宅呑みをする。どちらもアルコールの存在はとても大きい。二十代半ばまでは純粋に食事だけを愉しんでいたのに、そんな過去は遠い彼方。

お酒が潤滑油という昭和テイストたっぷりの生活サイクルにいつのまにか突入していたようだ。

それだけに、にわか仕込みの禁酒期間となると性質が悪い。つまりただ単純にお酒を控えれば済むのではなく、その期間は意識的に人間関係までを小奇麗に洗わなくてはならないからだ。

「禁酒期間だから、ちょっと・・。」とお誘いをお断るすること星の数ほど。友人がお酒を呑んでいる傍らで黙って烏龍茶を飲むほど人間が出来ていないので、早足で帰宅するようにしている。

でもよくよく考えてみると、こういうのって<モノは考えよう>で、自分がお酒を呑まずしてどれだけ酒席で辛抱できるのか閾値を見つけ出す、という方向から可能性を探ることだってできる。

乾杯の生ビールであっさり敗北するのか、黄金色に焼きあがった唐揚げが登場した時点で「済みません、ビール追加で・・」と負けるのか、「ま、ここはひとつさ、1杯ぐらいはありでしょ」と例の如く悪魔の囁きをかます皆さんの誘惑を断れずに負けるのか、それとも最後まで烏龍茶に代表されるソフトドリンクで目標を達成できるだろうか。

自分の人間性を試す<試用期間>と見据えるのだ。

なんか苦行が人生を彩る大事な項目だと信じているゲルマン民族のバックパッカーみたいな発想だけれど。

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2007年11月12日

モニターヘッドホン

DJ用のヘッドホンは長らくお店に常設の audio-technica のモノをお借りしていたけれど、クリスマスやカウントダウンに向けてお店の雰囲気も良い方向になってきたので、いつまでもレンタルは憚られるだろうと、自前のヘッドホンを購入した。

廉価な部類で8千円ぐらいを目処に取捨選択して、最終的に audio-technica DJモニターヘッドホン ATH-PRO500 に決定した。値段としては狙っていた価格より千円近くを下回る価格帯で購入できたので、まずまずである。

僕はお店から給料を貰っているわけではないし、友人知人を誘ったからといってマージンが発生するということはないので、正直言うとお客さんが少なかろうが僕自身の生活に直撃しないから胸を痛めないんだけれど、親しい知人がお店を4月に立ち上げ、当初は順風満帆とはいえなくとも徐々に盛り上がってきて、最近だと土曜日のお客さんが入ったり、なかにはDJについて目を留めてくれるお客さんが出てきたので、嬉しくないわけはない。

仕事でもプライベートでも、大小なり自分の携わった企画が、まるで小さなつぼみから大きな花に育っていくかのように発展していくその歴史に参加できた、というのはありがたい。

DJモニターヘッドホン ATH-PRO500 BK
オーディオテクニカ(エレクトロニクス)

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2007年11月09日

秋の味覚

遠く離れている大家さんのご子息が、茨城県のとある土地を借りて週末に農作物を育てているらしい。

大家さんのもとに送られてきたのは、大きくて甘そうな紅あずまだった。たくさんあるので、どうぞと、我が家にもお裾分けしてくれた。恐縮するばかりである。もちろんありがたく頂戴した。

*
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さつま芋といえば、家の向かいにある八百屋さんは、冬になると焼き芋を販売して、もちろん八百屋さんの焼き芋なので、大きな焼き芋が100円だったりする。これがめっぽうに旨い。

どうしてか焼き芋に限ってはお洒落な容器に入っているよりは新聞紙で包んでいないと、しっくりとこないものだ。

熱々の焼き芋を片手でパカっと割ると、カステラのような甘い香りが立ち上がって、黄金色のお芋が現われる。そのまま齧ってもいいけれど、バターを落として食べると、一味違った格別の旨さになる。冬の訪れとともに、土曜日の朝食は焼き芋で済ます朝が続く。

灯油ストーブでミルクを温めてマグカップに注ぎ、、厚手の靴下を履いていそいそと目の前の八百屋で焼き芋を買う。部屋に戻り、デッキにCDを乗せて音楽を流す。慌しい平日と異なり、至福の時間である。

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戴いた紅あずまは、どうやって食べようか。大根の味噌汁とさつまいもご飯、秋鮭というメニューも悪くない。夢想が幾らでも尽きない。

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2007年11月08日

散歩がてらの運動

先月の某休日、天気が良かったので昼間っから家の近所をあてもなくブラブラ歩いていたら、住宅街の中心地に居ることに気づいた。家からそれほど離れていないのに、これまでに通ったことがない脇道は新鮮に映り、良質の単館系映画を観たような小さな発見が嬉しく、喜びにすら感じた。上を見上げると空が突き抜けるような青さで、秋の到来を感じさせてくれたからだったかもしれない。

やがて前方から大きなヘッドフォンを装着し、ブツブツと独り言を呟いている中年男が歩いてきた。束の間の幸せは霧散し、背筋に緊張が走った。染色体が少し足りないかちょっと多いか、とにかくそんな風情である。いくら春と秋が季節的に似ているからって、こんなところで出てくることないだろうと憤りを覚えた。やっぱり都会って、危ない人が多いなぁと警戒しつつすれ違ったら、タレントの※☆△博士だった。散歩が趣味だと公言している彼だが、その姿は正直言うと異様で独特すぎた。あーゆーのがオーラってやつなのかもしれない。

一定の速度を保ちながら散歩するというには、効率的な有酸素運動になり脂肪燃焼が行われやすいらしい。俗に言うウォーキングである。

前述の博士は健康目的なのか趣味の延長なのか、どちらでもないのか両方なのかは残念なことに永遠の謎だけれど、けっこうなスピードで歩いていた。

ハードトレーニングは無酸素運動に陥り、燃焼率の低下を招くので、メタボリック対策には不向きとされている。一方、20分以上の運動で心拍数が一定に保たれる運動(120~140程度)を続けると、脂肪が燃え始め、運動の動力にと体脂肪をエネルギー源に代謝させようとするから、ダイエットにより効果的と一般的に評価されている。ところが、20分以上の運動は手ごろでありつつも、いざ試そうとすると、時間の確保が難しい。

そこで、住んでいる場所によって左右されるとはいえ手軽に歩けるのは、以前に流行した<一駅前で降りる>という運動だ。僕が使っている路線は一駅前の駅で急行待ちをするケースが多く、通過待ちするので、歩くのに都合が宜しい。

そして実を言うと、一つ前の駅にも我が町と同じぐらいの商店街があり、そこのお豆腐屋さんのがんもどきが結構イケるのだ。寄り道が目的になってしまい本末転倒にならないように身を引き締めつつ、今日もぶらり途中下車。

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2007年11月07日

速聴学習法

僕が毎週DJしている友人が経営しているお店は、平日週末にこだわることなく、きっと土地柄だろう、外国人のお客さんがわりと目立つ。5人ぐらいのグループで来客されることもあれば一人でカウンターで飲むお客さんもいらっしゃる。

なんとなく「もしかしたら今夜は外国人が多いかもしれないな」なんて思っていると、ビバリーヒルズ高校白書から飛び出したようなグループが実際にテーブルを取り囲んだりしているから不思議である。

週一のお手伝いでも、継続して現場を見渡していると、その仕事ならではの<勘>みたいなものが培われるらしい。

*
*

先週末。

その晩の一番最初に扉を開けたお客さんは外国人だった。大体が22時以降に外国人のお客さんが増える傾向にあるので、一組目が外国人というこのパターンは珍しい。しかも一人である。

アメリカ人のレナード君。横須賀の基地に2週間だけ滞在し、また本国に戻るというタイトなスケジュールながらも、きっちりと週末は表参道や六本木を攻めまくる青年だ。

一組目という余裕から、レナード君に普段はどんな音楽を好むのかとか訊ねてみた。

通常、DJするときは手持ちにない曲やジャンルをリクエストされても失望させてしまうことになるだろうから、できるだけリクエストは避けているのだけれど、まあいいかと思い、聞いてみたのだ。リクエスト云々以前の技術的な問題を山ほど抱えているというのに、安請け合いをしてしまう性分は直さなくてはいけないのかもしれない。

「HIPHOP・・・」

返ってきた答えは一番厳しく苦手なものだった。手持ちがまるでないのだ。最も縁遠いジャンルである。Kanye Westのアルバムをかろうじて一枚持っているだけで、あとはせいぜい何かのサントラに収録されているトラックがあるぐらいだ。ずばり「尺が足りねー」である(腕もねーでもある)。

かろうじておいてある棚のどこかに埋もれているエミネムを探すためには、バベルの塔の如く聳え立つベタ置きのCDタワーを崩さなくてはならないわけだから、気が遠くなる作業になるのは明らかである。

もちろん暗い店内の上にエミネムのアルバムがどんなジャケットだったかすらも憶えていない不甲斐ないDJが探索の旅に出られるわけがない。

エミネムは諦めようと肩を落とした瞬間、ちょっとしたことがよぎった。以前にHIPHOPを流さなくちゃいけない夜がもしかしたら訪れるかもしれないと危惧して、渋谷の宇田川交番裏手にある日本一下品そうなHIPHOPの店で買っておいた編集盤のアルバムをストックしていたのだ。

この2枚で何とか凌いだ。レナード君もそれなりにご機嫌である。

シアトルからやってきたと言うので、野球の話とスターバックスの話とニルヴァーナの話題で盛り上がり、<Smells Like Teen Spirit>のHigh/Lowを切って(店で使用している自前の機材にこの機能があるので、一度使ってみたかったのだ)、「Hello,hello,hello,how low?」のボーカル部分だけをHIPHOPに被せたら、手を叩いてゲラゲラ笑っていた。

そして30分も経つと、レナード君と入れ替わるように、僕の友達が遊びに来てくれた。

*
*

さて、アメリカ人は諸外国の非英語圏の人と話すときは努めて分かり易く話そうとする傾向が見受けられる。それに比べて英国人は酷い。決して速度を変えることなく平然と話そうとする。もちろん個人差あってのエピソードだ。でも僕の粗末な経験に照らし合わせてみても、この類の話というのは、結構思いあたる。

この夜のレナード君もそうであった。日本人に聞き取りやすい速度とセンテンスで会話をするのだ。コミュニケーションをとりやすい。

英語学習においては、<習うより慣れろ>という言葉を頻繁に耳にする。語学は生活ツールであるというのが僕自身の思想なので、この信条は大いに頷ける。

学習したい言語と日々接するのが、学習への近道だ。

悲しくも、近頃、映画を鑑賞していてもスルーして見ていたはずの字幕で立ち止まってしまう場面が出てきた。

こういう時に活躍するのは速聴学習で、付録のCDをMp3ウォークマンにぶち込んで通勤中にリスニングすると効果が増大する。

英字新聞から拾い出した例文はいささか時代を感じざるを得ないけれど、言葉は不変である。

青い表紙のCore編は初級者にやや敷居が高い。やもすれば途中で投げ出しかねない。でもジっと堪えて目を見開き耳を開放すると、良質の英語学習が得られる。

最初は辛いが、初心者用の緑色の表紙よりもこちらから始めたほうがいい。

僕はひさびさに再開しようと考えている。

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2007年11月05日

戦場にかける大橋巨泉

暖冬のせいで長袖を腕まくりしないと暑くてしょうがないというのに、10月31日のハロウィンを過ぎた瞬間に、東京中のレストランや雑貨屋、洋服屋などの装飾がクリスマス一色になっているのにはさすがに目を見張るものがある。

キリスト教圏でもない極東の国が、世界一最速でイエスキリストの生誕を祝おうとしているのは、外国人の指摘を待つまでも無く奇妙でしかない。

何割強の日本人が<主の降誕>を祈るのだろうか。少なくとも街を鮮やかに彩るクリスマスツリーを見る限りは、イエスキリストというよりはサンタクロースに比重があるように思える。僕はそうである。

キリスト教系大学では日本で最も長い歴史をもつミッションスクールに在籍していたくせに、初期パンクの影響で<アンチクライスト>と称して中指立てたりしていたりと、学風にまったく馴染まない僕ですらクリスマスは大好きだ。

それは日本独特の外国文化迎合システムによって、それ本来の意味・意義が失われ、出来事という事実だけが受け入れられて定着しているからである。日本におけるクリスマスは、宗教的行事を中心に捉えないで単なるお祭りに昇華している。だからこそ納得ができる。

もし、日本におけるクリスマスが<主の降誕も込みでっせ>だったら、きっとアンチになっただろう。

外国のお祭りは挙げだしたら枚挙に暇がない。卵の殻にイラストを描くイースターや牛追い祭りやタイのソンクランだって、外国のお祭りである。

でも誰一人として銀座のど真ん中とかで「今日はソンクランだから水をぶっかけるのじゃー」とか言わない。

なぜだろう?

サンタクロース、クリスマスツリー、ホワイトクリスマス、クリスマスソング、ケーキなどなど。全部、ほかの祭りには準備できないお祭り騒ぎをするには申し分ない素材が12月24日25日に揃っているからだ。

外国文化のお祭りでブッチ切りで一位の箔がある。だからクリスマスは楽しい。キリスト教のイベントだから祝わないってのも頷けるけど、日本に到来した時点で、こりゃ単なる祭りだと思えば気が楽だ。

ただ、12月24日を祝日にしようとする動きには賛同できない。特定の宗教に著しく関係する記念日を祝日にすることは政教分離に反することだ。祝日の意味合いに気をつけなくてはならない。

それと、11月の初日から残り50日近くをクリスマスに身をささげるというのは、いささかスタミナがもたない。せめて10日前ぐらいからでいいんじゃないか?祭りっていうのはそういうもんである。

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2007年11月01日

喫茶店の事情

たぶんいまも現存しているだろう喫茶店で、英会話喫茶というのがある。渋谷や高田馬場や原宿で何度か見かけたことがある。それなりに繁盛しているようだ。

一見変哲のない喫茶店だけれど、自動ドアを開けるとそこは教室のような店内の様子で、外国人講師達が学校さながらに黒板に向かって教鞭をふるっているのである。ただし喫茶店なので授業を受けながらドリンクを注文できたりとちょっと他の喫茶店にないサービスが振舞われる。

英会話教室よりは値段が手ごろだし敷居も高くないということで学生を中心に人気を博している。というのは、まったくのウソで、要するに店員が外人というだけである。

日本語を理解できる出来ないに関わらず、あえて店員は日本語でコミュニケーションを図らない。日本語を解しないから、注文するときなんかは英語で話さなくてはならないのだ。注文時だけでなく適度に店員と会話が出来るので、英会話上達も期待できるし、なんだか外国みたいな雰囲気。

外国に留学しなくちゃいけないという同級生に真剣な顔して、留学前に英会話喫茶で緊張を解きたいから付き合ってよと頼まれたことがある。「コイツ、バカか?」って思ったけれど、奢りだったしちょっと覗いてみたかったので、渡りに船と思い、同席した。

*
*

僕なんかは<アリババカフェ>と称してインド音楽が割れんばかりに垂れ流しされるインドスタイルの喫茶店を都内にオープンしたらそれなりに繁盛するんじゃないかなんて思うのだけれど、人それぞれ好みというものがあるようだ。

インドにはやたらと似たような店が何処にでもあって、<アリババカフェ>なんてのもその一例だ。

経営母体を辿ると同じだったということは絶対に有り得なく、要するにそこらへんのインド人が勝手にネーミングしているのだ。

たいていの<アリババカフェ>の店内にはボロ雑巾が朽ち果てたような生気のない野良犬が数匹居座っていて、30分に1回の割合で店に断りもなしに乞食がたかりにきて、カレーを頼んでも1時間ぐらい出てこなくて、コーラじゃなくてThumbsUp(インド独自のコーラ。激マズ。飲むとなぜか咳が止まらない。リムカっていうレモン味のジュースもある)がぬるいまんま置いてあり、インテリアの代わりに蝿が10匹ぐらい気ままに飛び交っている。運が悪いとチャイに睡眠薬を盛られてパスポートを盗まれる。夜は停電。昼はぼったくり。

まあ、つまりインドに一万軒ぐらいある喫茶店全般に共通しているクオリティなのだが、裏原宿あたりに開店したら最高だろうなって思う。3時間ぐらいで保健所がすっ飛んできて営業停止になること間違いなしである。

*
*

こういう「○○カフェ」「○○喫茶」というのは、古くは「名曲喫茶」「ジャズ喫茶」や「ノーパン喫茶」があり、最近だと「メイドカフェ」がある。

「○○」の部分に、肥大化した趣味や嗜好を代表する文字を当てはめて、店内をその嗜好性を拡大した様相で彩れば成立する。「○○」が埋まっていく限り、人々が抱え持つ嗜好の数だけカフェが存在するのだ。

最近だとメイドだけじゃなくて「ぽっちゃりカフェ」だとか「メガネっ娘カフェ」と、かなり細かく分類されたカフェがあるようだ。

もっともっとこだわりぬいて、フィジカル面で欲望を満たせるのではなく、パーソナリティで成立するカフェなんか出てきたら面白い。

「しかられカフェ」とか「バブバブカフェ」など。

いうまでもなく叱られたい願望があって赤ちゃん言葉でカフェオレをくゆらせたい人が暖簾をくぐるのである。

人々の欲望と共にあらんことを。

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2007年10月29日

禁酒生活

12月14日に健康診断を受けるので約1ヶ月の間、禁酒することにした。

肝臓を休め、バランスの取れた食生活をし、一夜漬けならず一ヶ月漬けの即席ヘルシー人間に変貌しようと考えているのである。もちろん検診結果で良いスコアを出すためだ。

半年以上も前から「なるべく早く検診して下さい・・」という会社から再三要望されていたそれをすっかり忘れていたので、ついに決めた。

僕も含めて世間全体が、12月の年末は恐らく忘年会のラッシュ、お正月は新年会のラッシュである。

だから12月の後半や年明けは残念な結果になりそうだということは容易に想像ができる。それでいてパーティのオファーもあるだろうから─僕はだいたいがカウントダウンやニューイヤーでパーティのハシゴをしてしまい朝まで踊り狂うパーティナッツ(パーティ気違い)になる傾向がいまだにある─、健全な身体で挑むとなると12月14日以外には選択肢がないんじゃないかと思うのだ。

*
*

そもそもこのアイデアは会社の同僚の案で、彼は実際に3ヶ月の禁酒をして肝臓系統で良いスコアを出した。ただし、禁酒しすぎたせいでストレスが溜まり、胃の方面の数字が伸び悩み、2次検査に至った。

僕は何事も中途半端な性格なので辛抱強く3ヶ月を耐え抜く器量なんて20世紀の頃に置き忘れてきちゃったから1ヶ月にした。つまりは11月14日からお酒は飲まないしカロリーも控えるし、1つ前の駅で降りて運動しちゃうぐらいを敢行するのだ。

ところがである。11月14日はまだまだ当分先だからという奇妙な安心感がそうさせたとしか思えないが、先週末の土曜に3軒ぐらいハシゴしてすっかり記憶をなくしてしまった。たいていの健忘した翌朝がそうであるように、目覚めた直後に自己嫌悪に苛まされた。「何を喋って何処で何をしていたのか全然憶えてねー」である。

最近は、DJをする前はオファー次第で、友達と待ち合わせし、近所の焼とん屋で1杯呑んだり串をつついたりしている。台風が荒れ狂う先週土曜は友人カップルと僕の3人で<4時空き>の焼とん屋に入った。

生ビールで乾杯し、キンミヤという焼酎をシャーベットにして凍らせたジョッキにホッピーを注ぐ<シャリキン黒>で喉を潤おし、芋焼酎のお湯割りを呑んだ。まだまだ意識はしっかりしていたので2軒目を目指し河岸を変えた。近所のネパール屋は裏メニューと称してメニューに載っていないツマミを出してくれたり、サービスでいろんな食事を出してくれるシャンティな店で大変気に入っている。ここでククリラムというネパールのラム酒を2杯ロックで呑んだ。

で、この店を出た記憶がないのだ。

どうやら友人曰く「いまから表参道行くぞー。オラァ」とわめき散らし、日本シリーズを観たくて台風だし帰りたいという2人を無理やり表参道に連れまわしたとか。

電車の中で奇行をしたバカ外人がネットで話題になっているけれど、僕はどうやら同じ時間帯の別路線で、車内で用を足そうとしたり椅子の上にあがり傘をギターに見立ててロックスターのまねをしたり「森末、金です。金メダル取りました!!!」と絶叫しながら吊革で懸垂したらしい。

近くにねらーが居なくて助かった。今頃きっとYoutubeでバカ面引っさげた僕の動画がアップされていただろう。

表参道?何を回して何を話してどうやって帰ったかたぶん一生思い出せないと思う。

そんなわけで、反省の意をこめて、11月14日といわずに今日から禁酒します。

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2007年10月26日

夢の行方

弟と妹が双子で所謂<としご>だったので─親としては想定外だったらしい─物心がつくまでは田舎のおばあちゃんのところに預けられていた。

そのせいか、いつまでもおばあちゃん子だった。春夏秋冬、四季を通じて甲府の田舎で暮らした。

秋も深まる季節になると、つまり落ち葉が舞い落ちる季節になると、大きな庭で枯葉を集めて畑で焼き芋をしたりした。落ち葉の暖かい炎をともに煙が空高く舞い上がり、おばあちゃんは一緒にしゃがんで童謡を謳ってくれたのを憶えている。

「焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き。あーたろうかあたろうよ・・」と。

だから有名な落ち葉という童謡を聴くと、幼少の頃の落ち葉焚きの目に染みる煙と、ホクホクの黄金色の焼き芋がアルミ箔から覗いているという情景が思い浮かぶ。

さて、最近知った豆知識によれば、この歌の発祥となった土地が中野区新井薬師にあるらしい。西武新宿線新井薬師駅近くだ。そんなに遠くはないので、いつか訪れてみたいと思う。

そして突然だけれども、今朝、夢に亡くなったおばあちゃんが出てきて、おばあちゃんはどういう理由だったのか思い出せないけれど淋しそうにしていた。だから僕も起きた時にはひどく哀しかった。もう大人だから泣くのは我慢できるけれど、それでも哀しかった。なぜだか分からない。

久々に帰省でもして、近々、お墓参りに行こうと思う。

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2007年10月24日

田舎も世知辛い

鳥取県の総人口数が都道府県で最下位になったというニュースが流れていたので、東京はどうなんだろうと気になり調べてみた。

そしたら驚いたことに、面積は60パーセント足らずというのに総人口数を比較すると20倍なのである。もちろん東京が。

23区にいたっては、面積は鳥取県の17パーセントで総人口の割合は13倍。ここまでくると何がどうなっているのか数字だけじゃ分からなくなってくる。げに恐ろしき、東京都。

<東京都>
面積 2187平方キロ
総人口 1280万人


<鳥取県>
面積 3507平方キロ
総人口 60万人


<東京23区>
面積 621平方キロ
総人口 800万人


土日に歓楽街に出歩く自分が悪いのだけれど、感覚的に評価しても、たしかに10年ぐらいで劇的に新宿や渋谷の混雑っぷりは加速している。まさに歩けないぐらい混雑しているのだ。

僕が高校生の頃は土日に渋谷をブラブラするぐらいの余裕と言うか、街自体には隙間があったと思うけれど、いまはそんな悠長なことは言っていられない雰囲気である。

ナントカ線とかホニャララ線が主要駅へのアクセスを可能にしたので、昔に比べたら足を運びやすくしているんだろう。人口だけじゃなくていろんな要因が街を飽和状態にしている。

*
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東京に上京した人がまず真っ先に都会の洗礼を受けるのは電車のラッシュである、というのは大抵誰もがよく聞く話だ。電車を降りても昼も夜も区別無く車が走り、のべつなく人の往来がある。

ところが都心から離れてちょっと秩父あたりの地方に出向くとガラリと様相が変わる。

某年某月の夏休みに秩父に行った時のことだ。大抵の旅館がそうであるように、僕が泊まった旅館も例外なく夕飯の時間が18時ぐらいだった。真夏の18時はご存知の通り夕刻らしくないので、蝉がいつまでも鳴いていて、昼間の太陽がまだ沈まずに最後の暁を振り絞っている。

15時ぐらいだっただろうか、山頂にある喫茶店で珈琲とチーズケーキを食べたから、さほどお腹は空いていなかった。

山で採れた新鮮な山菜天ぷらで有名な温泉宿ということもあり、僕は女将に少し散歩して食事をしたいから18時半に延ばしてもらえるようお願いした。もちろん女将は快諾し「それでしたら18時20分から天ぷらを揚げますので、お部屋でお待ちください」とお辞儀をした。そういう宿なのだ。

*
*

僕は古い街道の景色を眺めながら30分じっくりと散歩したのだけれど、期待とは裏腹に散歩すればするほど妙な胸騒ぎが沸き起こり落ち着かない気分になった。

その違和感は最初は気がつかなかった。思い過ごしかもしれない、そんな風にも思った。

だけどもいつまでも払拭できない奇妙なしこりのように留まるので、歩きつつそれについて考えていたら、どうも街道に原因があることが判明したのである。

普段、人の往来が皆無である通りを歩くことがないので、歩いても歩いてもシンと静まり返っている街の様子に不慣れだったのだ。このあたりでは日常的光景かもしれないが、左右前後に誰も居ない状態で往来を歩くことに慣れていないと、スティーヴン・キングが書く小説の世界に紛れ込んでしまったような奇妙な浮遊感に包まれてソワソワしてしまう。

自己確認できないバッドトリップみたいな感覚である。

結局、ヘトヘトになりながら宿に戻り、何処の部屋からとも聞き分け出来ない程の小さく零れる談笑を耳にして自分以外の他人がいることに安堵感を憶え、ようやく一息ついた。

都心か田舎か。どちらが好ましいのだろう?

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2007年10月22日

朝霧マジック

よく聞く話にあるように、日本以外の諸外国─とりわけアジアやアフリカ中近東─で、喉が渇いたからといって蛇口を捻りゴクリゴクリと水道水をじかに飲むと、のべつなしに数時間後には便所に駆け込むことになる。噂でも誇張でもなく、実際に旅の空では起きて不思議じゃないエピソードだ。

蛇口からでてくる水は一般的にローカルウォーターと呼ばれて、衛生事情が好ましくない地域にいたっては旅人に限らず現地人ですら煮沸しないと口にしない傾向にある。

そういうわけでペットボトル入りの水は決して手放せない存在になる。これはミネラルウォーターではなく、煮沸したいわば<衛生的>な飲み水で、ドリンキングウォーターと呼ばれている。ラベルにも「DRINKING Water」と書いてあるはずだ。もちろんミネラル成分が含まれていないから廉価な値段で購入できる。

清潔大国の日本から第三国に入国すると、なんといっても衛生関係でカルチャーショックを受けること間違いないので、小心者の旅人は歯磨きするにもこの「DRINKING Water」を使用することになる。ところがやがて「ん?もしかしたらそんなに大袈裟じゃないんじゃないか」と安堵感が漂い、歯磨きぐらいだったらとローカルウォーターを使うようになる。まあ、それぐらいだったら平気だし、国によっては免疫が出来てしまえば、うがいぐらいだったら大丈夫なのだ(という発想のもと、ローカルウォーターを無謀にも飲み続け感染症にかかった旅人を僕は知っている)。

カルカッタの木賃宿が立ち並ぶサダルストリートには海とも山とも見分けがつかないバックパッカーがウヨウヨしていて壮大な見応えがあるのだが、その中心に位置するパラゴンホテルは、オールドヒッピー世代の時代から愛された安宿で、パラゴンのドミトリーに数ヶ月居座っているという輩が雨後の竹の子のようにいる(そのドミトリーは結核病棟を思わせた)。

もちろんロクに金を持っていないので、彼らはローカルウォーターをごくごく飲むのだけれど、これは非常に不衛生で肝炎の発症率がグンと高くなる。とある旅人がペットボトルに入った水をくれたので随分と気前がいいなぁと思っていたら、水道水を入れ替えた代物だったと判明して眩暈を起こした。彼らは不衛生・不健康・不真面目をモットーにしているからすぐに肝臓系を壊し、肝炎に罹りやすい。コホコホと不吉な咳をしては「LIV52」というアーユルヴェーダの肝臓強化薬を飲んでいるぐらいなのだ。

生活用水としてローカルウォーターを使用していても、決して飲むには至らなかった僕は不安を抱えて帰国したが、運よく僕は肝炎にならなかった。肝炎は長期的に治療を必要とするから厄介なのである。ラッキーだとしかいえない。とにかくそんな経験もあって、第三国での生活以来、自国に戻っても蛇口からの水道水に妙に不信感を覚えてしまい、ミネラルウォーターを購入するようになった。

最近だと100円程度で2リットルのミネラルウォーターが購入できるのが嬉しい。特にこだわりなく目についたペットボトルで賄っていた水のブランドは、意外にも近所の100円ショップで売られている「朝霧ビバレッジ」のミネラルウォーターで決定的になった。朝霧という名の通り、富士の深井戸が源泉となる水で、一口飲むと少しだけ塩っぽいクセがありつつまろやかな口当たりが広がる。ちょっと侮れない。明らかに他社のそれとは一線を画すテイストである。

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2007年10月19日

私鉄だより

かつて野口五郎が「私鉄沿線」という歌で♪花屋の花もかわりました ぼくの街でもう一度だけ 熱いコーヒー飲みませんか♪と歌って一世を風靡したのは有名である。

生まれも育ちも山の手、中央線総武線至上主義者の自分としては私鉄沿いに住んでいる田舎っぺの気持ちなんぞは理解不可能で、「私鉄沿線」という70年代のアンニュイな雰囲気がサッパリ分からなかったのだけれど、いざ自分が私鉄沿線に住むとなると、なるほどなと頷いたりして歌の背景がしっくり染みこみ、これまた違った気持ちにもなる。

私鉄沿線(しかも各駅停車どまりの駅)にしか出せない味わいというのがあるのだ。街にも色々な顔があって面白い。

ただし、♪熱いコーヒー飲みませんか♪ではなく、♪旨い焼きとん食べませんか♪になるわけだが。

このブログでも何度か登場している駅裏の焼きとん屋は、連日大賑わいの人気店だ。

炭で丁寧に炙られた<たんした>を特製の味噌焼きで戴き、ホッピーを飲む。煮込みやガツ酢もあり、もちろん刺身も用意されている。

不定期ながらも当店で心ゆくまで焼きとんを堪能しようという企画を準備して、とある土曜日の早い時間の開店、通称<4時あき>を狙い、串を堪能したりしている。

友人がアメリカから帰国したので、来週あたりもこの会を企画しようと心待ちわびているところである。いや、ほんとに旨いので、ぜひ一度。連絡いただけたら誰のお誘いだって行きますぜ。

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2007年10月18日

風邪っぴき

1ヶ月の放蕩が仇となったのか、季節はずれの野外活動が身体に響いたのか、風邪を引いた。

経験的に思うのは、身体は発熱したいから発熱するのだという考えで、つまりは下手に風邪薬で熱を押さえ込むよりは大量の汗を掻き一気に熱を出して、スッキリしたほうが楽になる。目の前のお盆に乗せてあるアスピリンに手を出しそうになりつつ、夢の世界に。週末までには体調を良くしておかないと。

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2007年10月17日

宛先まつがい

払い出し数が制限されていた当時に取得したアカウントだったので、某Gmailのエイリアスは希望通りに取得できている。

特にサイトに公開しているアドレスでもないのに関わらず、他の誰かと間違えて送られてくることが多い。PSYTRANCE系の誰かと間違えているらしく、その多くは海外のパーティピープルで中にはパーティの写真を送ってくる輩も登場してきた。

先日もアカウントの受信ボックスを覗いてみると、オーストラリア人のsam君が「hello Ive been trying contact you but coudnt get・・・」と、<何回も君に連絡したんだけど、連絡とれなくて>なんていうメールを送ってきているのである(しかも彼はシドニーから荷物を送りたいから助けて欲しいなんて続けて書いている)。これはさすがに不憫に思い、「君の友人のアドレスじゃないよ、ごめんね。宛先確認してちょ」と返信しておいた。その後、sam君が友人と正式に連絡が取れたのかどうか分からない。

パーティのお誘いメールもあり、asif君からは「Just wanted to know if you are attending psy-trance fest in kathmandu・・・」とネパールのカトマンドゥで開催されるフルムーンパーティの案内が寄せられた。これも「君の友人のアドレスじゃないよ、ごめんね。宛先確認してちょ」と返信しておいた。数日後、asif君から「こちらこそ申し訳ない。東京からじゃ遠いかもしれないけれど、もしネパールに来る機会があったらフルムーンパーティに!」と返ってきた。

asif君によれば今月末のフルムーンに3日間のパーティがチベットとの国境16キロのエリアで開催されるとのこと。

そのURLがこちら。 http://www.shantijatra.com/

NeuromotorやIron Madness、Kindzadza、Syntax Errorが出演。Parvati系のメンツがプレイするようだ。

深い山に囲まれたネパールのパーティは最高に気持ちよくて、クリームな上質のアレがたっぷり用意された環境で、ヒマラヤを背中に踊れたりするからかなりそそられる。

3日間をネパールの山中でパーティーかぁ・・・。そんな気持ちを抑えつつ、上記サイトのギャラリーにある写真を肴に今日もお仕事。

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2007年10月15日

山の手線ゲーム

個人的には年相応と思っているわりには一部の方々からはそんなでもないようで、わりと実際の年齢より年下に思われるケースが多い。先週末も表参道でDJをしていたらお客さんに青学の大学生アルバイトと思われていた。昔はもっと酷くて、年齢どころか性別すらも間違われることもあって(大学1年の頃は痴漢に会うことも)、しばし女の子と勘違いされるケースすらあった。

さすがにいまでは女の子に思われるケースはないけれど、19歳ぐらいの写真を見ると「こりゃたしかに痴漢にあうかも」というレベルではある。

当時は体重が52キロ程度でウエストが27インチ、それでいて究極に細いブーツカットを穿いていたもんだからお尻がパッツンパッツンだった。それでいてロン毛だから、もしかしたらせっかちな痴漢には女子に見えたのかもしれない。

まあ、しかし、不幸なのは彼だけではない。微妙な手つきで触られる僕こそが不幸である。徐々に差し迫る手。最初はスリかと思ったけれどそうでもないらしい。手をテクニカルに揺らしてお尻を触ってきて緩急つけて揉んでくるのだ。ガタンゴトンと揺れる電車。吊革が急に遠くに感じる。「あ、そこ、もっと右」とかは微塵にも思わず(もちろんだ)、鳥肌がゾっと立ったのちにすぐに怒りが爆発した。

これは痴漢じゃないかと。

こういう時に一番効果があるのは大声で啖呵を切るに限るよと、高校2年生になる友達の妹が話していたのを思い出した。クルッと振り返り腕を取り「てめぇ、野郎のケツ触ってんじゃねぇぞ」と怒鳴り、次の駅のホームに引きずりだしたのである。

痴漢は触ったことがバレたのと触っていたのが男だったという<1粒で2度の不幸>を味わった男にしか出せない表情で泣きそうになり、立ち尽くした。僕は男なのでケツぐらいじゃ傷も少ないとはいえ、実際に痴漢というのは女の子にとってトラウマになるだろうな。困ったもんである。

女性の多くを敵に回しちゃうかもしれないが、痴漢というのは男に限ったことではないというのが僕の定説だ。もちろん個体数は少ないだろうけれど、女性の痴漢というのは存在する。

事実、高校3年生の時、ラッシュ時間の山手線で僕は遭遇した。年齢は20代後半。見た目に特徴というのは特段見当たらない。ごく普通のOLである。容姿だって悪くない。スタイルもいいし、むしろ綺麗なほうである。

こういう類の定番なのだろうか。やはり差し迫る手。ただ、その手が差し迫るのはお尻ではなく、僕の非常にデリケートで大事な部分だ。オティンティンをクリティカルヒットされた。ジッパーに手を掛けてくるマニキュアの綺麗な指。密室的空間で視線がバッチリ合う年上の女性。僕の手を取り自分のお尻に回そうとする。僕は手を払った。一体全体、いまこの地球で何が起きているのかまるで理解できない。マジでビビった。突然のことで怖くて泣きそうになった。思わず次の駅で途中下車して心を落ち着かせた。

僕が降りようとすると、その女性は何事もなかったように澄ましている。たぶん、周りの乗客も気づいていないだろう。そこで何が起きていたのかを。

過ぎ行く電車の中に映るその女性はごくごく普通の人だった。少なくともラッシュ時に高校生の男子をサワサワする人には見えなかった。元々が乗り合わせている電車じゃなかったので、それ以来その女性に再会したこともない。いまとなっては顔も正確に思い出せない。

そしてウォークマンで聴いていた曲がレッチリの「Give it away」で、悲しいことにこの日を境に僕の中で<痴漢>というと、自然にこの曲がテーマソングのように頭の中を駆け巡るようになった。「ギブレイギブレイギブレイナーーウ」とアンソニーが謳いだすとOLの綺麗な手がお尻を触ったりしているイメージが浮かび上がるのだ。困ったもんである。

ごく稀に今も時折山手線に乗ると、高校3年生の時に出くわした女性の痴漢を思い出すことがある。あの人はいまも都市伝説のように存在して、見ず知らずの誰かの何かを触ってるのだろうかと。どんな経歴でどんな事情があって、痴漢に至ったのか興味本位で尋ねてみたい。

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2007年10月05日

秋の宵の情報ダイエット

たった2週間とはいえども、自宅を離れて生活し、しかもインターネットからも遠ざかっていたら、脳味噌に余計な情報が混入してこなくてスッキリとした<情報ダイエット>が実現出来るようになった。

余計な情報というのは、取るに足らない芸能情報とかで、つまりは必要としていないゴミみたいな情報である。おかげさまで東京に戻ってからも、普段は垂れ流ししているテレビを消して生活するようになってきた。

テレビを観ない生活は本当に久しぶりだ。物足りないというよりは、観ないことによって自分の時間が有効に使えるようになったので、なんだかいままでテレビで時間を潰していたかのようである。まあ、実のところ、テレビという玩具は依存性の高い娯楽だと、かねてより考えていたから、足を洗うにはちょうどいい機会。

9月の半ば頃だったか、こんなエピソードを耳にした。

インターネットやテレビを規制していたブータンでは爆発的にテレビが普及し、その影響で海外の情報を一般庶民が知ることができるようになったと同時に、みんながテレビの虜になりすぎて普及前の時代に当たり前のように交わされていた家族の団欒や会話が少なくなったという。

もちろんこの手の話は往々にして端的過ぎるから、全ての原因がテレビにあるという見方は極端であるにせよ、なるほどなと頷ける部分が僕自身に認められたので、なんとなくテレビを自粛するようにした。

さて、テレビを観ない我が家は意外とシンとしていて、デッキに乗せたCDが音を紡ぐように奏でる。芋焼酎「白波」の原酒ボトルを頂戴したので、ロックで呑んでいたりすると、今更ながらに夏が過ぎ去ったんだなぁと感慨深くなったりする。こういう風に過ごすのは久々である。

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2007年09月21日

Double Day#03

Marty/
Doc,You gotta listen to me.

Doc/
I've had enough practical jokes for one evening. Good night,Future Boy!

Marty/
No,wait! Doc. The... the... the bruise... the bruise on your head.
I know how that happened! You told me the whole story.
You were standing on your toilet,and you were hanging a clock,and you fell,
and you hit your head on the sink. And that's when you came up with the idea
for the Flux Capacitor... which... is what makes time travel possible.



snapped by: DOCOMO P900iv &SH903i

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2007年09月14日

モテT

今朝、乗り入れしている駅の階段あたりで偏差値30ぐらいのギャル男を見かけた。

エグザイルのメンバーに居そうな風貌に下品なグラサンとマシンでこんがり焼いた褐色の肌。黒いジャージの背中には金ラメの文字がでっかくイタリックで刺繍されていた。

<Ass hole>と。

「俺はケツの穴みたいなもんだぜっ!」という自己主張だろうか。理由は彼自身のみが知るところだろうけれど、もしその単語の意味が分かっていないっていうんでデザインだけで選び着ているんだとしたらちょっと気の毒だった。

タイのカオサンにもそんなインチキ臭が漂うTシャツが30B(120円)ぐらいで売っていて、日本語で<ウンコ大盛り>って書いてあるTシャツをアメリカ人が「超coolだぜ」と呟いて颯爽と着て屋台でタイの汁そばを啜っていたりする。日本人の僕らには絶対着ることの出来ない一枚である。

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2007年09月13日

それでも地球は回っている

いまから8年ぐらい前、知り合いの家で映画を観ていた。当時の主流はDVDではなくビデオだったので、レンタルビデオ屋で映画を借りて観たのだ。<プライベートライアン>という最高傑作を誇る戦争映画で、臨場感溢れる冒頭シーンは幾度となく回数を重ねて観たというのに震えが止まらなかった。

3時間近くある映画を完全に観終わり、気分はノルマンディだというのに、仲間のうちの女の子が僕に尋ねた。

「で、ライアンって助かったの?」と。

気分はすっかりミラー大尉だった僕は未曾有の脱力に襲われオマハビーチでドイツ第352師団に囲まれたような既視感をくらった。

でもこういうのって日常生活でも溢れていて「え、ウソでしょ?」と逆にこっちが聞きたい場面に出くわす。

僕の知り合いは数年間ベルリンの壁が崩壊したということを知らなかったまま生活していた。近くにこういう人がいるんだから、もしかしたら日本中を歩き回れば沖縄が返還されたことを知らない人が居るかもしれない。

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2007年09月12日

活動再開

秋の祝日<体育の日>が10月10日に固定だった1999年までは毎年富士山に登ることが慣わしとなっていた。

日頃の無為に過ごしている自身を内面から見つめ直し、心機一転して新たな一歩を踏み出すのに実にピッタリなのが富士山登頂であり、一つ踵を大地から離しては己の煩悩も捨て、頂上にてご来光を眺めれば心身ともに洗われるのだ、というのはもちろんウソで、車で5合目まで登ってせいぜい7合目ぐらいに辿りついたら「これ以上進んだらきっと高山病になるっしょ」とすごすご下山するイベントである。

下山した後は山梨名物のほうとうを食べて温泉に浸かって帰る。そもそも最初のキッカケは「秋だし富士山で秋刀魚でも焼いてみない?」と言ったのが動機で、まあ、結局は秋刀魚については企画倒れになっちゃったけど、富士山に登るのだけはかろうじて何年も遂行していた。

メンバーは、周りの登山客は重装備だというのにローファーを履いてボタンダウンのシャツ一枚で煙草を吸いながら登るマチャピコ、朝の7時までジオイドで踊り狂っていて一睡もしないで身体BPM165の僕、5合目時点で頭痛がするとか騒ぎ出すAWA-YA。多少のメンバーチェンジがあってもこの3名は固定である。

休日がハッピーマンデーに移行してからも何年かは続いていたけれど、ここ数年は祝日の調整が出来ない関係で富士山に行っていない。今年あたりから復活しようなんてマチャピコと話したので、三十路に相応しいダメモードでここはひとつ富士山登山を再開したいと思う今日この頃である。

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2007年09月11日

それ戴き!

学生の頃は一緒にデタラメしていた友人がエコロジーに目覚めてから十数ヶ月が経とうとしている。

何かと耐性が出来やすい人だったので、そろそろ効き目も薄れる頃か?と思うもそうではないようで、いまも<マイ箸>がどうとか<駅前のゴミ>があーだとか毎日騒いでいる。六本木のアマンドで暴れてしょっぴかれたり、かのクラブ「CODE」で出禁になるとか海辺でカップラーメン食ったら中身ごと捨てて顰蹙を浴びるとか伝説だらけなのに人というのは歳月を重ねれば変わるものである。

僕の周りのエコロジストの多くがそうであるように、彼もまた毎日の自分の行動に酔いしれて北へ南へと布教活動に忙しい。

ワンクリックで救える命があるように、回りくどくブチブチと理由をつけて行動しないよりも偽善が素晴らしいのは、結局はそれが結果に結びつく行為だからだ。

地球は誰がどんな理由でやさしいのかやさしくないのかは知ったことではなく、<結果的にやさしい人>が地球にとって一番やさしい。

そうはいっても、なかなか胡散臭いというか酔いしれている人相手にエコロジーをするのはめんどくさい。

「僕がきっかけになってみんなを気づかせてあげられたらいいんだ」と彼は言った。いい事言ってんでしょー、俺っていう顔して。なんだか突然目の前でゴミ捨てたくなったけど、大人なのでここはグッと我慢してその台詞は今度の合コンで使ってやろうと誓った。

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2007年09月10日

男子のこだわり

久々に渋谷のセンター街を歩いてみたら、結構な割合で女子同士が手を繋いで歩いているのを目撃した。女子高生・コギャル・ガイジンとジャンルの棲み分け関係なくお手手を繋いで歩いているのだ。いまに始まったわけでもないこの現象も世の中にだいぶ定着してきた。

いわずと知れたことを敢えて書くと、手を繋いでいる女子は決してレズビアンではない、たぶん。

友愛(むしろ友情)の延長線上にある行為として顕れたスキンシップがそれであり、どちらか一方の女子が「この子の乳を揉みたいわ」とか思っているわけではなさそうだ。

これが男子同士となると多種多様のおバカさんの坩堝と言われている渋谷ですら手を繋いでいる光景に出くわしたことがない。

きっと夜の2丁目あたりでしか目撃されないのだろう。僕も仲のいいダチと一緒に街をぶらつくことはあっても手を繋ぐことにはならない。

どうして男子同士が手を繋がないのか?

大体の男子諸君であれば経験しているだろうが、小学生の頃は頻繁に同級生(←野郎)と手を繋いで学校から帰ったものだ。別に違和感とかなかった。友達だから手を繋いで帰るという当たり前の行為だった。もし2丁目に隣接している四谷ならではの風習だとしたらちょっと恥ずかしいが、とにかく小学5年までは手を繋いで歩いたこと明確に憶えている。

いつのまにやら繋がらなくなった。というか、6年になったら、なんとなく恥ずかしいなと思いつつ繋がないようになったのだ。

どうして5年で繋いで6年で繋がなかったか明確に憶えているのかというと、僕の小学校は6年生の時に仮校舎になり、過去5年で通っていた通学路と正反対になったから忘れようがないのだ。家を出て12秒の道を小学5年までは右に折れていたのが6年で左に折れたのである。

6年生という時期を境目にしているのが何を意味しているのか調べようがないけれど、男子の場合は自意識が確立されるようになるに連れて繋がなくなるのだろうか。もしくは社会性に対してより拘るのが男子なのかもしれない。

しかしながら、この男子で手を繋ぐ行為、ある外国の地域ではごく一般的に見受けられる。

サンフランシスコと言いたい所だが、そうではなくて、タイより西のアジアや中東では成人男子同士も仲良く手を繋ぐ。

これを目撃した当初は「やっべーな、ホモだらけかよ」とお尻を身構えた。

でもそれは早とちりだったようで、インドやバングラディッシュでは、本当に仲のいい友達同士は手を繋いで普通に歩いている。

クルタ姿の髭モジャ軍団が手を繋いでいる光景は見慣れるまでなんとなく異様ではあるけれど、僕も何度かインドの路上でインド人と手を繋いで歩いた。

ガイドブックに拠れば<友情の印>と載っているのでそれを信じるしかなかったのだ。「ゴメン手をつなげない」と言ってインド人を傷つけるのは何となく気が引けるし。ゲストハウスで会った旅人達も僕と同じような経験をしていたから安心した。

それでも、なんというか、ニューデリーの路地裏を会って間もない人懐こいインド人と手を繋いで歩くのは懐かしいような恥ずかしいような複雑な感じで、なんかこそばゆいものだった。

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2007年09月07日

憶えまつがい

台風が過ぎ去った後は低気圧がホニャララして高気圧がウニャララして快晴になり、それを「台風一過」などと言ったりする。

この「台風一過」を「台風一家」だと思っちゃいましたみたいな鶴光ライクなAMラジオジョークを僕は心が極端に狭いのでまったく解さないのだが、そういう勘違いというのは案外あったりする。

酔っ払う以外の手段で酒場で恥ずかしい思いをするのは、こういった類の勘違いだ。ウンチクの勘違いだとか、そういうのである。

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ジャズのレコードが真空管アンプで流れる地元のバーで、あんずの種の天神様を使ったリキュール、すなわちアマレットをオレンジジュースとソーダで割った<ボッチボール>というお酒を初めて呑んで、一気に虜になった。最初の一杯をいつもこのお酒に決めて、週に3日程通っていたわけだが、ある晩、何がというわけではないけれど、強烈な違和感があった。バットと間違えて大根を握ってバッターボックスに立ったような気分だった。そしてその違和感は、とある友人の言葉で氷解した。

「そのお酒さ、ドッチボールじゃなくて、ボッチボールって言うんだよ」と。

世界の中心でおもらししそうな一言だった。

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タイにあるホワヒンというビーチは、15年ほど前までは僕のタイの友人が完全に仕切っていたエリアで、そこで遊ぶ限りは僕らは何でもOKだった。

いつものように売春婦やゲイやオカマやマフィアなんかがごちゃまぜになってドンチャン騒ぎしている夜、いつもはシーバスリーガルを使って何でもかんでも割っていたんだけど、その日はI.W.ハーパーだった。

ご存知、ケンタッキーで生まれたバーボンだ。

タイに来る前からその存在を知っていたとはいえ、そもそも酒を嗜む時期じゃなかったので、お酒の種類や由来に興味も薄かった。酔っ払ってふとラベルを見たら僕が知っているハーパーとは違うじゃないか。

「あれ、これって、I Love You ハーパーって言うんじゃないの?」

聞いた自分が間違っていた。爆笑の渦がとぐろを巻いて、オカマちゃん達に「なんとかかんとかカーーーップ」とクネクネ触られた。きっとタイ語で「どんだけー」って言っていたに違いない。そして在タイ中のあだ名は、たったこの一言で決まってしまった。

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まあ、そんな話。

呑んで~呑んで~呑まれて~呑んで~、と。それでは今宵も何処かの酒場で。

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2007年08月31日

2重暗号

色々な技術があるんだったら、こんなのがあればいいのに。

ネットの闇職安で集った名前も素性も互いに知らない3人の男たちが、偽名でそれぞれを呼び合って、名古屋で面識も無い女性を拉致して殺害して現金を奪ったりキャッシュカードで現金を引き出そうとしたりしたという目も耳も塞ぎたくなるような事件が起きた。

たまたま歩いていたら(というよりは、毎日歩いている道)、突然襲われてそして殺されたのだ。もしも、それが自分の家族だったらどうする?もしも自分の愛している人だったらどうする?とにかく心が痛くなる事件だった。

さっきニュースを見ていたら、被害者の女性からキャッシュカードの暗証番号を聞きだして、その後に殺害したらしい。キャッシュカードの暗証番号が2個設定できればいいのに、そんな風に思った。

2個目は緊急的な暗号。

実際のキャッシング用の暗号ではなくて、持ち主が事件に巻き込まれたことを示唆するのだ。つまりはその4桁を入力した場合は明らかに不正であり、その場で警察が駆けつけてきたりする。その4桁を犯人に教えてしまえば、現金を奪われるのを防ぐだけでなく、そのあとに続く凶悪な事件も防止できるかもしれない。そんな技術がどっかにあればいいのに。

※ただ、無念なことに、今回の愛知の事件では、犯人達は暗号を聞いた直後に殺害した。極刑が望ましいと思う。

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2007年08月29日

ラマンなひとたち

昨晩は雷が踏み切りの信号に直撃したので駅員が手旗信号で電車を捌いたという、バングラディッシュのダッカみたいな状態だったので、皆既月食どころか家に帰れるかどうかも分からない始末だった。

バケツをひっくり返したように土砂降りだったし。そんなわけで今朝はぼんやりとしたまんま電車に乗っていたら2駅ほど乗り過ごしてしまった。

いろいろと考えることがあったのである。

日本語は自分を指し示す一人称の代名詞はめちゃくちゃ多い。というかその気になれば幾らでも作れるという恐ろしい言語である。そしてこの一人称ほど、そのあとに続く文章は言葉の雰囲気をピカピカに輝かせたりヘニョヘニョに台無しにしたりするものだと、朝から考えていた。

「○○の愛人」。この○○にありとあらゆる一人称を挿入すると様変わりするのだ。

乾いたりジメジメしたり愛人関係でさえ変幻する。

なお、愛人はラマンと呼びたいところだが、そこはぐっと我慢をしたい。

■「私の愛人」
まあ、普通である。男女とも両方使えるだろう。一番エッチっぽいのもこれである。だが愛人の後に続ける言葉にだけは気をつけたい。「私の愛人。ポチ」ちょっとトルエンの量が多かったんじゃないかな?それ、犬だよ。そんな風に心配しそうである。

*
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■「ぼくの愛人」
<僕>という名称は<ぼく>や<ボク>と書くだけで、なんだかどうでもよさそうな曖昧性を帯びてきて、すべてがカジュアルになってしまうパワーがある。愛人って流行ってるんでしょ。ボクも最近気になるんだよね、みたいな。

まるで吉田栄作のような一人称である。「亡国のイージス」という寒い日本映画をトチ狂って1800円払って観た事があり、たぶん緊張するであろうシーンに吉田栄作が登場した瞬間、吹き出したことがある。

自衛隊の話なのに吉田栄作が被っているキャップな帽子がなんだかバブルな時代を髣髴させたのだ。タンクトップだったし。シリアス感が微塵とも見当たらない映画だった。そんな吉田栄作は「ボク」という一人称がなんとなくしっくりくるように思える。

なお、変形の「ボキ」はどうだろう?「ボキの愛人」・・・。見たこともない、そして会うことも無いだろう愛人だけれども、その愛人がものすごく不憫に思えてくるから不思議だ。そんな奴の愛人だけはやめておけ、と。

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■「オラの愛人」
説明不要。「オラの愛人」、これを発したのは孫悟空以外の何者でもない。ただそれだけだ。

悟空の愛人がブルマでも人造人間ナントカ号でも特にこだわらない。そんな設定の漫画はコミケに掃いて捨てるほどあるだろうから。闘うなり地球を救うなりとなかなか肉体関係に及んでいなそうな関係でもある。

「ママ、この<あいびと>ってどういう意味?」と子供に尋ねられて慌てふためいている昼下がりの(ジョージ高橋)主婦が2万人くらい居そうだ。

ただ、ここまで書いてふと思ったのが「ドラゴンボール」以前に「オラ」と言えば誰をイメージしていたのか、まるで思い出せない。そんな事を考えると、ちょっとだけ悔しい。

*
*

■「あたいの愛人」
愛人側の家族に気遣いゼロ、秘密なにそれ?、オープンマインド・ドントウォーリーな関係。それが「あたいの愛人」だ。ジャマイカみたいである。もう少し愛人関係らしくひっそりしろよ。何処からか友人達の声が聞こえてきそう。

人生いろいろ見聞してきたけれど、実際に自分のことを「あたい」と呼んでいるようなハスッパ(←完璧な死語)に出会ったことがない。あと、「あたいの愛人」って、なんかベータビデオ版しかなかったアダルト系のタイトルにありそうだね。

と、ここまで考えたところで駅が過ぎているのに気がついた。

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2007年08月28日

皆既月食

2007年8月28日18時~21時@日本で皆既月食が見られる。都会のど真ん中眠らない街である我が家の屋上から見られるのか心配とはいえ、ここはひとつ風流に団子でもこねて屋上にあがってみよう。もちろん月見酒も。

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2007年08月27日

むかし無印いまIKEA

千葉県の南船橋に、日本初のIKEAが登場してからちょくちょく出掛けている。スウェーデンの家具メーカーということもあり、スタイリッシュかつ北欧的なセンスが満載のアイテムが勢ぞろい。それでいて廉価な価格で揃えられるので連日賑わっている。

IKEAといえば案外忘れられているけれど、映画「ファイトクラブ」に登場している。

この映画の主人公ジャックは北欧家具の虜になっている不眠症の青年で、彼の高級コンドミニアムは映画冒頭でチュドーンと爆破してしまう。映画のシーンを注意深く観察していると、ジャックが懸命に揃えた北欧グッズのメーカー名がインデントで書かれている。それのほとんどがIKEAだ。

まあ、それは置いといて、自分で組み立てられる大型のホームセンターなので、置いていあるアイテムもピンキりなわけだけれど、行ってみると、いかにもお洒落~!と手を叩きたくなるようなコーディネートされた部屋が見本として実際に並べられている。

1Kの部屋の家具や台所周りを一式揃えて9万足らず。それでいてなんだかスウェーデンな香り。やはり聞くところによれば、3月4月の上京時期や学生の一人暮らしに人気があるらしい。

ちょっと昔、僕らの20歳の頃は一人暮らしの勢ぞろいアイテムといえば無印良品で、あまりにも一式揃えている友達のところに遊びに行った日には「お前は西武の回し者か!」なんて言われたけれど、最近だと「お前はスウェーデン人か!」なんて言われているのかもしれない。

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2007年08月21日

すかいぷ

えっと、涼しくなったらSkype始めます。

ちっこいカメラとヘッドセット買うんで、誰かおしゃべりしてね。

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2007年08月16日

巣潜り

今年2回目の巣潜りをしに行ってきた。魚とイカの大群に出会い、寝ぼけたソーセージみたいなナマコを突付いてウツボと挨拶した。

岩場なので干潮と満潮の差がすごい。まるで別世界。ところで干潮と満潮って、美化語の「お」をつけるとグッとエロくなるね。

※美化語とは、なんつうか上品に言葉を装飾する接頭語みたいなもの。ステージが同列で対象物が上にならないから、尊敬語ではない。たいていが「お」をつける。<おビール>とか<おパンツ>とか。これは尊敬語の<お父さん>の「お」とは別モン。

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2007年08月15日

ハイ・チーズ

写真を撮るという行為は、自分の心性が欲する、曖昧で表現しようが出来ない貪欲なまでに乾いた部分を─決してそれは写真を以って補完することはできないだろうと知りつつも─坦々と埋めていくような作業であると、いつの頃からか考えるようになった。

文章を書くという作業もまた然り。

自身の目前に広がる世界や心を揺さぶる強烈な体験と、それを表現を通じて記録に残すこととは大きく隔たりがあるのは否めない。対象世界を描写しきれないのだ。つまり、力量が足りない、ということだ。永遠に隔たりは縮まることを知らないのかもしれない。

だとしても─例えそれが岩肌を耕すより困難かもしれないとしても─今日もまたシャッターを押しテクストを綴る。

それは「好きだから撮る」というより「乾きから解放されたい」という、いみじくも自身の欲望を具現化した代替行為に等しい。写真であれ音楽であれ文章であれ、ということだ。

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2007年08月14日

解禁日

20070814a
今年の6月に漬けた梅酒がいよいよ琥珀色に染まってきたので試飲した。

今回は紅梅を使い、しかも泡盛で漬けてみた。じつのところ、多くの人や文献が梅酒に使う梅は青梅が定番だと言う。入梅の季節になると八百屋やスーパーの店頭に2種類の梅が並んでいることに気がつくはずだ。

白桃のように赤みかかった梅は梅干を作るときに使われる。一方、青梅は果実酒向け。紅梅よりもアルコールに漬けることによって梅独自の香りが引き出され果肉が崩れないらしい。

しかし、我が家では鋭い第六感と豊富な経験を駆使して紅梅で挑戦してみた。

コチラのほうが梅独特のクエン酸成分が引き出され、この上ない最高の梅酒が出来上がるからである。本当の梅酒というのは紅梅で漬けない限りは決して味わうことはできない・・・。

とまあ、以上が僕が友達に話す際に使うセリフである。

実際には各サイトなどを見れば分かるが「梅酒の場合は青色の濃いもの、つまり、さわってみて果肉が固く感じるもののほうが、香りとコクのある梅酒が出来ます。」と堂々と書いてある。

僕はブラブラとスーパーに出かけて、アホウドリのようにポカンと口をあけてなんにも考えずにヒョイと赤いほうを選んでしまい、家に帰ってネットで調べて愕然と肩を落としたのである。

さて、そんないわくつきの<紅梅泡盛梅酒2007>を、先日解禁した。

赤い蓋の保存瓶を覗くと、宝石のように詰まっていた氷砂糖は螺旋を描いて溶けきっている。泡盛は43度あるので蓮華一杯だけにとどめて、ロックで飲んでみた。インドで購入したチャイグラスに注ぐ。滑るように撫でるように、注ぐ。

6月当初に嗅いだクセのある泡盛の香りは何処にもない。どちらかというと梅ジュースの香りがするので期待が高まった。そして一口飲んで驚いた。

たった2ヶ月しか経過していないというのに、もの凄くフルーティな味わいでコクがあるのだ。紅梅の桃みたいな魅惑的香りが封じ込まれているだけではなく、果実酒の名に相応しいテイスト。まろやかな飲み口。某リポーターだったら「梅酒界のハニカミ王子や~」と絶賛する場面である。

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2007年08月13日

コミケ

夏といえばイベントである。「Summer of love」「Equinox」「Rainbow2000」「Fuji Rock」等、懐かしいイベントやお馴染みのイベントが目白押しの季節。とにかく夏といえば祭りが定番。

そんな中、お盆の真っ只中に音楽とは多少なり無縁ながらも動員数は3日間で50万人越えという大規模なお祭りがある。

通称コミケと呼ばれる東京ビッグサイトで開催の「コミックマーケット」だ。

同人誌が飛ぶように売れて経済効果は億単位、ラムちゃんとか悟空とか(たぶんね・・・)の格好をした人が真顔で歩いている、ある意味サイケデリックな空間だとその道に詳しい人は言う。ヨーロッパからわざわざ東京ビッグサイトを目指してやってくる連中さえ居ると聞くと、もはや聖地と化したのではないかと思う。

いまやその看板のコミックに囚われず、さまざまなブツが流通しているとも聞いた。世界を駆け巡るお祭りだ。

僕自身、ガッチガチのサイケを流していた全盛期のRayが回すという理由で7時間掛けて長野の山中にテント道具を担いで行くことがあったので、人のことを言えはしないが、よくもまあ、このクソ暑い時期に50万人も集るイベントに・・・。

ただ、このコミックマーケット、日本人として、しかも東京に生まれ育ちそこに住んでいるのなら、一度は行った方がいいような気がする。それは例えば凋落してしまったが世界規模な「ラブパレード」にベルリンに住んでいながら参加しないのと同等であるように思えるからだ。リオ・デ・ジャネイロに在住していながら「リオのカーニバル」で踊らないのと等しい。

その土地ならではという見方をすれば、「コミックマーケット」、東京に住んでいたら見逃す手はないってやつだ。地元民による興味本位の不純な野次馬的嗜好。そしてこういう不特定因子が混雑をさらに誘発するわけだけれども。

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2007年08月10日

模様替え計画

Yahooオークションで家具を購入する傾向が高いPSYBABAハウスでは、この法則に漏れずして1ヶ月ほど前にダイニングテーブルをやはりオークションで落札した。探す手間と送料を考慮してもかなり格安での購入だ(送料はほぼゼロに近いという偶然も加味される)。

正式にはダイニングテーブルではなく、福島県の山中にある小学校の図工室で昭和時代に使われてたテーブルである。

昔の職人の仕事らしい組み込まれた頑丈なシロモノは、ノスタルジックな趣きを漂わせていて飽きない。これは階段を上がって扉を開けてすぐの一番目の6帖部屋に配置した。この部屋も洋間なので調度品としては収まりがいい。一気に部屋の貫禄が高まった感がある。ダイニングテーブルとして使うには申し分ない。

但し、運搬には相当の苦労があった。というのも、このテーブルを搬入するには、玄関のネジを外して階段の手すりも外さなくてはいけなかったのだ。

ある休日、親しい知人が遊びに来ていて、音楽を聴きつつテレビを見つつ酒盛りをしてたタイミングで宅配業者が訪れたので助かったのは幸いである。

去年漬けた自家製梅酒やビール、焼酎を呑み、しっかり酩酊していた我々だったけれど、焦点が合わなくとも30分ぐらいで搬入した。

そしてヘトヘトになったついでに駅前にある死ぬほど旨いと名高い焼きとん屋に行き、味噌だれの串を注文してホッピーでもう一度乾杯した。

椅子の調達が完了していないから、ぜひとも9月までには揃えたいものだ。

秋にはPSYBABA映画祭というイベント(ランボーシリーズを観るとかロッキーシリーズを観るとかオーバーザトップを観るとか)が我が家で待機しているので、ことさら愉しみである。

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2007年08月09日

8月9日

1996年8月9日のその日は、ロスアンゼルスの西側にあるヴェニスビーチに居た。

真っ青なカルフォニアの晴天らしい空が広がっているそんな一日。住処にしているゲストハウスはイタリア人のゲイとシェアする羽目になったけれど、海沿いですぐにメインストリートに出られるという立地でしかも格安だった。目の前のビーチにはパール椰子が等間隔に並んで、ホットパンツにタックトップの金髪ギャルがウォークマンを聴きながらローラーブレードをしているというベタな光景。

もちろん僕はそんな風景に恥じないように、サングラスを掛けてバドを飲みつつホットドッグを齧り、オープンカフェの席に毎日座った。

ジェリーが逝去してからちょうど1年目だったので、ヴェニスビーチで野外パーティが開催されていて、噂を耳にした僕はゲストハウスで友達になったドイツ人と一緒にそれぞれの言語で「蛍の光」を大声で合唱して、会場に向かった。まったく言葉が異るというのに唄の終わりはピッタリと合わさったのでゲラゲラ笑った。

会場ではいたるところでお香が焚かれ蝋燭が灯されていた。各地から集ったヒッピーたちは泣いたり悲しんだりして、そして踊っていた。

メロコアが大好きだと言うので2日前の晩にハイスタのCDを貸してあげたイギリス人の女の子も来ていたので、バドとワインでジェリーを偲んだ。彼女は午前中から踊っていたらしく、涙で目を赤くして「Still love&miss you,Jerry」と小さく呟いた。

ジェリーが亡くなってから12年が経とうとしている。僕も随分と大人になった。
きっと嘆き悲しむより、ジェリーが僕らに感動を与えてくれた音楽にゆっくり耳を傾けて聴いたほうが似合う。いつのまにかそんな年頃になったようだ。でもね、やっぱり「Still love&miss you,Jerry」だよ。

R.I.P Jerry

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2007年08月07日

ついに

ピザ取ったよ。やっぱアメリカのピザっていいなぁ。

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2007年08月06日

ムーンサルトな株

かつて「ゲームセンターあらし」という漫画があった。

主人公の少年は出っ歯の前歯を手のように扱ってゲームの高得点を弾き出し、その母ちゃんは巨大なボインでやはりシューティングゲームなどの高得点を弾き出すという(ノーブラボイン打ち)、恐らく平成を生きるキッズからしてみたらにわかに信じがたい漫画だ。

主人公のあらし少年が出っ歯を駆使しすぎて歯がポキンと取れちゃったけれど、新しい永久歯が生えてきて、なんとさっきまでのは乳歯だった!というギリギリのギャグでかわしたところまで記憶があるが、そのあとどうなったかまるで思い出せない。

その「ゲームセンターあらし」が21世紀に新たに登場する。ただし、プレステ3とかwiiを歯でプレイするという内容ではない。

あらし少年はサラリーマンになった。そして大人になった彼が夢中になっているのは株取引。

その名も「サラリーマントレーダーあらし」。「コミック・ガンボ」で07年08月07日より連載するとか。

株とかよく分かんなくて金融に興味を持っていないので内容には惹かれないとはいえ、大人になったあらしは見てみたい気がする。スーツ着て帽子被ってるのかな?

コミックガンボ

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2007年08月02日

下落合焼き鳥ムービー

アメリカのギャグ映画『ケンタッキー・フライド・ムービー』にインスパイヤされて、1979年に漫画家の赤塚不二夫が下落合を舞台に書上げた映画だとか。今じゃ到底考えられない尋常ならぬ豪華キャストがそそる(ある意味、オーシャンズ13を超えている)。

伝説のB級映画ということで一度だけ上映会はあったものの、DVD化には至らなかった本作がついに実現!

地元エリアが舞台で、タモさんが俳優として出演している時点でちょっと見てみたいかも。

ただ、内容はかなりB級路線とか。


<監督>
山本晋也

<主題歌>
歌名:TOKYOナイト&デイ
作詞:宇崎竜童
歌:所ジョージ

<キャスト>
所ジョージ
タモリ
坂崎幸之助
高見沢俊彦
桜井賢
柄本明
団しん也
たこ八郎
近江俊郎
内藤陳
佐藤B作
グッチ裕三
モト冬樹
ウガンダ・トラ
赤塚不二夫
宇崎竜童

詳細

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2007年08月01日

ベランダの赤い彗星

PSYBABA邸のベランダ園芸部は、屋上シリーズのイタリアントマトがこないだの収穫以降から全滅に差し掛かっていて、一向に新芽と花が咲かないのである。かろうじて1個だけ申し訳なさそうにトマトがぶら下がっているという状態。

一方、胡瓜は壊滅に近かったのに7月終盤になったら息を吹き返した。モブログにあるようにニョッキニョッキ胡瓜が育つのである。

ベランダのハーブ(青しそとバジル)は心配要らず。さすが強い植物だ。こちらもワサワサ育っている。

そしてアブラムシと日夜闘っているのが唐辛子。アブラムシどもは小さな花が咲いた瞬間にエサ見つけ!と言わんばかりにわらわらと食いつぶそうとする手ごわい連中だ。天敵のてんとう虫が胡瓜のとこにたくさん居たので、せっせと大陸移動させたけれども気まぐれなのかパタパタと飛んでちゃった。

それでも幾つかの花は唐辛子の実となり豊作には程遠くとも色づいてきた。ドSな態度で挑むとMな唐辛子はどんどん辛くなるという話も聞いたので、水やりを少なくしたりとすっかりご主人様気分である。

収穫した唐辛子は、小さいながらもムッチリとしていてかなり赤い。

1本だけ試しに取ったのでペペロンチーノで堪能することにした。にんにくを潰したついでに、冷蔵庫で見つけたエシャレットもみじん切りにして、唐辛子も小さく刻む。唐辛子は刻めば刻むほど辛味が増すのだ。

たっぷりのお湯でパスタを茹でる。アルデンテに仕上がったところでオリーブオイルで炒めた具材と一気に絡める。味付けは単純に塩コショウ。

出来上がったペペロンチーノはシンプルだけれども腰の入った辛さが直撃だ。

扇風機を回して麦茶をグイっと飲む。なかなか順調に育ったようである。

F川さんに教えて貰った「白身魚の刺身を唐辛子醤油で戴く」という真夏の魅惑的献立は、次回の収穫までお預けしておこう。こちらもかなり楽しみである。

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2007年07月31日

土用の日

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売れ残った鰻を何とかしたいという相談を持ちかけられた江戸時代の発明家・平賀源内が「丑の日に<う>が附く食べ物を食べたら夏バテしない」という江戸町民の伝承をヒントに、鰻を丑の日に売ったらどうかと言ったとか言わないとかというのが「土用の丑の日」。その慣習が現代でも残っていて夏の「土用の日」には鰻が飛ぶように売れる。


東日本、とりわけ東京の鰻は背開きにして蒸した後に炭火で焼き上げるのが主流である。これに対し西日本は股開きにして蒸さないで焼く。

どちらの味もそれぞれ試してみた感想は、慣れ親しんだ味だからだろうか、個人的には東日本式の背開きにして蒸した後に炭火で焼き上げる鰻のほうが滋味滋養の広がりがあって、鰻の独特の旨みが引き出されているように思う。これは好みの問題なので仕方ない。小さい頃からの味、というものだろうし。

昨今、中国からの輸入鰻から抗菌剤のマラカイトグリーンが検出されたとして輸入鰻の危惧が懸念されていた。産地偽装が無神経なまでに蔓延する世なので、たとえ国産と謳っていたとしても実際にはどんなシロモノが使われているかは分からなくなってきた。食べてからじゃ遅いというのも厄介だ。最終的には料理人やお店の人間の常識・良心・プライドに委ねるほかない。プライドのない人間が産地を偽装する。

*
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さて、鰻に話を戻すと、鰻というのは夏より冬のほうが旬で美味しいとか。それでも僕は夏の土用になると行列すらも覚悟して鰻を食べるよう心がけている。夏ばてしないよう祈願も含めて。願掛けみたいなものだ。

いま住んでいる街に、註文してから鰻を捌くというカウンター数席だけの職人技の鰻の店があって、値段も手ごろ、味は保証附き、つまみも旨い、まさに「鰻屋でせかすのは野暮」という言葉通りの穴場がある。鰻を註文してから45分は待つのだ。

老夫婦で賄っている当店は、土用の日は気の毒なくらい忙しいと耳にしていたので、ここで食べたかったけれど涙を飲んだ。四谷にある「うな浜」は潰れてしまったし、「宇な米」は予約で一杯なので、「宮川本廛」はどうかと思ったが、時計を見ると20時手前、やや厳しい状況である(ここは18時半に到着していないと食べられない)。

新宿に出向いていたので、新宿で鰻でもと頭の中で地図を巡らせると一軒あった。アルタ裏にある「小ばやし」だ。創業明治38年の老舗。江戸前の味を頑なに守り続けている店だ。

急ぎ足で店まで向かうと5組ほどが待っているだけで、何とか食べられそうである。20分ばかし列に並び、瓶ビールで喉を潤おした後、竹(2415円)を食べる。ふんわりした三河産の鰻が口中に広がり、目がほころぶ。今年もいい夏が迎えられそうだ。

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2007年07月27日

時を越える16連射の情熱

持つ部分のプラスチックをペリペリめくるとガムになっている斬新的なアイスを齧って、ゼウスとかサタンとか天使のシールの収集に明け暮れていた昭和キッズな僕らのヒーローは、野球選手でもなくロックスターでもなくゲームの上手な名人だった。

一世を風靡したゲーマー達は時代の寵児となり日本中からの注目を浴びた。いまでは到底信じられないけれども、名人ブームはさらに拍車がかかり、ゲーム名人対決が映画化され名人同士がひたすらゲームを闘いあう映画が上映された特殊な時代である。

そう、高橋名人は指を痙攣させると一秒間に16連射ができるという必殺技をひっさげて僕らを虜にした。スターソルジャーという連射を必要とするゲームを難なくクリアする姿にチビッコ達は痺れまくった。

そしてそのスターソルジャーはキャラバンと呼ばれるゲーム大会の種目になった。ハドソンというゲームメーカーが企画して大々的に<コロコロ>という漫画雑誌で最新情報が発表された全国大会である。全国のキャラバン会場ではチビッコ達の熾烈な争いが繰り広げられた。勝ち残った子供が全国大会に進むのだ。高橋名人がキャラバンに登場するというのも大きな目玉イベントである。

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渋谷区表参道に聳え立つ岡本太郎の巨大モニュメントが目印の<こどもの森>で開催されたキャラバンに僕は同級生と参加したことがある。スターソルジャー大会であっさり敗退した僕らだったけれど、最後のメインイベント<高橋名人と遊ぶタイム>があったので、胸の鼓動は高まりっぱなしだった。ワクワクしてテカテカしていたのだ。

「さーて、高橋名人と遊ぶ時間だよー」

座布団の山田君より2オクターブぐらい高い声が会場に響くや否や、飴玉に群がる蟻ん子のように名人に飛びつくガキンチョ。いま思えば仕事とはいえ、なかなかハードである。

訳もわからず「ウンコー」と叫ぶ奴がいたり、他の子供に蹴飛ばされて泣きだす子供が出てきたり。まさにカオス状態だ。僕らも指をくわえてみている間抜けじゃないので負けじと周りのガキンチョをどんどん押しのけて高橋名人にチェックメイトした。

名人の右腕に触るだけでご加護があると信じているのだ。

だから触れた時点で満足のはずだった。でもなんか一言発したいというのが当時からの男の野望。

「ウンコー」に対して「チンコー」はあまりにも芸がなさすぎるので一言こう叫んでみた。

「俺の友達126連射できるよー」

まるでウソである。そんな奴いるわけがない。なんでそんな事を言ったのかもよく分からない。居たとしたらソイツこそ腕にバネを忍び込ませているに違いないのだ。

しかしそれを耳にした高橋名人、子供の純真な野望にこそ真正面からぶつかってくれたのか、それとも俺を越える奴は何人たりとも許さねぇというベジータな精神なのか、「うおぉぉ」と雄たけびを上げたと思いきや、僕を軽々と持ち上げるとフゴーッと会場のはじまで飛ばした。

さすがにビビってチビりそうになった。安く見積もっても5メートルぐらい飛んでただろう。友達はゲラゲラ笑っていたので僕も笑っていたけど、正直おっかなかった。

しかし子供というのはアホというかネジが一本少ないというか僕が飛ばされたのをきっかけに他の子供達も「僕も僕もー」とおねだりして次々と吹っ飛ばされはじめた。フゴー、フゴー。

「高橋名人って、100万パワーあるかもしんないね」

キン肉マンが3度の飯より大好きな友人のその言葉に僕はただ頷くばかりだった。

*
*

とにかく当時は連射が出来るというのが算数ができるというのより圧倒的に魅力を放っていたのだ。

ハイパーオリンピックが出始めた頃から鉄定規を机に固定してビヨンビヨンさせて揺れを連射に活用する技が開発されたとはいえ、何といっても一番カッコよかったは、ピアノ打ち(人差し指と中指をピアノを叩くように連打する手法)やこすり打ち(人差し指・中指・薬指の爪を滑らして連射する手法)でもなく、親指と中指の先をくっつけて真ん中に人差し指を添えて連射する痙攣打ち手法だった。

この連射スタイルがピカイチだった。

何連射できたか?というのは常々自己申告で誰も正確に計測できなかったけれど、そんなご時世ということもありハドソンが連射だけを計測するシューティングウォッチを販売したのだ。自分が何連射できるのか?ついにそれが計れるようになったのである。

当時クラスメイトの数名はこれを持っていたけれど、僕はファミコンと同じぐらいに流行していたエアーガンにお小遣いとお年玉をすべてつぎ込んでしまったので、買えなかった。

ものすごく欲しかったので残念でいたしかたない。いまでもふとした瞬間に心惜しい気持ちにすらなる。

そして時折ウォッチングするヤフオクで売られているボッタクリ価格の<シュウォッチ>を横目に日々を過ごしていたら、なんとこれがハドソンから1万個限定で復刻販売したのである。

買わずにはいられない。代引き手数料送料が無料で1600円。

9月に配送ということで今年は連射の熱い夏こそ迎えられないが、それはしょうがない。

秋が移ろう物悲しい季節にスターバックスでホットカプチーノなんぞを飲みながら、気色悪い顔して連射しまくってOLに奇異の目で見られてやろうと思う。

詳細→ハドソン シュウォッチ 一万個限定販売

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2007年07月25日

the day out of time

僕の周りにいる友達連中には<マヤ暦>や<13の月の暦>を時間軸に取り込んで生活している人がいるので(要は太陽ではなく月の周期で生活を営む)、今日は「時間をはずした日 the day out of time」、明日7月26日は新年の始まりということでワイワイガヤガヤと盛り上がっている。

<13の月の暦>は1年を365日周期で計算しているけれど、28日換算なので、28日×13月=364日と1日が残る。

この1日が「時間をはずした日 the day out of time」なのだ。

「暦に属さない日」「時空を超えた日」と考えられている。<13の月の暦>だと全ての日や月が意味を持ち合わせていて、それが重要なメッセージとして過去・現在・未来を形成している。しかし、7月25日は、特定の月や曜日を持たず、全ての時間の流れから解放される。

つまりは、(the day out of time)。

僕はマヤ暦や13moonな人じゃないので、明日が新年だと強く意識をしていない。というより、グレゴリオ暦がメインストリームである社会の構成員として<13の月の暦>を自身に取り組むのは、少々難儀だと感じている。実は以前に何度か試してみたのだ。ほとんど興味本位で。

たかだかカレンダーされどカレンダー、それを太陽から月に交換することが自分にどんな影響を及ぼすのか。そんな飽くなき追求心(言い方を変えれば、知りたがりの好奇心)が自分を動かした。でも、結局は達成できなかった。

月の満潮に合わせる28日の周期は、日頃から満月や新月を意識しているので自分に馴染むと思うけれど、それとこれとは別問題というのが僕自身が導いた回答だった。

ところで、カレンダーといえば現在主流になっている太陽暦のグレゴリオ・カレンダーが一般的だと思いがちだが、世界にはマヤ暦や13の月の暦に限らず独自の暦を使用している人が実際には数多くいる。例えばバリ島にはバリカレンダーというのがあって、彼らバリニーズはサカ暦ウク暦に基づいて生活している。サカ暦は農耕儀礼に、ウク暦はガルンガンなどのお祭りの暦として使われる。

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2007年07月17日

おむすびダイエット

しばし東京を離れて南方の九州で1週間ほど滞在し仕事をした。

「呑んで呑まれて 呑まれて呑んで~♪」と誰かの唄にもあったようにその期間、文字通りに毎日呑んだ暮れた。僕は1人だとめったにお酒を呑まないので、毎日誰かと呑んでいたということになる。

遠くからとか(九州といえども離れた場所というのがある)忙しい合間を割いてだとか旅行から帰ってきて直後だとか、会社のみんなや元同僚のみんなが集まってくれて遊んでいただいて嬉しい限りである。

呑んだ後にラーメンを食べるのならまだしも、呑む前に食べて呑んだ後に食べるというダブルスコアを叩き出していたので、けっこうなカロリーを取ったようだ(しかも北九州が発祥だという<丸腸>と呼ばれる牛の小腸を炙って食べたりを繰り返し)。

それよりなによりも会社に行く途中の空き地の横で久々に会った某女史に開口一番「丸くなった?」と訊ねられたのがショックだった。一発奮起して体重を落とす日がついにやって来た。

九州で働いているけんちん君は、たしかお昼ご飯が<おにぎり>だった。彼のおにぎりから覗いていたのは、明太子のように見えたが、なんとそれはウインナーである。東京ではお目にかからない具材だ。

でも、誰も驚いていない。窓の外では寝ているところを起こされた不機嫌な若獅子の雄たけびのように台風4号が突風を地面に吹き付けている。そんな台風4号だって、みんなから注目を浴びていない。

「ウインナーって、おにぎりの中に入っていたりするの?」
「僕んちだと、わりと普通ですね」

なんだかとても遠くに来たような気がした。

明日から、僕も会社におにぎり持って行こう。ウインナーを入れるのもいいかもしれない。カロリー制限からスタートだ。

ウィキペデイアで見てみると、おにぎりの具として、以下のものがピックアップされていた。

具なし(俗に言う”塩むすび”)、あさりの佃煮、穴子、油味噌(アンダンスー)、豚味噌、イカの塩辛、イクラ、田舎漬、うなぎの蒲焼、ウニ、梅干し、えのきだけ、エビマヨネーズ、エビの天ぷら(天むす)、かき揚げ(天むす)、数の子、かつお酒盗(塩辛)、鰹節(おかか)、カニマヨネーズ、辛子明太子、キムチ、きゃらぶき、牛カルビ、牛ごぼう、牛タン、牛マヨ、きゅうり漬け、小女子、コロッケ、昆布、鮭、しいたけの佃煮、しそ青実、しば漬け、筋子、ソーセージ、鯛、鯛味噌、高菜、たくあん、干し鱈、たらこ、ツナマヨネーズ、壺漬け、鶏ごぼう、鶏そぼろ、鶏の蒲焼、トンカツ、茄子の浅漬け、納豆、なめこ、ネギ味噌、野沢菜、海苔の佃煮、葉唐辛子、ハムカツ、ひじき、豚キムチ、豚の角煮、べったら漬、まぐろの角煮、でんぶ、マツタケの佃煮、メンチカツ、焼肉、ランチョンミート、わさび漬け

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2007年07月06日

サブミキサー購入

4月からDJをしている店は今月からフードのメニューが増えたりして、期待度合いが高まってきたので、夏の盛り上がりに向けて個人的にサブミキサーを購入した。

店で使用しているミキサーには、Send/Returnの接続がないので、エフェクターをかますことができないという問題が前々から浮上していたのだ。Mixer--Effector--PreAmpの接続も方法のうちと考えればそれまでとはいえ、この接続の場合だと、エフェクターの掛かり具合がモニターできないし、エフェクターを効かせていなくても、常にエフェクター経由で全音が出力されてしまうので、やはり音質劣化のことを考えると少々厳しい。

全ては新しいノートPC端末を購入することによってPCDJしちゃえば何もかも解決が図れるわけだけれど、ちょっと如何ともしがたいので、機材から固めてゆくことにする。

ミキサーと刃物とダイアモンドは値段と品質が比例すると言われるとおりで、ずばり、高いものほど音が良いとされている。僕が購入したのは▲のてっぺんに位置するミキサーでお値打ちというより格安という言葉が相応しいので、果たしてどうだか・・・。

まあ、サブミキサーとはいえエフェクター機能も搭載されているのでオールラウンドに遊べそうであるので、平日も会社帰りに回しちゃおうかなと思っていたり。

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2007年07月05日

落としぶた

夏になるにつれて主婦が主人の帰宅を待ちわびて食卓に冷奴を登場させるのが増えるのが理由じゃないだろうが、近所のお惣菜屋さんのお豆腐は僕が帰るころにはすっかり売り切れるようになってきた。

僕だって、ベランダで育ってる大葉をちぎって生姜をたっぷりおろして葱をちらし、削りぶしをたっぷり乗っけた冷奴を食べるのがお楽しみだというのに・・・。

というわけで暑くなってくると、週に1回買えたらマシなほうである。どうしても食べたいときは駅から5分のところにある豆腐屋さんにいかなくてはならない。

ところが、油で揚げた生揚げは案外と夜でも残っている。東京では生揚げと呼んでいるけれど、一般的な名称は厚揚げだろう。黄金色に表面が輝いている生揚げは、ちょっと火で炙って薬味を乗せて食べると箸が進む。

そして、運がよく帰宅しても時間があり冷蔵庫をのぞいてみるとキャベツが鎮座している日には、キャベツをざく切りにして炒めて鷹の爪も入れて油抜きした生揚げを割いて、醤油・料理酒・みりん・ブイヨン・砂糖で煮込む。キャベツの甘みが染みこんで、なかなかの味である。

で、その煮込みの最中に大活躍しているのが、このアイテム。

これまではずっと我が家には<落し蓋>がなくて、アルミホイルを丸くして蓋の変わりにしていたんだけど、これが台所に登場してから凄く便利で使い勝手が向上した。

耐熱耐水耐久を備えたシリコン製の落し蓋は、その名称の通り子豚さんの顔をしていて、鼻のところから湯気が出せるようにとシャレも効いている。シリコンなので、匂いがつくこともないし、アルミみたいに毎回作る不便さもない。

蓋を取る時は子豚さんの鼻にさいばしをプスリと刺して・・・。

後片付けも簡単。ほんと、便利だよ、これ。

ぶたの落しぶた K-092

マーナ(ホーム&キッチン)

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2007年07月03日

ノー・モア・ヒロシマ

高校2年生の修学旅行でヒロシマに行った。

原爆ドームや資料館を見学した後、きっと戦争当時はまだ僕らと年齢が大差なかっただろうというお婆ちゃんから被爆の体験を拝聴した。

僕らは高校生でかなりのバカだったけれど、お婆ちゃんが涙を流しながら伝えてくれた戦争の愚かさについては理解できた。

お婆ちゃんが「もし戦争が起こらなくて、ピカドンが落ちなかったら、私の子供もきっと大きくなってみんなみたいに元気よく育ってたじゃろうに。でもみんなどっかに逝っちまったじゃよ」と言葉を続けた時、コギャルで有名だった何人かは堰を切ったように大泣きして僕らもまた涙が出そうになった。

原爆が落ちたことがしょうがないだなんて、あの涙を見たら絶対に言えない。

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2007年07月02日

サンコンさん

ここ最近、しょっちゅうオスマン・サンコンさんを家の近所で見かける。

ホンモノかどうか分からなかったので、誰にも話したことがないんだけど、昨日、友達が家に遊びに来た時も家の近所にいたから「あの人、サンコンさんだよね」と訊ねたら「うおー、ホンモノだ!」と大昂奮だったので、確信した。

サンコンさんってカタカナで書くと「サンコンサン」になって、なんだか「山本山」みたいだよねとか話しすぎたら友人は酔っ払って終電を逃してた。そんだけ。

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2007年06月27日

出所

バリスヒルトンが出所するということで 刑務所前にマスコミと大勢のファンが集まった。

保安官や刑務官に囲まれたバリスが門を潜り、文字通りシャバに戻った瞬間に一斉にフラッシュが炊かれ、ファン達の嬌声が轟き、当の本人は満面の笑みで胸を張って歩いた。その映像は罰を受けて刑期を全うして反省した前科者の姿というよりは、何処かのファッションショーのようであった。

出所時にフラッシュが焚かれている映像をなんか最近見たことがあるなと記憶を辿ってみると、そういえば日本ではホリエモンが同じようにマスコミやファン(というよりは野次馬か)に注目を浴びていた。

法廷でのシラを切る厚顔ぶりからは想像できなく、「ご迷惑をお掛けして済みませんでした」的な発言を大きな声でして深々と頭を下げていた。

文化の違いといったらそれまでだけれど、拳銃犯罪大国なのに世界の番犬を名乗り出る無神経、出所ですらエンターテイメント性が求められ、またそれがまかり通るアメリカってギャグ大国なんだなってつくづく思う。

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2007年06月26日

氷開き

僕の家のベランダから見える道を挟んで向かい側の老舗お団子屋さんが<氷開き>をした。

空梅雨で夏日が続いたし、花屋にはヒマワリも並んだし、たぶんはそういうこともあって、例のかき氷のマークが記されているのぼりを出したのである。氷開きというのは、かき氷が店頭に並ぶことを指して、海開きや山開きという言葉と同じように使えるように勝手に造語した。

ささやかだけれど、大好きな夏の始まりである。

歩いて1分のところに知り合いが引っ越してから、たびたびベランダの下から声がすることがある。「koくーーーん」と呼ぶ声が聞こえると、カーテンを開けて覗いてみる。まるでバンコクのカオサン状態だ。

友人は日曜日にコインランドリーを使うことが多く、ガランゴロンとランドリーが回っている間、通りを眺めがなら煙草を吸ったりしている。そんな訳で僕も階段を下りて、お団子屋さんでかき氷を買って「最近どこのパーティに行ったの?」とか談笑したりする。

僕の元々の地元には、戦後最大の某巨大宗教団体の総本部があり、その要塞を守るように周りに支部が次々と出来上がったので、昔の知り合いがみんな引っ越してしまったし、商店街も潰れてしまった。こういうのは決してニュースにはならないし、僕も過ぎてしまった事柄だから多くを語ることはない。

ただ、もし、その総本部がなかったら、きっと僕の地元は昔ながらの下町らしい雰囲気を残したんだろうなって思う。いま住んでいる街みたいに。通りを歩いているだけで知り合いに会えるような。

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2007年06月25日

目覚めの激痛

お酒も煙草も嗜まないというのに友人が尿管結石なるものを患った。

なんでもお水を飲まないと罹る病気らしい。その友人は、土曜日の深夜に帰宅後、どうしてもハンバーグが食べたくてしょうがなくなったらしく、零時に台所に立ち、せっせと肉を捏ねて形を整えてフライパンを温めたそうだ。出来上がったのは草木も眠る夜中の2時。出来上がったハンバーグに満足もして何事もなく床に就いたはいいいが、朝起きると共にとんでもない腹痛に見舞われたとか。

トイレに篭もっても変化が現わず「どうやら食べ物系で腹を壊したわけじゃないらしい」とにらみ、病院に直行。下された診断が「尿管結石」。

尋常ならない激痛だとかで、Webで検索してみると「痛くて気が触れそうになった」なんてコメントしている人もいる。すげー、恐ろしい。

さて、この病気の原因は、就寝前に油っぽい動物性蛋白質や食塩を過剰に摂取しないことが肝心だそうである。油っぽい動物性蛋白質や食塩・・・。これはラーメンがまさにドンピシャでは?ということは、寝る前に腹が減ってもラーメンを食いに行っちゃ駄目ということになる。

クラブ仲間と深夜まで踊っていると、たいてい帰りがけにラーメンを食いに行く流れが多い。

もしかしたら危険なのかも。

しかし、そんな話を聞いた直後なのに、土曜日はお腹が空いたので、しっかりと家の近所の横浜系豚骨ラーメンの暖簾を深夜零時にくぐってしまった。横浜ラーメンは焼き豚も大きくて美味しすぎて食べて正解だったけれど、「尿管結石」の話を聞いたせいか、なんか時限爆弾を身体に仕掛けているようで怖くなってきた。

もちろんビビリなので、寝る前にこれでもかとお水を飲んだ。おかげで日曜の朝は快適に目覚められた。

なお、信じられないけれど、時々逆立ちすると結石予防に繋がるとか。暴れはっちゃくみたいだね。

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2007年06月22日

朝早く起こサンデー(おっさんギャグ)

日曜日の夜に限って意図的に晩御飯を外食で済ませるのも面白いと思って、ちょこちょこ実践している。

友人づきあいを別にすれば元来は自宅でご飯を食べるのが好きな性格だから、仕事が忙しいとか妙にラーメンが食べたいという気持ちさえ沸かないと帰宅の路は我が家に向かうことになる。

週に二度も三度も自宅以外で夕飯を食べている場合は、さすがに週末といえでもおとなしくしているが、自分ルールでは月曜~金曜の平日に晩御飯を外食で済ませなかったら、日曜日は外で食べると決めてみた。夕方頃に夕飯を済ませると日曜日の休日の夜がゆっくりと過ごせる、なんて利点もある。

食べるメニューにはこだわりがないかわりに、お店については、少々うるさい。有機栽培がどうしたとかいう面ではなくて、位置的な問題、つまりは自宅の近所にある店、特に歩いて行ける店に限定したのである。

わざわざ電車やバスを乗り継いで行くのはナンセンスというか<遠出してまで気合いで飯を食っている>というようなグルメ根性が見え隠れしちゃうからNGだ。あくまでも<ご近所さんにぶらりと飯でも>が重要である。

そのあたりの設定は僕が住んでいる私鉄沿線各駅停車の街はピッタリで、古本屋やお団子屋さんが立ち並び、お風呂屋さんの煙突が目印のスロウな時間が流れる商店街は本当に23区内なの?って首を傾げるほど、ぶらりぶらり&ジャランジャランがよく似合う。

そんな日曜日の一番人気は、隣駅にある「魚がし寿司」。駅と駅の間が短いので、徒歩で10分掛からない場所にある。安くてカウンターで食べられる寿司屋として連日大賑わいだ。日曜日は17時から営業しているので、前日ぐらいに予約をいれておく。

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写真はいわしとしめ鯖の刺身。

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そして上寿司の一例。

ビールを大瓶で頼んで中トロと穴子の握りを追加して、締めにしじみ汁を頼んでも2千円程度。週に一度のささやかな贅沢。(だって会社では昼飯代が200円ぐらいだから、これぐらいは楽しまないと)


で、こちらは、近所じゃないけれど7月にサンフランシスコで自身の絵のギャラリーを開催する予定になっている友人と先週末に訪れた田町のたけちゃんの写真。

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テレビでたまたま「うたばん」を観ていたら番組内の企画「東京でも食べられる大阪の味」というコーナーに登場していたのでタイムリーなネタ的に。先週末もやはり混んでいたから、これからさらに混みそうだね。でもまあ、並ぶ価値ある味である。カラリと揚った串が90円から210円。

キスの串なんつのはジュワっとソースが染みこまれていて、アツアツを食べればビールが旨くないわけがない。

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2007年06月19日

ビーチ

今年も行くであろう秘密の穴場に神奈川の真鶴という場所がある。

人ごみでごった返している江ノ島や湘南のずっと先にある半島の岬だ。夏のシーズンだというのに、あたりには海の家もなく一番近くの駐車場からも歩いて10分掛かる岩肌と茂みが覆う海岸は、汗だくになるだけの苦労をする価値がある手つかずの大自然で、素潜りのポイントである。

岩に囲まれた10メートルほどの磯は、まるで水族館のプールみたいで、息を呑むばかりに遊泳している魚と戯れることができる。

四方が完全に閉ざされているので、温水プールのように暖かい海の中を決して波に流されることもなく、気ままにゴーグルで魚を鑑賞するのだ。夢中になりすぎて毎回背中だけが日焼けしてしまうぐらいである。泳ぎ疲れたら岩の陰で冷やしているクーラーボックスからビールを取り出して海を眺めつつ飲み、七輪で焼いた貝や魚を食べる。大海原と自然を満喫できるこの秘密の穴場は、どうしてか誰にも気づかれることなく、贅沢に独り占め状態なので、東京から足を運ぶようにしている。

真鶴は漁港も豊富なので、帰りには魚料理を堪能しつつ、源泉掛け流しの温泉に浸かり、温泉施設の縁側でよく冷えた西瓜を風呂上りに食べるのが定番だ。

なかなか梅雨が訪れない東京で早くも海で遊ぶことを指を折って待っている。

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2007年06月18日

夏のおすすめメニュー

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ザク切りにしたキャベツに<ごま油、ナンプラー、塩コショウ、酢>を混ぜあわせたドレッシングをかけて食べるのが好きで、自宅ではお酒を呑まない習慣なのに、夏になるとしょっちゅう作ってはテレビを観ながらボリボリ食べている。

九州の博多を始めとする福岡では、焼き鳥屋や焼きとん屋に行くと、この手のザク切りキャベツがお通しのように登場し、とても馴染み深い食べ物のようである。

関東でもアンテナ高いグルメが取り寄せたことからメジャーになったというのが、この「キャベツのうまたれ」。

焼き鳥屋さんで食べるキャベツが家庭でも再現できると本場でも好評だとか。

ノンオイルで酢がベースになっているドレッシングは、キャベツだけでなく幅広く食卓で大活躍。ちょっと夏バテした時なんて超打ってつけだ。

僕は会社帰りに近所にあるお豆腐屋さんで豆腐を買うのを秘かな愉しみにしていて(これがまた売り切れたりで入手しにくい)、運よく豆腐が買えたら、夏は冷奴にしているんだけど、この「キャベツのうまたれ」にラー油をお好みで混ぜてピリ辛ドレッシングを作り、白髪葱を添えて中華風冷奴にするのがお気に入りである。これは手放しで旨い。

豆腐の大豆の甘みと薬味である白髪葱のアクセント、そこに辛くてさっぱりとしたドレッシングがマッチング。白ごまなんかを散らしてもいい。

ぜひ、一度。

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2007年06月14日

Are you John?

昨日のエントリでジャズの巨匠であるマイルス・デイヴィスとジョン・コルトレーンについて触れた際に、「どうしてマイルス・デイヴィスは通称マイルスなのに、ジョン・コルトレーンはジョンと呼ばれずにコルトレーンなのだろう?」と彼らの名前にまつわる呼び名に関して漠然ながらに疑問を感じた。

まあ、すぐにジョン・レノンという20世紀最大のポップスターの存在に気づき、この問題は氷解したわけだけれど、ジョン・レノンの影響というのは、こういった人名にまで及ぶと思うと計り知れないものがある。

一般的にジョンという名前だけで思い起こされるのは、かの故人であるジョン・レノンであって、間違いなくジョン万次郎ではないことは確実だろうと思う。ジョン・トラボルタ、ジョン・F・ケネディ、ジョン・アーヴィング、ジョン・カビラと、有名なジョンを列挙してみても、やはり彼らが世間一般でジョンという単称で呼ばれることは多くはない。

名前ひとつとっても、魔の凶弾に倒れた永遠のスターの後世に残した遺産が、まるで大きな墓標の如く聳え立っているというのががよく分かる。

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2007年06月13日

時代の長い影

僕ぐらいの世代なのに、野球でスーパースターだといえば長嶋だと主張するのはどうも不健康な感じがしてならない、というのが個人的な意見で、というのも、僕が物心がついたときには長嶋選手は引退していたからリアルタイムで感動を覚えるということがなく、どちらかといえば世代的には落合がスーパスターだったんじゃないかと思うからだ。

長嶋の活躍は過去の映像でしか見たことがない。言ってみれば最初に見た時から懐かしのスターなのだ。

音楽に関しても同様で、僕ぐらいの世代なのにジャズがどうしたこうしたと非常に熱心になるのは不健康なように思えてしょうがない。だって、ジャズが輝いていた時代を同時代的に生きていないから、全然分からないのだ。

音楽に左右はあっても上下はないというのが僕の考えなので、ジャズについての素晴らしさというのは大変分かる。マイルスが稀有な存在だというのは当然だと思う。

でもそんなジャズに熱狂していたのは、明らかに僕より上の世代であって、「ジャズ」という言葉に過敏に反応するのも効き目があるのも僕らではなく、その人たちなのだ。

それと同時に最高の音楽というのは時代を越えて語り継がれるというのも頷ける。ただ何も知らずに「ジャズ」というキーワードが含まれているだけで、それっぽい感じになってしまっている自分の世代が好きではないのだ。

焼肉食いながらジャズって、ほんとにそれでいいのか?こういうのは全共闘世代の悪しき影響だと思いたい。

しかしまあ、前述したように僕より上の世代にとって「ジャズ」音楽は聖域に近い。コルトレーンは神様なのだ。僕がDJしている店にもごくたまにそういった音楽が好きそうな連中がやってくる。彼らにとってテクノは許しがたい音楽なのだろう。理解の最果てにある騒音なのかもしれない。テクノ or アナログ、そういう位置にフラグが立っている連中なのだ。

悲しい哉、今度また彼らがお客さんでやって来たら、僕はそんなに好きじゃないジャズを流す。でも、それは正しい。僕からしてみると僕が流しているジャズは、彼らに向けて贈る音楽であり、レクイエムや葬送行進曲なのだ。そんな感じでまた週末が近づいてくる。

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2007年06月12日

カメラ覚書

生産ライン自体が打ち切られたことから、本場ロシアでも時たま工場からデットストックが見つかるだけで、年々高騰し続けているLOMO社のスメハチことSMENA8Mが10880円で[R-2nd]にて発売中とニュースが飛び込んできたので(但し保証書は2週間のみ。1年保証の場合はロモグラフィで購入したほうが無難。こちらは1万5千円程度)、いい機会なので購入した。

今回売り出されているのはブラックタイプのデットストックだ。個体それぞれに激しい品質のバラつきがあるという何ともギャンブルみたいなカメラなので、どんなものが届くのかハラハラドキドキなわけだけれど、T-43レンズというシャープの効いた描写力を誇る独特の写りが魅力であり人気の秘密なので、早くも待ち遠しい。

これで手持ちのトイカメラはLOMO LC-A、HOLGAに加わって3台目となった。まあ、HOLGAを使ったのは一度しかないので、持ち腐れという言葉がどんぴしゃつうのはどうしたものかというのは棚に上げてしまうとして。

<スメハチ スペック>
・フィルム : 標準35ミリ
・レンズ : Triplet 43 / 40mm f/4
・焦点距離 : 1m~無制限
・シャッタースピード : B,1/15,1/30,1/60,1/125,1/250
・絞り : f/4,f/5.6,f/8,f/11,f/16

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2007年06月11日

梅酒の季節

物心がついた時分から6月の初旬といえば、お神輿のお祭りと梅とらっきょうの季節ということになる。新宿の四谷の場合、お神輿は6月の第一週にやるので、街中は祭囃子の音色とハッピに包まれる。

小さい頃から四六時中お祭り騒ぎが大好きな人間としては、これ以上に楽しいことはない。

そして浮かれた気分と同時に、6月初旬といえば梅とらっきょうが出回る時期でもあるので、梅干や梅酒やらっきょうを漬ける我が家は大忙しになる。梅干に代表される漬物は手間が掛かる分、市販品とは雲泥の差で美味しいものが作れるのだ。

我が家に限らず自家製のそれらを一度でも口にしたら僕は取りあえず市販のものは食べられない。不味いし、気持ちが悪くなる。でもこういうのはだんだんと感覚的に察してきたことなのだが、全ては幼少の頃の味覚が鍵を握ると思うので、<何を小さいときに食べたのか>が大きな要因になるのではないかと思う。つまり、小さい頃から市販製品を口にして育った子は、それが自身の基本的味覚として身体が覚えるんじゃないかな。

さて、実家を離れて生活すると、作ってみたいと夢見てもなかなか手を出せないのが梅干とらっきょうで─というのも、梅干とかラッキョウを黴らせると災いが訪れるという古い迷信があって、僕は頑なにそれを信じていて、躊躇しているのだ─もっぱら家族や親戚や親戚の隣近所の方々に依存するようになる。僕の田舎の山梨では、一家で10キロぐらい毎年それぞれが梅を漬けているので、親戚でもないじつに色々な方々から「ウチの梅(あるいはラッキョウ)は美味しいよ」という理由で戴けるという、なんだか凄まじい土地でもあるので、漬物に困ることはまずない。

今でも僕の冷蔵庫にはたくさんの作り手による梅干が格納されている。

なので、今年もまた漬物に関しては名人の腕に譲るとして、我が家では去年から始めた梅酒を今年も挑戦した。

去年はブランデーで漬けた梅酒を作った。一年も経つと琥珀色に染まってきて、まろやかな味わいに仕上がり、遊びに来る友人達からもなかなか好評である。今年は普通のホワイトリカーで漬けようか迷ったが、3軒先の酒屋で35度の泡盛が売っていたので、これを使うことにした(35度以下のアルコールは保存に難が生じる)。ただ、今回は青梅ではなく、やや赤みのある南高梅を使った。青梅に比べると酸味が少ないのが、この品種だが、果たして吉と出るか凶と出るか・・・。

ところで、色々な文献やWebサイトで説明している梅酒の作り方をみても、おおよそが梅1キロに対して氷砂糖500グラム程度としているのに、氷砂糖の説明書にだけは梅1キロに対して氷砂糖1キロって書いてある。絶対にこれは消費量を増やそうという氷砂糖メーカーの陰謀に違いない。

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2007年06月08日

Traffic & Weather

1週間前ぐらいのエントリに10年以上前のJ-WAVEのことを書いたついでに、当時にまつわる話でも。

そのエントリに書いた通り、1991年~1993年には、まだInterFMが開局していなかったので(InterFMは96年に開局だ)、東京のFMラジオ事情といえばJ-WAVEの独占場だった。

1990年代後半から顕著になった<FMラジオとAMラジオのけじめのなさ>が目立つこともない、FMラジオがFMラジオとして確固たる位置に君臨していた時代だ。(それに比べ、AMラジオ並みの凋落ぶりには目を見張るものがある。AMラジオも好きだけど、FMにはFMの良さがあるというもの。特にJ-WAVEやInterFMには)

僕は、当時は今よりももっとテレビを観なかったので、部屋で過ごすといえば、本を読むか音楽を聴くか両方愉しむかが主流だった。アルバムを入れ替えたりする必要がないラジオは、ながら読書にうってつけの音楽だったのである。バイリンガルなDJが日本語と英語のチャンポンDJで季節や天気に合わせた曲を流したり─その日が雨だったら雨にまつわる曲を流している─、その日に応じた選曲をするJ-WAVEは気持ちいいFM局だった。

そしてさまざまなジャンルの音楽が流れる中、まるで一目ぼれの恋に落ちたかのように僕はJ-WAVEで流れるある曲に惹かれた。

J-WAVEはFMラジオということもあり、首都圏のドライバーがリスナーとして多い理由から交通情報をこまめに流している。また天気予報も同じような理由で頻繁に流れる。「ジェェイウェーーーブ トラフィックインフォメーション」、「ジェェイウェーーーブ ウェァザァーリポート」の声で始まるニュースだ。

僕は何故かこの2つのニュースに流れるバックミュージックがたまらなく気に入って、交通渋滞も天気も自身に関係ないのにこの2つが流れると読書を止めてすら耳を傾けていた。ゆったりとしたリズム、あくまでも静謐なメロディと旋律、人の心を惹き付ける何かがそこにあった。

この2曲を聴くためにチャンネルを81.3MHZに合わせたといっても過言じゃないぐらいお気に入りだった。

しかし、局の再編と共にやがては使われなくなり、僕自身もまたFMラジオとは疎遠になり、やがて時を隔ててラジオ自体を頻繁に聴かなくなった。J-WAVEを聴くのは1年に1度あるかないかという2007年のある日、ふとしたことからJ-WAVEのことを思い出して、ついでに上述の2曲についても思い出した。そしてインターネットで調べたのである。

ネットというのは本当に便利で、当時聴いていた曲が誰の音楽なのか、というのもすぐに調べることができた。さらに驚くべきことに僕と同じように交通情報と天気情報の曲に心を奪われたリスナーが多いというのも分かった。なんだか戦友にでも再会したような気分である。

アメリカ出身のミュージシャンであり、クロスオーバーの名手であるチックコリア、同じくアメリカ出身のジャズ・フュージョンの演奏家デイヴィット・ベノワ。

彼らがそれぞれ交通情報と天気情報の音楽を担当していた。

耳を傾けて当然である。ただ、グーグルで調べてみても、それらの音楽は彼らがリリースしているアルバムのいずれにも収録されていないことに僕は肩を落とした。

「あーあ、もう聴くことはないんだな」と妙に寂しくなったものだ。

けれどインターネットは本当に便利で、ある掲示板を目にしたら、何処かの名無しさんが書く投稿が真実であれば、1990年か1991年にJ-WAVEから発売されたアルバムに収録されているというではないか。もちろん10年以上も昔の話なのでどれも絶盤だ。

ひたすらググると「J-Wave & GRP Pazz & Jops」の1stと2ndにそれぞれが収録されている!

思わず泣きそうになった。そして気がついたらヤフオクで落札していた。たまたま出品があったようである。なんとまあラッキーなことか。とりあえず2曲揃ったら土曜日に流します。

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2007年06月07日

野郎映画

果たしてこういうジャンルがあるのかどうかは差し置いて、とにもかくにも女子と一緒に観にいくのではなく、男臭く野郎同士で観たほうが絶対に面白い映画というのがこの世に存在する。

一方、女子を引き連れてではないと映画館で観るにはちょっと躊躇する映画も存在する。

例えば古い映画になっちゃうけれど「タイタニック」とか「ユー・ガット・ア・メール」なんてのは、野郎同士で観にいった日には周りはカップルだらけで肩身が狭いなんて思いをする羽目になるのだ。いや、下手したら2人組でクリスマスの夜に観にでも行ったら、それこそアッチ系に間違えられる可能性は十分ある。

トムのファンですとかディカプリオが遠い親戚なんですよというたわ言はまず通用しない。

ほんとに奇異の目で見られる。「タイタニック」はカップル映画の最たる映画なので諸氏も注意したほうがいいだろう。こういうアフター・ムービーの終電で帰らないかもしれないサムシングに強い期待を寄せられないのが前述の野郎映画だ。ジャッキー・チェンの初期の映画だとか香港カンフー映画がこのジャンルで、そして「ロッキー」シリーズも野郎映画である。

こういっちゃなんだが長年連れ添った男女ならいざ知らず、しょっぱなのデートで「酔拳」はないだろう。つまりは、こういう映画はあくまでも下品全開で野郎10人ぐらいで観にいくのがセオリーなのだ。

上映からしばらく経過している「ロッキー・ザ・ファイナル」、残念ながらまだ僕は観ていない。無駄に巨大なポップコーンを買い込んでコーラを流し込みつつ、映画館で観にいかないと。とにかく巨大なスクリーンの前でロッキーになりきりたいのだ。

だって映画のタイトルが「Never Giveup」だよ。「最後まであきらめない」だなんて男臭くていいじゃん。

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2007年05月28日

Back to Back

先週の土曜は、ターンテーブルの左右それぞれを別のDJが担当し、交互に曲を流すというスタイルの<Back To Back>でプレイした。

水曜日あたりに、初めの第一部では緩めのアンビエントで攻めつつ第二部でロック系統を流して少し盛り上げ、第三部はその場の流れに従う、つまりは場の空気でさらに上げてもいいしチルアウトに終わらせてもいいという事前調整をした。こういった大まかな流れを予め描いておくというのは結構大事で、普段は持ち歩かないロック系も今回はコンパイルして出陣した。

<Back To Back>のスタイルは、一緒に場を作り出していきながらも、相手がどんな楽曲で繋げてくるのかというのが最大の関心であって、遊び心で意表を突いたりと突かれたりとドキドキして非常にやりがいのある楽しい作業だ。

実際のプレイ中も、LCD Soundsystemの新しいアルバムで攻められつつも、僕も禁じ手に近いSaafi brothersの四つ打ちを流したりと有意義だった。またロックもOKな夜ということで、どのタイミングで流そうか考えていたレッチリの「Scar Tissue」も良い塩梅で流せて安堵した。

DJに限らず、自分が持っていない発想をする人と何かを成し遂げるということには、たくさんの発見があり、たくさんの学ぶところがあり、身体全体に散らばる自分のDNAが喜んでいるのがよく分かる。

またぜひ企画したいと思う。

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2007年05月22日

甘いお酒も悪くない

僕の周りのヨッパライどもは、真の酒飲み(酒豪)の最終到着駅は<辛口>だという。

日本酒やワインは然り、渋めの<辛口>というのが、身体に馴染み、その味を追求するんだとか。一方、赤玉ワイン(懐かしいね)のたぐいやウメッシュだとかは、通からしてみたら、まるでなっていないらしい。

そんな連中に「ワインはなんつっても葡萄ジュースみたいに甘くないとダメっすよ」と言おうものなら、通が試合前の天龍のような目つきになり、甘党はボッコボッコにされたあげく、す巻きになってしまったなんていうひどい話も聞く。

それぐらい、酒豪達は<辛口>を尊ぶ。

さて、そんな他愛もない話を自分自身に照らし合わせてみると、酒席の機会は右肩上がりで増える割には、辛口志向に走るわけでもなく、別に甘いのとか辛いのとかをそれほど気にしたことがない。むしろワインなんてのは甘いほうが好みで、辛口ワインなんてのは苦いぐらいにしか思えないし、シャンペンなんかはサイダーみたいな味のほうが大好きである。

そして、いま一押しの甘いお酒がコレ。

先週末の土曜、六本木の箱で知り合いがパーティをすると伺っていたので、いつもどおりバーでDJした後に顔を出した。

バーテンさんに六本木行く前に気つけに一杯何か作って貰うようお願いしたところ、「こんなの呑んでみます?」と出してくれたのが、スターバックスのリキュールだった。

例のスタバのロゴが入っているオフホワイトのボトル。なかなかお洒落な瓶である。

バーテンさんの話によると、2004年にシアトルで発売されるや否や、一気に口コミでその美味しさについての噂が広まったらしい。なにしろスタバのコーヒーのみを使用して作られたリキュールということもあり、カルーアに比べると、コーヒーの香りが雲泥の差で醸し出されていて、コクがかなりあるのだ。

僕はオンザロックで飲んだんだけど、まるで極上の深みある珈琲牛乳を飲んでいるかのようだった。

日本では一部のデパートで購入できたり、「スターバックスコーヒーリキュール」でググるとヒットする。

米国でもスタバ店舗では販売されていなく、酒専門店で取り扱っているんだとか(まあ、酒を店舗で取り扱うライセンスの問題も絡んでいるのかと思うが)。

甘党諸君には、ぜひ。

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2007年05月17日

メガネっ子

中学3年生の時に度が入ったメガネを購入しても、日常生活では裸眼で差し支えなかったので、映画を観る場面でメガネを着用する程度だった。

海外でバイクを運転する機会に恵まれた時もメガネを掛けるのは、せいぜい夜の運転に限られていた。

やがてどういう運命の巡り会わせなのか、仕事でPCを活用し、つまりは目を酷使する環境となり、とうとう裸眼でモニターの文字が霞み始めた。27歳のどの季節だったか、コンタクトレンズを着用となる。

やっぱりパソコンって・・・と思ったりもしたが、不思議なことに僕よりも全然ヘビーなPCユーザと、ふと何かの話題の拍子に視力について話すと、意外に目がそれほど悪くない連中が多かったりした。だから結局は視力というのは持って生まれた能力のように、個人の差があって、PCを使うからといって目が悪くなるとは言い切れないのかもしれない。

いずれにせよ一度コンタクトレンズを着用したら、あまりにも鮮明に世の中が見えすぎて、裸眼で日常生活を送れなくなった。

何しろ、いままでボヤけていて世界がくっきりと細部まで見渡せるのである。覚えてしまった快楽は手放せないというのは、このことかと、一人ごちた。

僕がずっと愛好しているのは、アキビューの2週間の使い捨てコンタクトレンズで、無精者にしては珍しく、2週間を満了したら、新しいレンズに切り替えるというサイクルをきちんと守っている(僕の昔の同僚に2週間のレンズを2年間使用していて、医者に叱られた人がいる)。

ところが、コンタクトレンズの洗浄液は、毎日使うわりにはブランドにこだわりがなくて、薬局で目に付いた商品や安いのを購入。しかし、これからはこれが定番になりそうな予感である。

ロートCキューブ ソフトワンクール 500ml

(ヘルスケア&ケア用品)

である。

この洗浄液は名前の通り、ひんやり爽やかな洗浄液で、かなりヤバイ。

要するに目覚めようの目薬を点眼するのと同じクール感を、あの忙しい朝のドタバタのあいまに装着するコンタクトレンズで味わえるという商品。グループI-IVのすべてのソフトコンタクトレンズに対応!こんなのが発売されていたとは。

なお、洗礼を浴びる初日はかなり悶える。クゥ~ッと前かがみになるぐらい、ひんやり。

これからの季節、絶対に手放せないかも。

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2007年05月15日

コップンカップ

さる土曜、毎年恒例のタイフェス@代々木公園の季節がやってきた。

先日のエントリにも書いたように、今年の夏は<バケツ泡盛>を一押し。

100均のバケツじゃ味気ないなぁなんて思っていた矢先に、ふと立ち寄った大久保のドンキホーテでCAPTAINSTAGのウォータージャグ6リットルが2400円という格安で販売していたので、ここぞとばかりに購入。表面はステンレスで覆われていて、中身はアルミタイプだから少々の暑さぐらいなら保冷がバッチリという優れもの。

トップキャッチ ウォータージャグ6リットル M-5030

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)(スポーツ用品)

このジャグに泡盛をどぼどぼ注いでダイアアイスを2袋投入し、さらにミネラルウォーターで割れば、あっという間に<バケツ泡盛>が完成。

キュっと冷えた泡盛と初夏の日差し。メキシコで購入したバティックを敷き詰める。そしてスパイシーな香りを漂わせている屋台のご飯たち。パッタイ(タイの焼きソバ)にガイヤーン(鶏の炭火焼)にカレーにご飯ものにマンゴーなどの南国フルーツ。そしてよく冷えたシンハビア。

最高のシチュエーションである。

今回は僕が勤めている会社関係の人たちと呑み仲間が一同集まって、なかなかの大所帯になった。初対面の人同士が多かったのに、和気あいあいと盛り上がってくれたのは何よりだった。

僕は自分が大切に思っている友人や知り合いをどんどんと繋げてゆくのが昔から大好きで(お節介なのか?)、常日頃、自分がリスペクトしている先輩後輩や友人達に対しては、この人とこの人を会わせたいなぁなんて思っている。

この日もまた、ぜひとも知り合って欲しい人達だったので、タイフェスを通じて紹介でき、そして楽しく遊べたのでとても嬉しい。

呑みすぎて翌日は二日酔いが凄まじかったし、お腹はシベリア超特急だったけどね。でもまあ、それこそがタイの醍醐味でもあるわけだから、マイペンライってことか。

そんなこんなでコップクン サムラップ ワンニー クラップ、サムラップワンニー クラップ!(ほんとにありがとう。また会いましょうね!)

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2007年05月14日

日記の閉鎖性について

日々の出来事の記録を時系列に書き綴る<日記>というスタイルが古くは紫式部が活躍していた時代より親しまれていた我が国では、<日記>を書く行為そのものに、偉大な作業であるような付加価値が与えられて、達成感溢れる建設的な行為と見なされたりすることが多々ある。

逆を言えば、<365日、日記を書く>という類の今年の抱負ともいえる宣言は、「あけましておめでとう」と言うか言わないかの束の間に燃え盛る一抹の気持ちであり、<禁煙>と同じくらいに三日坊主のトップランカーとして、君臨している。

それだけに日記を書き続けている人は畏怖され尊敬されているのかもしれない。

紙媒体に限らず、インターネットが出てきた当初から、HTMLを使ってWeb上で日記を公開する人々が増えたのは周知の事実で、cgiで動く掲示板形式などが流行った直後は、簡単に時系列でまとめることが出来るWeblog形式が現在の主流となった。

そして、通称ブログと呼ばれるWebブラウザ上で簡単に更新可能なサイトの更新者をブロガーと呼んでいる。web2.0を強く意識させるWeblogの人口比率はダントツぶっちぎりで日本がトップで、40%のシェアを誇るらしい。

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<日記>という文筆スタイルは最もプライバシーが尊重される書き物であると個人的に考えているので、公開が前提となるWebでの記録は僕のなかでは考えられない。他者の存在を強く意識する以上、ブログから生み出される文章の数々というのは客観性に富んでいないくてはいけない、これが持論だ。

僕自身、<日記>をまともに書いたことがないので(そのくせに、このブログはダイアリーのカテゴリにある)、このWeblogにある多くのエントリは時系列を主眼にして取り扱うとまるで役に立たないシロモノである。これはブログを<日記>にしたくないという僕のスタンスによる。

さて、ミクシィしかりブログしかり、プライバシー性という観点では配慮が少ない形式がメインストームになると、<日記>は酷く疲れるんじゃないだろうか。そんな心配を最近している。

いつでも他者の視線がある。ということは、倫理が求められ、もっといえば社会性が問われる。つまりは、うっかり社会に馴染まないエントリを書くと炎上したりする。

<日記>はもっと閉鎖性があり、プライバシーが尊ばれ、自分が自分であることを吐露できる場所であり、そして<日記>を通じて、自分自身を自分だけが再認識できる場所であるべきだと思う。

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2007年05月11日

ベランダ園芸部だより

今年はついに屋上にまでエリアを拡大した<ベランダ園芸部>は、4月に当blogでエントリしたように、トマトと胡瓜とラディッシュを栽培している(2階ではバジルと青じそと唐辛子を)。

周りに大きな建物がないので、晴れてさえすれば日当たりは抜群という我が家は、その環境で足元をすくわれるのか天の恵みとなるか、夏を迎えるまでは分からないにしろ、5月初旬の段階では、まずまずの滑り出しといってもいいかもしれない。

GW明けの水曜日、毎朝の習慣となっている水撒きをと屋上に登ってみたら、いつものとは見慣れない姿のイタリアントマトがそこにはあった。

20070511a
淡い黄色の小さな花が幾つか咲いていたので期待していたのだが、ここまで順調とは正直思ってもいなかった。小さいながらも緑色のトマトの実が附き始めたのである。

イタリアントマトはサクサクとした食感が特徴的で、モッツァレラチーズとバジルに合わせて岩塩をまぶしバルサミコで味付けをしてサラダにすると最高だったり、生で戴くだけではなく、煮たり焼いたりすればパスタに利用できるなど幅広い食材でもある。幸いにも2階のベランダではバジルを育てているし、以前にアースデイで購入したトルクメスタン産の岩塩もあるので、バッチリである。

今週の日曜には支柱を立ててあげる予定。

20070511b
こちらは、胡瓜とラディッシュ。胡瓜はまだ受粉をしていない(花が咲いていない)ので、見守っている状態。ラディッシュは葉を間引くのを忘れてしまったので、実が小さいんじゃないかと心配。う~む。

ラディッシュは酢漬けにして食べても美味しいけれど、何といってもマヨネーズをつけて齧るのが素材の味そのものであり、瑞々しくて旨いものである。胡瓜もやっぱり一番旨いのは、もぎって味噌つけて食べるスタイルだ。梅雨明けが楽しみである。

すくすくと育ちますように。

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2007年05月10日

バケツでサマー

9割9分対1分の大差で圧倒的に冬より夏が大好きな性分なので、夏の計画や夏休みについて想像を膨らましたら、いくらでも思い起こせることができる。

10年前はフリスビーにのめり込んで、7年ほど前にお遊び程度のボディボードに打ち込み、やがて、七輪でひたすら食べ物を焼くことに没頭したと思えば、燻製にハマったりもした。

もちろん、パーティは欠かさない。僕にとってレイブはライフワークなので、流行り廃りに左右されない。

今年のテーマで考えているのは、ずばり「バケツ泡盛」。

5月の初夏の盛りに、夏の暑い午後に、バケツに泡盛をどっぷりと注いで次にカチワリ氷をぶちまけて、そして呑んでハシャぐというスタイル。

日本の最南端のお酒だからだろうか、蒸し暑い夏には泡盛がぴったりと合う。

カチワリ氷っていう響きもいいね。夏を明瞭に表現した言葉なような気がする。

「かちわり」と聴いただけで夏の光景が思い浮かび、大人になってもワクワクしちゃう。物質自体は氷の塊を粗く砕いただけなのに、どうしてか、そこには風流の佇まいさえある。

日本特有の感覚かもしれないね。なんだか不思議だ。

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2007年05月09日

DJ稼業

かつて。

狂いまくって音ネタを買い漁ったり収集していた時期が、やや続いていた。

まともに聴かないアルバムなのに、収集しなくては気がすまなく、どちらかというと偏狂なコレクションに近い、と表現したほうがが正しいかもしれない。

やがてそういうのも虚しくなったので、いつのまにか集めなくなり、月1枚がせいぜいという状態になった。

別に経済的に困窮している状態でもなく、情熱的な部分で冷めてきたとか、他に楽しいものを見つけたとか、そんな具合である。それに、本当に素晴らしいアルバムや心の琴線を揺さぶる音というのは数少ないと気がついたわけでもある。

さて、ここ4週間ほど、毎週土曜日に表参道にあるショットバーで定期的にDJをさせてもらっている。お客さんが居ない時には、ゴアサイケの四つ打ちを織り交ぜガシガシ流しちゃったりしているけれど、基本的にはチルアウト系を流すように極力努めている。

せっかくの表舞台というお客様相手の世界でもあるので、永い間自粛していた音ネタ収集をついぞ再開してみようかと思う。ただし、一度は完治した病でもあるのだから、ちょっと風邪引いたかしら?と首を傾げる程度に。

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2007年05月01日

島ヲ巡ル

GW期間中に群馬で開催されるパーティに行く予定が、やや複雑な事情からキャンセルを余儀なくされたので、GWのやり過ごし計画については、急遽、例年に倣い、キャンプ道具を一式担いでの島巡りとなった。

持っている能力や使いこなせているかどうかは別にしても、毎日モニター3台に囲まれる生活は、何かを蝕んでいるような感触だけが日々蓄積されて、文明機器にどっぷりと浸かりすぎている気がしないでもない。本来、太陽光線を浴びながら生きたい自分ではあるけれど、<北の国から>の一家みたいに大自然で生活する知恵も度胸も無いので、とどのつまり、インスタントにどこかでリセットが必要で、結局、大型の連休を島で過ごすことに決定。

大海原が眺められる300円の露天風呂に入り、適当に魚を焼いたりして電脳の垢をそぎ落としていく意気込みである。

まあ、それでも捨て身はちょっと怖いし、下記の事情もあるので、FOMAと充電器はしっかりと携える、ということになる。まだまだ、携帯を所持しないレベルまで到達できないな。頑張らないと。これもまた修行である。

ということで、土日祝日のエントリ記事が往々にしてそうであるように、今回もまた、アップロードは携帯からのモブログによるエントリとなりますので、島での生活を写真を添えて時間が許す限り、ぽちぽちと更新していく予定です。

モブログサイトについては、右側にある携帯モックの画像をクリック若しくは下記リンクからジャンプできます。

モブログ(PSY-MOB)

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2007年04月27日

SNSだとかナンパだとか

それぞれ同じSNSをやっているのに、登録しちゃうと、そのソーシャルネットーワク内のコミュニケーションで満足して、会っているような錯覚を起こし次第に疎遠になったりとか遊ばなくなったりしたら詰まらないので、決してお互いを登録しようとしない関係っていうのがある。

だから事あるごとにそのダチと連れ立って呑んだくれたりとか踊ったりとか体内BPMを125→150とかにしてしまうのかもしれない。

インターネットテクノロジーの風潮をまるで無視!

あんがいステキである。

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話変わり、先日、一族行事でひさびさに会った妹と従姉妹に「10年以上昔、東京の渋谷に行った時に、**ちゃん(←妹の名前)とセンター街歩いていたら、女の子をナンパしていたのを見かけたから、あとをつけたんだよ」と、とんでもない思い出を語られた。

マックのポテトをぽりぽり食いながら、僕と友人2人が激しくナンパしているのを追っかけていたようである。なんつー従姉妹なんだか。

センター街がいつからあるのかしんないけれど、<兄が女子をナンパしている姿を観察する妹とその従姉妹>という光景は、そうあるもんじゃないと思う。

「なんかエロっぽい子ばっかナンパしていたよね」と妹が続けて言った。

兄の威厳、まるで無し!

こういうのはあんまりステキじゃない気がする。

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2007年04月26日

2007年 代々木メモ

2007年の代々木公園メモ。
今年もイベントがたくさん。たぶん公式以外のパーティもあるだろうね。

とりあえず公表されているのだけピックアップ。

■タイフェスティバル2007
5月12日(土)13日(日)

詳細

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■ジャマイカフェスティバル2007
5月19日(土)20日(日)

詳細

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■スリランカフェスティバル2007
5月26日(土)27日(日)

詳細

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■ナマステインディア2007
9月29日(土)30日(日)

詳細

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2007年04月25日

ギャンブル中毒

これまでにずっと賭け事に無縁だった友人が突然とスロット(北斗の拳)に目覚めてしまって、最初のうちは4千円で4万円儲かったりして、それこそ僕も恩恵を授かり居酒屋をゴチってもらい、友人自身もPS3を購入したり潤っていたのに、最近(といっても、この2週間ほど)は、カスリもしなくなり、ついに貯金にまで手を出してしまったと連絡があった。

このブログで以前にエントリした通り、僕はパチスロやらパチンコに縁がなくて、高校1年の3学期に全財産のお年玉とバイト代を初めてプレイした新装開店で一瞬に使い切って泣いているので、それからは「二度とやるまいか」と固く決心して今日まで誓いを護っている。

試しに打ってみようとも考えたことがないが、同じような考え方で、しかもそんなに大きな買い物もしないし、派手な遊びも目立たない、金銭感覚がきちんとしているように見えた友人が「もうね、全然でない時は、千円が単なる一枚の紙に見えちゃうんだよね」と呟いた時にパチンコ中毒というか賭け事の底深いブラックな部分を垣間見たようでゾッとした。

十億円を現金で所持していて、しかもそれが全部千円札だったら100万枚になるので、もしかしたら千円札1枚摘んでも単なる紙にしか見えなくなってしまう可能性があるかもしれないが、少なくとも「ジュースが100円で売ってたよ。超ラッキー」という金銭感覚のもとで、<千円紙切れモード>は凄く危険だろうと思う。

そんなタガが外れるような、何かの一線をあっさり越えてしまうような遊びは実際に恐ろしいし、儲けようと思うのであればリスクが高いし、暇つぶしと捉えたとしても中身があるとは思えないので、個人的には、<君子危うきに近寄らず>、これに尽きると思う。

そう考えると、俗に言う<ビギナーズラック>が高校1年のその日に訪れずによかった。当時としては高い授業料であったが、当たってたらハマるだろうと分かる自分なだけに、結果としては正解だったかもしれない。

どうせギャンブルをするのなら、動物保護団体が眉をひそめるような毛皮を裸に纏って、金のネックレスと指輪をじゃらじゃらつけて、耳に100ドル札を差込み、周りにはゴージャスなパツキンギャルが取り巻き、ダイアモンドを埋め込んだジッポで僕がくわえる葉巻に火をつけようとしているラスベガスのポーカー会場というシチュエーションで賭け事をしたい。

ところでパチ中毒のみんなは大概にしてこんな言葉に耳を貸してくれないが、誰が放った言葉か知らないこのセリフを僕はいつも大事にしている。

「パチンコがギャンブルだと思っているのは客だけで、店はビジネスだと思っている」

最終的にどちらに軍配が上がるのかは、言うまでもないだろうと思う。

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2007年04月24日

今年のベランダ園芸部

去年育てていたバジルと青じその種が育つかなと思いきや、寝ても覚めても土壌に変化が見当たらないので、業を煮やして近所にある馴染みのホームセンターを訪れた。

5月が間もなく近づいているからか、ハーブ以外にもベランダ園芸用の苗がたくさん売られていて、さながらプチ農園のような光景で、日曜日の休日に相応しく売り場は活気に溢れていた。

さて、絶対にマニュアルを読めば解決するのに、頑固オヤジのごとくそういった種類の説明書を読まない自分は、屋上のプランターの土壌を作るときも、肥料の説明書を読まずして適当に混ぜてしまい、油かすの袋半分を投入してしまった。(本当は一掴み程度でOK)

そんなこんなで、恐らくは誰でも育てられるであろう<赤カブ>が過多肥料で一向に育ってくれない。

さすがにこれに懲りて、このプランターを境に諸土壌の袋の裏表紙をよく読むようになったので、種からスタートしてもいいんだけれど、わりと各種野菜の苗が~120円程度で売られているので、都市生活者のチキン能力を発揮し、今回はそれにあやかり苗(接ぎ木)を購入してみた。

屋上のプランターで、<きゅうり>と<イタリアントマト>、ベランダコーナーに<バジル>と<青じそ>と<唐辛子>を、日当たりを考慮して並べる。

バジルはたわわと葉がついているので、休日にパスタに添えてみた。

梅雨を上手に越せたら安定するかなと睨んでいるけれど、さあ、いかがなものか。

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2007年04月23日

毒メニュー

酒だって呑んじゃうし、会社でお腹が空いたらカップラーメンを食べるので、決して胸を張って「健康に気遣いしている」とおよそ言えないにしろ、不文律のように、そんな不道徳な食生活においてもめったに食べない食べ物がある。

ハンバーガーに始まるファストフード、こってりした東京豚骨ラーメン、焼肉、下井草にある某長浜ラーメン。<毒メニュー>と呼んでいるそれらは、カロリーが高かったりして、日常的に好き好んで食べない。しかし、どんな星の巡り会わせか、なぜか時々無性に食べたくなる時がある。

肉体が毒々しい物質を懇願しているような身体感覚で、そんなに大仰しい表現を使わなくとも、要は「なんだかしんないけど、超これ食いたい」っていう想いが一向に消えない状態に陥る。

特に、美味しい笑顔なマクド☆ルドは、そのうちの最たるメニューで、食べない期間はというと、周期的にはオリンピック以上にインターバルがある。しかし、5年に一度ぐらいの発生率で突然と妙に食べたくなり、その日はなんだかマックが食いたいなと考えちゃうと、リンダじゃないけれど、もうどうにも止まらない。普段なら絶対食べないのに。

サンプル写真の面影もないチーズバーガー、油っぽいフライドポテト、そしてコーラ。こんな毒を体内に取り入れたくなるのだ。そして、10割の割合で、これらの<毒メニュー>は食後には気持ち悪くなって、もう2度と食わないと決心する。

その世界的なバーガーに比べてモ☆バーガーは、わりとダメージが低いのか、食後のヒットポイント低下もそんなに著しくない。が、やはり周期は3年半に一度食べるか食べないか程度にとどまる。

胸がムカムカして、充実感なんてのは全く味わえず、食べた後は後悔しか残らない。それでも何年かに一度だけ食べたくなる魔性の食べ物軍団。絶対にこれは中学3年の3学期に高校生と詐称してバイトしたロッ☆リ※が与えた呪いかなにかなんじゃないかと思う。

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2007年04月20日

拳銃事件

ここ数日、海外や国内と拳銃による犯罪が目立つ。僕自身、かつては合コンでお相手の女子に対して自分の44口径をぶっ放していたのさ、という親父ギャグはさておき、19歳の4月の帰宅途中に家の近所で実際に拳銃事件に遭遇したことがある。

夜の20時過ぎだったか、駅前から自転車に乗り、ウォークマンでGun'sのブートレグのライブカセットテープをガンガンに聴いていると、家の角を曲がる直前で、小道の方向にダッシュする変な人を見かけた。

「なんだろう?気持ち悪いな。ほんと春先になるとおかしな奴が現われるぜ」と不穏に思っていると、目の前で、近くの住人が大騒ぎしている。

なんだなんだ?と、イヤホンを外せば一様に「う、撃たれたぞー!」とかなんとか騒いでいる。状況が掴めない上にぎゃーぎゃーと錯乱しているから、何が起きたのかさっぱり分からない。そこで、自転車を止めて様子を伺ってみた。

すると、車庫に入れようとしている車の運転席に小さな穴がポッカリとあいていて、何だか硝煙臭い煙が立ち込めているじゃないか。で、運転席の男が「うぅ・・・」とか細い声で正面を見据えて完全に固まった。

うわ、これって殺人事件じゃん、すぐに気がついた。そして白いワイシャツからは不思議と赤い血が一滴も流れていないのが印象的だった。

とんでもないものを見てしまったなと感じるまもなく、今度は目撃者の住人が「く、車が~~」と慌てふためきはじめた。そう、運転席の男が死亡したので、車が前にズルズルと進んでしまっているのだ。見かねた誰かがサイドブレーキを引いてどうにか難を逃れたわけだが、その車が前に行かないようにボンネットを押さえた僕の指紋は、ばっちり残った。

もちろん、こんな事件なのだから警察やら救急車やらがあっという間にやってきた。目撃者それぞれが事情聴取されている。そのうちの一人が僕で、刑事に「・・・ということで、僕の指紋が検出されると思うんですけど」と吐露すると、苦味を味わうような目つきで「ちょっと署に来てくれるかな?」とパトカーで連行された。思い切り容疑者扱い。

取調室に連行されて、すべての事情(駅から自転車に乗ってかくかくしかじか)を説明したら、とりあえず指紋だけ取らせてくれるかなと言われた。ここで逆らったら、間違いなく犯人にされてしまうんだろうみたいな鬼気迫る迫力があったので、二つ返事で「OKです」と答えた。

さらに長い廊下の奥にあるちょっとやそっとじゃ脱出できない別室みたいな場所に連れて行かれ、真っ黒いインクを手に塗られて指紋を取られたそのあとしばらく放置されて、和久さんのような刑事が登場し、連行した刑事に耳打ちをすると僕のほうをみた。

「まるで、力士が記念に手形を押したみたいに君の指紋が残っていたよ」

ポンポンと僕の肩を叩いて、ご苦労さん!と一言告げられ解放された。

その某警察署は歩いて10分かからない場所にあるけれど、行きはパトカーだったのだから、きっと帰りもパトカーで送ってくれるんだろうと期待していたのは、一般庶民の甘さだったようだ。刑事は見送りひとつもしてくれない。

「超対応悪いっつうの」と内心怒りで煮えたぎらせても、しょせんはビビリなので、急ぎ足で警察の角を曲がり、そこでようやく小さく中指立てて、すごすごと帰った。

ちなみに、その殺人事件は、ものすごく闇の世界が絡む事件だったようで、いまだに記事になったりしている。どんな内容なのかは、ちょっとここじゃ書けない。

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2007年04月19日

アースデイ2007

今年もまた、代々木公園で「EarthDay」が開催される。

今週土日の4月21日22日だ。アースデイの季節になると、いよいよ木々も青々としてきて、長い冬が終わったんだなぁと季節を感じたりもする。

代々木公園で、無農薬野菜や玄米が売られたり、ヘンプグッズが並び、フリーマーケットや音楽パーティなどが催され、子供も大人も楽しめるイベントだ。実際に、知り合いのヒッピー達の幾人かはすっかり親らしい顔つきになって、子連れでやってきたりしていて、親子一緒にわいわいと騒いでいらっしゃる。

土日の天気は芳しくない予報なので、やや残念であるものの、小春日和に自然に囲まれつつ、昼間からビールを飲んだりして遊ぶのは最高だ。今年の「EarthDay」には、96年頃のインドで出会った連中がショップを出すので、夜予定しているスケジュールの前に再会がてらに顔を出すつもり。お日様が照って欲しいよね。


詳細

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2007年04月18日

同じ町内

徒歩20秒の距離のところに、パーティ仲間が引っ越してきた。

去年、山梨で開催されたパーティ以来にひさびさに再会したら、「今年4月に引っ越してきたんだよ」とのこと。

僕がそこに住んでいるのは知らなかったので(特に伝えていなかった)、すんごい驚いてた。まあ、そりゃそうである。逆の立場だったら、僕も驚くに違いない。

昭和時代的な牧歌な香りが漂う商店街に住んでいるので、さながらカオサンロードを彷彿させる感じがワクワクする。

ゲストハウスを往来するバックパッカーみたいだ。

近所にはシャンティなネパール料理屋や、都内屈指の焼きとん屋さんがあったりと侮れないので、終電を気にせずに遊んじゃいたい。

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2007年04月16日

DJナイト

すでにSNSのmixiで何度かエントリを書いたように、青山近辺にある某店で回した。

回すよりは回される姿が周知の事実とはいえ、お声を掛けて戴いたのは非常に嬉しい。そして、せっかくの機会なので、レッツプレイ。

某テクノユニットでアルバムもリリースしていたという近所に住む会社の元先輩のプレイをいつしか聞いてみたいと秘かに願っていたので、ぜひともご一緒にとお誘いし、聞かさせて貰った(すげー、カッコよかった)。

さて、店の様子はというと、某店はお店が立ち上がったばかりなので、利き所~仔細にいたる部分がこれから盛り上がってくるという様子で、外国人がお客さんとして登場したりすると、一瞬、「予想外っ!」みたいな空気がポヨンと流れたりで、なかなか面白い。

場所柄、家賃が高いという点と、やや閑散としているエリアという立地条件もあるが、たくさんの可能性を秘めている店である。ぜひ一度。

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2007年04月13日

修理の見積もり

先日、新宿のSRCに修理を出したマウンテンスミスのバックパックの見積もりが到着した。古いバックパックで素材が現存しないという理由から、両肩の修理と送料込みで7,000円という金額になった。

カリマーの最新の40リットルが2万程度で買えると考えると、いささか躊躇する。まあ、仕方ない。

10年間以上、旅を共に歩んだので、これからも付き合おうと思う。1ヶ月程度は見込んで欲しいとのことだったので、GWに間に合うかどうか微妙だ。

それにしても、最近の修理代というのは、デジタル製品を含めてバランスが悪い例が目立つ。修理をするぐらいだったら新品を購入したほうが結果として<お得>なんじゃないかというパターンだ。

いつのまにかデジタル製品については購入時に5年程度の保証ローンに加入するのが慣習になった。

案外、そういう修理に出すんだったら、もういいやという商品を積極的に回収して、ビジネスに結び付けている人がいるのかも。いや、きっといるのだろう。僕の家の下を毎週土曜に通る回収業者は「パソコン、カメラ、いらなくなった・・・」とマイクロフォンで叫んでいるのだから。

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2007年04月11日

タイ料理

10年ほど昔、タイのチャン島(Koh-Chang)で、打ちあげられた魚を適当に焼いたり、拾った椰子の実のジュースを飲む生活をしていたら、微熱を発症して、よれよれになったことがある。トイレに行ったら光よりも速い速度でお腹が痛くなってしまう症状だ。もしくは「む、きたな」と思ったコンマ0.2秒後にゲートがオープンしてしまう症状でもある。

亜熱帯でお腹を下したことがある人なら、きっと共感ができるだろうと思うが、東南アジアで患ってしまうと、夏バテのような状態でヘトヘトになり、かなりキツい。

結局、この島の生活は、熱が下がらないのが不安になって、早めに切り上げバンコクに移り、すぐさまに総合病院に駆け込んだ。日本語が少しだけ話せるタイ人の医者は優しいけれども鋭い目つきで「あんまり不衛生なものを食べちゃだめカップ」と拙い言葉でボロボロの旅人を諭し、抗生物質を大量に与えてくれた。細菌性の下痢であると説明され、僕はうなだれてゲストハウスに戻った。

ただここで早合点してはいけないのだが、恐らく(これは個人的見解にとどまらない)、そういった酷い食生活を送らない限り、タイ国内では食べ物の不衛生で腹を下すことはないだろうと思われる。その代わりに、例の激辛なテイストがその役目を全うしてくれる。

初めてタイを訪れた19歳の1994年は、タイで14日間、ライブを開催した。もちろんトイレットでの話だ。

当時は食事の不衛生が原因と踏んでいたのだけれども、帰国後に色々と考察した結果、どうやら辛味成分がお腹の調子を狂わしているようだと辿りついた。俗に言う<しぶりっ腹>は、出しても出してもまるで釈然としないお腹の状態をさして、厄介なシロモノで、これに泣かされる旅人が多い。日本でタイ料理を食べ、しかもソムタムだの激辛シリーズを食べると、事実、タイと同じ症状になる。

昨日、ガード下という立地条件だからだろうか、電車が通るたびにガタゴトと扉と店が揺れて、店内は通称<泣きメロ>の音楽が響き渡り、魚醤や香菜が芳醇で艶々しいアジアな匂いを放つ食事が所狭しと並べられている店で食事をした。

この店が面白いのは、全品630円均一だということ。ソムタムもパッタイもその他エトセトラが全品同じ値段なのである。支払いは前金制で、タイの屋台のようである。

味はもちろん本格的。バンコクの雰囲気に涙が出そうになった。そして言うまでもないことだけれど、今朝はしっかりと途中下車をした。

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2007年04月10日

ヨウツベ on モバイル

2GのMicroSDをブチ込んだので、ヨウツベの動画をローカルに落として、モバイル用の動画形式(3gp)に変換し、SH903iで動画を愉しんでいる。

声を大にして説明するのは憚られるとはいえ、もっぱらPVなんかが手ごろで、特に90年代前半のロック系バンドのそれは、かつて大画面で見ていただけに、「ケータイで見ちゃっているじゃん、俺」と昂奮を隠し切れない。あんなのとかこんなのが、ケータイで!!である。しかし、すんごい時代だ。

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2007年04月05日

情報ダイエット

東京メトロのフリーペーパーで去年、高城氏が語っていたように、パソコンの普及の恩恵で数年前とは比べられないレベルで情報が飛び交っている。高城氏は<情報ダイエット>を強く意識していた。

「今年のテーマはまだはっきりとはしていなくて。何しようかなって考えてる最中です。少し考えてるのは、何をやめて何を新しくするのかってこと。

僕はそれを〝情報ダイエット〟って呼んでいるんです。

ここ5年くらいでインターネットが普及したことで、情報が50倍くらいの量で氾濫してるでしょ?
みんな実際に体験したわけじゃないのに、知っているだけで体験した気になったりしてる。

これはヤバいなと。

だから、氾濫している情報に惑わされずに〝情報ダイエット〟をして、いろんな本質を求めていこうと思っています。

それでね、テレビとウェブを見るのをやめたんですよ。携帯はまだやめられないけど。

例えば、美味しいラーメン屋はきちんと自分で行って確認して、それを人に伝えなきゃまずいと思ったんです。」


僕はSNSで似たような危機感を感じている。SNSの恩恵で小学校の幼馴染と連絡が取れたりするのはひとつの利点だ。でもSNSでコミュニケーションをしているだけで、それが代替行為となり、<なんとなく会っている>気がするのは、空虚なんじゃないかと最近思うようになった。

SNS上でのやり取りなんてのは実際に会った場合の100万分の1ぐらいの感動しかないと思わないと、大切な何かを見過ごしてしまう。安心してはいけないと感じた。

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2007年04月03日

ワインと北九州

南アルプスの田舎に帰省した場合にワインを購入する以外を除いて、ほとんどワインを嗜む場面が少なくなった。

一人じゃお酒を呑むことがないので、正確に言うと<ワインを呑む店に行く機会が減った>が正しい。

それでも数年前はワインにどっぷりとハマった時期があった。九州地方に半年ばかり転勤していた頃のことである。

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福岡県北九州地方の主要都市を担う小倉駅の近くに<サンスカイホテル>というビジネスホテルがあって、会社の同僚の幾人かはこのホテルに滞在していた。ホテルの施設自体は、ありふれたホテルでそれほど特色がなかったのだが、このホテルの最上階にあるラウンジレストランは一見の価値があるレストランだった。

レストラン自体がゆったりと回転するのである。

席はすべて窓際で北九州地方の夜景を一周しながら眺められる。

回転するスピードも決して目が回ってしまうような酷いシロモノではなく、じつに優雅に回転していく。たしか料理はフランス料理が旨かったと記憶しているが、料理というよりは、このラウンジで飲むワインが最高だったと憶えている。

しっかりと腰のある白ワインは完璧に冷えていて4月の桜の時期に呑むというシチュエーションは感動に属するレベルであった。

いまだったら考えられないが、友人が運転する車でレストランに向かい、白ワインを2本ほど空けた。

ワインの酔いは心地がよくて、なにかふわふわした感じで、どこでどうやって会計を済ましたか分からないまま千鳥足で夜の北九州をかっ飛ばした。

ラジオからは森山直太郎の「さくら」が流れて、歌詞にある「さらば友よ またこの場所で会おう さくら舞い散る道の上で」なんてのに耳を傾けると少しだけ感傷になったりもした。

小倉城の桜は満開だろうか。懐かしい思い出である。

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2007年04月02日

夏に向けて

毎年その数字を更新している「巨人戦開幕試合の視聴率」が、今年も例外なく過去最低の記録になったらしい。野球中継をテレビで観戦するというのが娯楽のメインストリームになり得ないご時勢では、なかなか難しいことだろう。

小学生の頃は家から自転車で5分ぐらいのところに神宮球場があったので、夏になると野球観戦しに足を運んだ。もちろん、テレビで観る試合より迫力があって、昂奮した。

当時のヤクルトは順位が下から数えたほうが早い球団だったので、大体いつ行っても空いていて、このあたり一帯は神宮の森と呼ばれるだけあって、外野スタンドの音にまじって蝉がミンミンと鳴いたりし、非常に風物的な光景であった。

夏の神宮球場は、じつに気持ちのよい素晴らしい場所である。

野球中継というのは夏を顕す季語だとここ数年思っているので、夏大好きっ子としては、「今年は野球観戦を!」と計画している。

もちろん、神宮球場だ。

夏を味わいたいのが最上位のコンセプトなので、季節を味わえないドームなんてのは秒殺で却下。

試合を観戦するのは外野スタンドに決定。応援するのは巨人以外のどこのチームでも。焼きそばをつついて生ビールをぐびぐび飲んで焼き鳥も食べちゃって野球を観るのは、想像しただけでも愉しい。

まだ夏が先だが5月11日の<ヤクルト阪神戦>なんてのはどうだろうかと目星をつけている。

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2007年03月29日

AKIBAさん

自分の生活水準が相対的であるのに対し(そりゃそうだ)、生活内で使用するモノの値段については絶対的な要素を求めるブツが少なからずある。ケータイ電話なんかはその最たるアイテムで、<ケータイ電話は1万円以内>が個人的に考えている絶対的値段である。

1万円を超えるケータイ電話は、たとえ明日にジャンボ宝くじで3億円を手に入れたとしても考慮の対象にならない。

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先日、総武線の中野駅前にある安売り店でSH903iという機種を1万3千ポイントを使って3000円で購入した。ドコモショップで購入するとしたら9000円だったので、まあ、わりあいお得だ。

新しいケータイのメディアには<micro SD>という昔のスパイ映画に登場するマイクロチップのような1センチ平方の記憶媒体が必要なので、さっそくアキバに買いに出かけた。

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秋葉原、世界的に有名な電気街。

東京に永らく住んでいても、小学生の時にラジコンを購入した以外は数えるほどしか来た事がない。全然、用事がない場所だ。

最近は安売り電気だけじゃなくてオタク文化の担い手的土地として有名で、メイドカフェなんてのはアキバが発祥だなんて聞いたことがある。街中のストリートにはメイドだらけと時々テレビで観ていたけど、心のどこかに「そんな冗談みたいな街はありえないだろう」と構えていた。

しかし、それは嘘じゃなかった。

2メートル間隔でメイドが突っ立っていて、メイドじゃない人は<お菓子の国>から飛び出したようなピンク色のふわふわした洋服を着てやはり同じように突っ立っている。

巨大な画面に映し出されるのは、"なんとか"というアイドルの"なんとか"コンサート。そのコンサートの映像を見て踊りだす青年。如何わしいDVDを路上で販売する中年男性。同じく格安価格で道端に売られているフォト☆ップ。

アニメ・同人誌・実写・格安パーツにバルク製品とメイドとスクール水着とアイドルなどなど。

「もまいら」と日常で話す店員。そしてアキバを歩いている人はみんな<名無しさん>感覚。なんか2ちゃんが立体化して3Dになったらこうなるんじゃないかという不思議な気持ちになった。

日曜はもっと過激らしい。なんともエキサイティングな場所である。

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2007年03月28日

監督の憂鬱

NHKの番組、とりわけ茂木健一郎の番組ということがあり、可能な限りエア・チェックしているのが、毎週火曜22時から総合チャンネルで放映している「プロフェッシャル 仕事の流儀」である。

さまざまな分野の第一線で活躍している人の仕事に密着するこのドキュメンタリーは、じつに見応えがあり、日曜夜の顔とも言える「情熱大陸」とは、また一味違う<人物に密着系の番組>だ。

さて、昨日の放送第44回のプロフェッショナルは宮崎駿だった。来年の夏の公開を目指して新作アニメを創作中の監督は、自分の想像力が己の創造力に向き合えるよう自身の心を深く下げて活動をする人物、という風に僕には映った。

新作映画の発足当初はドキュメンタリーのカメラに冗談を差し向ける余裕こそあったが、やがて自身がその映画の物語性にどっぷりと浸かろうとなると、カメラが鬱陶しくなり邪魔にさえ感じていく監督。作品を完成させるためには、孤独という心情にとことん向き合い、他人との距離を徹底的に保ち、その孤独の中から物語を紡ぎださないといけないと語っていた。

「映画というのは自分を暴露してしまうものなんです。裸で人前に出ていくことなんですよ。だから、これは娯楽映画だからと作っていても、実はその人間の根源的な思想がよく出てしまうものなんです。出すまいと思っても出ちゃうんですよ。それで隠して作ると、そのしっぺ返しが本人だけに来るんです。どういうふうに来るかといったら、やっぱり正直に映画を作らなかったというしっぺ返しが来るんです。だから、映画が作れなくなりますよ、ほんとに。正直に作らなきゃいけないんですよ、裸になって、ほんとに。それはそうせざるをえないんです。だから、全存在をかけちゃうから、映画の出来については、本当に切ない思いをするわけですよね。それは、全人格の否定なんですよ。」


自分が目指すその先にあるイメージに到達するためには、色々なカタチで痛みを伴う必要があるのかもしれない。その痛みを知っている者だけが孤独感から開放できる。

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2007年03月26日

ベランダ栽培倶楽部

ベランダ(といっても猫のひたいのようなスペース)にプランターを置いてから10ヶ月ぐらいになろうとしている。

昨年の夏に生い茂っていたシソとバジルは越冬が厳しく枯れてしまい、プランターは空っぽである。種が芽吹くかと毎日窓を開けて観察しているのも期待が外れることが多く、まだ反応がない。

最近だとパンジーの咲き具合が悪くて心配している。液肥をあげないとやっぱりダメなようだ。

さて、今年は夏に向けて野菜にも手を出してみようと思っている。もちろんベランダで栽培するには限界があるから屋上で育てる予定だ。

屋上はかなり太陽が差し込むので野菜栽培が可能なような気がしてきた。

ラディッシュ、通称ハツカダイコンは手軽に育つ野菜として名高いので、さっそくホームセンターで種を買ってきた。二十日後に育っているのは何だろう?期待で胸が膨らむ。

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2007年03月22日

エリックの結婚式

会社の元同僚が結婚をし、先月の某吉日に結婚式へご招待いただいた。

会社には部署というものがあって、それは学校でいうところの<クラス>とは相容れないけれど、<となりの部署>は<となりのクラス>と同意義ぐらいの響きがある。仕事で密接して、互いに協力し合い山を越えてゆくとなれば、それ以上の深い意味があるかもしれない。

彼と僕とは<となりの部署>同士でしばらく顔を合わせ、ついでに机も並べたりしたので、心から祝福を思った。その日の結婚式では懐かしい人ともたくさん会えた。

そして、そんな結婚式&二次会の写真をやっとこさ現像。ギャラリー1で僕のが、ギャラリー2でケニさんのが公開中。


閲覧するには専用のユーザIDとPWが必要です。関係者の方でIDとPWが不明の方はご連絡ください。

To.ケニさん
サーバに写真を置かさせてもらい、多謝です:)

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2007年03月19日

部屋とワイシャツとヤングライオン

彼是7年前、1999年→2000年のカウントダウンパーティがバリ島で開催された。

僕は12月からバリ島に滞在し遊び呆けていて、クリスマスを過ぎた頃、そのバリ島で二人組の女のコに知り合った。

トランス好き、本好き、パーティ好きでグルメさんであるから、日本に帰っても意気投合して、今に至るまで良き友人としてお付き合いさせていただいている。

一人は徐々にチャクラが開放しまくってポルトガルにまで踊りに行ったとか、沖縄で米兵相手のマッサージ(notエロ)をしているとか、全開モードで時々便りがある。

もう一人の友人は、<日本で一番音ネタを所持している女子>ではないか?と一時期謳われた名声をあっさりと引退し、いまはすっかりトランスから離れ、その深い造詣を生かし多方面で活躍している。

その友人が諸事情から3月末に神奈川県の奥地にある実家に帰るということで、最近は<都落ち呑み会>と称して呑んだくれている。

もちろん<都落ち>というのは愛すべき友人に向けた"はなむけ"の言葉だ。

残り10日間ばかりなので、率先してお誘いし、またお誘いがあればどこまでも連れ立って呑み明かしてやろうと思う。

コロシアムと呼ばれ、溜り場と化した彼女の家には不気味な金魚が潜んでいるが、最後は映画「ウィッカーマン」の編み編み巨大人形みたいに遂げるのはどうだろうかと思う。

※映画「ウィッカーマン」
1970年代に上映されたカルト映画。全裸で踊り狂っている住民が支配する孤島を訪れた警部のツイていないようなツイているようなガイキチムービー。なぜか今頃になってニコラス・ケイジ主演でリメイクされたが、案の定、オリジナルを超えられない駄作と評価されている。オリジナル版DVDは完売。再発の情報がないのが残念。

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2007年03月15日

石にまつわる物語

石については、いろんな人がいろんな場面で語っている。

水晶やアメジストなどのさまざまな石は特殊な力が宿っていると信じられていて、総称してパワーストーンと呼ばれている。

科学的見地では実証できないので、どうしてもオカルト寄りになるけれども、御守りや縁起を担ぐことが潜在的パワーを引き出す触媒になると考えられれば、パワーストーンだって、人々の精神に対して─それ自身が機能するとも限らず、結果的に─プラスに作用したりマイナスに作用することがあるんだろうと思う。

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そんなパワーストーンについてのアニメは言うまでもなく「天空の城ラピュタ」だろう。

小さい頃なんかは<天空の城>とか<飛行船>とかにがっつり魅力を感じていたのに、大人になって改めて観てみると、全然違う部分に集中していた。

憶えているだろうか、物語の中盤に、パズーとシータが線路下の採掘洞に落ちるシーンを。そのトンネルの中で彼らは、一人の老人に出会う。常田富士男(日本昔話の声優)が演じるポムじいさんだ。彼はバックパッカーさながらキャンプセット一式を背負って鉱石を採掘している。

そして彼が石にまつわる全ての言葉をアニメの中で語っている。

彼はシータの持つ飛行石を見て、こう言う。

「その石には強い力がある。わしは、石ばかり相手に暮らしてきたから、よー分かるんだが、力のある石は人を幸せにもするが不幸を招くこともよーあることなんじゃ…」

彼の云わんとすることは、なんとなく分かる気がする。

僕の周りには、結果的に<石に飲まれてしまった>としか思わざるをえない人たちがいるし、いた。

彼らの生活の中心には水晶やあるいは何らかのパワーストーンがあり、石に翻弄されていた。僕もそういったエキセントリックな連中に感化されて、何ヶ月かの期間、石に心を奪われた。

結果、石に飲まれそうな体験をして、身の危険を感じ、<生活の中心に石を赴くことをやめよう>を経験的に学習した。疑似科学であったとしても、体験的に石にはやはり何かがあるような気がする。

でも、石は御守りの一部であって、それ以上でもそれ以下でもないという風に考えないと、色々なものを招いてしまう。

ゴアのフリーマーケットで購入した月長石(ムーンストーン)は、暫らくの間、僕の御守りだった。23歳の秋、10年以上振りに父親と再会した。

会う直前までにポケットに仕舞われてたその石は、不思議なことに帰り道にはポケットから消えていた。ジーンズのサブポケットに入っていたから、決してなくなる事なんて起きるはずがないのに。

インドで見つけたその石は、僕と父親の再会の役目を帯び、それを果たしたのだろうか。何かの象徴だったのかもしれない。

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2007年03月14日

バックパック

10ヶ月以上前のGW、新島にキャンプした時にマウンテンスミス製バックパックのショルダーが壊れた。

学生だった20歳頃から旅行やパーティごとに酷使し、何人かの友人が海外に飛び出した時にも貸したりしたから、頑丈なアイテムといえども持ち堪えたほうだろうと思う。

最近のハイテク素材とは異なるので、通気性がイマイチでザック自体が重たいと難あり、明らかに時代錯誤な商品であるのは言うまでもない。でも鞄に刻み込まれたシミのひとつが自分自身の<成長のしるし>みたいに思えて、「じゃあ、次の鞄に乗り換えるか」とも言いにくい。

実際、買うんだったらカリマーの75リットルと勝手に目星をつけているというのに。

そんなに頻繁にパーティには行かなくない三十路でも、男はいつだって旅立ちの準備をしておかなくちゃいけないと考えたいので、春になる前に修理しようと思う。

こうなると僕がくたばるのが先か、バックパックがくたばるのが先か持久戦みたいになってくる。

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ギャラリ増量計画

ケニさんの写真をギャラリ2にアップ。ギャラリ1とサイズが違うのはご愛嬌で(閲覧にはIDとPWが必要です)。


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2007年03月13日

ケータイ事情

てっきり<永久不滅ポイント>だと思っていたケータイのポイントに期限があることが判明した。

昨日到着した明細書の中に赤紙が入っていたので「やべ、また振込みを忘れたか?」と不安に駆り立てられたのは、単なる心配に過ぎなかったようで、穴が開くほど見つめてみれば「3月いっぱいでポイントが消滅するよん」と書いてある。

失うポイントは5300ポイントぐらいだ。1ポイントが1円で換算されるので、わりと大きい。

いま現在、所有しているポイントが13,000ポイントあるので、ここは一気に機種を買い換えろという<物欲の神様>からのお告げなのだろう。

さっそく、どの機種が<ベル打ち>できるのか調査しなくちゃいけないわけだけれど、ケータイの機種について関心が薄い性分なので、3月末までに欲しい機種が絞れるのか?というのが焦点になるのはいうまでもない。

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2007年03月12日

日常に潜む暴力の陰

暴力はある日突然に何の前触れの音を立てずに静かに訪れて、そして突然と襲う。

僕は神仏に仕える者ではないので、決して胸を張れないとしても、運命についてとか<生と死>の境界線について、しばし考える。日常生活においてそのようなことを考える機会は、さほどあるわけではない。

もちろん、ある種の例外をのぞけば。

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インドのバラナシ(ガンジス川)のほとりにあるガンガを眺められる安宿では、いろんなことを考えた。ベランダから見える風景には、ガートと呼ばれる火葬場で、毎日、死体が焼かれ煙が立ち上る姿が絶えることがなかった。「今日も死体が焼かれているんだな」とぼんやりと想い、川に漂流する水死体を見つめていた。

こういった光景が日常生活に蔓延すると、人という存在は、その者の決定心を超えられることなく終焉に向かって一歩一歩を踏み出すに過ぎないのかもしれないと、思うようになったりもした。

ガンジスでは、ある種の感覚が麻痺するけれども、ある種の感覚は研ぎ澄まされてゆくという、じつに奇妙な体験をした。

生と死が絶対的に並列で剥き出しになっている場所である。

そのような特異な場所ではないにしろ、やはり生と死は我々の身近に存在し、きっと我々が忘れたころに、突然の不吉な災いのように襲い掛かる。誰にも防ぐことが出来ない"それ"は、圧倒的な暴力で我々を襲い、誰かを悲しませたりする。

突発的な事故と呼んでもいいかもしれない。

人生にはごく稀にそういったことが、たびたび起きる。

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2007年03月09日

錦糸町にて

本日は錦糸町で歓送迎会なので、エントリについては、後日、改めて、この文章の下に写真を載せる予定(という言い訳を思いついたぐらいに、テンヤワンヤ)。

でも、本当に今日は歓送迎会です。こういう内容の記事って、オンタイム過ぎていて、日々の生活を切り売りしている気がして、このblogには載せなかったりしているんだけれど、まあ、背に腹は変えられないので・・・。


創作中華 阿房山
東京都墨田区亀沢4-16-17
月~土 11:30~14:00(L.O.)/17:00~23:00(L.O.)
日・祝 11:30~23:00(L.O.)

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ということで、写真です。IDとPWは「転勤する人の苗字」です。

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2007年03月08日

地球を大切に

地球が温暖化だとか、エネルギーの大半を原子炉で賄わない限り資本経済が停滞する可能性があるなど、環境問題はいよいよ行き着くところまで到達してしまった感がある。

囁くようにアジテートするように<エコロジー>が問われる時代のようだ。

でも、その<エコロジー>は、果たして本当に正しいのだろうか。詰まらないジョークで終わればいいのに、<エコロジー>が<エゴロジー>に映る場面が頻繁になる。

例えば大風呂敷で話せば、先進国は、発展を目指そうとして森林を伐採している後進国に自然保護を強調する。それは先進国の勝手きわまるエゴロジーだと僕は考える。

完全なユートピアは共産主義にあるとは考えたくないけれど、円熟した資本主義は共産的な経済性が必要とされると思う。

そんなことをふと思った。

でも、平日の木曜日に突然とそんな重たい問題を考えるのも理由があって、それには3日ほどさかのぼる。

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先週の日曜日に、パチスロの愉しさを30歳過ぎて見出した友人と焼き鳥屋で串を突きつつ、日本酒を酌み交わしていた。僕はギャンブルはしないので、パチスロの話題についていけないから、異性の話をすることにした。

友人は男なので、おのずと女性の話になる。

「近頃さ、エコロジーとかって騒ぐけどさ、要はあれでしょ。ポリ袋とかを使わないとかそんなのでしょ。そしたらさ、ノーブラとノーパンって、超エコロジーだよね」と鼻息全開、泥酔寸前で彼独自の見解を公開してくれた。

もちろん、ノーパンがエコロジーなんてそんな訳がなくて、人間の倫理はどこに行ったのだ?となり、喧々諤々と議論が白熱することになった。

「でも思うにさ、やっぱりおっぱいパブってところは、地球にも俺にも親切だよ」
彼は話題の最後をそう締めくくった。

僕は、何も言わずに、焼き鳥を3本追加して、にっこりと笑い、日本酒をあおった。

そして自然保護とエロを密接に結び付けんとした彼の持ち前のシンキングとライフスタイル、愛嬌のあるエゴロジーを思った。

案外、こういうのが地球に優しいのかもしれない。

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2007年03月06日

UPしてDOWNして

最近、癒しというかリラックスについて考える機会が増えて、リラックス=癒しという風に一色単に考えていたのが、意外と違うんじゃないかと思うようになった。

癒しの世界には、もちろん温泉や日向ぼっこなどがあるけれど、そうじゃない、もっとキツキツの世界もあるのだ。僕はそれをダウナー系に対してアッパー系と呼ぶようにしている。これは面白い発見だった。長くなるのでアッパー系のリラックス(40分間実践する過密的な筋肉トレーニング)については別の機会に譲るとして、今回はダウナー系の癒しの話。

それこそオリンピックやワールドカップじゃないけど、何年かに一度の割合だろうか、僕の中でモーレツに<梅こんぶ茶ブーム>というのが恋の突風のように突然と舞い降りてくる時期がある。1日のうちに何杯でも梅こんぶ茶が飲めて、実際に飲みたくてしょうがいない期間のことだ。

遡れば小学校6年生の冬に症状に見舞われたのが最初である。だいたいが冬や春に発症する。心頭滅却しても暑いのは変わんねぇよと、いくら美味しいといえどもさすがに蒸し暑い6月あたりには罹らない。

この症状は単純明快で、一度でも梅こんぶ茶が飲みたいと思ったら、もうダメ。ズルズルと引き込まれるのだ。朝晩昼に梅こんぶ茶。まるで老人の憩いの時間かと間違うぐらい。そして、しばらく続いたと思いきや、ある日突然去ってゆく。まさに嵐のような梅こんぶ茶。

2007年、今年は梅こんぶ茶の当たり年だ。暖冬と囁かれたって寒いものは寒い。ひさびさに飲むお茶の味が変わっていたらどうしようと心配したのは杞憂だったようで、湯のみで戴く梅こんぶ茶は至福。ダウナー系食べ物そのもので癒しである。

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2007年03月01日

スモーク・シガレッツ

アルコールは適量に嗜み、酒場に頻繁に顔を出すのに、もう一方の大人のアイテムである煙草はまるで吸わない。

いまでも煙草を吸わないと告白すると驚かれることがあるので、見かけや格好にそぐわないのかもしれない。でも本当に吸わないのだ。

しかも禁煙を達成したのではなく、最初からである。正確に言うと煙が苦手なので吸えない。煙草が吸えないという理由で困ることは意外と多くて、一番最初の記憶は、高校生の時代に遡る。

僕が高校生の頃はアメカジが全盛期で、バイクに乗らないくせにエンジニアブーツを真夏に履いてセンター街を揃って練り歩いていたという狂った時代だった。

アメカジファッションの重要なアイテムに<ベトナムジッポ>、通称ベトジーがあって、これはベトナム戦争に派兵された米兵が所持していたライターという触れ込みで、表面に聖書を引用した罰当たりなセリフが刻まれているアンティークを謳ったブツである。

実際にはハノイかアジアあたりで生産されている偽物が殆どだったわけだが、やはり友達はみんな揃ってベトジーを持っていた。僕は煙草を吸わないので、ライターを持つ必要がないのに、ベトナム戦争というキーワードだけで気分が昂揚して買おうかどうか迷った。

数ヶ月洗いもしないジーンズから覗く潰れたマルボロとベトジーは最高にかっこよかった。もしライターを買っていたら、今頃は愛煙家なのかもしれない。

また、煙草に縁遠いので、結構とんちんかんな間違いを犯すことが多々あった。銘柄が全然分からないのだ。なんとかセブンだのセブンなんとかだの、頭と先のどっちにセブンが来るんだと訊ねたい。

土方の親方に仕えて工事現場でアルバイトをしていた学生時代は、休み時間になるとポッカの缶コーヒーと一緒に煙草を買いに走らされた。

親方は生粋の江戸っ子で、テリー伊藤を1万倍ぐらい悪くしてビートたけしを付け足したような短気な性格と口の悪さを兼ね揃えた人物だったから、煙草を買い間違えると物凄く叱られた。内心は「マイルドセブンなのかセブンスターなのか、僕にはちっとも分かりません」という状態でお手上げしていたのだけど。

そして某ムード歌謡曲を演奏する中年有名バンドのマネージャーをしていた時代も苦労した。

ボーカルが吸う煙草がこれまたコンビニなんかであっさりと売られちゃいない煙草なので、「ちょっと買いに行ってきて」と言われたら、それはもう30分は覚悟しなくちゃいけない程であった。

どんな名前だったか覚えていないのが残念だ。

いつも買いに行かされるのが悔しかったので、楽屋でお留守番している時間は、専用の化粧箱に納めてある浅田飴を勝手に食べた。同じマネージャーをしている友人もワル乗りして、煙草を抜き出し吸ったら、それがバレて2人とも正座させられた。

さて、二酸化炭素はガンガン吐き出すのに嫌煙権を世界中に広めるアメリカの態度は、煙草を吸わない僕でも閉口してしまう。身体に悪かろうが、世の中には無駄なモノがあったっていいんじゃないだろうかと考える。嗜好品というぐらいなんだから、煙草なんてのは気にせずにモクモク吸わせりゃいい。

映画「スモーク」は僕が最も好む映画のひとつで、ハーヴェイ・カイテルがじつに渋い演技をしている。原作がP・オースターで、これは短編小説だけれど、見事に世界観を映像化しているのだ。煙草を吸わないのに、思わず胸ポケットから1本抜いて一服つけたい、そんな吸引力がある映画である。

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2007年02月28日

焚き火生活

今月の「BE-PAL」の特集は「焚き火レストランへようこそ」だ。

僕は焚き火系の特集に弱い傾向があって、どんな雑誌でも焚き火の記事があるとついつい財布の紐が緩んでしまう。

野外パーティが絡むとはいえ、もう13年以上、4月~9月の時期はキャンプをする習慣になっている。

キャンプにおける焚き火という行為は、こだわればこだわるほど楽しくて、場合によってはキャンプそのものが輝くか萎むかを左右するイベントであるのは意外と知られていない。気持ちよく炎を焚いてそれを囲むというのは難しかったりするものだ。

僕が前々から欲しいのは小川キャンベルのストーブなんだけれども、まだこれを購入するまでには至っていない。もう少しさまざまな方面で安定をしてから、買おうと考えている。

さて、気持ちのいい焚き火っていうのは、どういう焚き火のことなんだろう?

僕が考える最良の焚き火というのは、火持ちする薪をくべて、山の静けさに耳を傾け(まあ、往々にして、電子音が響く山奥というシチュエーションが大半なんだけど)、コールマンの椅子に座り、温めた焼酎を呑んで、変幻する炎をじっと眺める。

炎の向こう側に座っている友人としばし無言の時間を分かち合い、愉しむ。

遥か昔の太古から伝承する自分のDNAがさざめく束の間。夕闇から漆黒の夜に移ろうとする時間に囲む焚き火は最高だ。

ところで、村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」という短編小説には、焚き火が趣味という男の物語がある。真冬の海岸で焚き火をする男と、その男の背景に密かに魅了された若い女の物語。

流木が乾いた音を響かせて燃えている描写が冬そのものを表現していて、さすがである。

映画「スタンドバイミー」の焚き火シーンと匹敵するぐらい名場面だ。

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2007年02月27日

カメラ覚書

580円の雑誌としては、お徳感がたっぷりあるTitleが写真特集を組んだ。

題して「新・写真道楽」

日本最高の“アマチュア写真家”という切り込み(なんて大胆なんだ)で植田正治の世界を載せ、沢渡朔×藤代冥砂が交互に「オンナの魅力の写し方」を実践するという企画があるなど、結構見応えがある。

雑誌を読み終わった後に、週末にでもひさしぶりに写真でも撮ってみるかと箪笥に仕舞われたカメラを出してみる、そんな気持ちになる一冊である。


詳細

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こちらはご存知アラーキーが去年の秋に出版した写真集「東京人生SINCE1962」

ページを綴るたびにどうしてか切なくなる写真集だ。彼はどんな気持ちでファインダーを覗いたのだろうか。写真に添えられたキャプションが胸に刺さる。

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2007年02月26日

ホーム・スウィート・ホーム

呼称が無数に及んでいるとは言え、つまるところ自宅で呑み明かすというのが、<宅呑み>であり<家飲み>であり<ホームパーティ>である。

<家飲み>と書くと、4畳半の畳の上というシチュエーション、そしてガラパン一丁で日本酒一升瓶といった「どくだみほうれん荘」的世界を思わず想像してしまい、かといえば<ホームパーティ>と書くと、鼻メガネをつけたデトロイトあたりの若者がチキンを貪りつつ、チアガールが庭にあるプールに飛び込む姿を眺めているという古典的光景が浮かんでしまう。

さて、個人的所感を述べると、最近ちょっとした<宅呑み>ブームであるような感がある。

平日の月~金はどこかしらの居酒屋orバーなんぞで呑み、週末は誰それの家で<宅呑み>みたいな。

意識的な行動パターンかどうか分からないけれど、平日/ウィークエンドの2つのレイヤーで、呑むスタイルを切り替える人が増えてきた、そんな傾向があるように感じる。

自宅に招待するのもお呼ばれされるのも両方とも、僕自身ご他聞にもれずに<宅呑み>が好きである。何人かでワイワイとDVDや好きな音楽を流しつつ歓談して美味しい料理を作り、お酒を呑む。気軽だし、これはこれでいろんな発見がある遊びだ。

イージネス&ハッピネス路線による週末的ライフスタイルだからこその醍醐味である。

でもさすがに「今日さ、いいワインが入ったからウチで呑もうよ」とかいうキザなセリフは、なかなか言えないよね。そんなセリフが言える大人に私もなりたひ・・・・、いや、まだなりたくないか。

大江健三郎の「日常生活の冒険」という小説には、退廃した若者が<宅呑み>を繰り返しているシーンが何箇所かある。これはこれで何十年前もの若者達の行動が描きだされていて、かつ新鮮な文章であるから、面白い。古本屋で探せば文庫本で100円程度で売っている。

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2007年02月21日

結婚式

先週は、知り合いの結婚式イベントが2度あった。

月曜日の祝日に新宿で、そして土曜日に銀座で催された。それぞれの席で新郎新婦の門出を祝い、美味しいお酒を呑み、旧知の人との再会が果たせた。

銀座の中華レストランで、僕としてはまだやる予定のないゴルフの話題が出たりすると、年齢に相応しい会話をちゃんとしているなぁなんて思ったりして、ついつい紹興酒が進んじゃったりした。「痛風にならない為に、カロリーを控えたほうがいいよ」と健康話に花が咲くのもご愛嬌である。

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結婚式の映画といえば、10年前ぐらいにヒュー・グラントが出演する「フォー・ウェディング」という映画を映画館で観たことがある。わりとハッピーエンドだったと憶えているけれど、正直なところ、仔細については思い出せない。

30歳過ぎたら、10年前と違った気持ちで鑑賞することができるかもしれないし、まさに年相応に楽しめるような気がしてきた。いつかの週末に観てみよう。

近い将来、そんなハッピー・エンディングな映画の話題を心ゆくまで語りたい、そんな風に思う。

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2007年02月20日

サテーをさてさて

インドネシアのバリ島山間部ウブドに一軒、サテーと呼ばれる、ピーナッツバターやらマサラを混ぜた味噌ダレを鶏肉に塗るバリ郷土料理の焼き鳥が炭火で食べられる店があった。

延々と続くライスフィールドを眺めつつ、沈む夕陽に心を奪われ、何処かで奏でられるガムランに耳を傾けビンタンビールで乾杯するという、究極のシチュエーションの店だ。

バリ島ではクタビーチでもスミニャックでもレギャンでもチャンディダサでも、とにかく至るところでサテーを食べてみたが、そのレストランが出すサテーは本物だった。

竹を割った皿に真っ赤な炭が炊かれて、串に刺さった焼き鳥がジジジッと脂を照からせ芳醇な食欲をそそる香りを醸す。

少し焦げたピーナッツバターがビールにピッタリで、ウブドに滞在している期間、何本平らげたか分からない。

それに引き換え、日本に(東京に)あるバリ料理の店は閉口するばかりで、食べれば食べるほど、バリ島への郷愁が強まってしまうシロモノである。

その代わり、日本には日本のサテー、つまり、焼き鳥がある。

焼き鳥やもつ焼きについては、昔から中央線沿いが旨いのが定説だけれど、案外、私鉄沿線にも美味しい店があることを最近知った。

某私鉄某駅徒歩1分の焼きとん屋の味噌ダレは、秘伝だと胸を張るのが頷けるぐらいに完璧で、酔うと分かっていてもホッピーがどんどん進む。たんしたという串はむっちりと歯ごたえがあって、ウブドで経験した驚嘆をそっくりそのまんま味わうことが出来るのである。

そして、1本100円なのに、丁寧に炭で焼きを回すご主人にはいつも感心だ。

さて、今日はまだまだ火曜日、3日も平日が残っているのに、こういう文章を書くと、なんだか寄り道して呑みたくなる。困ったもんである。

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2007年02月14日

2月14日天候・嵐(特異日?)

今日は特異日じゃないとはいえ、
まるでそうであるかのように、
春先取り!という風に暖かい。

気象上では大型の低気圧が発達した影響で、
気温が急上昇というのが理由らしい。

まあ、とにかく2月には相応しくない、
言うなれば、卒業式が過ぎ去った頃に近いような気がする。

具体的に書くと、バレンタインデイじゃなくてホワイトデイっぽいのだ。

春といえば別れと出会いの季節。

どちらがどうということじゃないけれど、
なんか一足先に、春の季節が醸し出す情報を
自分の身体のDNAが直感的に感知して、
それが嬉しいようなもったいないような、そんな感じ。

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2007年02月13日

ロムる

ROM:
インターネット上のコミュニティで閲覧のみの訪問者など(Read Only Member の略)。Read Only Memory(ROM)をもじった言葉。

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自分のブログのROMな皆様が果たしてどれぐらいいらっしゃるのだろうかと気にしたことがある。

僕のサイトを訪れる人は必ず挙手してくださいとか女子だったら合コンのセッティングしてくださいとドサクサにお願いしたいから・・・・が理由じゃなくて、delta君のはてなサイトなんてのを見ていると、「いままでROMでしたがカキコします」とかあって、なんだか凄いなぁなんて思うからである。

仮に、面識がある/ない で、他者との係わり合いの区別をするとしたら(もちろん、それが 良い/悪い の区別ではない。念のため)、面識がない方々から書き込みがいただけるというのは、それだけサイトが愛されている証拠だと思うので、とても感心する。

僕は<普段の知り合い=インターネットの知り合い>という生活を送っているので、ネット限定で知り合いが増えることがない。逆に普段の知り合いには「え?アメリカにEmail送るのって、値段とか大丈夫なの?」といまさらに心配する原始人が多いので、さらに<ネットの知り合い>が限定される。

ということは、数字上では、

ネットの知り合いの人数 < 普段の知り合いの人数
となる。

こういうのはWEB2.0時代においては、遅れていてアナログなコミュニケーション手段なんだろう。2.0時代は、インターネットをコミュニケーションツールとして活用してガンガンに知り合いを増やさないとダメなのだ、きっと。

だから出会い系サイトを通じてほんとに出会った人たちから武勇伝を聞くと、とにかく「すげーー」としきりに驚いちゃうのである。

と、そんな事をボヤきつつ、自分は自分で見ず知らずの人が公開しているBlogの常連ROMなので、人のことをあれこれ言えない。

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気にしちゃうといえば、まったく別の話になっちゃうが、僕の友人のK君は、尋常じゃない自意識過剰で、居酒屋に入店すれば、お客さん・ウェイター・厨房の全ての人たちが自分のことを見ているんじゃないかと考えてしまう人で、もちろん本人はSMAPの一員だとかボンジョビのギタリストだとかそういうんじゃないんだけれど、どうしてか「もしここで焼きバナナとか頼んだら、注目浴びちゃうかな?」と心配が絶えない男である。

そんな自意識過剰の彼が、ある日、ステーキ屋で<当店売りのスペシャルパフェ>を頼んだそうだ。

<当店売りのスペシャルパフェ>を若い男が頼んだということが注目に繋がると考える彼だから、あたりをキョロキョロ窺いながら「まあ、たまにはパフェでもね」というオーラを放出しつつ他のテーブル客に向かって弁解していたらしい。

もちろん、周りの人々は、誰がパフェを頼もうがそんなことは気にしちゃいない。

でも彼にとっては「きっと見られてるだろうな」と悩みの種がニョキニョキと芽を出すのだ。やがて10分が経過した頃だろうか、ウェイトレスが<当店売りのスペシャルパフェ>を持ってきた。

なんとそのパフェの頂上では、小さいながらも勢い溢れた花火がパチンパチンと蛍光灯のネオンみたいに輝いていた。

つまりそこが<売り>なのである。

他人に無関心としきりに囁かれる大都会だって、さすがにみんな黙っちゃいない。

お、なんだか花火が噴いていて楽しいぞと、10幾つも埋まっているテーブルのお客さん全員が首を振り向かせてパフェを見つめていたそうである。

K君はその時、自分の妄想劇が現実とリンクしただけに本当に漏らしそうになったとか。

みんな俺のことを見ているよと、泣きそうになったそうだ。

こういうのは"気にしすぎ"なのかそれとも"気にしたほうがいいのか"、心の懐具合がまるで収まらないところが難しい。

ちなみにK君は、目覚まし時計が鳴る寸前の針と針が合わさった瞬間に聞こえるカチッという音だけで寝起き可能という、まるで臨戦態勢のゴルゴ13みたいに神経を研ぎ澄ましている男である。

こないだ久々に会ったら、32歳を過ぎてようやく電車の中で寝ることが出来たよと喜んでいた。

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2007年02月06日

上野の夜の過ごし方

サルベーションアーミー(救世軍)、木賃宿、ゲストハウス、旅社、YMCA、アシュラム、お寺、教会などなど、ピンからキリまでさまざまな宿泊施設に泊まった僕が(だいたいが、超キリな部類の激安宿だが)、まだ泊まったことがない夢見る宿が一つだけある。

日本独特の宿泊施設<カプセルホテル>である。この施設は、その名の通り、SF映画に登場する冷凍冬眠装置のようなカプセルに入ってその晩を過ごす簡易宿泊所の呼称であり、カプセルの中は、手が伸ばせる位置にテレビとか照明とかが操作できるように配置されている。

無骨なスタイルという点と、東京23区内にも関わらず一泊が3000円程度の安さから、主に男性が主体で泊まる場所だ(最近は女性専用のカプセルホテルもあるらしい)。

また、サウナが併設されていたり大浴場があったりと各店舗によって売り出しのサービスの品を変え、顧客層の幅を広げる努力をしている。

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東京だと銀座・六本木を除く(←多分ね)大体の繁華街には、探せばどこかしらにカプセルホテルが1軒はあるものだ。満室と書かれた札を入り口で見たこともあるので、きっとそれなりに繁盛しているのだろう。

僕は地元が四谷なので、新宿・渋谷・六本木・広尾・麻布あたりで遊んでも気合で歩いて帰れてしまうから、なかなか泊まる機会に恵まれなかった。

上野であれば四谷から程遠いし、終電がなくなったら帰ることを諦めることができる上に、タクシーに乗るよりはカプセルホテルに泊まったほうが面白そうだ。そんなことを思い、上野のカプセルホテルでググったら、結構面白そうなホテルを発見。

サウナ&カプセルホテル「ダンディ」

名前が顎鬚を生やした筋肉質男色家のちょいワルおやじを想像させるので、思わずお尻をガードしたくなるのが否めない当店は、なんと露天風呂があるのである。

それで一泊4千円。

果たして4千円という金額は安いのか高いのかちょっと分からないところが妙にそそる。露天のほかにも大浴場やサウナが完備。お刺身やスパイスの効いた豪華なステーキだってあるから、たとえ腹ペコだって安心である(食う奴がいるのか?)。

エッチじゃないマッサージコーナーがあって、エッチな番組が見放題@カプセル内だいっと、とにかく至れり尽くせりだ。

そして一番の驚きは、この店のイメージキャラクターが(HPにはダンディ・イメージキャラクターと称されている)林家ペーだということ。

あらゆる点において、人の興味をかき立てるという大切なことをダンディは忘れちゃいないようだ。上野で飲んだら絶対に行ってやると固く決心。

でもビビリで一人じゃ行けない自分は、誰かを道連れにして行って、さながら修学旅行ノリでハメを外したい。またそれが<カプセルホテル>での正しい過ごし方であるような気さえもする。

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2007年02月05日

ベル打ちの興亡

先週の土曜、およそ13年来の付き合いが続いているアミーゴスと下北沢で新年会を催した。

大学時代、日がな工事現場で石綿を吸いまくった昔日を、仲良く揃って病院のベッドで語り合うのも間近になってきた我々は、炙りしめ鯖が有名だという「汁べゑ」で一次会を、唐揚げが80円という値段設定の怪しい居酒屋で二次会をして、結局23時過ぎまでグデングデンになるまで呑んでいた。

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燃え盛る炙りしめ鯖。

そして、CUBEで友達のユニットが回すと聞いたので、横浜に住む知り合いにピックアップしてもらい、千鳥足のまんま朝まで踊った。

酷い宿酔いで目覚める爽やかな日曜日の午後に、「またやっちまったか」と失われた週末を哀れむのも慣れたもので、身体中に染みこんでいる煙草と汗の香りを熱いシャワーで流し、洗濯籠に洋服をぶち込んで、お茶を沸かすと、すでに時計の時刻は14時。

酒精が完全に抜け切っていないボケボケの頭で近所を散歩して、ふと目に付いたDocomoショップの扉を開けてみた。

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さて、僕はというと、このBlogでも何度か書いたように、5世代前のケータイ(自分が最初に持った機種)の時点で、端末から"どんなメロディ"が流れるのかまるで知らない。

もちろん和音がどうしたとか、着メロがほにゃららとか、着うたがこうしたなど興味がない。というか、都会のど真ん中で今更そんな機能を使う奴がアホで、ケータイなんちゅうものはバイブにしとけ!というのが僕の信条である。

それよりもっとどうにかしたほうがいい機能がケータイにはあるだろう。有効画素数を1000万台のケタにするとか、そのあたりが。

<おサイフケータイ>なんつうものもどうかと思う。買い物なんちゅうものはニコニコ現金払いで十分だ。

みんなケータイで何でもかんでも済ませようとしすぎである。

そんなだからマイナーな機能が押しやられて消されちゃうんじゃないだろうか。

昨日、Docomoショップに並べてあったデモ端末を操作した際に手がブルブル震えたのは、決して昨晩呑みすぎたのが理由ではなかった。

なんと、いまのFOMAにはポケベル入力が出来ない機器が登場しているのである。

<ベル打ち>ができない機種はジャーマンドッグを置いていないドトールのようなもので、僕にとって存在価値がまるでない。基本中の基本な機能が失われていこうとしているのである。

これはいかんともしがたい事実だ。僕の周りの<かな打ち>信者は、僕が<ベル打ち>の素晴らしさを得々と伝えても「つーか、憶えるのがメンドくさくね?」と一蹴するけど、こんなに便利な機能は他にもないぞ。

慣れればブラインドタッチはお手のもの。「また今度遊ぼうね」と入力するのが22回で済んじゃうのだ。32回の<かな打ち>なんて足元にも及ばないのである。

せいぜい「肌がかさかさだから、またな!」と入力する時ぐらいだ、<かな打ち>が優位なのは。

店員さんに訊ねてみると、P--パナソニックとSH--シャープとN(だったけな)--ナショナルは<ポケベル入力>があるとのこと。SO--ソニーは搭載しなくなったらしい。ソニー信者な僕は涙を飲まずにいられないが、その時点で選択対象から除外である。

囲い込みができない段階でソニーの未来も危ういものである(きっとそんなコミュがあるだろうと思っていたら、mixiにやっぱりあった)。

さて、日本では何時の発売になるのか不明のiPhoneはどうなのだろう。他にも心配する要素がテンコ盛りだろうというツッコミを受けつつ、ちょっと心配になってきた。

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2007年02月02日

満月祭

知り合いのM君がインドネシアとバンコクのバイヤーを終えて帰国した、と連絡があった。

M君とは97年のゴアで会ってからの付き合いで、日本に帰ってきてからもいろんなパーティで一緒に踊った仲だ。当時のパーティ仲間がすっかりと隠居生活を営んで顔を見せなくなったのを考えると、10年経ってもいまだ現役の友人には、あらためて尊敬の念を抱く。

99年のカウントダウンの時は、バリ島のクタビーチでナシゴレン(焼き飯)を食べているときにばったり会ったと記憶している。普通なら外国の街で知り合いに会えば驚きの声のひとつも挙げるものだが、トランス好きの旅人の視点だと<誰かに会ったって不思議じゃない>という気持ちが先行するので、渋谷のレコード屋で遭遇したような気分で「あー、どもども。飯、一緒に食おうよ」と再会した。

いま現在、M君はバンコクにアパートを年契約で借りていて、日本とタイやバリを行き来して生活をしているらしい。パーティグッズをデザインしたりTシャツを作ったりしてお店を出しているのだ。

満員電車に乗るのも大変だけど、俺の仕事も大変なんだよねと、去年奥多摩のパーティでM君が呟いた言葉はしばし寸鉄人を刺した。そうか、それぞれがそれぞれなりに他人には分からない悩みや苦労を持っているんだなって思うと、不思議だけど急に乾杯したくなり、僕らは酒を飲んだ。

そういえば今夜はフルムーンである。そう、満月だ。あの夜もだったけか。

2月3月の満月の夜は、世界中の暖かいビーチで誰かがきっと踊っている。今夜も何処かのビーチで。

Happy Fullmoon、良い週末を。

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2007年01月25日

祖母の葬式

1月19日に祖母が亡くなったので、田舎に4日ばかり帰省していた。

僕はおばあちゃん子の甘ったれニグロ坊やだから、25メートルのプール一杯分ぐらい泣いた。従姉妹達もわんわん泣いた。みんな焦燥して、おばあちゃんの思い出話をして、楽しく笑って、やっぱり泣いた。

あんまり思い出すと、また涙が出てくるので我慢するけど、寂しくて悲しい。

僕の田舎は山梨県内で幾分と内陸に位置するから、東京と比べると特殊な慣わしや風習が残っていた。おじいちゃんの時の葬式で知っていたはずなのに少々面食らったりしたので、少し記したい。

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この地域では、葬式を出す時は、<組>という明治以前からの互助会のような組織が機能して、<組>の執り行いのもとに運営されていく。<組>はおよそ半径五百米のエリアの家々が属して、交代制の組長がいて、組長を筆頭に組員が葬儀の日などには近親者のサポートをしてくれる。

諸々の用意などを全て助けてくれるのだ。

逆をいえば、<組>を除外しての葬式というのは在りえないこととなる。<組>を経由して運営しない葬式を出すのは、想像でしかないが、さぞや恐ろしいこととなるのだろう。

<組>の衆の人数は一定であり、増減することはない。大体が10人~18人程度、だそうだ。

彼らは家族の代わりに弔問客にお茶を出してくれたり、葬式の受付をしてくれたりする。

だから葬儀場には近親者・僧侶とは別に<組>の方の控え室が用意されている。それぐらい重要な組織なのだ。

もちろん<組>の方々には幾ばくかの志しとして、通常は商品券3千円程をお渡しする。

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独特の慣わしのひとつが、故人とのお別れの場面にあった。故人を棺に納める儀式(納棺)では、おばあちゃんの顔や身体を白い和紙で拭いてあげた。

たぶん、これは湯灌を模したものであると思う。

僕はずっと我慢していたけど、おばあちゃんが作ってくれた山菜おこわや夏休みの朝に手を繋いで一緒に散歩したのとかを思い出して、そしていよいよお別れなんだと思うと、この時に咳を切ったように嗚咽した。

もう我慢ができなくて涙がポロポロ出た。

2つ下の従姉妹が僕を励ましハンカチをくれた。彼女の目も真っ赤に腫れていて涙が流れていた。

棺に納めた後にお上人様 (おしょうにんさま)がお題目を唱える。現世の者が現世に留まるように、準備された荒縄を個々が黙々と腰に巻く。

合掌する。

そうやって長い一日の始まりがスタートした。

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2007年01月16日

肉タリアン or ベジタリアン?

いまからおよそ10年以上前の95年頃~98年ぐらいまで、似非ベジタリアンな生活を営んだことがある。

どうして似非ベジタリアンなのかというと、正式なベジタリアンは野菜中心の生活で、肉類魚類は決して食べず、マギーブイヨンの成分表示にある<チキンエキス>の表記に眉をひそめるのがモノホンということになるのだが、僕は肉類こそは自主規制して食べなかったけれど、魚類は制限を設けないで食べていたし、<チキンエキス>的なラーメンなどもガツガツ食べていたので、肉を食べない似非ベジタリアンと自嘲気味に自称していた(一方、肉大好きなやつらを「この肉タリアンどもめ」とジョーク交じりに誹謗していた)。

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初めてインドに着いたのはニューデリーと呼ばれるガラクタみたいな街で、僕が目にする95%ぐらいの人達は路上生活者で、道端には牛が大量にいて大量に糞尿を撒き散らし、老婆や子供が「バクシーシ、バクシーシ」と施しを求める始末だった。

そして、ニューデリーの市街地にメインバザールと呼ばれる旅人達が泊まる安宿が並ぶ路地があり、デリーに滞在するバックパッカーは、みなそこを目指すわけだが、僕もボンベイに移動する束の間の数日間はそこを拠点にして生活した。

竹下通りが洪水に見舞われた直後だったら、ちょうどこんなヨレ具合じゃないかというメインバザールはインド人の生活拠点でもあったから、屋台や洋服や雑貨屋が軒を揃えて活気よく喧騒をまいていた。そんな店が立ち並ぶ一店舗に肉屋があって、僕はインド到着後の翌朝にその肉屋を目撃した。

インド人は牛を神様だと思っている人たちなので、肉屋には牛が並ばない。ついでにインド人にとって豚というのは便所に住む動物なので、豚も肉屋には並ばない。そのかわり羊と鶏が肉屋に並ぶ。マトンとチキンだ。

マトンは巨大な頭がぶった切られて脳味噌パッカリ状態で店先に陳列していた。そして鶏は片足が紐で結ばれて首がない状態で同じように陳列していた。で、そこで僕が見たのは日本の肉屋では決して考えられないだろう光景だった。

肉類に群がる大量の蝿。中には肉自体が真っ黒なんていう恐ろしいマトンもあった。衛生状態もへったくれもない。エントランスフリーな蝿達である。

それを見た瞬間、僕は胃の底がキュンと甘酸っぱくなってしまった。もちろん蝿を見た瞬間に中学生の淡い初恋がフラッシュバックして思い出だされたとかではなく、言葉通り吐き気を催したのだ。

なぜなら僕が昨夜の深夜23時にインドに到着して初めて食べた食べ物は屋台で売られていたチキンバーガーで、肉屋の鼻の先で店を開いていたからである。

その目撃経験がショックとなって、以後、インドでは肉類を食べなくなった。

ゴアと呼ばれるヒッピータウンのチャポラに死ぬほどチキンカレーが旨い店があると話題をかっさらたけど、僕が注文するのはいつだって「ベジカレー、ワン」であった。

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そして自身の脳味噌自体がカレー色に染まって耳穴からマサラパウダーがほじくれるぐらい、<インドな僕>状態で帰国した後、今度は日本でも肉類が食べられなくなった。

青山正明の著書にヨガで身体を浄化しすぎて肉類を受け付けなくなって、ひさびさに肉類を食べたら一晩中嘔吐でのたうち回った男のエピソードが載っているが、それと同じ症状になったのだ。

つまり、日本に帰国後、肉をちょっとでも食べると気持ち悪くなるのだ。

当時の体重は激減して50キロを下回り、世の中はオウムが捕まって間もないころである。若干20歳ぐらいの男子が肉を食べずにボロ布を纏い「神様がどうしたこうした」と騒ぐのだから、さぞや家族や友人は胸を痛めたことだろう。

ところが焼肉や野菜炒めに入っている肉、そして生姜焼きを食べられなくなっていても、なぜか、これだけは食べられるという矛盾な特別な肉が存在した。

海外に長らく滞在していると日本食がどうしても恋しくなり、いてもたってもいられないときに夢にまで登場した食べ物だ。

梅干が食べたいとかカツ丼が食べたいとか味噌汁が呑みたいという風になり、だんだん日本食への憧憬が高まるのだ。でも案外、カツ丼や味噌汁程度なら海外でもまずまずのが食べられる。

それでも、レアすぎて無理でしょという食べ物も当然あった。要するに入手しがたいし、入手できても大した美味しさじゃないのである。

僕にとって海外に滞在していて食べたくなるのは、明太子ごはんとお茶漬け、そして吉野家の牛丼だ。

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インドやネパールのゴミ山の片隅で明太子ご飯と牛丼のことを決して想像してはいけない。これは旅の大きな知恵だ。

ほかほかに炊き上がったコシヒカリの上に贅沢なまでに乗っかる濃いピンク色をした大粒の明太子。

こういうのを一度でも考えてしまうと悶絶する羽目になる。よく、M嗜好の旅人は「日本食を想像していてもたってもいられなくなるのって堪らないよね」なんてドミトリー部屋で嬉しそうにエヘエヘ話して時間を潰す。僕はS嗜好なので、そういうのを想像すると、ただ単純に辛い。

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とにかく、吉野家の牛丼はノンベジ(要するに肉のこと)/ベジを超えた崇高な食べ物であり、ソウルフードであり、日本食を代表する母国の味なのだ。

「並、玉子」の声と共に到着する牛丼。

飴色にて輝く牛肉ととろける玉ねぎ。そして生卵をかき混ぜ、どんぶりに投入し、お好みの量で乗せる紅生姜と唐辛子。

吉野家の素晴らしを表現するとしたら、ほんとに涙が出るくらい旨い。まさにこの一言に尽きる。

牛丼のつゆと一体化する生卵。単なるアクセントに留まらない計算されつくした紅生姜。

僕にとってどうしてか母国の味なのである。

そしてこれだけは帰国後に食べたって気持ち悪くなることは決してない不思議な食べ物なのだ。

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2007年01月15日

新年のつどい

Macutie>や<60%Water> の日記にエントリがすでにあるように、先週の金曜、錦糸町の「阿房山」という、駅から微妙に距離があるので初めて行く人は必ず「これって道が合っているのかな?」と不安になりそうな店(といっても8分くらい。店の雰囲気よしで、しかも歩いて辿り着くだけの旨さがある)で新年会が催された。

ほんとは忘年会で顔をあわせているはずだった面々との久々の再会。年末はピンキーストリートに余念がなくて参加できない人がいたり、網走に出張で仕事に行く人が準備で忙しかったりしたから、予定がイマイチ組み込めなく、新年会にスライドしたのだ。

ところで、こういった忘年会や新年会という暦上の代表的呑み会─年末年始の誰もが馴染み深いレギュラーイベント─に漂う空気というのは、一種独特の赴きがあると前々から思っていた。

たかだか10日か2週間程度の時間を隔たるだけなのに、その2つのイベントの雰囲気がおよそ考えうる限りガラリと性質を変えるのは、なんだかすごいんじゃないだろうか。

12月31日→1月1日も同様で、大晦日に流れる厳かな締めの空気や今年1年をまとめるケジメ的な感覚、そしてせわしない歳末の雰囲気が、たった翌日で、一気にめでたくなって、まるで肩の荷が降りたように晴れやかに弛緩して、皆がそろって「おめでとうございます」と挨拶する急激な変化は見ごたえがある。

年末年始なんて24時間内に行われる<時間経過>で人々の心情が一瞬にして変化するのだ。こんなのって1年365日のうちに2日間だけしかない。

忘年会と新年会は、たとえ同じメンバーで集まっても、その場が持つムードは違うのだ。それも下手したら先々週に会ったメンバーとかなのに。

なんというか、こういうのを考えると<区切り>というのは、たとえ便宜上にカレンダーの上でつかめる表象的なものであったとしても大切だなぁなんて思ったりもする。

もしこれが仮に、<暑い><寒い><雨がよく降る><晴れ><曇り>などの断続的な現象を捉えて生活していたら ひどく曖昧になって疲れちゃうんじゃないかと思う。淀みなく流れゆく時間にだって<リセット>が必要なのだ。それが便宜上であったとしても。

そういうことで新年会@錦糸町。

集まったのは新旧のおでんメンバー。

黒の木材が基調のシックなお店の2階にある座敷に陣取る。

仕事が立て込んだりで、吉野家さんが遅くに到着だったけれど、美味しく楽しく和やかに進み、「この唐揚げマジうめぇ」とか「10万のお手当て貰ってオヤジと食事をするのは果たして正しのだろうか」など話題も豊富なあっという間の4時間半。

カメラを持ち合わせていなかったのが残念。錦糸町のヨドバシカメラで使い捨てカメラを買っとけばよかったと今になって気がつく。

そして10万円のお手当て貰えば食事だけでは済まないだろうという予感も今になってよぎる。

絶対にオヤジが考えているのは、お得なセットがばっちり揃った<コミコミ・プラン>だって。

創作中華 阿房山
墨田区亀沢4-16-17
月~土 11:30~14:00(L.O.)
     17:00~23:00(L.O.)
日・祝  11:30~23:00(L.O.)

詳細

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2007年01月11日

プチ断食トラバ当選!(当選No2433 )

以前、当ブログでエントリ(プチ断食セット#1プチ断食セット#2プチ断食セット#3)しました「ケンブロ」の「ウィークエンドデトキシプログラム」のトラックバックコンテストの発表が07年01月11日にありました。

プチ断食のセットを試して記事にし、トラックバックを送るというもの。優秀な記事は当選すると1位がVISA商品券5万円分で、2位がVISA商品券3万円分が貰えて、それどころか商品のモニターになっているしと、かなり豪華なコンテスト。

その大会で、なんと驚き桃の木20世紀(以下、ブリキにタヌキに洗濯機と続く)、僕のブログが3位に入賞しました!


当選者発表記事


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しかも100人募集&応募していたから、100人中3番目ってことかな?

すげー。ちなみに3位はVISA商品券1万円分。

かつては某サイトの査定サービスでゼロ円ブログだのなんだのと囁かれ、冷遇されていたPSYBABA.NETも遅ればせながらに、輝かしい花道への第一歩を踏みだしたようです。

きっと、年内には「PSYBABA.NETさん、いつもサイトを楽しく見ています。これからも楽しみにしています。ラブ」みたいなファンレターだって届くこととなるでしょう。

ところで、断食の効果は今年も継続しているよ。年末年始に忘年会やら新年会があったけど、摂取量を抑えるようになったのが素晴らしい。あとは運動すれば身体が引き締まりそうだ。このプログラムはかなり気に入ったので、また「ウィークエンドデトキシプログラム」を試してみようかな。

おっと、当選番号は 当選No.:2433 です。

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2007年01月09日

アクアリウム生活

大家さんと僕の2世帯だけが住む家で、大家さんに「いつもうるさくしてすみません」と家賃をお渡しする時に謝ると、「いーの、いーの、ウチは老夫婦だから、多少ぐらい賑やかなほうが安心するよ」と心温まるお言葉を頂戴している我が家は、一応、ペットを飼うことは契約上では<不可>となっているとはいえ、正直なところ、大家さんに聞いてみると快く了承してくれそうである。

圧倒的に猫が大好きなので、飼うとしたら断然<猫>と決めている。

ただ、猫にとって我が家で飼われるということは、果たして<幸せ>なのかと考えてしまうと、いまひとつ踏み切ることができない。猫にだって猫なりの人生(?)があるのだから僕の選り好みで決めたりするのは酷というものである。

もちろん、これ以上、大家さんにご迷惑を掛けることもできないというのも大きな理由だ。

ペットを飼う場合、犬・猫・鳥の障害は、やはり鳴き声と壁などの破損に尽きるだろう。逆に言えば、大家さんが大目に見てくれるとか、敷・礼金に劣化部分の補填が含まれていれば、賃貸ではペットOKとなるようである。

犬・猫・鳥以外となると、爬虫類とか昆虫とかハムスターとかになるわけだが、個人的にはいまひとつピンとこない。僕の友人にイグアナだかカメレオンだかを数匹育てていて、アフリカにしかいないような巨大な毒グモを「うん、可愛い」と目尻を下げてる輩がいるが、その可愛さというのが1ミリも理解できないのである。

別に嫌悪感があるとか気持ち悪いとかではなくて(見たら見たで、しっかりと昂奮して騒ぐ)、なんていうか自分が飼うとなると「わざわざ飼わなくてもいいんじゃないの?」と思ってしまう。こういうのは個人的嗜好だからしょうがない。

そして、ハムスター。小学3年生の時に飼っていたハムスターとモルモットが近所の野良猫に食われてしまった僕は、わんわんと泣いて、相当ショックだったので、その2匹については、思い出しちゃうから飼おうと思わない。

ところで僕の高校時代の友人は、昔フェレットを飼っていて、半年ぐらい餌付けしてだいぶ馴らしたと思い、世田谷の砧公園に放してみると一目散に逃げ去って、二度と帰ってこなかったという哀しい物語を持ちあわせている。閑話休題。

まあ、そうした紆余曲折の末に、ついに熱帯魚を飼うことにした。

といっても、単純に熱帯魚を水槽で飼うのではなく、アクアリウムを始めたのだ。

アクアリウムは、簡単に説明すると、水槽の中でプチ自然界な環境を構築して、鑑賞に重点を置いた飼育方法をし、水草や砂や流木、果ては石などを配置し、水槽の中に森や庭の景色を再現させて魚を泳がせて愉しむ共存生活である。

帰結した空間で自然を演出するので、水草を育てるための照明やエアレーション(ブクブクのことね)、苔取りやら水質調整・水温調整などが必要で、<たかが水槽、されど水槽>という風にハマると奥深いのが特徴的だ。

アクアリストの中には自宅の停電を心配して、万が一のためにUPSまで準備しているコアな好事家もいるようである。

我が家では年末のクリスマスに照明や循環器の一式がセットになっているコトブキ工芸の一体型の45センチの水槽をネットで購入した(2万ちょい)。そして砂と数種類の水草もそろえた。

さらに新宿のサブナードにある「アクアフォレスト」で、流木と石を購入(ちなみにアクアフォレストの水槽は本当に素晴らしい。一見の価値がある。職人芸だ)。

水道水を水槽に使用するので、毒を抜いたり塩素を飛ばしたりと、本来は水質が安定するまで数週間かかるのだけれど、PHチェックしてみたら、案外イケそうだったので、ヤマトヌマエビという西日本の沼にいるエビと、アカヒレという魚、そしてプラティという熱帯魚を放流した。水草にくっついていたタニシも仲間入り。

20070109a

こうしてアクアリウムが出来上がった。自然サイクルを作り出すには、1個体に留まらず、苔や残り餌を食べる掃除屋のエビやタニシを飼うのがコツなのである。

20070109b
↑エビちゃん。Matrixに出てくるセンティネルのような動きをする。

完成したアクアリウムは、素晴らしい。自分で言うのもなんだが、流木がナイスだ。水草はちゃんと育てれば、どんどんと増えるので、春に向けては、流木の周りが緑でいっぱいになるだろうと想像する。その中を熱帯魚が泳いだり、地面でエビが遊んでいたりするのだ。これはもう、究極である。

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2006年12月29日

師走のご挨拶

国防長官:
「だ、大統領、大統領、仮にも我が合衆国を代表する人物が何たる不恰好ですか、突然。中東諸国との関係問題だって山積みだというこの時期にそのお姿を。大統領としての自覚をお持ちになられていただかないと国民だって納得をしませんよ。だいたいどうしたというのですか、12月の師走に。」


大統領:
「ふん、なにが中東じゃ、バカモノ。そんな砂漠とラクダだけの石油以外に価値のない国なんて、このボタンをポチっと押してしまえば地球からなくなってしまうわい。口うるさい中東どもめ。いつまでも足元を見やがって。残りのヨーロッパやアジアのヘボ諸国なんてすべてハンバーガーとコカコーラで征服してやるわい。それが合衆国の常套手段なのじゃ。」


国防長官:
「何たるご発言を・・・。次期大統領選が危ういばかりか支持率は低下する一方じゃありませんか。大統領のご発言は審議に・・・、いえ、私は今のお言葉は聞かなかったことにしましょう。執務が忙しすぎましたか。しかし大統領、良いですか、いますぐ着るものを身に纏っていただけないと、ホワイトハウスの庭といえども私の手に及ばない事態に発展してしまいます。」


大統領:
「あははは、国防長官よ、見よ、これが人間の真の姿じゃ。君もやってみるがいい。すっきりするぞ。アダムとイブはエデンで股間を隠したが、私に隠すものなんて何もないんじゃ。文句がある奴には、この真ん中にぶらさがっている私のスカッドミサイルで目にものを言わせてやるわい」


国防長官:
「大統領のスカッドミサイルはしょっちゅう不発弾であると私の耳に・・・。いやいや、それよりお洋服を。」


大統領:
「むむっ、少し寒いぞ。風邪でも引いたか?」


国防長官:
「だからそのような・・・。12月と何度も」


大統領:
「えぇい、うるさい。ムッ、く、くしゃみが出そうだ」


国防長官:
「だ、誰か、ハンカチを!」


大統領:
「ブッシュッ」


では良い年を。

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2006年12月28日

─2006年俺マイTop10─

順不同でココロに残った映画やら音楽やらアイテムやらをつらつらと。

===

映画「時をかける少女」

筒井康隆のジュブナイル小説のアニメ化。ただし舞台は原作の20年後という設定。
当初はミニシアターでの公開だった本作は、口コミを通じて話題を呼び、ついに公開後1ヶ月だというのに連日立ち見が続いた作品。

監督は細田守。芳山和子(原田知世が演じた実写版での主人公)も出演している。

なんといっても醍醐味は、夏真っ盛りのど真ん中な青春。そして、号泣な感動シーン。高校生に戻りたくなる。映画が終わったあとに映画を観た観客が感動のあまり拍手をしたのが印象的だった。

朗報:07年春にDVDが発売予定。

*
*

映画「スキャナー・ダークリー」

P.K.ディックの「暗闇のスキャナー」を原作としたアニメーション映画。キアヌ・リーブス主演。

監督はリチャード・リンクレイター。

個人的に映画製作発表から2年ぐらい待ち望んだ本作。原作者・監督ともお気に入りの作家なので、思わず肩に力が入っちゃったけれど、やはり、すごかった。

ジャンキーどものどうしようもない会話は極限までユーモラスだし、ディックの世界観である"いったい何が本当なのか?"というパラノイア感もきちんと描かれている。

「ウェイキングライフ」でも採用された<実写をアニメ化>する方法でサイケデリック感を醸し出している。

原作者のP.K.ディックは本作品についてこのように語っている。

これは行いを
過度に罰せられた者たちの物語。
以下のものに愛を捧げる。

ゲイリーン(死亡)
レイ(死亡)
フランシー(精神病)
キャシー(脳障害)
ジム(死亡)


彼らは最高の仲間だった。
ただ遊び方を間違えたのだ。
次は別のやり方で遊び
……幸せになることを祈る。

─P.K.ディック

*
*

玉川キャンプ場「KOXBOXのレイブ」

ひっさびさに野外パーティに行ったのが、9月に開催されたKOXBOXのパーティ。

そう、ひさびさだというのにね。もちろん、KOXBOXの音でやられそうになって、ぐるんぐるんになりだしたので、スピーカーの前じゃなくて後ろで踊ってた。

だって、あんなの正面で体験したら発狂するじゃん。

横にゆさゆさ縦にふらふら。

KOXBOXだけがそういう技を持っている。それに気づくのは何時だってライブの最中だ。

今年はKOXBOXにメロメロである。

*
*

音楽「KOXBOX U-Turn」

ということで、KOXBOXのひさびさのフルアルバム。

アルバムだとまるで違う音を繰り広げるのもKOXBOXの特徴なので、正当に評価のできない本アルバムだけれど、サイケ好きとしては持っていないと。

これを聞いてしまったら、今どきのワンパターンなメロディだけの四つ打ちなんて犬の小便みたいなもんである。

*
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写真集「写真よさようなら」

1972年に発表された森山大道の幻の写真集が復刊。書店で見つからないばかりか超高値で取引されている一冊だったので嬉しかった。

アレ・ブレ・ボケ・ハイコントラストの森山の写真には常に狂気が潜んでいる。

*
*

機材「OHM 5.1chホームシアターシステム」

1万以下で、dts、ドルビーデジタル、ドルビープロロジックIIの3デコーダー。 // 3入力回路(1映像出力端子、同軸コアキシャル入力端子、光デジタル入力端子)。// オーディオ出力:50W(サヴウーファー15W+サテライト 7W×5)が搭載されている驚愕なホームシアターセット。

初心者の音響機材デビュー戦でこれに優る価格帯・機能のものはないんじゃないだろうか。

購入した僕が早速「ラストサムライ」を再生して、サラウンド効果で心臓が止まりかけたのはナイショ。

Amazonで販売中

*
*

新宿ゴールデン街「ナマステ」

まだ一度きりしか行っていないけれど、気にいってしまったバーだ。

薄暗いカウンターだけのバーで、まるでベナレスの裏路地みたいな雰囲気。

小さい音でヨーロッパ音楽やNHKのラジオが流れている。長い積年を通じて営業している店独特の、飴色にてかった天井や壁。

すべてが煤けていてひっそりとしている。セピア色の世界である。

ジャンピエール・ジュネの映画に出てきそうな店だ。

もちろん店名が店名なだけに、インド事情に詳しいママさんが働いている。いかにもアジアンチックという風情の店が多い昨今、時代の流れに逆らうような「ナマステ」のインドっぷりが好きなのである。

*
*

勝沼「ほったらかし温泉」

営業開始時間が"日の出"という温泉。新三大夜景の甲府盆地を眼前に一望できる温泉だ。

宝石を散らしたような眩い夜景、空には星空、そして寝心地のよい露天風呂。

「ほったらかし温泉」がどれだけ美しい景色を提供してくれるか、それを語るだけのボキャブラリーを自分が持っていないのに気づかされる。そういう温泉である。600円という手ごろな料金も魅力的。

*
*

泡盛「白百合」

鷺ノ宮に住んでいる友人宅近くの沖縄料理屋で呑んだ泡盛。

その名前とは裏腹にトンデモナイじゃじゃ馬娘である、こいつは。

土の香りがたっぷりと注がれた、口中に拡がるカビのような独特の湿った香り。強烈である。

芋焼酎よりもクセがあり、くさみがある。呑んだ瞬間に「陽の当たらない裏庭の地面と同じ香りがする」と僕は表現したけれど、これは決してけなし文句じゃない。褒め言葉だ。

*
*

新島「朝市」

6年ぶりに訪れた新島、そして島の朝市。G.W期間中に開催しているのだ。

新鮮な魚のセリを見ることができたり、その市場で購入した魚を炭で焼いて食べたりできる。

そして焼酎の振る舞い酒が出たり、島唐辛子も売られている。

あと、朝市じゃないけれど、新島で有名なのが、島の家庭料理にもなっている漬け寿司。

地魚(新島の漁港で獲れた魚)を捌いて、醤油ベースの特製のたれに漬け込んであるお寿司だ。場所や店によってはワサビではなく洋辛子で食す。ぷりぷりの新鮮な魚は涎もの。キャンプ場もあり温泉もあり、旅人もたくさんいて新島は愉しいところである。

===

こうやって並べてみると落ち着いたと思った今年も、案外と新規開拓があったね。来年もフロンティア精神で。

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2006年12月27日

剛と一揆

仕事の関係上、英語を頻繁に使うことが多い。元々、英語担当として別部署で業務をこなしていた職歴を今の部署でも重要視していただいているので、語学やら文法を小さい時から好む傾向がある僕としては、わりと楽しかったりする。

それと同時に「・・・は、特定商取引法に抵触する恐れがあり、申出を・・・」なんていう、日本語ですら<一生のうちに一回言うか言わないか>という文書を作成していると困り果てることもある。

だいたい、法律の分野は門外漢なのである。まあ、面白くて勉強になるからいいんだけど。

とにかく、それは置いとくとして、今日は仕事の合間を縫って、中間管理職と上役のやり取りをコミカルに書いた題材の英語小説のサイトを見ていたら、こんなセリフがあった。

"What's yours is mine, and what's mine is mine"
(おまえのものはオレのもの、オレのものはオレのもの)

おぉ、ジャイアニズムだ。

ジャイアンの「のび太のものは俺のもの、俺のものは俺のもの」が、小説中の台詞として英語化されていたのだ。ちょっと暇だったので「ドラえもん」の世界として続く言葉はこんな感じであろうと思い、つけたしてみた。

Ohhhhhhhhh, dorae-mon!! Gian tells me that's not minel!
(うえぇぇーーん、ドラえもーーーん、ジャイアンが僕のじゃないってぇ!)

たぶん、このあとはドラえもんが四次元ポケットから不思議な未来の道具を出してくれるんだろう。

うらやましいぞ、のび太君。

ところで、この小説の作者が遠い海の向こうで、いくらなんでも日本のManga-cultureが世界一だとしても、「ドラえもん」を精読していて、ジャイアニズムを完璧に理解した上での台詞とは思えなかったので、ちょっと調べてみたら、"What's yours is mine, and what's mine is mine"というのはイギリスのことわざからの引用だったことが判明した。正式に説明すると、シェイクスピアの引用なのである。

ジャイアンも案外と博識だ。

※ネットで調べたら、すでに「トリビアの泉」のネタになっていた。"73へえ"の採点だ。一歩遅かった。。。。

そして、文法上に英文解読すると、冒頭の"what's"は、疑問詞ではなく、関係代名詞ということになる。

こういう文節解体というか解読作業は病的に楽しくてしょうがない。いくらだって続けられる。

しかし、合コンとかの場面で「僕の趣味は文節を文法ごとに解体することです!」といっても気味悪がられるだけなので、こういう内向的な趣味はそっと黙っておこうと思う。

そのかわりに「僕の趣味?週に一度のサーフィンかな」と答える準備をしておきたい。もちろんネットサーフィンのことだ。なにしろ僕は小学校2年生の時に江ノ島で沖に流されて以来、海で足が立たないところが怖いヘナチョコなのである。タイとかインドの遠浅の海じゃないと天下をとれない。

ちなみに僕の上役もジャイアニズムを踏襲している立派な方です。僕らの成果はすべて彼の成果。彼の評価はうなぎのぼり。一揆でも起こすか、たまには。

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2006年12月26日

オーディオインターフェイス

SPAM業者でもないのに、なぜかTEPCO光プランとYahoo!BBの2回線が敷設されていた我が家にて、先日Buffaloの無線ルータを導入した。

これでようやく家のどこでもTEPCO回線で無線インターネットができるようになった(近日内にYahoo!BBを解約する予定である)。

ついでに居間にあるステレオ機材とPCをUSBオーディオインターフェイスで接続しようと着々と準備中。

というのも、最近、インターネットラジオに凝っていて、これが無性に良質なのだ。

特に僕が気に入っているのが、90年代前半のHipHopを流す番組。PUBLIC ENEMYだとかC+C MUSIC FACTORYとかJAZZY JEFFなど、泣かせる選曲が勢ぞろい。

思わず六本木のR-HallやらFlower(ex:GEOID)のパーティを思い出しちゃうのである。

Boom!shake-shake-shake the room♪

そのインターネットラジオの音をせっかくだからステレオで聴きたいので、

PC---USBオーディオインターフェイス---光端子(オプ)---ステレオ---♪

という具合に繋げようとしていて、価格帯で~1万ぐらいで検討中。

実は、居間のステレオとは別に下の画像にあるPC用のステレオ(外見はソーテックで中身はKenwood)を、4年前ほどにAKIBAで9000円ぽっきりぐらいで購入しているので、USB経由で直接繋いでしまえば事は済んでしまうんだけれど、これはこれ、それはそれである。しかも、そのステレオは我が家の寝室用のコンポとなってしまったのだ。

20061226a
↑世評ではやたらと評判が悪かったソーテックのアレ。これが1万切ったらお買い得だと思うけど・・。

ちなみに、いまのところ検討しているインターフェイスはこのあたり。

ローランド
UA-1EX (\9,980-)


クリエイティブ
SBDMUPX (\6,980-)


クリエイティブ
USBL24X (\9,280-)


BEHRINGER
U-CONTROL UCA202 (\4,580-)


M-AUDIO
Transit USB (\9,300-)

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2006年12月25日

深い衝撃

パドックを競馬場で馬の下見をするところを指すというのが正解なのに、馬の鞍のことを呼ぶんだと珍回答する僕でもディープインパクトという競走馬が「どうやら凄いらしい」というのは、ニュースとかを見ていると分かる。

その馬の引退レースが昨日行われた。

僕の周りにいる何人かのギャンブラーは「弾丸のように走り抜く馬をはじめて見たし、これからそのような馬を見られるだろうかと聞かれたら<分からない>としか答えられない」と言ったし、レース3日前のテレビ放送では「いつからここに並んでいるかですかって?えっと2週間前からですかね」と、<この人たち仕事なにしているの?>と番組を見ていた全員が心配したり疑問に思うような連中が映しだされていた。

とにかくその筋の人にしてみれば、<2週間並ぶ>ことを屁とすら思わない入れ込みっぷりが、ディープインパクトに備わっているらしい。

まさに馬冥利に尽きるとはこのことである。

僕自身、パチンコはもとより麻雀も競馬もオートレースにも縁がなく、日ごろから「ギャンブルといえば、人生こそがギャンブルなのだ」と公言しているので、競馬レースとやらを腰をすえてじっくり観たことがないんだけど、今回ばかりは全国的なディープインパクトフィーバーにやられたのか、あるいは単なる野次馬根性ってやつだろうか、12月24日クリスマスイブの日曜日、生中継で引退レースを見てみた。

12万人の観衆が埋め尽くす中山競馬場に颯爽と現われるディープインパクトと武騎手。

観客のほとんどがこのコンビを目当てに訪れているのだから、当然、入場と同時に一斉に歓声が沸く。ほぼ全員が片手に馬券(新聞?)を握り締めていて、それが紙ふぶきのように見える。

レースの昂奮を敏感に察知しすぎたのだろうか、なんとかという馬が鼻息荒く手がつけられない状態になってしまった。レース前の慌しさと殺気が伝わってくる印象的な場面である。

そしてゲートがオープン。

ぱからぱからと走るディープインパクトは、レース前半では特徴というものが伝わらなかった。素人な僕からすれば、少々期待はずれな場面で、他の馬と混ざって走る姿は「負けちゃうのかな」と不安に思ったところでもあった。

しかし、そこからの残り600メートルという瞬間。

一気に弾丸のように濃い茶色の肉体的な一頭が完全に抜きん出てきた。

ディープインパクトだった。

あっという間に後方の馬を引き離し、飛ぶように堂々たる一着でゴールインした。

アナウンサーは昂奮冷め止まらぬ言葉で絶叫している。嬌声やら声にならない12万の声が空高く、こだました。

「ディープゥゥ、ありがとぉぉ!!」

多くの人がそう叫んだ。

僕は、この馬が引退しちゃうのは、もしかしたら時期尚早なのではないかなと思った。

無論、種馬としての価値を護るためには有終の美を飾るのはひとつの大きな付加価値なことだ。

しかし、僕がこの時思ったのは、ディープインパクトという馬が走る姿は<美しすぎた>ということだった。

唯一無比に颯爽と走る姿を今後は見られないというのが残念に思えたのだ。

煌く茶色のたてがみを振りかざし、他を寄せつけない最強の競走馬は僕らを虜にする。

ディープインパクトは<美の領域>に属していた。傑出した才能は常に我々を惹きつけて止まない。そして我々は、<美の領域>を喪失することに対して、絶えず試練を与えられる。

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2006年12月22日

球体的な夜

昨日の夜、40度近くの発熱を起こし、21頃から毛布を3枚かけて寝込んでいた。

近くにオイルヒーターがあるのに寒くて震えが止まらないのだ。

そして寝込んでいる夜が往々にしてそうであるように、昨晩もうなされた。

ようするに怖い夢を見たのである。

幾つものストーリーが夢の中で流れた。どんな夢だったのか、正直すべてを思い出すのは難しい。

だけど、ただ恐怖の感覚だけは、しっかりと憶えている。

その夢のうちに、うなされるときに必ず見る夢があって、僕は幼少のころからその夢に怯えるのである。

その夢の世界では、色彩と音色が失われている。黒と白しかない世界。

地平線はまっすぐなまでに遠くまで見渡せて白一色。逆に空は漆黒の黒さだ。

僕の真正面には、地球より大きな白い丸い球体があって、その隣りにそれとそっくりな形と色の─それは本当に巨大な球体を縮小したような感じだ─ゴムボールぐらいの大きさの球体がある。

その2つの大小の球体が、無音で無色の世界に存在していて、僕はそれを眺めているのだ。

そして僕が何よりもこの夢で怖いのは、その球体同士の「存在感の差」なのだ。

2つの球体の存在感。

目の前に聳え立つ惑星ほどの謎の球体に怯えて、手元にある拳ほどの球体に恐怖を感じる。

およそ測りきることのできない異質な球体が僕を怖がらせる。

そして何も聴こえない、何も匂わないし、あるべきものが失われている。

どうしてか分からないけれど、発熱した夜に限って、僕はこの特殊な世界に引き込まれる。

どうしてか分からないけれど。

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2006年12月21日

100万本の蝋燭と冬至

明日12月22日は、冬至である。

つまりは、1年の間で昼が最も短く夜が最も長い日だ。

冬至といえば柚子湯に入り、南瓜を食べると風邪を引かないとされている。

ちょうど我が家に両方ともあるので、南瓜をコトコトと煮て、ゆったりと柚子湯に浸かろうと思う。

そして、そんな夜の長い一日に相応しいこんなイベントもある。

蝋燭片手にキャンドルナイトを。

【100万人のキャンドルナイト 2006冬至】
詳細

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2006年12月20日

プチ断食セット#3

プチ断食の効果が早くも現われたのか?

元々眠りは深い体質(のび太君ってあだ名をつけられたことがある)なのに、さらに深い眠りをした。

気がついたら朝の6時半で、ガバっと起きる。

それほど空腹感を感じていない。が、喉がかなり渇いている自分。

枕元に置いておいたペットボトルの水をぐいっと呑んで、朝食。

いよいよ2日目の断食生活。果たして耐えられるか・・・・?

実行中のプログラムは「ウィークエンドデトキシプログラム」である。

06年12月20日
水曜の朝飯(07:00):
「野菜搾りジュース(76kcal)」1本

水曜の昼食(12:00):
「美穀粥(189kcal)」1杯・「野菜搾りジュース(76kcal)」1本


水曜の間食(15:00):
「蒟蒻果実 体内美化 ザクロ果汁10%(18kcal/袋)」1個

水曜の夕食(19:00)
「美穀粥(189kcal)」1杯


【Personal Data】
++Before++
身長 -----172cm
体重 -----58kg
体脂肪率--17%

++After++(1日目)
身長 -----172cm(±0)
体重 -----57.5kg(-0.5kg
体脂肪率--16.7%(-0.3%

++After++(2日目)
身長 -----172cm(±0)
体重 -----57.2kg(-0.8kg
体脂肪率--16.4%(-0.6%


1日目はひと通り、カロリーについて詳細が及んだので、今日は味覚とか心構えとかにどうやって影響があるのかを中心に考察してみたい。

朝食で摂るジュースについては、味覚が敏感になってきたのだろうか、ジュースに含まれているリンゴの味が明確に感じられるようになってきた。

空腹感もそれほどないし、物足りなさを感じる部分はない。

グイっと呑みつつ、噛むような気持ちを意識して朝食を食べる。

*
*

昼飯前の11時半ぐらいから感じる空腹感。

「う、ついにきたのか」と心配になってきた。

おなかがグゥと鳴ったりする。デスクにある烏龍茶を飲み、空腹をしのぐ。

カップ1杯ほど飲んだら空腹感が霧散した。不思議。トイレはそれほど近くない。

*
*

12時になると同時に粥を食べる。お米の甘みのありがたさを改めて深く感じる。

断食というのは、身体の中をきれいにするのと同時に、普段は忘れているような、食べ物への感謝を再認識するものなんだなぁとしみじみ思う。いつもだったら考えないのに。

その日その時に食べている食事の意味性を失いがちになるというか、惰性的に習慣の一部として身体に取り込んでいる食事ではなく、何のためにこの食事を食べるのか?と哲学的に立ち止まって考えたりした。

また摂取カロリーが低い状態だと、かえって五感が鋭くなって─たとえば味覚─身体が軽いような気がする。

これは断食の効能といってもいいんじゃないだろうか。

*
*

15時に蒟蒻ゼリーを摂り、あっというまに夕食。空腹感があるものの、辛くはない。

そして、夕暮れが訪れると同時に「今日はちょっと一杯…」の<一杯>感覚がない。もしかしたら、断食は禁酒にまで効果があるのか?美穀粥を食べ、これまた発汗作用のある風呂にはいる。

*
*

2日間の断食プログラムの効果で、一番感じたのは食べ物の大切さ。

あと、断食は2日程度のプログラムなら、身体が調子よくなるという点。

運動量に見合わない食事量を摂りがちなので、今回の断食で<身体が休息>をしているのを強く感じた。

まるでいままで走り続けた特急列車が休息しているような、そんな感覚。

内臓だって永久運動をする器官ではないのだから、たまにはこうやって休ませるのもいいのでは。

目に見える劇的な変化は2日間だと分からないけれど、意識的には大きく変容したのを感じる。

自分の体内の変化が、どうしてって聞かれると困るけど、とにかく分かるのだ。身体が軽くて、なんか気持ちいい。

*
*

さて、僕が心配してた諸問題も明るく解決されそうだ。

・プチ断食セットは女子じゃなくても(つまり男子)が試しても大丈夫なのか。
→これは全然心配ない。僕(身長172cm・体重58kg)が試してもOK。男性も気軽に試せて、また楽しめるように作られている。

・仕事をするなど、断食中に日常生活を送るのは差し支えないか。
→日常生活の支障は感じない。でもウィークエンドのプログラムだから、週末に身体を休めて集中するのが望ましそうだ。

・味は不味くないのか。
→いや、むしろ美味しい。特に蒟蒻ゼリーなんてのは個別に注文したいほどだ。美穀粥は薄味だから心配だったけれど、精進料理の専門店で出される粥のようだし、味わい深いのだ。


身体を整えつつ、浄化させて、身体学的に正しい方法で、断食を週末の2日間で行うとしたら、これ(「ウィークエンドデトキシプログラム」)はお勧めだよ。

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2006年12月19日

プチ断食セット#2

今週は火曜と水曜が週末モードだから、つまりは土日じゃなくとも、なんら戸惑う理由もないので、試してみる。

ウィークエンドデトキシプログラム」である。

06年12月18日
月曜日の夕飯(20:00):
ガーリックライス、ウインナー、蕪のぬか漬け、納豆とネギの味噌汁。

~そしていよいよプチダイエットの始まり~

06年12月19日
火曜の朝飯(07:10):
蒟蒻果実 体内美化 ザクロ果汁10%(18kcal/袋)」1個・「野菜搾りジュース(76kcal)」1本


火曜の昼食(12:00):
「美穀粥(189kcal)」1杯

火曜の間食(15:00):
蒟蒻果実 体内美化 ザクロ果汁10%(18kcal/袋)」1個

火曜の夕食(19:00)
「美穀粥(189kcal)」1杯


【Personal Data】
++Before++
身長 -----172cm
体重 -----58kg
体脂肪率--17%

++After++
身長 -----172cm(±0)
体重 -----57.5kg(-0.5kg
体脂肪率--16.7%(-0.3%


朝食で初めて口にした「蒟蒻果実 体内美化 ザクロ果汁10%(18kcal/袋)」は、ザクロの甘酸っぱい味がして、蒟蒻がムッチリと詰まっている。

20061219a

いろいろなレビューでも書かれていたように、たしかにこの蒟蒻ゼリーは腹もちがよさそうで、これからのダイエット生活が明るい兆しになった。

コンビニなどで販売されているゼリーにはない満腹感があるし、味はかなり美味しい。

そして野菜ジュース。「朝っぱらからジュースなんて飲めるか」と普段なら騒ぎ立てる僕だけれど、これがまた案外美味しい。

野菜と果物の中間の味で、身体に優しそうである。

普段の朝食は、お茶碗に軽く1杯盛ったご飯をお茶漬けで食べる。

ご飯100gで150kcal程度だから、少なくとも朝食でこれだけの差が生じた。

(ご飯軽く1杯 150kcal)-(デトキシ 94kcal)=56kcal

おおよそ野菜ジュースの70%分だ。

そして何よりも時間の短縮が嬉しい。7時15分には食べ終わってしまった。

朝の時間は貴重だからね。

*
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昼飯は「美穀粥(189kcal)」1杯 だ。身体に優しい味付けで、美穀というぐらいなのでゴマや松の実が入っていて、生姜の風味が漂う。

味は美味しい。もしかしてマズいのかな・・・?と心配したのはどうやら杞憂だったようだ。

ラップをして電子レンジで温めるか、お湯で温められるタイプなので、かなり楽チン。

さて、普段の昼食となると、日によって違うので、よく利用している某弁当屋さんの日替わりメニューのカロリーの平均値を出してみた。

そしたら783kcalなので、こんな感じになる。

(日替わり平均値 783kcal)-(デトキシ 189kcal)=594kcal

これは凄い・・・。

僕が先週のお昼に食べた紅しゃけ弁当のカロリーの近似値である。

*
*

間食は普段食べないので、まんまである。繰り返すようだけれど、蒟蒻ゼリーの腹持ち具合は素晴らしい。

これで18kcalか・・・。

*
*

夕食も日によって異なるので、先週食べたカツカレー(960kcal)で計算。

デトキシのメニューは「美穀粥(189kcal)」だ。身体がポカポカしてくる。

20061219c

昼間は電子レンジで温めたので、夜は鍋に入れて温めてみた。

(カツカレー 960kcal)-(デトキシ 189kcal)=771kcal

昼飯に並び、凄いぞ。ちらし寿司のカロリーと近似値だ。

今日はざっとこんな感じである。

(ふだんごはん 1893kcal)-(デトキシ 490kcal)=1403kcal

1403kcal抑えたのである。


そしてこれから発汗作用を促すお風呂に入浴。

札幌からひさしぶりに帰ってきたシルクさんとの@門前仲町の呑み会には行けなくて残念;;
次回こそは参加したいです。

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2006年12月15日

憩いのもてなし

あえて名前を伏せて紹介すると、我が家の近所にある商店街の某お蕎麦屋さんが、最近お気に入りである。

名前を伏せる理由は、別にもったいぶっているわけでもなく、どうもご主人がグルメ本などでの紹介を好まないらしく、しかもその理由は、よくある頑固系のノリというよりは、「ちゃんと一人ゝのお客様に接して、きちんとしたものを良心的な値段で提供したいから」といったポリシーを持っての上であるらしいのだ。

3回ほど現像を出せば、近所のカメラ屋さんとすっかりと仲良くなれる狭い我が町内の噂で耳にした。

だから、一応、この零細サイトでも遠慮して名前を伏せているのである。

商店街の入り口に位置する、和風の蔵屋敷を思わせる造りの店は、扉を開けると座敷が右手に、左手に重厚な一枚板のテーブル席が3つほどある。今時見かけるのがすっかり珍しくなった白い土壁に囲まれた店内は、静かな雰囲気で、耳を傾けるとジャズあるいはインストルメンタルがゆったりと流れている。

名高い店や由緒ある店独特の、<かしこまった空気>が流れていると疲れてしまう僕は、そういう「有名店らしい振る舞い」とか「それ相応の対応」を店側や先に入店している客に無言で求められてしまうのが苦手で(別に強制されているわけじゃないんだけどね)、そんな空気を察知すると、わざとらしく破壊工作を企てるやっかいな客なんだけれど、この店はけっしてそういう無言のお行儀さを求めてくるわけでもない。

暖かいもてなし、居心地の良い空間、静かに都会の喧騒を忘れさせてくれて、そういった目に見えない柔らかい何かを店が提供してくれるのだ。

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席に着くと、まろやかなほうじ茶と一緒に、突き出しの代わりだろうか、蕎麦を油で揚げて塩で味付けしたのが、小さな手かごに乗って登場する。岩塩がまぶしてあるこげ茶の蕎麦は、香り豊かで、お茶うけにぴったり。初めて暖簾をくぐるお客さんは、まずここで期待が高まること間違いなしである。

蕎麦は濃くて太い。田舎蕎麦、つまり「挽きぐるみ」である。

「挽きぐるみ」とは、蕎麦の実を取り分けないで、そのまま三番粉まで挽き込んだそば粉である。

甘皮も挽くので色が黒っぽい。この太い蕎麦が蕎麦つゆと抜群の相性のよさ。

濃い出汁が下地となっているつゆでズズっとすすると蕎麦に適宜に絡まって最高なのだ。

そして、天ぷらのレベルが、天ぷら専門店にひけをとらない美味さである。

新鮮な旬の素材を薄い衣で揚げた天ぷらは、まさに絶品。

塩でいただき、天つゆでいただいて、ため息がこぼれる。

ちょうど、きのこが美味しい時期に舞茸の天ぷらを頼んだことがあり、その時は天国に昇りつめちゃうんじゃないかという感動がそこにあった。

野菜ひとつとっても、ハスだったらシャキシャキ感を生かし、ナスだったらジュワっとまろやかさを演出。

穴子のホクホクした白身を箸でほぐすだけで、嗚呼・・・。

店内での携帯電話は禁止。でもべつに肩肘張ったわけでもない。自然とそうなるのだ。

味は最高。1500円もあれば問題ないという懐も安心。そして、地元の人に喜ばれるのをモットーにしているという潔さ。

食べてみたい方はご連絡くださればいつだってご案内しますよ。

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2006年12月13日

プチ断食セット#1

いまさらとはいえ、インターネットのどんなところが便利なのかというと、それこそ枚挙に暇がないけれど、やっぱ<気の向くままに検索ができる>ということに尽きるだろう。

なんでもいいからとにかく気になった単語など、環境さえ整っていれば ─つまりネットに繋がっていれば─ タダで調べることができる。

あたりまえのようにネット社会に溶け込んでしまっている感がある、この機能、あらためて考え直してみるとじつに素晴らしい恩恵である。

小さい頃から「家庭の医学」を意味もなくページを捲るのが好きだった僕は、大きくなっても、なにかしら健康系の単語の情報を、必要としてないにせよ検索するのが目立った。

ようはブラウジングってやつである。ネットサーフィンとも言ったりするアレだ。

メタボリック、漢方、乳酸菌、カプサイシンなどなど思いのままに単語を入力しては検索。

そして、検索上位にある記事を読んで「なるほどなるほど」と一人ごちに感心したりする。ただそれだけなんだけど、やっぱりためになる情報があったりして面白い。

そんなワールドワイドウェッブな波乗りジョニーをしていたら、ある事実に気がついた。

検索エンジンの上位にやってくる「ケンコーコム」というサイトのことである。

オンラインショッピングのサイトでも、健康系や美容系に特化しているショップで、検索の上位に必ず登場するのだ。試しにアクセスしてみると、これはすごい。

まるでサイバー薬局のような情報量で、ショップで売っている商品はけっこう安い。そのサイトが運営している「ケンブロ」というblogがあったので、さっそくブクマしておいた。

そのブログ内の告知で、11/7から2日間で手軽に試せるというプチ断食「ウィークエンドデトキシプログラム」のモニター募集をしていたので、クジ運が乏しい僕だけれど、断食というフレーズに感化されて募集してみたら、なんと当選。

しばらくして我が家に到着した箱を開けてみると、入っている、入っている。

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野菜搾り(ジュース)4缶、蒟蒻果実(ゼリー飲料)3袋、美穀粥4袋、汗流入浴(ポプリ入り入浴料+天然にがり入浴料)2セットがぎっしり。

「ケンコーコム」のページを見て、詳細を確認してみたら、こんなことが書いてあった。

「ウィークエンドデトキシプログラム」は、栄養バランスのとれた1日約600Kcalの食事と、発汗を促す入浴料で、バランスの良いリセットができる2日間のウィークエンドプチ断食プログラムです。食事プログラムは鐘紡記念病院が監修。疲れた消化器官を休めるとともに、体内美化を促します。日頃の不摂生が気になる、疲れた体をいたわりたい、食事の時間が不規則だ、内側からキレイになりたい方におすすめです。

バランスのよいリセット、疲れた消化器官を休める、体内美化・・・、なんとも魅力的ではないか。

ぜひ、今週か来週にプチ断食してみよう。

ただ、痩せの大食いと呼ばれる僕なので、果たしてこれで足りるのかどうか、それがちょっと心配。

そして味がどうなのか。モニターということなので、以下の3つに的を絞りつつ、そんなところも意識してトライしてみたい。


・プチ断食セットは女子じゃなくても(つまり男子)が試しても大丈夫なのか。
なんとなく女性が対象なのかと思ったので、心配になった。

・仕事をするなど、断食中に日常生活を送るのは差し支えないか。
僕のイメージでは断食というと、白い布を纏って岩穴で生活している仙人を指してしまうが、たぶんそんな人は23区内にいらっしゃらないので、つまり一般的に生活している間に試して支障がないのか確認したい。仕事はデスクワークなので動くことがないのだが、はたしてどうなのか。実践してみたいと思う。

・味は不味くないのか。
中学生の頃、少年漫画の裏表紙広告にあるプロテインを通信販売で購入して撃沈した苦い思い出がある。ドロドロした高蛋白源のドリンクは鼻が曲がるぐらい不味かったのだ。だからこの断食セット、味がどうなのか超気になる。良薬口に苦しといえばそれまでだけれど、やっぱり味が肝心だもの。

なので、近々、またこのサイトで結果報告します。

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2006年12月12日

こだわり

田舎に住む祖父母の影響からだろうか、ご飯の時間では、白いご飯に味噌汁、そして漬物があれば、ほぼ満足できる。

いや、むしろ、そのどれかが食卓に並んでいないと、たとえ100グラム1万円のカルビが焼かれていようが、とたんにその日の食事は色褪せてしまう。

<小さい頃から美味い食事を食べている男性と付き合うと苦労する>というのは、よく聞かされるけれど、本当にそうだなぁとしみじみ最近思うようになった。

というのも、僕の家は、こう言っちゃなんだが、超がつくぐらいメシが旨い家で、家風もあってか(祖父の代から誰かが家に来るのは大歓迎という家柄)、しょっちゅう誰彼が家に遊びに来ていて、学校から帰ってくると、僕の友達のそのまた友達という、知らない奴まで飯を食っていた家であった。

味噌汁の味噌は田舎の自家製だったので、味噌汁一品だけで唸るぐらいのレベル。ぬか漬けにいたっては、これさえあればおかず要らずという感じで、それとおんなじことをリリーフランキーが著書「東京タワー」で書いていた日には、思わず膝を叩いたほどである。

だから、ほかで食事をするときは、じつに五月蝿い。あーでもないこーでもないとピーチクパーチク騒ぐ。

厄介な男そのものだ。

でもそれは仕方がない。だって美味いものしか食べたことがないんだもの。いや、マザコンとかじゃなく、本当にそうなのだ。

適当な漬物とか味噌汁を口にしてもイライラしない人のほうが、苦労は少ないだろうし、羨ましいほどだ。

こまった性分である。

なので女子諸君は、きっとこのタイプの男性と付き合うと苦労する。食事のたびになんだか物言いを始めるわけだし、苦労しないほうがおかしい。まあ、騒ぎ始めたら飯を与えないか、台所に保存してあるカップラーメンを渡すぐらいしたほうがいい。そうでもしないと、きっといつまでもボヤくことになる。

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去年から一人暮らしをして、味噌汁で困ったことはなかったが、漬物には悩んだ。

ぬか漬けの浸かっている樽をぬか床と呼ぶんだけれど、このぬか床の管理の苦労を知っているから、自分で作ろうと思えなかったのだ。

ぬか床は夏には朝晩2回、冬には朝晩1回、それを毎日かき回さないとダメになってしまう恐れがある。

なかなか手入れが必要なものなのだ。

就業開始の30秒前に会社に到着する僕なので、当然のことながら、朝に起きてぬか床をかきまわすことを日課にする自信がまるでない。

手を出しても腐らせてしまう未来予想図は出来上がっていた。

そういうわけで駅前の昔ながらの総菜屋さんが作っている漬物(キャベツ4分の1のぬか漬けが100円とか)買うようにしていたが、こんなものがあるのを最近知った。

S&Bから発売されている「ぬか漬けの素」で冷蔵庫で保存ができるぬか床だ。

10回ぐらい使えて、そのあとは炒りぬかを足せば、通常のぬか床として利用できるらしい。

ちょっと試してみようと思う。

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2006年12月11日

結婚式のスピーチ

週末に友人の結婚式に参列した。

高校と大学が一緒だった友人は、婿養子になることになったので、苗字が変わる。

東京の本社から群馬の高崎に転勤となり、ようやく1年前に東京に戻れて、つい先日、千葉に引っ越したばかりなのに、部長だか課長に「じゃ、キミ、ここはひとつ名古屋にでも行ってみんかね。」と囁かれて、新居生活1週間ぐらいでまた転勤生活になった友人だ。

部長だか課長が「名古屋はなごやかでいいぞ~」と言ったのかどうか定かではないにせよ、転勤が仇となり、自分の結婚式のために、かつて住んでいた千葉県にやってきて式を挙げたという、やや拍子抜ける話である。

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それにしても転勤者というのも、なかなか大変な身分だ。引越し後に段ボールをあけるまもなく飛ばされるというのは、過酷な世界だろう。

想像すらできない。

名古屋は3LDKで家賃が7万以下というのは魅力的とはいえ、考えちゃうところだ。

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当日、幕張のホテルでひさびさに再会した友人(新郎)は、かつての<センター街のライオンキング>とか<合コン大魔神>いう異名をも手に入れた頃とは相容れなく、すっかりと落ち着きをみせて、彼女(正式には嫁ということになるが)一筋の雰囲気を醸し出してた。

僕は、そんな思い出だけが走馬灯のようにめぐる友人のスピーチを任された。

当然、ご両家の皆様をはじめにご親戚一同が並んでいらっしゃるので、大学1年の頃に<高校生だと思ったら、じつは中学三年生だった>女子をナンパしてしまったエピソードなどをご披露するのは、彼らの門出を祝うネタとしては、おもしろすぎてその場にいる全員の寿命が縮むのでいただけない。

結局、高校時代の話を振ることにしてスピーチを書き上げた。

で、もう一人参列している現役ミュージシャンのRyo介が歌を熱唱することで<友人代表のスピーチ>にした。

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さて、開場まもないという時間、めったに経験したことがないスピーチの緊張が身体中を駆け巡った。

以前、同じように友人のスピーチをしたAri君をお気軽にせせら笑っていた自分を呪う。

待合室にケータリングでウイスキーの水割りが置いてあったので、濃いめに作ってもらって、ひたすら呑み、11時20分に呑み始めて、会場に移動し、スピーチの出番の13時30分まで呑み続けた。

13時ちょうどぐらいにアルコールが身体中に満タンになった。不思議なことに、その瞬間、神の啓示を受けた如くに精神が解き放たれ、緊張が消えた。

いや、それどころか、「俺のスピーチ、まだかなぁ」ぐらいの勢いになった。

そのおかげか、アドリブ混じりのスピーチと歌は大成功。新郎の部長だか社長にまで握手を求められたぐらいである。

いや、まあ、結婚おめでとう。新郎妊婦はさすがにいえなかったな。

そして、アルコール万歳。酒は百薬の長とは、ほんとに言いえて妙だね。

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2006年12月07日

ゲームしてますか?

初代ファミコン以降にハードを購入したことがなく、最後に自身でクリアした家庭用ゲームはドラクエⅢ、野球ゲームはファミスタ'88までしか知らないという「ゲームを語る資格はまるでゼロ」な僕が、いまだに愛して止まないゲームがある。セガサターンのソフトで96年に発売された「ナイツ」というゲームで、夢の中の世界を主人公ナイツがアンビエントな音に乗って悪夢の支配を止めるために旅に出かける物語だ。

夢の世界というだけに、ゲームの世界観は、サイケデリックな色合いのディズニー映画のような背景で、主人公が空を飛ぶという、かなりの自己陶酔に没入できるゲームだ。

大崎の高級マンションに住んでいる博多出身のホステスが持っていて、96年ごろはパーティに行く前とかパーティがない夜とかは入り浸って「ナイツ」で遊んでいた。面クリとか全然気にしなくていいし、ゲーム内でナイツが飛ぶのが単純に気持ちよいのでハマった。

このゲーム自体、サイケ好きの人に好まれる要素が盛りだくさんで、そしてトランス系と相性がぴったしだったから、家ノリで遊ぶにはもってこいだったのだ。

現在は、残念なことにセガサターン以降、ソフトとして登場する予定がないらしい。

じつに惜しいところである。復活してくれたら、PSP3だろうがなんだろうが買うっていうのに。

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ゲームというと、最近のゲームの傾向として、勝負を必要としていないゲームが人気あるように感じる。DSとかでもゲームというか、方言遊びのハウツー系や料理レシピが一般的に馴染んでいるのを見ていると、20年以上も前に比べて、ゲームに対する浸透率も大したもんだなぁと思うのである。

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2006年12月04日

SanDisk Dオーディオプレーヤー

国内盤のアルバム2枚買うより値段が安いMP3プレイヤーが、この「SanDisk Dオーディオプレーヤー 512MB ブルー SDカード128MB付 SDMX2-512B-J65A-S」。

2980円という格安な値段が、ネット上で話題となり、とたんにAmazonで品切れになった商品。

最近になり、128MBのSDカードとセットで再度の販売をした。それでも3980円。

まるで居酒屋の飲み代みたいであります。

本体メモリの容量は512MBで、最大2GBまで増設可能。対応OSはWindows2000/XPで、インターフェイスはUSB2.0/1.1と標準な規格。

僕のように、次のipodの動向が気になりすぎて、結局、買うタイミングを失っている人(同様にマッキントッシュ本体も買い換えようか迷い続けて数年経つ。だから僕のimacのOSは9.2で止まっている)とか、〝とりあえず〟通勤中に使えるMP3プレイヤーが欲しいなという人にはお勧めである。

この〝とりあえず感〟というのが微妙であり大事な部分であったりして、もっとしっかりした単語で言うならば〝妥協度合い〟、ポジティブに言うならば、〝譲歩率〟なんて表現するわけだが、まあ、とにかく、自身の基準と照らし合わせて、申し分がないようだったら買ってもいいんじゃないだろうか。

僕の〝とりあえず感〟では、あっさりと条件(通勤で使いたい、小さいサイズ、値段が安い、デザインがダサくない、使い勝手と音質がそれなり)を満たしていたので、お買い得だと思った。

FMラジオまで聴けちゃって、なにせこの価格(2980円 or 3980円)なのだから。しかも、1500円以上ということで送料無料になるし。

商品の仕様として、ID3タグを採用していることから曲順がバラバラになってしまうというレポートがあるけれど、これは、先頭に01等で付与することによって、回避できるという。

まあ、面倒かもしれないけれど、それぐらいは値段を考慮してもOKではないだろうか。

ただ、付属のイヤホンは腐っているので、別に用意して、myイヤホンを使うべき。そうしたほうが音を愉しめる。あと、わりと品薄になりがちだから、欲しい人は早めに入手したほうが無難。

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2006年12月01日

名もなき腕白なメールアカウントたち

「お父さん、どうしてお父さんには羽が生えていないの?」
「それはお父さんがミミズでお前がカナブンだからだよ」

『ムツゴロウ王国』序章より

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いまの都会的世の中でメールサービスを利用しない人間はまだいるのだろうか、という疑問が突然と沸いた。たまには整理してみようと、ドライブにあるテキストファイルを捨てたりしている途中で、古いテキストファイルにまるで見覚えのないメールアカウントとパスワードが記載されていたのをみつけたからである。

むろん、自分のパソコンにおいてあったファイルなので、僕のものなんだろう。

使い捨てられるメールアドレス、大量生産に大量消費の方式、とっさにそんな言葉が浮かんで消えた。

さて、さっきの問いについていえば、揺りかごより棺桶が近い人とか、人間よりアニマルの個体数が目立つ地域に住居を構えている人を除けば、メールを使っていない人なんて、そうはいないだろうと思う。

僕自身、どれぐらいのメールアカウントを所持しているかというと、仕事上で2つ、ケータイに1つ、ISPが3つ、フリーメールが4つ、Kennyサーバーから貰っている分が1つ、自分のドメイン分が2つ、合計13個のアドレスがある。

アカウント自体の使用頻度はバラつきがあって、たとえば、仕事で使っているアカウントのうちの1つは、まるで送受信をチェックしていなく、現状がどうなっているのやら分からない。チェックしなくても業務に支障をきたすことはないアカウントだ。

そしてISPのアカウントは1つしか使っていなく、フリーメールも使うのは実質2つで─僕のHotmailアカウントはいまやスパムの掃き溜めなので、もう諦めている─、使用状況(とどのつまり〝生きている〟アカウント)というと、トータルで8アカウント程度だ。

1人につき1アドレス的なWebの黎明期ではないし、Gmailのようにフリーメールとは思えない優れたサービスがあるので、複数のアカウントを所持する人はけっして少なくないと思うし、むしろ一般的な部類に属すると、個人的には考えている。それでも複数のアカウントの全てを窓口としてしまったら、メールに振り回されて一生を終えてしまうことにもなりかねないので、恐らくはほとんどの利用者が、それぞれのアカウントに個別の役目を与えて運用しているのではないだろうか。

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僕の場合には、RSSサービスを利用する際に貰えたアカウント、同じくISPの提供する無料ブログサービスを利用する際に貰えたアカウントは、送受信することもなく、問答無用で<生きアカウント>への転送メールの対象にしている。

届く情報も重要ではないので、件名で判別して削除対象とかにしたりして、情報過多の汚染を免れている。

Hotmailはバックパッカーをしていた頃に、海外のインターネットカフェとかゲストハウスで使用するのにわりと重宝していたんだけれど、使いにくいこともさながらスパムまみれになったので、もはや使うことはあまりない。せいぜいメッセで使うぐらいか、仕事上の検証(検証するためにどうしても使わなくてはいけない状況になることがある)で使う程度だ。

もし今後、海外を旅することがあるとしたら、きっと、Gmailを利用するのだろう。

Kennyさんのサーバーアカウントは、PSYBABA.NETブログのFLASHサービスの新着情報、アドセンスの運営元からの新着情報を受信するのに事欠かせない。つまりは僕のサイトで利用しているサービスとの連絡窓口だ。まあ、そんなにログインして受信箱を覗きに行っていないが。

そして某フリーメールアカウントは、ズバリ、登録専用。Webに転がっているアプリケーションやフォトショのフィルタを使うときに、くぐらなくてはいけない〝メール登録〟の重要な担い手である。

で、ドメインのアカウントは、最初の頃、postmasterとかwebmasterとかadminとかadministratorとかabuseとかsupportと、RFC(インターネットに関する事柄に関しての規定のようなもの。"Request for Comments"の略)に準拠するアカウントを山のように作ってウハウハと喜んでいたんだけど、3日も持たないうちにスパムの山になったので、ほとんどを削除した。

現存している2つ分は、WEBに載せているのと、露出していないのは書き込みのcgi転送用である。

あとの残りのアカウントは、リアルタイムに連絡を図るためのアカウントとなっている。当然、即時性が問われるから、応じて使用頻度が高まるのだ。

ケータイのメール、Yahooメール、Gmailがそれに相当する。

Gmailは涎が垂れるぐらい素晴らしく、ISPメールを転送設定にして、Gmailまで投げると、ISPのアカウントではフィルタができないスパムメールを全てフィルタしてくれるからありがたい(だから、かのISPのメールはすべて転送して分別すると便利というのは豆知識。分かる人にしかわからない話題か)。しかも容量は2Gである。

そして、前述したように、記憶にも残っていないような、作るだけ作って、あとはどうにか忘れてしまった数々のメールアカウントたちもある。こういうのは思い出すこともないし、再編の波に乗ることなく、ただ風化してゆくのみの哀しい宿命である。

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こうしてみると僕は、生き別れになったメールアカウントについて、なにか考えなくてはいけないかもしれない。

彼らはいまごろ、どこでなにしているのだろうか。

@マークの前がニックネームと呼ばれる名前だとすれば、僕は彼らに名前を与えたので、名付け親ということになる。

PWという名の鍵も持たせた。少なくとも当初は使う予定だったから、育ての親としての養育義務が生じていたはずだ。

それにも関わらず、僕は彼らに、メールを食べさせたり出させたりという、アカウントの生命ともいえる基本的権利の機会を奪い、ほったらかさせてしまった。

これが、いま、家族問題でも取り上げられている〝放任主義〟というのだろうか。

お父さんはパチンコこそしないけれど、インターネットでたくさんのエッチな画像とかをみて君たちのことを世話する暇がなかったようだ。

さらに放任の極め付きで、僕はとっくのとうに可愛い子供たちの名前を忘れてしまった。

すまない、我が子たちよ、無限に広がる電脳世界で、スパムという雑草を食べ、逞しく育っていて欲しい。

たとえ僕がミミズであって君がカナブンだとしても、お父さんはいつまでも君たちを誇りに思う。

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2006年11月30日

冬のご挨拶

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僕が去年から住んでいる家は、家賃が都内の相場より安いのに、部屋数がやたらとあって、洋室6帖・洋室6帖・和室4帖半に風呂トイレ別、キッチンそれなりにスペースで、さらに屋上がある40平米(屋上を含むと60平米ぐらい)の物件である。

内覧のときに、あからさまに格安だったから「やべ、事故物件か?」と勘ぐったが、生活していてもラップ現象が起きるとか金縛りにあうとか、井戸の映像が収録されているビデオテープが置いてあるとかいう、世にも奇妙な物語がスタートする気配もないし、何よりもその昭和で牧歌的かつフォークソングが似合いそうな我が家を気に入っていて、ひとまずは安心して過ごしている。

ただ、冬になると、ひとしきり広いだけに部屋がなかなか暖まりにくくて、しかもフローリングはあっても床暖房なぞはありはしないので、PSYBABA家はシベリア地方のように寒くなる。去年は越冬するのに、スノボー時代に使用していたノースフェイス製のフリースを穿いて耐えた。

そんなわけで、これぐらいの時期から、部屋を閉め切って灯油ストーブをいれる。これだと、其処の部屋は暖かくはなっても家全体となると厳しく、となりの部屋はまるで別空間である。

だからとうとう、無印良品の夏用のラグを敷いている居間には、今年はメリノウールの絨毯の購入を決定。本当なら、美術商の叔父が売り買いしているキリム(トルコ絨毯)を持ち出したいのに、「お前には1万年早い」と言われたのである。

10万20万の絨毯だとしても、かわいい甥のためじゃないですか、叔父さん・・・と叫んでも現実は厳しい、あっさりと却下という有り様だ。

まあ、キリムには及ばずともメリノウールは羊毛の中では優れたウールらしいので、ともかく洋室の居間の床については一安心である。

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さて、窓を開けない冬は、部屋の中でお香を焚くと、煙っぽくなって、少々困る場合がある。

そんな状況下、先日、南アルプスの家に帰省した時に庭になっている花梨がたくさん実っていたので、6つばかり持ち帰ってみて、大皿の上に並べておいてみた。

お香の代わりだ。

いくつかあるので、一つ目の洋室のテーブルに置いて、さらに居間のアンティーク家具のうえに置いた。花梨は甘い香りのする黄色い果実で、食用するには煮たり漬けたりしなくちゃいけない果物である。皮が硬いから日持ちをするので、僕の田舎だと、どこの家でも玄関先においてあったりする。

そういった風習に倣い、僕も居間に並べてみたのである。

濃い漆黒の和皿と、黄色い果実の色合いが綺麗だ。そして部屋中に甘い花梨の独特の漂い。

なんだか、冬になれば帰省していた頃を思い出す、そんな懐かしい郷愁を誘う香りである。

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2006年11月29日

ネットでみつけたアレコレ

ネットの波乗り中にこんなのを。

[100ダイニングプラス]

冗談ではなく、全品が100円という衝撃的な立ち呑みのお店。

池袋、御徒町、日本橋、神田、高田馬場と都内にぞくぞくと店舗を増殖中。

生ビールや焼酎(芋、麦)、泡盛にカクテル、ワイン、ソフトドリンクも、とにかく100円。

ランチをしている店舗ではカレーが100円。唐揚げやパスタも・・・。

すんごい店だね。単価で換算したらタイより安いんじゃないかという勢い。

しかもHPで見る限りは、店もバラックみたいな掘っ立て小屋じゃなくて、どちらかというとスタイリッシュな雰囲気。

とりあえずどんな様子なのか気になります。

100ダイニングプラスHP


[コクヨデザインアワード2006]

2002年にスタートした、ユーザーの視点から生み出された新鮮で斬新なアイデアを募集するデザインコンペ。

今年のグランプリは、野菜の形をしている付箋紙。あるようでなかったグッズ。

付箋紙を使い続けることによって変貌を遂げる本体に、スライスされる野菜を見立てたアイデアが秀逸。

しかも赤玉ねぎのビビットな白と赤紫のコントラスト。

使うのももったいないけれど、この付箋紙があったら、たくさん貼っちゃいそう。

シンプルだし、こういうの好きです。商品化されたらぜひ欲しい。

コクヨデザインアワード2006詳細

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2006年11月28日

それでも僕らは調べたい

日々更新されてゆくホームページ、特にBlogを運営する管理者にとって、訪問者が自分のサイトにどんな検索語句でやってきたのかというのはけっこう気になるようだ。

僕の場合、「インド 路上 野グソ」で検索してくる人が目立ったので、なんだろうと不思議に思い、ある日検索エンジンで調べてみると、自分のサイトが、その相当するおもいがけない語句の上位にランクインしていることを発見したことがある。

苦笑いというよりは、いったいどんな人物が「インド 路上 野グソ」をインターネットで調べなくちゃいけないんだろうか?という、世の中の摩訶不思議っぷりにただ驚くばかりだった。

路上でしたい人なのか、それともしたことがある人なのか、それともしている人を見たのか、見たくないのか、いや見たいのか?

インド人は路上で複数人が輪になりコウンなパーティを開催する傾向があるので、インドに行くと、好むと好まざるに関わらず、この検索語句にまつわる全ての状況を体験することになるから、どうしようもないわけだけれど、とにかく何処かの誰かが「インド 路上 野グソ」で情報を求めているらしいというのはたしかだ。

最近だと、この検索語句ではヒットしなくなった。実際に検索語句に合致する記事は見当たらないわけだし、ご期待に添えているのかというと、当然、「How to インド de 野グソ」というエントリがないので、サイト的役目は果たしていない。まあ、それはそれでしょうがないのだろう(もともとはカテゴリ内にある語句が拾われているだけのようだし)。

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こういったアクセスデータは、僕が借りているレンタルサーバーが無料で提供している解析の検索語句を抽出しているのだけなので、精査に欠けるし大したことないが、わりと暇つぶしになるので時々確認している。

最近だと、「中年 夫婦二人 献立」で、どこかの検索エンジンにヒットするようだ。

なんだか秋風が凍みる言葉である。

広いお家に残された中年夫婦。食卓の灯りだけがポツンと点いている。息子や娘はみんな結婚してしまった。そんなドラマがありそうな語句である。

どんな献立を作ろうとしているのだろう。手抜きなのか、豪勢なのか・・・?

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2006年11月21日

KR7と写真とダメ映画

先週末の日曜日は、1日中雨が降っていたので、ひさびさにゆっくりと自宅で過ごした。

学生時代に一緒にバイト(土方)に明け暮れていて、同じ大学じゃないけれど、いつもツルんでいた連中(KR7)と前の晩は呑み明かしていて、終電間際まで泥酔していたせいもありノンビリと休日を送りたかったのだ。

この会に集まる連中のことを勝手にKR7と呼んでいて、これは、親方が狛江市に住んでいて現場への待ち合わせ場所が『狛江駅のロータリーに朝7時』だったのに由来する。だから「KR7」なのである。

いろんな場所の工事現場を解体したり建設したりした。ひと夏かけて、某県の大型ジャスコの壁を作ったりもした。めっぽう酒に強い連中なので、KR7の酒席は否応なしに盛り上がる。

さて、雨が降っているので、部屋の掃除を済ませ、せっかくだからEpsonのスキャナーでネガをスキャンして画像を取り込んでみた。昨日の投稿分以降でトップページへアップしているLomo LC-Aの写真がそうである。

何パターンか解像度とコントラストを試したけれど、どうもネガからのスキャニングだと、いささかの限界があるようだ。

色合いにムラが生じてしまい、フォトショで色調補正しシャープを効かせても少し厳しい。

実際に印画紙に焼いていないので比較ができないわけだが、どうなんだろう。

僕の勤めている会社の九州センターに、カメラに精通している方がいらっしゃるのでご教授をお願いしたいのだけれど、少し内線で喋ったぐらいで、面識がないので聞き辛い・・・。

きっと彼なら何でも知っていそうな感じである。

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夜はDVDでも観ようかと思いつつも、チャンネルを回してみると、日曜洋画劇場で地上波初の「デイアフタートゥモロー」を放映していたからソファーに寝そべってそれを観た。

これがまた、近年まれに見る衝撃的な駄作っぷりで、映画に登場する人以上に凍てつきそうになった。

僕はわりと酷評される映画(一般人に認められない単館マニアに好まれる映画ではない。満場一致でダメ映画のこと。たとえば「メキシカン」たとえば「コンゴ」)を予告編だけで釣られてしまい、劇場に足を運んでしまう傾向があるんだけれど、もしこれを映画館で1800円払ってみたら、間違いなく歴代3位内は手堅い映画であった。

当時、予告編での段階で「む、これはダメなオーラが出ているぞ」と心を過ぎったのは正解だったようである。

一方、自分の勘を信じずに観てしまったのは、00年の「パーフェクトストーム」。そういや両方とも比較的に似たような内容だ。まあ、これも酷かった。

とにかく本作については、「嵐が過ぎ去ってからニューヨークに行けばいいんじゃね?」と、100人中98人はきっとそう呟くであろう。

CGはたしかにすごかったけどね。人間を襲う狼ですらCGだというのは革新的だ。

僕はホンモノなのかなぁと考えながら観ていたんで。

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そうそう、映画といえば、「三丁目の夕日」とキアヌ主演「コンスタンティン」が続編決定だとか。

両作品ともお気に入りなので、とても観たい反面、2作目は不作という法則にならないだろうかとハラハラドキドキでもある。

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2006年11月20日

こんなwiki

某SNSの小娘さんから教えてもらったこんなもの。

ご当地のイメージを噂から明らかにするプロジェクト。
wikiスタイルで県名から選択できる。かなり爆笑する地域の話も。


たとえば大阪だったら、
>大阪の噂
>道頓堀川が汚いと言われると喜ぶ。
>匂いに敏感で、すぐ何かに例えたがる。

埼玉のこんなのも。
>埼玉の噂
>さいたまパヤパヤという電波な歌がある(イオシス) 知らない。。。
>なんとなく群馬の方が羨ましい。でもそれほど交流はない気が。


それにしてもどうして埼玉とか大阪ってネタにされやすいんだろうかね。
それだけ話題が豊富ってことかな。


あと、海外諸国についてはかなり酷い。ギャグと捉えられない人は見ないほうがいいかも。ものすごく右曲がり(notダンディ)な記事多数あり。

chakuwiki

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2006年11月16日

文字変換あれこれ

時々、パソコンというものは腐った文字変換をしてくれる代物で、特に会社でどこぞの誰かが勝手にIMEに登録をしてしまうと、恐ろしい変換をしてくれる。

例えば、僕が会社で以前使っていた端末には、どうしてか「よろしく」という文字が「夜露死苦」と登録されていて、僕はうっかりと「夜露死苦お願いします」と、社外の人にメールを出してしまいそうになったことがある。

それ以外にも、果たしてこの文字って一体なんて読むの?というものがあったりするので、ちょっとまとめてみた。

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時々とか代々木とかに含まれている「々」。
僕はこの文字を単体で使いたいときは、「日々」と入力して、そのあとに「日」だけを消して使っていた。deltazulu君は「佐々木」と入力して消していたらしい。

ググってみると、この文字は「どう」若しくは「くりかえし」と文字変換すると、単体ででてくるようだ。

「くりかえし」には、他にも「ゝ」や「〃」「ゞ」「ヽ」「ヾ」と豊富に揃っているので、まあ、この文字を変換すれば、ひとまずはヒットするだろう。

一方、「どう」には「〃」「仝」がある。こういった読み方が存在するようで存在しない文字を語学上には、〝踊り字〟といって、<日本文字表記で使用される約物(特殊記号)の一つで、々・ヽ・ゝなどの記号を指す>とウィキペディアでは説明している。

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10時~とかにある「~」。
僕の知人が電話を掛けてきて『ねぇ、ちょっとさ、パソコンで、真ん中ににょろってなっているのってどうやって出せばいいの?』と訊ねてきたのが、この「~」。

「から」で文字変換するか、シフトを押しながらキーボードの「へ」を叩けばでてくる。

それにしても『真ん中ににょろ』っていう表現は、なんだかムーミン谷のようで奥ゆかしいね。

ちなみに彼曰く「チルダ」は『上ににょろ』だそうだ。

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大人/小人の「小人」。
じつはこれ、「こども」と入力しても変換されない。「しょうじん」か「こびと」で文字変換しないとダメだ。

小人症という病気もあるのだから、非常にデリカシーを必要とする言葉でもあるようだけれど、けっこう温泉施設や公共料金では使われている表現である。

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さまざまな「単位」。
そのまんまである。僕はあんまり使ったことがない。ずばり「たんい」と変換すれば、あらかた出てくる。

「㌦」「㍑」「㌃」「㍗」「㌍」「㍉」「㌻」「㌧」「㌫」・・・etcと長くなるので割愛。

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それでも見当たらないときは「きごう」で。
まあ、2ちゃんねらあたりではいまさらなわけだけれど、「きごう」と変換すれば、いわゆる「ターンA」である「∀」など盛りだくさんだ。これも大量なので割愛。

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等記号じゃない、なんとなしに使っちゃう「≒」。
わりと頻繁に僕は使いたがる傾向がある「≒」。

「きごう」で変換しても出てくるのだけれど、いささか優先度が低い。「きんじ」と変換すれば出てくるようだ。

もちろん「きんじ」というのは「近似」のこと。

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やっぱり、『真ん中ににょろ』はツボだなぁ。伝えようという意気込みと、その表現が抜群である。

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2006年11月15日

カメラ覚書

世界的に有名なカメラマンが、チープで愛くるしいトイカメラ「HOLGA」で撮影したら、どんな写真ができるのか?

そんな写真集が「パワーショベル」よりリリースされた。

詳細ページ

本写真集では、ポラロイドとは思えない、森山大道らしいモノトーンの荒い世界(荻窪とか恵比寿などの東京の街)が、プリントされている。

「HOLGA」というトイカメラに特有のトンネル効果(写真の四隅が彩光が少ないため暗くなっている懐古調の写真)も最大限に発揮。

そして、何よりも、やはり、この写真がトイカメラで撮られていることに驚くだろう。

画素数を競うデジタルカメラが悪いわけじゃない。でもどんなカメラだって、写真というのは、カメラやスペックに左右されない、もっと異なる何かがエッセンスとして昇華し、出来上がるというのを教えてくれる。

※渋谷センター街のHMV6階ギャラリーで、「森山大道写真展 moriyama daido t-82」と題し、06年11月1日~11月30日(10:00-23:00)の期間、この写真集のポラロイドの原版を展示中。入場無料。

本屋自体が青山ブックセンターということもあり、独特のセレクションによる書籍が集まっていて、土日でも空いているので、結構お勧め。いろいろな写真家の作品集も揃っていた。ブースの一部で同期間内にHOLGAとポラロイドのネガも販売している。

Polaroid HOLGA120CFN カメラセットIII (フラッシュ内蔵/赤・黄・青の回転式カラーフィルター装備)

ポラロイド(エレクトロニクス)

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2006年11月14日

帰省とほうとうと高速バス

来週の週末に、南アルプス市の実家に帰省することになった。23日が祝日で、24日が平日の金曜、そして土日に続くという〝飛び石連休〟で、24日は全日休むわけにいかないので、いささかタイトなスケジュールが予想される。

祖父の13回忌にあたる親戚同士の集まりだから、粗相がないように心掛けたい。

夏以来の帰省となる今回の交通手段は、高速バスを使ってみようと考えた。

僕の田舎は甲府駅から離れている上に、路線バスが少ないから、1本でもバスを逃すと甲府駅で往生することが多いのだ。

そして、最近の高速バスの発展は目を見張るものがあって、僕の田舎宅から僅か10分程度のところに停留所がある。また、料金が良心的で、往復料金が4000円程度とCP率もよい。だから高速バスがラクなのである。

さて、この季節の山梨は、南瓜の美味しい頃で、ほうとうと呼ばれる郷土料理が旨い。

煮干で出汁をとり、味噌を溶かして南瓜や人参の野菜を放り込み、極広麺のうどんを煮込んだ料理。

熱々のほうとうに唐辛子をぱらりと振りかけて一口啜れば、八ヶ岳の山頂から吹く北風にだって負けない。

愉しみである。

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2006年11月06日

カメラ覚書

5月以降に失敗したフイルム数----10本

失敗した枚数----360枚

へなちょこカメラ街道まっしぐらだった僕のささやかな趣味にも、ようやく光明が見えかけてきて、完全に現像できた写真が手元に届いた。

失敗原因の全部は、巻き戻し中にカメラ内部でフイルムが噛んでしまい、無理やりに巻き上げようとしてフイルムが切れ、台無しにしてしまうという悲惨なモノ。それを10回繰り返しました。学習能力ゼロです。

おかげさまで、夏に行ったアソコとか遊んだアレとか全てが消えましたよ。うふふ。

そして、季節は気がついたら10月。5ヶ月を経た後に、ようやく無難に巻き上げ完成の写真をアップした。

写真の出来云々というより、写真が現像できたことが重要というレベルの低い位置からの拍手です。

長かったなー、不遇時代。お金幾ら投げ込んだんだろうか。


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それにしても、昨今の現像代は目を見張る高騰ぶりである。

白黒フイルム(27枚)で、2500円取られましたよ。ねえ、そこのアナタ、2500円といったら、ちょっとしたキャバクラだったら遊べるじゃないですか。

僕は行かないですけど、熱心な僕の周りの友人が聞いたら、きっと憤慨しますね。

「2500円だったら、絶対にキャバるよ」と。

こんな高い遊びもどうかと思うので、自宅にあるスキャナのくっついたエプソンのなんとかっていう新兵器で、ネガから画像を取り込んでみようと、検討しているところ。

それだったら700円程度で済むし。それにしても銀塩派は肩身が狭いなぁ。

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2006年10月27日

ベランダ園芸部

我が家で育てているクワズイモが元気がなくなって数週間経つ。

クワズイモは観葉植物で、芋とはなっているけれど、食用ではなく、大きな南国的な葉が魅力的であるカワイ子ちゃんだ。肥料もこれといって必要ではなく、部屋の中で育つので、不精&ヘナチョコ園芸部員の自分に好都合の植物である。

ところが、この育て甲斐がある超初心者用の植物、高円寺にある植木屋さんに勧められて育てて、数ヶ月、たった数ヶ月で思わしくない状況になってしまった。

葉っぱが黄色い。あきらかにシナシナしていて元気がない。つねにゲンナリしている。

クワズイモよ、ごめんな。俺がこんなんで君に迷惑ばっかりをかけてしまって・・・と、泣き暮れても相手は植物なので、復活してくれるわけでもない。

どうしようかと考えていたところに、偶然にも同じ悩みを持つ人たちがいることを発見した。

某SNSのコミュニティ「ベランダ園芸部」に、〝クワズイモが元気ない〟みたいなトピックスがあった。

ロムってると、どうやら根が張りすぎているか、芋の部分が腐ってきているのが原因であるようだ。

我が家のイモ子ちゃんは、まさに後者に該当する。

芋の部分がブニブニしているのだ。

太陽に当たればどうにかなるだろうと、屋上に放っておいたが、どうもそれは逆効果のようだ。

〝腐った部分は早急に取り除く〟というのが一番効果があるという。

日曜日の週末は屋上でイモ子ちゃんと戯れるのもいいかもしれない。

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2006年10月26日

冷蔵庫、譲ります(無料)

諸事情により(といっても明るい事情ですが)、冷蔵庫がいらなくなりました。

まだまだガンガン使えるシロモノですので、もったいないなぁと思い、誰かにタダでお譲りしようと思っています。

これから引っ越しを考えている、一人暮らし~二人暮しの方には便利かな?

冷蔵庫の画像とか型式とかは、下記メアドに送っていただければ折り返し連絡しますので、ご関心がありましたら、知人じゃなくてもお気軽にどぞ。

東京23区内で取りに来てくれる方、大歓迎♪です。


メアド

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2006年10月25日

仕事中にこういうのを見てはいけない

とりあえず涙します。
仕事中に見ると業務効率が落ちるので(泣くから)、危険でしょう。

逸見さんのウィキペディアは、もう安藤優子のくだりで泣いてしまう。

ウィキペディア 逸見政孝

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ベタだけど感動するフラッシュ。

こういうのに弱いです。動物ネタは悲しいね。

クドリャフカ

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ドラえもんの最終回はあまりにも有名なネタ。
それでもやはりいつ見ても・・・。

本人ではないのに、藤子・F・不二雄の画風そのまま。素晴らしい。

そして泣ける。

ドラえもん 最終回

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2006年10月24日

セカンドライフ

RPGに顕著して見られるように、ゲーム内に経済社会が持ち込まれているというのは一般的だ。

例えば「ドラゴンクエスト」では、G(ゴールド)という貨幣が流通していて、ヒットポイントを回復するのに宿屋に宿泊したりすればpayするし、武器や防具を購入する時にもG(ゴールド)を通じて売買されている。

基本的にプレイヤーが死なない限りG(ゴールド)は貯蓄できるという特性がある。こういった貨幣は、同ゲーム内で帰結している貨幣であり、貨幣価値はゲーム内に留まるというのが従来からの常識であったのだが、最近、その常識を覆す、あるゲームが注目を浴びている。

「セカンドライフ」というゲームだ。

このゲームがほかのRPGと大きく異なる点は、ゲーム内で貯蓄あるいは売り買いしている貨幣が、そのまま現実社会の貨幣に換金できるという点だ。つまりはオンラインとオフラインの社会を交互にやり取りできる貨幣を使ってゲームを進めるということになる。

もちろんクレジットカードなり現実社会での貨幣を持たない限り、オンラインゲーム上で持ち込めないわけだけれど、100ドルの所持金がオンライン上で150ドルに増えた場合、現実社会の貨幣に換金して利用できるのだ。

オンラインゲーム上では、当然のことながら、市場経済さながらの経済社会が見込まれていて、仮想社会でビジネス展開もできるというすごさ。

英語版の「セカンドライフ」を利用しているプレイヤーの中には、年間1万ドル以上を稼ぐ者もいるのだとか。

実際に大手企業も注目をしているようで、仮想社会でのコンサート会場のスポンサーにコカコーラがなっていたりするようだ。

あとはコンピューターが自我を持ち始めたりしたら・・・。

Matrixの世界は近づいているのだろうか?

でも仮想現実である限り、神は不在ではなくて、つねにアーキテクチャとして存在する。

それがバーチャル社会だ。

興味のある方はコチラに。僕は20年以上ゲームしていないので、アレですが。

「セカンドライフ 日本語版」─

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2006年10月23日

ダイエット物語

知人が公開しているダイエット日記にインスパイアされて、よし自分も・・・と、一発奮起した摂食のはずだったけれど、〝グルメの秋〟にダイエットするのは、禁欲中なのに巨乳に囲まれ、しかもおとなしくしていろと命令されているのと同じくらい酷というものであることが最近になって判明した。

決心だけはハリウッドレベルを誇りつつも、公約違反は政治家以下というだらけっぷりなお決まりコースで、バクバクと昨日も今日も飯を食って酒を呑んでいる。

さすがに、これじゃイカンと思い、日曜日、代々木公園で開催していたアースデイで、自然農法がどうのこうのっていう玄米(500円/㌔)を購入した。

アレコレ調べてみると、世の中はどうやらいろんな場面で便利になったようで、特別な炊き方をしなくても、電子ジャーに〝玄米〟のボタンさえあれば、あとは機械がどうにかしてくれるらしい。

文明社会である。

コジカ君から借りパク中の電子ジャーにもたしかそんなボタンがあったけ。研ぎかたも、サラっと水洗いをするだけでOKのようだ。

玄米に白ゴマなんぞを振りかけて、一汁一菜に心がけ、オカズを豆腐オンリーにして、最終的には、霞を食って生活している仙人みたいになりたいと思う今日この頃だ。

と、ここまで書いた後に、今週は新宿で天ぷら三昧という、まるで肥満体験コースともいえそうな食事会があるのを思い出した。

しかし、まあ、1日ぐらいはよいではないか。お代官様がウイスパーモードで囁く。そこの染物屋の娘よ、近こう寄れ。越後屋、お主もワルよのう・・・。

秋の夜長は楽しいことばかり。

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2006年10月20日

宝石箱というアイス

20061020
その昔、アイスがまだ40円ぐらいだった時代があった。1980年代のお話である。缶ジュースが70円ぐらい。チロルチョコが3連で10円。それなのに、とあるアイスだけは、100円であった。「宝石箱」というアイスである。


駄菓子屋で20円の棒アイスを食べ、10円の駄菓子を主食としている僕らにとっては、いまで言えば2千円のアイスを食べるぐらいのノリがあって、それは到底かなうものではなかった。

100円玉を握り締めて駄菓子屋に向かい、「おばちゃん、これ頂戴」と言って、このアイスを買う子供は皆無で、たとえそんな奴が周りに居たとしても、そいつは少々変わった奴だっただろうと思う。ようするに駄菓子屋だろうと、一線を画した存在だったのだ。

つまりは大人と一緒じゃないと食べられないアイスであった。

そしていま思い起こしてみると、このアイス、何度か食べたことがあるんだけど、不思議と味の方については記憶がない。その煌めいた宝石っぷりだけを不思議と覚えている。

恐らくは、当時としては斬新的だっただろう、黒で統一された箱はいまでも通用するデザインだ。

ワクワクしつつ蓋を開けてみると、そこには大雪原のように曇りのない白一面のアイスに浮かぶ、赤とか緑の宝石に模したコリコリした氷。

とにもかくにも、夢のようなアイスである。

時代の変遷とともに、いつのまにか消えてしまった「宝石箱」。

もう食べられないのかなと、半ば諦めていたら、これがなんと、いまだったら雪印のアイスを購入すると抽選で当たるらしい。ただし、非売品だ。復刻販売の予定はなし。

常日頃からクジ運ゼロという人生を送っているので、僕には当たりそうな気配がありません。

だれか食わせてください。

詳細

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2006年10月17日

11月4日の行方

11月4日(土)、ひさびさに、じつに3年ぶりにこのお祭りが復活だ。

「はらっぱ祭り」

武蔵野の緑が色濃く残る景色の中で開催されるお祭りで、響き的には〝おまつり〟といった部族的な祝祭の様相である。

昔ながらのヒッピーが集まったり、ジャムバンドの演奏があったり、和気藹々と和やかなムードで、森の中にある屋台ではインドの薬草を売る仙人みたいなヒッピーとか、南米のお香をお店に置く旅人とか、梅干の焼酎があったりする。

諸事情で開催が危ぶまれていただけにこの復活は嬉しい。

コチラは数年前のはらっぱ祭りの写真。

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さて、11月4日のもうひとつのイベントとして、これもある。

青山にある写真ギャラリー「RATHOLE gallery」で森山大道の写真展とサイン会。

未発表作品のモノクロームを展示していて、しかも新しい写真集「it DAIDO MORIYAMA」の販売を機にサイン会が催される。

それにしても、この日は、どちらに行くべきなのだろうか。晴れたらはらっぱ祭りに行って、雨が降ったら写真ってことになるのかねぇ・・・。

森山大道の写真展は、11月19日(日)まで開催。12:00~20:00で月曜が定休。

RATHOLE gallery

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2006年10月13日

決戦は金曜日

今日は13日の金曜日。

13日の金曜日に、イエス・キリストがゴルゴダの丘で処刑されたから不吉であると倣わしめられているのは、意外と俗説のようで、実際には数多くの由来に関する諸説がある。

※ちなみにゴルゴダの丘というのはディーク東郷が主人公である「ゴルゴ13」のネタ元だ。それぐらい東郷という男は不吉な存在ということかもしれない。

さて、この日を不吉としているのはキリスト教圏が強い影響を受けていると思われがちであるが、実は〝13日の金曜日〟を縁起がよくないとしているのは、英語圏の国・ドイツ・フランスなどと限定されていて、イタリアやスペイン語圏ではそれぞれ別の日が敬遠される傾向がある。

イタリアでは〝17日の金曜日〟がそうであり、スペイン語圏では〝13日の火曜日〟がそれにあたる。

数字の不吉性と曜日の不吉性がそれぞれ独立して存在していたのが混じりあって一つになり、〝13日の金曜日〟となったらしい。

日本では語呂合わせから4が〝死〟に、9が〝苦〟を連想するとして敬遠されるのに対し、キリスト教圏で〝13〟という数字が不吉というのは、キリストの最後の晩餐に13人の人がいたから、13が不吉な数字とされたというのが、「ゴルゴダの丘」説の対抗馬のようである。

一方、金曜日が不吉な曜日とするのが案外と出自が不明瞭のようだ。

神話上で、魔女と悪魔が悪事を働いていたのが毎週金曜日だったというけれど、これはどうだか。

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そして、この縁起的慣わしのロジックを見事に利用して完成されたのが、ご存知「13日の金曜日」シリーズ。

ホラー映画の代表作であり、1980年第1作以降、シリーズで11作目まで存在する。ホッケーマスクを装着して殺人を繰り返すジェイソンの姿は本編を観たことがない人でも知っているだろう。

同じくホラー映画(スプラッタ映画)の金字塔「エルム街の悪夢」のフレディと対決した、「フレディVSジェイソン」といった作品もあり、オリジナルの世界観を超越して活躍している。

なお、13日の金曜日は、不吉だ、縁起がよくないなどと言われつつも、太陽暦(グレゴリオ暦)では、1年の間に必ず1日以上がその日にあたって、じつは13日が金曜日になる確率は一番高い。

秋の夜空が広がる10月13日、今宵、こんな話を何処かの酒場でするのもよいかもしれない。

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2006年10月12日

お気に入りサイト覚書

株式会社NTTデータの企業活動の一環としてスタートしているものの、企業臭が鼻につくようなことはなく、書き手が良質の文章を提供できる場を設けているのが、この「先見日記」。

日々の生活の中から何かしら将来に向けてのヒントになるようなことをと、お願いしたと書いてあるように、独特の視点から展開される文章は素晴らしい。

そして何よりも、こういった優れた文章が、インターネットが接続できるありとあらゆる場所から無料で閲覧できる、というのが最大の恩恵である。

書き手は以下のとおり。RSSも配信しているので、最新情報をチェックするのにもラクだ。

個人的に大好きな作家である「駒沢敏器」「赤瀬川原平」の御二方が作家陣にいるだけで、僕はお気に入りに無条件に登録。

<作家陣>
駒沢敏器
飛幡祐規
赤瀬川原平
伊藤ガビン
佐山一郎
しりあがり寿

いとうせいこう
遠藤 諭
片岡義男
斉藤かぐみ
坂本龍一
中嶋朋子
港 千尋

先見日記

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2006年10月03日

トランス覚書

ひさびさにJuno Reactorが来日。

「Matrix」のサウンドトラックを手がけるようにまでなったジュノは、すっかり〝外タレ〟扱い。

今回は、品川のStellar Ballでライブ。でもオールナイトじゃなくて2時間程度のプレイらしい。

それって、たんなるコンサートなんじゃ・・・。

有名になったとはいえ、90年代前半~のベイホールの頃や岐阜の野外の頃のように、朝方まで遊ばせて欲しいよね。

ということわけだから、個人的には非常に久しぶりにJunoサウンドを楽しみたいのだけれど、今回は行かずにパス。

だって2時間で満足できないし。それにまあ、来週には渚が控えているから摂生すればいいかなみたいな。ちなみに渚でRayが回すよ(14日の初日)。


Juno Reactor

October 7th (sat) Open@18:00 / Start@19:00
Venue: Shinagawa Prince Stellar Ball (Shinagawa)
Tickets: Advance 5500Yen / Doors 7000Yen

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2006年09月25日

ベランダ園芸部

モブログやmixiにも載せてあるように、2週間ぐらい前にベランダ菜園を始めた。

これがなかなか侮れなくて、窓を開けて見渡すと花が綺麗に咲いていたり、緑がたわわと繁っていると、癒されるものだと改めて感じ、自然の力にことさらながら感動した。

花は金魚草とかを植えて、それと同時に、ジャパニーズハーブ〝シソ〟やらイタリアンに欠かせない〝バジル〟を植えてみた。

生命力の強いシソはわっさわっさと生い茂り、香りも濃厚な素晴らしい出来上がり。

で、近所に豆腐屋さんがあるので、最近はそこで豆腐を買う。

茗荷を刻み、ネギも刻んで鰹節をかけ、シソをちぎって乗せた冷奴を食べるのが幸せ。

って、ここまで書いて気づいたけど、なんかおっさんくさいな、これは。

まあ、いいか。

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2006年09月21日

方言にみる多様性

さて、下の科白はいったい何を示しているのでしょうか。


「あのぼこはもろしわくてちょびついてばっかいるからええしらっちょし」


別にドラクエⅡの復活の呪文ではない。

これは、とある地方の方言である。

何処だか想像しやすい人もいれば、まるでちんぷんかんぷんという方もいるだろう。

富士山麓を見渡せて、日本三大夜景のひとつが見られ、日本有数の水晶の産地で、桃とか葡萄が美味しいといえば、分かるかもしれない。そう、山梨県の方言だ。

両親が共働きだった僕は、3歳違いの双子が生まれると、暫くの間、山梨のおばあちゃんのところに預けられていた。それ以来、山梨が故郷みたいな自分には、ズコンズコンと山梨弁がインストールされて、日常語として使用するに至った。

なので、標準語以外に江戸言葉、山梨弁をやや嗜める。そしてそういった方言話者の多くが皆似たような境遇になるように、僕も誰かに指摘されないと気がつかない限定的な言葉がたくさんあったり、たぶん今もある。

例えば、「背中かじって」と言ったら、別にSMプレイの延長線にある行為ではなく、単に背中が痒いから掻いてと言っているのである。

山梨だと<かじる = 掻く>ということになるのだ。これはしょっちゅう誰それに指摘されてハッと思い、言い直したりする(そして言い直している自分が少しさみしかったりもする)。

もうひとつ挙げると、「えべし」というのは「行きましょう」という意味。「えべ」というのが「行く」と同義語。

僕の祖父母がかろうじて使っていたので、ほとんど絶滅した言葉となっている。いま現在、甲府に住む若者には通じないかもしれない。

なお、上述の呪文のような言葉は「あの子はすごくいらっついて、調子づいてばっかりいるから構うんじゃないよ」という感じ。

他にも独特の閉鎖的な汎用性を持った言葉が数多く存在する。「ももっちい」が「くすぐったい」とか。

対語訳一覧
ぼこ -- 子供、赤ちゃん。
もろ -- 超、相当、すごく。もろきゅうを山梨弁にすると「超きゅうり」になってしまう。
ちょびつく --調子に乗る
ええしらう --かまう、相手にする。
しわい --ニュアンス的な意味が複合していて、ピタリとあてはまる言葉が見当たらない山梨弁の代表的な言葉。いらつくとか思い通りに進まないときとかについ出てしまう。似た言葉で「のぶい」というのがある。こちらは鈍くさいとか、そんな意味。ドイツW杯の柳沢のプレイは、もろしわい。

僕ですか?僕は小さい頃からちょびついてばっかしで・・・。

*
*

ちなみにインスタントに関西弁(西日本の言葉)を話したい時は、冒頭の言葉に強くアクセントをつけるとそれらしくなる。

のな、んまに、きょうはめがうたで」

太字のところにアクセントをつけるだけでなんちゃって大阪人の出来上がり。

これを語尾にアクセントを移して、〝ね〟を付け足すとすっかり北関東的な純朴な言葉になる。

「あの、ほんとうに、きょうはあがふるっいってのよ

*
*

さて、MSN毎日ニュースにもあったけど、バンソーコーは地域によって呼び名がこうも違う。

呼び名で分かる:地域編 出身地を推測できる「ばんそうこう」

北海道の「サビオ」なんてのは、北海道人が上京とかして食らう標準語洗礼のひとつだろう。

九州の「リバテープ」は、試しに会社の内線で確認したら「あー、セロテープ?」って言われた。「バンソーコーのことだよ」って言ったら、「そうでした」だって。

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2006年09月19日

Double Day#02

MIA/
Don't you hate that?

VINCENT/
What?

MIA/
Uncomfortable silences.
Why do we feel it's necessary to yak about bullshit in order to be comfortable?

VINCENT/
I don't know.

MIA/
That's when you know you found somebody special.
When you can just shit the fuck up for a minute,
and comfortably share silence.



snapped by: DOCOMO P900iv

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2006年09月16日

映画覚書

PSYBABA.NETがお奨めする今年の最高映画といえば、細田守監督の「時をかける少女」。

思いっきり泣ける。感動する。青春に浸れる。ジブリなんて目じゃない。最高のアニメ。

そんな「時かけ」が、なんと、好評につき上映映画館を拡大!!!

やったね。

上映映画館

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2006年09月01日

なんだかんだな物欲

今年もきっと買わないだろうけれど、どうしてか毎年その季節になると胸をときめかす商品というのがある。

値段の高い低いが問題ではないようだから、どうも〝決心〟という踏ん切りがなかなか附かないで躊躇しているようである。

さて、夏の時期が近づくにつれて、買おうかな~どうしようかな~と悩んでしまうのが、ビーチやキャンプ場で見かけるサンシェードのテントである。

通気性に優れたメッシュ加工の日差し除け。軽いので持ち運びは楽だし、値段も3000円程度なので悩まなくてもいいのに、どうしてか迷ってしまう。

そのくせ海に遊びに行くと、「いいなぁ、あれ」と物欲しそうに見てしまうのだ。来年こそは買うと小さい声で宣言したい。

とにかくこんなのが欲しくなるのだ↓


コールマン サンシェードMX
ブルー×イエロー 170T7500J

で、秋冬はなんといっても、この2品。

一つ目は、NorthFaceのウェアであるN-3Bだ。

ボアの附いた冬用のアウターで、N-SBというミリタリー系アイテムをしつこくないように仕上げているのがポイント。

厚手なので、どれだけ極寒だろうとへっちゃらな仕様だ。N-3Bの色といったらもちろんモスグリーンで決まり。値段はだいたい4万ぐらい。こちらも毎年どうしようか悩むのである。

これは画像が見当たらなかった。


そして二つめは、小川キャンパルのストーブ。

10月になると十分冷え込む山のキャンプにきっと重宝するだろう一品だ。

デザインも秀逸で、コンパクトに折りたためる。

これはURLが現存していた。

このストーブで火を炊きながら飲む珈琲は格別なんだろうなぁ。アウトドアショップに行く度に頭を抱える。

詳細

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2006年08月31日

漢字で書くと「鳳梨」

20060831a
この世に生を享けて三十幾或年、わたくしも・・・と、「きけわだつみのこえ」の一節よろしく29日にそれがしの誕生日を迎えた。


前日、当日、後日と3夜に及んで呑めや歌えやのドンチャン騒ぎを開催してくれたそれぞれの諸氏達には、只々、感謝が募るばかりである。日を追うごとに身体のあちこちが痛くなってくるのは酔っ払って記憶をなくし暴れたりしたからではなく、嬉しさのあまりに筋肉そのものが喜びの悲鳴をあげている、そういうことにしておきたい。

奇しくも同日に生まれた世界三大スターの残りの2人(ぺ・ヨンジュン、マイケル・ジャクソン)もきっと世界の何処かでドンチャン騒ぎをし、スターらしく喜びの祝杯をあげていたことだろう。

さて、モブログにあるように、28日には、てっちゃん@英気養う期間 がフルーツの山盛りをくださった。パイナップルはみっしりと重たく、とても熟れていて、南国の果物らしい甘くて芳醇な香りを放っていた。

この果物は東南アジアでとってもポピュラーなデザートで、何処の国も路上でも廉価で手に入り、そして、美味だった。

タイのバンコックにある安宿街カオサンロードでは、巨大な氷で冷やされた果物が屋台で5B~10Bで売られていて、旅人が思うままに舌鼓をうっている。棒にささったパイナップルは喉の渇きを癒してくれるからコカコーラを飲むよりずっと手っ取り早い。

パッタイと呼ばれるタイの焼きそばが10B。50円もあればそれなりの食事ができてしまう。

パイナップルはタイ語で「サパロット」と言う。日本語で「札幌っ」というとタイじゃパイナップルが出てくるから試してごらん。嘘じゃない。ホントだよ。

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インドの鉄道駅には、弁当売りやら胡瓜売り(もぎっただけの胡瓜)やチャイ売りがはびこっていて、虎視眈々と乗客のポケットから小銭を毟りとろうと目論んでいて、なかなか気が許せないわけだが、その物売りの中にフルーツ売りがいる。

この手の物売りだと、ミカンやバナナがメジャーで、南の地方に下るにつれてパイナップルを頻繁に見かける。

パイナップルは濃厚な甘みがたっぷりで、南インドではどこで食べても満足できた。インドではなぜかパイナップルに塩と胡椒と唐辛子を混ぜた粉末を振りかける習慣があって、それは日本のスイカと同じ食べ方である。

一瞬、物怖じしてしまうけれど、案外、これが病みつきになる調味料で、一度この方法で食べてしまうと素のままだとどうも物足りなくなっちゃう。

岩塩の塩味とパイナップルの甘味が相乗効果をなすのだ。

何本かまとめて買うと、バナナの葉で織り込んだ器用な入れ物に調味料をいれ、無愛想なインド人が渡してくれる。

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インドネシアのバリ島の安宿は、ロスメンと呼ばれていて、何処の国にもあるゲストハウスと同じである。

ただし、ロスメンには朝食が出る。

クタやスミニャックのビーチ沿いでも、山間のウブドでも朝になると朝食が運ばれてくる。

ウブドにあるロスメンは田園風景が見渡せて、聴こえてくるのは風の音と、遠くで奏でられているガムランと呼ばれる民族音楽だけという何とも贅沢な環境である。

長期滞在が可能な宿代にも関わらず庭のあるコテージに滞在できる。朝、気の向くままに起きると、バリニーズが声を掛けてくる。

朝食の合図だ。

粉をお湯で溶かしたバリコピというバリ島の名物である珈琲を、粉ごと飲まないようにそっと口にし、よく焼けたトーストを齧り、パイナップルが盛られた朝食を食べる。

モンキーフォレスト(猿の森)からやってきた猿にちょっかいをだして、気がつくともう一度寝ている。喧騒なんてのはどこにもない平和的な世界である。

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2006年08月28日

移り変わる社名、再会、阿波ダンス

会社、特に会社名というものは、実像を明確にするために虚体にペタリと貼り付けられた単なるタグのように思えても、案外、靖国的な精神的指針を持ちあわせていて、目には見えることなく、それなりに機能し、実体と密接に結びつきが強いものなのだと感じる場面に出くわした。

つまりは、単純に会社名がひとつ変わっても、受け手側の感情は複雑であり、個々人によって一喜一憂するのである。

それにしても己の欲するままに肥大化してゆく巨大な生物は、何処に行こうとするのだろうか。

そのうち、日の丸も国会議事堂も日本銀行券も黄色いイコールで結ばれちゃったりして・・。

って、仕事絡みを記事ネタに終わらすのもなんなんで、たまには週末的な内容をチラッと公開。

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金曜日、旅行会社に勤務しているケンカネコ氏と落ち合う。

駅を降りると太鼓の音がするので、音を頼りに進んでみると祭りをやっていた。

盆踊りだ。

そこで中学の同級生Sさんと会う。すっかりママさんの雰囲気が板についた感じ。

旦那さんも同級生である。

離婚したら同窓会に行きづらいな、なんて不遜なことを考えつつ「また電話するねぇ」と言い残して、馴染みのトンカツ屋に。

丁寧な小料理も食べられるお店で、トンカツ以外もしっかりとしているので重宝している。

小鉢を突いて揚げたてのトンカツを食べ、ビールを飲む。

そのあとはいつものコースで、レコードの流れるジャズバーに。

金曜なので混んでいる。

カチャ・イートのアルバムが架けられていた。低音が染み渡る。

テキーラトニック、ボッチボール、バーボンソーダを呑んで、すっかりホロ酔い。

明日は土曜なのに仕事としょげて呟いているケン氏を肴に11時ごろまで呑む。

*
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土曜日、曇り空なので海に行くのを中止にし、吉祥寺に行く。

先日の記事に書いたように、やはり、吉祥寺にあるタイ料理レストラン「アムリタ食堂」は知人が営んでいるレストランだった。

Iさん、久しぶりの再会である。

お子様がすっかり大きくなっていた。初めて会ったのが13年前と思うと長いようであっという間だ。

吉祥寺界隈のテクノのイベントに行ったのが10年ぐらい前。懐かしいね。

思えば、すっかり大人になりました。

仕事柄、渡す機会がないので、名刺を切らしているのが申し訳ない。

で、Iさんの雰囲気が良い感じに演出されている「アムリタ食堂」は、タイのリゾート地のような吉祥寺のオアシス。テラスが気持ちいい。

満月にライブをやったりもしている。

アムリタ食堂HP

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日曜日、週末に開催された阿波踊り。

お誘いのあった伊豆と岐阜のパーティに後ろ髪を引かれつつ友人の熱い説得にて連れ立った高円寺。

Hさんカップルに、M君、そしてKちゃんと午後3時に集合しての場所取り。

M君は、僕が00年にバリで会ったHさんの友達経由でのご対面。

その友達は沖縄で米兵相手にエロくないマッサージしている。

そんな雰囲気の呑んだ暮れ大会。

酔うと瞑想モードになるM君、ワインの呑めないKちゃん、河岸を帰ると言い残して消息を絶つHさん達。

さて高円寺@阿波ダンス、「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損」という有名なセリフがあるぐらい熱気のこもった祭りで、東京中にある連が参加して踊りまくる。

例のチャンチャカチャンチャカって音が鳴るたびに脳みその中でお花がポッポと咲いていく感覚。

最後は見ながらケタケタ笑ってしまった。気持ちよすぎ。

高円寺で阿波踊りなんて、何をバカな・・・と思い過ごして3x年余り。こりゃ勿体無いことをした。もっと早く行っておけばよかった。

本場の阿波踊りとよさこい祭り、そしておわら風の盆なんてのは、もう衝撃的なんでしょな。

高円寺阿波踊りHP

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2006年08月24日

Time waits for no one

みんなは「時をかける少女」のアニメ化と聞いてどう思うだろうか。

正直なところ「うわ、寒い」とかって思うのかもしれない。どんなアニメなのか想像も出来ないけれど、大林監督が指揮を取り、原田知世が演じた例の同名映画をどうしても思いだしてしまい、難色を示すのが大半だろう。

僕もそうだった。2006年夏公開!という広告を見た瞬間、その全域に漂うヲタ臭に戸惑い、今年一番のダメ映画という意味で話題をさらすんじゃないの?とかって思った。

その映画を先日に観にいった。平日にも関わらず、全回全てが立ち見だった。客層は普通。別にヲタヲタしている輩も目立ってなかった。

ネットや映画好きの口コミでどんどんと広がった「時かけ」。

僕も口コミで勧められて観にいったタイプだ。

僕の友人は「もしつまんなかったら、後から言ってよ。俺がお金払ってやるよ」とまで豪語した。その絶対の自信は観に行くまで分かんなかった。

主人公の高校生がこれまでもというぐらいに爽やかに疾走する夏の物語。SF的に過去と未来を行き来する主人公。7月13日のよく晴れた夏休み前の1日の出来事。

観てすぐに友人が豪語した意味が分かった。

夏っていいなってそう思える。気がつくと主人公達の感情に自分がシンクロしているのに気がつく。見事な演出だ。真琴という17歳のヒロイン。観ているうちに、一緒に笑い一緒に迷い、一緒に嬉しくなったりした。

そして、涙なしに迎えられないフィナーレ。切ない。映画の宣伝が「胸キュン」だけど、本当に胸がキュンとして驚いた。

テアトル新宿の19時からの上映は、エンドロールが終わるまで誰も立ち上がらなかった。立ち上がれなかったのかもしれない。映画の世界に完全に引きずり込まれて、そして泣いた。そんな会場の雰囲気。

誰もが余韻に浸っている感じ。みんな号泣していたんだね。初めて見る光景だ。後から映画サイトのレビューを読んだら、ほぼみんなエンドロールが終わるまで固まっていたらしい。なるほどと思った。

決して悲しいわけじゃないんだけれどこの映画、切ないのよね。アニメ観てこういう感覚になれたの久々だ。昔のジブリ映画を彷彿させる。

まだ上映している映画館があるので、ぜひ。夏のうちに観てほしいと心から思う。

観ないと後悔するよって文句は嫌いなんだけれど・・・まあ観ておいたほうがいい。

アニメだから、ちょっとやめとくというわりにはジブリを観る人は(←僕のことです)、まずこれを観ろといいたい。

夏だ、青春なのだ。

何年か後にテレビ放映されたときにブレイクして観るんじゃ遅すぎる。

僕に出来るのは良作の映画をこうやってブログを通じて次の人に伝えることだ。連日立ち見が続く映画。それぐらい人気があるというのを知ってほしい。

それにしてもジブリはもうダメなのかもしれない。だって、この監督を追い出して、あの迷作「ハウル」を作ったのだから。細田監督はジブリの内紛に巻き込まれて「ハウル」の監督を降ろされたというじゃないか。もし続投してたらと思うと勿体無い。

そして、いま上映されているゲド戦記は便所に1800円を捨てるのと等しい。おすぎは『ゴミみたい』と言った。たまには本当のことを言うもんだと思った。

興行成績1位が必ずしも名作とは限らないぜ。

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2006年08月22日

失われた栄光

90年代の環七ラーメン戦争で常に話題をさらっていた店といえば、全国的に名声を轟かせた、ご存知「なんでんかんでん」である。

タクシー運転手やトラックの運転手からの口コミで広がり、深夜にも関わらず一杯のラーメンを求めて長蛇の列に並んでいる人たちの映像を、どこかで見たことがあることだろうと思う。

僕自身も、いつだったか、深夜のラーメン屋特集で、「芸能人だろうと並ばないと食べられないんですよ」と店主が得意げに話していたのを憶えている。

そしてその店主、飛ぶ鳥も落とす勢いで気がついたら深夜番組「マネーの虎」の虎サイドに座っていた。

驚嘆し、ビビった。ラーメン屋の店長、恐るべし。

でもなぜか、よほど旨いんだろうなぁと感じるよりは、よほど儲けているんだろうなぁとしか思えなかった。

*
*

やがて時が経って、環状七号線沿いのラーメン屋事情に変化が訪れた。

小泉内閣が提唱している〝改革〟の影響だ。

民間に〝駐車禁止〟業務が委託された余波で環状線沿いのラーメン屋さんの集客率が下降しはじめた。

そこで、余力がある、つまりは財力がある店舗は次々と都心部に店を構えだした。

そのうちのひとつが「なんでんかんでん」だ。2006年に歌舞伎町に進出。

*
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先日、夏バテをしているから、大量に呑めないけど、新宿で飯ぐらいなら食べられるというケンカネコ氏を無理矢理に説得して、「なんでんかんでん」に行った。

僕はこの日はいわゆるラーメンモードな夜だったのだ。

しかも醤油ラーメンじゃなくて、豚骨を食べたいという、イケイケなラーメンモードだった。

桂花ラーメンはちとキツイというので、こっちにしたのである。

「なんでんかんでん」を食べるの2人とも初めてだったから、豚骨でも仕方ないよとケンカネコ氏が応じてくれた。

歌舞伎町に次々と有名ラーメン店が進出しているので、さながらラーメン戦争のようだった。

元気な呼び込みが「なんでんかんでん」の宣伝をしている。店内はそれほど混んでいなかった。

白い基調の店内に、明るい照明が灯ってジャズが流れている。

店員も活気があって宜しい。

餃子とビールを頼んで、ラーメンを2杯頼んだ。餃子は水餃子だった。

別に可もなく不可もなくという出来具合。

ビールのつまみになればいいやってノリなので、箸で突く程度。

そして満を持してラーメン登場。

テレビで観たあの「なんでんかんでん」をついに!!

お互い無言になり、否応なしに期待が高まる。

見た目は濃厚な豚骨って感じだ。

雰囲気は北九州ラーメンの魁龍に似ていなくもない。魁龍は旨すぎる。

きっとここだってカルチャーショックが待ち構えているのだろう。

ただ、海苔に白い文字で宣伝が入っているのが失笑。

CDを出したとかどうのこうのとか書いてあった。

ラーメン屋がCDを出して誰が聞くというのだろうか、疑問が生じたけれど、こういうのが虎達で話題の多角経営ってやつなんだろうと思ってコメントせずに流した。

いよいよスープを啜る。

ズズッ・・・。

がっっちょ~~~ん。

俺の舌は故障したのか?

味がしない。濃いだけの豚骨スープじゃん、これ。

何度も漉くって啜っても、コクとかが見当たらないのである。

お湯で煮詰めただけの豚骨スープという感じ。

それともアレか、侘びとか寂びの境地を切り開いた革命的な豚骨とでもいうのか?

ドロドロの豚骨に麺が浸っているだけだ。

不味いというか、とにかく味というものがない。味覚障害を心配しちゃいそうな勢いである。

衝撃を隠せずに蓮華を置いてふと見上げると、ケンカネコ氏がかりんとうと間違えてうん○を食っちゃったような顔して固まっていた。

ヤバイ、忘れてた、やつは夏バテだったのだ・・・。

泣きそうな友人を励ましつつ、僕らは無言でなんとか完食した。

下手にお腹がいっぱいになったのが悔しい。

腹が膨れていなかったら他店で食べなおすのにという感情が自然に出てきた。

もう二度と「なんでんかんでん」食べない。だって美味しくないんだもの。新宿店は並ばずに入れたのが唯一の救い。

もしこれが往時の行列店で待たされて食べたとしたら、目も当てられないな。

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2006年08月21日

白百合という泡盛

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日本の最南端、沖縄の地酒といえば、いわずもがな泡盛である。

米を原料とした焼酎で、日本酒が日本米を使うのに対して、泡盛は細長い種であるインディカ米を使うのが特徴だ。

東京でも沖縄料理はポピュラーになりつつ、1つの料理ジャンルとして広く親しまれて、タイ料理やベトナム料理のように繁華街に行けば沖縄料理の専門店にありつけたりする。

沖縄の方言で書かれたメニューを読み上げると、日本語というよりは言語学的にも南方のインドネシア語かと思うぐらいの難解な言葉。

「チャンプル」という言葉が沖縄でもインドネシアでも〝ごちゃ混ぜにする〟という意味だと思うと、どうしても唸らざるを得ない。

さて、こちらの泡盛「白百合」は石垣島で造られている。平均年齢55歳の池原夫婦が営む池原酒造所が蒸留元だ。

洗米に始まる全ての工程が手作業で行われ、夏の暑い盛りには泡盛造りを休み、石垣の自然の流れに身を任せていままでやってきたという。

そんな池原酒造所の「白百合」は、その清清しくて爽やかな草原をイメージする名前とは裏腹に、土の香りがたっぷりと注がれたクセのあるお酒だ。

一口呑んで口中に拡がるカビのような独特の湿った香り。

呑んだ瞬間に「陽の当たらない裏庭の地面と同じ香りがする」と僕は表現したけれど、これは決してけなし文句じゃない。

褒め言葉だ。

ジメッとした苔に似たテイスト。

芋焼酎ともまた違った個性的なくさみ。

湿り気のある地面に生えた黴の香りだ、間違いない。強烈である。

呑めば虜になるだろう。すぐに熱烈なまでに惚れこんでしまった。

この匂いこそが泡盛の真髄なのだろうか・・・。

聞けば、このお酒、オールドタイプ「古酒」があるという。クースーだ。

いったい、どんな味があってクセがあるのか、想像しただけで愉しくなってくる。

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2006年08月18日

金曜ナイツ

先週の金曜、つまりは今日の1週間前、お盆の時期ということもあって会社が休みの友人Fと呑みに出掛けていた。

Fは予備校からの友達で、かれこれ10年以上の付き合いになる。19歳の時にタイに一緒に出掛けた仲間の一人で、エスカレーター式だった我が大学と違う大学に通っていたことから、在タイ中に自分自身がダブった悪いニュースをバンコックでの国際電話で耳にした逸話の持ち主だ。

吉祥寺周辺で遊ぶことが多かった我々は、1994年頃、吉祥寺の東急の裏手で、藤村学園の並びにあったタイレストランでご飯を食べることが何度かあった。

若くて体力が有り余っているからいせやで飲み食いしてもお腹が減るのである。

このお店に友人のタイ人が働いていたこともあって、気兼ねなくご飯を食べたりした。そんな状態が3年くらい続くうちにFはこの店でバイトするようになったけれど、僕がFが働いている姿をついに見ないまま、このタイレストランは時の流れと共に閉店になってしまった。ある日、気がついたら、跡地には全く別の店が出来ていた。そんな感じだ。

*
*

その金曜の夜、新宿区内のジャズをレコードで流すバーでとりとめも無くこんな話をしていたら、「そうそう、○○(←当時のタイレストランの店長)さんがさ、またタイレストランを吉祥寺に開いたのって知ってたよね」と言ってきた。

言われてみると、おぼろげながらにチラっと話があったかもしれないけれど、1ミリも記憶になかった。

え、知らない。僕は答えた。「・・・っていう店だよ。前の店の近く」Fが続けた。

頭の中で地図を描いてみると、そういえばタイレストランがたしかにそこにあった。

吉祥寺でタイ料理なんて久しく食べていないので意識していなかった。

当時、その店長とテクノのイベントに一緒に行く機会とかがあった。

何年も昔の話だから曖昧だけれど、もし僕のことを覚えていてくれたら懐かしい。

久しぶりに吉祥寺でタイ料理を食べてみるのも悪くなさそうである。

お店紹介はそのうちこのブログで。

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2006年08月10日

暑いぜ、ベイベー。

とにかく、夏休みの日記風に書くとこうなる。

8月10日木曜日 超快晴

ぼくの会社は地球に優しいことを心がけているのか、クーラーがちっとも冷たくなりません。
机の周りや両隣の席のパソコンは合計8台くらいあります。

向かい側には起動しているのが6台か7台あります。パソコンは冬には〝暖房知らず〟と言われるぐらいガンガンに熱いです。

さっき会議室に落ちていた温度計をパクって試しに机においてみました。

あっという間に30度を超えました。もちろん靴なんて履いていられないので最初から裸足です。

なんつーか、働いている人には全然優しくありません、この会社。

おわり。

マジで暑すぎ。インドのデリーかっつうの、ここ。

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2006年07月31日

限定オリジナルTシャツ

九州の玄関といえば福岡県。

芸能界・財界の人物の出身が飛びぬけて多い県として有名。

麻生太郎やリリー・フランキー、タモリに浜崎あゆみにホリエモン。

挙げだしたらきりがない。

どうしてこの県だけにやたらとユニークな日本のビジネスシーン・カルチャー・シーンを動かす人物が揃っているのか。

前々から不思議に感じていた。

そしてその謎というのは、実際に福岡県を訪れてみるとアッサリと分かったりした。

独特。

とにかくこの言葉に尽きる。

ユニークで個性がある人物率が異常に高い。

都道府県別でユニーク率を算出するとぶっちぎりだろう。

とにかく飽きない県である。

行けば分かる。常に何かが動いている雰囲気を兼ね備えている県。
発信し続ける若者達。

そんな福岡県の小倉で、デザインや音楽をプロデュースしたりしている友人ブギシングの手がけたオリジナルTシャツがこちら。

boogiethinga

シンプルなデザインでありつつ、ターコイズやシルバーのアクセと合いそうな、左袖にネイティブ・アメリカンの羽飾りデザインが施してあるTシャツ。

ワンポイント的なアクセントがいい感じ。これから暑くなる夏に着てみたい1枚だ。

野外パーティ、キャンプに海。もちろん街に出かける時だって、どんなスタイルでも着こなせちゃう。

素材はスーパーヘビーウェイトの厚手7oz。洗いざらしの着心地はアメリカンコットン100%なので、抜群である。

在庫も限られつつあるので、今年の夏のNEW・Tシャツを探している方は、ぜひこの機会に!

boogiethingbboogiethingc
Color : White/Black Size : XS/150/S/M
Price : 2500yen

問い合わせはコチラ
mail@boogiething.com

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2006年07月26日

にゅーいやー

マヤ暦でいう新年にあたるのが今日です。

新しい1年の始まり。

あけましておめでとうございます。

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2006年07月22日

祭りのあと

FIFA2006のイタリア対フランスの決勝戦は、サッカー史上に残る衝撃的な退場劇があまりにも強烈過ぎたために、その部分だけクローズアップされてしまっては勿体無いシーンがわりとある。

僕にとってそのシーンは、アンリがゴール間際でDFを見事に捌いてゴール前にパスを出す場面と、後半でジダンが肩を負傷してピッチに声を掛ける場面だ。

後半5分を過ぎたところで、世界最高峰のFWと謳われるアンリがペナルティエリア手前からドリブルでDFを3人抜いてゴール前にパスを出したシーンは、日本時間では夜明けだっただけに目を覚ますのに十分な場面だった。ボールが足にくっついているみたいに次々とDFを切りかわす。あの瞬間、ゴール前にボールを出したアンリはまさに神がかった選手であった。

もうひとつは、後半の途中でジダンが肩を負傷して、フィールドに座りピッチに声を掛けるシーン。

この試合が引退試合である神の愛した選手の動向を、全世界のサッカーファンが注目していたと思う。

肩をどう痛めてしまったのか、世界がまさに固唾を飲んだ。

ピッチに何かフランス語で話すジダンの目はとっても透き通っていて、純粋そのものだった。

サッカー選手ってこんなに切ない目をするんだろうか、そんな風に思った。

この偉大な選手の試合が観られるのは、残りあと僅かなんだなんて考えると、どうしても感傷的にならざるをえなかった。

ましては、延長戦に起こってしまったヘディング事件なんて微塵たりとも予想できないのであった。

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2006年07月20日

5.1chなのだ

ファンの音が少々目立つという意見もありつつも、1万円前後でホームシアターを楽しめるということで、ネットでの評価も高いコチラを勢いに任せて買っちゃいました。

CP(コストパフォーマンス)は最高。

dts、ドルビーデジタル、ドルビープロロジックIIの3デコーダー搭載。 // 3入力回路(1映像出力端子、同軸コアキシャル入力端子、光デジタル入力端子)。// オーディオ出力:50W(サヴウーファー15W+サテライト 7W×5)。

が付いるんだもの、お買い得だよね。

Amazonでもすぐに売り切れちゃうので、「おっ、いいな」と思ったらポチっとなしたほうがよいかも。

ギフト券もあるし、送料無料なので、なにかとお買い得のようです。

言葉の意味はよう分からんが、とにかく1万ポッキリで5.1chを味わえたらお得だね♪という僕みたいなタイプには、けっこうお勧め。

OHM 5.1chホームシアターシステム ASP-2070

オーム電機(エレクトロニクス)

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2006年07月14日

惑星の旅

宇宙。

宇宙ってなんだろう。

時々そんなことを考えることがある。

宇宙で、最初の、感情を持ち笑うことが出来る生命体が僕らだとしたら、宇宙の拡がりはとっても孤独だ。地球人だけが宇宙に存在するという考え。

それとも、僕らとまだ見ぬ宇宙に散らばる生命体は、ただ離れたところにお互いが漂っていて、たまたま出会っていないだけ。

*
*

かつて、映画「2001年宇宙の旅」において、コンピューターHALは人間への企てを立てた。

キューブリックが誤りを犯したとするならば、それは彼が未来に幾ばくか期待を寄せすぎたという点。

映画上でデビッドがスター・チャイルドになった西暦を過ぎたし(今はもう2006年だ)、科学がまだ追いついていないとしても、我々は宇宙に近づいている。

きっとそこには何かがある。

そして、僕は宇宙を考える時に、どうしてか谷川俊太郎の「二十億光年の孤独」を想い出す。

人類は小さな球の上で

眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする

火星人は小さな球の上で
何をしているか 僕は知らない
(或いはネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ

万有引力とはひき合う孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それ故みんなもとめ合う

宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である

二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした

(「二十億光年の孤独」より)

二十億光年へのちょっとした始まり。

http://jvsc.jst.go.jp/universe/planet/

知人が勤務している会社の製作したWeb。
できたらPCの音量をONで。

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2006年07月06日

決戦は月曜日(早朝)

フランスとイタリアがFIFA2006の決勝戦に駒を進めた。

フランス代表のジダンは、大会前に「残り7試合で私はキャリアを終える」と宣言していて、実際にその通りとなった。

準決勝ポルトガル戦でジダンが放ったPKが勝利へと導き、後半、若き天才、C・ロナルドが幾度となく叫んだ。

チャンスはたしかにあった。

それでも勝利の女神が微笑んだのはフランスだ。

試合終了後、フィーゴとジダンがユニフォームを交換した。アナウンサーが伝えたように、とても良いシーン。

涙が出そうになった。

さて、いよいよ今大会は決勝戦を迎える(3位決定戦も残っている)。

以前にも書いたわけだが、僕の手元にはモンテカルロで購入したフランスの〝勝蹴投票券〟が20ドル分ある。

掛率は7倍。

元金が戻るのでフランスが勝てば160ドルになる。

そして嘘みたいな話だけれども、友人の手元にはイタリアの〝勝蹴投票券〟が50ドル分ある。

掛率はこちらも同じく7倍。

50ドル×7倍+50ドルで、イタリアが優勝すれば400ドルになる。

つまりはどちらが勝っても我々はどんちゃん騒ぎなのだ。

それにしても僕の友人のギャンブルの嗅覚というのは素晴らしい。

万馬券を涼しい顔で当てたりと独特の吸引力を持っている。

僕だったら、ブラジルとアルゼンチンに賭けて散財していただろうと思う。

こういうのを才能と呼ぶのかもしれない。

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2006年06月29日

再販決定!!!

映画史上の超名作である「ユージュアル・サスペクツ」の再販がついに決定。

驚きすぎて下痢になりそうになった。

権利切れとかで頓挫していたこの話。おかげで、既に廃盤となったDVDがオークションで1万近くで取引されている始末。あっぶねぇ、手ぇ出さないでよかった、マジで。

しかも廉価版で1500円ぐらい!!

いっやぁ、今年のDVDランキングでは1位決定だな、間違いない。

これはもう本当に涙もの。あー、発売が待ち遠しい・・・。

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2006年06月28日

ノー・サムライ

個人個人のプレイがずば抜けているブラジル式サッカーを4年間続けると戦術と組織力は育たない。

今回の敗因はそこにある。

結果が全てのスポーツだからこそ、黄金世代を掲げて出場した日本の1次リーグ敗退は辛いものである。

きっとジーコが教えるサッカーはブラジルで通用するのだろう。

ただ残念なことに日本には合わない。

戦術のないサッカーを続けたにも関わらず、ジーコの采配を擁護する人が居るのだから驚く。

正直、無知としかいいようがない。そういう人は何を見ているのだろう?

通用しないサッカーをして危機を迎えた時に、個人のプレイで購えないサムシングを補うのが監督だからだ。

ほとんど采配いらずのブラジルとは訳が違う。

トルシエ監督が残した遺産を見事に食いつぶした4年間。

ワールドカップは、国のカラーがないと負ける。痛いほど身に染みた。

中田と川口が吼えた。そこだけに闘志があった。

空港で出迎えているサポーター。「ありがとう」?バカいうな。何がありがとうなもんか。

不甲斐なさ過ぎる結果に俺はフーリガンになろうと半ば決めかけたぞ。

甘い土壌の甘いサッカーをしていて、甘い声ばかりじゃ、たぶん、きっとダメだ。

それでもね・・・。それでも僕はサッカーが好き。本当に好き。これからもずっと。

罵詈雑言を吐いて、決まればケロッと誉める。悔しいさ。だから、僕は日本を応援する。

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2006年06月27日

依存する源氏物語

SNSに依存する人たちが増えているという記事をよく見かける。

日本でSNSといえば、最大手のmixiが有名で、現時点での会員数は300万人を超えるわけだから、その勢いは飛ぶ鳥をバックドロップして落とすぐらいである。

SNS(ソーシャル・ネットワーク・ソーキング)は、大体が〝招待制〟のシステムなので、誰かから誘われないと利用することができないサービスだ。つまりは、知り合い、同級生あるいは同僚など、既にSNSをしている人から誘われないとスタートができない。

知り合いをどんどん増やして登録できる〝友達の輪〟的な要素がサービスの特徴で、人によっては登録している人数が1000人を超えているユーザだっている。

ひとまずここでは、SNS=mixiで話題を進めちゃうと、ここ最近において、「1日に何度もログインしないと落ち着かない」とか「日記にコメントがないとへこむ」という、精神的な依存症を患うユーザが増えているらしい。

帰ってきたらとりあえずログインしちゃうとか、携帯から常にログインしていないと心穏やかじゃないとか、そういう依存症だ。

1日に何度もログインしちゃうという部分は、実は僕も該当していて、それこそしょっちゅうリロードばかりしている。でも、これは決して上述した依存症ではなく、使用上どうしてもリロードせざるを得ないがためである。

僕はこのサービスをWebMailに近い状態で利用しているので(mixiにはメッセージサービスもある)、知人とやり取りをする際にはわざわざ更新しなくてはならない。別にmailアカウントでも構わないのだけれども、どうしてかmixiでのやり取りをしている。

だから日記のボチボチ更新とは裏腹にログインしちゃっている。

ところで、僕にとって意外だったのだけれども、mixiで本名のままログイン登録している人はわりと多い。僕は実名で登録するというのは抵抗感をもっているので、なおさらの驚きだった。

だからいわゆるHN(ハンドル・ネーム)を使うわけだが、これがWEBの外で呼ばれると非常に恥ずかしいというのを最近気が付いた。音声となって呼ばれると、おかしなことにまるで気が付かない。

HNの名前というのは2次元媒体で活躍している場を越えてしまうと、妙な違和感が発生する(MIDIとかでいちいちHNを音にしているのなら別だけれど)。

僕は代々木公園のイベントで、マイミクの人にmixi上でのHNで呼ばれたのをしばらくしないと気がつけなかった。へ?あー、俺のことか、という様子だった。

そして何よりもその名前で呼ばれることにめちゃくちゃ抵抗感があり、恥ずかしかった。
HNというのも上手く考えないと、後々に面倒となるようだ。

*
*

HNではないけれど、海外では、自分の名前に由来が無いのに、ニックネームで呼び合う習慣をもつ国がある。

僕が知っているのは、台湾とタイで、台湾人は、本名が120%の率で漢字で構成されているのに、「僕のことをジョンと呼んでくれ」とか言ってた。

名前に〝ジョ〟とかないのにである。

出会う人それぞれが〝リッチー〟だの、〝トム〟だの〝メアリー〟ばかりで、初めは馬鹿にされているのかなと勘ぐったりしたけれど、そういうわけでもなさそうだった。

英語的なニックネームで呼び合うのはごく自然な若者の習慣らしい。

タイにおいても、一部の学生では同じ習慣があって、やはり、ハリウッド俳優のようなニックネームをつけて呼び合っていた。

もっともタイ人の名前は長かったり、日本人の発音に馴染まない名前が多いから、むしろニックネームのほうが楽だった。

ただ、可笑しかったのは、本名がタイ語で〝アカポーン〟って書いてあるのに、何故か〝ビィ〟っていうニックネームで呼ばれている友達がいたことである。

家族も全員その名前で呼んでいるので、一度、「お前の名前、アルファベットでBって入ってねぇじゃねえか」って指摘したら、「オレモヨク分カラナイ。昔カラBッテ呼バレテイル」と笑っていた。

微笑の国タイならではの話である。

*
*

夜のニックネームとなると源氏名が有名で、源氏物語のタイトルが平安時代の末期に女官の間でニックネームとして流用されたのが事の始まり。

数年前に会社の先輩に連れて行って貰った数々の名もしれない夜のお店では、女の子が簡単な名刺を持っていて、それをお客さんに配っていた。

どういうわけか、どの店に行っても〝くるみ〟ちゃんという源氏名の子だけは飛び切り可愛かった。

こういうのも夜の世界ならではのお話である。

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2006年06月23日

ガトーショコラ伝説

バレンタインのケーキでもお馴染みのガトーショコラ。

フランス語で「チョコーレートケーキ」を意味するこのお菓子は、チョコレートの芳醇な香りとカカオの苦味をブレンドして焼き上げた大人のケーキだ。

ガトーショコラほどレシピの多彩なケーキはなく、また、このケーキほど神経をこまやかに使わないと美味しく仕上げられないと評されるケーキはない。

事実、どこのケーキ屋さんやカフェでも見かけるのに、「こ、これは・・・」と驚くに値するガトーショコラは実に少ない。

僕は、ある一つのお菓子を徹底的に色んな店で食べ歩くという生業を持っていて─こういうのは、マスターキートンの受け売りだったりする─、アイスクリーム屋さんだったら、必ず〝ラムレーズン〟を、ケーキだったら、必ず〝ガトーショコラ〟を、それぞれのお店を見つけたときに食べ試みるようにしているんだけど、多聞に驚嘆よりは失望が多かったりもする。

それでも、世界は広く、海は深く、山は高いわけで、世の中には、一品というものが存在し、それらは何時だって僕らを虜にするものだ。

20060623a
で、こちらの写真にあるのが、今のところのお奨めの〝ガトーショコラ〟。

苦味があり、しつこくなく甘くなく、それでいて、しっとりとした味わい。一口食べると溶けるような食感。

こういうのって、なかなかないのだ。

北九州市内のとある喫茶店でのメニューで、決して、ガトーショコラが〝売り〟じゃないけれど、名作っていうのは案外こういうところにある。

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2006年06月21日

Double Day

"Have you ever had a dream, That you were so sure was real?
What if you were unable to wake from that dream?
How would you know the difference between the dream world and the real world?"



snapped by: DOCOMO SO505i P900iv

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2006年06月20日

カメラ覚書

2月号で特集しているように、今年に入ってから「Studio Voice」では〝写真〟にまつわる特集がよく目立つ。

正確に述べると、ここ1、2年ほど頻繁に取り上げられる傾向でもあって、2004年1月号で写真特集、2005年4月号で写真集特集だから、なかなかのハイ・ローテーションでの扱いである。

最新号である2006年7月号の特集記事は、題して「写真を撮る方法」。

〝カメラ選びから、撮影、プリント、それを人に見せるところまで! フォトマスター達が伝授する“写真“の全て〟という記事が並ぶ。

当然、専門誌じゃないから、「日本カメラ」や「アサヒカメラ」と比べたら、記事のひとつひとつを取っても仔細に及ばない部分はある。

でもやはり、「Studio Voice」の魅力は、〝今現在起きているカルチャー・シーン〟を映し出して抉り取っているところにあるので、現在進行形の何かを嗅ぎ取るには有効な手段のひとつだ。

写真に興味がある人は、立ち読みでもいいから目にしてみると面白いと思う。書店に寄った機会にページを捲ってはいかがだろうか(個人的には第2特集の〝アニメを見る方法2006〟は、まるで興味が無いのでちょびっと買うのを躊躇したけど)。

*
*

こちらは、森山大道が1973年に新宿で撮影した映像作品「25時 shinjyuku, 1973」の初公開。

新宿区が街のプロモーション用のフィルム製作を依頼し、出来上がった作品を見たら、国籍不明の映像だったので、使用されず、延々と30年も眠っていたというシロモノ。

森山大道のアレ・ブレ・ボケの特筆が映像にも映し出されている。

1973年、ぬるい夜の新宿。

僕が生まれる前の故郷・新宿の映像だ。

世界的カメラマンが映像を撮ったらどうなるのか、それだけでも観にいく価値がある気がする。

会期:2006年7月25日~8月26日 12:00-19:00
会場:タカ・イシイギャラリー Taka Ishii Gallery
定休日:日・月・祝祭日/夏季休廊:8月13日-21日

〒135-0024 東京都江東区清澄1-3-2 5F tel: 03-5646-6050

HP

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2006年06月13日

じゅんのすけーー。

映画館の大きなスクリーンと音響で味わった時の感動が、そのまま自宅で味わえるとは限らない映画というのがある。

熱狂が冷めたのか心の様変わりか、それとも小さなスクリーンじゃ愉しめないのか、明確な理由があるようなないような、とにかくあの日の昂奮は帰ってこず、狸に化かされたような気持ちになる映画だ。

DVDの映画ソフトを購入しようとする時、従来の伝播パターンと異なり、〝口コミ情報〟が高速度で伝達されるインターネットが重宝されたりする。偏り過ぎない意見を情報として収集できるので、Amazonに代表されるような書き込みシステムが、わりと購買基準のひとつの要素となったりするようだ。

こういった書き込みには当然のことながら、絶賛意見もあるし、酷評意見もある。

感情的な意見が書き込まれたりすると、反対派がさらに感情的な足元を蹴飛ばすかのような意見を載せて、そのスレッド自体が荒れるという鬼気迫る例も往々にして起きてしまう。

ただ、「観なきゃよかった」を恐れるあまりに、酷評意見に敏感になるのも考えようだ。万人が万人とも絶賛する映画ってのもないのだから、ひとつの意見として解釈するほうが無難といえよう。

一番詰まらないのは、自分が観もせず食もせず、ただ「いや、だってさ、ネットではこう書いてあったからさ」と虎の威を借る狐じゃないが、他人の意見だけで揺り動かされ、自分の感想のように述べてしまうことだ。せっかくのチャンスを自ら失おうとしているようにさえ思える。

さて、いろいろと絶賛酷評あるけれど、個人的に昨年度イチ押しの日本映画「ALWAYS 三丁目の夕日」。

観る前にブツクサ言うより観てからブツクサ言おうじゃないか。

映画館じゃなくてDVDで観たらどう思うか心配だったけど、DVDで観た結果、やっぱり感動した。まあ、とにかく、ぜひ一度。

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フーリガン

負けた。

今日からフーリガンになります。

ジーコのご采配の意図がわからん。

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2006年06月12日

FIFA2006トトカルチョ

Moblog上にアップしたように、今回のFIFA2006のトトカルチョの〝勝蹴投票券〟が手元に1枚ある。

アメリカはロサンゼルス、モンテカルロで開催されているギャンブルの賭け札である。

友人であるケン・カネコのお土産で、32チームのどの国が優勝国がを決めるシステム、10ドルから賭けることが出来るサッカーのトトカルチョだ。

大のフランス贔屓の友人は、そのままフランスに賭けたけれど(僕はというと、ブラジルが優勝と思っていたので、この土産を手にして罵詈雑言を発した)、優勝しそうな国は倍率が低くて、やはり負けそうな国は掛け率が高い。

ブラジルは2倍で、ドイツ、フランス、イングランドと強豪チームが続く。フランスは7倍。

何度かオッズは更新されるので、ブラジルが2倍を切ってしまうなんてオッズもある。恐るべし、ブラジル。

元金もバックされるのがラスベガスの方式なので、フランスが優勝すれば<20ドル×7倍+20ドル=160ドル>で、約1万7千円程度の勝ち金だ。

んふふ。ぜひともフランスに頑張ってほしいところである。

FIFAは、何処の国が勝つのか油断にならない大会だけに、手に汗を握る毎晩だろう。

ちなみに日本は27倍。

アメリカなんてサッカーを知らないアホな国のわりには(分かってもらえているかと思うけど、毎回、僕がアメリカに抱く偏見である)、掛け金は10倍前後だ。

これは賭場がラスベガスにあるからで、つまりはアメリカ国民の賭け事を越えた愛国心の現われのようなものである。

でもアメリカは実はサッカーがそこそこ強い。

侮れない国だったりする。

そのへんが野球と違い、このスポーツの持つスピード感と緊張感であり、野球には無い魅力なのである。

ところで日本のサポーターに限って、試合開始から応援歌を熱唱しているけど、あれはちょっと違和感を感じる。

一体感を強烈に求める国民性なのか?

だとすれば、サッカーというのは、お国柄が明確に分かるスポーツであり、地球規模のスポーツで、本当に面白いスポーツだ。

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2006年06月08日

幻想姉妹

大同小異こそあれど、かつてアメリカのラジオドラマで「火星人が来ました。みなさん落ちついてください」と、国営放送を装った番組を丸々鵜呑みにしてパニックを起こした視聴者とおなじようなもので、僕の周りにもわりと多くて、僕自身もその一人なんだけど、あの叶姉妹って、本当の姉妹じゃなく、いわゆる設定上のキャラクターという事実に驚いた。

ヒルトン姉妹の日本版を目指したユニットで、セレブキャラで売り出した芸能人が叶姉妹らしい。

「皆がやっている生活を叶姉妹らしく過ごす」というのが彼女達の活動とのこと。

ボケーっと、テレビを観ているときなんかに、「この人たちのご両親って何者なんだろうねぇ」なんて喋っていた我が身が少々恥ずかしいところである。

にしても価値観って、一度刷り込まれるとなかなか刷新されないものなのだろうか。

未だに「本当は姉妹なんじゃ・・」という考えが過ぎるから、テレビやメディアの魔力は恐ろしい。

叶姉妹(Wikipedia)

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2006年05月29日

カウンターでの思想

日本語の成り立ちの中で、元々は男女のどちらかに限定されて用いられていた言葉なのに、変遷を重ねるうちに、その言葉の持つ意味性が片方の性ではなく、男女両方の性で浸透し、広まっている言葉がある。

フェミニストの指摘を待つまでもなく、こういった言葉の事例は男性を表現する言葉よりは女性を表現する言葉の数のほうが多く、女性の社会進出の功績の影響もある。

パターンとしては、女子○○と別途表現されるものは、本来は男性社会のみで使用されていた言葉である可能性が高い。

女子大、女子アナ、女流作家、女子プロレス、女子サッカーなど、職業的言葉やスポーツの言葉の多くで見受けられる。女性ではなく、男性も当然あり、例えば帰国子女という言葉の意味性には男女それぞれの性(社会的文化的性差=ジェンダー)が含まれる。

こういった社会的文化的性差であるジェンダー問題は、ジェンダーフリーに向けて動き出す社会運動にもなっている。

ジェンダーフリーは大雑把に言うと「性差にとらわれないで個人の資質を尊重する」みたいな考えで、海外ではジェンダーイコーリティと謂われている。

アメリカは歴史がなくて、極端な思考回路を持ち合わせた野蛮な国というのが、僕の偏見で、押し付けがましい単純な連中という印象が個人的に強い。

この大国だと、性差の問題も実に過激で過敏で、名前に・・・マンと附くのは性差に繋がるから改名したという例もある。

名前だけではなく、キーマンがキーパーソン、チェアマンがチェアパーソンと次々と〝マン〟表現が〝パーソン〟表現に差し替えられている。

スーパーマンが性差別に結びつくからスーパーパーソンに表現を変えよう!なんていう運動となると、もはやギャグなのか、本気なのか分からないところがアメリカのナイスな部分だ。

日本への影響はもちろんあり、サラリーマンをサラリーパーソンに変えようという動きが日本でもあった。

男女という表現もアウトだから、女男と表現する方法も用いられているらしい。

これらの差し替え表現(日本語版)をそれほど身の回りで見ないので、きっとジェンダーに厳しい人たちはサラリーマンという語を見るたびに精神的ストレスが蓄積されたりしているんだろうと考えてしまう。

さて、どうしてこんな事をつらつらと考えたかというと、先日、都内の某所で呑んだバーのバーテンダーが女性だったからである。

僕はジェンダーについては大した思想もなく、積極的でも非積極的でもなく、中立というか、なしくずしな姿勢という、ややタチの悪い位置に収まっている。

キーマンでもキーパーソンでもどっちだっていいし、どちらかの表現のせいで、居心地が悪い人たちが生まれてしまうのだったら、修正する価値があるとは思う。

でも言葉の浸透性は、語感というのも重要なファクタであると思うので、サラリーパーソンよりサラリーマンのほうが慣れ親しんでいるし、女男(にょだん)より男女(だんじょ)という言い回しがしっくりくる。

その表現を使用にあたって、僕の中では差別を含んでいない。でもそんな貴方の態度がなし崩し的に差別を助長するのよ!と言われてしまったら身も蓋もない。僕にはそういうフェミニズムに対抗する〝何か〟を持ち合わせていない。

話を元に戻すと、それを考えたのは、僕がそのバーで2杯目を呑んだ後の出来事だ。次の一杯を何にしようかと迷っていて、結局、ラフロイグのストレートにしようと決めたその時、僕は、その女性バーテンダーに何て声を掛けていいのか分からなかった。

はたしてマスターと呼んでいいのだろうか。僕がその仄暗いバーのカウンターで感じた疑問はそれだった。

少なくとも僕の中ではマスターという言葉は女性に対して向ける言葉ではない気がした。

それはどちらかというと「親方。セメント袋はこっちでいいっすか」と、失礼を承知に女性へ声を掛けるような危険性がまとわりついた。

でも、ママというのは陳腐すぎるし、だいたいここはスナックではなくてバーなんだ。

じゃあなんて言えばいい?

バーテンダーはバーマンと呼ばれる。バーマンはバーパーソンになるのかな。

女性バーテンダーがグラスを磨いたり、カクテルをシェイクしている最中、そんな風に次のお酒が呑めず、ピスタチオの殻を指で玩びながら夜が更けるのであった。

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2006年05月25日

あなたは30歳~35歳ですか?

1970年(昭和45年)~1975年(昭和45年)に生まれた人たちは〝団塊の世代ジュニア〟と呼ばれるそうだ。

ファミコン、スーマリ、ポートピア。おニャン子クラブにビーバップ。霊幻道士とあぶない刑事。イカ天バンドに渋カジブーム。

80年代、90年代前半、思えばなんだか色々とありました。

で、そんな世代をターゲットにして、1980年代後半~90年代をコンセプトにした、こんなアルバムやらサイト。

30-35.com

VOL7でついに満を持して〝イカ天〟の特集です。

懐かしいねぇ。

「次のバンドはこのバンドだいっ!」

土曜の夜中にどれだけ相原勇の声で悶絶したことやら。

原宿のイカ天ショップの開店日にわざわざ行ったりもしたし。

イカ天シャーペンとイカ天下敷きが我が家の何処かに眠ってますぜ。

イエロー太陽'sが未収録なのが残念だよね。「赤いチョコレートの下で」を入れて欲しかったなぁ。
あとティラノザウルスの「Baby! Baby! もっと! 熱い! Kissを!! 」も。
そしたら、スイマーズもセメントミキサーズもOne Night Standsもサイバーニュウニュウも入れて欲しくなるしxxx

あと、オンエアで観ていた限り、AURAは「愛・オーランド」、人間椅子は「陰獣」って感じじゃない?

けど、まあ、この値段で、FLYING KIDSの「幸せであるように」が収録されているのは貴重かな。

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2006年05月19日

ファックされるABO

あまりよく知られていない事実だけれど、韓国と台湾以外の国に行って血液型を訊ねると、「お前は医者なのか?」と驚かれる・・・というのがある。

ヨーロッパ人だと自分の血液型なんて知らないという連中も多いので、血液型を訊ねると不気味に思われたりもする。

「どうして日本人は会うごとに血液型を訊ねるのか?」

以前、日本に住むある知り合いのイギリス人は、僕に不安そうに吐露した。

それぐらい欧州では馴染みが少ない。

これは、血液型性格判断が、日本(若しくは韓国・台湾)のみで流布している性格占いであるという影響のせいで起こる現象だ。

血液型占いは科学的根拠が乏しいために、現在では否定されているのにも関わらず、相変わらずこの国では根強い人気があるようだ。

事実、日本以外の国では、B型とAB型の人間が総人口の1割に満たないという国もあるので、その国では、日本で流行している血液型占いのA型とO型の性格的傾向を所有する者しか居ないのだろうか?というと、やはり、そうでもないことから、多くの矛盾が生まれる。

えてして血液型性格占いは能見氏が昭和46年に発表した著作に端を発し、この由々しき弊害が今日まで通用している。

現在は、血液型と性格に科学的根拠があるという認識は置かれていない。

国際的な発表の場(自然科学の範疇にあるというのが氏の主張なので、自然科学の国際的な場)で、能見氏の名前なり論文が発表されたという歴史は皆無である。

僕の周りにもこういった血液型占いの熱心な崇拝者が多くて(むしろ信じていない連中のほうが少ない。信じていないと語弊があるので、信じていないというよりは騙されていないと云いたいところでもある)、僕はわりと衝突する。そしてそもそも僕なんて自分が何型なのかすらも知らないのだ。

どうして190国ほどある国家の中で、僅か3国でしか通用しない根拠に乏しい占いが信じるに値するのだろう?

なお、血液型別性格の行動については、ピグマリオン効果が指摘されている。
教育心理学の言葉で、教師の期待に沿う形で学習者の行動が伴うという効果だ。

つまりB型がマイペースという規範に基づこうとして行動をするB型血液型の所有者や几帳面に行動を心がけようとするA型血液型の所有者が挙げられる。

ちなみにキャバ○ラでは血液型の話でけっこう盛り上がるという指摘がある。
トークの潤滑油として活用されているようだ。夜の歓楽街では事欠くことが無い話題らしい。

こういう場で血液型の話をするのは、女の子と親和性を高める重要なファクターとして、大目にみられていると、その筋に詳しい諸氏から聞いたことがあるが、真偽のほうは定かではない。

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2006年05月17日

着信履歴

月曜の会社帰り、ふと鞄から携帯電話を取り出すと、中学校時代の同級生、麗子からの着信履歴が1件入っていたので、折り返し電話をした。

麗子も今日のことを憶えていたらしい。

「もしもし、俺だけど、久しぶりだな。どうした?」

一応、僕がそう訊ねると麗子は昔からの変わらないハスキーボイスで「今日、お線香あげにいくんでしょ」と言葉を続けた。

そう、5月15日は同級生の命日なのだ。

僕が20歳の時(もう10年以上も前の話になるのかと思うと、時々、薄ら寒くなる)、運命が翻弄する何かの加減によってこの世を去ってしまったその友人は、僕の同級生で、幼馴染で、言葉通り、無二の親友だった。

突然の友人のその死は、成人を迎えたばかりの僕らに大きな衝撃を与えた。

さすがに10年以上経ったいま、誰も憶えていないだろうと思っていたけれど、やはり幾人かの友人や同級生は忘れられないようだった。

「ああ、行くよ。おばちゃんにはよろしく伝えとくよ」

麗子にそう言うと、僕が駅へ向かうまでの暫くの間、僕らは電話を切らず、しばし、昔を懐かしんで話した。

僕らはまだ中学生で、やたらと長い名前の甘いカクテルをがぶ飲みしては酔っ払い、学校裏の公園で倒れて朝まで騒いでいた。いつだったか、僕らがよく呑んだそのカクテルの名前を思い出そうとしたけれど、どうしてか思い出すことが出来なかった。

誰かが吸っていたア*パンが零れて麗子のウォークマンを壊してしまって、叱られたこともつい最近の出来事のように思える。

僕は過去に自分を委ねて生きるタイプではないけれど、こんな風に昔の事柄が鮮明にありありと思い出されると、自分が〝いま〟に生きていることに深く感謝すると同時に、過ぎ去った人々のことを想うこともある。

それはとても一言では表しきれないような複雑な心境だ。

麗子は同じ同級生のヒサシと結婚して子供も生まれた。いつか祭りで会った直美はすっかり大人っぽくなっていて会社の同僚と結婚すると言っていた。

ヒロは転勤した中国からまだ帰ってこれない。沼先輩は麻布十番の祭りとかでテキ屋をやっていて、僕らが焼きソバを買うといつも食べきれないくらいに大盛りにしてくれる。

***は、まだ出所できない。たぶん、当分、無理だろう。

もし、彼が生きていたらと、ときどき思うことがある。もし彼が生きていたら、僕らはどんなことを話すのだろうと。

僕らは何処に出掛けて、何を見るのだろう。

成長した僕らは、やっぱり腐れ縁のようにつるんでいるのだろうかと。

僕は想像と戯れる。それはとても愉快な想像だ。

でも実際は、僕が20歳だった5月15日の、冬のように寒く、シトシトと長い雨が降る朝に受け取った電話からいまだに逃れられないでいる。

寝ぼけ眼で受け取った1本の電話が僕をまだ離そうとしないでいる。

僕の耳元には、その朝に起きた悲しい事件のニュースが宿命的な痣のように、いまもくっついている。

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2006年05月15日

カオ・ソーイ

タイ料理の麺類は何種類かあって、大雑把に大別すると、センミーと呼ばれる細い米の麺か、バミーと呼ばれる卵麺に区別される。

センミーは透明でまっすぐな白い麺で、バミーは中太の縮れた黄色い麺だ。

どちらもタイ料理では一般的らしく、タイの何処に行っても、まずはこの麺を食べることができる。

バミーの汁そばは、日本のラーメンのようだから気軽に食べれて、それこそ10B(40円程度)より屋台で売られているから、少し小腹が減ったら、屋台の椅子に座りさえすれば、それなりに美味しい麺にありつける。

しかしここはタイ、いくら日本のラーメンに似ているからって、音を立てて食べてはいけない。

啜って音を立てて食べてよろしいのは日本だけということになる。

*
*

チェンマイでは、このバミーを使ったカレーラーメンが有名で、この汁そばはカオ・ソーイと呼ばれている。

茹であがったバミーの上に揚げバミーを載せるという二段仕掛けで、モチモチした麺の食感とパリっと揚がった麺の食感の両方が愉しめる。

スープはココナッツミルクをたっぷり使ったカレー汁。

タイでも暑すぎると暑気払いの効果を狙って、この汁そばを食べるらしく、結構賑わっているようだった。

僕ら旅行者も同様で、ムシムシと湿気が肌にまとわりつく、ねっとりとしたタイの夕暮れ、カオ・ソーイを一息でかきこんで汗をどっさり流すのが日課でもあった。

*
*

土曜日は残念ながらに終日ずーっと雨に見舞われた先週末のタイフェス2006、日曜日はかろうじて曇り時々晴れの天気予報だったので、代々木公園に向かった。

シンハビア数杯でしたたかに打ちのめされた我々はヘラヘラと道往く人を眺めて、ドラゴンフルーツを食べ、タイカレーを食べつつ、とりとめのない馬鹿話に花を咲かせ、すっかりカオ・ソーイの存在を忘れていたようだ。

また来年にでも・・・。

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2006年05月12日

人間デス。

今日は AlayaVijana の3rdアルバム発売を記念して、新宿のタワーレコードでインストアライブが開催される。

山川冬樹の発する倍音が言霊となって、新宿の摩天楼に天高く響き渡ることだろう。

シタールやタブラ、カリンバと、多種多彩な楽器を操る民俗系打楽器プログレ的ロックなバンドは、いつだってリズムが身体中を駆け巡り、本気で気持ちいい。

焚き火を囲んで踊り明かす古来の民のような熱烈な覚醒を呼び起こす。

業(カルマ)とは何か。

AlayaVijana の業(カルマ)はどこへ向かおうとしているのか?

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2006年05月01日

月桂冠は最強のCM

「私の趣味は、あなたです。」

スキンヘッドになって帰ってくる旦那さんを見て笑い転がる永作博美が出ている月桂冠のCM、いいよね。

なんというか、他愛もない淡々とした日曜日の幸せを描いていて。

高野文子の漫画に通じる小さな喜びが映し出されている。

胸がキュンとなるなぁ。二人きりの静かな晩酌風景が本当に仲睦まじくて微笑ましい。

CM中に流れている安藤裕子の歌う「のうぜんかつら」も心を揺さぶるいい歌。

いいなぁ、ほんとに、これ。

月桂冠

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2006年04月28日

さぁ、アナタの今日の運勢は?

こういう占いをして喜んでるのも如何なものでしょうか。

「うんこ占い」

◆ 結 果 ◆

あなたは 便器 です。

大きな包容力で糞どもは貴方のとりこ。いつも自分を磨いて。

◎ あなたを助けてくれるのは 尿
▲あなたの邪魔をするのは  バナナ糞

そうか、尿が助けてくれてバナナ糞が邪魔する。そして俺は便器。

まぁ、いいか・・・。

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2006年04月25日

進化するベータ版リーダ

livedoor Readerで読み込めなかった当RSS、早速、問い合わせしたところ、返事が到着しました。

どうやら結論から言うと ・・/index.rdfで読み込めないらしい。

でも、現時点では、なぜかサイトのURLだと登録も行なえて、きちんと読み込めるようだ。

某サイトで、〝0円ブログ〟と値付けされたこのブログに、そこまで検証して戴いて感謝である。

なので、お約束のこれを作成。

Subscribe with livedoor Reader

読み込む時に便利だよ。

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2006年04月24日

IKEA JAPAN オープン!

北欧系のデザインで有名なIKEA。

デザイン性と機能性に優れていてお洒落。

それでいて手ごろな価格の家具からキッチンまで勢ぞろい。

早く店舗が出来ないかなぁと思っていた矢先に、船橋店オープンのニュース。

JRの電車内で大々的に広告をうってるから目にした人も多いのでは。

ビビットなカラーの水差しとか白を基調とした家具とか。

「ファイトクラブ」のブラッドピットは『Fuckな北欧家具を揃えるお前はもっとファッキンだ』みたいなことを言ってたけれど、僕はIKEAの商品と過ごせるならファッキンでいいです。いや、ほんとに。

上段:左から
Tord Björklundデザインのトイレブラシ(990円)
IKEA of Swedenデザインの花瓶(150円)
IKEA of Swedenデザインのペンダントランプ用シェード(1200円)

下段:左から
IKEA of Swedenデザインの回転チェア(3900円)
IKEA of Swedenの水差し(190円)
Ria Falkデザインの蓋つき容器2ピース(420円)

IKEA JAPAN Funabashi

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2006年04月23日

Logo with Earth Day2006

20060423a

今年はGoogleのロゴでもEarthDayになってるね。

昨日、ラブサイケデリコのVoが「Happy Earth Day!」と皆に伝えてた。

誰にとってHappyか?個々の幸せが地球の幸せと等記号で結ばれる。

僕らに出来ることもあれば、出来ないこともある。だったら出来ることをやったほうがいい。

今日はUAが大トリ。天気はどうなるかな。

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2006年04月20日

こちらもLivedoorりーだー

Deltazulu氏より凄いものをご紹介さずかる。

最強の技術スタッフが残るLivedoorがやはりやってくれました。

もうすでにアチコチで話題になっているRSSリーダー。

とにかく動作がヤバイ。インターフェースが見たこともない痺れる動き。なんだ、これは検索ボックスに文字を入れるとエントリが動いたりなにかしたりしているぞ。超スゲー。

Bloglinesからの移行もあっさりとできるので、早速と移行開始。

ちなみにD氏は数百あるエントリを手作業でクリックして更新したそうだ。その更新が終わった後に<編集>画面に<既読にする>チェックがあったのに気づくのは、まあ、いいかねwww

この昂奮はなんともいえんな。

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2006年04月18日

美食家の最期と今宵の住処

「老人と海」でノーベル文学賞を受賞したアーネスト・ヘミングウェイは、晩年思うように作品が描けず猟銃自殺をした。

彼が愛した万象は限りがなく、猟銃、冒険、女性、酒、料理をこよなく愛した。

そのモチーフは作品にも色濃く顕れているようである。

スペイン内戦などの戦争へのアプローチもたやさなかったせいか、日本文学ではどうしてかベトナム戦争にアプローチをみせ、釣りやグルメ、冒険に同じように情熱を費やした開高健と比較される。

僕自身はこの比較にはあまり馴染めなくて、どちらかというと、ヘミングウェイの作品には、開高のそれに比べて、絶対的に人間が滲み出す儚くとも切ないユーモアが描かれていない、と理解している。

同様に、実を言うと、幾度となくヘミングウェイの作品を読んでみたが、これがどうして高く評価されるのかは理解できない。

ヘミングウェイの作品は絶対的に白人主義に則って展開されているのが、どうも僕には向かないみたいだ。

それだけ好まない傾向の作家なのだが、実のところ、一冊だけ書籍が我が家にある。

「ヘミングウェイ美食の冒険」(2520円)という99年にアスキーから出版された翻訳書で、現在は残念ながら絶版だ。

ちなみにAmazonだと4000円前後で取引されている。数年前くらいはアウトドアショップの書籍コーナーとかにポツンと飾っていたのを見たりしたので、何処かで見つけた際には手元においておくのもよいだろう。

実際には、これは彼の文学そのものではなく、ヘミングウェイの作品に登場するさまざまな料理を実際に作って、そのレシピを載せているわけなのだけれど、非常に楽しい本である。

野外料理が多いのでアウトドア派にとっては大変興味深いだろう。

釣った鱒に強力粉をつけてベーコンで味をつけるフライや、野草料理。ヘミングウェイゆかりのカクテルレシピの数々。野営地で飲む珈琲やパンケーキの作り方。

お酒やカクテルのページには彼が愛したラム酒のレシピ「モヒート」も載っている。

ラム酒とミントを入れたグラスに、砂糖を少し落として氷と一緒にステアしたカクテル。

後味のすっきりとした、ミントの香りがするキューバのカクテルだ。
初夏に呑むなら、こんなカクテルで。

ところでカクテルといえば、こちらはサントリーが運営するバー検索ナビ。

まだ載っている店舗は少ないようだけれど、バーのみに絞ったDBで、駅名からの検索、地域からの検索が出来るのでそれ相応に使いやすい。

今宵呑む場所をこんなサイトから見つけるのもいいかもしれない。

BAR-NAVI

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2006年04月13日

春のつまみと千切りムーチョ

20060413a
河合塾という予備校に通っていた浪人時代、里中先生という英語の先生がいらっしゃった。

脳をぐりぐりと刺激するお話をされる方で、英語文法の成り立ちから読書の楽しさ、森羅万象までたくさんのことを教えてくれた。何事も学んでみようとしていた浪人生時代に非常に貴重なお話を聞くことが出来て、これはなかなかの体験と経験であった。

先生はわりとお酒を飲む方で、お酒の楽しさについて時々授業の合間にお話された。

当時は酔うことは知っていても、本当の意味でのお酒の楽しさを知らない若輩者にとっては、聞けば聞くほど勉強よりも魅力的なクラクラする話だった。

先生のお奨めは〝カラムーチョとキャベツの千切り〟というシンプルかつなんとも不思議な組み合わせで、このオツマミの話をする時に、本当に輝きながら、「これがですね、本当に実に美味しいんですよ。ぜひいちどみなさんも試してみてください。」と目尻を下げてニコニコと話した。

キャベツの甘い青味とみずみずしい水分が辛くて香ばしいカラムーチョと相性がいいという。

独特の吸引力があってか、それは相当に魅力的な食べ物のように抑圧された浪人生には映った。

春の夜更けにつらつらとこんなツマミを食べて過ごすのも良さそうだ。

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2006年04月07日

蘇るガムランと誕生日を祝う

2月下旬だったか3月上旬だったかに、うっかり無くしてしまったガムランボールのボール─ガムランと同じ音色のする鈴─を、行き付けであるバーのマスターの恩恵に授かり、あらためて戴いた。

インドネシアのバリ島が第二の故郷であるこの店のマスターは、年に何回か2週間程度のバリ島での休暇を楽しみ、去年戴いたお土産はガムランボールだった。

すぐに皮ひもに結び付けて首から下げて音色に耳を傾け、また、お守りとして持てるので肌身離さず重宝していた。

ところが、ある日いつもどおり帰宅して首から外すと突然としてそのボールが無くなってしまったのだ。

僕はそのことについて少なからずショックを受けた。

なくしちゃっよ、マスターごめんねと、ある晩彼にそのことを話すと、「そっか、そっか。俺も無くしたことあるよ」と特に気にする様子もなくシェーカーを振るので、申し訳ないなと思いつつもスツールに腰掛けた。

それから1ヶ月程度経った晩、ひさびさに扉をくぐると、開店まもない時間だったからか、店内にはまだ誰もいなく、一番最初の客だった。

いつもどおりに挨拶をして上着を脱いで、何を呑もうかなと考えていると、マスターが「そうそう、ko君、ガムランボールの鈴、あげるよ」とポンと投げて渡してくれた。

どうやらマスターもガムランボールの籠のほうが壊れたことがあったらしくて、ボールを取っておいたそうだ。これで僕のガムランボールは息を吹き返すだろう。今度は無くさないようにしないと。

*
*

さて、今日はspankin'氏の3x歳のお誕生日だ。

おめでとう。よき一年を。

ちなみに今日は鉄腕アトムの誕生日でもあるそうだ。
これは意外と知られていない事実なんだけれど、じつは、鉄腕アトムの歌の歌詞は谷川俊太郎が作詞している。

空を越えて ラララ 星のかなた
ゆくぞ アトム ジェットの限り
こころやさし ラララ 科学の子
十万馬力だ 鉄腕アトム

十万馬力でいってみようじゃないか、ね。

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2006年04月06日

雨降りの夢想

太陽が照りつける快晴の一日より、どんよりとしていて、雨がシトシト降り続き、まるで世界中の全てが静けさに包まれているようなシンとした一日が似合う店というのがある。

僕が知っている店でもそんな店が二軒あって、どちらも喫茶店だ。

軽く食事も食べられて、店内では静かな音楽が流れ、窓の外の景色をつらつらと眺めるか、本を読むような雰囲気の店である。

一軒めは東京の渋谷。109をさらに坂を上るとラブホテル街が立ち並び、昼も夜も道沿いをカップルが往来している一角になぜか時が止まったかのような古めかしい建物がある。

昭和元年に創業したその喫茶店は、名曲喫茶としてその界隈では知らない者がいない、聖地的な威厳を持った店である。

しっとりとした足音を吸い取る絨毯、ゴージャスなシャンデリア、最高品質のスピーカーから流れるクラシック。

雨が降る昼下がり、2階の窓辺の席で雨のしずくを何も考えずに見つめて、匙で珈琲のカップをかき混ぜ、時を過ごすのはなかなかの贅沢、というものだ。

もう一軒は、神奈川の湘南にある。最近は忙しくてなかなか訪れることがなく、なんだかんだで、かれこれ8年ほど経つ。残念きわまりない。

いまもこの店があるのか幾度となく確かめようと思うものの、その度に夏が過ぎていった。

国道沿いにある、山小屋といっても不思議じゃない店の2階席からは海が一望できて、天気さえ良好だったら大島・神津島あたりまでは覗うことができる。

夏の夕暮れ間近にサッと降るスコースがアスファルトを冷まして、車がテールランプの航跡の伸ばす。

FMラジオから小さな音で天気予報と時間を知らせるニュースが流れている、そんな店だ。

夏なのにどうしてかこの店では熱い珈琲にミルクたっぷり入れて飲むことが多かった。

シャワーを浴びて、シーブリーズを肌に浸み込ませ、洗いざらしのTシャツを羽織った後に飲む珈琲が身体に優しい。

ダンスするみたいに地面で跳ねる雨をいつまでも見ながら次の休日の過ごし方に思いをはせて。

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2006年04月05日

みつばちマーチ

20060405a
1994年に英国で産声を上げた手作りハンドコスメの「LUSH」。新鮮な野菜やフルーツを絞ってお菓子を作るようにして出来上がった石鹸の数々は肌に優しいと評判。商品名も〝恋の導火線〟とか〝3時のおやつ〟とか〝いちご同盟〟など、笑いを誘うネーミングばかり。新商品も多く、同時に販売終了も絶えないという、とにかくアイテムの回転が早いショップだ。


その「LUSH」の商品の〝働きバチ〟が残念ながら販売終了になった。

そもそも〝働きバチ〟を知ったのは、もうそれの販売が終了してからの話で、つい先日、とあるキッカケで使用し、しかもそれまでは「LUSH」自体知ってはいたけれど、使うまでには至っていなかったから、まさに何気なく使った蜂蜜入りのこの石鹸、香りを嗅いだ瞬間に、フラッシュバックを起こしそうなぐらい身震いがした。

懐かしい香りがするのである。

目が眩むほど明るいゴアの午後14時の香り。

ちょっと抽象的かもしれないが、匂いはイメージを想起させるのである。

ネパリショップ、ディスコバリー、ナインバー。そんな光景がパッと浮かぶ。

本当に一目ぼれしてしまった。でももう何処の店舗でも売ってないようだ。去年に販売終了したみたいだから。

なので、わりと似た香りで蜂蜜たっぷりの〝みつばちマーチ〟(100g 480円)を使用中。

「LUSH」の人気ナンバーワンの石鹸だ。

これも甘い香りが馨しい。洗い上がりの肌はしっとり&すべすべ。なんだか夏が待ち遠しくなった。

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2006年03月27日

新日本三大夜景

新日本三大夜景というのがあって(旧三大夜景といえば、「札幌」「神戸」「長崎」)、それは、この3つの場所がそうらしい。

・フルーツ公園(山梨県山梨市)
・若草山(奈良県奈良市
・皿倉山(福岡県北九州市)

このうちフルーツ公園と皿倉山は何度か行った。

皿倉山は北九州地方が一望できる622mの山で、山頂まではケーブルカーとリフトで登る事ができて、キャンプ場もあり、夜景はやはり見応えがある。スペースワールドという遊園地の観覧車が夜になるとライトアップされるわけだが、それを眺めるのはディズニーランドの景色なんて比じゃない。

フルーツ公園は山梨にある。山梨の勝沼地方は葡萄が採れることからワインの産地として有名で、東京から1時間弱でいける穴場のスポットだ。

近くに星空が天井で甲府盆地が眺められる温泉もあって、富士山が真正面。

盆地の夜景は日本三大夜景に相応しい。

その素晴らしさは闇に散らしたダイアモンドみたいだ、ほんとに。温泉の景色で感動して鳥肌が立ったのは初めてである。

夜景の感動は写真にも文章にも残せない。見ている瞬間ですらちょっとでも目を離すと夜景は遠ざかってしまう。それでも僕らは何とか自分が夜景を見て感動したその想いを残そうとして、誰かに伝えようとする。それが夜景の魅力であるように思う。

ところで、勝沼ワイン、山の自然、富士山、温泉、甲府盆地の夜景と満天の星空、東京から1時間弱という資質が豊富な勝沼エリア。

少々、この土地の奥深さに憑りつかれてしまったようだ。本気で移住も考えたい。

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2006年03月20日

映画覚書

このブログでも幾度となく取り上げている「暗闇のスキャナー」(邦題)のオフィシャルサイトがついに公開。

「ウェイキングライフ」のリチャード・リンクレイターが監督。「マトリックス」のキアヌ・リーブスが主演。

実写した映像をアニメ化する独特の手法はお手のもの。

トレイラーを観ただけで心臓が高鳴る。

7月7日、全米で公開。

嗚呼、日本公開が待ち遠しい。

オフィシャルサイト

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2006年03月17日

虚構新聞

▼患者体内にiPod置き忘れ 滋賀・びわこ医大病院

とか

▼「生類憐みの令、検討に値するね」 首相、部会に検討を指示

とか

▼エッフェル塔の尖塔、白昼堂々盗まれる フランス

とか

そんなニュースが満載。


言葉は無力なのか?

そんなことはない。

笑わすことぐらいなら、できる。

虚構新聞

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2006年03月15日

Googleの発見した10の事実

"最高" に甘んじないというGoogleの理念。

自分たちにできることが何か、それをもっとうまくやるにはどうすればいいかを知っているGoogle。

一番であることは終点ではなく、出発点に過ぎないというGoogle。


1. ユーザーに焦点を絞れば、「結果」は自然に付いてくる。
2. 1つのことを極めて本当にうまくやるのが一番。
3. 遅いより速い方がいい。
4. ウェブでも民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのは机に座っているときだけではない。
6. 悪事を働かなくても金儲けはできる。
7. 世の中の情報量は絶えず増え続けている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. すばらしい、では足りない。


「Googleの発見した10の事実」より抜粋。

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2006年03月14日

24時間≦31日≦12ヶ月

僕のブログでは、どうしてか記事毎に2つのカテゴリにエントリされている。1つは〝24時間≦31日≦12ヶ月 〟というカテゴリで、2つめのカテゴリは、それぞれの記事内容によって可変している。

あるいは〝24時間≦31日≦12ヶ月 〟だけというのもある。

つまり、Aという記事が生成されると必ず〝24時間≦31日≦12ヶ月 〟というカテゴリが含まれている。

このように1つの記事に対して、カテゴリを2つ用意したきっかけがイマイチ記憶が定かではないけれど、ま、べつにいっかと適当に2つに分けて、まるで砂浜に落ちた椰子の木を集める島民のようにぽちぽちと記事を書いてはエントリしていってた。

そういったことで、この〝24時間≦31日≦12ヶ月 〟のエントリ数は、本日現在500を超えている数になっている。

さて、どうして突然こんな話題になったのかというと、実は先日、とある知り合い(僕のサイトを頻繁に見ていただいている方)から〝24時間≦31日≦12ヶ月 〟のカテゴリを開こうとするとパソコンが固まると指摘されたことに始まる。

deltazulu氏ならともかく、クリックしただけでパソコンが固まったり次から次へとウィンドウが開いてしまう罠を仕掛ける器量や度胸(そしてなによりも習慣)は僕は持ち合わせていないから、この人はいったい何を言っているんだろう?といささか面食らったわけだが、よくよく考えたらその人の言わんとすることにも合点がいった。

〝24時間≦31日≦12ヶ月 〟のカテゴリは、旧HPの日記を引き継ぐ形で、公開したブログのカテゴリが丸々収まっているわけだから、つまりそのカテゴリを開くと全記事を表示しようとするのだ。

僕もいまさらながらに試してみたけれど、これがまた気の弱いパソコンなら確実にフリーズするな、というレベルだった。

かの知人のブラウザは恐らくそういった経緯で“固まって”しまったのだろう。

なんて人騒がせなカテゴリだ。

完全に管理者の僕の責任である。

でもどうしてこんなの作ったのか本当に記憶が無い。先のことも考えずに置いてしまったとしか言いようが無い。

問題は、年月を追うごとにこの〝24時間≦31日≦12ヶ月 〟というカテゴリの記事量は肥大していくわけだから、ますますブラクラの性質を帯びたリンク先に仕上がることが確実、という点である。

さすがにこれではまずいと感じて、対策を講じることにした。

で、この対策方法なのだけれども、これはもう単純に2つのカテゴリを中止して、1記事に1カテゴリとする原始的な方法以外はない。

ところが、どうやら自動で変換できるモノではなく、1個1個の記事毎にマンパワーでカテゴリ変更をしないといけないようだ。

無人工場でレストランの食事が作られるこのオートマチックなご時勢に、である。

自業自得とはいえ、辛い。きっと2万年ぐらいかかる作業じゃないんだろうか。先が思いやられるというか面倒というか・・・。

とりあえずは本日分のエントリから変更することに。〝24時間≦31日≦12ヶ月 〟については日々の雑記を格納するカテゴリとして残存。

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2006年03月07日

変態野郎

変態の小太り役を演じさせたら右に出る者がいない、と評判のフィリップ・シーモア・ホフマンがアカデミー賞を受賞。

フィリップ・シーモア・ホフマンは、「マグノリア」で悶々とするデブを演じたのが個人的には非常に印象的で、僕にとって、いつまでも記憶に残るタイプの役者である(といっても、「マグノリア」は大好きな映画なので、どのキャラクターも好きなわけだが)。

そのあとに僕が彼をスクリーンで見つけたのは、エドワード・ノートン主演でスパイク・リーが監督をした「25時」だった。

ノートンを目当てで映画館に足を運んだのだけれど、やはり彼は小太りの悶々とするデブを見事に体現していたし、静かなキャラなのだけど目が離せない、そんなプチ変態を演じていた。

「プライベート・ライアン」に出ていたバリー・ペッパーが、女の子のケツばっかりを追いかける役柄で登場していたのも笑った。

今回アカデミー賞を受賞した「カポーティ」は、トルーマン・カポーティの人生を描いた物語だ。「ティファニーで朝食を」で有名なカポーティだが、残念ながら読んだことがないので、作家のバックグラウンドが分からない。

複雑な人物だったということだから、きっとフィリップ・シーモア・ホフマンが演じるにはピッタリなのではないか。

こういう役者はこれからも目が離せない。

変態といえば、渋谷のシネマライズで「変態村」という映画が上映される。

といっても乱痴気騒ぎを起こすエロくてドタバタとした痛快エロエロ映画ではなく、シリアスにホラーな〝血〟と〝歪んだ愛〟が描かれた映画らしい。

題名だけで観てしまいそうな、そんな映画でもある。

でもさ、誰かに「ねえ、あのさ、最近どんな映画みた?」って聞かれて「うーーん、変態村」って答えるにはちょっと気が引けるよね。「え?変態村って・・・」と。

ちなみに渋谷のシネマライズでは06年3月18日からカート・コバーンに捧ぐ映画「ラストデイズ」がいよいよ公開。

どんな内容で描かれていようとこれは観なくては。

観たら文句を言うだろうし、しかも季節的にもカート・コバーンが死んだ時期に近づくので、きっとやるせないだろうけれど。

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2006年03月03日

放射する怠惰と国会議員

2006年2月に国会で民主党から提出された元ライブドア社長が送信したとするメールを巡る幾つかの問題について後味の悪い、砂の混じったお茶を飲まされたような気分になったのでちょっと考えてみた。

さて、そもそも国会議員がメールについて詳しくなくてはいけないのか?といったら、まったくそんなことはなく、ただ、知らないよりは知ってるほうがイイに決まっているだけで、国会議員はメール一つも分からないと騒ぐのは本質を逃すような気がする。じゃあ、それが電子メールじゃなくて宇宙法則の量子力学と物流の関係性だったら知らないことは追求されなくなるのか?ということになってしまう。

その延長線上にある回答は、国会議員というのは万物の知識を司る泉のような人間じゃないと務まらないというやや行き詰まった結論にならざるを得ない。

今回の一連で、意外とネット上では、〝国会議員はメールひとつも分かってない〟という意見に集中する記事や電子メールへの知識の欠乏を指摘するだけの記事が多くて驚いた。もちろん知らずにして国会という公の舞台に、乏しい内容の紙切れを持ち出したのは、責めるに値する行為ではあるが、議題中に現れた材料が問題ではなく、押し寄せるだろう反論に対する準備がなかったことが問題であり、そういったことが今回の事件の稚拙性を浮き彫りにしているのではないだろうか。

だってもし僕が反対派だったら、『オイ、君、それはニセモノじゃないか』と指摘するだろうに違いない。絶対に指摘する。仮に電子メールの仕組みについて知らなくともその贋造性を証明する為に、ありとあらゆる資料を揃えるだろう。それが反対派であり責務だ。

永田議員は『だってホンモノですから』しか答弁できなかった。

その正当性を主張できる材料を持っていなかった。

恐らく彼には国会で提出するまでに少なくとも自分の持つ資料に嫌疑を向けるチャンスはあった筈だ。

しかし彼はそのチャンスを手にしなかった。僕が言う後味の悪さというのは有権者の代表である永田議員の詰めの甘さから起因しているようだ。

国会中継に映し出されるホンモノ宣言をしている永田議員はまるで学級会で吊るし上げにされている小学生みたく、無様で滑稽で、やはり遅鈍に見えた。

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2006年03月01日

俺マイメモ

アメリカの「ミステリーゾーン」でも放映された、1961年にフランスで製作の短編映画「ふくろうの河」オリジナル版DVDが3000本限定で発売決定。

監督はロベール・アンリコ。ちなみに原作は「悪魔の辞典」のA・ビアス。

これだけの情報でゾクゾクします。

もうすでに受付終了しているところもあるので購入予定をお考えの方はご注意を。

アマゾンならまだ予約可能。発売日は2006年4月28日。

Amazon

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2006年02月28日

鰻屋の消失

まだ1980年にも満たない頃(こうやって書くとどうも前史的な響きがあるけれど、僕はもう6歳ぐらいにもなる。やれやれ)、四谷左門町に「うな浜」という鰻屋があった。

魚屋の「魚竹」の真向かいに位置する平屋姿の鰻屋さんだ。

太陽がよく照らされる窓から、香ばしい、炭で焼かれた鰻の香りがいつも天高く伸びていて、土曜日や日曜日に近所だったことから足を伸ばして食べに連れて行ってもらった。

畳のある座敷があって、下町らしい路地を眺めながら鰻を食べた記憶がある。

その後「うな浜」は、荒木町に移転した。

荒木町に移転しても、同じように香ばしい煙を天高く巻き上げて、毎日賑わっていたようだ。

僕は荒木町に移ってからの「うな浜」は大学を過ぎてからしか食べたことがないけれど、十年以上も時を経て久しぶりに訪れ、変わらないその活気ぶりに目を細めたものだ。

安い値段と丁寧に焼き上げた鰻が魅力的な店である。

荒木町に相応しい鰻屋、そんな風な佇まいだった。

だんだんと大人になるにつれお酒を酌むようになると、荒木町は非常に居心地の良い街として僕のなかで存在するようになった。

ゆったりとした時間の流れと静かでありながら、決して陰気ではなく華やかさもある。かつて花街だったというのが頷ける。要するに粋(いき)でいなせな街なのだ。

街のいたるところに猫が潜んでいるのも素敵なのだ。

四谷は猫の多い町としても実は有名である。

ほんと、とてもじゃないが、荒木町の居心地のよさや、一軒一軒の個性的な店柄、隠れた名店を知ってしまうと、渋谷や新宿や銀座に足を運ぶなんて思わなくなる。

さて、前述した「うな浜」だが、残念ながらに2006年2月24日にその歴史を閉じた。

古い趣に溢れた、およそ新宿区とは思えないその鬱蒼とした由緒ある雰囲気がいまとなっては非常に懐かしい。

「うな浜」で鰻を食べるという行為には、『よーし、今日は鰻だからな』という熱気があった。

お店の中もバブル前の活気があった時代から受け継がれたシンボルのようで、僕らの心の拠りどころだったのだ。

昨晩、なんとなく気になり、店の前を通ったのだが、真っ暗な入り口があるだけで、当たり前だけどもう煙が立ち込めることはなかった。

一瞬、何かが僕自身を捉え、小さく揺さぶった。

かつて何処かで同じような気持ちになったことがあったのを思い出したけど、それが何処でどんな時なのか思い出せなかった。

たぶん、何かを失い、なんとなく寂しくなったことがあったのだろう。

ただそれだけだ。

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2006年02月27日

スミス社ウォールクロック

20060227a
19世紀の英国で自動車のメーカーとして誕生したスミス社。スミス社の商品は自動車の部品からアンティーク時計に至り、新旧を問わず常日頃オークション市場を休みことなく賑やかしている。

そのスミス社がおよそ100年前ほどから1967年ぐらいまで製造していた名作中の名作である壁掛け時計(現在は製造中止。市場にもあまり出回らない)を、ロジャー・ラッセルズという人物が〝歴史から消失させるのはあまりにも痛手だ〟ということでライセンスを取得し、当時そのままの時計を再現したのがこの「レトロウォールクロック」。

英国はもとより海外でも親しまれているモダンなデザインだ。

アイボリーの丸い壁掛け時計に、黒いビビットな文字盤と赤い秒針。

秒針はカチカチ音がしないので煩わしくない。美しい商品は時代を超えていつまでも愛される。赤や黒の本体もあるけれど、飽きのこないアイボリーが良い。

雑貨店、ネットショップで、8500円程度~。

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2006年02月20日

ピーナッツ、3個

生を授かりXX年、思い起こせば辛かったことも楽しかったことも、いろんな毎日がありました。

気がつけばワタクシも立派な〝大人〟と呼ばれる年齢にまで成長し、同級生の多くは、結婚したり離婚したり、産まれたり転勤したりで、ドラマのような人生を送っているようです。

さて、非常に恥ずかしいながらの告白となりますでしょうか、実はワタクシ、「AKIRA」という非常に完成度の高い作品にうつつを抜かす度合いが少々過ぎているようなのです。

いえ、決してオタクだとかそういうんじゃありません。ワタクシという表象現象における一つの個人が「AKIRA」に出遭ってしまっただけなのです。

ただ、中1のときに薬局で空のカプセルを購入して、その中に10円の粉末ジュース(コーラ味)を詰め込んで『AKIRAのカプセルだぁー』とはしゃいで高校生に殴られたのも、原チャリをパクって金田の真似事して怪我をして捕まったのとかなら限りがございません。

もちろん、いまでは良き思い出です。

まだ青臭かったんですかね。

それとワタクシ、中学生のときにアニメの「AKIRA」でしたら台詞を全部〝ソラ〟で言えました。

おっと、自慢じゃないですよ。勉強もしないでノートに書き記して暗記しただけなんです。

さて、そんな世界の何処にでもたぶんいるだろう「AKIRA」フリークのためのお店が池袋にあるのですよ、これがまた。

店名なんて言わなくても分かるでしょう。

春木屋です。

場所は池袋と少々難儀な場所ですが、もし『やっとモーターのコイルが、あったまってきたところだぜ』という台詞にピンと来る方とか、28番という番号にどうも執着する傾向がある方はぜひこちらに。

えぇ、ワタクシも近日中に・・・。

春木屋

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2006年02月14日

こちらも差し押さえ

どうやら国民の義務のひとつに「納税」というのがあるみたいです。

さっき知りました。

さて、会社に電話してきて、納税を伝える新宿区税務署の職員はとにかくパワフル過ぎ。

1x万数千円の税金なんて一括できないから12分割してくださいと頼んだところ、「税率14%かかりますよ」と笑顔&ニッコリで言い放される始末。

ねぇ、何処に行くの?僕の税金・・・。

ちなみにこれ以上拒否るとオイラ氏のように〝差し押さえ〟を食らうらしい。


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2006年02月10日

Run Away

今週末に予定されていた精密検査が来週の変更となった。

2日にわたる検査であることから翌日も病院に伺う予定ではあったのだけれど、明日病院が休みだから翌週にしてほしいとのこと。そんな電話を朝の8時30分に掛けてくる病院は果たして大丈夫なのだろうか。

当分派手な遊びや運動は控えなくてはいけないようであるので、関係者各位には、何かとご不便ご迷惑をお掛けしますが、すみませんです。

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古今東西、数ある運動競技のひとつにマラソンという競技があって、つまり延々と走る静かで熱い競技だ。

僕はマラソンは得意(学生時代、マラソン科目でベスト10位を常にキープ)なのだけれど、どうしてか、まるで好きになれない。

たぶん、この先ずーっと好きになれない気がする。得意なんだから続けたらなんて恐ろしい囁きすらあった学生時代、僕は震えるまでとは言わないまでも「お願いだから、そんなこと俺には薦めないでくれ」と心底願ったものだ。

どうして嫌いかという一番の理由は「なんで走らなくちゃいけないのだろう?」という根本的な疑問が頭から離れないからだ。

もちろん走距離タイムを伸ばすのはひとつの魅力であるのは認めるけれど、それだったら〝より速く〟走ろうとする100m走に僕は惹かれる。

*
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結果だけに触れて話すと、トム・ハンクスが主人公だった「フォレストガンプ」は知的障害者の主人公が延々と走ることで問題を解決する映画だった(このように書くと、あばれはっちゃくを思い出すのは世代のせいだけとは思いたくない)。

恋、人生、人間関係、懸命に頭を悩ませても解決しない彼の悩みは〝走ること〟であっぱれなほど収束していった。

先日、後輩から試写会のお誘いで観た「プロミス」という映画も〝走る〟映画で、(以下、少々のネタばれあり)。中国のアクションファンタジー映画とされるこの映画に、日本からは真田広之が出演している。

中国の王朝時代の昔々の物語、チャン・ドンゴン演じる奴隷は『雪国』の者という身体能力がサイヤ人並の人間。

疾る(はしる)と表現するのがふさわしいかのように、映画の中で彼は山を越えて屋根を超えて人を担いで空を舞っていた。

しかしなんといっても一番の見所は、奴隷として虐げられているおかげで、四つんばでしか這えないチャンドンゴンが荒れ狂った牛におっかけられて焦りまくり、ついに2本足で叫びながら走るシーン。

しまいには牛を蹴散らし岩壁を垂直にシュピシュピ走るではないか。

猛牛がぶっ飛ばされて空を飛び、乞食が壁を疾走する映画。

誰も笑ってない暗闇の中で1人激しく「ブハッ」とお茶を噴き出してしまった。

中国にはまだまだ未知の領域が隠されているような気がした。

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2006年02月09日

パテサンドウィッチ

L.Aのヴェニスビーチの端にイタリアンサンドウィッチの美味しい店があって、朝食を食べる時はその店でよく食べた。

燦々と太陽の眩しい乾燥した気候の西海岸の朝は爽やかで、絞り染めのTシャツや貝殻のネックレスを売る屋台が店を開ける準備に、アイスカフェオレを飲みつつ、談笑しつつ、作業をしている時間だった。

イタリアンサンドウィッチのお店を教えてくれたのは、部屋をシェアしたイタリア人で、あとからそいつは同性愛者、即ちゲイだってわかったんだけれど、金だけはしこたま持っていて、ヘテロにちょっかいを出すこともなく、レンタカー代とか全部そいつ持ちだったので、適当に世話になっていた。

シアトル発の濃いエスプレッソがまだ出回っていない西海岸において、イタリア系移民が営むレストランやカフェは貴重な存在だ。豆の芳醇とした香りが漂うカフェオレはヴェニスビーチの朝にぴったりなのだ。

その店で初めてパテを挟んだサンドウィッチを食べた。

バターの練りこんだ黄金色のバケットにレバーのパテと野菜を挟んだサンドウィッチは完璧な朝食のひとつである。

過ごしやすい西海岸の晴れた朝だからこそ最大限に美味しかったというのも理由だ。

臭みのない濃厚なパテは動物の肝臓から作り出されて、レバーペーストと呼ばれることもある。

このサンドウィッチにエスプレッソのダブルに泡立つミルクを注いだカフェオレ、カルフォルニアオレンジ。

5~6ドル(600円)程度だった。

朝食にしては少々高いが、テラスのあるカフェで新聞を読みながらローカルFM局のラジオに耳を傾けて、完璧な朝の時間を過ごす以外は冒涜のような気がしたのだ。

カルフォルニアに移動するまでの10日間、僕はこの店でサンドウィッチを食べつづけた。

*
*

東京の渋谷に、このイタリアンカフェに近いサンドウィッチが食べられる店が1店だけある。

フランス主流の店となるが、渋谷東急本店の向かいがわに位置する「ヴィロン(Boulangerie Patisserie BRASSERIE VIRON)」という店だ。

フランス直輸入の小麦を使用して作り出されるバケットやケーキの数々は、宝石のような仕上がりである。

今も提供しているのかは分からないけれど、朝の12時まで食べられるプティ・デジュネ(ドリンク付きで1200円)は、日本で食べられるパンの朝食では最高の部類の朝食であった。

4種類のパンに6種のミオジャムとラベイユの蜂蜜、パティシエ手作りのチョコレートクリーム。

渋谷の喧騒に最も程遠いメニューであり、美味しいものを食べ続けるという飽食はこの街では罪ではない、という事実を知ることのできるレストランだ。

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2006年02月08日

星々の呟き

数日前の雪が舞った一日や、幾日か続いた曇り空を払拭するように、昨晩は澄み渡った夜だった。

残業がそれほどなかったので、まっすぐに家に帰れたのが幸いだった。

一杯呑んでも良かったけれど、たまには何処にも寄らずに盃を酌まない日があったって良いのだ。

交番の先にある、某米国ファーストフードを横目に薬局を通過して、路地に入った。

ふと、なにげなく空を眺めたら、漆黒のシートに豆電球を照らしたような姿でオリオン座が並んでいた。

冬の空は綺麗だと言うし星もよく見えるのだけれど、さすがに都会では、その輝きを僕らはそれほど享受できない。

でも、それを抜きにしても昨日のオリオン座は輝いていた。

そして、星を見るなんていうのは、じつに久しぶりのことだった。

嗚呼、なんと言うことだ、毎日ゝ空も見上げずに僕は家へと向かっていたのだ。

肌を切るように静寂とした冬の空に映る星々は癒しの象徴だ。

単純だけれども、空を見上げただけでとっても元気になったしラクになった。

こういう日もある。

さて、都心で星を見るとなると、プラネタリウム。たくさんの星をリラックスしながら見られるレジャーである。

そんなプラネタリウムのプログラムを、先日、友人から教えてもらったのでご紹介。

池袋サンシャインシティにある「満天」は、約40万個の満天の星が眺められる最新技術を投入したプラネタリウム。

特別企画として、6月まではオーロラを眺められるプログラムを開催中。

大地に日が沈むと、満天の星とともに夜空に現れるのは神秘の光、オーロラ。

癒しの体験を。

詳細

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2006年02月03日

節分

今日は2月3日、すなわち節分である。

節分といえば豆まきで、小学校6年生になるまでは節分が待ち遠しくてたまらなかった。

家の近所にある神社で豆まきが行なわれるからだ。豆だけでなくミカンや飴玉やチョコレートやおかきが神社の高い境内から「鬼はーそと、福はーうち」と投げられ、それを子供たちがキャッキャと袋をもって掴むのが、この日だった。

昭和60年代のお話だから、豊かになりすぎたとまでは言わないけれど、やはり飴玉ひとつを貰って喜べる世代でもなかった。

それでも僕らが昂奮したのは、境内から投げられるお菓子の数々を自らの手で掴み取れたときのささやかな満足感からだった。僕らにとって、飴玉は飴玉にすぎることはなく、ミカンは特別なミカンだった。

それはいわば戦利品に近かった。

*
*

吉野の蔵王堂で有名なのが、「鬼もーうち」と鬼も迎える節分の行事。

僕の亡くなった祖父は、この「鬼もうち」の逸話を非常に気に入っていて、小さい頃よく話を聞かされた。

実は僕の母方の家は5代ぐらい続く医者で、祖父の医院には幼い子にはショッキングな不気味なものがたくさんあった。

6歳ぐらいまで生活していた祖父の家は明治時代に建てられた洋館だったため、なおのこと怖くて仕方が無かった。

「鬼もうち」と聞かされてから、医院に続く長い廊下の先に真っ赤な鬼が立っているんじゃないかとドキドキしたものだった。

*
*

大きくなった僕は、祖父とおなじくらいにこの「鬼もうち」という話が好きだ。

豪気な懐具合が気持ちいい。

祖父が亡くなったいま、医院の庭には石碑が建てられていて、その石碑の横には「鬼もうち」とも彫られている。

寒い夜空のした震えている鬼達が「こっちは鬼もうちだよ」と喜んでいる姿が想像できる。

鬼だってきっと赦しが得られるのだろう。

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2006年02月01日

チンザノロッソ、チンザノドライ

湿気の少ない、乾燥した冬の夜だと、少々甘いアルコールでも気持ちよく酒精が霧散してくれて、酔い方がスッキリするようだ。

たしかに夏の盛りにフィッツジェラルドのロックを呑むよりも、1月2月の寒い夜に、エッジの効いたフィッツジェラルドを呑むほうが喉元を愉しませることができる。

もう彼此7年近くになるだろうか、通いつづけているバーがある。毎日のように顔を出す時もあれば、1ヵ月丸々ご無沙汰することもある。

レコードを流すカウンターだけの店で、緩やかな照明のある落ち着いたバーだ。

気の許した人間しか連れて行ったことがない。なんとなくそういう店なのである。了見が狭いと言えばそれまでだけれども、男は幾つになってもちょっとした秘密を抱えたがる種類の人間なのだから仕方が無い。

さて、7年も経つと、酒の呑み方ひとつをとっても多少なり変化して、あんずの魅惑的な香りが漂うアマレットのカクテル「ボッチボール」は決して外せないけれど、最近だとボンベイサファイヤを呑むよりもシングルモルトを頻繁的に口にするようになってきた。

アンスラックスやメタリカだけでなくエクストリームも聴くようなものなのだろう。

そして最近よく登場するのが白ワインが主たるヴェルモットだ。

ヴェルモットは白ワインにニカヨモギなどの香草を配合して作られるお酒で、辛口と甘口がある。

辛口はフレンチヴェルモット、甘口はイタリアンヴェルモットとも呼ばれる。

よく呑むのはイタリアンヴェルモットのチンザノで、チンザノロッソとチンザノドライが有名だ。

淡い琥珀色のこの2種類のお酒をハーフ&ハーフにして呑むのがお気に入り。

食前酒だけれど、こうやって呑むとくっきりとしたボディがあって、それでいて甘く口当たりが良い。

今宵、何処かのバーで。

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2006年01月30日

彼方に吼える

何も知らないで批判するのはラクな作業なんだなと、出勤早々に犬井は思った。

いつだって当事者以外が、あたかも知ったことのように一般論を偉そうに語りやがる。

直截、俺に言うならまだいい。そうじゃないからタチが悪い。

なんだその満足げな顔は?良いことでも言ったつもりでいるのか?

お前にその事情を知る術はないんだ。

なぜ言うなりになったのかだって?

俺はアホじゃないんだ。お前が想像しているような議論などとっくにかわした結果が、コレだ。お前の考えているようなことは俺はとっくに考えていた。

その前に俺に一言言わせろ。

「で、お前はだれなんだ?」

自分の仕事に関係ない奴が絡まってくることに辟易した朝だった。

犬井は出向した大阪の会社で、あるプロジェクトを一任されたのだが、犬井の知らないところで、つまり犬井の上司のそのまた上司の管轄で、まるでプロジェクトにそぐわない確約がなされていたのだ。

もちろん何も知らされていない犬井は激怒した。

納得がいくまで説明を求めた。

しかし会社と言うのは不便な場所で、正論が正論たる場所ではないのだ。

結局、何も知らない上司の一言ですべてが台無しになった。

犬井は自分のスタッフにきちんと事情を説明した。犬井が納得できないのと同じくらいスタッフも納得できなかった。

当たり前だ。

これを納得しているのは俺ら現場の人間じゃない。

しかし、それとは別に犬井は怒りを覚えた。自分の仕事に関わったことのない奴がことさら知ったような口を叩く時だ。

犬井はそういうのを一番嫌った。

自分のスタッフや現場の人間の批判は気持ちよく受けよう。

そしてきちんと説明しよう。それは俺の役目でもあるし、話を聞くことは現場の人間の役目だからな。

だから犬井は思った。

「で、もう一度聞こうじゃないか。お前はだれなんだ?」

でも、まあ、いいさ。

ほとんど会った事もないし、会うつもりもさらさら無い奴だし。

一言いうんであれば、「お前には1ミリも関係ないだろっ」ってことだな。

英語ってのはこういうときに便利な言葉がある「It is not fuck'n your business」。

そう、イッツノット ファッキン ユア ビジネス。

関係ない奴はすっこんでろ。その満足げな顔は俺には恥の上塗りみたいに見えるぜ。

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2006年01月27日

カメラ覚書

先日ココでも取り上げました森山大道「写真よさようなら」は2月下旬~3月上旬に発売が決定!

\6825ナリ

最近は日本の戦前の写真集が次々と復刻が重なって嬉しいね。

完全復刻なのか、どんな体裁で復刻なのか詳細がまだ明らかにされていないけれど、古本屋で30万とかする場合もあるレア本が廉価に購入できるのは素晴らしい。

写真は印刷物なのだ!と改めて強く思う瞬間である。

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2006年01月25日

アメリカ映画のタブー

アメリカ映画のタブーのひとつに「犬が殺されない」というのがあるそうだ。

アメリカ映画で犬を殺すシーンがないとか。

そういえば、そうかもしれない。

犬を殺すなんていうのは、たしかに誉められるべきではなく野蛮で最低な行為だけれど、だったら他の動物ならいいのか?なんてことも思ってしまう。

それとも犬という動物はアメリカにとって何かの象徴なのだろうか。

変な部分に偏るアメリカの博愛主義だ。

そのタブーを破った唯一の例外が、「ターミネーター2」らしい。

たしかに未来からやってきた最新型ロボットが犬を殺したと思わせる1シーンがある。

もっとも殺害していると推測だけで、実際にそのシーンは映されていないけれど。

血のついた首輪の映像が流れるので、観客は『あぁ、犬が殺されたのね』と哀しくも想像をする。

さあ、実際にそのシーンは撮られたのか、それともそんなシーンは最初から存在しないのか、もし存在するとしたら、そのシーンは収録されることがあるのか。

ハリウッド映画のタブーを犯した「ターミネーター2」のエクストリーム・エディション」、発売。

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2006年01月24日

やがて陽は昇る

「体は名を表わす」というぐらい忙しい。

つまり心を亡くしそうなのだ。

もちろん仕事方面で。

日常でいくら忙しくても心を失うことはない。

昔の人は上手く言ったもので、たしかに忙しさにかまけていると、細かいものを見落としがちである。

でもこういうのは、愚痴をとくとくと呟いたところで、結局は問題が先送りになるだけなのだ。
解決に至らないならぼやくのはやめよう。

何がしたいのか、ではなくて、いま何ができるのか、だ。

それにしても、ふぅ・・・。

*
*

朝起きてケータイを見るとメール着信のマークが。

受信日は朝の4時。見覚えの無いアドレスから何通も。

あぁ、そうか、掲示板が荒らされたんだと、ようやく寝ぼけ眼で気がつく。

最近、やたらと外国のIPからの書き込みで荒らされがちな我がサイトの掲示板。

さすがに毎日数回にわたり書き込まれてしまうので、とりあえず、cgiのパスを変更。

こちらも、ふぅ・・・。

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2006年01月23日

ライブドアチョップ

ライブドアチョップ:
ライブドアの眼鏡っ子キャラな美人秘書に「堀江を出せ」とチョップを食らわすこと。

5年後10年後の誰かに説明するように、あるいは、ポリネシアに住む、過労死や通勤電車や残業を知らない人々に説明するように書くと、2005年以降の日本に、経済界やメディアを賑やかせたライブドアという会社があって、その会社の運用に問題があるとみなされ、東京地検が証券取引法違反で強制捜査した。

その東京地検の捜査を発端に、ライブドアの株に市場の嫌気が差し、売り注文が殺到し、値がつかず、市場が揺れ、しかも、東証は、システム上のキャパシティが追いついていないという事実を露呈した。

経済学者や識者はこれをライブドアショックと呼んだ。

2006年1月の話である。

ライブドアの社長は堀江氏、通称ホリエモンである。ライブドアを語るときに堀江氏を含まないで語ることは、ほぼ、在りえない。

なぜなら堀江氏の人格が拡大したのがライブドアであって、ライブドアという実体は彼の人格像の延長線上にあるからである。

つまり彼が目指さんとする夢や幻想が具現化した存在がライブドアである。

企業価値を高めることが、その企業の株価上昇に繋がる経済原則の法則とは裏腹に、ライブドア社はグループ内企業を、あたかも新たに買収するように装って発表し、株価の不正な上昇と売り抜けをした疑惑が生じている。

彼の求める理想が、時価総額世界第一位の企業であることは、つまり、企業価値を高めることではなかった、ということだ。

つまり株価を売り抜けで上昇させることと彼の理念は一致していたのである。

細かい株式分割を行うことで、1単価の価格を下げ、買いやすくし、投資家の裾野を広げたが、実際のプロ投資家はライブドアの株売買に参加しなかったことが指摘される。

多くのプロ投資家がライブドアの株価上昇が虚業である判断をし、参加しなかったらしい。

その代わり、ライブドアの株に注目を寄せたのが一般的なアマチュア投資家である。

ライブドアの株を購入することはファッションであり、流行のひとつであるのかもしれない。

ライブドア社は、いままでの時代にいたトリックスターのように、これから出現するトリックスターのように、今現在のトリックスターである。

だからライブドア社の今後の動向や、経済知識や経済用語、今回の捜査のメスで発覚する事実や多くの分析は必要とされない。

ライブドア社は過去にも未来にも生きずに、今この瞬間に存在する時代の何かなのである。

そういった意味で、ライブドア社を語るときは、経済理論から崩すのではなく、そのファッション性から語るのが一番イケている。

いまライブドアの毒気にやられて、経済的や株価市場の視点から識者にように語っている連中は、もう一歩踏み込んで語ると、もっとイケてるよ。

ライブドアは時代のファッションに過ぎない。

これだな。

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2006年01月19日

学校喪失

世の中には、目に見えないカタチで巡りあわせというのが実は結構あったりして、例えば、付き合う男付き合う男がロクでもないギャンブル野郎だとか、引っ越すたびに隣人が13号なサイコな人々で困惑しちゃう女子とか、出かけるたびに雨が降る気の毒な人とか、とにかく気づく気づかないの次元を超えて、必ず○○がこうだとXXXだという巡りあいが存在して、我々はその巡りあいを避けて通れずに生きているようである。

数千年前のインドの聖人は、この事実を何とか解明しようと、来る日も来る日も菩大樹の下でウンウンと唸り、ついぞ「これこそがカルマじゃ」と叫んだそうだけれど、そこまで悩まなくてもミクロからマクロまで、生きているとさまざまなレベルでカルマを感じることがある。

僕の場合は、学校である。

泣き虫先生が花園目指したり、B組の金っ八ぁさんがミカン箱から腐り掛けのミカンを取り出して、それを食べたりする、あのスクールってやつである。

『ふんっ何さ。アタイは学校なんて行かなかったんだから』という不良はどっかの材木場にでも投げ捨てておくとして、とりあえず一般市民の僕は、保育園、小学校、中学校、高校、大学と進んだわけだけど、なんとまぁ、世が世なのかね、この中で現存するのが保育園と大学だけだ。

あとは綺麗サッパリ無くなった。母校を訪れようにも姿カタチもない状態。

跡地は、老人ホームとか目的不明な文教施設にサマ変わり。

しかも昨今の少子化を危ぶむと保育園もいつ何時虚空に消えてもまったく不思議ではない。

寂しいバック・トゥ・ザ・マイスクール・ララバイ。

けどまぁ、いわゆる第2学区(新宿、渋谷、目黒、世田谷)では、この現象はけっこう珍しくもなく、特に新宿、渋谷だと、俺もないんだよねぇなんて背中寂しく吐露する輩も絶えないのが小さな救いでもあったりする。

ちなみにいまだに首都高の暴走が止められない某友人のA君は、保育園とか幼稚園には行かず、大学にも進まなかったので、すべての母校が消えたそうだ。

同窓会の通知もここ数年途絶えているとか。

こういうのは、さすがに切ない。

2校残っている僕はまだ大丈夫だ。

自分の心の中でコレだけは消えないと信じている筈のモノが無くなるというのはけっこう衝撃的だ。

例えばN.Yにあるワールド・トレード・センター。

9月11日にあのタワーが消えた時のNY市民に与えた影響は深いという。

無くなるはずの無いモノが無くなる、そういう時はしかも意外とアッサリと無くなるのだ。

こういうこともあるんだと心に留めておきたい。

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2006年01月17日

映画覚書

今年初春のめぼしい映画はこんな感じで。

・「クラッシュ」 サンドラ・ブロック マット・ディロン他

監督は「ミリオンダラーベイビー」のポール・ハギスが監督。

ロサンゼルスで交錯する人々の怒り、哀しみ、憎しみ、喜び。
一件の自動車事故がさまざまな人々を巻き込んで連鎖反応を引き起こすヒューマンドラマ。

2006年2月 新宿武蔵館 日比谷シャンテシネで。

公式

*
*

・「LAST DAYS」 キム・ゴードン(ソニック・ユース)他

監督は「エレファント」ガス・ヴァン・サント。

カート・コバーンの最後の48時間を描いた衝撃の作品。

幾ら大好きなガス・ヴァン・サントだって、このモチーフを映画にするなんて。

もちろん絶対に観るけど、それでも・・。

2006年春公開予定。

公式(英語)

*
*

・「A Scanner Darkly」キアヌ・リーブス ウィノナ・ライダー他

監督は「ウェイキングライフ」のリチャード・リンクレーター。

フィリップ・K・ディックの「暗闇のスキャナー」が原作。

2006年のサンダンスで上映する。「ウェイキングライフ」で用いた独特のアニメでSFワールドに誘う。

日本公開日は未定。

Trailer

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2006年01月13日

ヤフロゴ

Deltazulu氏が作成している某業務用DBで、そのDB名称のロゴを作成しているんだけど、そんななか、Yahoo!風のロゴを簡単に作成するサイトで、ついでに我がドメインのロゴも作成。

どう、YAHOOっぽい?


psybabalogo001

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2006年01月05日

資さんうどん

北九州でジワジワと展開しているうどん屋のチェーン店に「資さんうどん」という店がある。〝資さん〟と書いて〝すけさん〟と読む。

実は「資さんうどん」はうどん界のスターバックスなのだ。僕は最近その事実に気付いた。

日本の珈琲店業界に旋風を巻き起こしたシアトル発のコーヒーショップと、北九州でチェーン展開しているうどん屋は、同列に語ることができる。

スターバックスは、もはや日本全国に展開している説明不要のコーヒーショップなので、触りとしてちょっとだけ書くと、アメリカンコーヒーというお湯で薄めたコーヒーが主流のアメリカという土地において、濃くてドロっとした苦味のあるイタリア流のエスプレッソをメジャーにまでしたのが、スターバックスだ。

細かいレシピが可能なのが特徴で、96年に東京の銀座に日本の一号店が出来た。

さて、一方の「資さんうどん」は、北九州に住んでいる人や、行ったことがある人以外はほとんど知らないことだろう。

「資さんうどん」は、北九州では、非常に馴染みのあるうどん屋さんで、みんな普通に『資さん行こうや』とか『資さんで食べようや』と、お腹が空いたら、そこらにある「資さん」に行くほどポピュラーな店である。

うどんと言えば「資さん」となっているかどうかは知らないけれど、とにかく日常に浸透しているうどん屋さんだ。

店内は民芸調の装飾で統一されていて、たいてい座敷があって、何処かの天井の角にテレビが置いてあって、ローカル番組を流したり、ホークスの試合を流したりしている。

この店の特徴と言ったら数えるとキリがないのだけれど、まず何処の店にも恐らく共通しているのが、割烹着姿でテキパキと働くおばちゃんたちの姿だ。

和気藹々と、湯気の立ち込める調理場から聞こえてくる、高らかな笑い声にホッとする輩も多いという。

そして、おでん。

西日本では当たり前かもしれないが、とにかくうどん屋なのにおでんが置いてある。さらに、おでんの横にはおはぎが置いてある。お彼岸でもないのにおはぎが常に置いてある。

夏でも冬でもこのメニューは変わらないようで、お客さんはうどんと一緒に、2つ3つのおでん種を取って、箸でつついているようだ。

メインのうどんについて触れると、言うまでもなく、うどんの汁は透明。例の西日本のダシ汁だ。

僕のような東日本の人間は、とにかくスープに色がついていないと懐疑的になる傾向があるんだけれども、ズッズと一口啜ると、その心を占領している疑わしい想いも、風味あるスープの湯気と並んで消え去ってしまう。

透明な汁なのに味わい深い。

特筆すべきは麺のコシで、チェーン店とは思えないコシのあるうどんだ。

もちろん暖簾を構えるうどん屋にかなうとは思えないけれど、そのクオリティは賞賛に値する。

この「資さんうどん」のクオリティ高いうどんのコシ。ローカルエリアで絶大な人気を誇るネームバリュー。黎明期のスタバのようである。

しかし何といっても「資さんうどん」がうどん界のスターバックスたるゆえんは、これだけじゃない。

「資さんうどん」に行ったら、テーブルをよく見てごらん。〝とろろ昆布〟、〝揚げ玉〟、エトセトラと多彩なトッピングが無料で可能でしょ。

もちろん注文する時だって、あれこれ追加できちゃう。

これがスタバのカウンターなどに置いてある〝シナモンパウダー〟や〝ココアパウダー〟、注文の際のエスプレッソダブルとかいう、細かく頼むことが可能な好みのトッピングと同じであり、まさに両店ともに、衝撃的なサービスなのだ。

スタバ一号店開店直後に、こぞって友達と行った時、本当にこのシナモンパウダーとかのトッピングに驚いたものだ。

『えっ、無料なの?』と。

96年以前の日本のコーヒーショップに、こういうトッピングは置いていなかった。

そして時を隔てて03年1月、北九州の某所の資さんで僕は同じような台詞を、とろろ昆布を目の前にして口にしたのだ。

『えっ、無料なの?』と。

東京のうどん屋には、とろろ昆布の無料トッピングやら何やらなんて置いていないのだ。

だから「資さんうどん」は、うどん界の「スターバックスコーヒー」なのである。

ところで、〝東洋のベニス〟とかやたらと、「東洋の~」って附ける言葉あるけれど、僕は、この「東洋の~」という響きが、非常に嫌いである。

話がそれるから、簡単に済ましちゃうけれど、「東洋のエルビスプレスリー」というだけで、負けている気がする。

なんだ?「東洋のエルビスプレスリー」って?

エルビスプレスリーは、あのエルビスプレスリーだけが、エルビスなのである。

「東洋の~」と冠を附けないと主張できないそのムードに辟易としてしまう。

だから、「資さんうどん」と「スターバックスコーヒー」に、共通の何かを見出すのもどうかしているかもしれないけれど、少なくとも北九州を「東洋のシアトル」とは呼ぼうとしない。

文化というのは食文化も含めてとにかくオリジナルティから発生すると僕は信じている。そして「資さんうどん」にはオリジナルティがある。

いつの日か東京で巻き起こるかもしれない「資さんうどん」旋風を信じつつ。

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2006年01月04日

カメラ覚書

1972年発売の、そして今は絶版となり、古書でも入手困難である衝撃的な写真集「写真よさようなら」が再発する。

森山大道の伝説的な写真集だ。

きっと、誰もがこの写真集だけは再発は無いだろうと、半ば諦めかけていたに違いない。

まさに、これは新年早々縁起がいいじゃないか。

果たして幾らで発売されるのか、詳細未定だけれども、実際のところ、3万は出せるな。いや、マジで。

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2005年12月28日

ありがとう

同僚(そして、 [PSBN DMG(PSYBABA.NET Design Manegement Group)]の長)の縁側さんが、本日が最終出勤日となった。彼女には本当にお世話になりっぱなしだった。

ニュアンスと直感だけで「こうしたい、あーしたい」と言うだけの僕のサイトのオーダー(もちろんそれをオーダーと呼べば、である。こんな感じにしたいのよねという、まさに感覚的なニュアンスのオーダーだ・・・)引き受けていただき、しかも忙しい時間を削って作ってくれて、色々とこしらえてくれた。

その仕上がりも、もう文句のつけどころも無いぐらい素晴らしい出来合いで、本当に多謝多謝なのであった。

そして、彼女の発想と言うか着眼点というかセンスは、まさに天性の賜物で、しばしば「ko君ってさ、デッサン能力が皆無だよね」といろんな人に言われる身としてみれば、本当に初めて太陽を見る地下住人のような気持ちにすらなる。

ホームページ関係以外でも実に彼女から教えてもらったことは限りがなく、35ミリの写真に興味を持ったのも、彼女からで、とあるサイトとカメラの機種を教えてもらってから、僕は、ずいずいとそのカメラという奥深いジャングルにハマッた。

多方面で彼女からの影響を受けた。

新しい出発を祝って。

出産までの日々、母子共に健康でありますように!

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2005年12月22日

KEENのShoes

20051222a
2003年に設立された米国のフットウェアメーカーのKEEN。

サンダルの指の頭にプロテクトをつけた「toe guard」商品で一世を風靡し、2004年のアウトドア業界を賑やかせた。

そのKEENがシューズも手がけて、リリースをしている。こちらもやはりKEEN独自の「toe guard」が施してあり、まるでエンジニアブーツのよう。軽くてタフだし、アウトドア好きには、なかなかお奨め。

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2005年12月21日

俺マイメモ

ひさびさに俺マイ。

ADSLが完璧に自宅でリンクしなくなり(非対称デジタル加入者線なんて、もう信じない)、写真もupできないことから、いろいろとトピックス。

【Dvd】
・『不思議惑星キン・ザ・ザ』
ソ連のSF。あのキンザザとは関係ないっぽい。寒い土地ってイカれた奴が多いのかな。
すぐに観ないと。

公式:
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・『ジャン=ピエール・ジュネ傑作短編集』
「デリカテッセン」「ロストチルドレン」などの名作を生み出した鬼才。
マイク・キャロとコンビを組んでいた初期の作品集なので期待大。

公式:
なし
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【Books】
・『S60チルドレン』全4巻 イブニングKC
キン消し、ファミコン、ビックリマンシール。昭和のガキを描いた名作。
作者の川畑聡一郎は今年31歳の若さで逝去。惜しい、実に惜しい。

帯が「ショウワのガキどもより、ヘイセイの大人たちへ。」

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【Music】
・『YMCK』
ファミコン的サウンドを載せたポップテクノ。80年代的な香りがプンプン。
音も歌もキャッチーで聴いていると何処か懐かしい。

というよりはコレ、あいつん家でやったファミコンの音じゃんっってな感じ。たんなるサンプリングで終わらずにオリジナルなサウンドになっているのが良い。

ヴィレッジヴァンガードでトップ入り。

公式:
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【Food】
・『スパイスマジック カルカッタ』
東西線西葛西駅、徒歩数分にあるインドカレー屋さん。
この辺一帯はインド人街としても有名(実際に店舗とかが並んでいるわけでもないけれど)。

そんなエリアにある最強のカレー屋がここ。

ここのチキンカレーとサフランライスは、マジで旨い。

インドで食べるカレーより確実に旨い。添加物を使わないで仕上げるコクは、まさにマジックスパイスだ。

公式:
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2005年12月19日

@東京童夢

予備校時代からの腐れ縁で、19歳の時、一緒に訪れたタイで、永遠と「あぁ~っサンドウィッチしてぇ」と意味不明な言葉を叫んでいたバーゴリ君(父親のお仕事の関係で中東にあるバーレンに長期滞在していたのと、そのズバ抜けて日本人離れした体躯からイメージされる動物キャラを合体させたステキなあだ名)、通称コンさんがアメリカンフットボールのJAPAN BOWL決勝戦@東京ドームに出場するとのことで駆けつけてまいります。

僕の高校にもアメフト部がありましたが、イマイチそのルールが分からないのが残念。

裏情報によると、どうやらチアガールがすごいらしい。あれはなぁ、見応えあるぞ、とのこと。

なるほど、どう見応えあるのか確認せねば。

JAPAN BOWL公式ページ:
http://www.xleague.com/review/05/jxb/jxb.html

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2005年12月15日

浪漫飛行

今日は朝から変な一日です。変な仕事の依頼とか、変な仕事の電話とか、変なおじさんとか。

そういうおかしな一日には、下手すると、隣の家のナチ的大佐がずぶ濡れで立っているなんてことも起きたって不思議じゃありませんが、いずれにせよ、、重なる日は重なるものです(Fromアメリカンビューティ)。

で、そんな変な一日に相応しく、どうやらケータイ電話落としたみたいです、自分。

都会でケータイが無いというのは、腰ミノ一丁でジャングルの密林を歩くのと大差ないですね。ぶり大根の煮汁のように身にしみている次第です。

とりあえず回線停止していますので、申し訳ないのですが、連絡は、@孫正義.co.jpのアドレスか、こちらまでお願いします。



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2005年12月08日

黙祷

今日12月8日、ニューヨークのある街角で自称熱狂的なファンのマーク・チャップマンにジョンレノンは殺された。

いまから25年前の話である。

17歳の12月8日に観た映画「イマジン」に、ジョンの追悼シーンが一部あって、画面ではファンが蝋燭を片手に祈りを捧げていた。

目を閉じて悲しみに暮れるその姿に、僕は酷くやりきれない気持ちと泣きたい気持ちが入り混じって、結局泣いた。

その時に流れていたのが、「All You Need Is Love」だった。

R.I.P. John

All you need is love.
All you need is love.
All you need is love, love.
Love is all you need.

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2005年12月02日

浅草鷲大明神 酉の市

鷲大明神 酉の市 2005.11.09(WED),11.21(MON)00:00-24:00
@浅草鳳神社


snapped by: DOCOMO P900IV

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2005年12月01日

コカコーラのささやかな事実

ブログについて語ろう。

なぜTBがないのかといえばトラックバックの機能が必要ないから。

なくてもダイジョウブ、でもその機能が付いていたって、問題じゃない。

でも、便利は新たな不便利を引き起こすかもしれないから、なんだかんだで、つけない。それは個人の問題だから、或る無いの差はあっても良し悪しの差はない。

つけたい奴がつけて、つけたくない奴がつけなければいいだけだ。

もし、ブログなんだから付けろよと云う奴が居たら、そいつの頭めがけて豆腐でも投げつけてやればいい。

そんな奴は豆腐の角に頭をぶつけただけで死んでしまうだろう。

でも必要ってなんだろう?ブログは必要なのか?

たぶんこれもなくてもダイジョウブだ。

mixiだってなくてもダイジョウブだ。ドメインも、携帯も。

ウチに何台かあるパソコンやカメラや聴きもしない収集しているサイケのCDも。
そう考えると、僕はなんだか要らないものばかり集めているような気がする。

ところで、僕はいったい何を書こうとしているのだろうか。少なくともこの文章に終着がない。

あるとすれば、世界の片鱗にしがみついている堕天使の独白だ。
そして悲しいことに駄天使に救済は与えられない。彼の翼は灰色に穢れていて、彷徨う運命にある。

*
*

時々、都会を離れて月数万円で田舎暮らしをする家族の番組を観ることがある。

彼らは実にシンプルな生活をしている。悲しみや幸せが直截的に呼応する世界に住んでいるように僕には映る。

日照りの時は涙を流し、寒さの夏はおろおろ歩くような生活なのだろうか。

似ているのかどうかはしらないが、恐らくその生活に近いだろう人たちをネパールの山中で見たことが或る。

ネパールの人々は未知の世界に対する探究心があった。

僕らは都市生活の伝道者であり、情報提供者であった。

彼らが僕の腕に装着されているG-Shockを見る眼には、何か一筋の灯りがあったし、それは実に素直な反応だった。

G-Shockは、あるひとつの象徴だ。

象徴が具現化して僕の腕に巻きついたと考えてもいい。

その先に何を見るかはその者の状況によって異なる。

彼らは村に数本しかないコカコーラを、まるで神秘の泉から溢れた液体のように取り扱ったし、僕の腕に装着してある時計を宝島の宝箱を眺めるように見た。

僕にはそのような気持ちがない。

コカコーラなんてのは、そこいらにある空気みたいなものだ。刺激すら感応しない。

幾ばくかのコインを投げる。ガチャン。

コカコーラが一本出てくる。

そのコカコーラを飲んでいる僕の眼はきっと乾いた死んだような眼なのだろう。

コカコーラに憧れたい。いつしかからそんな風なことを思うようになった。

それができる奴はきっと何処で生活しても問題ない気がする。

飛騨の山奥でも六本木ヒルズの最上階でも変わることがないのかもしれない。

でも自分はダメだ。自分は弱い。

シンプルを求めるにはシンプルな場所に到達しないと出来ないことを知っている。

なにがしろの強みがあるとすれば、僕には、自分が弱いことを知っているというささやかな事実だ。

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2005年11月29日

カメラ覚書

寺山修司生誕70年。

寺山修司+森山大道『あゝ、荒野』展を渋谷パルコにて開催

寺山+森山がいざなう「60年代新宿荒野図」の世界へ、タイムスリップ!

神経がピリピリと震えそうだ。


詳細

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2005年11月23日

日本のチルドレンたち

小泉チルドレンと呼ばれて、虎の威を借りる猫がチョロチョロと跋扈する平成17年の暮れ。

さて、チルドレンというからには、親のDNAは1セットずつ子に伝達され、DNA情報として発現するのだろうか。

そのDNA情報は親=小泉の政治力なのか?

チルドレンというのであれば、子供らしくぜひ親に反抗して育って欲しいものだ。

脛をかじるのだけは勘弁してくれ。

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2005年11月14日

バーニーズN.Yのコラボカフェ

20051114a
バーニーズニューヨーク新宿店の15周年を記念して、新宿アルタ横のケヤキのあるMOA街にイルピノーロとのコラボレーションカフェが実験的に期間限定でオープン。


平日や休日のブラっと散歩をした寄り道に一服するのにちょうどいい。日曜日でもそれほど混んでいないし、ゆったりとお茶をすることができる。社会実験プロジェクトの一環だとか。

もし11月とも思えない暖かな太陽が照っていたら思い切ってマンゴージェラートを食べてみよう。

営業時間12:00-20:00
10/29 Sat~


NY

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2005年11月11日

東京での再会

今日のランチは久しぶりに会社の外に出て、食べた。

エリック氏と、九州から某業務の関係で東京に来ていらっしゃるshige-matsu女史と3人で、会社前にある居酒屋に行った。

居酒屋といっても、まさか久しぶりにメシを食べるからといって酒をかっくらうわけではなく、ランチをやっている居酒屋という理由からである。

僕とエリック氏は、時を同じくして北九州のある業務の立ち上げで半年程度一緒に仕事をしていたことがあり(つっても当時のエリック氏は、ちっちゃなころから悪ガキで触る者みな傷つける不良でしたので面識がなかった)、なにかと九州の方々にはお世話になったので、恩返しでもある。

そんなことを鶏肉唐揚定食を突付きながら、チラッと話すとshige-matsu女史は、「そんなことないですよ~、支援していただたのはこちら(九州)じゃないですか~」みたいなニュアンスのことを言ってくれた。

ちょっと嬉しかったのと同時に、その当時に僕が思ったことが蘇った。

それは単純なあるひとつの、少なくとも僕にとってひとつの真理なのだけど、「教えるということは同時に学ぶということ」だ。

業務の新規立ち上げもあったことから、僕ら東京の人間はなにかと研修やらフォローなどに明け暮れていた。

そしてそういったノウハウや経験則から九州の方々に情報の落とし込みをしているとき、僕は教えると同時にたくさんのことをみんなから学んだ。

それは、とっても謙虚な気持ちで ─まるでスポンジで水を吸い取るように─ どんどんと僕の糧となっていった。

だからこそ、何かのカタチで恩返しがしたいと長年思っていた。

ひとつの夢が叶った。

当時の方々で、どれだけの人がこのページを見ていただいているのか僕には分からないけれど、東京でお会いすることがありましたら、お食事でもできればと思う。 僕なりの恩返しがしたい。

と、いいつつ今日の奢りがエリック氏からというのはナイショ。
次回は僕が奢るから >エリック

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2005年10月30日

「ンマーイ!」と言えば

トイレにこだわりを持つジェントルマンTK野氏と、椎名町の松葉に行ってきました。

某SNSにはコミュも。

詳細については、のちほどアップです。

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2005年10月28日

桜庭のプレッシャー

こんな話がある。

うろ覚えだが、たしか故青山正明の著書の何処かにあった一文で、「かつて人類には〝平和〟という概念が存在しなかった」というものがある。中世以降に成立した言葉で、それまでは「平和」という言葉を必要としなかったとか・・・というくだりだ。

なかなか興味深いもので、言葉の発生の過程には概念も生まれるということなのだろうか。

*
*

こんな話もある。

日本語の「超面倒くさい」を英語で表現する場合、なかなかニュアンス的にフィットする言葉がない。

やっとの思いでなんとか表現するとしたら、「It's too much of a bother」となる。
日本語の「面倒くさい」が〝やりたくないんだけれども、それでもまあ仕方なしにヤレヤレといった感じでやりますか〟と全否定はしないで、それでいてある程度の許諾の態度も含まれているとしたら、どちらかというと英語の「It's too much of a bother」は〝最初からする気がありません〟と全てに対して否定的に示すことで成立している。

日本語の「面倒くさい」や「面倒くさがり」を英語で説明しようとしたら、どうしても冗長的になるのを避けられない。

*
*

ノーベル平和賞を受賞したケニアの環境保護活動家のワンガリ・マータイさんは、先日来日した際に日本語の「もったいない」という言葉と、その「もったいない」という日本人に流れる思想に感銘を受けたらしい。

ニュースや新聞でその記事を聞いたり読んだりして、記憶のある方も多いだろう。

しばしば、英語の通訳の仕事をしている人から、日本語の「もったいない」を上手く変換することが出来ないといった話を耳にする。

そもそも英語に存在しない情緒的で、全ての万物には魂が宿っているというアニムズムの思想に深く関係しているこの言葉は、西欧にないのはごく自然であろう。

「もったいない」が世界語になったとき、おそらくは言葉の流布と同時に思想も定着するはずである。

*
*

さて、日本に外来語が導入されたのは一般的に明治維新以後といわれていて、特に 明治14年、国会開設の詔(みことのり)が出され、明治政府は近代法治国家の基礎を作るべく憲法制定に全面的に動いた。

明治15年に伊藤博文らは、憲法調査のためにヨーロッパに向かい、ベルリン大学やウィーン大学で西欧の法律を学んだ。

その際に法律用語と同時に〝思想〟が輸入されたか否かについての真偽は定かではないが、言語が定着するにあたってその意味をも内包しつつ、流布するのが前提とすれば、西洋語の導入と共に思想もまた導入されたといえる。

*
*

「プレッシャー」という言葉が日本でいつ頃から使用され、一般的に口にされるようになったのか手元には資料がない。

が、「精神的抑圧」というこの言葉がペリーの黒船来航以降の近代日本、あるいは戦後日本から使われるようになっているとしたら、非常に興味深い話である。

これまでに述べた論理に照らし合わせれば、「プレッシャー」という言葉が使われるようになってから、その言葉の持つ意味も人の心に影響を与えた、と考えられるからだ。

そんなことを05年10月23日PRIDEのマットで劇的な復活を遂げた桜庭の勇姿を見て思った。

桜庭が勝利した後に、控え室で普段の人を喰ったようなコメントとは裏腹に、率直に「プレッシャーを感じた」と呟いていたからだ。

果たして僕らの感じる「プレッシャー」とは、日本人が有史より持ちえた感情なんだろうか。それとも近代に導入された感情なのだろうか。

ふと立ち止まって考えてみた。

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2005年10月27日

餃子の違い

東日本と西日本で、コレが違うアレが違うと色々と考えたら枚挙にいとまがなく、オチオチと数えられないけれど、とりわけ食文化でその違いはよく目立った。

蕎麦と云ったら、なんといってもやはり東日本に敵わないなと鼻を高くしたけれど、西日本のうどんの美味さには思わず言葉を飲み込んだぐらいだった。

街角にあるチェーン店ですらその美味さを実感したのだから、ちょっと暖簾のある店をくぐろうものならそれはもう桃源郷のような世界である。

西日本で一度でもうどんを食べてしまうと、どれだけ味に鈍い人間でも東日本のうどんは食べられない。それくらいの徹底的で歴然とした差はあった。

さて、そんな風にお国自慢が吹いたり吹かなかったりする食生活で、東日本にあって西日本にないモノを挙げるとしたら、餃子屋のラー油と酢のセットで、逆に西日本にあって東日本にないとしたら、餃子のタレではあるまいか。

前者は東の餃子屋であれば、もう当たり前のようにデコラ調のテーブルに鎮座しているものであり、それはなんと言っても、それぞれの好みと裁量で調合されるべき調味料なのである。

逆に西では、餃子といえばそのテーブルに置いてあるのは餃子のタレであって、あらかじめ調合されている液体、そんな風に個人的には捉えている。

ただ、このタレというのは手抜きでもなんでもなく、福岡でよく見かける鉄鍋餃子とじつに相性が良いのも事実だ。

薄くパリッと揚がった餃子に合うタレとして必然的に発展を遂げたので在るまいか。

東日本にあるようなモッチリとした皮の餃子には、やっぱしラー油と酢と醤油を混ぜ合わせたタレが合うのだろう。

*
*

鹿児島本線の黒崎駅から徒歩数分にある餃子屋「いずみ」は連日盛況している人気の餃子屋だ。

カウンターだけの店は常にびっしりとお客さんが隙間なく座ってて、店内では鉄鍋でモクモクと餃子を焼き揚げている。

俗に言う一口餃子はアッサリとして幾らでも食べられる。サッパリしているけれどそれだけじゃない。餃子のタレと相性がよい小ぶりの餃子は、次から次へとどんどん食べることができる。

メニューにある糠漬けもよく漬けてあって美味しい。持ち帰りにすると500円程度でたっぷりとあるので、家で焼酎のツマミにするのもちょうどいい。並ぶだけの価値がある。

東京23区の一つ、大田区蒲田にある「ニーハオ」は、元祖〝羽根付餃子〟ということでこちらも連日盛況している。

モッチリとしているのにパリっと焼きあがる羽のついた餃子はジューシーで肉汁たっぷりである。

ラー油と酢と醤油を混ぜて豆板醤をたっぷり附けて食べると思わずご飯を頬張りたくなる味だ。

東か西、いずれかで。

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2005年10月26日

マヤンの呟き

20051026a
宮崎県の古い方言で「うちのおじいちゃん」という意味の「マヤン」。

雲海酒造から販売のこの長期貯蔵そば焼酎(38度地域限定品)は、英国とベルギーの国際コンテストで最高賞(大金賞)をW受賞した逸品。

なるほどと頷ける蕎麦独特の、ふくよかな鼻腔をくすぐるコクと香りが特徴的。素朴で温和なのに山の気配を見るときだけ鋭い眼をする森で生活する人のような気配がある。〝噛みながらやる〟っていう表現がじつに似合う。

一般的に蕎麦焼酎は芋焼酎に比べてアッサリとしているといった評があるだろうが、「マヤンの呟き」に限ってはクセの強い妥協知らずな仕上がり。それでも38度あるわりに呑みやすいのは洗練された工程があるからなのか。

たまには芋以外にもという人も、芋以外は認めない人も是非ロックで呑んで欲しい一品。

\3000程度から。

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2005年10月24日

「More than words」にみる英語講座

※やっつけ仕事なので、誤りもあります。其の場合は適当にスルーしてくださいまし。

Saying 'I Love You'
Is not the words
I want to hear from you
It's not that I want you
Not to say
But if you only knew

How easy
It would be to
Show me how you feel
More than words
Is all you have to do
To make it real
Than you wouldn't
Have to say
That you love me
cause I'd already know...


Saying 'I Love You' Is not the words I want to hear from you

1)
「Saying 'I Love You'」がこの文章の主格。
「Is」以下が述語で、「Saying 'I Love You'」は「the words」では無いとなる。

〝「愛しているよ」っというのが言葉じゃない〟。

どんな「words」かというと、「I want to hear from you」という「words」ということ。

〝あなたから聞きたい言葉〟「which」が省略。

〝「愛しているよ」と、あなたから聞きたいわけじゃないの〟


It's not that I want you Not to say But if you only knew

2)
「It's not that」、that以下を否定。
どんなthatか。「I want you Not to say」というthat。

「I want you Not to sayは [+目的語+to do]の構文。
「you」が「say」しないのを欲するという文を更に否定している。

〝言って欲しくないとかそういうんじゃなくて〟


But if you only knew How easy it would be to show me how you feel

3)
「But if you only knew」仮定法過去。

[if+過去形]。もし~だったら。

〝ただ、もしあなたが分かっているなら〟

「How easy it would be to show me how you feel 」文頭の「how」、感嘆文。どんなに~だろう。

it以下が〝どんなにラクだろう〟

「it would be to show me how you feel」「how you feel」を「me」に「to show」することが。

「how you feel」howは疑問詞。どんな風に~。
〝どんな風にあなたが思っている〟ことを私が・・

〝あなたがどんな風に思っているのか私にわかれば、どれだけ楽になるのかな 〟


More than words is all you have to do to make it real

4)
「More than words is」・・More than words は、is以下である。

「More than words」は言葉以上にというよりは「言葉じゃなくても」と個人的に超訳。

「all you have to do to make it real」。realは想像空想ではなくて現実の。

[have+to+do]で、する必要がある。

〝実現するなら言葉じゃなくてもいいのさ〟


then you wouldn't have to say that you love me

5)
「then」、そしたら。

「you wouldn't have to say that you love me」。
あなたは、that以下を「have to say」しなくてもいい。

〝そしたら「愛してる」なんて言わなくてもいいんだよ〟


cause I'd already know

6)
「cause」、becauseの省略形。なぜなら。

〝どうしてかって言ったら、もう知っているからさ〟


「愛しているよ」と、あなたから聞きたいわけじゃないの
言って欲しくないとかそういうんじゃなくて
ただ、もしあなたが分かっているなら
あなたがどんな風に思っているのか私にわかれば、どれだけ楽になるのかなって
それがもし本当なら言葉じゃなくてもいいのよ
そしたら「愛してる」なんてわざわざ言わなくてもいいだけ
どうしてかって言ったら、私はもう知っているから

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2005年10月21日

The Body shop

20051021a
The Body shopの商品というのは、強烈な自然力(成分というよりはネイチュアという世界観において)をコンセプトにして、そのネイチュア感からクローズアップされた素材をアピールすることで顧客の購買心を突いている、いつもジャングルを彷彿する緑色の看板をくぐる度にそんな風に感じる。


そして、The Body Shopの商品というのは実に不思議なもので、普段はそんなに意識しないし良くも悪くも別に揃える気になるわけでもないのに、ある日ふと突発的に欲するときがある。

で、最近のお気に入りがこれ。唯一のお気に入り、といっても過言ではない。なんといっても南国のビーチで遊んでいるような、ゴージャスでフルーティーなマンゴーテイストな薫りが特に秀逸で、蓋から洩れる甘い果物の香気で恍惚としてしまう。

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2005年10月19日

カスピ海ヨーグルト

かつて我が社に、女の子とデートするなら、たとえ待ち合わせが13時だとしても朝の5時に起きるのを屁とも思わない、勇者なのか果たしてヘッピリ腰なのか分からない男がいた。

もちろん前の晩は、彼の希望通りにコトが運んで連れ込むことができないとしても、デート場所近くのホテルは押さえている、そういう男だ。

彼の決戦日は朝5時にステレオから聞こえてくる英会話レッスンのCDから始まる。

いや正確に表現するなら彼のデートはその前の晩のセンズ…、と書くのに躊躇するソロプレイから既にキックオフしている。

ちなみにこの男は外国にも行ったことがないし英語に長けているというわけでもない。

英会話のCDというのは、まだ見ぬ本日のお相手に向けるにあたり、これだけ俺は知的なんだぜというデートの準備における彼なりのアピールなのだ。

アルファ波がピュンピュン飛び出て成功のヴィジョンが掴めると言う。
ナポレオンヒルですら展開しない論理である。

アホだなと思った貴方の直感は正しいと思っていい。

「流れている英文なんて1ミリもわかんないっすよー」、のちに彼はこう述懐した。

そして英会話を己の下半身にたっぷりとインストールしたら、次に待っているプランは半身浴だ。
どちらかというと半身欲と書いたほうがいいかも知れない 。

このときまだ朝の6時。

待ち合わせまでに余る時間はゆうに6時間。
東京からフラっと富士山に行って、遊んで帰ってきて、クソしても1時間ぐらいは余る時間。

さて、半身浴は1時間掛けて行なわれる。じっくりと手製のせんべいを焼き上げるように生ぬるいお湯に下半身だけ浸かるのがポイントらしい。押さえるポイントが間違っているのはとてもじゃないが彼の姿を見る限り伝えることはできない。エッフェル塔は空高く突き上げているのだから。

半身浴は勝利の大事な要素っすよ。そんな風に彼は言った。ぐっと親指を突き上げて。キャップを後ろむきに被ってフル笑顔で。でも、負け武勇伝しか教えてくれない彼のその台詞自体が、これまた信憑性がスカスカなあたりがとってもナイスだ。

で、ようやく朝食が訪れる。フツーの人が朝起きたらとりあえず食べる朝食がようやく訪れる。起床から換算して2時間足らず。

朝食にチョイスされるのは、カスピ海ヨーグルト。気合は十分。

どんな文献を読んでもカスピ海ヨーグルトがデートに効果てきめんとは謳っていないけど、まあ、いいのだろう。

カスピ海ヨーグルトは自家製だという。

そもそもカスピ海ヨーグルトというネーミングがステキだ。

琵琶湖そうめんとか多摩川まんじゅうとか六本木心中とか、組み合わせ的に正しいんだか正しくないんだかってところが素晴らしい。
カスピ海ヨーグルトは普通のヨーグルトより健康にいいそうだ。なるほど、そうかもしれない。

体だけが丈夫そうな彼を見ると説得力がある。

で、カスピ海ヨーグルトを作るならなんといってもこれ。

デートする予定がある人もデートする予定がない人も、これさえあれば牛乳パックを差し込むだけで家でカスピ海ヨーグルトも作れるし、普通のヨーグルトも作れる。これはいいかもしれない。

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2005年10月18日

タウリンとは

タウリン10か条


・タウリンはアミノ酸の一種。

・魚介類や軟体動物に多く含まれている。

・タコとかイカとか食べるとタウリンも食べたことになる。

・人間の筋肉や胆汁酸と結合する。

・哺乳動物の成長に大切な栄養素で、脂質の消化・吸収に直接関与。

・タモリンとはあんま関係ない。

・約150年前に発見された。

・食塩由来の高血圧を改善し、心疾患の予防にも効果。

・「タウリン1000ミリグラム配合」っていうのは、要は1グラムってこと。

・ファイト一発リポビタンDの一発というのは。。。。

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2005年10月16日

ガムランボール

20051016a
馴染みのジャズバーのマスターが、恒例のバリ(本人曰く第二の故郷に帰郷)に行った際のお土産を頂戴する。


神々に捧げる音楽であるガムランの響きを鈴に納めたバリの伝統工芸品であるガムランボール。

バリでは月を中心とした文化があり、その月をモチーフにしたボールにガムランの音色が鳴るように細工した。鈴を振るとゆったりとしたガムランの音色が耳元に届く。

銀細工の細かな装飾が施されたそのボールは、もちろんただのアクセサリーではなく同時にお守り(タリスマン)として重要な意味も持つ。東南アジアや中東の物価は大体の目安として日本の30分の1であるとはいえ、日本で買うとざっと5千円から9千円程度はする。早速、皮ひもとターコイズとボーンホールを用いてネックレスを作成。

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2005年10月15日

トランス覚書

Lethal Doses(TEMPLE TWISTER RECORDS)

TEMPLE TWISTER RECORDSのコンピからは、トラック1のKolhoz Village Dance(Babanka 2005 rmx)、お馴染みの FUNGUS FUNK から。何度も転調する曲にリズミカルなベース。フロア向け。トラック2では、From Cradle to Enslave。PARANOIZE の曲。最近ちらほら上昇中の PARANOIZE、あくまでもダークな攻めで。

そのほかにも KEROSENE CLUB の顔ぶれも。


Refused(DEVILS MIND RECORDS)

DEVILS MIND RECORDSからリリースのこのコンピレーションは最強のお勧め。もうイッパイイッパイなゴリゴリ暗黒サウンドのオンパレード。ATROTIOUS BERSERKER BAPHOMET ENGINE VS. ELECTRYPNOSE など、とにかくキッツイ低音をかます連中。これはもうトランスといよりはミクスチャーに近いかな(っつても歌は無いけどね)。ひさびさのヒットだね。
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2005年10月12日

再会

桜の下で共に散り、共に語らばや刹那の刻を過ごした九州支援組との再びの邂逅。たしか昨年の秋風の舞う時期にお会いしたのが最後でしょうか。

また年内に揃って清遊しましょう。

@昭島健康ランド with Itoさん、Tani-M、HR川さん


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2005年10月07日

プレシャス・チャンダン香

20051007a
インドのHEM社の代表的なお香「チャンダン香」。 白檀の妖艶な香りが何ともいえないぶっち切りのヒット商品。日本ではパーティピープルやアジアン雑貨屋好き、インド帰りのバックパッカーに人気を博している。また、本場インドではその人気ぶりからニセモノまで出回るという冗談みたいな話も。

とにかく他社の追随を許さない鼻腔をくすぐるサンダルウッドの香りは、HEM社ならではのものだ。

パッケージも数種類あって、日本で見かけるのは以下のパターン。
値段は、仕入れ状況とお店によって個別に前後するので、そのつもりで。

1. CHANDAN SQUARE(スクエア)
約8本入り --\100

2. CHANDAN TALLBOX(トール)
約15本入り --\200円

3. CHANDAN hexa(へクサ)
約20本入り、六角形の箱が特徴 --\250
40cmのロングサイズもある。こちらは --\500

4. CHANDAN economy(エコノミー)
25本x4袋で100本入り。 --\700

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2005年10月04日

新人議員の戯言

南関東比例ブロック35位で当選した若輩の議員の言動が注目を浴びている。

その言動がマスメディアを躍らせ、どんどんと世間を騒がしているようだ。

ついにはあまりにも目に余るという ─恐らくは党の判断で。もちろん自民党はそのようなコメントを発していない─ 状況から、〝異例の〟謝罪会見をした。

しかもそのタイミングが、青木幹雄証人喚問の話題を避けさせる時期と見事に合致していたのは、さすがというべきである。

政治的発言をまだしていない議員が、果たして何に向かって謝罪をしているのか非常に曖昧であるその光景はとても滑稽であった。

当選直後、「棚からぼた餅ですよ」とマスメディアに叫ぶ彼を見て、私は無垢というのは時として残酷であると感じた。

棚からぼた餅 まさにここに今の選挙のシステムの杞憂がある。

我々は彼の直なる言葉からその比例代表制の欠点を見出す必要がある。
そしてそのコメントを発した議員こそが自民党に所属している、なんという皮肉であろうか。

私は彼のその何気ない一言から、現在日本の政治にある選出方法に矛盾を見た一人である。

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2005年09月30日

映画覚書

来ました、来ました、コレ。

原作:
フィリップ・K・ディック「暗闇のスキャナー」

脚本監督:
リチャード・リンクレーター from「ウェイキング・ライフ」

プロデューサー:
ジョージ・クルーニー、スティーブン・ソダーバーグ

キャスト:
キアヌ・リーブス、ウィノナ・ライダー、ロバート・ダウニーJr.、ウッディ・ハレルソン など

公式サイトはまだないけど、イカしてイカれているぜ。これはぜひぜひ。

http://movies.yahoo.com/feature/ascannerdarkly.html

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2005年09月29日

ネット覚書

ブログなどに表示&搭載が可能のFLASHの月齢カレンダー。

現在の日時から月の状態を見れたり、月齢表示・日時表示、位相、輝面比などの表示が可能(非表示もOK)。

月の影の部分の濃度も任意に設定可能。

何種類かスキンも用意されているので、あれこれ遊べる。

探していたのよね。こういうの。

The moon age calendar

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2005年09月28日

ファミリア社 ミューズリー

アルプスの羊飼いが山へ登る時、オートミールやドライフルーツやナッツを混ぜて食事代わりに持ち歩いていたのが始まりというミューズリー。

発祥はスイス。

気候が似ているせいか、北インドからネパールに掛けては、いたるところの街の食堂にミューズリーが置いてあった。

ヨーグルトを掛け、蜂蜜を掛けて、その上にシナモンパウダーをまぶして食べるスタイルがポピュラーで、ネパールを旅行しているたいていのヨーロッパ人はこれを朝食に食べている。

そして食後にチャイ(牛乳で煮た紅茶)を飲むのだ。

体調がちょっと思わしくないなという時は、ベジタブルスープを口にしていた。

まぁ、ミューズリーに関しては、東洋人の僕らとしては、どうしても不慣れで毎日っていうわけにはいかなかったけれど(僕は、〝朝は白米〟という習慣が身体に染み付いている)。

さて、このミューズリー、非常にバランス良く完成された食べ物で、コーンフレークがとうもろこしの原料だけであるのに対し、ミューズリーは、数種の穀物、ドライフルーツ、ナッツ類をふんだんに含んでいる。

バナナとかのフルーツを切って一緒に食べるのも一般的。現代人が不足しがちな栄養素であるビタミン、ミネラル、繊維質を取り入れることもできる。

最近の昼食はミューズリーを食べるようにしている。これ、ひとつの修行。

「ビオ ビルヒャーミューズリー」は味がないからすこぶる気合が必要だけど、「フルーツクランチ」はナッツ、ストロベリー、ラズベリーなどがバランスよくミックスされたシリアルでyummy!!。

20050928a
※写真は「ビオ ビルヒャーミューズリー」(無糖)

ファミリア社ミューズリー

ビオ ビルヒャーミューズリー(無糖) --\682
オート麦フレーク 小麦フレーク レーズン なつめやし りんご バナナ 小麦粉 ライ麦粉 大麦粉 きびフレーク 大麦フレーク ヘーゼルナッツ アーモンド

フルーツクランチ --\682
フレーク(オート麦、スペルト小麦) 粗糖 クリスプ(とうもろこし、米、小麦、ライ麦 大麦、ココアパウダー) ピーナッツオイル 小麦粉 ココナッツフレーク 小麦胚芽 ぶどう糖ストロベリー ラズベリー ヘーゼルナッツ 蜂蜜 食塩

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2005年09月26日

Different seasons

秋の気配が強まると、肌で日が落ちる早さを見て、涼しい風を耳でキャッチして、目は茂みの虫の音を追おうとする。幾分と暮れが強まる空を見て、どうしてか落ち着かない気持ちにもなり、それと同時に、たぶん切なくてちょっとだけセンチメンタルな気分になるのだ。

そしてこれは大事なことなんだけれど、秋は人を大人にさせる。

僕もあなたも秋は大人になる。まるで背伸びをしたがる十代の頃のように。

久々に着た長袖のネルシャツを愉しむのは一人じゃ寂しいと思うほどに。

*
*

冬の季節が近づくと、僕らは少しだけ老衰する。死に掛けたキリギリスほど悲惨でないにせよ、僕らはひどく臆病になる。あるいはそれは灰色に染まった空模様のせいかもしれないし、窓に振りつける深夜三時の北風のせいかもしれない。ただ僕らの周りにはまた訪れる春があろうとしても終末思想がグルグルと渦を巻いて、何かを乞わずにはいられない。

そしてこれは大事なことなんだけれど、冬は人を生きらんと哉と教える。

僕もあなたも冬には人生を想う。きっと想う。まるで暖炉の前で安心する老犬のように。

久々に羽織るマフラーを愉しむのはもっと大人になってからだろうか。

*
*

春の季節が訪れると、僕らはやっぱし生き返る。太陽の淡い光線は僕らに勇気を与え、新緑の営みは僕らを蘇らせる。西の空がまだ沈まないのを見て、どうしてか僕らの鼓動は強くなり、明るく温かい気分になる。

そしてこれは大事なことなんだけれど、春は人を有頂天にする。

バンザイ、僕もあなたも春には生彩。まるで長い冬の季節を絶えた木こりのように。

久々に触れるあなたの唇にも欣喜があるのでしょう。

*
*

夏の季節が告げられると、僕らは突然と子供になる。純粋爛漫に100%子供になる。真っ青な空に貼りつく入道雲はファンタジックで、キラキラと輝く太陽がビーチパラソルで笑う。いつまでも続く夏の日に、僕らは一瞬の幸せをキャッチして、そこに永遠性を求める。果てしなく童心に戻るのだ。

そしてこれは大事なことなんだけれど、夏は人を愛で埋めようとする。

僕もあなたも夏は恋をする。まるで慈悲深いギリシアの女神を讃えるように。

夕涼みに連れ添う僕らには大事なことがたくさんある。

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2005年09月25日

テレビ覚書

ミスター・ビーンがなんかテレビで偉そうなことを言ってるなぁと思ってよく見たら、カルロス・ゴーンだった。


以上、テレビ覚書。

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2005年09月23日

Who lied?

I approve and say "win without war".

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2005年09月16日

レンタルサーバーの憂い(3)

ディスク障害は「電気通信設備の保守上又は工事上やむを得ない事由」という認識で宜しいですか の回答が以下のとおりです。バカな僕には意味が分かりません。

この度はお問い合わせ頂き、誠にありがとうございます。

ディスク障害が起こった場合、出来る限りデータのバックアップ作業などを行い対処しておりますが、データ領域により、著しく破損が起こる場合もあります。

その為、ディスク障害に関しては、弊社利用規約の

「甲の過失に基づかない電気通信設備の保守上又は工事上やむを得ない事由が生じた場合」
「甲の過失に基づかない電気通信設備の障害その他やむを得ない事由が生じた場合」

に適合されます。


また、利用規約にも掲載のようにデータの管理は、全てお客様の責任に於いて行って頂いております。

何卒、ご了承頂きます様、よろしくお願い申し上げます。

で、データ管理をしろということで約款でどうなっているの?
僕にはわかんなーーーい。

たぶんもうつづかない・・。

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レンタルサーバーの憂い(2)

するとこんな感じの返答。 ぐぅ。もうちょい奮闘します。


○○ 様

この度はお問い合わせ頂き、誠にありがとうございます。

本件の緊急メンテナンス、ディスク障害では大変ご迷惑をお掛けいたしました。
お問合せの件に関して、弊社利用規約、下記をご参照頂いておりますので、本件に際して、ご案内させて頂きます。

第22条:
「甲(弊社)は、乙(お客様)の本サービスの利用に際し、乙に対して発生した損害につき一切の責任を負わないものとします。」

上記と定めておりますが、今回の障害は、ディスク障害となり、弊社利用規約では、別途、下記の文書を定めております。

第25条:
「甲の過失に基づかない電気通信設備の保守上又は工事上やむを得ない事由が生じた場合」

本件は、上記、【第25条】へ該当致しますので、規約に記載されている重過失へ復されません。
何卒、ご了承頂きます様、よろしくお願いします。

この度は、お客様に多大なご迷惑をおかけ致しました事、改めて、深くお詫び申し上げます。
大変申し訳ございませんでした。


ということは、ディスク障害は「保守上又は工事上やむを得ない事由」ということになるのか・・。


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レンタルサーバーの憂い(1)

TOPページにあるPHOTOLOGのディレクトリが突然と消失。

この事実に気が附いたのは09月16日11時だった。

目視で確認したのが同日09時。

これが突然とWEB上から消え去ってしまった・・・。

契約しているロリポップの障害情報を確認すると、自分のサーバーでたしかにメンテナンスをしている。

しかし、念のためFTPでファイルを探ると、見事何もない・・・。

がちょーーん。一大事。すぐさま問い合わせをする。

穏便に柔らかく(のつもり)。

で、それから数時間後、こんな回答が。

○○ 様

本日、該当のxxxにDisk障害の兆候が発見され、WEB領域、メールサーバー領域に際して、データの損傷があったために、緊急メンテナンスを実施しております。


インフォメーションにも記載しておりますが、メンテナンス時、Disk領域における不具合が発見され、一部データに破損が生じ、データの復旧が出来ない状況となっておりました。

その為、サーバー内をご確認頂き、FTPファイルのアップロードをお願いします。

ディレクトリの消滅がされていたとご連絡頂いておりますが、今回のメンテナンス完了際して、手を尽くしましたが、消滅したWeb及びメールデータの復元は出来ませんでした。

誠に申し訳ございません。

ロリポップサーバーは、利用規約に順じて、ファイルのバックアップデータの管理は、サーバーでは行っておらず、ユーザー様に一任しております。

本件に関しては、お力になれずに、申し訳ありませんでした。


確かに利用規約に明記しているんだよね、ここ。結構データが消失するので有名(オイ)。
だから、それに比例して規約も有名。


つーかさぁxxxということでクレームを出しました。約款上にある故意の過失はどこまで契約者が確認できるのか、重大な過失はどのように導き出されるのかについて。

つづく。

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2005年09月14日

What is real?

最近、ふとしたことから「real」ということについて考える機会が増えた。

「リアル」であって「レアル」ではない。

レアルマドリッドについて考えるのも悪くはなさそうだけれど、それは別の機会に譲るとして今日は「リアル」について巡りたい。

なぜ「リアル」について考えるようになったか、正直自分でも謎だ。

一つの言葉が心を捉えるほどのパワーを持つには何か理由が有るのだと思う。

時代を象徴する言葉かもしれないし、語感が新鮮であるからという理由も考えられる。

いままでになく日常語として使用される場面が目立つからとか、そんな理由も成立しうるだろう。

*
*

ちなみに手元にある研究社から出ている新英和辞典によると「real」の意味はこんな感じである。

(想像、空想でなく)現実の、実際の、実在の
(名目上、表面的でない)真の、本当の、天然の
「real」は外見と内容が一致していてにせものや架空のものではない、「true」は現実のもの、実際と一致している、「actual」は実際に存在する。

「real」は、本物だとか現実といった意味合いを兼ね備え、反義語としてにせものや架空という状況なり状態がある。

*
*

では、ある一つの状況があるとする。その状況が状況足りうる条件と言うのは、圧倒的にその状況と不一致な存在が確認されて、初めてその任意の状況が独立的に成立され、認識を得ることだろう。

リアルを現実として置き換えてみると分かり易い。

そして、この場合の任意の状況とは「現実」。


上記の説明から進めると「現実」が「現実」足りうる条件は現実と不一致な存在があり、初めて独立的に成立する。

ここでいう不一致な存在を完全な相反する逆ベクトルの位相と解釈しても良いと思う。

「仮想」。

「現実」と「仮想」だ。

実存的な言葉ではないと焦点が曖昧になるのでそれぞれに社会をつけて考えてみたい。

「現実社会」がより「現実」らしくなる為には、現実を際立てる「仮想社会」を必要とする。

そこでその絶対差が境界線を生み、それぞれを独立的に成立させる。

僕が最近となり「リアル」という言葉を意識する理由は、相反する「バーチャル」が力を持ったからではないだろうか。そんな風に感じるようになった。

仮想と現実が区別ができなくてオンラインゲームの虜になるとか、ゲームの世界ではない現実社会で人を殺めてしまった事件に識者は「現実と仮想の区別ができなくなった」と解説しようとする。

でも僕にはそれだけでは終わらない問題であるように感じる。

「仮想」と「現実」の境界線はシャープにエレガントに2者を区別している。

ただどちらかの依存力が高まり均衡が損なわれる状況が危ういのだ。

もちろん、その均衡は個人個人のレベルで定義される。

脳に到達する信号が解明されて映画「マトリックス」のように森羅万象が信号情報で取り扱われると文化そのものが「バーチャル」化され、「現実」を飲み込む事だって有りうる。

「リアル」か「バーチャル」か。

「現実としか思えない夢を見たことは?その夢が覚めなかったら、君は夢と現実を区別できるか?」
"Have you ever had a dream, That you were so sure was real?
What if you were unable to wake from that dream?
How would you know the difference between the dream world and the real world?"

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2005年09月13日

選挙明け

与党連合の勝利に終わった今回の選挙。

野党である民主党を抑えたのは自民・公明の連合であった。

特に比例区に弱い自民党は公明党のそれなりのバックアップで自民・公明で議席を確保している。

2大政党となりつつであろうこの状況で野党の分裂(つまり民主党以外の議席数の減少)は避けられない状態であるし、民主党の岡田代表の辞意も今後の注目でもある。

そして与党連合の統一された政権公約にも。

僕の記憶では選挙前では自民・公明それぞれのマニュフェストはあったものの、与党連合としては掲げられていなかったと認識している。

小泉政権の信任となり、構造改革は継続。

さて・・・。

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2005年09月12日

ベイスボウル

人目をはばからずにこういうことを書くとシンパから非難を浴びるかもしれない。

でもさ、野球の低迷って巨人が強いから復活するのかな?

それより巨人ブランドが有効であると信じている人達がダメにしている気がする。

巨人軍に正統的なスポーツマンシップを見出す人よりも、巨人軍以外にそれを見出す人が上回る。

だっていまの巨人軍ってキナ臭いもん。
腐敗した政治のような臭いがする。

昔はもっとシンプルにカッコよかったじゃないか。今は正直カッコ悪いぜ。

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2005年09月05日

テレビ覚書

05年9月5日午前0時20分~午前1時40分(4日深夜)にNHK第一の「NHKアーカイブ」の「越中おわら風の盆~高橋治原作「風の盆恋歌」より~(60分)」を完全録画された方いらっしゃいますでしょうか。

9月3日の深夜から翌日の明け方まで「風の盆」を生中継し、現場の映像と男女二人が演じる「風の盆恋歌」の音声によるドラマ表現で、その艶っぽい魅力を伝えたというこの番組。

スゴイぞ、NHKって感じです。

ぜひ、誰か・・・。

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2005年08月29日

9月11日総選挙

9月11日の総選挙で、自民党に対抗するべく多くの新党が立ち上げられ(たとえば国民新党、たとえば新党日本)、郵政を民営化するかあるいは現状のまま残すか、その一点が注目されてしまいがちだが、非常にキケンがある。

単一の郵政法案だけが着目され、そのまま総選挙になだれ込むのではないだろうか。

今後の総選挙で4年の任期が決定されるわけだが、郵政民営化は【構造改革】の単なる一端でしかならない。

日本が内外に抱えている諸問題は数多くあり、新党の、あるいは自民党の、つまり郵政法案以外の〝声〟以外は残念ながら僕らには届かない。

僕はこんなことを書きながら、じつは選挙に投票したことがない不遜な者で、今後も選挙いかないだろうなとボンヤリと考えているわけだが、4年の任期を踏まえて投票をするべきだ(って僕がいうことじゃないね)。

五輪をすぐそばまで待ち構えて、人民元の切り上げを行なう中国に対してどう指針をとるのか、対米重視の政策をどのようにシフトチェンジするのか、団塊の世代が一斉退職する未曾有の時代をどう乗り越えるのか。自衛隊を中心とした憲法改正は?

郵政事業は小泉内閣が打ち出した【構造改革】の一つにすぎないことを、いま一度認識するべきだろう。

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2005年08月24日

冬の廊下と時速150キロの授業

些細なことを書こうと思う。いや、思ったことがある。日常の過ぎ行くたわむれの日々の出来事が脳の奥底に埋もれてひっそりとしている。

普段は思い出すことはない事実。

僕のなけなしのプライドに賭けて誓うけど、忘れようとしたわけじゃない。ただ思い出すことがないってだけだ。いやな出来事でもなんでもない。

むしろ思い出すと甘酸っぱい気持ちで満たされる自分に驚くことだってある。

僕にもあるし、きっと君にも在ると思う。

その記憶の一片が何かのきっかけで蘇ると、僕は可能な限りその記憶に忠実なように何らかのカタチで残そうとする。

また思い出さなくてもいいように。その記憶が留まるように。

でも、無理だ。

あまりにも事実を再現する手段を僕は持たない。

記憶は言葉となり世界を駆け巡ろうとも僕にはその隔たりを埋めることができない。

イッツゲームアウト。

言葉は無力だ。だけど、無力なだけ僕らは懸命に何かを語ろうとする。

何かを伝えようとする。だから僕も試してみよう。トライ・トライ・トライ!!うまくゆくかもしれない。

*
*

僕が夏の終わりになぜか思い出すのは、中学2年か3年の取り止めもない授業中のヒトコマだ。

それは5時間目で季節は真冬である。

夏に思い出す季節がなぜ真冬のシーンなのか僕には分からない。

なんとなく浮き輪をつけている雪だるまのような回想だ。

*
*

それは静かな本当に静かなごく普通の午後の授業で、外は灰色の雲に覆われていてどんよりとしている。教室自体がシンとしている。

誰かがノートに記す音とストーブの水蒸気の音と時折聞こえる小さな咳の音。こほっこほっ。

教室の外を眺めると、学校に隣接している公園には誰もいない。

当たり前だ。気温なんて零下なんだもの。

15時だというのに車がヘッドライトを点けていてどこからともなく強い風が吹き、落ち葉を散らす。

いまにも雪が降り出しそうな感じ、夕方のような雰囲気でもある。

僕は一番後ろの窓側の席に座っていて、ぼんやりと外の景色を眺めている。みんなは真剣に授業に耳を傾けているのか、しっかりと前を向いている。

耳を澄ますと木枯らしが吹いているのが分かる。

枯れ葉がカラカラと乾いた音を立てて何処からともなく消えてゆく。

僕はなるだけ先生に気がつかれないように耳を外の世界に傾ける。

そして、それと同時に僕は普通の中学生なので女の子のことを考えたりもする。

女の子。


僕がこの当時の女の子で思い出すのは同じクラスに居たお下げの似合う女の子だ。

魔女みたいなお姉さんみたいな感じのする子で、授業中に目を合わせるのが大好きな女の子だった。

中学2年なのに随分と色気のある子。

理科室の授業がもっとも目を合わせてくる時間で、僕の名前はコで始まって、彼女の名前はヨで始まるからちょうどテーブルをひとつ挟んで向かいあわせるような感じになり、黒板を見ない限り僕らが見詰め合う環境は十分にあった。

なんとなしに彼女をみた瞬間から彼女は決して視線を外さないで僕を見詰めた。

そして僕も彼女を見詰めた。

彼女に見詰められるとジェットコースターに乗り合わせたようなドキドキとした疾走感いっぱいだった。

時速150キロの理科の時間。

いつしかそれが二人の暗黙の了解ともなり、僕らは理科の時間があるたびにただ見詰め合っていた。

一度、6月の終わり頃、教室まで2人きりで帰る機会があり、長い廊下を2人で歩いた。

心臓の音で廊下のガラスにひびが入るんじゃないかと心配したぐらいだ。

クラスの中で一番最初に着いた教室は電気が消されてて、誰もいなくて、僕らは授業の延長のように見詰め合って、まだ同級生が戻らないその時間、なんとなくキスをした。

別にどちらから誘ったわけでもない。ただ廊下側の壁に寄り沿う姿勢で唇を重ねただけだと思う。

ごく自然の行為だった。吸い寄せられる磁石のようだ。

それとも、もしかしたらその当時僕らが持つ性的な興味の情熱に巻かれたのかもしれない。

彼女は小さくバカと言って僕の肩に顎を乗せようとしたけれど、同級生が戻ってきたので僕らは焦って離れた。

それから僕らには進展は特になかった。

放課後の掃除の時間、箒を渡す時、わざと手が触れてドキリとしたぐらいだ。

元々付き合っていたわけではないから会うこともなかったし、ただ僕らは何事もなかったようにまた理科の時間になると見詰め合った。

その子のことを僕は外の冬景色を見て何処に辿り着くわけでもない状況で考えたりする。

不思議な気分だ。

僕はいま21世紀にいながらも20世紀のあの頃のことを想い出している。

冬を想うかぎり、あの頃はいつもシンとしていたような気がする。

そして回想の世界の僕はさらに戻った当時の夏の季節を想ったりしている。

あの子たちは何処に行ったんだろう?

うまく21世紀と付き合っているのだろうか。

僕みたいに時々20世紀に迷い込んでいなけりゃいいけれど。

でも、もしあの子たちも同じように迷い込んでいたら、僕らはまた時速150キロの理科の授業を一緒に受けることができるのかもしれない。

夏休みが始まる前の期待高まる眩しい午後の授業。
蝉の鳴く声と何処かのクラスがやっているプールの喚声。

僕にもあるし、きっと君にも在ると思う。

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2005年08月22日

敵性言語を禁止セヨ!

欧州リーグで活躍している日本代表のサッカー選手が、イングランドのボルトンへのレンタル移籍が決まったということで、記者会見を開いた。

そのサッカー選手は終始、会見中は通訳を通さず、自分の英語がまだ不十分である点について記者団に断わりをしてからそれでも英語で会見をした。

たどたどしい部分もあるが、コミュニケーションとして言語の在り方の重要性を確認することができた。

少なくとも一国の首相ともあろうが、いまだに通訳を通さなければ、諸外国のトップとまともな会話ができないという、コミュニケーション不在の政治家とは全然違った。

出席した日本メディアからの質問も英語に限られ、記者会見では日本人同士が英語でやりとりだったという。

「今後も日本語は使わないのか」との質問に「自分たちがどこにいるかを考えなければいけない」と応じた。

これに対し、日本のメディアはまるで鬼の首を掴まえたかの如く、日本人に向けて英語でコミュニケーションを図ろうとした一人のサッカー選手を痛烈に批判を起こそうとしているけれど、実に馬鹿馬鹿しいことだ。

日本人同士が英語でコミュニケーションを図ることが馬鹿馬鹿しいのではない。

これだけ世界が近い状況の中で、いまなお認識の甘い日本のメディアが馬鹿馬鹿しく、そして危機感が欠落している点が馬鹿馬鹿しいのだ。

サッカー選手でなくても、ビジネスにおいて教育において、日本ではない限り、たとえ英語が母国語話者でなくともその場のコミュニケーションとして英語を話すのは一般的だ。

英語という語学が優れているからではない。他者との理解を補完するために英語という語学は利便という特性を持ち、汎用的である。

こういうことを書くと外国に魂を売った売国奴じゃないかと、おかしな論理のパティオリズムを展開する輩がいるけれど、まるでお門違いである。

語学というのは生活手段であり、ツールである。

日本にいて日本人同士が英語でコミュニケーションを図る必要があるとは僕は思わないが、少なくとも不特定多数の人間に理解がある語学を、こと海外において、そして不特定の国籍の人物がいる場合(つまり複数の母語話者が存在する場合)は、多くの者が理解しうる言語を話すべきだ。

そこにはナショナリズムが介在するべきではないのだ。

それでも日本語を無理矢理通そうとする者に、僕にはかつて「敵性言語を禁止セヨ!」と〝ジャズ〟を〝敵性音楽〟として禁止し愚策を講じた旧軍を投影することができる。

今回の会見での出来事は非常に当たり前であり、一連の会見の英語の部分を取り上げたのは日本のメディアばかりだった。

「今後も日本語は使わないのか」とは実に愚かしい、閉鎖された文化を持つ者だけができる質問である。

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2005年08月09日

R.I.P Jerry Garcia

今日はジェリーの命日。

We love & miss you Jerry. God bless you.

PSYBABA.NET

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2005年07月12日

キャッツクロー茶

2000年以上近くアマゾンの、取り分けペルーの幾つかの民族で伝統的にかつ医療の一種として使用されているキャッツクロー(スペイン語名ウニャ・デ・ガト)の樹皮のお茶。

複数のアルカロイド(6種確認されている。イソテロポディン、テロポディン、イソミトラフィリン、ミトラフィリン、イソリンコフィリン、リンコフィリン)がその樹皮に含まれていることから免疫強化作用があることで有名で、消炎効果なども報告されている。

みかけはシンプルな〝ニッキの木〟のような黄土色の木片、特に効能を示すようなシンボライズ的な沈香もない。薄いレンガのようにも見える。

一般的な飲み方は、1リットルの水に2片程度を入れて煮出す方法だが、ほんとにお茶になるのだろうかと疑心暗鬼にヤカンの蓋を開けると、きっと驚くことになるだろう。

さっきまで透明だった水は、すっかりと烏龍茶ほどの濃い煮汁に仕上がっているからだ。

ただやはり、出来上がったお茶自体にも味も香りもない。

グイッとカップ1杯ほど呑むと喉がスーッとむずがゆいような不思議な感じになる。

現在のハーブ医療では、もはやキャッツクローを無視できない状況だとかで、それはつまり、この謎めいてミステリアスなアマゾン植物の神秘性というよりは、科学の発展と共に証明された効能のつまるところ〝あかし〟であり、ペルーの先住民が護ってきた生活の知恵でもある。


確認されている効能だけでもざっとこのとおり。

関節炎、胃腸疾患、喘息、尿道の炎症、産後からの回復、肝臓の洗浄、外傷の手当て(傷ぐすり)、リューマチ、骨の痛み、炎症止め、胃潰瘍、ガン治療 糖尿病、女性の尿道ガン、肝硬変、胃炎、腫瘍の治療、クローン病や潰瘍、憩室炎等


ただし、以下の場合は要注意(禁忌事項)

避妊作用がある為、妊娠を望む場合。内臓や骨髄や皮膚移植・植皮手術の前後。タンニンが大量に含まれている為、多量の摂取は下痢などを引き起こす場合がある。


先日のアースガーデンで購入。\1,000-

下記サイトからも購入可能。

アルコイリスプロジェクト
http://www.arcoiris.jp/intro.html

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2005年07月11日

アース肉

土曜の夜は「肉の会」。会長 会長(2) 会長(3) 肉弟 うー ko の錚々としたメンバー。

まるで合コンみたいでした(肉の取り合いの)。

そして、魔王の如く新星現わる!! 〝Knockin’on Heavens 肉〟か。

こりゃ、うかうかしていると喰われちまうな。

詳細は肉HP
http://meet.ameblo.jp/

*
*

そして土日に掛けて代々木公園に行ってきたのでありました。

アースガーデン が2日に渡り開催。

ナチュラルでスローなこのイベント。ジャムバンドも演奏しているので、デッドヘッズ的な雰囲気も満載なのである。

無農薬の冷やしトマトをまるごとかぶりつきながら、オーガニックビールを呑んで徘徊。蝉がミーンミーン。眩しい太陽。楽しい音楽。そして気がつくと酔っ払い・・・。

けっこう皆さん来てたね。マサキ、ちびすけ、キョウちゃん夫婦、大ちゃん、シンちゃんカップル、新橋、エトセトラ。

今回は、Phish の1998年のツアーTシャツを購入。

Phish-T は最近あんまりお目にかかれないから、ラッキー。今年はこれを着倒そうじゃないか。

で、2日に掛けてひさびさにヨウスケ君に再会。大学の同級生の地元の友達。

でも学年だと一つ上なので、ほんとは先輩なんだけど、やっぱ友達(ややこしいな)。

とにかくまあ、だいぶご無沙汰している。8年ぐらい前はちょこまかレイブでも会ったりしていた。

トレードマークであった腕の入れ墨が消えていたので、わかんなかったよ。

聞けば、レーザーで治療して消したとか。でも飄々とした雰囲気は健在。また代々木とかで遊びましょうね。

アースデイ以来か、美容部員ひーこ も再会。

福岡出身の25歳。ケータイ代がねぇとかいっていたけど、3万も使うなよ。ちゃんと払えたのだろうか。

泡盛もってフラフラしていた。顔は超カワイイのに、こいつもまた呑んだくれである。オトコがいねぇとか言っていたので、ウチの優良物件(←てっちゃん)でも紹介しちゃうのもいいかも。アハハ。

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2005年07月06日

TSUYOSHI vs JORG

今週末、六本木で TSUYOSHI vs SHIVA JORG があるみたい。

ベルファーレ なんて5年くらい行ってないかも。けっこうひさびさ。
まぁ、アフターなので行くかどうかわからないけれど。
JORGの新曲が出るみたいよ。

NEWROMANCER

■DJs:
DJ TSUYOSHI(FEEDBACK RECORDINGS)
SHIVA JORG(SHIVA SPACE TECHNOLOGY/SHIVA SPACE JAPAN)
MITSUMOTO(FEEDBACK RECORDINGS/SDP)
Yoshihiro.Tsutsumi a.k.a.YOCHI(EXAN-SYSTEM/Solid)

■VJ:
Drug'on2(metaphorm/interfaze/NEOPHILIA)

■OPEN:
05:00-12:00

■ADMISSION:
3,000yen/1Drink

■WITH FLYER:
2,500yen/1Drink

■MOBILE MAIL:
2,500yen/1Drink

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2005年06月27日

再会

革靴履いて、「笑笑」に到着。21時。

そっくん、大ちゃん、メグミ、ニッシー。あとからhidekiさん、swallowさん、ちかさんが登場。
ふと隣を見ると、イッチーやらツッキーやらワッカーもいらっしゃる。

あれこれ話してまた明日。そっくん、腰お大事にね。大ちゃん、誕生日おめ。にっしー似顔絵上手。
メグミ、色気をそろそろ・・。

で、ケンちゃん、とうとう行方知ラズか?

翌日お買い物のhidekiさん、早起きがんばって。

*
*

天神の会場。よく晴れた1日。

新郎のKyoheiさん、少しお太りになられたのでは・・・。新婦のNamiさん、お変わりのないようで何より。
お幸せに~。

驚き桃の木、島尾from関西 が登場。超ひさびさ。2年ぶり?いや3年ぶり?
Sigeちゃんもひさびさ。博多に移ったらしくて。今日はメガネ掛けてないのね。

Kubotaさん、覚えていっらしゃるかな。

OZさん、おひさ。

ビンゴ大会、i-podシャッフル、惜しい。くぅ。
またね、テレビ越しにでも。

SeaSideSpa いいお湯加減。気持ちいい。とんこつラーメン、まいうっ。

20050625(Sat)@天神 Tatoo cafe

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2005年06月24日

サマージャム’95

夏ですよ、夏。


「今日も暑ーい1日になりそうです」 ほら言ってる わっ超あおられる
夏っつうと こうモーローと してるうち翻弄されちゃうよどーも
なっもうカーッとこられると こっちも負けるかって気になるの

解ってんのに炎天下に 全然意味なく 家出たりしてね
そんで出た瞬間に 汗がダーッ 太陽ピカーッ 頭フラーッ
夏本番 海か? 山か? プールか? いや まずは本屋
で帰りにソバ ザルかせいろだ それが正論 んふっ 入んないから
いっつも食ってんだけども これが夏となると又 格別なのよ

で ふっと 外見ると子供まっ黒 プール帰りの アイス食ってんの
食ってないねーアイス 行ってないねープール
行ったねープール みんなで徹夜あけ レンタカーで
情なかったねー海パンダサダサで
あれは笑ったなー 行きたいなー又 こんな曲でも流しながら


みんな そそのかされちまう ついつい 流されちまう
結局暑さで まいっちまう 誰のせい? それはあれだ!
夏のせい

みんな そそのかされちまう ついつい 流されちまう
結局暑さで まいっちまう 誰のせい? それはあれだ!
夏のせい

スチャダラパー『サマージャム’95』

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2005年06月23日

PARASENSE

今週末はチッタで PARASENSE のライブがある。

久々の来日。

僕は今回パスだけど、Parvati Recordsのオーナーである Giuseppe のDJもあるから見応えあるはず。

PARASENSE は Zolod が脱退してALEX のみのユニットになり、新しくなったので、これはちょっと気になるところだ。

PARASENSE の初来日は、たしか2000年か2001年で、六本木のCOREのアフターパーティだったっけ。

朝の6時から13時まで。

外はサンサンと太陽が照らしている真夏日だというのに、鬱蒼としたブラックライトがきつめの箱で聴く PARASENSE は発狂ものだった。

まだ知られていなかったので客も20人いたかいないかで、僕とウシオとてっちゃんは、フラフラになりながら、重低音とうねりのある曲に流されまくってた。

そういえば、その後の遊び仲間になる〝がちょう〟君もその時に居たとか。

ちなみに今回の地球家でやるパーティ、KEN と名義されているDJがいるけれど、もしかして95-7年頃のゴアで会ったケンさんじゃないかなぁと思ってる。

経歴を見てると、ゴアのあとロンドンに移ってとあるし、当時からトラック集めでは評判が高かったわけだから、ちょっと確認したいところである。

僕はその頃まだ21歳ぐらいだ、ケンさんからしてみたら子供だっただろう、覚えているかな。

ちょっと懐かしい。

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2005年06月22日

芋焼酎

夏の眩しい季節の前触れのように連日と家路に帰らず、あっちで一杯こっちで一杯と酒盃を酌み交わす毎日を過ごしている。

たいがいの銘酒を口にしたし、このほどの焼酎ブームの恩恵もあり、東京でも九州地方の芋焼酎が手ごろに入手できるようになったのも、ひとつの要因であり、言い訳でもある。

*
*

芋焼酎を呑むなら「お湯割り」が一番だと教えてくれたのは、北九州に住む友人で、「6:4」で割るのが一番だと語る。

彼が言うようにお湯で割った焼酎の香りは素晴らしく、湯気となり散りゆく酒精は、芋焼酎の本質を最大に生かした呑みかたであり、急がない酒を味わう気持ちよい時間が過ごせる。

時間に委ねないで、悠々と酒を呑み交わすのは九州の土壌に合っているのかもしれない。

薩摩焼酎の「白波」を彼は〝ホワイトウェイブ〟とあえて横文字読みで注文する。

竹を割ったような九州男児そのものの彼から発せられる突拍子もない言葉遊びと、商品名からのギャップ、非凡なアイデアを僕はすっかり気に入って、このお酒があるたびに「ホワイトウェイブひとつ」なぞ言っては、店員の眼を丸くさせるのを楽しみにしている。

廉価な値段で呑める芋焼酎とくれば「白波」というのも九州じゃ常識ではあるが、それでも東京ではさほど見掛けることはない。

東京では〝珍しい〟だけや〝希少性〟だけで価値が決まることが往々にあるのだから、意外と見落とされているのであろうか。

鼻孔をくすぐる、ふくよかな芋の香りから放たれるまろやかな味わい、きっと一度呑んだらクセになる。


薩摩酒造株式会社
http://www.satsuma.co.jp/top.html

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2005年06月21日

カメラ覚書

Lomo LC-A で 最近話題となっている Natura1600 を装填したら、周辺減光も程好くかつ露光制御もいい感じになるんじゃないかなと思い、最近、試し撮りしている。

で、これほどの人気の商品だから、きっと広大なWEBの海では、とっくに先人が記事を公開しているだろう。そんな気持ちでエッチラオッチラと、検索していたら、ビンゴ。

しかも、富士フィルムの方が実験をして、WEBで公開しているではないか。

35ミリのカメラの開発とそのカメラに相応しいフィルムの開発をした上で、その性能を確かめる為に海外のロシアとはいえ、他社カメラに自社のフィルムを装填してWEBで公開する姿勢は立派だと思う。

Lomo でASA400にセットし、Natura で撮影すると、擬似NPモードともいえるぐらい素晴らしい露光制御になるとか。

腕はさておき、実にいいカンをしている自分だ。
で、そのサイトはこちら。

NATURA BLOG
http://blog.fujifilm.co.jp/natura/
□参照記事:
http://blog.fujifilm.co.jp/natura/archives/2005/05/lomonp.html#more

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2005年06月17日

我想う「電車男」

「電車男」に見られる特異性は、実は何もないというのが僕の行き着いた推論である。

状況とコミュニケーション手段に時代の変化があるだけだ。あとは何もない。

俗に「オタク」(これは、ほとんど死語だね)の青年と、そのアキバ系青年とは2光年ほど離れているとされているOLの恋愛物語。

なるほど、たしかにコミュニケーション能力が社会的に欠落気味している、同好の趣味を持つ者との間でしかコミュニケーションを取り難い青年としては奮闘の価値ある恋愛であろう。

ただ、僕が気になるのは、周囲の皆さまの判断能力で─周囲というのは、映画を、そしてメディアと取り囲む人々─、とどのつまり、オタクという外見的特徴のみが一人歩きして、社会的にも彼の内面資質(もちろん実際にはそれがどんなものかも知らないわけだが)は、ないがしろにされている気がする。

つまり、「オタクらしくない」という非アキバ的な行動を電車男が振舞う姿がキーポイントで、観る者(僕はあえてこれを観客と呼びたい)が断定しているオタク行動から「電車男」が逸した時だけ、ドラマが生まれているのだ。

観客のエゴイズムな視点からみたオタクとして逸している行動とは、酔っ払いを制するところから既に始まっていて、エルメスのようなOLとの恋愛に続き、その彼女とのデートであり、恋愛の成就である。

その外見的特徴と社会的分類のギャップだけで成立している。

この物語、恋愛心理の側面としては、ありふれている内容なのだ。
誰もが恋をしているのならば電車男のようにドキドキするだろう。
それが普通だ。

こんな浅くて薄い、物語と呼ぶには不満足なドラマが成功をする国って平和なのかもね。

うーん、なんだか分からなくなってきた。まぁ、いいか。

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2005年06月16日

続報:日本語学校

日本語学校の教育実習生徒だったロイックさんとハンさんから電話が入る。

どうもいささか酔っ払っているらしく、後ろでカラオケが鳴り響き、ろれつの回らない口調で「ギャホホー、お元気かぁー?」とはしゃいでいる。

ギャホホじゃありませんよ、そんな日本語教えてないでしょと一瞬思ったりもしたが、そんな堅苦しいことを言っても仕方ないので、「超元気」と、まるで日本語を教える立場にいたとは思えないセリフを発して回答。

僕は教育実習では平均的な受け持ち数で、決して出場回数が多くはなかったのに、わりと生徒とは飯にいったり、呑みに行ったりと、課外授業のほうが熱心で、遊んだりしていた。

そんななかでも、謎のおとなしいヨーロッパ人風のロイックさん(実はそれが羊を被った○○だと分かるのはそう遠くはなかった)と、お酒大好きハンさん(オレンジレンジのカラオケが上手い)とは、特に頻繁に話したりした。

まったくのところ、この2人、授業じゃナメック星に潜伏しているサイヤ人みたいに気配を殺しているわけだが。

さて、聞けばロイックさんは念願の「彼女を連れてスイスに帰国」が叶ったらしく、来月にはもう帰国するらしい。ちょっと寂しいものである。

その関係で僕にも連絡をしてくれた。

で、ハンさんはまだ日本に滞在。

彼とは、先日以来、六本木に遊びに行こうぜと約束したわりには、まだ果たされていなかったりもするので、ロイック大暴れin六本木を計画してやろう。

イヒヒ。

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2005年06月15日

平日の友人宅

ゼニがねぇ・・・という貧乏一人暮らしの てっちゃん@もう遅刻したらヤバイっす と新橋の立ち呑み(角打ち)で呑むこととする。

角打ちは東京か北九州での〝立ち呑み〟の愛称で、もともとは酒屋の一角で樽酒の試飲なども兼ねて暗黙の了解的に呑むことから発祥したらしく、〝角〟で〝打つ〟から「角打ち」と呼ばれるようになったらしい。

つまり、角打ちのほとんどは、酒屋が兼業をしていて、樽酒や升酒を1杯幾らでちらほらと量り売りをしているわけである。

店によっては、それがだんだんと高じて、つまみも普通に出すようになり、テーブルも出してと、規模が大きくなって、じゃ、せっかくだしねと暖簾を構えるようになったとかならないとか。

調べてみると、東京にはじつにさまざまな角打ちの店が人知れず散らばっていて、普通におでん種をだしたり(平澤おでん@王子 がそうだね)、揚げ物や焼き鳥、築地直送の魚を客に提供したりとバリエーションがある。

関西では、串カツ屋が立ち呑みの代表的な主流で、テーブルにあるソース壷には「2度浸け禁止!!」と貼り紙が張ってある、これは一度口に運んだ串カツを改めてソースに浸すのはマナー違反なのだと、開高健のエッセイにも描かれている。

個人的に感想を述べると、「立って呑む」というスタイルを、一般的な「座って呑む」のスタイルに対し、プラスアルファを求めると、量か味か値段かとなるのではないだろうかと思う。

四谷の鈴傳という店は創業150年の酒屋で、ここでしか呑めないような日本酒を惜しみなく立ち呑みで提供していて、そういった珍しい日本酒や量り売りで格安で味わえるというのも角打ちの楽しみだし、新橋の魚金の刺身は居酒屋なんかは目じゃない鮮度と品目で、わざわざここの魚を食べに足を運ぶサラリーマンも多いとか。

だいたいの店で呑んでも一杯300円程度。

立ち呑みだから軽く呑むには丁度いいし、確かイタリアやスペインではバールと呼ばれて、ワインを片手に夕暮れ時になるとカウンターが賑わうんじゃなかったかしら。

日本だとオヤジ濃度が高めであまり女性を見かけはしないが、ヨーロッパあたりじゃ実に当たり前のスタイルなのだ。

そういうことで、この日は新橋にある「野焼」に行く。地下鉄の日本橋経由で降りて、待ち合わせのJRの改札に向かう。

夕暮れ時の新橋駅は会社帰りのサラリーマンやら早々と呑んでいる老若男女で活気付いている。

6月の良く晴れた平日のこういう光景も悪くないなと、想いに耽っていたら、いきなり「ちょっといいですか」とおじさん二人に声を掛けられた。

「は?俺?」

見上げてみると、何と驚くなかれ私服刑事。

ドラマみたいにピラリと警察手帳を見せると有無を言わさない雰囲気で「あの、どこから乗りましたか」と単刀直入に職務質問をしてくる。

やましいことなんてこれっぽっちもないのだが、思わず背中に緊張が走る、それでもハァ?という気持ちでいっぱいなのだから「へ?っていうか、なんで?」と聞いてしまった。

どっから乗ってきただと?そんなのは俺の勝手じゃ、喉元まで出掛かった声をぐっと飲み込む。

するとその私服刑事は「いや、ちょっと後ろ姿が似ていたものですから」とかなんとか意味が分からないことをおっしゃっている。

後ろ姿が似ている?誰に?だから、どうした?理由が不明瞭な上に、「よくわからんが、似てるだけで職務質問かっ」と憤慨極まりない気持ちになる。

でも、ここで一番大事なことは(というより人生においてひとつの格言だが)「警察に声を掛けることがあっても、声を掛けられた時はロクなことがない」であるから、単なる人間違いであろうと、そのちょっとした新橋駅で起きた珍しい経験自体を自分のエントリーから削除する。

「東陽町ですよ」というと「あっ、そうですか」とその二人は足早に視界から消え去って行った。なんだったんだか。

とにかく俺はそんな赤の他人に間違われるほどお人好しじゃないし、間抜けな生き方もしていないつもりだ、何処かで俺と似た奴でも勝手に追いかけていてくれよ、俺は俺でこれから呑みにいくから。

*
*

「野焼」は新橋のSL広場から数分程度の歓楽街にある。

10坪程度の狭い店の周りに焼き鳥の炭がモクモクと流れていて、夕暮れ時のサラリーマンが入り口を囲むように立ちながら呑んでいる。

入り口あたりではお客さんで埋まっているわりには、店内のテーブルはガラ空きだ。

どうやら、ここのお店で呑む連中は、わざわざ立ちながら呑むところに風情なり何かを感じているらしい。

僕らも右に習えでオヤジさん達の群れに入る。おぉ、テーブルの上にセッティングされている七輪で勝手に肉を焼いているオヤジもいるぞ。なかなかディープな感じ。

ビールを頼み、喉を潤してから、焼き鳥を、ねぎま、正肉、ハツ、カシラ、とり皮、やきとんを頼む。

それぞれ2本ずつ。ほどよく塩が効いている。

辛し味噌が盛られているので、それを付けて七味を振って食べる。

それから煮込み豆腐、トマト、あつあげをチョイス。

立ち呑みはキャッシュオンデリバリー(前払い方式)のところもあるが、ここは後払い方式。

ビールのあとは、ホイスという薬草エキスの混入した黄色い酎ハイを僕が頼み、てっちゃんがバイスという「コグマサワー」が製造しているビン入りのピンク色の梅紫蘇味のドリンク酎ハイに割って飲むお酒を頼む。あっという間にそれを飲み干し、梅サワー、バイスと続く。

話が大いに盛り上がり、そういえばまだ俺んち来たことないよねって話が進み、じゃあ、行っちゃう?ってことになり、店を早めに切り上げ、てっちゃん宅へ。会計4200円。まあ、安いといっていいだろう。

さて、京葉線に乗り、TDLを背中に半時間。閑静な住宅街。
近場の業務用スーパーでビール3本、日本酒1本購入で上がり込む。

なかなか長い夜になりそうだ。

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2005年06月14日

カメラ覚書

EPSON のギャラリーで森山大道の写真展「ブエノスアイレス」が下記内容で開催。
入場無料だし、場所は新宿なので宜しいかも。

森山大道写真展「ブエノスアイレス」
2005年6月22日(水)~2005年7月31日(日) 10:30-18:00
入場料無料

東京都新宿区西新宿2-1-1新宿三井ビル1F

http://epsite.epson.co.jp/index.htm


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2005年06月10日

ここピュ

深夜番組に「オオカミ少年」という番組がある。

毎週木曜23時55分にTBS系で放映で、ダウンタウンの浜田氏が司会をこなし、芸能人が回答のクイズ番組。

お題となる○○が嘘か本当かと回答する番組で、この○○が実に微妙な内容。

すっげー嘘っぽいわりには本当だったり、ぜってぇほんとだよと思うわりには嘘だったりする。

さて、昨晩のお題は、これ。

お題:
「精子を観察する為だけに作られた顕微鏡がある」

ヒント:
その顕微鏡は「ここピュ」という商品名である。
ここに出すから、ここピュ(最低だ・・・。)。ココイクコムという会社が発明した。

こんなのあるわけないじゃん。って思いました。

秘密クラブで素性がばれない時に使うSチックなメガネにレンズが付いていて、そのレンズにアレを附けるっていうのだもの。

観ていながらゲラゲラ笑ってました。ありえねぇ、と。

ところが、世の中って広いもんです。あるんですよ。そんな商品が。ネットで。2500円。

ほんっと世界は広くなりました。長生きしてみるもんです。

ココイクコム
http://www.coco19.com/coco2.htm


オオカミ少年(番組HP)
http://www.tbs.co.jp/ookamisyonen/index-j.html

なお、ココイクコムでは、精子バトルを開催しているらしい。

天下一武道会~精子バージョン~。

すごいですね。何で審査するのかな?量?数?動き?。誰か参加してみてください。


後日談:
ココイクコムは北九州の小倉は浅野にある会社。やはり九州人は面白い。
さまざまな意味合いで目が離せない。東日本の想像を超えたモノを産み出してくれる。

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2005年06月09日

モブコン

あんまり更新をしちゃいないMoblogの自動更新をこちらのページで設けようとして、あれこれ試案をするが、うまくいかず。

一番の原因はこのブログ自体がPHP化されていないのと、それにモブログのあれがコレで弄れなすぎて、SSIが使えない(言うまでもないが、弄る気も無い)。

SSIで、最新の投稿情報を吐き出せばいいやとは考えたけれど、これまた断念。
そんなので半ば不貞腐れていた。

JAVASCRIPTを使えばOK??なんて情報もある、まぁ、きっとそれは「PSBN ISOT(PSYBABA.NET Institute of Technology )」の長(おさ)であるDeltazulu氏(2005年01月24日の日記参照)がどうにかしてくれるから、言わなくても大丈夫だろう。

あんしん、あんしん。

で、そんなアイデアをうひひとだらしなく妄想ののち、縁側さんの大きな協力のもと、げっちゅう。

携帯のモニターをクリックするとモブログに飛ぶよん。

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2005年06月08日

Time flies

まだ時は1990年代、僕と一緒に仕事をしていたS嬢という子がいた。

彼女から先日久しぶりにメールを貰った。

2000年あたりは、食事に行ったり、旅の話をしたりしていたけれど、数年前からはメール程度の連絡を取る関係になって、最後に会ったのは、確か4年前ぐらいだった。

インドやアジアの旅を経て、彼女はワーキングホリディでカナダに向かい、それから近況報告があったもの、ご無沙汰をしていた。

実際のところ、いま彼女が何をしているのか、まだカナダにいるのか、それともインドにでも行っているのか、日本に帰って来ているのか、僕の知らないところだった。

その彼女から久々にメールが来た。

なんと、驚いたことに、彼女はとくとカナダを離れ、橋の下を水が流れ、やがて人妻となり、今は韓国にいるらしい。しかも妊娠5ヶ月。驚き桃の木21世紀である。

いつかまた地球の何処かで会おう。

ナイスなママでな。子供も連れてくるの忘れるなよ。

韓国に行く時は遊びに行くぜ。

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2005年06月06日

テレビ覚書

テレビ点けたら、みのさんが健康について語っていた。ふむふむ。

夜、テレビ点けたらみのさんが「月曜エンタぁテイメント」で語っていた。
ふむふむ。

みのさんは一日中なにかを教えている。

*
*

ゼクシィのコ(JOSI)がかわいい。あれはヤバい。

*
*

今週の「情熱大陸」は、藤代冥砂。
見逃せない。

篠山紀信に代わり、「週刊朝日」の表紙を撮るようになって6年経つ─。

モーリー・ロバートソンが出演して以来の昂奮。

情熱大陸:番組公式URL
http://mbs.jp/jyonetsu/index2.html

*
*

以上、テレビ覚書

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2005年06月05日

第6回タイフードフェスティバル(2)

6th タイフェスティバル2005 2005.05.14(SAT)~15(SUN)10:00-20:00
@代々木公園

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2005年06月01日

─最近の俺マイショッピング─

・Columbia 「Madruga Peak GTX」

Madruga Peak GTX

ハイキング、トラベル、フィールドウォーキングにまで幅広く対応する、GORE-TEX採用の全天候型ブーツ。ナイロンメッシュを採用したソフトな履き心地とグリップ性の優れた設計。

ゴッツいだけにちょっと重たいかもしれないけど、ヘビーデューティな嗜好にはバッチシだ。もちろんパーティ仕様としてレイブに履いていったって全然オッケー。

夏の渓流遊びからシティライフまで。

Columbia Madruga Peak GTX \12,600-

オシュマンズでは、いまコロンビアフェアを6月5日まで開催していて、5000円以上買い上げると、コロンビアのショルダーバッグをプレゼントしている。

・コロンビア
http://www.columbiasports.co.jp/index.html
・オシュマンズ
http://www.oshmans.co.jp/

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2005年05月31日

シンジク会

新宿でひたすら飲み食いホニャララをするというコンセプトで設立のシンジク会。

会のモットーはいたってシンプル。

とにかく新宿。

歌舞伎町でもいい、2丁目だってありだろう、もちろんアノ〝ションベン横丁〟だってオーケーだ。オールもはしごもなんでもござれ。ただ新宿からハミ出すなよ。そいつがこの会のルールだ。

できれば月イチ、悪くて四半期。そんぐらいのペースで催される(予定)。

来週あたりに早くも決行か?

ジュクな連中

ko

生まれも育ちも本籍も新宿という根っからのジュク野郎。
ジュクのことなら森田@アルタかkoかと囁かれた時代もあった(とか)。

小学3年のときのエレベーターゲームのスポットは伊勢丹だったというゴッサムシティな人生を歩む。
もちろんザリガニが生息しているのは伊勢丹の屋上だ。

そのくせいつまで経っても道が覚えられず新宿に古くから親しみがある割には、西口と東口の行き来が可能になったのはつい最近。

終電が無くても歩いて帰れる。

ケン

koとは高校からの馴染み(&腐れ縁)。

でも高校時代は400字詰め原稿用紙1枚程度話したかどうか疑わしいという電波の届かないところにある関係でもある。

ケンとかケンカネコとか言われている。
でも本当は名前がケンじゃなかったりするのが意味不明。。

koとは、バカに漆を塗ったような成績だったので揃って千駄ヶ谷にある予備校に入学。
オナコウ(セイムハイスクール)のよしみで仲良しに。

それから解体現場のアルバイトを一緒にしたりする。高校時代の部活で温めたアメフトパワーを生かして、一躍、強肩プレイヤーに。

後年、足の糸がプッツンしてリタイヤ。

ロボットとなる。いまでは時々足が攣ってピーガーとなるので要注意。

現在、旅行会社に長年勤めているので飛行機とか空港に詳しかったり、リゾート地のギャルの動向にただならぬ知識と情報を持っていたりするので、バカンス界のデューク東郷と呼ばれている。

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2005年05月29日

ロモ工場の閉鎖

再開してから10年経ったロモの工場が閉鎖したらしい。つまりキッシュでファニーでじゃじゃ馬な LOMO LC-A は、いまある在庫のみとなる(ようだ)。またひとつ面白いカメラが夜空の露となるわけね。

LOMO LC-A

採光が独特で四隅が暗く映り、ピントが甘いような緩いような、赤系統の発色が強いロシア製のカメラで、トイカメラの代表ともいえる名機。1982年よりリリース。

ちなみにネットでは、この機種が値上がりして、3万円ぐらいで取引されている。

ちょっとした雑貨屋さんや、ブックストアに置いてある場合もあるので、もし3万円を切った値段で見つけたら迷わず買うべし。お得といえよう。

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2005年05月27日

下痢 イット ピー

どうもここ数日、お腹が緩い。ご飯を食べた後、一足早いサマーな波が来るのだ。真夏の果実。渚のシンドバット。湘南ボーイも真っ青なウェイブである。

口が緩くていつもヘラヘラしているのには自覚していたから心配も無かったんだけれど、腹の調子となると少し心配だ。

そんな話を隣の席のDeltazulu氏にしてみると「実は僕も…」なんて言っている。

聞けば、やはりここ数日グルグルらしい。彼は慢性ピーちゃんだから、どうなんかって感じでもあるけれど、ここ数日の動向(お腹のね)が妙に合致する。

うっそ。まじっすか。

ちょっとだけ大げさに驚いたのちに、名探偵コナンよろしく、最近の我々が購入した食べ物で何か被るものでもあるんじゃないかと頭をヒネッてみたら、ひとつあった。「乾燥梅」。

そう、コンビニで新発売しているこのニューアイテムをこぞって購入したのだ。

もしかして、これが原因か?
くぅ、あのとき、手を引いておけば・・。 せめて僕だけでも。

ちなみに同氏は、梅は梅でも種無しをフライングで購入してしまったらしく、軽く玉砕していた。

そして、その種無し梅はどういうわけかボトルセットで我々の端末の中間にあり、いい感じに手が伸ばせる。

気がつくと僕はパクリと・・・。えっ?もしかして罠?

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2005年05月26日

木曜ナイツ

残業帰り、てっちゃん@仕事で燃えてます と四谷で待ち合わせ。

10分の遅刻。すまん。

そのまましんみち通りの エリーゼ で腹ごしらえ。

オムライス\780。

ここのオムライスはいつ食べても旨い。ふんわり卵とチキンライス。

並ぶ価値がある。

で、そのあといつものバーに。

琥珀色のアマレットが眩しいボッチボール、芋焼酎のロック、あえてライムじゃなくてレモンを絞ったサウザゴールドのテキーラトニック。

あっというまの3時間。

どうやら我々に〝いま〟足りないのは温泉らしい。宵口の会話からそんな結論に辿りつく。偉大なる温泉。最近、入ってない。そうか、これが足りなかったか。よし、来週あたりね。

そんな約束と千鳥足。

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2005年05月23日

Believe or not

デボラ氏からこんな恐ろしい情報を。
かいつまんで説明すると、ここ一週間で南関東に巨大な地震が起きる可能性が極めて高いという情報。

http://epio.jpinfo.ne.jp/05news/1394.gif

これに関連して縁側さんからもこんな情報。

http://www1.odn.ne.jp/~cam22440/yoti01.htm

信じる信じないは別だけれども、いつ起きてもおかしくないと言われている大震災クラスの巨大地震。怖いなぁ。

でも、どうすりゃいいんだろ。ハワイにでも逃げる?

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2005年05月02日

モブログスタート!

携帯を MOVA → FOMA に機種変っ!

つまりテレビ電話が出来るわけで、つまり添付ファイルが送信できるということで、ということは、モブログがスタートしちゃうってことである。

ロリポップの付加サービスであるブログをモブログに設定。携帯からの投稿用です。

旅行やどこかに行ったときに気の向くままアップしまーす。

※さっそく明後日にでも八丈島からアップできたらしますわん(ところで、八丈島って圏内なの?)

PSY-MOB
http://shanti.psybaba.net/

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2005年04月28日

八丈島

今年のゴールデンウィークは大型連休となることが判明。会社のアレがコレで、しばらくしたら、どうやら5月2日イコール休日なのではという噂がちらつき、だんだんと日が経つに連れて具体性を帯びて、正式な社内連絡ということで、つい先日、確定した。勤め人の経験内では最長のGWでもある。

なので、出発の5/2以降からの更新頻度が愕然と減る可能性が、予測というよりは確信的な纏まりとして浮上しているので、あらかじめごめんなさい。

さて、これだけの大型連休を見過ごすわけにもいかないので、毎日パーティで踊り狂うのもいいだろうし、山に篭って自然を堪能するのも楽しいだろうし、ヒッチハイクで何処まで辿りつけるのか試してみるのも刺激的だろう、といった素晴らしいアイデアが次々と走馬灯のように過ぎったけれども、さすがにそれなりの〝大人〟なので、捨て難いのはやまやまとはいえ我慢してみることにした。

そんなことをしたら、なんとなく現実社会に戻れない気がしてしまう。俺ハ誰?此処ハ何処? 湯あたりみたいに、〝GWあたり〟とかしそうだ。

かといって連休といえば旅行はどこも移動費が天井知らずで手を染めるのも少し馬鹿らしい。

せっかくのチャンスなのだし、近くて遠い東京を訪れてみることにした。

伊豆諸島。八丈島。

これである。

東京から287km離れたの亜熱帯植物が生い茂る島。ハイビスカスがよく似合う、走っている車のナンバーは全部〝品川〟ナンバーという不思議な島。

浜松町の港から、東海汽船に乗り、一晩掛けて移動する。

東海汽船に乗るのは何年ぶりだろう。

この船は、大型連休だろうが、通常の運行(つまり通常の運賃)で運営しており、乗船する者が同意さえすれば、空きさえあれば乗船することができる。首尾よく、八丈島に住んでいる友達がいるので、到着したら、きっとどうにかなっちゃうという希望的観測。

宿営地は「底土野営場」つまりキャンプ場である。島には6つほどの温泉もあるので、それなりにエンジョイできる。釣り道具は必須。ご飯食べれなくなっちゃうからね。

◇スケジュール

5/2 22:30 東京発 2等(但し席なし*)\7,180

5/3 09:30 八丈島着

5/4


????

*但し席なしとは、雑魚寝スペースもないこと。おそらく呑んだ暮れて甲板コース。

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2005年04月22日

呑み助

4月のアタマに開催された@代々木公園のパーティを。

Jikooha のライブは曲がり系で超気持ちよかった。
そのあとの記憶は例のごとくテキーラ飲みあかして欠落。

で、欠落寸前に撮った一枚。
このあとどうしたっけ。。。。?

20050423


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2005年04月21日

今日の出来事

諸先輩方(ケニさん、エリクソン)の厚きご好意より、あのノートPCのメモリを増加。
128MB →192MB にアップ。

初めての裏蓋オープンに軽く怖じ気づくxxx

でも、これで快適スペックに一歩前進だよん。256MB までならイケるんだけれど、それはガマンかね。

業務が忙しいのだ、ここのところ。

というわけで、今日はちょっとだけ、(最近)お気に入りの画家さんを紹介して、オヤスミっす。

Moira Hahn

アメリカ在住の女性アーティスト。

日本の浮世絵を基本とした絵にドラえもんや鉄腕アトムを重ねて描く方。
あくまでも浮世絵に近くオリエンタルな雰囲気を醸しつつ、西洋の色使いであるところが不思議かつ新鮮。

http://www.moirahahn.com/

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2005年04月19日

靖国問題

なげけるか いかれるか
はたもだせるか
きけ はてしなきわだつみのこえ
『きけ わだつみのこえ』


例え、いかなる戦没者が眠っていようとも、かつてまだ10代~20代の青年達が「また桜の舞い散るこの靖國の下で再会しよう」と互いに誓って戦地に赴いた事実がある以上、たとえ現首相の靖国参拝は批判されるべきではない。また首相は正式な参拝作法を以って参拝すべきであると考える。

僕は中国や韓国の靖国批判こそが危険因子であると考える一人だ。

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2005年04月13日

週刊SPA!の興亡

巷で語られて久しい話題に〝SPAが詰まらなくなった〟という例がある。SPAとは週刊誌のことで、よく吊革広告で見かけるであろう赤と黄色で配色されている20代~30代後半の独身男性を(おそらく)ターゲットにした雑誌だ。

毎週そのトピックスが変わるのだが、これがもう本当に寒い。氷山の上で裸踊りするような陳腐なレベルがいつまでも続いている。

ちょっと例を挙げてみよう。

「年収別20~30代[投資ライフ]の平均像」
「女が語る[男を結婚候補からハズした瞬間]」(2005年4月12日)

「株投資ビギナーズラック[ボロ儲け]のツボ」
「上級者向き[脈アリのメカニズム]大研究」
「超保存版 ビジネスマン[印象アップ戦略]講座」(2005年3月29日)

「20~30代[税金ボッタクられ]明細書」
「口説きの[ツメ技]ベスト55」
「スキミング横行時代の[カード(裏)格付け調査]」(2005年2月15日)

と、なんとも場末のスナックでおっさんたちが酒を片手にホステス相手に溜飲を下げているような内容である。いかにもトピックで釣らせてもらいまっせみたいな精神が丸出し。雑誌版東スポ。

それでも結構買う人も多いというから、やっぱりジャケ買いさせるような魅力はあるのかね。

で、トピックに負けず劣らずなのがそれら記事内容。
これがまた実際に読むとなんだか広告臭がプンプン漂う特集だったり、もっともらしい記事なんだけどスポンサーの影が見え隠れするようなシロモノばかり。

唯一、この雑誌読んで良かったなぁと思う個人的心象は「バカはサイレンで泣く」ぐらいであるのが最近の傾向だ。


なんでも創刊以来から携わっていた編集長がある時期を境に変わったのが理由らしい。
それに伴い、だいぶ濃い充実した企画のラインナップであった雑誌も意向にそぐわないとして、当世の編集長より変更を命じられ、どんどんと方向性が歪んできたと聞く。

なんでそんな楽屋オチみたいな話を僕が知っているかというと、大学時代の友人が扶桑社で 週刊SPA の編集をしていて、その一部始終を見ていたと語ってくれたからだ。僕もある時期に、ん?この雑誌突然と面白くなくなったぞと感じた頃があった。そしてその時期というのが奇しくもこの友人の話した─つまり働いていた─事実と一致した。

というわけで、どうにかならないものかなぁ。週刊SPA。
読んで良かったぜ感が足りないよ。もう長らく買う気も失せたので買ってないからいいけれどさ。

(と、これだけ長く愚痴っているのは、こないだ酔ったついでに記憶を失くし、勢い余って(恐らく)コンビニで 週刊SPA を買ってしまったからである。二日酔いの頭で読んだら案の定、ゼロポイントな雑誌だったというオチ。)

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2005年04月08日

想起映写機

現像から戻ってきたLomoLC-A で撮ったモノクロ写真、一枚も焼き上がりが成功していなかった。
ひさびさにショック。何を失敗したのだろう。何も残さずに420円の出費・・・。大した金額じゃないって言えばそれまでだけどさ、わりと色々なところに出掛けたりした写真だったので精神的に痛い。

もう何も撮らないやと半ば不貞腐れてカメラを放り投げるものの、しばらくしてフォトグラファーの鬼気迫る写真や溜息のでるような写真を見ると、イソイソとして、うん俺も・・・なんて思ってしまう。


自分なんてテクニックも構図も知らないし、ヒラエルキーの図式からしてみれば、
プロ

セミプロ

ハイアマチュア

アマチュア

なんとなしにカメラを持っている人。わーい。

の一番下にいるわけだけれど、〝好きこそものの上手なれ〟という言葉が僕はけっこう昔から大好きで、この言葉は、本来は「好きである事柄だからこそ上達が早い」って意味だろうが、個人的には「好きだったら、それでいいんじゃん」みたいなライトな感じに解釈している。

つまり、好きなことをすればいいんだよ、と。僕はこういう思想というか考えを尊重するほう。
だってさ、やりたくないことやったってしょうがないじゃん。

就職活動の本(俗に就活本)には「あなたのすること(=仕事)を好きになりなさい」的な僕からしてみればトンチンカンな事を平気で書いているのしばし目にする。ポジティブシンキングの代表的な例。

でも僕は、おいおい、ちょっと待てよ、そんなに上手く事が進むわけがないじゃんと少しばかり否定的になる。

もちろん、最初の印象と始めてからの印象が違いました、みたいな例はある筈だし、それについて問題提起しょうとは思わない。でもね、やっぱり、キライなものはもうしょうがないんだよ、きっと。逆をいえば、好きなものもしょうがないんだよ。

やれって言ってもやらないだろうし、やるなって言われてもやるだろうしね。

ちょっと逸れてしまった。兎にも角にも心の奥底を揺さぶるような琴線に触れる作品とかって素晴らしい。

そういうモノにいつまでも触れていたい。美しいからとか、綺麗だから人を惹きつけるとも限らないんだよね。日常に埋もれる一瞬だったり、とりとめもない事象に輝く何かがある。


足の長い雨が降る平日の午後、僕らはひっそりと窓ガラスに反射するタクシーの灯りを見て、そんな話題を思い起こすかもしれない。

コッツコッツと壁掛け時計が静かに時を刻む。

あるいはタクシーの灯りは僕らに暖炉の薪を想起させ、仄かな橙色の炎が湯気の篭れる紅茶を呼び起こし、白い食器棚からティーカップを運ばせるだろう。

でも食器棚は空想上の産物だから、僕らはその想像上のカップに映るガーネットのような紅茶に砂糖を幾つ煎れるか考えるだけにして、やはりただタクシーの過ぎゆく姿を見詰めるだけで、そのテールランプの滲んだ光線を視線で追う。

悠久の窓ガラスはいつしかそこにある。

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2005年04月01日

en-taxi 9号

今号(9号)の en-taxi の特集のひとつに 開高健 をめぐる対談が掲載されていた。対談者は 黒井千次 。

en-taxi は扶桑社刊の季刊誌で文学系の雑誌である。携わっている方々の面子が色濃く、 リリーフランキー、福田和也、坪内裕三、石丸元章 といった文学界のgonzo(ゴンゾ-)達がラインナップだ。


連載モノ、単発モノとそれぞれ珠玉の内容で、特に創刊号から続いていて、今号でついに最終話を迎えた リリーフランキー の「東京タワー」は間違いなく泣ける小説である。

北九州小倉で育った同氏の回想録に近い物語で、非常にリアルスティックに当地の情景が描かれている。丸源、魚町とか、門司港などなど。

セリフが北九州弁なので、九州から東京に上京している人だったら、きっと強いシンパシーを感じるんじゃないかな。思わず故郷を懐かしむことだと思う。僕は北九州で育ったわけじゃないけれど、仕事の関係で半年近く住んでいたので、そんな北九州弁の物語を、北九州が舞台となった物語を読むと、グッと胸に迫るものがある。

ネタばれになるので詳細は割愛するが、今回のメインにあるセリフを少し。「オカン・・・。オトンがこんなこと言いよるよ。」どうしてこのセリフが登場するのか読まないと掴めないんだけど、僕はもうこのあたりでじわっと目に潤むものが。書籍化を強く期待したいところである。

*

開高健 の対談は氏の17回忌を期に企画されたもので、闇3部作のひとつ「夏の闇」を中心に語られたもの。

同世代の小説家である黒井氏、そして坂本氏。坂本氏は、神奈川にある開高健記念館(NPO)の代表者ということで、彼にまつわる懐かしいエピソードもいくつかお話しされている。

話題となった闇三部作については僕も同じ印象を持っいていて、つまり「輝ける闇」はルポタージュと小説を組み合わせた手法で描かれ、作中の主人公(=開高)が内面というよりは、舞台としてのベトナムに代表される外部との強い結びつきが描かれている作品だ。

それと正反対に「夏の闇」は、彼の躁鬱質を特徴付けるように、前半では厭世的で鬱質の〝留まることしかできない〟内面的方向が強い人物像を押し出し、唯一の外部である〝久しぶりに遭った女性〟が彼の救済というか、外の世界と結びつける掛け橋のような役割を果たしていて、その破滅にも似た情景を描いている作品。僕はいままで「輝ける闇」が至高の作品かなと評価していた。この作品が一番滑らかに文章が瑞々しく進んでいるからであって、いつだって読むほどにうなされる。もう疑いの余地もなかった。

でも、久々に読んだ「夏の闇」(実は2月あたりから 開高健 の小説、エッセイを読み直している)の印象が、がらりと─まるで勢いよく襖を開けるように─変わっていたのに驚いた。僕の読み方が変わったのかもしれない。それとも文学が取り巻く僕の環境に何かが訪れたのかもしれない。いずれにせよ、こういう作家も珍しい。読み直すとまた新たな発見がある作家は数多くいるけれど、最初に読んだときの印象と再読したときの印象はあまり差がないのが個人的な意見というか経験である。

10年前に読みづらかった部分─選ばれすぎた言葉と文章─が、読み手の僕では消化できなかったし、その物語を覆う薄い膜のような鬱質が馴染めなかった。ところが再読したら、主人公の内面的焦燥、自分を滅ぼしかけないくらいの行く先を失った姿に共感を感じて、主人公自身がなにもかもを喪失しそうだけれど、それでも何とか細い紐にぶらがるように懸命に〝生〟に向かってもがいている情景描写に喉を鳴らした。

氏の作品では本文にエッセンスのようにちりばめられている小話がよく出てきて、それは他の作品でも見かける小話なので、2回目以降はどの作品で見つけても新鮮味が少ない印象だったが、これも以前ほど目にとまらなくなった。

en-taxi にはこういった企画や特集があるので、定期購読している。
ちょっと大きな書店ではないと置いていないかも知れないが、お勧めである。

en-taxi(扶桑社)
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開高健
1957年『裸の王様』で芥川賞受賞。
1968年『輝ける闇』を新潮社より刊行。
1972年『夏の闇』を新潮社より刊行。
1989年12月9日、食道癌に肺炎を併発して逝去。享年58歳。

1990年雑誌『新潮』87巻第2号にて未完作品『花終る闇』が発表。

その多数のノンフィクション、フィクションを発表。

開高健記念会

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2005年03月31日

ワールドカップ観戦

19時~24時ぐらいに放映されるサッカーの試合は、たいてい馴染みの某飲み屋で観戦することとしている。

僕よりは5歳以上(いや、下手したら10歳以上)の、普段も店のなかで顔を合わせるお客さんも試合の日はこの店で観戦することにしているらしく、試合開始からテーブルはすぐ埋まる。

三都主みたいな坊主頭の人は〝社長〟と呼ばれ、試合中ひたすらギャースカ騒ぎ立てている。関西弁で敵チームもしくは動きの悪い日本の選手をバッサバッサ罵るのが彼のスタイルで、その姿は意外に嫌味がなく痛快そのもの、彼をみているといつも面白い。一喜一憂がすごいのだ。

昨日も後半からロスタイムに掛けてバーレーン得意の(というか、唯一の)カウンター攻撃に冷や冷やさせられたが、もう彼は「ちょっ、おいぃ~堪忍してやー」と店中に響く声で悶絶していた。

試合そのものより彼のパフォーマンスのほうが面白いことがよくある。

僕の隣に座った某氏はユニフォームを着て観戦するほどの根っからのファンで、僕みたいな〝にわかファン〟←国際試合にしか興味のないヤツにも懇切丁寧に実況と動向を教えてくれる。

名前も知らないけれど、店ではちょくちょく会う人で、昨晩は差し入れの〝ホテルオークラのムール貝〟なるものを戴いた。プリプリの肉厚ムール貝がほどよく燻製されていて、スモーキーな芳醇さと絶妙のソースがブレンドされた一品。もう噛むほどに旨みが舌の上で転がる。同時にアルコールが進んだのは言うまでもない。

それにしてもとりあえず勝ってよかったね。

絶対昨日のゴールは、汚い手ばっかり使うバーレーンをアラーの神が怒ったにちがいない。
だってオウンゴールだもの。

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2005年03月30日

写真集

購入しちゃいました。某オンラインで。

つーか、小心者だけに、カードで買い物とか怖いのよね。なんかあるんじゃないかって。心臓に悪いわ、コレは。

隣りの席のDeltaZulu君は1歩も外出をしないカリスマヒッキー(カリヒー)で、カードで買い物をする達人。朝も早くからあーだのこーだのと尋ねてしまいました。ごめんね、ブラウジングしている最中に。

それよりなにより朝っぱらに会社で買い物するなという話ですが。

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2005年03月29日

地震予報

地震予知みたいのは昔からあって、わりと予知とかいう神秘的なジャンルだけあって、不気味で妙な興味をそそられる。

知人の知人とやらが、どうもその系統らしく、地震の前兆があると、立ちくらみとか貧血を起こすらしい。そんな敏感体質の方が、妙にココ最近〝変な貧血〟を起こすとか。その友人もめったに貧血を起こさないにも関わらず、このところ頻繁に眩むとかなんとか。地震と貧血の関係を訊ねられても困るけれど。

そうそう、ウチの近所でも夜中なのに鴉がギャッギャ鳴いたり、鱗雲が確認されたり。。。。


ま、オカルトめいた話だから、拠りどころが不明瞭だけどね。
でも、ちょっと怖いなぁ;;

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ふ~ん

今日はマリモの日。

1952(昭和27)年、北海道阿寒湖のマリモが国の特別天然記念物に指定された。

だってさ。

で、マリモってなに?増えるのアレ?緑色のモコモコした毛玉みたいなのにね。

よくペットショップで見掛けるけれど。

そういえば、最近のペットショップじゃ、僕が小さい頃じゃ考えられもしなかったグッズや動物がわんさかで、〝イグアナどうしたこうしたオオトカゲ亀〟みたいのが、ソーテックの慎ましいデスクトップの値段ぐらいで売られている。

その〝どうしたこうしたオオトカゲ亀〟は、世俗なんてことさら縁がないような仕種で熱電灯で照らされてクビを出したり引いたりしている。けっこうそういうのを眺めるのは微笑ましい。

しかし、寿命300年は凄いな、西暦2300年か。おい、ご主人様より長生きしてどうするんだ、カメ吉よ。

そういう一昔前じゃ日本でそんなにポピュラーじゃなかった動物以外にも、今じゃペットショップでは〝蟻〟も売っている。アリだ、あの地面に何匹いるのかしらないけれど、とにかくそこらへんの公園に行けばきっと見つけられるであろう、アリ。蟻さんは〝蟻飼育キット〟とセットで販売だ。

実は蟻の生態というのは最近まで謎に包まれていたらしく(僕としては、蟻を調べる奴が最近まで出てこなかったんじゃないかと思うけど)、スペースシャトルにまで蟻を乗っけて、無重力空間で調査が行われるほどらしい。

その実験を基に開発されたのが、「アントクアリウム」

アクアブルーの透明ジェルの地面に蟻がどんどんと巣を作っていくのを眺められるという画期的な近未来を実現した商品。

やり方はいたって簡単だ。そこらへんに行って、蟻をそーっっと掴まえてその透明の箱にポトリと落すだけ。あとは勤勉な蟻がなんとかしてくれるだろう(と思う)。

ところで、

・アリって巣の中でキノコを栽培して、アブラムシを牧畜しているんだって。
・アリってプロレスが大好きなんだって。
・アリって仲間が死んだら埋葬する習性があるんだって。
・アリの巣の中にはアリクラっていうアリ社会のキャバクラみたいのがあるんだって(嘘)


と、結構身近な動物ほど知らないことが多くて面白いかも。
もしかしたらダンゴ虫とかも侮れないかもね。

アントクアリウム
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2005年03月25日

物欲の嵐

ひさびさに物欲に駆られて、いや、もしかしたら慢性的物欲症候群が財布の紐という抗生物質で抑えられていたのかもしれないけれど、とにかくその効き目もなくなり、ハメを外したように、アレも欲しい、コレも欲しい状態である。

しかも困ったことにどういう因果か、欲しいもの全てが既に絶版だったり、限定販売で市場には見当たらないシロモノばかり。

その一つが写真集(notエロ)。発売当時は2,500円だったのに、今じゃ品薄と人気も相重なって、8,000~10,000円(オークション市場)というもの。

数日前にネットで知って、あっというまに虜になった。こういうのも自分では珍しい。

ものすごい暴力的な、それでいて自己肥大を覆うような荒々しい写真ばかりを撮る男。たぶん絶対に入手しちゃうんだろうけれど、せっかくだから神田辺りの古本屋でも巡って、探してみようと考えている。

神田は、とりわけ神保町といえば全国的に有名な古書街であって、本当に右も左も古本屋のわりには、界隈に美味しい店や喫茶店が実は多いので、その方面にはさほど困らない。

少しお腹が空いたなら「キッチン南海」がいい。ここのカツカレーはテレビでも時たま放映されているので知っている人も多いだろう。ボリュームたっぷりのカツカレーは学生気分でガシガシ食べれて、お腹もいっぱいだ。

買った本をじっくり眺めるのに持ってこいなのが喫茶店「さぼうる」。入り口にトーテムポールがある店で、50年ほど長く営業をしている、まさに東京の喫茶店の草分け的存在。時が止まった店内の雰囲気は今となっては貴重な空間。

あとは古本じゃないけれどレンタルCD屋「ジャニス」。CDに限らずビデオも豊富で、初期パンクバンドのライブやニューウェーブの頃のバンドのライブなど、あくまでもマニアックに追求された品揃えで広いジャンルの人達から支持されている。

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2005年03月23日

BBフォンと相互接続開始

4月1日より IPフォン(ODN) と BBフォン(YahooBB)が相互接続が開始。

参照記事:
http://www.odn.ne.jp/service/ip_phone/charge_2.html

メジャーは強し、というよりも〝メジャーは便利を凌駕する〟という代表的な事例というのですか、コレは。個人的に一番利用したくないISPとのオンネット通話。いいトコ取りじゃないですか。

BBフォン とのオンネット通話なんて自分がISPを変更する以外には方法がないぐらい考えていたんだけど、いやぁ、待ってみるものです。

遊び仲間にはどういうわけか YahooBB を利用している連中が多いから、これで、自宅から通話する限りは、ケータイ代を気にしないでいいじゃん。

ちなみに我がISPとオンネット通話が可能なISPの一覧は以下の通り(05年3月23日現在)

ODN IPフォン、KDDI-IP電話(DION)、BIGLOBEフォン(KD)、@niftyフォン-K、POINT Phone、フォーユーコール

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ボケましょう

TK プレゼンツ 「大喜利

誰でも参加可能。北はロシア、南はブラジルから、〝ボケ〟に自信のあるコマンダー達の熱き闘い。

目指せ優勝。目指せボケ超人。さぁ、今すぐ、レッツ・ボケ。

http://blog.naver.co.jp/stniku.do

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2005年03月19日

リンゴのやうなホッペ

突然だけれど、帰りがけ、急にリンゴが食べたい衝動に駆られ、駅の近くのスーパー丸正総本店に寄る。最近じゃ、商品が高すぎて評判があんまり良くないこのお店、晩御飯の準備でレジを賑わせていた主婦の姿もいまでは見る影もなし。大丈夫か、丸正。

で、2Fの生鮮品売り場に向かい、りんごを選ぶ。1個、185円…っておい、高すぎないか。普通のリンゴの値段じゃないよ。ほかのフルーツ売り場を見渡しても、やっぱ置いてあるのはココだけ。買おうかどうしようか悩んだけれど、リンゴが本当に食べたかったので渋々と選ぶ。

といってもどう選んだらいいのかサッパリ分からないので、1.とにかく赤いリンゴ、2.とにかくずっしり感があるリンゴ を基準に目利きのごとく5分間吟味の上、レジへ。

さっそく家に帰り、居間でテレビを見ている妹に、丸正がどれだけヤクザなスーパーで、品物が高いかと、自分がいまどれだけリンゴが食べたいのかを切々と訴えたところ、「それはいいとして、そのリンゴ、高すぎでしょ」とバッサリ。妹よ、兄だって兄なりに頑張って…。

とにかく愚痴を言っても仕方ないので台所でリンゴを剥こうとすると、妹が「お兄ちゃん、ちょっとお尻見せて」とイキナリ。

はっ?、何を言ってるの。もしかしてジーパン破けている?それとも兄のケツが急に見たくなったのかと心配しつつも、体の向きを変えてお尻を見せると妹がゲラゲラ笑いならが言った。

「アハハ、違うって。リンゴのお尻」。なんだ、焦った。

「リンゴはね、ここが赤いと美味しいんだよ」そうですか、勉強になります。

リンゴを剥いて半分を自分が食べる。果物が大好きな我が家の愛犬が尻尾をフリフリしている。何で犬なのにリンゴが好きなんだ、コイツ。毎回リンゴをむしゃむしゃ食べているこの犬を見るたびに、この子の前世は昆虫か何かだったに違いないと思う。

とにかく、リンゴが食べられたので、余は満足じゃ。酸っぱさ?これくらいの酸味がリンゴ本来の味なんだよ、きっと。そういうことにしときましょう。

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ドコモでヘッダ情報

3月24日からドコモキャリアでも端末からメールのヘッダ情報がじかに見られるようになる。

ようやくか…。

言うまでもなく、なんといっても今回のサービスで一番大きい効果はスパムメールの送信元情報がヘッダから見られることだろう。根本的な解決に結びつくとは言えないけれど、ヘッダが見られれば、多少なり焼け石にチョロチョロと水は掛けられる筈だから。

あとは、複数の送信先にメールを送るとき、強制的に Bcc の設定にならない端末は気をつけないとね。Cc に宛先を設定してたら、たぶんヘッダから見えちゃうぞ。

【追記 posted 20th Mar】
どうやら宛先情報までは見られないのかな・・?
-->詳細はコチラ
http://www.nttdocomo.co.jp/info/f/whatnew050107b.html

□設定方法
「iMenu」-「オプション設定」-「メール設定」-「メール受信設定の『その他設定』」-「メールヘッダ情報受信設定」

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2005年03月18日

英語養成講座

毎週火曜日と木曜日に通っていた学校が終わったことで、一番身に染みて感じたのは、「俺は、週2回のペースだったら業務終了後に何かできるんだ」という実体験に基づいた確信。

これはけっこう大きい。単純に週2回といっても、会社が終わった後に、また電車に乗ってエッチラオッチラと学校に通うのは大変だった、いや、ほんと。それだけに達成した暁には、やればできるじゃんという心の奥底にある仄かな灯りがジワリジワリと照らすように自分への自信に結びついていった。

その習慣がまだ冷めないうちにということで、いろいろな経緯の末、火曜日に英語を教えます、自分。

2年間習ったのは日本語教師の授業なのに、卒業後教えるのは英語という明らかな矛盾はよそに、とにかく教材を作成し、1時間単位の授業内容を目処に運用。

〝教える〟というスタイルには多少の差こそあれ、基軸となる〝キモ〟の部分は核として変わらないのだから、それなりにできるのかな(という自己的過大評価)。

まぁ、そんなとこ。

Chapter毎に分類して、第1回は、「英文のなかの主語と述語」。ほら、昔々の学生時代、S+V・・とかって勉強したでしょ。アレです。


The staff called Luiza. -----(1)
The staff called Luiza was walking in the office. -----(2)

この文だと、The staff called Luiza の句は同じなんだけれど、意味が全く違う。

つまり、(1)は「スタッフがルイーザを呼んだ」に対し、(2)は「ルイーザと呼ばれるスタッフはオフィスを歩いていた」という文。calledが述語か否かの判断。

こんな主述の構成を見極める─若しくは修飾語がたくさんあってもSVの構成が文中の何処に存在するのか手がかりが掴めれば英文解釈は向上する。

あとは、本文の読み方だね。僕が実践しているコツは文の頭からメザシを食べるようにムシャムシャと訳す方法。これは経験則からだから、数をこなすことで定着を図っていこうかと考えています。

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2005年03月17日

仰げば尊し

長い2年間の日本語学校の授業(420時間)も修了し、そのたびに行なわれた試験もどういうことかクリアし、しかも最終試験も難なく突破で、ついに無事に卒業。今日は修了式やらエトセトラ。テストは、無い筈。

これでひとまずは日本語教師としての条件の一つが持てたわけだ。

さて…。

正直な気持ち、外国での生活─というのは、旅だけではないライフスタイルとも呼んでいい─への強い憧れはいまだに捨て切れられないでいる。無性に今まで過ごした海外のシーンが浮かんできて血が騒ぎ、居ても居られない夜もある。

外国での日本語教師生活、そこにさまざまな苦労が生じることも承知だ。日本語教師が実は大した給料が得られない現実的に厳しい職業だというのも知った。外国で教えることに見合う社会的な保障が皆無だとも知った。自分がいまの仕事に大変満足しているのも大きい。僕は今の仕事が好きだ。

それじゃぁ何が足りない、勇気?知恵?やっぱ両方?。

冒険するのに年齢は…関係あるね。第一僕が求めているのは旅じゃないんだ。もう旅(形而上的な意味を含まない)、つまり実際にバックパッカーをすることにかつてほどの魅力を感じていない。そういうのがずーっと好きな人もいるけど。別に悪い意味じゃなくてね。

〝限りなく旅に近い、収入の発生する海外生活〟。 絵に描いた餅になるか、ならないか。

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2005年03月12日

─俺マイメモ─

しりあがり寿のイカレサイケデリック漫画「弥次喜多in DEEP」、原作は言うまでもなく「東海道中膝栗毛」が、実写化&映画化されるようで。

弥次さん喜多さんの男同士の愛の冥界道中─これは「東海道中膝栗毛」でも描かれているね─を、実写化かぁ。

アノ漫画って夢か現実かとにかく混同しがちなサイケデリックワールドを鬼才・しりあがり寿が描くことで成立しているようなモノなんだから、映画にしてもオリジナルに圧倒されて尻すぼみになりそうじゃない?ってここまで書いて、映画のサイトをちらりと見たら、やっぱ叩かれているね、だいぶ。

配役も、弥次さん(長瀬智也)、喜多さん(中村七之助)というのがさまざまな意味で痛い・・・。

まぁ、観にいくことはないだろうから、ここであえてオリジナル(しりあがり版)を紹介。

情緒不安定なアナタへ。男同士の迸る逃避行に価値をみつけたい画面の向こうの君に。


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2005年03月10日

車内アナウンスの暴挙

日本の、特に東京で生活していると、非常に耳障りというか、だいぶ余計なお世話なんじゃないかと思えるのが電車のアナウンスである。

私鉄・JRとも、それぞれ酷いレベルで、正直おせっかいとしか思えない様相だ。

そのなかでも実に醜悪なのが、東京メトロ。もう五月蝿いったらありゃしない。

そんなに注意やお願いをされないと東京ライフを送っている者は行儀が悪くなるとでもでも言うのだろうかと勘ぐりたくもなる。若しくは、東京メトロでは、それぐらい注視しないとダメだという観点から電車に乗りあわせている人間を低く評価しているのか。

東京メトロのいつまでもしつこいアナウンスこそ止めて、車内美化に協力してもらいたいところである。

個人的には他の国で時折見受けられるように〝次の駅が何処のなんて駅か知らせない〟レベルまで到達するべきとは思っていない。

年配の方や身体的理由で次の駅が何処なのか分からない乗客に対し、配慮は必要と考えている。

でも、どうだろう、雑誌を読む時は小さくするなどしてお読みください、なんていうアナウンスは。

ナンセンスというか余計なお世話というべきじゃないのか。

そのアナウンスのどの部分に効果があって、あるいは効果が期待できて、また必要性があるのか知りたい。僕としては全くそのアナウンスが無くとも日常生活、そして電車内での乗員のマナーに変化は訪れないと確信している。

ちなみに以下が、東西線「東陽町」~丸の内線「四谷三丁目」間の垂れ流されるアナウンスである。携帯電話に対する注意などは片道で3回ぐらい発令される始末だ。

・「まもなく電車が到着します。危険ですから白線の内側までお下がりください」

・「ドアが閉まりますご注意ください」

・「優先席付近では携帯電話の電源をお切りになられるか、マナーモードに設定されるなどして、周りの方に迷惑掛からぬようお願い致します」

・「この先カーブが続きます。ご注意ください」

・「優先席を必要とされるお客様がいらっしゃいましたらお譲りください」

・「お読みになられた雑誌や新聞は網棚に置かず、ご自宅までお持ち帰りください。車内美化にご協力ください」

・「車内大変混み合っています。7人掛けの席は6人でお座りになられないようお客様同士でお譲りください。」

・「東京metroではテロ対策の強化を行っております。車内で不審なモノや不審な人物を見掛けましたら巡回する係員までご報告ください」

・「車内大変混み合っております吊革につかまるなど、車内整理にご協力ください」

・「右側の扉が開きます。順序良くお並びくださいますようよろしくお願い致します」

・「混雑中は、雑誌や新聞をお読みになられる時は小さく折りたたむようお願い致します。また、ウォークマンをお聞きになられる時は音量を小さくして聞くなど周りの方にご迷惑掛からぬよう、ご協力お願い致します」


それ以外にも、耳からの情報ではなく、視覚からの情報でも、いたるところに「扉にご注意ください」などもある。これもまた、僕としては、だからどうしたのだろう?と首を傾げる部分でもある。

扉にご注意くださいという、その扉に貼ってあるシールにどれだけの人間が「ハッ、注意しないと!」と襟を正すというのだろうか。

不特定多数の人間が流動している都会では、閉ざされたコミュニティと比較したら、確かに見ず知らずの人間とすれ違うわけであるから、電車内という特定の環境に身を置く以上、そこに規範は必要で、また規範があるからこそ、例え会話が発生しないともコミュニケーションの円滑が図られるのである。

もしそのような規範こそが崩れてしまったら、都会に代表される不特定多数の人間が集まるコミュニティは根本から崩れていくに違いない。

そして、その「規範」といいものの発生状況が問題なのだ。「規範」は、けっして車内アナウンスで流れるかの如く外部的理念から人々の心に定着されるものじゃない。それはきっと、昔から人々が当たり前のように持つ〝優しさ〟のようなもので、小さい芽が春になるとやがて花を咲かせるように、心の奥底から沸沸と湧き出すものなんじゃないだろうか。

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2005年03月06日

日語学校のつどい(新大久保編)

新大久保駅の改札に18時半待ち合わせ。僕、峯岸さん、亜衣さん、真紀さん、ハンさん、スコットさん、ロイックさん、あとから来ることジュガさん。ハンさんが新大久保に顔が利くということで(ハンさんは韓国人)、行きつけというか馴染みというか知り合いが勤めていて、なおかつお勧めの韓国料理屋へ。

店の名前は…、失念。なんか裏路地をこう回ってあー行ったら辿り着いた店で、ハングル文字でカルビって書いてあったのだけは記憶している。とにかくハンさんの御知り合いが働いているということだし、ここに決定。ちょうど混雑する前の時間だったのか(なぜならば1時間半後には、それなりの列が店の外に続いていたのだ)、奥まった座敷が空いていてそこに案内してもらう。

メニューをチラリと眺めるも、すべてハンさんまかせ。だって、一番詳しいじゃん。もう任せます。すると出てきたのはお通しのキムチ数種と豚と牛の焼肉それぞれとチヂミとチャプチェとクッパとごはんとサンチェとテーブルにいっぱい。
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お通しのキムチに鶏の何処かの部分を漬けた皿があって、それはハンさん曰く 韓国じゃ女性はあまり食べない だそうだ。どうして女性が食べないのか、いまいち謎だった。儒教の影響なのか、食事のちょっとした慣わしのような類なのかと、推測して考えてみたものの、ハンさん自身も説明がちょっと難しいということだったので、きっと上手い日本語が見当たらないのだろう。同席の女性がまっさきに「コレ、超美味しい」と顔を輝かしていたのを僕とロイックさんは見逃していない。それにしても不思議だね。今度調べてみよう。
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焼肉は炭火の遠赤外線で焼くスタイル。お肉も豪勢なまでにドカンと登場、少し焼いたあとに、大きな塊のままの肉をジョキジョキと鋏を入れるのが韓流。タレに漬け込んだ玉ねぎと一緒に辛子味噌を添えて、ニンニクの欠片もお好みで入れてパクリ。最高。アツアツの肉の旨みが口中を駆け回る。ところでニンニクの横に並んでいた青唐辛子─某女史は〝さやいんげん〟と勘違いしていた─、ひとつまみで死にいたるというまるで北の最終兵器のようなシロモノだということをここで述べておく。ハンさんも「辛い~」といっていたので相当なレベルなのだろう。食べた瞬間、口に広がるのは絶叫か沈黙。恐るべし青唐辛子。みなさんも韓国料理を食べるとき、辛いのが苦手な人は気をつけて。
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さて、相当な品目を食べ、マッコリからビール、おまけに韓国トラデショナルジュース(お米のジュースとニッキのジュース)も飲んだにも関わらずお一人様2500円。安い。あとからハンさんに聞くと「トモダチがサービスしてくれたから良かった。本当は倍くらいかも」と言っていただけに多謝。

漢字学校が終わったジュガさんも合流して、お店を変えて23時近くまで談話。
またご飯食べようね。次はチーズフォンデュかね?ロイックさん。

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2005年03月05日

再会

今日は夕方から新大久保のコリアンタウンにレッツラ。
先の日本語学校の学習者であるハンさんから連絡があったのが水曜日。

「韓国料理、行きましょう」と。いいね、行きましょう。

僕は教師として勤めたことがないから断言できないけれど、きっと教える者の責務というか務めとして、〝やがて訪れる別れ〟について心構えをする必要があるのだろう。

それでもまた同時に、学校や授業が終わっても、違う形で学習者と仲良くなったりとか、交流が続くこともあるだろうと信じている。

まぁ、そんなに大げさに風呂敷広げることでもないけどね。

要は、学校が終わっても、また遊べて良かったぜ、みんな。イエェーイっちゅう感じですかな。

そんなこんなで韓国料理。一応、カメラ持っていくので詳細は、またここで。

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2005年03月03日

東京生活始めました。

某友人の話。高校・大学と一緒だった〝マエピー〟こと、まえざわ氏が群馬での懲役生活を無事に終えて、東京にカムバック。

大学卒業後、勤務した会社で転勤を言い渡されたのが数年前。長い地方生活もついに終焉とか。
住まいは浦安。おぅ、会社の近くじゃん。

いいね、いいね。

高校の時からずーっと夜遊び仲間でもある彼が戻ってきたことで、しばらくなりを潜めていたのに弾けちゃいそうだなぁ。。。

それより島のほうは、ダイジョウブか?噴火しているじゃん。お前ん家の実家だぞ。

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2005年03月02日

─俺マイメモ─

春の新作映画 「サイドウェイ」

「サイドウェイ」

小説家志望の中年の国語教師マイルスはワインおたく。そしてワインをこよなく愛する男。
人生は極上のワインのように芳しくもあり複雑・・・。

3月5日より上映。
[VIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズ]
[シネマ メディアージュ お台場]
にて。

詳細

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2005年02月23日

WEBの未来

WEBやブログの更新の礎にもなっているのが意外と友人・知人の更新率。

うーん、どうしよって、常々思ってるわりにポチポチ更新するのは、リンク先の彼らのサイトを見て、よぉし!と意気込むからだ。彼らも更新していると自ずと気持ちも高ぶり、ぐわぁばっと起きてパソコンの電源を入れ、すこすこと更新する(ようにしている)。別に張り合っているわけじゃないのにね。

でも「よっ、がんばってますなぁ、それじゃウチも」と昔の長屋みたいな雰囲気もいいよね。

WEBの世界は数字にとらわれることがない。テレビには視聴率があり、雑誌には発行部数があって、それぞれが収支を含めた業績に密接に結びつくものだ。数字が取れないことは許されない。

僕はそんなのに携わったことがないから断定できないけれど、雑誌に関して言えば、昔に発行されていた雑誌のほうが内容と質ともに充実していたように見える。以前はそれほどまでにも部数に拘る時代じゃなく、面白ければ多少なり売れなくもいいだろう、ぐらいの余裕があったと耳にしたことがある。

なるほどなと思った。いま売られている雑誌もそれほど斬新さを感じるものもないし、なんとなく石橋を叩いて渡って作られている気がする。

ホームランも打ちたいけれど、三振だけは御免だ、とりあえず塁には出たい。そんな2番バッターのようだ。 

今後インフラも整い、安価な端末が個人に行き渡ると、ますますWEBの世界は普及していくだろう。伸び率が芳しくないタームがあったとしても、衰退するとは思えない。

きっとそうなったら楽しいね。

テキストでも写真でもいい。そこには2番バッターのような「とりあえず塁に・・」という安全牌な気持ちじゃなく、グッと突き刺さるような、もっと人の心を揺さぶるようなカルチャーがWEBを中心に生まれてくるんじゃないかな。

リアルタイムな情報発信はもう本当に間近だ。

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さくらの唄

日本語教師の条件として、日本語教育振興協会では、420時間の養成講座の修了者、あるいは大学の日本語教員養成課程の修了者、および日本語教育能力検定試験合格者を相当としている。

僕は420時間の履修を選択して、一昨年の4月から(つってもその時はまだ九州に居たわけだけど)火曜と木曜にせこせこと会社が終わり次第、大学に通いつづけた。

その学校も残すところあと2回ほどで修了する。なんだか感傷的にもなるものだ。

実は、授業が始ったと同時に今の会社の仕事で部署が変わり、戸惑うことが何度か在った。それでも今日まで仕事を続けられているのは、同僚や上司に恵まれたからだろう。幸か不幸かあまり遠慮という言葉を知らない性格なので、知らないことがあるとすぐに聞いたりしている。

みんなにはとっても感謝している。

おかげで未修得の業務、業務以外のパソコンの話、カメラ、音楽、文学、映画、エトセトラと自分の幅が広がり、楽しみが増えた。実生活でもモノの考え方を学んだし、多くの現場で影響を与えてくれた同僚と上司にお礼を述べたい。

かつてウチの会社はメンバーの入れ替わりが激しくて、2年前くらいは週単位や月単位でコロコロとスタッフが変わっていた。その現象もどうかと思うけれど、その頃辞めた人からは頻繁に会社の悪口のようなものを呪詛のごとく聞かされたのには驚かされた。

僕としてはそれはとってもショッキングで、辞めたあとにブツブツ言うのも、なんだかだらしないなと感じたし、何よりもお世話になった会社の悪口を言うこと信じられなかった。もちろんその人なりの立場や状況もあるだろうから他人がとやかく口を出すことじゃないけど、とにかく「そりゃないぜっ」て気持ちだった。まぁ、いいけどさ。

仕事が好きか?と聞かれたら、ええ、好きですね。といえる。唯一キライなのはあのろくでもない朝の通勤電車と夏の極寒な冷房ぐらいで、それさえなければ毎日はムリかもしれないけど、週6日くらいならイケる。

今日もゴホゴホと咳をして、お昼ご飯を食べたら猛烈に睡魔が襲ってくだろう。でも、それはそれで楽しいのだ。きっと仕事にプライドを持って(自分を費やすことのできる領域があるという意味で)、環境に恵まれることがあれば、誰だってそうなんじゃないだろうか。

話は前後して、日本語学校。親しくなった学習者や受講生とのお別れには一抹の寂しさもある。一期一会とは便利な言葉だけれど、実生活の本質に照らし合わせると、いざお別れの段階で思い知ることが多い。

年齢層もバラバラでこれまた個性的な方との出会いの連続だった。さくらの咲く頃にはそれぞれの道を歩む。無数の邂逅をこれからも。

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2005年02月22日

合コン(日本語学校編)

先週末開催された日本語学校の学習者(生徒)さんとの懇親会。
学習者は、ジュガさん、ハンさん、ロイックさん、スコットさん、リさん、コンさん(モンゴル人、韓国人、スイス人、アメリカ人、中国人、香港人)。

12月からの我々の実習に協力していただいて、授業を受け、いよいよ終盤に差し掛かった某日、お礼と草の根国際交流も兼ねての飲み会。それにしても誠に彼らの学習意欲には頭の下がる思いだ。初級なので複雑な会話こそままならないけれど、それはホラッ、酒も入ればホニャララというわけでさ。

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けっこう酔いちくれ。
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あっという間の1次会のあとはカラオケ。みんな歌が上手いのね。
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2005年02月16日

一人暮らしを始めました

某友人の話。もともと仕事は家業を手伝っていて、実家住まいだったのだけれど、アレがこうなってコレがあーなった結果、全く別ジャンルでの仕事でスタートし、ついでに一人暮らしも始めちゃうそうだ。

住まいは浦安。

それが決定するまでざっと10日程度。素晴らしい動き。仕事を探しているとは聞いていたけど、住まいまで決定したとは。ついさっきのメールで知ったので、引越しとか手伝うことができないのが、ちと残念。

前途を祝い、何かを贈ろうと思う。酒?インテリア?
こういうのってあげたい気持ちがあると選ぶの嬉しいよね。

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2005年02月14日

新大久保「コリアンタウン」

新宿歌舞伎町のハイジアの裏あたりから職安通りへ抜けるといつのまにか、さっきとまではまるで違う雰囲気の街並みに足を踏み入れたことにあなたは気づくことになる。

コリアンタウンだ。

ここらへんの一帯は働くのに便利なのかそれとも土地柄的に利便性が高いのか知らないけれど、とにかくアジア系の人々がたくさん住んでいて、とりわけ韓国人が多く住んでいる。

職安通りから裏に回るとハングル文字の看板が立ち並び、ここはソウルなのかプサンなのか分からなくなる。夜になれば何処からともなく骨付きカルビの焼ける香りやキムチの匂いが漂って、すっかり異国情緒の雰囲気。

街全体がエキゾチックに包まれてワクワクするはずだ。それだけじゃなく新大久保という土地が生み出す妖艶さ(それは立ち並ぶラブホテルから放たれる肉感的なオーラだったりするわけでもあるけれど)も重なって、それはまるで新宿と対峙するようにサバイブしているかのようにもみえる。

ドンキもここではすっかりアジア風。
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コリアンポップスのCD屋さん。
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2005年02月12日

イレイサー

とあるソフトを借りにこじか邸に行く。
テレビでシュワルツネッガー主演の「イレイサー」を放映していた。

難儀な過去を消す仕事をする闇の連中のお話。
過去を消された人は自分の周りの連中から〝もう存在しない人〟だと思われている。

そういえば、自分も、一部の連中には〝日本に居ない〟ことにしていたなぁ。と、思ったりの連休初日。

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2005年02月08日

ロリポブログ

我がレンタルサーバーであるロリポップがブログをスタート。
ユーザー専用でテンプレートに限りがあるというそれなりにシバリがあるとはいえ、何と言っても魅力的なのが自分のディスク使用量を圧迫しない点。つまり別個でブログ用に貰えるのだ。

といっても50Mなんだけどね。でもさ、ほらっ、タダだし。

避難所っぽい感じで、なんかこしらえようか。さてさて・・・

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2005年02月07日

スキージャンプペア

ありぱん氏より借りる。

各国の代表選手が冬季オリンピックで競い合う「スキージャンプペア」競技のDVD。

ペアでスキージャンプしながら空中でスキー板を使って歯を磨いたり、甥っ子をぶら下げたり、ボーリングの球を転がしたりと、どう考えてもありえない技を披露する選手達。

もちろん実写じゃない。フルCGの作品。監督はデジハリの卒業生で、1と2と発売された時、そのへんの経歴も話題になっていた。

実際のスキージャンプ台と変わらない映像に軽妙かつ笑いを誘う茂木アナの実況中継(真剣にバカバカしいことを言葉のマジックで伝えているのが凄い)がヒートアップ。中継アナなのに時々ぶっ壊れて絶叫するあたりなんか大爆笑。

「超くだらない」っていうのが誉め言葉にぴったしの作品。

「スキージャンプペア2」はさらに手が込んでいて、実際に存在する荻原選手と佐田さんをアナウンサーとして、スキージャンプ競技の日本チームを応援している架空の生中継番組を作っている。「皆様から応援のメッセージが届いてます」とか言っちゃっているあたりが、ほんとに。。。

公式サイト

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四谷「浅野屋」

週末の土日に、インドから帰国した友人宅(アラキ夫妻)を訪ねた。
年末からインドへ旅行に行っていたので、新年の挨拶を兼ねてのこと。

行きがけに知る人ぞ知る四谷の浅野屋でパンを購入する。浅野屋は店内に大きな石窯があり、毎日そこでパンを焼いている。店中に小麦の芳烈な香りが醸し出され、とても食欲がそそられる。

どのパンも非常にレベルが高くて、特に浅野屋のパンのスタイルがヨーロッパのそれに篤実なことが評判を呼び、日本に滞在している外国人に人気が高い。

今日は、その中でもオレンジビール、レーズン、クルミ、アーモンドがたっぷり入った入った「フルーツ・ライ」をチョイス。ライ麦が入ったこのブレッドはとても香ばしくて、ナチュラルチーズや牛乳と良く合う。少しオーブンで焼いてからナチュラルチーズを載せ、お好みによっては上から蜂蜜を垂らす。もう病みつき。

友人宅では泊まった際に朝食でパンを食べるので、明日の朝はこれを食べよう。

浅野屋
東京都新宿区四谷4丁目4番地12浅野ビル1F
営業時間 7:30~19:00(日祝~18:00)

詳細


新宿で西武新宿線に乗るついでに、職安通りの「南大門市場」に寄る。

新大久保駅一帯のこのあたりは「コリアンタウン」と呼ばれていて、在日の韓国人が多く住んでいる。
その為、韓国料理店などが狭い裏路地に並んでいて、表に出ている看板もほとんどがハングル文字。

歩いていると「ここは果たして何処の国?」と思わざるを得ないちょっとした異国情緒を織り成すエリア。そんなコリアンタウンの食料事情をこよなく供給しているのがこの「南大門市場」。

店は決して広くはないけれど、店内には在日韓国人も満足のゆくキムチや肉類、果物、野菜と韓国食材がばっちり揃っている。

ここで韓国の伝統酒マッコリを購入。

マッコリは米と麹を発酵させたお酒で、白濁のにごり酒だ。口当たりがとても良く、甘いような不思議な味で乳酸菌ドリンクのようでもあるのでいくらでもグビグビと呑める。

これの1リットルパックをチョイス。パッケージが2種類あったので「おやっ」と思い、店のアガシに尋ねると「会社が違うだけだよ」とのこと。そうなのね。


さて、友人宅で、撮ってきた写真や土産話に花を咲かせ、ワイワイガヤガヤと団欒を楽しむ。
今日のメインはババーン!!。奥様であるあっこちんが丹精込めてこしらえた「大根とぶりの煮付け」「きんぴらごぼう」「さやいんげんと新じゃがと豚肉の煮付け」、そして長瀞で仕入れたとろろ。

途中のペペにテナントを構えているLittle recipeで購入したハラペーニョディップも。これは手作りのマヨネーズとクリームチーズが合わさったディップで数種類売られている。セロリなど香りの強い野菜につけて食べると相性がバッチシ。
で、細切りにしたセロリにつけて食べる。ビールもマッコリも呑んで、すっかり酔いちくれ。


ゴアでは、カラングートにあるホテルに泊まったそうで、プライベートビーチが目の前にある宿だそうだ。うーん羨ましい。

カラングートはちょっとゴアの中心地より離れているけれど、落ち着いた雰囲気のある場所で、アンジュナのジェネラルストアの先を道なりに左へずーっと進むと辿り着ける。

途中の川沿いの道にはオープンテラスの店が並んでいて、ゴアのドライブコースの中でももっとも気持ちの良いコースだ。

シーズン前だからパーティはそれほど〝当たり〟がなかったけど、最後のほうのドミノのDJはやっぱ凄かったとか。いいね。

散々と僕が吹いていて世界一美味しいシェイク屋「マンゴシェイド」にも行って、いたく気に入ってくれたそうだ。良かった。

お土産は、ネパリショップでオーダーした青と黒のコントラストのパーティパンツ。ライン地に黄色の蛍光色が彩られていて、超クール。よし、これで今年のパーティを過ごそう。

それとフリーマーケットで買ってきてくれたスウェードの腰バッグ。インド人の手作りで、しっかりと縫ってあるバッグ。ポケットがたくさんあるから、凄い便利。一生モノ。 ありがとちゃん。

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2005年02月03日

節分

今日は節分。豆まきの日。

節分用の豆を買うので、学校終了後、地元のスーパーに寄るが、さすがに22時過ぎていて売り切れている。がっくし。

仕方がないので可能性が低いと知りつつコンビニをしらみつぶしに当たるが何処にも置いてない。

ラストサムライのDVDをタダでくれた某コンビニにも寄ったのに売り切れ。
最後の自棄っぱちで駆け込んだ「AMPM」にようやく置いてあった。

なので豆を撒く。

我が家では、「福はうち、鬼もうち」と撒くようにしている。
おじいちゃんが何処かの伝来を本で読んでいつの頃からか「鬼もうち」を採用した。

鬼を外に追い出しては可哀想だとかって由来だかなんだかだった。
ずいぶんと太っ腹の発想だ。
僕もこういう考えはまんざらでもない。けっこう好きだ。
「鬼も~うちぃ~」

写真はやっとこさ購入した節分の豆。
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2005年02月02日

それでも陽は昇る

なるほどたしかにソベル中尉はE中隊の育成に力を注いだことに関していえば高く評価したいと思うけど、いかんせん彼の問題は必要以上にE中隊にいつまでも固執した点と、戦場において地図がまったく読めない点だった。

これはいささか致命的だ。戦場にいる兵士にとって地図が読めないというのは自殺行為に等しい。

それはきっとアキレス腱が切れた11番のいるサッカーチームのようだ。

国の威信をかけて成り立つチームにそぐわない人物、そんなふうに評価が変わっていった。

そして大方の予想通り、彼はやがてE中隊と関わることができなくなり、やがて失脚していった。

BOBに登場するソベル中尉を見て、何時の時代にも彼のような人物はいるのだなと思い知った。

何かに固執するという点ではない。掌握の出来ない仕事を抱えてしまう人物ということだ。

キャパシティを超えてしまった立場にあることに気づくことのない人物。
私は彼に対して含む意味も何もない。ただ彼はあまりにも目に余る。
ミスを愛嬌で誤魔化すことがあったけれど、おいおいホントかよと眉を顰めたくなる場面で、とても目立った。

多分仕事以外でならきっと良い人物なのだろう。
あるいは仕事上で競合さえしなければ、別段関係に変化が生じるわこともないだろう。
彼は私より年上で、年齢とキャリアに因果を見出すのは間違いだし、そこに含みを持たせるのは危険だ。

けど、一人のオトナとして仕事を評価すれば、どこかで誰かがその選定を誤るべきではなかったのだ。我々はそこまで危険を冒して構築を求める必要があるのだろうか。

語られるべきドラマはもっとたくさんあるのだ。

カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂って決まっているのだ。

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2005年02月01日

タイフードフェスティバル

毎年恒例のタイフードフェスティバルの日程が決定。
2005年5月14日-15日

いい季節だね。第1回は秋だったけれど、それからはこの初夏とも言えるような芝生の上でビールを呑むのにもってこいの季節というか。

今年も晴れますように(拝

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2005年01月31日

西葛西のリトルインディア

今日の朝、出勤前にTVでチラッと見たけど、西葛西にはインド人が多くてリトルインディアともリトルデリーとも呼ばれているそうだ。

会社から近いので時々西葛西で食事をしたりするのだが、なるほどそう言われてみれば確かにサリーを来た人や褐色のいかにもインド人といった人が多い。他の駅に比べたらよく目立つ。I

T関係に従事しているインド人をきっかけに増えてきているらしく、ちょっとしたコミュニティになりつつあるとか。

個人的にはニューデリーのコンノートプレイス並みに牛がモウモウと歩いていて、リクシャが闊歩していて、怪しげなインド人が耳元で「チェンジマネー?」と囁くぐらい発展してくれたらなと思う。

それと期待したいのがインド人コミュニティが及ぼす影響で、周辺のカレー屋のレベルがアップすること。

「こんなカレー食えないナマステ」とかわめき散らすインド人を契機に西葛西のカレーレベルが飛躍的にアップ。街中がカレー色、つうかカレーくさい。すげぇ楽しそう。

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Posted by ko : 11:21 | コメント (2)

2005年01月30日

ユビキャスト

ユビキャストでテスト投稿。恵比寿ガーデンプレイス。

恵比寿ガーデンプレイス内にある高級ファミマ。そのまんまカタカナ。おいてあるアイテムは特に普通かな。
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ガーデンズ入り口のカフェ。アップルパイがサクサクで美味しい。 ブラックスミノフが置いてある。呑んじゃいないけど。
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そんなカフェの店内。
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Posted by ko : 21:38 | コメント (0)

無印良品のめがね

店舗限定で、MUJIがめがねの販売をスタートした。
昨日、よく寄っていく新宿のMUJIで、たまたま発見。

自分の好みのフレームと〝つる〟の部分を選べて、豊富なバリエーションの中から色、形、素材の組み合わせを楽しむことができる。

この組み合わせが実に豊富。とにかくたくさんの色、形、素材(プラスチック、モネル合金、ステンレス、チタン)。

街角にある低価格のめがねだと、どうしてもフレームが一式になっているので、なかなか自分の好みに合った形や色が見つからなくて、結局、自分のめがねを作るのを躊躇していたの人も、あれだけたくさんの選択肢があれば、きっと自分にピッタシの満足のいくめがねが作れるはず。

フレームと〝つる〟はそれぞれ別々に購入できるから後日改めて新しい〝つる〟を買って、フレームに合わせる、なんてことも可能。

まるで着せ替え気分でめがねが作れる。

もちろん商品のスタイルはいかにもMUJIらしさが出ている感じ。
飽きのこない、こよなく愛せるコンセプト。シンプル イズ ベスト。

・価格:フレーム、レンズ一式 ¥10,500 (本体価格 ¥10,000)
・所要時間:フレーム決定、視力測定後、60分程度でお渡し。

カラーレンズもある。


ちなみにめがねが販売されている店舗は以下のとおり。

■無印良品難波 
大阪府大阪市中央区難波千日前12-22 難波センタービルB1F めがね売
TEL:06-6648-6461 営業時間:10:00~23:00

■無印良品有楽町 
東京都千代田区丸の内 3-8-3 インフォス有楽町2F めがね売場
TEL:03-5208-8241 営業時間:10:00~21:00

■近鉄百貨店京都店(プラッツ) 
京都府京都市下京区烏丸通七条南 プラッツ2F めがね売場
TEL:075-353-7711 営業時間:10:00~20:00

■無印良品新宿 
東京都新宿区新宿3-17-1 いさみやビル3F めがね売場
TEL03-3350-8271 営業時間:月~土 11:00~21:00 日・祝 11:00~20:30

■丸井吉祥寺無印良品(2F) 
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-9-2 丸井吉祥寺店無印良品2F めがね売場
TEL:0422-76-1150 営業時間:11:00~21:00

■キャナルシティ博多 
福岡県福岡市博多区住吉1-2-1 シアタービル3F めがね売場
TEL:092-282-2711 営業時間:10:00~21:00

■広島パルコ 
広島県広島市中区新天地2-1 広島パルコ新館7F めがね売場
TEL:082-546-2261 営業時間:10:00~20:30

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2005年01月29日

本や小説について

偏見があるかもしれないし、一般的な見解として危うい、
つまり個人的な意見ってものを述べようと思う。

本や小説について。

僕は本や小説が大好きだ。

活字を追うのが大好きで、活字依存症という中毒症があるとしたら間違いなく当てはまると思う。

でも本が好きっていうのは勇気がいるね。

だって、いまの時代、本が好きと公言するのは恥ずかしいような、どこか自分の内面をさらけだすような気持ちが先行するから。

もしかしたら自分が自意識過剰なのかなとも思うけど、僕が話す本好きは得てして「あんま、本のことってヒトと話したりしないんだよね~」と、口々に言うので、必ずしも個別性が高いわけじゃないと思う。

あるいは本好きという様々な趣向的スタイルにうちの一つの範疇では〝本のことを他人とはあまり話さない〟というのが類型なのだろうか。

もちろんどんな趣味であろうとも、他の趣味との間に高低があるわけがない。高尚な趣味なんていうのは実に俗人が考えついた発想だ。だから本が好きだから偉いとか賢いとか思わない。

本当にただ単に純粋培養として本が好きなだけだ。趣味の世界。

そして同じように本が好きな、小説好きな人間と会えるとそれだけで嬉しいのだ。

なぜかって?

これだけ多数の文化的要素が含まれたメディアがあると、
個人が選ぶ文化的メディアも枚挙にいとまがない。

かつての栄光を築いた活字媒体は足元がグラグラと揺れて、実際にも書店が潰れてしまったというのはそう少なくはない。

活字離れだ。

その分、本好きに会うというのは僕にとって広大な森のなかで出会ったかけがえのない旅人のようなものだ。

ちなみに誤解を避けるというか補足すると、書店が消え行く現象は所謂〝本離れ〟の傾向が強いだけではなく、顧客が本屋に行かなくては本が買えない、という時代ではなくなったからでもある。つまり顧客が本を入手するまでの流通経路の選択肢が増えたわけだ。

そして、僕はそんな森の中を彷徨う旅人たちの何人かと知り合うようになった。嗜好だって必ずしも合致するわけじゃないけど、気を許して読んだ小説や本について語り合えることは嬉しい。僕らは彼らと語り合えるのを楽しく思う。

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2005年01月27日

20021216小倉ライフ

スペースワールド駅を通過する時に決まって鳴り響く、宇宙船が到着したようなサイレン音を聞く度に少なくとも気持ちの良い朝であれば、私はその鹿児島本線の可愛らしい演出に好意的であり、ちょっとしたきっかけすら与えられすれば、この駅で降りてもいいかなとさえ思う。

冬のスペースワールド駅はどこかそのような魅力がある。

駅からそう遠く離れていないあの観覧車に乗れば私が住んでいる小倉の街も見渡せるだろう。

想像が私の脳を刺激し衝動が生まれる。
冬の澄んだ空を眺めながらの観覧はきっと爽快だ。
皿倉山を眺めるのも。

けど、もちろん私はそんなことはしない。
私が降りるべき駅はもうひとつ先にあるからだ。

八幡駅、北九州小倉から15分。なんてこと?、28歳の12月に私が九州にいるなんて!

そう思うと心臓が高鳴る。
でも同時に私は理由もなく不安を憶える。周りの色彩が狂い始める。

徐々に透明な水に沈みながら空気がどんどん薄くなり、真上の水面には太陽の光が淀みもなく揺れているイメージ。そんな気分だ。

目を閉じてじぃっと心を落ち着かせる。
東京からの急な移動でまだその土地に慣れていないだけ。
落ち着けば元に戻る。私はこぶしを少し力をこめて握りそっと車窓から見える冬の景色にもう一度目をやる。マフラーを大事そうに纏い足早に前乗りで歩く人が見える。彼らはどこに向かうのだろう?

昨日の晩、私は夜の22時に会社を出た。残業だ。
あたりは漆黒につつまれて何もない。
左手にはどこまでも果てしなく続く空き地がある。潜水艦の底のような場所。

砂漠の大地に聳え立つラスベガスみたいにゴージャスなスペースワールド。

きっと私はその景色を忘れない。
私が立つ場所から、眩しいくらい透明で、幻想的な観覧車がライトアップされている。

私はいくらだって見てもいい。眺めるほど胸がシンとする。
塵の重なり一つ聞こえずに、20分に1本走る鹿児島本線のゴトゴトという音だけが時々聞こえる。

12月の22時。5分も立っていれば寒くもなる。
でも私は見ていたい。
私は見ることを許される領域に一個の生物体として、いまこの瞬間、存在している。

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Posted by ko : 23:16 | コメント (0)

2005年01月26日

リンク追加とか

リンクカテゴリに皆さまのブログを追加。
MTって色々と整理整頓ができる(気がする)ので、せっかくだからアルファベット順に整列。

それとweather.comからお天気情報も。>39。多謝。

今日もなんだか忙しかった。ニュートラルな落ち着かない状態が続くのかね。

残業、おつかれさま。>deltazulu

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Posted by ko : 22:31 | コメント (0)

移行作業

これだけ色々な無料、有料のブログサービスが展開されていると、古いブログから新しいブログに移行するヒトも最近多く、複数のブログを運営する人や、新しい次のブログに移行する人も多いかと思う。

その場合、ゼロからスタートするには何ら問題も無いけれど、去年1年分まるまるのデータを移行したい、となるとちょっと煩わしいことともなるだろう。

最近では、そういう痒いところに手の届くツールもあって、特定のブログからの移行だったら、サーバ上にディレクトリを作成したあとに、ツールによって生成されたログをアップロードして再構築するだけで移行が済むツールもある。

log2mt

以下のブログからMTへ移行が可能。

はてなダイアリー、livedoor Blog、Seesaa BLOG、エキサイトブログ、 goo BLOG、JUGEM、楽天広場、さるさる日記、everydiary2、 MEMORIZE、enpitu、旧・大塚日記、CGIBOY(日記帳)、Alt-R


Deltazulu氏は一年分はこのツールで移行出来たが、あとは手作業だったそうだ。
すなわちコピペ。

僕の場合もそうで、我流のテーブルタグによるhtmlファイル形式の日記だったので、完全な手作業から移行した。便利なツールを作れればそんな悩みも解消されるけど、そんなスキルもないわけで。
なのでコピペの繰り返し。旧日記に照らし合わせて投稿日時を指定。再構築。コピペ。。

そんな作業を延々と続けていると脳かカラダがどうにかなるので、ここのところは「1日1ヶ月」の移行作業を目標とした。だって辛いんだもん。

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Posted by ko : 12:59 | コメント (0)

2005年01月24日

Are you blogger?

いままでhtmlファイルで追記していたDiaryをブログで公開。
Photologで利用しているMT(Movable Type)の本体をDLし、設置。

MT自体は導入後のデザイン変更や機能追加が実に豊富なブログサービスでもあり、(まぁ、それが売りでもあるし)、WWWの世界ではさまざまな姿のMTを見る機会があると思う。

さて僕の場合はというと、PSYBABA.NETのデザインといえば、もちろん
「PSBN DMG(PSYBABA.NET Design Manegement Group)」の長(おさ)であるありぱん氏のご好意から、そしてチンプンカンプンな、もろもろの記述の全面的支援は、「PSBN ISOT(PSYBABA.NET Institute of Technology )」の長(おさ)であるDeltazulu(旧姓:デボラ)氏のご好意から、MTのスタイルの変更を行う。
多謝。

それと、
・テンプレート提供元:RGM79GM


じゃぁ、なぜブログなのか。
もちろん、それには理由がある。理由がない目的など無いのだ。

エージェントスミスがマトリックス世界でネオに言ったようにね。

マトリックスの エージェントスミスは第一作でネオに倒された後、マトリックスを維持するプログラムから削除されかけるがアノマトリーとして復活する。

何故だかネオの一部のデータが上書きされて、マトリックスの支配下である、象徴としての耳に付けているプラグが外れた。

通常マトリックス上では不要なプログラムは削除されるか、根源(ソース)に戻るかで、スミスはネオを倒せなかった理由からその運命にあったわけだが、マトリックスからのそのコマンドを拒否し、エグザイル(放浪)としてさまよう。

やがてネオと再会したスミスは自分がそれでも自分が存在する理由をネオに話す。

「理由からは逃れられないし、目的も否定できない。目的が無ければ、我々は存在しないだろう」

そして彼は続ける。

「我々は君のおかげでここにいる、アンダーソン君。君が我々から奪おうとしたものを君から奪うために我々はここにいる」と。

いささかプログラムの発言にしては哲学的で、思惟に富んだ内容過ぎやしないかと思うけど、非の打ち所の無い仮想現実を構築するコンピューターが成り得る世界では何ら不思議も無い。

とにかく、エージェントスミスに理由があるように、この膨大なネット上の小さな小さな領域に属する僕のブログにも理由がある。

そう、目的がなければ存在しないんだよ、アンダーソン君。

第一に、いままでのhtmlファイルで更新していた日記はftpでアップロード/ダウンロードできる環境が求められた。ということは、つまり環境的条件がそれだけ制限された。

第二に、テーブルタグで記述していたので、一度エディターなりに書いたテクストをペーストした際に< br> で事細かに編集しなくてはいけなかった。

もちろんテーブルタグも追加していく、という手順の多い方法だ。
行間を< br> で変更し、F5で確認する作業は面倒と言えば面倒だ。

でもこの二つぐらいだったらブログを利用しなくても解決が図れる。

なんといっても導入のきっかけは、外部からの記事の投稿の利便性(インターネットが接続されていれば、場所を問わない。サーバーによってはモバイルからの投稿も可能。※Lolipopの場合は不可)。

それとカテゴライズの多様性と、記事単位のコメント形式、テンプレートのカスタマイズ性が、魅力であった。

ただし、トラックバック機能はデフォルトで付いていたものを外した。

ブログがメジャーになってから、このトラックバックはいままでのリンクを張るというルールなり概念を一歩前進させることになった画期的なシステムだろうし、実際にブログの特徴でもあることだろう。

僕の場合には、ただこのトラックバック機能にまだ馴染めないだけだ。
相互的事後了承タイプのリンクとでもいうのかな、まだその方法に自分が追いついていけてない。

というわけで、ブログだったらトラックバックをつけろという声が少ないとは言え、何処からかしらあるだろうし、その意味も理解している。

ただ、小さいながらも運営しているこのサイトにもスタイルがあることを知って欲しい。

とか言ってるけど、そのうちペロンとトラックバック付けていたりね。

何はともあれ、改めてこのブログが陽の目を見る事となった最大の厚恩を、
ありぱん、Deltazuluの両氏へ贈りたい。

2人なくしてこの公開は実現しなかったのだから。

Yeees, I'm blogger!

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2005年01月17日

珈琲タイム

友人夫婦がゴアから無事に帰国。津波のことは全然知らなかったとのこと。

現地と現地以外との情報の格差が凄い。

実のところ、パーティーの〝あたり年〟じゃなかったみたい。
でも水曜日に催される海岸沿のフリマの買い物を楽しんだり、
ゴアに居ること自体がひとつのイベントになりうる土地だからね。

兎にも角にも無事な帰国でなにより。

*

ちゃぶ台でいじっていたパソコンも、先週の大掃除以降、
勉強机に移動したことで、椅子に座っていじるようになった。

机でパソコンができるに超したことが無いし、おかげさまで長時間のブラウジングに伴う足の痺れ(正座のときのアレね)も無いし、おぉ、こんな事なら最初から模様替えするんだったなぁと、思いかけていたその時、とんでもない出来事が勃発した。

なんと椅子に座ると、今度は足が冷えるのだ。なんだ寒さぐらいでと思うなかれ。

ありえない寒さが傲慢ふるっているのが我が部屋である。
シロヒゲゴマアザラシと仲の良いエスキモーだって舌を巻く恐ろしさ。

窓が閉まっているのなんてどこ吹く風。ドラクエで言うなれば「マヒャド」が唱えられたようである。

室内用の〝ぬくとい靴下〟を履いても足が寒さを通り越して痛い。

そこかしこに死の香りが漂っている。
うーん、これはマズイ。東京のど真ん中で自室にいるというのに凍死しちゃいそうだ。

仕方無しにノースフェイスのフリースを履いて靴下で防備して無印良品のサンダルを履く。

Tシャツ、トレーナーと着てまたフリース。

もちろんエアコンはちゃんと点けているんだよなxxx

なんとかこんな調子で持ちこたえるようになったけど、
本気で寒いぞっていう日には珈琲を対策として呑むようにしている。

湯気が立ち込める珈琲でブラウジングをすれば冷気も少しは和らぐ。

最近ハマっているのは、ヤマモトコーヒー店のジャーマンローストドリップパック(中挽き)だ。

ヤマモトコーヒー店は、新宿通りの大型電器店が並ぶ道から少し裏に回ったところにあって、丁度さくらやパソコン館の斜め前である。

珈琲専門店といってもそんなに敷居が高い感じもなく、誰でも立ち寄れる感じのきさくな店だ。

店内には所狭しと色々な産地の生豆からミルやサイフォンと商品が揃い、特にガラス細工のようにツヤツヤと磨かれたサイフォンは見ているだけで飽きない。通りには香ばしい挽きたての豆の香りが流れ、匂いに誘われて店に来る人も多いことだろう。

そのジャーマンローストはお店オリジナルの密閉袋に入った10回分の珈琲で、袋を開くとぷぅんと芳烈なフレーバーが織り出される逸品だ。

作り方も至って簡単で、珈琲カップにカチッと填めてお湯を注ぎ、じっくりと蒸らせば自宅にいながらもカフェ顔負けの珈琲が愉しめる。しっかりとローストされた漆黒の珈琲は程好い酸味と苦みが絡み、ブラックで呑むのが丁度いい。

自宅以外でも環境が許すのであればオフィスで呑むのもいいんじゃないかな。紙仕様だからスペースも取らないし。10袋で¥500程度というコストパフォーマンスも評価。

ヤマモトコーヒー店
新宿区新宿3-17-11
AM11:00~PM9:00

詳細

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2005年01月11日

HD増設作業

ついでながらにプチ部屋の模様替えを決行。

我が家にある元*****端末(恐ろしくて書けない; けどちゃんと了承得て戴いた)からHDを取り出し外付けに。

HDはさすがにヤバいとのことなので最初から抜かれてたから、
別途購入したシロモノ。もちろん自分の。

そして抜け殻となったモニタとデスクトップをこじか邸に運ぶ。
同期であった彼は2軒お隣りさんなので、こういう時、僅かな時間で往来ができる。

お手伝い(≒ほぼ全面バックアップ)してくれてるこじか君が「ねぇ、雑巾が必要だよ」と。見てみると大手町あたりで積もりそうな初雪なみにホコリが堆積している。

うげっ。死の灰みたいじゃん。

ちりとりと雑巾を駆使してお掃除。
くしゃみと鼻水が止まんない。コンタックよこしやがれ。
ついでにモニタとデスクトップも拭き拭き。

そうこうしていると手際よく外付けセットアップ完了。
よぉーっし、思いたったら吉日ということで、机に鎮座している初期iMACとノートPCの配置を変更。

机の上のプリンタとMac本体とHubとUSBHubをまるごと移動。

初期Macにわりと多いLANケーブルが抜き差し出来ない問題があるけど、まあ、いいや。

ふごーって根性入れて踏ん張ったらちゃんと抜けたよ。

っということで、元デスクトップがあった位置にiMACを。
さんざん迷った末、プリンタはテレビの上に。
で、ノートとそれに付随しているアレコレはぜんぶ机にまとめる。完了。

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2005年01月09日

ディエンナオ

ディエンナオ(電脳)街に行く。
予定では内蔵HDを外付けにしてみようかと。できるかな、俺。
ってか、外の風がすんごいんだよね。
ピューとかドフゥーとかで。

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2005年01月04日

ブックオフ

正月のあいだ、秩父に小旅行に出掛け、温泉も入り、厄除け大師で御守も授かり、雑煮も食べ、アレもしたしコレもしたしと満足感たっぷりで、散歩ついでにブックオフを覗いてみたら、文庫本が正月サービスだかなんかで3冊500円。

たとえ950円の文庫本(そうそうあるもんじゃないけど)を3冊購入しても500 円。
やるじゃん、ブックオフ。

以下の文庫を購入。

スティーヴン キング 「幸運の25セント硬貨」
都築 響一 「ROADSIDE JAPAN―珍日本紀行 東日本編」
馳 星周 「鎮魂歌(レクイエム)」

外は北風がピーヒュー吹いているわけで、そんな夜はミカンでも食べながらお茶をすすり、ゴロンと布団にくるまって読書でも。そうすると、とたんに眠くなってきて、夢の世界に誘われて。気が付いたら、テレビも電気も点いていて深夜であったり。それでまた腕を伸ばしてスイッチを消して、北風の音を聞きながら夢の中に・・・。

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Posted by ko : 22:28 | コメント (0)

2004年12月31日

良い年を

大晦日。
雪がチラついてきました。
世界のどこかで今宵はカウントダウンパーティが開催されていることでしょう。

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2004年12月29日

東陽カレー

最終出勤日に雪が降る~。
電車もそれほど混んでないってことは、昨日までだった会社が多かったのかね。いつもと打って変わって数名しかいないがらんとしたフロアの窓から眺めますとけっこう吹雪いています。
でもラスト吉野家氏デイということですからお昼はみんなで仲良く外食。
すると首尾よく某Ney氏のクルマが。一緒に昼飯をということで、ジャンカレーを食べに行く事に決定。

ところで、どうもこの駅の周辺のカレーを出す店は量が半端じゃないんだけど気のせいか。

何処で食べてもやたらとボリュームがある。そんなに食事が出来る店が多いわけでもないし、むしろ少ないくらいでそれに便乗した庇護にくるまれた店がヌクヌクとしつつ、高くてたいしたことの無いランチを出す地域なのに。

たぶん僕らの知らないところでカレー戦争みたいなし烈な争いが実は繰り広げられていたのかもしれない。

それは大いにありえる。

ただ僕らはその大戦後のカレーピープルだけに、なぜどこも大盛りなのかは気がつかないままパクパクとカレーを食べているのだ。

カレーは多くて当たり前。でもその裏には黄色くてスパイシィな涙無しには語れない想像を絶する物語があったのだ。

その歴史に刻まれたファンキィなイーストパシフィック物語を今日は特別にプレゼントforユー。

キッカケは些細な事件からである。戦前のお話だ。
コックやマスターはカレーについて哲学的に悩む必要すらなかった。
それは本当に古き良きカレーな時代ともいえる。
誰もが今日という一日に感謝して、カレー皿を洗ったりルゥを溶かしたりして日々を過ごしていた。
たまに売り切れることがあっても目くじらを立てる者なんて一人もいなかった。もしそんなこと誰かが行ったら人々は真剣に首を傾げた事だろう。

もしかしたらアナタはそんなのは単調なカレー世界じゃないかと毒づくかもしれない。

けど、どうだろうか、今のこの私欲や権力争いに巻き込まれるカレー時代を考えてみたら。

おちおち眠れない夜だってあるじゃないか。

どっちが善いとは誰にも言えない。血気盛んな若者達がむしろ今の時代を喜んでいるのも事実だ。
大切なのは「歴史が選んだ」ということ。我々はそれを忠実になぞるだけだ。そう、二極論的な話題は避けよう。

ある日突然、Aという店が「よし、ウチは思い切ってここはドォーンと大盛りにしよう」という風に決意した。

別に大した意味もなかった。

Aという店だってそれが導火線となり巨大なカレー戦争に発展するなんて夢にも思わなかった。

けれども、これが大問題だった。横並び主義で新規参入も無い平和なカレー世界からある日ミュータントが前触れもなく生まれたのだ。

亜種はいつだって目立つ。
歴史はいつだって残酷。

後にAのマスターは述懐する。

「いや、ウチも何もいやらしい魂胆なんてありませんでしたよ。ただ、大盛りにして何が悪いっていうんですか。そこですよ、そこ。役所じゃあるまいし。ウチはカレー一本で飯を食ってきて、娘や息子も学校に行かせたんですよ。お客さんだってウチのカレーを好んで食べてくれる。遠くからはるばるやってくる人だっているんだ。なんも世間様に背を向けるようなことをした覚えは無いね」

やがてAが撒いた火種がBという店に引火した。

天気の良い清々しい火曜日の昼下がりの事だ。
Bからしてみれば宣戦布告である。

「て、店長、まじやばいっすよ。こないだ友達とAにカレー食いに行ったんですけど、あそこの大盛りとんでもないんすよ。すっごい量。それを狙ってすっごい客。ほらっ、あのウチによく来ていた面接官ってアダナの眼鏡掛けたサラリーマンいたじゃないですか、あいつとかもAで食べているみたいなんすよ、客足が増えてるし。ウチの客持ってかれちゃうじゃないですか。潰されちゃいますって。きったねぇな、大盛りにして客の目を引くなんて。ねぇ、店長、店長ってば。聞いてます?」

店長はしゃもじを持ったまま立ち尽くしていた。

「Aが大盛りを?」

それはまるで幼なじみが自分の初恋の女の子と結ばれた知らせのようにも聞こえた。
突然舞い下りた予期しない不幸な出来事のように感じた。

何か間違っている、彼は思った。ただA が大盛りにした以上、うちが大盛りにしないわけにはいかない。そんな複雑な気持ちがか彼を困迷させた。

と、ヤクザな大盛りのジャンカレーのカツカレーをパクつきながら妄想していました。だってそれくらい多いんだもん。

*

さて、今日は送別会と忘年会。

前述しましたがこの部署に異動してからずーっと上司であった吉野家氏が今日がラスト。
北でもなく南でもなく東ということで。

メンバーの中じゃ僕は短い付き合いだったけれど、本当に言葉に出来ないほどお世話になったし、勉強になりました。どれくらいのことを氏から学んだであろうか。
鋭い意見とユーモアと思いやりがあって、仕事は完璧、最高の人物だ。
心からお礼を申し上げ、前途を祝いたい。

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2004年12月28日

スマトラ津波

海外のフォーラムに今回の津波に関して投稿があったので抜粋。

簡単に訳すと、ゴアにいる旅人たちはだいぶパニックに陥ったようで残念ながら津波の影響でパーティーはキャンセルになった可能性が高い。

テレビにかじりついてニュースを見ている・・・って記載があるけど、どうなんだろ、テレビがある場所は限られた高級ホテルだからねぇ。ちょっと眉唾。

他の周辺地域と異なって直接的な被害が見受けられなかったとはいえ、いまだに二次的な影響(=after-effect)が懸念されているみたい。

あとちょっと気になるのが後半部分の「午後1時頃、バガトールビーチで急に波が上がり、3人のインド人が高波にさらわれた」というくだり。すぐに外国人旅行者に救出されたようだけども、それなりに波が来たんだね。

Foreigners are fleeing India’s premier tourist destination Goa fearing a tsunami impact on its shores.

Goa, a magnet for Christmas and New Year revellers due to its lovely beaches, has nearly three lakh tourists already. Of these, nearly 50,000 are foreigners.

However, the party for the state tourism department has been spoiled by the tidal waves that hit India’s southern and eastern shores yesterday and claimed over 3,200 lives.

“Foreigners are leaving in panic,” Goa’s tourism director and Captain of Ports Elvis Gomes told Mid Day, though he could not specify just how many had left till late last night.

“They are scared after watching the news channels and reading up on the disaster on websites.

Actually the main disaster has passed, without any damage to Goa, but their decision to leave is an after-effect,” Gomes said.

Though state police and hotel managements denied any foreign tourist exodus, there was a huge rush yesterday at Patto in Panjim, from where buses leave for other states.

The rush for buses was because flights and trains leaving Goa were already full owing to the holiday season.

The foreign tourists themselves did not hide their panic.

Emily Richards, a Portuguese national, said, “India is very scary. I saw gory pictures of floods on TV. I want to leave this place immediately.”

She took one of the night buses from Patto to Mumbai, from where she will board a flight for her country.

Another tourist, Vincent Simons, who was leaving Panjim with his girlfriend said: “We can’t say whether there will be another earthquake. It’s better to be at a safer place.”

P Sapna, an official at Goa’s Park Hyatt Hotel at Arrosim, said foreign tourists were very worried.

“They keep watching news channels, demand updated information and ask whether Goa will be affected. Indian tourists are not very worried, but still everyone is indoors,” she pointed out.

Madhu Phadte, owner of a shack, Shiva’s Place, at Vagator beach in North Goa said: “We saw a sudden rise in water levels at 1 pm yesterday. Three Indians, a couple and their kid, were being carried by the high tide.

They raised an alarm and two foreigners rescued them. Soon after this, panic spread on the beach and it was deserted.”

While Mathew Pereira, manager of hotel Tusada Tauma said the Calangute beach looked gloomy yesterday, Azim Quazi of Coconut Grove at Betalbatim beach in South Goa said the water levels suddenly started rising late last evening. “We had organised a party at the beach.

Since the water levels rose, we quickly finished the party and returned to the hotel,” he said.

Goa’s deputy inspector-general of police Muktesh Chander denied foreign tourists were leaving the state. “Maybe it’s the weekend rush,” he said, adding that a general alert had been issued to all coastal police stations to keep a watch on sea waters.

However, sources in the Goa government said all possible steps should be taken to ensure that panic does not spread, because business during the new year would be affected if it does.

Goa gets 20 lakh tourists every year.

Gomes said the government had issued advisories and asked river cruise operators and water sports operators not to venture out into the seas and the Mandovi river, but that was just a word of caution.

“No one needs to be scared. All tourists should bear with us for one or two days,” he noted.

‘After-shocks may be felt for next 3-4 days’

After-shocks of Sunday’s earthquake may be felt for the next 3-4 days and people living in coastal areas should take special care during the next two days, experts have warned.

The east and south coast of India was lashed by tsunamis triggered by a major earthquake [measuring 8 .9 on the Richter scale] with the epicentre in the island of Sumatra, Indonesia in Southeast Asia.

“Whenever this type of earthquake occurs, after-shocks can be expected. In this case, after-shocks may continue for 3-4 days,” Earthquake Risk Evaluation Centre’s director A K Shukla said adding, “It may even go beyond that.”

Although the after-shocks are of lesser magnitude, he said, “For 1-2 days, people should take care along coastal areas.”

(提供元:Tsunami scare: Tourists flee Goa)


*

見た目は代わり映えないけれどMTのアップロード方法をダイナミックPHPを使用する方法に変更。
すべて再構築している時間が短縮。アーカイブのみ選択が可能。

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2004年12月27日

─2004年俺マイTop10─

─2004年俺マイTop10─
順不同でココロに残った映画やら音楽やらアイテムやらをつらつらと。

Band Of Brothers

実にハマッた。最高の(その全てのクオリティがという意味)戦争映画。
〝人はなぜ戦うのか〟ありふれたテーマから打ち出される物語の数々。
物語前半のクリーニング屋のシーンで早くも泣く人も。中盤のバストーニュ、コンプトンが立ち尽くしながら「メディーッッックゥー!!」と衛生兵を悲痛なまでに叫んだ先にあるものは...・?
2001年度ゴールデン・グローブ賞最優秀作品賞受賞(TVドラマ&ミニシリーズ部門)に輝いた第二次世界大戦における、米陸軍101空挺師団第506パラシュート歩兵連隊のエリート部隊「E中隊」の人間模様や中隊の行方を描いた作品。
全十話とも DVDとなり発売中。
No1~No5(2話ずつ収録)各それぞれ3,980円

PARVATI RECORDS

ゴアギルのライブでも高頻度に流れるレーベル。
AZAX SYNDROM  PSYCHOTIC MICRO KINDZADZA など〝もってかれる〟音を繰り出すユニットが勢ぞろい。
AZAX SYNDROMは7月に奥多摩で野外もした。狂っているとしかいえないぐらいサイケ。曲の転調が凄まじい。「えぇ~、まだ転調するの?」みたいな。
これがまた魔術師のようなゴアギルに掛かると、マジでとんでもないことに。動いてないとどこまでも迷わされます。コンピも入れるとアルバム7枚リリース中。
先日のディファのゴアギルライブでも何トラックか流れた。夜10時から朝8時までノンストップ。明け方の狂宴っぷりは思い出すだけでドキドキ。
ゴアギルは気がつくと〝エクスペリエンス〟な状態に導かれるから凄いね。リスペクト。
ves from outer space 2004/Feb 14.24 US$
Psychedelically Yours 2 2004/Jun 14.24 US$
Grapes of Wrath 2004/Sep 13.92 US$
(2004年リリース分)

Teva

ヘブライ語で「自然」を意味するスポーツサンダルのブランド。
マジックテープでしっかりと固定できる人間力学に基づいたサンダルは、スポーツ界に留まらず広くアウトドアでも大人気。海外を放浪するバックパッカー達の足元もこのサンダルが多かったなぁという人もいるのでは。
もちろんトランス好きな連中でもこのサンダルは〝踊れるサンダル〟ということで(それに加え旅人がトランス界では多いわけだけど)、結構みんな履いている。
サンダルの底にある手のひらに渦巻きが描かれたマークがポイント。無骨なアイテムに留まらずアンテナ高いおシャレさんも履ける。ナマステサンダルが5月のステラシアターのレイブでブッ壊れたので改めてSRCで購入。
Teva Terra-fi Sandals 3,980円

セブンイレブン マンゴジュース

セブンイレブンのPB商品。
インド産アルフォンソマンゴーと台湾産ペリカンマンゴーをブレンドしている芳醇な香りが溢れるコンビニ商品とは思えないジュース。
ギンギンに冷やしたこのマンゴジュースをプレーンヨーグルトや杏仁豆腐にとろーりと垂らすだけでもう涎が..。
24時間いつでも買えることを考えるともう超ヒットだね。
250円

大谷田温泉「明神の湯」

足立区にある23区内では最強の日帰り温泉。温泉気違いな連中からも大好評である。
癒しをテーマにした照明の落とされた温泉と木を惜しみも無くふんだんに使った浴場は草津にいるのかと錯覚するほど。
泉質も最高レベルで強ナトリウム系の茶色いお湯に浸かれば体のシンから温まる。2時間はくつろげる筈。露天に行けば驚きの連続で間接照明に照らされた風呂がいくつもちらばっている。
夜に訪れればそこはまるで桃源郷。
そのなかの寝転びの湯で身体ごと伸ばせばスゥ~と夢の中に。今年最高の日帰り温泉である。休憩室で販売されている温泉で蒸かした地獄蒸(地鶏、卵、豆腐)なぞを食べてゴロゴロした後、またお風呂に入って・・・、なんてのを繰り返すと神経がビローンって弛緩しちゃう。
10:00~24:00
料金 大人1,000円

ドゥニーム66モデル

日本のレプリカジーンズの金字塔を飾る古くからのブランド。
同ブランドからリリースされているダブルエックスシリーズも最高。
今年購入したのは66モデル。
66年頃、リーバイス社から販売された501のレプリカで裏ボタンに6と刻印されているのが目印。
この66モデルのインディゴには特徴があって、青みがかった色落ちをする。
また66シリーズは501の中でもすこしタイトに仕上がっている。
それを忠実に復刻しているのがこのドゥニーム。バックポケットの裏地のシングルステッチがニクイぜ。いま、毎日穿いています。
66Type 15,540円

Lolipop MT

安い、早い、便利。どこぞの牛丼屋のようなコピーだね、でも、レンタルサーバーの話。
このサイトが契約している会社でもある。
unixのシェルの開放が...なんてことも持ち上がっているけど、そんなのは対岸の火事みたいなもん。
火の粉がこちらに来ることはございません。「えっ?シェルがなんだって?」という僕みたいなタイプにはますます持ってこい。
最近、容量も増えて新規申込みならプラス105円で500MBにもできちゃう。
既存ユーザーにも近々対応するとか。ドメインも取れるよ。
MT(Movable Type)はシックスアパートが提供するブログのサービス。
カスタマイズ可能。このサイトのPhotologはMTで動いている。プラグインもあるし、便利。
1アカウントで最大3つまでブログの設置がOK。
本体は無料でダウンロード可能。
200MB 6ヶ月(キャンペーン価格)3,150円
ムームードメイン .net /.com 770円/年

巡礼者たち

ギルバートエリザベスが描く淡々とした日常から顕れるかすかな喜びや悲しみを纏めた短編集。
「バリス・レビュー新人賞」「ブッシュカート賞」を受賞。
何事もないような、けれども人生には色んな出来事が詰まっていて誰にでも起こりうるストーリーをこれほど上手く書けるのは、ただ脱帽するのみ。
気の利いた映画を観たような、そんな感じの世界。
新潮クレスト・ブック 2,100円

ホルモン道場「闇市倶楽部」

予約必須のホルモン焼き肉の聖地。
目立たないビルの地下だというのに連日列が出来ている。席に通されるとまずは出てくるのがキャベツの山。これでまず初めてのお客さんはビックリする。向こう側が見えない山盛りは、ほとんど日本昔話状態。でも特製のタレがあるおかげで、ただ千切りにしただけのキャベツが不思議とモリモリ食べれちゃう。
大人数でワイワイと楽しむ感じがちょうど良い。とかくホルモンから焼き肉と旨い、ウマい。美味い。
焼き肉を食べつつビールを飲み、特製キムチで口中が辛くなったところで肉を焼きまたビールを一口・・。なんとタン刺しもあるし、牛刺しもある。値段がちょっと高いかもしれないけれど、もしまだ売り切れてなかったら食べてみよう。
生肉も大体置いてあって、生肉はちょっとと敬遠しがちな人にもお勧め。
臭みなんて感じられず、炭火関係ももうカルビなんてとろけちゃうぐらい。ジューシーで肉の旨みが十分あって、それでいて炭火で焼くから肉汁が逃げ出す事もなくしたたる。ホルモンはここでしか食べれない種類も多数。
カルビ<100g> ---- 1050円
ホルモン5点盛合せ(3~4人前/日替り) ---- 2100円
マッカリ(韓国産どぶろく) ---- 630円


今年はこんなところで。あと目黒ルソイのカレーや愛知のPlanet.Benのレイブも思い出深いところだね。それと下北の居酒屋。梅酒が7年モノや10年モノなど十種類くらいあって焼酎も高知の栗焼酎とかあり最高。これはまた後日に。

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Posted by ko : 14:33 | コメント (0)

2004年12月24日

Gmail(2)

コジカ君がメッセ中に「Gmailちょうだい」とのことだったので日頃の感謝の気持ちもあり、招待。
欲しいアカウントが取れてウキウキだとか。

で、今日は会社でデボラ氏より良い感じのバナー制作(っていうのかね)サイトを教えていただく。

ネット上では良くある話で、サイトなんかに mail toでメールアドレスを記述すると、メアド収集をしている輩にアドレスを引っこ抜かれるという面倒な話がある。引っこ抜かれたアドレスはどうなるのかというのは云わずと知れていてしっかりと業者なんぞに売買され、気がつけばメールボックスはSPAMの山。

それなのでわりと〝本当に載せたいアドレスはむしろWEB上には載せない〟なんて方々も多いかと思う。もしくはMail toの記述を避けてアドレスを公開するとか。

なぜなら収集ソフトは@マークとmail toを拾うように出来ているからだ。

そんなインターネット社会の痛い領域を上手く避けてくれたのが今回のサイト。

他のWEBメールのバナー(でいいのかね)も作成できるし、デザインも洒落ている。そして少なからずともスパム対策の一案にも。

手順も実に簡単でボックスにエイリアスを入れてドメインを指定して作成ボタンを押せばあっという間に完成。あとは貼りつけるだけ。

E-Mail Icon Generator
詳細

早速、MTのテンプレートに記述を追記。ついでにpreとnextも追記。

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Posted by ko : 14:30 | コメント (0)

2004年12月22日

キリスト教系の大学

Gmailの招待権ってGoogleからメールが来るんじゃなくて受信ボックスの脇に「invite friends to Gmail」って表示されるのね。

言われなきゃ一生気がつかなかったかも。ただいま6人の招待が可能です。
GMAIL使いたいとか、@gmail.comに昂奮を覚えるという方がいらっしゃいましたら僕までメールをくださいまし。

リンクのページにアドレスがあります。ご招待しますわん。

*

僕が通っていた明治学院大学は、いわゆるキリスト教系の大学で、大学の構内にもきちんとしたチャペルがあった。

日本におけるキリスト教の普及に随分と重要な足掛かりがあった学校のようで、中庭の近くにはヘボンの銅像も立っていた。ヘボンというのはヘボン式ローマ字を考案した事でも有名な人物だ。確か我が校で宣教していたとかそんなんじゃなかったかしら。

授業もこれまたその名に恥じない特化した講座ばかりで、1年生の段階で〝キリスト教概論〟があり、2年生になれば〝キリスト教専門〟があった。

これを取得しないと、どの学部の生徒だろうが卒業する事はできないという、げに恐ろしき授業であった。

ただでさえ怠慢かつ反抗的な学生がこんな眠たい授業を真剣に聞く様子もなく、大半がなんとかして切り抜けようと、虎視眈々と抜かりなく授業の出席回数を得る事のみに集中していた。

もちろん大学の基盤となる授業なだけに出席さえすれば単位が貰えるというわけでも無く、やれレポートだのやれ宿題だのとなにかと忙しかった。

僕はというと2年の専門の段階でバカバカしい気持ちになり、ピストルズを軸とした「アナーキー論」を展開してレポートを提出し、Cマイナーを貰った痛い思い出もある。

それでも幸か不幸か見た目ではそんなにもキリスト教丸出しの学校ではなかった。

キリスト教には2つの宗派があり、500年前のヨーロッパにまで溯るけど、当時、大きな宗教改革があり、従来のカソリックと呼ばれるものと新興的なプロテスタントの二派に分かれた。我が母校はプロテスタント。

その際に宗教の為に多くの血が流れるというまるで荒唐無稽な、現在も遠くイラクで起きている戦争に繋がる出来事があったわけだが、今日ではプロテスタントはどちらかというと見た目で判断する限り、そんなにイメージ的なキリスト教をしていない、というのが一般的な見解かと思う。

それでも毎年、12月のクリスマスの時期になると、いちょう並木の坂の途中にある礼拝堂が綺麗にクリスマス色にデコレーションされていた。

さすがにその姿は無宗教の自分でも溜息がでるほど眩かった。クリスマスにはチャペルでミサが行われ、聖歌がパイプオルガンから流れていた。

見渡すと蝋燭の灯りでステンドグラスが淡く照らされていた。
牧師の言葉が気持ちの良いせせらぎみたいに唱えられる中、パンとぶどう酒が配られた。
それは悪くない光景だった。

外は北風が何処からともなく吹き抜けとても寒いけど少なくとも礼拝堂の中は温かい荘厳的な何かに包まれていた。夢を見ているような遠い国にいるようなそんな気分になった。

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Posted by ko : 14:28 | コメント (0)

2004年12月21日

マトリックス

ふゆーのゲンキなごあいさつー♪

マトリックス アルティメットコレクション DVD10枚組 お買い上げ。

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Posted by ko : 14:26 | コメント (0)

2004年12月20日

イタリアンピッツァ

今までなんで気が付かなかったんだろうか不思議でしょうがないんだけど、restaurantをrestrauntって綴っていた。

今日ふとしたことから別件で辞書を引いてたら、この単語が例文に載っていて「アレッ?おかしいぞ」みたいな状態になって、改めて調べたら、なんとまぁ、違うじゃないですか。

試しに色々な過去事例を引っ張ってみたら、やはり間違えている。受験とかどうしたんだろうね。普通にミスってたのかなぁ。そう思うと背中が寒くなる。

でもこういうことって割と人生の中でしょっちゅう起こるようで(特にデボラ氏あたりは深く共感していただけるかと思うが)、僕は「十割そば」のことを29年間「とかちそば」と読むと信じて疑ってなかった。

だってほら、〝とかち〟って書くと何か名産品みたいな感じがするでしょ。箱根とか長野あたりの農家で栽培していそうな感じ。

秋になるとニュースでも特集とかされちゃって「今年の秋も〝とかちそば〟の原産である〝とかち草〟の収穫の時期がやってまいりました。地元長野では一足早い秋の味覚を楽しんでいるようです」みたいな。

それと「東名高速」。これは読み方じゃないんだけど〝東京〟と〝名古屋〟を結ぶから〝東名〟だっていう由来を聞いた日には、それこそ晴天の霹靂で会社の休憩室の椅子からのけぞり落ちそうになったぐらい(すなわちごく最近の出来事である)。

こういうのを誰かに話すと「なんかモノゴトとか知っていそうで実はなーんも知らないのね」なんて冷ややかに突き放されますけど、そうなんです。ほとんど何にも知りません。

記憶は忘却の彼方で混沌と煮詰まっています。別に自慢するわけじゃないけれど。(そこの貴方、言わなくても分かってるのは分かっているので言わなく・・・・略)。

*

今日は勤め先のクライアント(様)の企画により、親睦会も兼ねて忘年会 in 会社の近くのイタリア料理屋。

美味しいイタリアンピッツァ。アメリカンピザなんて箸にも棒にも掛からない真綿布団みたいな生地じゃなくてパリッと薄い生地。その上にたっぷりとしたチーズ。これ、最高。とっても美味しかったです。ワインも美味しい。

親睦会なのに、親睦を深めるべきの、こういう席に一緒に同席したことがない方々とお話する機会が無かったのが残念。
ちょっち反省。

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2004年12月17日

弐喰の会(2)

本日19:30より西葛西にて弐喰の会。
肉にまみれた肉超人たちの忘年会です。

場所は駅前のすぐのところ。金なんとかってお店。
なんだっけなぁ、名前ど忘れしてしまいました。
金まんぷくとか金ジョンイ・・とかそんな感じの名前。
決して国粋主義者とかが集まるわけじゃないですけど。

とにかく遅咲きながらの弐喰の会に初参加。わーい。

*

ところでどちらさまも忘年会ラッシュの時期ですかね。
これだけ暖かいとどうも季節感がヒシヒシと伝わってくることもなく、日々が無常に過ぎていき、
街頭で流れるクリスマスソングがかろうじて冬であることを教えてくれるぐらいかな、今年も残すところ十数日。
社内の我らは時として半袖。う~む。

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2004年12月16日

帆風(ばんふう)

昨日は、業務終了後に新宿のさくらやにメモステ(Duo,Pro)対応のUSBカードリーダライターを買いに行く。\1,580なり。こりゃ便利だ。
蓋つきだから携帯ストラップにぶら下げる事も可能。でも、取れちゃったらどっかいっちゃうよね。携帯についているのが蓋だけでぶら~ん、みたいな。
そんなんで早速と先日の門前仲町のもんじゃ焼き屋の写真をアップ。From九州の研修組。

*

門前仲町の2番出口を降りてすぐにあるもんじゃ焼き「帆風(ばんふう)」。

下町という土地柄もんじゃ焼き屋が多いなか、ひっそりと佇むこの店はお世辞にも洒落ている店とはいえないけれど、平日にも関わらず客足は途絶えることなく入れ替わり立ち替わり賑わっている。

店内は人がひとり通れるくらいの廊下を挟んでテーブルが左右に3つずつほど並んでいる。
天井の角に昔ながらとテレビが点いていて、それが何とも言えない場末な雰囲気を演出。

もんじゃ焼きは自分達で焼くのが基本だけど、焼き方が分からない場合とか不安な時はお店のお姉さんに相談してみよう。

イチから教えてくれる。お好み焼きと違い水分が多いので、まずは鉄板に油を引いた後、具だけを炒める。
具材はキャベツや桜海老 ショウガなどでそこらへんはお好み焼きと同じ。

下町もんじゃ独特なのが〝ベビースターラーメン〟これを入れるのと入れないのじゃもんじゃ焼き食べた意味が無いぜ。

さて、ほどよくこげた香ばしい湯気が立ち込み、具がしんなりとしてきたら、鉄板にある具を平たいドーナツのようにリング状にしよう。そこで器に残っている汁を投入するのだ。

ベビースターのパリパリ派はここでベビースターを振り掛けるのも忘れずに。

リングがちゃんと出来てないとダムが決壊するかのように汁がこぼれるので要注意。
汁と具が混ざった目の前にある物体はグツグツと泡をぷっくりぷっくりさせている筈だ。
ここはじっとガマン。食べたい気持ちを抑えてちょっと休憩だ。

さぁ、焼けたぞと思ったら土手の具と輪の中の汁を素早くかき混ぜる。
鉄板の温度を低くして、手元にあるへらで食べる。

アツアツに仕上がった具材の野菜やショウガのまざった旨みたっぷりの歯ごたえと、トロトロの出汁が効いた醤油ベースのもんじゃ、まさに東京下町のざっけな食べ物がきっと愉しい時間をもてなしてくれる。

ここはメニューが豊富で具を選ぶのも楽しい。あさりやモヤシもある。
あさりの塩らしいアクセントが不思議ともんじゃに合う。
お酒もついつい進んじゃう。モヤシも意外とさっぱりでシャキシャキ感が堪らない。
さっぱりもんじゃが好きな方に。

あとこの店で外せないのが牛すじの入ったねぎ焼き。

ねぎ焼きはお店の方が専門にきっちりと焼いて味の染み込んだ柔らかい牛すじがねぎ焼きの中に入っている。青臭い葱と牛すじのハーモニーがふっくらとねぎ焼きの閉じ込められていて最高。お好みでマヨネーズを掛けるとまた一味違ったねぎ焼きも味わえる。


帆風(ばんふう)
東京都江東区富岡1-4-12 k2ビル1F
17:00~2:00、祝17:00~22:00
日休

詳細

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2004年12月14日

教育実習終了

日本語学校の教育実習が終了。
7グループあるうちのトップバッターだけにけっこうドタバタしていた。

うまくいったのかと聞かれたら正直なところ、うなだれるしかないようだ。
満足したのかとも聞かれたらやり切れないと答えるしかない。
学習者に救われた。まるっきり初めて学ぶという学習者ではなく既習者だったから。

けど教案を手元に置きながら頭が真っ白になって言葉が出てこなかったのは練習不足だ、緊張しすぎだ。ライブの成功度といえば低いのだ。

でも、、でもやっぱ面白いな。この汗が滲むような緊張感と満足感、そして学習者の笑顔。かけがえない感覚。自分の思い通りに(ダメダメだったけど、それでも少しある)ピタっと寸分たがわずに、はまった時の快楽。
気持ちいいです。教案を作成していただいたKさん、本当にありがとう。幾度となく迷惑を掛けたことだろう。ココロから感謝する。初心者である僕によく我慢してくれたなぁと本当に思う。

さて明日からまた一日が始まる。遣り残したことがいっぱい。でも清清しいな。サッパリしたよ。
教えるって教わるに通じるし、そして何と奥が深く飽き足らないことなんだろう。

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2004年12月12日

実習の練習

今日は中野区新井のなんとかかんとかセンターで学校の実習の練習を行なう。

日曜日にも関わらず、そして駅から離れていてひっそりとした場所にあるにも関わらず(そう、僕は道に迷ったかと思って八百屋を営む夫婦に訊ねたりしたのだ、フフフ)、意外とセンターの部屋を借りているグループが多くて驚いた。

おじさんやおばさん達はダンスの練習やら講習をこのセンターで行なっているようだ。中野区というところはどうもディープな土地柄のようである。

さて、同じグループのKさんとKさんも(おぉ、3人ともイニシャルがKだ)無事に到着し、練習諸々をスタート。
火曜日まで残り2日。

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2004年12月11日

弐喰の会

TK野氏より連絡を戴く。
来週の金曜日は西葛西にて"弐喰の会"です。
肉をこよなく愛する猛者たちとの集い。
自分まで喰われんように気をつけないと。

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2004年12月10日

絵本『あけるな』

絵本『あけるな』

谷川俊太郎(文)/ 安野光雅(絵)で1976年銀河社より発売された
現在絶版(重版未定)の絵本。

表紙に大きな扉が描かれていて「あけるな」と書いてあり、さらに1ページめくるとそれでも「あけるなって」と続いていて、子供ゴコロにも刺激に満ち溢れ開けずにはいられない絵本。どんどんページを突き進めば進むほど「開けちゃだめだよ」と諭され、ついに最後の扉を開くとそこには・・・・。

あまりにもシュールで子供にはついていけるのか?という絵本。

小学生の時に通っていた児童館で毎日読んでいた。初めは軽い気持ちで読んでいたこの絵本だが、だんだんとその不思議な世界の虜になり夢中になった。最後のページに映し出される安野光雅氏が描くサイケデリックな色調の絵は、どう考えても扉を開けたら現われる光景じゃないだろと分かっちゃいるのに引きずり込まれる。

それから十数年後、僕は2年掛かりでWEBを含めた古本検索で捜してやっとの思いで売られているのを見つけ、すぐさま買った。価格は2300円ほどだったかな。

発売当時からだいぶ経過しているし絵本というジャンルもあり、市場に出回っている可能性がいくぶんと低いことから、もしご興味があって運良く見つけた方は迷わず買うべし。

いつの日か僕は自分の子供に、自分が子供の時に読んだ絵本を彼らに読ませたいと思う。昼下がりの暖かい時間に。眠る前の静かな夜に。その時僕は伝えたい「僕が子供の頃にもこの本を読んだんだよ」って。

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2004年12月09日

ピアス

ガビーン。ショック。朝起きて鏡見たらピアスが、、、無い。
だいぶお気に入りで大きいシルバーのリングでターコイズが真ん中にあるやつ。

どっかで落したのかな。昨日は確かに有ったと思うんだけどそんなに意識してないし記憶が曖昧。部屋の何処かにあればいいんだけど。

少し凹みました。・・・

*

と、書きつつ、自宅に戻り洗濯機の下を捜すと、ピアスが。ありましたよ。
ワハハ。

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2004年12月08日

Gmail

デボラ氏よりGmailアカウントを招待していただく。
googleが提供するGmailは無料ではあるが、誰かから招待して貰えないと入手が出来ない。

招待する権利はある程度Gmailを継続利用することにより発生。
そんなことでGmailアカウント使ってみましょう。

*

保育園の園庭と隣の民家の間にほんの少しの隙間があった。
その隙間はちょうど保育園児ほどの背丈だったら通ることが出来て、
その先には塀で囲まれた空き地があり、そこは保育園の壁一つ隔てた裏なのにまるで別世界、別空間であった。

でも僕ら園児がそこを訪れるには幾ばくかの園児ながらの勇気が必要だった。
というのも当時の都市伝説の中に"口裂け女"なるものがあったからだ。

僕と同世代の人は果たして憶えているだろうか。

手術かなんかで失敗したある女性は口が裂けてしまって顎関節の先まで拡がり、
その恐ろしい形相を隠すために白いマスクをして彷徨い子供たちを襲ったり時にはさらったりしていたという噂だ。

だから僕らがその空き地に行く為には先生の目を盗むだけでなく勇気が必要だったのだ。

それだけに細い道を超えて現れる空間は特殊で、
自分たちがいた園庭とはかけ離れた特別な世界だった。

四方が塀に囲まれ見上げると空だけが見える、空き地には雑草が生い茂り人の気配なんて何一つもなかった。園児にとっては冒険で堪らなく刺激的な遊びでもあった。

時々だけど、今でもふとした瞬間にその空間を思い出すことがある。
でも僕は園児ではなくて今の自分の姿で、やっぱり空を見上げている。

周りには雑草が生い茂って、あたりには人の気配が無い。
何処からか風が吹き抜けどこかに去っていく。
見渡せば四方に壁があり、壁の一つに細い道が繋がれている。
そこに僕はいつまでも立っている。

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2004年12月07日

ディスクロージャー

けっこう、仕事とかってしてなそうだけど何しているのさ、とかねてから質問をされるので、
毎日どんな業務をこなしているのか簡単に羅列してみました。
こんなんです。ほとんど肉体労働なので体が資本です。

回答者というのが主な業務とお考えください。

質問者:
先日からパソコンの調子が悪くて気がつくと黒い画面が現われたり、
タスクマネージャーっていうマネージャーが勝手にしゃしゃり出てきます。
あいつ何者ですか。あとどうしたらいいんですか?

回答者:
ああ、それは年末にかけてよくあることですね。
マネージャーは小学校の時にいた目立ちたがり屋のタイプなので、
軽くシカトこいてください。「忘年会しようぜ」とかその手のたぐいなので。
無視していると出てこなくなりますから。
ところで、ずいぶんと夏に遊び過ぎたんじゃないですか。
黒い画面の主な原因は、いまさらになってパソコンが夏バテしただけですよ。
ご心配無く。
ポイントは「掛け声」です。そっとパソコンを励ましてやってください。
「ガンバレ~、パソコン君、あと少しでお正月だよぉ」。

質問者:
ありがとうございます。さっそく家に帰って声掛けてみます。

*


質問者:
ADSL始めたのにインターネットができません!
モデムとかいう機械のランプがチカチカするんです、先生どうにかして。

回答者:
もしかしていきなり繋いじゃいましたか。
だめですよ、いきなりそんなことしたら。
モデムの中の人が工場から遠路はるばる運ばれてお腹を空 かしてむくれてますね、それ。
ご飯あげてください。お腹いっぱいになっちゃえば問題解決です。
あげすぎちゃって寝ちゃったらランプが消えちゃいます。
そしたら往復ビンタかましてください。

質問者:
そうだったんだですか。ちゃんと説明書読まないとだめですね。
どうもすみません。
でも一人ぐらしなんで炊飯ジャーがないからコンビニで「サトウのごはん」買って済まそうかと思います。
「サトウのごはん」、ありですか?

回答者:
ありです。チンしてからあげましょう。

*

質問者:
インターネットで検索するとなんでも出てくるって言われたんだけど、
ホントかな?なんかちょっと嘘っぽくない?

回答者:
申し上げ難いのですが、ほんとです。
普段、ご自身のことを何て言いますか。〝俺〟ですか?
それでしたら試しに検索サイト「俺」で検索してみましょう。
14,100,000 件ほど出ますから見るのに一生かかります。

質問者:
うわ、ほんとだ「俺」がたくさん出てきた。すごいっすね。
せっかくなので全部見てます。

回答者:
ほどほどに。

*

質問者:
ルーターってなんですか。
会社の上司に聞いたら、
「それはルーキーのイギリスアクセントだよ、すなわちおまえの事だ、バカっ!!」
って叱られたんですけど、 なんか納得できなくて。

回答者:
上司の方はさすがですね。合ってます。事情通ですよ。
いい上司をお持ちで。目上のかたの意見に耳を傾けましょう。

きりがないのでこのあたりで。
ちなみに給料は現物支給なので家は「サトウのごはん」だらけです。

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2004年12月06日

タイのクラビビーチ

年末に向けてのパーティーがだいぶ賑やかな様子。

タイのタオ島ではカウントダウンのフリーパーティーがあり、
同じくタイのクラビビーチでもDJ.Jorgがパーティーを開催とか。

12月31日からあるとかで、マサヨシ君&トモちゃんカップルはタイで年末を過ごすんだって。
いいな、半袖で迎えるカウントダウン。
これに加えて本場ゴアでもけっこう大きなパーテイーがあるとか。
>年末はいかがお過ごしで?

MovavleTypeの表示中のサムネイルを追加。
Mainのページのサムネイルの追加方法は分かったんだけど、
個別カテゴリのサムネイルの追加方法が分からなかった為、
例の如くデボラ氏による監修を。→無事終了。

そんなわけでサムネイル数が増えました。
mozillaだと崩れて見えます。

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2004年12月04日

名曲喫茶「らんぶる」

そうそう、昨日の日本語学校の打ち合わせは、新宿にある名曲喫茶「らんぶる」ですることにした。

周辺にある喫茶店でも大好きな店で、新宿では、ここか、「スカラ座」か、西口にある「但馬屋珈琲店」がお気に入り。

どの店も新宿という喧噪泡立つ土地柄にまるで歯向かうようにひっそりと続いていて、訪れる者を惹きつけてやまない喫茶店。

※ 1955年の開店から続いていた蔦の絡まり具合が鬱蒼とした味わい深さを醸し出していた「スカラ座」は、残念だけれど2002年に閉店した。その後2003年10月に復活したということだけど、どうなんだか。

で、「らんぶる」。

この店に入るとまず驚くのが、地下にもかかわらず2階ぶんはあるだろう天井の高さと、非日常的な赤いカーペット。

外界とはかけ離れているその懐古的な雰囲気に昭和時代にタイムスリップしたかと見間違う。
音楽は名曲喫茶だからもちろんクラシック。

メニューは珈琲で500円からだから決して喫茶店では安くはない。それでも週末の新宿に溢れる人ごみに疲れた時や、ゆっくりと時が流れる喫茶店で音楽に耳を傾けたい時、ここをお勧めしたい。


らんぶる
東京都新宿区新宿3-31-3
9:00~23:00
無休

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日本語教師

今日は学校(日本語教師)の皆様と教育実習の打ち合わせをしに新宿に。
あれです、生徒の前で新人の先生がするという教育実習。
まぁ、研修の延長のようなものですね。ノリで押し切りましょう。

僕が教えるのは「みんなのにほんご」という教科書の第4課で、
授業後に出すまとめプリントも作成しなくちゃいけない。テーマは"曜日、時間、~から~まで・・・します/しません"とイラスト作成、etc。そんなのをhtmlファイルにしてみました。

◆単語アーカイブ
 http://oops.psybaba.net/taku/takuuni2004.html

◆まとめプリント
 http://oops.psybaba.net/taku/youbi.html

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2004年12月03日

googleのadsense広告(2)

googleadsenseは公共広告から正式な広告が表示されていますかね。
審査中なんぞは公共サービス広告が表示されるようで。

この広告のスクリプトは枠線、背景、URLのカラーも細かく設定ができて、
カラーパレットが置いてあるからお絵描き気分で事細かにいじれる。
枠はページの基本色と合わせつつも、URLの色に変化を求め、
濃い目にしたりとか。思わずデボラ氏と一緒に職務も忘れパレットでじゃれてしまう。

しかも自分の設定したパレットが追加でき、複数のテンプレートのローテーションが可能。
そんなのを3つほど作成。

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2004年12月02日

googleのadsense広告

googleのadsense広告を試しに入れてみました。

googleに申請後、利用OKの承諾メールが送信されたので、ぺしっと。

そのサイトのトピックスをgoogleが抽出して毎回異なる内容の広告がアップされるの。
例えばキャンプ関係であれば、それに関係した広告が出て、
経済関係であればそれなりの情報が出てくる。

まだgoogleからの審査が降りていないけど、
果たしてこのコンテンツページに絞られるターゲットとはどんなのだろうか。
結構楽しみ。

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2004年12月01日

アジアンジャパニーズ

家から徒歩5分のところにある「Days Photoギャラリー」が閉館になったそうだ。

「アジアンジャパニーズ」などの著書で有名な写真家である小林紀晴氏が打ち出したギャラリーで、有名無名の写真家達の個展が期間毎に催されていた。

氏の背景もあるように、けっこう旅の写真展が開催されていたので、
暇をみては会社帰りなんぞに寄り道してはフムフムと頷きつつ写真を眺めていた。

親しみやすいギャラリーだっただけに惜しい。

※そのかわり、来年2月から写真文化館でディレクターをしている篠原俊之氏が時を経て同じ地にギャラリー「ルーニィ!」を新規オープン。小林氏とはコンセプトも違うだろうけど、これはこれでまた楽しみ。

*

会社の近所にガストが出来たので、部署のみんなと隣りの部署のみんなで、
総勢11人で昼飯を食べに行った。

会社がある某駅はかつては信じられないくらいの僻地で、
つい最近まではセブンイレブンが一軒しかなかった。

初めてこの土地に降り立った時、駅が団地の中にあるんだって感心したぐらいだもの。ビックリするよ。

でもここ最近になり、会社まで通じる囚人道路(ガード脇の僅か人が一人通れるか否かという惨状の酷い道)も改善され、なんとガストに並んで寿司屋やマツキヨまでもが新規開店した。
きっと元OD○のみんなは驚くだろうなぁ。ズイブンとマシな状態になったので。

つーことで、天気の良い昼下がり、飯でも食べにスイスイっと。
意外にも、周りにはそれほどオフィスがあるわけでもなさそうなのに、結構混んでいた。
きっと裏の団地のおばちゃん達だな、あれ。珍しいんで来たんだろうね。

そんなん言っている僕も、ケニ氏、吉野家氏、デボラ氏らの○○な近所と違い、ガストやサイデリアというチーパーなファミレスが無い不夜城-新宿鮫で育ってきたので、結構ワクワク。

都会っていうところはそれはそれで大変なのよね(特にツッコミ必要ないです)。

モーニングも280円から。ありえないな。今度早起きして行ってみよう。

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2004年11月29日

うるめいわし

うるめいわしがあったので、夜食にと思い、食べることにした。
うるめいわしは漢字で書くと「潤目鰯」で、字の通り目が潤んだように見えるからこの名がついたらしく、鰯種では脂が少ないため、丸干しなどの干物が有名だ。

西日本で獲れるのは、より滋味に溢れ、噛むとその魚独特の苦みと塩味が一体となり、この上となく焼酎に合う。

どんなのが美味しいかあれやこれやと試行錯誤をしたが、どうもそんなに大振りではなく、ほんのりと腹に肉がついていてエラが綺麗なのが美味しいようだ。

自宅では酒を呑まない主義であるから、もっぱらウルメイワシを食べる時はお茶漬けの具にするようにしている。

さっそくと冷蔵庫から取り出しガスコンロに乗っけると、飼い猫がニャァニャァと足元で頭を摺り寄せておねだりをしてきた。うちの猫はイワシのたぐいが大好きで、食卓の上にうっかりと置きっぱなしにしておくと、気を許した隙にニャンッと手を伸ばして盗み、椅子の下で齧っていることがある。ほとんどサザエさんの世界だ。

それを見ている飼い犬(パピヨン)もどういうわけか尻尾を振って昂奮している。近づけば引っ掻かれるというのに毎度のこと性懲りもなく忍び足をして興味を持ってしまうようだ。

さて、大きめのどんぶりに冷や飯を半盛りにしてうるめいわしをのせ、熱いお茶を掛けて、湯気を吸い込み、一気にかっ込んだ。日本人として生まれてきたことに感謝するほどの味。

見た目はシンプルすぎて取りたてもないけれど、干し魚自身が持つコクのあある塩味とイワシの身に染みた海の香りが具材としてマッチング。ふぅ~。

*

タイの首都バンコクにあるルンビニ公園の近くの軍事施設後にナイトバザールが出来たとか(03年12月)。

スワンルム・ナイトバザールと呼ばれて、ざっと数えただけでも3000店舗以上あり、国内では最大級。
バンコクのバザールとしてはチャトゥチャックのウィークエンドマーケットがあまりにも有名だけど、これは毎週土日しか開催されないので是非にも行ってみたい。
バザールは食べ物の屋台も賑わっていて、安価なアイテムもあり喧燥に包まれているので祭り好きには堪らない。

食器や家財を買いつけている旅行者や洋服をチェックしているバイヤーも見掛ける。

ヨーロッパや日本での価格の何十分の一にも満たないので、お買い得なのだろう。

僕もチャトゥチャックのマーケットでTシャツを何枚か買ったりした。淡いグラデーションのある絞り染めのTシャツで凄く気に入って購入した。96年だったけな。日本に帰国しても愛着があって、見れば見るほどいい出来具合なので、もっと買い置きしておけば良かったと後悔したくらい。それから何度かバザールには行ったけど一度も見なかったし。

一日中楽しめる規模なので、食事は店舗と店舗の隙間で出展している屋台のご飯を食べることをお勧め。カオッパ(焼き飯)やバーミナウ(汁そば)なんてほんと美味しいから。

日本では考えられないけど、市場じゃ時としてナントカ条約に触れるような動物も売られちゃっているし。
あれはちょっと可哀相だな。旅行者には何にも出来ないので。

以前にはタイの御土産だと象の置物とか、へたすればシンハビールのTシャツなんぞが定番で、ステレオタイプに辟易した人もこんな感じのバザールに行くと、けっこうお洒落な雑貨や家具、アクセサリーがきっと見つかる筈。
さっきのチャトゥチャックでも店が多くて全部が見きれないぐらいなので、買う時のコツは、一度いいなって思ったら、その場で交渉して買うこと。少し見てからまた戻って買おうなんて考えてると必ず道に迷うのでご注意。

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2004年11月28日

地元意識

例えば野球のニュースなんかを観ていると、北海道の道民が日ハムの試合に一喜一憂したり、福岡の県民がダイエーの試合を観る為に足繁にドームに通い詰めたり、やっぱり阪神ファンの大阪っ子が縦縞の帽子を被って道頓堀でワイワイガヤガヤしている。

別にとりわけ野球が好きではないんだけど、そういう光景を観ると、なんか地元に密着したチームっていいなぁって思う。

恐れをなさずに言うなれば東京に密着したチームってないでしょ。
巨人?ヤクルト?。どちらもあんまりパッとしないし、(失礼、)盛り上がりに欠ける。
というよりはバックグラウンドとして東京のイメージが湧いてこないのかもしれない。

もし僕が─そんなことは月と太陽と惑星が並んでグランドなんとかクロスが生じたとしてもありえない話だけど─ある日突然としてジャイアンツの帽子を被って登場したとする。

でも果たして誰がこの人って東京シティボーイねって思うだろうか。思わないだろう。
その代わりに日ハムの帽子を被っていたら、おぅ、北海道ジャガバタ北の国から蛍っしょぉぉぉfrom富良野、となるわけだ。

極端すぎるかな。でもさ、そんなものじゃない?
いずれにせよ、それだけチームカラーに地元色が介在していることはいいことだ。

俺は東京の江戸っ子だからなんといっても〇〇ファンだぜぃと囁きたい。
日ハムのファン感謝デイのニュースを見てたらそんなことを思ひました。

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2004年11月25日

マッキントッシュ

学校の実習で使用する絵教材の印刷の為に、久しぶりにマッキントッシュの電源をいれた。
1年ぶりぐらいだろうか。
初期ボンダイブルーのimacであるから、OSが9.1ぐらいでいっぱいいっぱいになる。

USBのHubを本体のUSBポートより増設しているんだけど、どうもこのHubの接触が悪いらしく、
しょっちゅうUSB が認識していませんというアラートがポップアップ。

Hubからキーボードもマウスも接続しているから手間が掛かるわ掛かるわ。

昔のファミコンのアダプターコネクションかよ。ぐぅ。

でもやっぱり、windowsのとぼけた起動音よりマックの〝ジャーンッ♪〟の起動音のほうが最高。

ジャーンッ♪。

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2004年11月24日

日本語の乱れ

ある特定の文化が衰退する要因のひとつにその文化を取り巻く言語体系が大幅に崩れるという説がある。もちろん極論に及ぶ可能性も十分考えられるわけだが、昨今の日本語の、とりわけ乱れた風潮を鑑みると頷けずにはいられない。

ニュースサイトを見ていたら大学生の国語力は外国人留学生に劣るも近し、だそうだ。これはキケンだ。在フランスの外国人留学生が生っ粋のフランス人よりもフランス語が巧かったら・・?もし在イギリスの外国人留学生が、、、。いかに歪な状況であるか輪郭が見えてくる。

僕は、ある特定の空間を基軸とした文化生活の基盤には、そこで使用される言語が作用すると信じている。具体的に詰めると、日本では日本語が話され、またその日本語が話されることが日本たりうるひとつの要素であるということだ。

これは由々しき問題ではないだろうか。

*

某月某日に購入したお灸が部屋の片隅からひょっこり出てきた。確かキャンプに出掛けた時にバティックを敷いて緑が健やかに生い茂るなか、ツボというツボに乗っけてみようと思い、買ったのだ。気がつけば季節はすっかり冬に近づこうとしている。うーん、来シーズンまでお預けかな。

ところでお灸って結構色々な種類が出ているのね。藻草だけに留まらず、ニンニクとかショウガとか効きそうな球根系植物から温度設定もぬるめのタイプから熱いタイプまでそれぞれある。

昔、サザエさんなどの漫画でおばあちゃんが背中に乗せているのを見かけたけど、だいぶいまは洗練されてきているようだ。

*

昨日会社の帰りがけにケニさんと神保町にある〝さかいや〟に行った。アウトドアショップでカリマーのアウターがたくさん揃えてある。
ゴアテックス商品から新素材を使用した冬物まで非常に豊富。去年のタイプのアウターが半額以下の1万7千円で売られていたのが実に悩ましい。
防寒もばっちしだし、カリマーカラーとして特色のあるくすんだ味わい深いのチャコールグレイが目を引く。
どうしよっかな。ノースフェイスから出ているN3Bタイプの上着(モスグリーン)と迷うんだよねぇ。ノースは去年より少しだけ値下げして3万3千円~で発売中。

ケニさんはカリマーの新商品を買いかけていたけど、どうやら銀行カードでデビット払いが出来なく、コンビニまで足を伸ばしていた。でも祝日でコンビニでも引き落とせなかったとか。今日またお店に行くのかな。

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2004年11月23日

CHEMICAL CREW

CHEMICAL CREWからリリースされた「Void」のアルバムを友人から戴く。

「Void」は先のVisionquestでも大好評だったイスラエル発トランスユニット。
アルバムも所謂お決まりのイスラエリサウンドということもなく重厚な仕上がり。
アルバム名でもある一曲目の〝Punishment〟、よくパーティーで流れているね。ライブも評判。
特にVisionでは盛り上がったらしい。

*

Photologでも紹介している知人(チビスケ♀:身長143cm)がオーストラリアで開催される〝Earthcore Carnival 2004〟に行くそうだ。いいなぁ。

GMSやハルシノゲンのライブも確かに踊り応えがありそうだけど、何と言っても大御所Eatstaticのライブ。いまだ日本に来ていない(筈)の彼ら、さもグルグルな感じなことでしょう。

そうそう、Eatstaticは2000年のバリで行われたミレニアムパーティーに登場予定だったんだよね。
僕はそんなんで、それに合わせてバンコクから、意気揚々とクリスマス前に友人2人と馴染みの娼婦に別れを告げ(というのは嘘だけど)バリに飛び立った。

そしたら現地で情報を入手すると何とドタキャンでやんの。
まぁ、そのかわりミレニアムパーティーはエントランス払わずに会場まで行っちゃたけど。

*

ちなみに前述のチビスケは、夜中に元カレと手を繋いで歩いていたら、彼が誘拐犯と間違えられて警察に職務質問にあったそうだ。誘拐犯に間違えられるカレシってどんなんよ?

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2004年11月18日

11月2日以降

シラク仏大統領が会見で米国から真っ向に対立し意見を述べた。

以下、YahooNEWSより抜粋

フランスのシラク大統領は17日放映の英BBCテレビとの会見で、昨春のイラク戦争に伴いテロが増加し「世界はより危険になった」と述べた。「より安全になった」と戦争を正当化するブッシュ米大統領の評価と真っ向から対立、イラク問題をめぐる仏米間の見解の相違を浮き彫りにした。

会見にあるように戦争というのは最悪の解決策であり、戦争がやむを得ない時には国際社会の決定でなければならない筈だ。どんな状況でも例外があるべきではない。

11月2日以降、世界はより一層と危険な方向に向かっている。

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2004年11月17日

セブンイレブン

最近お気に入りのコンビニ商品にセブンイレブンで販売の果汁100%のマンゴージュースと杏仁豆腐というのがある。

どちらもセブンイレブンのオリジナルで、マンゴージュースはインド産アルフォンソマンゴーと台湾産ペリカンマンゴーをブレンドしている。

アルフォンソマンゴーはフィリピンなどで出回っているペリカンマンゴーとかよりも、もっと芳醇な香りがあって果肉も濃厚で柔らかい。

インドでは2月位から北部でも南部でも見掛けるようになり、時期になればよく屋台でこのアルフォンソ種が売られている。日本と違って現地では値段もお手頃なので雨上がりの路上などで店が出ているのを発見すると大量に買い、ゲストハウスでポケットナイフを使って皮をむき食べた。こういう時のおやつはいつになく贅沢だった。

アジアの旅の日々の記憶を弄ると、マンゴーといえばタイのカオニャオマァムゥアンがあることを思い出した。

タイ語でカオニャオはもち米、マァムゥアンはマンゴーである。にわか仕込みに現地の言葉を覚えるのが光より高速な男はこんな言葉をせっせと暗記しては道ばたで使っていた。

これは長細く切ったマンゴーに冷たい(もしくは温かめの)もち米が載せてあって、ナッツが振りかけてあり、その上にココナッツミルクが掛かっている。

バンコクでも3月位からチラホラとあり、プーケットやホワヒンでは2月の初旬から早くも市場で売られている。

もち米とフルーツの組み合わせに日本人は少しだけドキリとするけれども、ひとつ勇気をだして屋台のおばちゃんに「カオニャオマァムゥアン、ヌン(カオニャオマァムゥアン一個ね)」と言えば、その後の至福は間違い無し。
きっと病みつきになるだろう。こんなにももち米と混ぜて食べると美味しいなんて!と。

日本でも毎年開催される代々木公園のタイフードフェスティバルで運が良ければ売られているので、これは是非。

少し話がずれたけど、先のセブンイレブンのマンゴージュース、100%であるだけに味が濃厚でコンビニ商品の中では群を抜いて高級な仕上がりになっている。

値段は決して安くはないが(200g 250円)、品質から考えると妥当だ。

とにかくフルーティーにマンゴーの味が楽しめる。で、このマンゴージュースを前述の杏仁豆腐に振り掛けるのだ。もう中毒になるほど美味しい。杏仁豆腐もプルプル感が文句無しで臭みが全く無く優しい味になっている。それに振り掛けると・・・、これは正直、ちょっとしたエスニックレストランで食べるぐらいだったらこっちを選ぶというもの。

マンゴージュースはとろっとしているのでプレーンヨーグルトに掛けてもきっと相性がいいはず。

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2004年11月16日

─誰も知らないホントの話─

ノック、ノック。

黒いスーツに身を纏った屈強な男三人が鋭い視線を向けつつ、扉を叩いていた。

ノック、ノック。

「KR田さん、居るのは分かってるんですよ。KR田さん」

KR田と呼ばれる男は、寝ていた。
昨日も残業で業務に追われ、帰ってきたのは1時だ。
ギリギリの最終電車に飛び乗って飯も食わずに寝た。

夢の中で聞こえいるだろう扉の音が本当は自分の部屋の玄関からだと気が付き、
KR田は慌てて起きてた。

時計を見る。6時だ。
6時・・・?
いったいなんだろう、こんな時間に。KR田はいたって真面目な男だった。
少なくとも朝の6時に誰かに叩き起こされるような人物でもない。

いぶかしながらも電気をそーっと点け、扉の覗き穴から覗くと男が三人立っていた。
その中の一番背の高い奴が扉を叩いている。
何なんだ、あの男達は。
KR田はとたんに心配になった。

何かとてつもない嫌な出来事が自分の周りで起きているような気がした。

しかしそれと同時にKR田は元々の性格が真面目なせいか、
不明瞭な出来事にはきちんと立ち向かう面もあった。

それが災いしてする必要の無い業務も引き受けたりするのだ。
同僚が帰り際にKR田の肩をぽんと突ついて言う「もっとラクにやろうぜ」。

だからKR田は扉を開けた。なかなか出来ることでもない。
そうだろう、朝の6時に扉を叩かれる。覗き窓を覗く。黒い背広の男が三人だ。

ガチャリ。

「はい、わたしがKR田ですが」

慇懃にもその男はKR田が扉を閉めないようきっちりと足で止めていた。

もう二人の男は何を考えているのか分からないが、視線に油断がない。
KR田の背中に緊張が走る。

男はまるで新聞記事を読むように続けた「KR田さんですね。私たちは皇****という者です。KR田さん」。
「はい」
「突然ですが、この方をご存知で?もちろん存じられてないことも無いでしょうが大切なことですので、よく見てください。もしKR田さんがお忘れになったということであれば、私達にはKR田さんのご記憶を思い出すお手伝いもできます。この後ろにいる彼らはそういう仕事が実に得意な連中でして。なので、そんなに思い出すのには時間がかかる事も無い。ただ、我々も慎重にコトを運びたいものですから。」

男はそう言うと内ポケットから一枚の写真を取り出した。
女性が半身になってその御顔が正面から撮られている。

その写真の女性にはもちろん見覚えがあった。紀ナントカ様だ。
そしてその男がなぜこの時間に訪れたのかも。

KR田は答えた。毎日見慣れている玄関からの情景がひどくよそよそしく感じる。
見えない筈の格子に囲まれている自分がいた。

「はい。存じ上げております」

男が初めて笑顔を見せた。
「KR田さん、あなた、ヤっちゃいましたね」

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2004年11月15日

浅草酉の市

日曜日は二の酉だったので初めて浅草・鷲神社に行った。

毎年、酉の市は新宿の花園神社に行くと決めていて、今年も一の酉は新宿へ向かい、
見世物小屋の変わらぬ姿や飴細工の屋台などを囃しつつ楽しんだ。

友人夫婦は熊手を購入し、僕は僕で、まだ冬になる前の酉の市にしては暖かい中、
ラムネやら焼きソバやらを買って所狭しと見聞していた。

おおよそ一の酉というのは最近だと気温が暖かいのが定番。
「酉の市だというのにあったかいよね~」というがどうも我々の口癖のようである。

ということは二の酉ともなればきちんと寒くなり1月に相応しい季節が訪れるというのも定番で、
この日は、やはり寒かった。

そういえば天気予報のキャスターも前日の土曜日には、東京では木枯らし一号が吹き荒れ・・・、とニュースを読み上げていたっけ。

さて、その浅草の酉の市、花園神社しか知らない者には見る物写る物全てが新鮮で、同じ熊手を商売としているのにこんなにも違うのかと思う場面ばかりだった。

正直、熊手になんて値段こそは違えど装飾や形には大した違いなんてないでしょうとタカをくくっていた。

だって七福神が乗って、鯛が乗って、しめ縄が締めてあるとかそんなんでしょ。

それがどうだろう。永遠と屋台が並ぶ祭り通りを抜けて、鷲神社の鳥居から入って見た熊手のその圧巻とした絢爛豪華っぷりは。

まず熊手を装飾している小物群の数が徹底的に浅草のほうが多い。
小槌やら七福神もそうだけど招き猫がびっしりと乗っていたり、
梅と桜で色鮮やかに縁取られていたり。

傍目八目の顔がそのまんま熊手になっているのなんて花園には無いぞ。
三基も神輿がついている熊手なんてお幾らするのかしら。

あとなんといっても目立っていて必ず足を止めて見ちゃうのが孔雀の羽を広げるように千両小判がいっぱいの熊手。その緻密的なデザインといい、もうゾクゾクしちゃう。

浅草の酉の市には、いわゆるアレ系の人(頬っぺたに手を当て傷をつくるジェスチャー)が客でも売り手でも少ないようで、特に売り手の皆様は伝統工芸を尊重している屋台が大半をしめている。

少しだけお話をした売り子さん(といっても40代、50代の粋なおじさん)曰く、「花園は確かに〝いちげんさん〟が多いけれども、うちは商売をするお客さんばかりだからねぇ。どの店見ても商売繁盛の熊手があるでしょ。花園とはそこが違うんだよ。だから芸人さんも歌舞伎の人も浅草で買うのが主流なんだよ。あとは全国各地の人が来るのも浅草の特徴かなぁ」。

なるほど、言われてみれば商売繁盛の熊手がどこにもあるし、某企業、某有名人の名札がたくさんあった。

全国各地というのも頷ける。なぜなら鷲神社に入る寸前に佐川急便が「浅草・酉の市」と記載された専用のダンボール箱で熊手を梱包しているのを見たからだ。

もちろんここで売っている熊手は値段もそれなりの金額なので値が張ることは確かだけど、
きっと商売をしていたら買いたくなる。

不景気なんてどこ吹く風。
三本締めの掛け声がいつまでも響いていた。
「商売繁盛、商売繁盛!イヨォー・・・」。

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2004年11月12日

コーヒーバネット

この日記にもチラホラ登場しているケニさんからお借りした「Band Of Brothers」を先日もやいのわいのと観ていたら、冬の雪降り積もる戦場のタコツボで兵士が携帯用のストーブで珈琲を煎れるシーンがあった。

湯気がたち込めるカップを持つ兵士のシーンは、それはとても魅力的で、香ばしい豆の香りが思わずブラウン管を越えて届いてきそうなくらいだった。

その映像をきっかけとして、秋の山やキャンプ場の生活を夢想しているとなんだか突然と珈琲が飲みたくなった。

キャンプ場で夏の朝に飲む甘いミルクも良いけれど、ちょっと肌寒い季節に山に出掛け、焚き火をしながら朝もやの中で珈琲を煎れるのは、これまた格別だ。ゆっくり見渡せば秋の紅葉や、一足早い冬の自然がもうそこまで訪れている。

僕は数年前からエスプレッソ用のコンバーターと携帯コンロを使用し野外では珈琲を煎れていて、コンバーターの性質上から粗目で挽いた豆を使っている。

携帯のコンバーターは世界でもっとも優れたアイデア商品の一つであると思うけれど、いかんせんコンパクトとは言ってもその形態からスペースも取るし、重量もある。

前々からなんかこれに変わるものが無いかなとSRCとかに出掛けて結構あーでもない、こーでもないとチェックしていたら、先日いいのを発見。

ユニフレームからリリースされている「コーヒーバネット」。

針金をコイル状にした商品で畳むとペッタンコになって、広げるとペーパーフィルターが載せられるようになっている。もちろん軽量だし、畳めるのでコンパクトになり、かさばらない。

あとは、準備している挽いた豆を入れて、ゆっくりとお湯を注げばよいわけだ。

このコイルの形が非常に優れていて、まさに理に適っているシロモノらしく、実際にこのキャンプ用のバネットで珈琲を提供する喫茶店もあるとか。
今年の冬はこれで。

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2004年11月11日

k456氏

昨日、新宿の紀伊国屋書店で本を物色後、新宿通りをブラブラしながら歩いて帰宅していると、目の前から〝たしかに知っている人〟がこっちに向かって歩いている。
記憶をまさぐると、顔と名前のタグが一致した。K456氏だ。懐かしい。

僕がこの会社に入って初めて仕事らしい仕事をするといった時、
最初にオブザーブをしていただけたのが彼。

仕事上のヒヨッ子たちに先輩社員が端末操作やDBの仕様を教えることをオブザーブ(以下、オブ)といい、業務の一環として新人研修(どちらかといえばO.J.T)を諸先輩らが行う。

新人の緊張を解くのも、間違いを正すのも、情報を落とし込むのもオブが行うので、新人の今後も担うわけだから結構大事な仕事だ。

僕は入社してまもなく、右も左も分からず、どうしたらいいだろうかと迷っていた。

で、最初のオブで、僕がだいぶトンチンカンなことをするにも関わらず─あれは本当にトンチンカンだった。

じゃなければ単なるアホかと思えるくらい酷かった─、「忙しい職場かもしれないけど、頑張ってね」と彼は最後に、僕が椅子から立とうとした時、声を掛けてくれたのだ。

僕は正直なところ凄く嬉しくて、「そうだな、もう少し頑張ってみようかな。
それにまだ始ったばかりじゃないか、決め付けるのは早いだろう。
どうなるかもわからないかもしれないけど、とにかく続けよう」と決心した。

もちろん彼はほんの些細なセリフで言ったのかもしれない。
でもガチガチの新人には嬉しい言葉だった。

いつの日か、さくらの唄でも歌いながら飯でも行けたらいい。

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2004年11月09日

衛生兵

12月のバストーニュは、とても寒くじっとしているとまるでダンスしているみたいに震えが止まらなくなる。

けれどいくら寒くて雪が吹きつける夜でも焚き火をするのは命取り。
目前にせまるドイツ軍に我々はここでまぬけ面して待ち構えているんだぜと、場所を教えるようなものだから。

今夜も雪が降ってきた。果たして我々はここを突破できるのだろうか。

近くではドクと呼ばれる衛生兵がさっきからモルヒネを探している。

「ねぇ、モルヒネは余ってないかい?」と。

そう、我々にはトータル的に物資が足りないのだ。

ドクがまた誰かに云っている「靴下は変えないとだめだ。足が凍傷になる。必ず変えるんだ」。

バストーニュ。長くて寒い夜。我々はここを突破しなくてはならない。

*

今でも寒い晩は妻に言うんだ。゛バストーニュじゃなくてよかった"ってね。

Band Of Brothers『第六話─衛生兵』

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2004年11月08日

四谷「こうや」

【SAW】

サンダンス映画祭2004で喝采を浴びた映画。日米同時公開。
オーストラリア出身の若干27歳のジェームズ・ワンとリー・ワネルの2人が造り出す、
閉鎖的空間が唯一の場面というサイコムービー。

突然と目が覚めると、そこは鎖で繋がれた便所だった。目の前には銃で頭を打ちぬいた死体が・・・。

「王様の耳はロバの耳~」と耐えられずに穴つぼに叫んだイソップ童話に出てくる登場人物の気持ちが分かる・・・。あぁ、言いたい。

*

四ッ谷駅からしんみち通りを過ぎて、さらに3分ぐらい歩いたあたりにある支那そば屋「こうや」。

裏通りにもかかわらず平日の19時ぐらいは必ずと言ってよいほど行列が出来ている。
支那そば屋といっても麺類が中心というよりは一品料理が多い。

お通しで出る鶏ダンゴスープから既に侮れない感じであり、ちょこっと乗っている豆板醤とパクチーが妙味を演出。一気にスープまで飲み干してしまうお通しだ。

ここに来たら、必ず食べた方がいいのが、鳥の手羽。
一本から注文が可能で、じっくりとタレに漬け込んだ手羽が白髪葱とこれまた豆板醤と併せて出てくる。まるで絹のように柔らかくて、噛んだ抵抗もなくスッと肉がちぎれる。

青菜の炒め物や腸詰めもお勧め。
青菜の炒め物は野菜独特のみずみずしさとアクセントで入っている干し桜海老の塩っけがビールにぴったし。
締めは名物のワンタン麺で。白濁のスープに浮かぶジューシィなワンタンはクセになる。
一品料理には時価と記されていて、一瞬、眉毛がピクッとするけれどもご安心あれ。これだけ食べたのに、こんなに安いの?ってぐらいだから。


こうや
東京都新宿区三栄町8
11:30~22:30 L.O.22:00
日、祝休

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2004年11月04日

Band of Brothers

【Whats New!!】

・Aboutページ追加。

米国の大統領選によって再選したブッシュ氏。
「ブッシュによって、全世界が危機に陥る」との意見がある。実に賛成だ。
都市部ではケリー氏が優勢だったけれど、地方では現職の共和党が優勢だった。
それにしても・・・。うーむ。

*

今日は学校。ケニ氏から借りたBOB(←ボブぢゃない)〝Band of Brothers 〟を昨晩から鑑賞中。
「プライベートライアン」のパラレルワールド。

1時間×全10話。ノルマンディ上陸作戦に関わった男達を描いた作品。
そのへんはプライベート~と一緒。友情を越えた友情。
長年一緒に訓練を重ねていった仲間達が次々と死んでいく。
e中隊と呼ばれる部隊の行く先は?今夜も寝不足だ。

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2004年11月03日

photolog

【Whats New!!】

・PhotoのBlogを設置しました。
・IE5.0~で見ていただけると嬉しいです。
それ以下だと、左に寄さっている現象が発生。

Movable Typeを置き、セットアップ。css大幅改良>ALL多謝、ありぱん。

日々の写真を(もしくはTravel Logに格納されていない写真を)載せていこうかと思っています。
けどね、3日前くらいにデジカメが壊れちゃったのよ。

デジカメの小さいモニターあるでしょ、あれがフレームアウトしているみたいに真っ暗なの。
撮れることは撮れるんだけど、いちいちPCに落さないと何が撮れているか確認できないという迷宮組曲。

つーわけではやくもアップに関しては暗雲が・・。

それでもめげずにちらほらと写真を載せていきます。テーマは「人」。
「人」をたくさん載せてみたい。
あっ、私(俺)載ってる!、そんなプチ嬉しいようなまったりほのぼのページで。

Movable Type、便利よ。アップする時がラク。
導入までは面倒かもしれないけれど(自分は、意味も分からず例の如く見よう見まねで置いたら成功したラッキーマニュアルベイビー。)

*

昨日の火曜日は前回の授業で「絶対にこの日だけは遅刻とかしないようにお願いします。みなさんに大事なお話があります」ということだったので、早退して間に合うように学校に向かった。

会社から足早に駅に行き、電車を乗り換えると30分ばかしで到着することが判明。もちろん、うまく乗り換えられればなわけだけど。

さて、学校の教室。授業開始となるが殆ど誰も居ねぇ。おい、どういうことだ。他の連中は日本語が通じないってか。あれほど再確認した筈なのに半分以上居ないってのは。

しばらくすると先生登場。そして一言。「んーっ、皆さん仕事をお持ちで集まりも悪いようですのでしばらくお待ちしましょうか」だって。

うわっ。俺の早退劇はどうしてくれよう。

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2004年11月01日

Save the world

We don't want Bush baby.

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2004年10月31日

吉祥寺「いせや」

モソモソ起きて居間に向かうと食パンがあったので冷蔵庫から卵をだして目玉焼きにし、パンを一枚焼く。ついでに冷蔵庫にヨーグルトがあったのでそれも食べることにする。
目玉焼きは思わず食品サンプルかと見間違うくらい完璧な出来具合。プルプルした半熟の黄身を囲む眩しい卵白。うーん、美味しそう。バターを塗ったトーストに載せ、醤油を垂らしてフォークとナイフでたいらげる。うふふ。

午後、晴れたので吉祥寺へ行く。“てっちゃん@最近燃えてます”とサーテイワンで待ち合わせ。むむ、31日ということでアイスを安売りしているぞ。迷いつつも横目で追うだけにする。

ジーンズメイトで靴下を購入後、井の頭公園へ。昨晩は雨が降ったのにけっこうバスター(路上売り)が多い。インド系より自分の絵とか作品を売っている人が増えてる。

軽く散歩のあとは「いせや」へレッツゴー。あまりにも有名な井の頭公園に隣接している焼き鳥屋。
昼間っから酒かよっと言われそうですが、まあ気にしません、はい。というわけで「おねぇちゃん、ビール大ビンね」。そのあとは、うーん、なにを呑んだっけな。日本酒を熱燗で八合と梅サワーだったような。よく憶えてないや。
お腹も空いていたのでキムチと白御飯頼んで餃子と焼売を注文したっけ。ここは精肉屋さんが営業している焼き鳥屋なのでとかく格安。なんでも安い。二店舗あるけど、こっちの公園のほうがお勧め。


いせや
東京都武蔵野市御殿山1-2-1
12:00~22:00
火曜定休

詳細

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2004年10月29日

語用論

昨日の授業は英語話者の語用論というものだった。
語用論というのはある言語における文法体系の研究みたいなもん。まぁ良く分かるような分からないようなジャンルの研究だ。

その中でも昨日はコミュニケーションに使用される発話者の差異みたいなのを習った。簡単に言えば日本語ではこうやって表現するけれども英語ではこうだよ、その逆もしかりみたいな。

その例。

J:日本語話者
E:英語話者

◆case:01◆

(日本人の家に食事に誘われ際に)
J「よく来てくれました。お食事でもどうですか。あいにく何もないのですけど」
E「ジャァ、外ノレストランに食ベニ行キマショウ」

これは実はけっこう多くて、外国人は額面通り意味を取ってしまうことが多い。謙遜の表現方法がないというのが最大の理由。

◆case:02◆

J「今週のパーティは出席されますか」
E「今週ノ土曜ハ、横浜ノトモダチの家ニ行キマス」

日本人であれば「ちょっと、用事が・・・」のあとにモゴモゴとすれば問題ない─あるいは日本語の最大の特徴として、断る理由をはっきり言わないと言うのがある。でも英語圏(この場合、授業の設定で悲しくも米国だった。英国はそんなはずはないと個人的に信じている)ではきちんと断る理由を述べることによってよりソフィスケイトされた回答ができる─、けど外国人だとそのパターンが通じない。
ちなみによくある例が(ちょっと)用事が・・・だったら、ちょっとなんだから終わったら来ればいいじゃん、というもの。日本語で使われるこの「ちょっと」がクセモノなんだよね。

あと面白かったのは、日本語は〔なる的表現〕で英語は〔する的表現〕というもの。

日本語であると自発的な発言を嫌う傾向があるので、(cf.ウェイターが言う「コーヒーがこぼれてしまった」を英語だと「I spilt coffee. 私がコーヒーをこぼしてしまった」と言い回すようなもの)以下のような差異が見られる。

◆case:03◆

J「私たち、来月結婚することとなりました」
E「私たち結婚します」(We are going to marry next month)

この〔なる的表現〕で特徴的なのが「値上げすることとなりました」っていう言い回しだ。
本当は値上げするのは紛れもない自分だというのに自発的発言を避けた例。

こんな感じに体系立てるのが語用論。

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2004年10月28日

Happy Fullmoon

Happy Fullmoon!

94年、95年だっけ?イクイノックスが岐阜でジュノのパーティしたのって。すんごい土砂降りだったやつ。

当時、パーティでお店出してたんだけど道が川になっちゃったの?ってくらいドフュ~と流れていたあのパーティ。おいおい、10年前かよ。あんとき確か流れていたよね、「月に帰らなくては・・」の「かぐや姫」だっけか。

なにはともあれ満月に思ふ。我ゆえに我あり。

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2004年10月27日

─最近の俺マイ・・─

11時ごろ、グラっと突然ビルが軋むとその直後に揺れた。
地震だ。結構揺れている時間が長い。

会社がある地域は埋め立て地なので“地層のどうしたこうしたっていう現象”で地面が流状化して危ないらしい。

そろそろ東京もヤバいのか。地震に対する心構えもしておかないと。
でも、どうしたらいいんだろうね。乾パンとか準備するといっても被災地の映像を見るとそれを取り出すのすらひどく億劫なぐらいめちゃめちゃな惨状だし。

*

昼休み。

いつものようにサンクスに昼飯を買いに出掛けたらコンビニ前に止まっていた原チャリに跨ろうとしていたカレーなボーイを発見。TK野氏だ。

すぐに分かったのでダッシュで走り原チャリのシートに座った。
もちろん毛唐式に「ワッチャアップ」とファンキーな挨拶も添えて。
「うぉ。KO君ぢゃん」ときちんと(手旗信号っぽく)返答してくれるあたりがさすがです。そういえば近所で働いているのに会うのは初めてだよね。

*

─最近の俺マイ・・─

・「スナッチ」DVD
・吉田修一「パークライフ」

「スナッチ」

かのブラッドピットがその脚本を見て惚れ込みすぐに出演依頼したというこの映画。彼自身は流浪民(パイキー)を演じて、裏ボクシングの試合で暴れる。役どころとして英語の発音がめちゃくちゃなキャラで、そのマジに下手くそな英語がやはり名演技。

アップテンポに小気味よくダイアモンド強盗、NYのマフィアボス、ロシア人の武器商人、裏ボクシングプロモーターがドタバタと複雑に絡みながらある一匹の犬をキーポイントに大騒動を起こす。監督は「ロック、ストック&ツー・スモーキング・バレルズ」のガイ・リッチー。

「パークライフ」

表題の「パークライフ」と「Flowers」の2編の中編小説。相変わらず淡々とした日常生活に顕れる出来事をストーリーにするのが巧い。

日比谷公園で休憩をするサラリーマンがふとしたことから地下鉄で乗り合わせた女性に話し掛ける。実はその女性も日比谷公園で・・・。

吉田修一のスターバックスカフェに関する考察は面白いよ。女性はちょっとむかっとするかもしれないけど。「パークライフ」に書かれるその神経的に過敏な台詞がたまらない。

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2004年10月25日

残業モード

時計の針を確認するとやっぱり19時を過ぎていた。残業。
外に出るとついこないだまで暑いと思っていたのにすっかり暗闇。
風も北寄りで涼しい。
時は確実に暮れに近づこうとしているのね。

帰り道、吉野家氏とデボラ氏と新作の映画の話なぞお喋りをしながらテクテクと駅まで歩き、吉野家氏は反対方向へ。
「また明日ね~」と。うん、また明日頑張りましょ。

デボラ氏とお喋りをしつつも大手町駅で別れ、僕は丸の内線に乗り換える。気が付いたら居眠りをしていた。さっきは東京駅だったのに。

四谷三丁目で降りて信号を待っていると何処かで見掛けた顔を発見。おぉ、コジカ君。ボケッと信号を待っていたので脇腹を突っついて驚かしたら「うわぁぁっ」って本気で声上げていた。わはは。

新しい自転車に乗っていたので無理やり奪って家まで乗り回すことにする(彼は2軒お隣なのだ)。20万円のチャリンコの中古を10万で買ったらしい。おーい、何か金の使い方間違ってないか。

それにしてもブレーキがとてつもなく効く自転車だった。思い切りブレーキを掛けるとサドルがお尻に食い込んじゃう。
家の前でコジカ君と別れ、軽く15分ジョギング。そして夕飯。

近所のおじさんからいただいた秋刀魚を大根おろしで食べ、知り合いから(これまた)いただいた新米を食べる。我が家は戴きモノが多いね。新米美味しい。お風呂入ってテレビを点け、パソコンもつける。

そして日記。
ふぅ、ようやくここまで辿り着いた。
あとはお布団入って寝るだけ。

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2004年10月24日

首相さん

地震、雷、火事、親父とは言ったものの、やはり地震の凄さというか自然の脅威というのはとんでもないものだ。

首相も映画祭観て拍手してる場合じゃないって。

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2004年10月22日

夕方の流れ星

友人の母が亡くなった。日曜の夕方。
彼から電話があったのは月曜の夜20時ごろだった。
21日木曜日がお通夜。22日金曜に告別式。

彼のお父さん、そして妹に挨拶した。
妹はまだ19歳だ。成人式も迎えてない。

僕は黙って彼のお父さんに頭を下げた。
「これからあんちゃんのこと頼むよ」
僕の友人のほうをチラッと見てそう言った。
「はい」僕はそう答えて、もう一度頭を下げた。

もうひとつ。
僕は日曜の夕方、流れ星を見た。東京の真ん中で。
誰も同じ流れ星を見たという話を聞かない。
それは不思議な流れ星だった。流れるというよりは
何かが落ちていくという具合でスーッと消えたのだ。
その時、僕はまだ訃報を聞かされてはいなかったけれど、
なんか胸騒ぎがしたのを憶えている。
あとになって彼の母が亡くなった時刻にほぼ近い現象だった
というのが判った。

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2004年10月21日

WpcExpo

今年もWpcExpoに行ってきた。もちろん会社での業務の一環として。
今年はどうだったんだろ。例年よりこじんまりしていたのかな。

(戦利品)
H.P ヒューレットパッカード
┗オリジナルのサクマドロップ(いわゆるノベルティものね)

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2004年10月20日

日本語学校

トレビア観ていたら「トレビアの種」のコーナーで日本語学校の先生が出ていた。ちょいビックリ。
それにしてもアノ野郎、授業の時じゃぁ短パンTシャツのくせにテレビだとスーツ決めこみやがってxxx

あっ、そうだ明日は背広着てかないと。

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2004年10月19日

四谷「桜庵」

マラソンをしていると、近所とはいえ結構知ることのなかった店などを発見したりもするので、いささか面倒なこの健康的生活向上を目的とした運動も少なくとも走り込む以外に楽しい点があるというものだ。

僕の家は大通りから700mくらい奥に入ったところに点在する住宅街の一軒で、その700mからなる道が僕の家に入る分も含めて約3本ある。
それぞれその3本は繋がっているのでマラソンをする時は、大通りを介して行ったり来たりしながら走り込むことにしている。
ちなみに3本道はこんな感じね。 (大通りに繋がる700mほどの道の俯瞰図)。
一番端っこの道は殆ど通ったことのない道だけに、これがまた新鮮で、走っていくうちに色々と目を瞠る店を発見した。
その中の一つがお蕎麦屋さん。家から徒歩5分くらいなのになんで知らなかったんだろうって感じだ。
確かに店自体も決して人通りが多い立地条件でもないし、お店のコンセプトも〝大人の隠れ家〟を意識しているようだから見逃す可能性も充分高いといえば高い。それでも気が付かなかったあたりにコンクリートジャングルから生まれる都市伝説かのような摩訶不思議な世界が在る。

20日の給料日以降、連続マラソンを記念して蕎麦屋で食い倒れちゃおうかしらね(←本末転倒)


桜庵
新宿区四谷4-22-17
平日11:30~14:00/17:30~21:30
祭日11:30~15:00
日曜定休

詳細

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2004年10月14日

もにょもにょ

ある朝、グレゴール・ザムザはなにか気がかりな夢から目をさますと、自分が寝床の中で一匹の巨大な虫に変わっているのを発見するわけだけれども、僕らはやはりある朝目が覚めたしても虫には変身せずに正しく同じ朝を迎えられる。

そういった心配はきちんと小説の中に封じ込められていてきっと外に出ることはない。大丈夫だ。

それでも時は一刻とその時間を刻み、我々の細胞はその生体サイクルの正しい循環として細胞が死滅し、少しだけ生まれ変わる。

生物学的見地から語れれば、明らかに昨日までの自分と今日の自分は明確に違うのだ。それぞれ有限な個人の代謝を全うに消費し、偶発的な死をも避けるように相反する恒常性─そう、それはとっても恒常的に見える─に向かって進もうともする。

だから今日の僕が昨日より前と比べてやけに眠そうになっているのもその生物学に准したもっともな行動であって、ココロ優しいあなたはどうかすべからく見逃して欲しい。僕らは常に変化しているんだよ。
それは決して日本対オマーン戦を観戦して昂奮したので・・といった理由からじゃない。
ヒューマンロイドの悲しい性(さが)ともいえる生体リズムをきっちりと襲踏しているだけなのさ。

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2004年10月13日

ガンバレ松井

「テレビでは我が国の将来の問題を誰かが深刻な顔をして
しゃべってる だけども問題は今日の雨 傘がない」

─井上 陽水「傘がない」─


今日も雨です。外を見ればシトシトと秋特有の長雨が降りつづけております。
天気予報では秋雨前線が停滞しているから今週もまた雨でしょうと言っています。

*

海の向こうでは松井が打ちました。ガンバレ松井。東京は雨だけど、そっちはどうだ?
友達じゃなくても知り合いじゃなくても関係ないよ。同世代の君の活躍は僕らをきっと元気にする。

明日(10月14日)は部分日食。
[東京] 10:45---スタート

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2004年10月11日

目黒「ホルモン道場」

頃合いも来たところで「ホルモン道場」へ。

予約必須の焼き肉屋。お通しのキャベツが凄いのなんのって。日本昔話にでてくるどんぶりよりもっとてんこ盛りの千切りキャベツがお通し。特製ドレッシングを掛けて食べる。

単なるキャベツなのにドレッシングのせいかどんどん進む。このキャベツ、あまりにも凄かったので携帯で撮りました。後日にでも。

ユッケも食べ、人生初のタンの刺身も食べた。タン、とろけるくらいの美味しさ。ゴマ油と塩がまぶしてある青ネギのシンプルなアクセントが肉の旨みを引き出す。

ハラミ、もう僕思い残すことありません。こんなハラミを食べていいのでしょうか。炭火でこってりと焼けて、肉汁が封じ込められたハラミ。食べた瞬間じゅわっと肉汁が広がる。歯なんか当てなくても平気なくらい柔らかい。滋味溢れ出す肉のオーケストラ。


ホルモン道場闇市倶楽部
東京都品川区上大崎2-27-1
17:00~5:00 L.O.4:30
無休

詳細

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2004年10月09日

台風一過

なぜ静岡県の住民は道路が川のように流れているのに自転車で行き来するのだろうか。
静岡県民はある特定の方面では気合がちょっと他県民と違うのかもしれない。

*

今日はおウチで、借りていたDVDを観たり、猫の背中を撫でたりと休日やわらかムード。
あとはテレビで台風の状況を刻一と追いかけたり、外の様子をおそるおそる窺ったり。

台風22号、最強だ。雨やら風やらエトセトラやらがビューゴビューゴと荒れくれている。
中継で新宿とか銀座の映像が流れてる(そういうのよく見るよね)んだけど、結構みんな普通に外を出掛けてるじゃないか。買い物とかしている場合じゃないぞ。

で、「攻殻機動隊」を遅れ馳せながら観る。
おぉ、マトリックスはこれをパクッたのか。そんなシーンばかり。近未来の世界を描いたアニメ。

公安9課の完全義体のサイボーグ草薙と人形使いとの攻防を描く。主人公の草薙は脳以外は完全なサイボーグであるがゆえに、何を持って自己を自己として認識するべきか、自分が生きているという証明を何を持って確認すればいいのだろうか、という問題に行き当たる。
あるいは逆説的に自分のゴースト(人間が人間たりえる魂みたいなものの呼称)を感じることによって自分の存在を確認する。

ところが完全なプログラムであるはずの人形使いがゴーストを・・・。

面白いよ、これ。観らず嫌いの感があったけれど、「イノセンス」も観ないと。

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2004年10月08日

ゲコちゃん

今日は上野にあるモツ鍋「博多屋」で部署の呑み会。
モツ鍋、温まりそうでいいよね。

*

家の庭に毎年現われるカエルがいる。通称ゲコちゃん。

ゲコゲコ鳴くからゲコちゃんだ。ガマガエルで夕方から夜にかけてひょっこりと何食わぬ顔してピョンピョン跳ね回ったり、モソモソと草むらで探ってる。

ゲコちゃんは動作がやたらと鈍いのでうっかり踏みそうになるからその時期は注意深く下を見る必要もある。

そのゲコちゃん、残念だけれども同胞(すなわち、オトコだ)なのかそれとも乙女なのかは確認が取れない。

けどなんとなく勇敢そうな素振りもあるし、なにせ、庭の真ん中で少なくともゲコちゃんにとっては外敵だらけの世界なのにのっそりと歩いてるんだもの、牡とみることにしている。

彼は決まって夏の始まりと夏の終わりの雨の時期にひょっこり姿を見せる。
真夏の間はどこで何をして過ごしているんだろうか。いままでみたことがない。

きっと軒下かなんかで悠々自適なカエルライフを過ごしていることだろう。なにぶんナイスガイな彼だけにゲロコちゃんやゲロミちゃんやその他大勢のカエルコちゃんを抱えているし、うっかりと鉢合わせにでもなっちゃったりとかで、「何よ、この派手な牝カエルは、他にもいたってことね。プンスカ」とか追いつめられてるかもしれない。
そのへんはどことなく、おいゲコちゃんしっかりケアしろよ、と応援したくなる心境だ。
鉢合わせはカッコ悪いぜ。

ところでガマガエルという動物は意外と長生きをする性質があって、僕は全然知らなかったんだけれども(それとも一般人はカエルの寿命をきちんと把握しているものなのだろうか)何十年という単位でその人生を全うするらしい。

僕は数年前から、果たしていまここにいるゲコちゃんは去年と同じゲコちゃんなのだろうか、という疑問を抱え込みながら灼熱の照らす夏を悶々と過ごしてきた。

そしてこの鋭い二つの眼でしっかりと観察することにより、どうやらゲコちゃんはゲコちゃん以外には存在しないということに気が付いた。

つまり、数年前から彼は家の庭を、季節が訪れれば、ひょっこりと顔を出していたわけである。

台風が有った3日前の夕方、彼はお馴染みのユーモアある後ろ姿でピョコピョコと庭を跳ねていた。
恐らく今年最後のお散歩か何かだ、時期的に言っても。
また来年、夏が始まる前の空気が蒸し暑くなってきたある日の晩に会おうではないか。

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2004年10月07日

四谷「エリーゼ」

【更新履歴】
┣Photo vol16 アップ。 パーティのだよ。夜の写真ばかりなの。

JR四ッ谷駅から新宿方面に徒歩5分程のところにしんみち通りと呼ばれる 300m近くの歓楽街がある。
昼間はひっそりとしていて大通りの喧燥とはかけ離れた感じの、それはまるで誰も居ない理科室みたいな雰囲気でもあるんだけれど、夕闇が押し迫ると共に肩を並べてキシキシとひしめき合っているお店にネオンが燈る。

その通りの入り口に洋食屋エリーゼがある。

かつてはキッチンエリーゼと呼ばれていた。いつの頃だったかキッチンから洋食に変わっていた。けど変わったのは名前だけであって味の方はどことなく頑固さすら漂うくらい変わっていない。

カウンターだけの店にもかかわらず19時前くらいは行列もちらほら伺える。
ここのオムライスは、まあ昔ながらのオムライスというものでチキンライスに卵を包み、ケチャップが掛けられキャベツとポテトサラダがつく。これが旨い。

チキンライスはしっかりと味が染みていてベチャべちゃしてない。
オムライスのライスの部分がべちゃっとしているのは致命的だし、味が卵に負けることなく勝つこともなくバランスを取る─それはまるでシーソーのようだ─店はそう滅多に無い。
でもこの店は陳腐な言葉だけど両者のハーモニーが競い合うように奏でられる。
チキンライスだけでも出せるといつも思う。卵は2個分使っているので、なるほどと頷くほどのふんわり感。

ウナギの寝床のような長細い店で回転も早いから食べたらすぐに出ることになるだろうけど、それでも是非。

*

─俺マイショッピング─
・The3名様 第4巻

「The3名様 第4巻」

全国一億五千万の読者が待ちに待った話題のコミックがついに新刊をリリース。
ミッキー、ふとし、まっつん、明日なき暴走(チャリンコで区民プラザに行って冷水機の水を飲むとか)を繰りひろげる3人組が今日もまたあのファミレスに。

スピリッツで連載中。人生がダメだと感じた時の鎮痛剤に。「復活の呪文」を間違えて凍てついたあの頃の君に。

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2004年10月06日

携帯について

2代目のケイタイ(つまり何年前だ?)から自分の端末がどんな音を出すのか知らずに使用している。

今のケイタイはたぶん6代目で、もうこの時代の端末といえば和音がどうしたとか十六音がこうしたとか着メロだのってそれはもう複雑怪奇なオルゴールみたいなもの。

だって着信したらケイタイが歌を歌い出すんだぜ、おい。

で、そのケイタイのサウンドシステム、その機能の100分の1も利用していないんじゃないかと思う。
だって会社や電車の中ではマナー的に音を出すことはないし、映画館でも街でも音を鳴らすことはない。
(僕は電車の中でケイタイの音を鳴らすほど無神経な行為は無いんじゃないかと日頃から思っているタイプ)

なのでおのずと音を出さずに今まで過ごしてきた。

けどそれはもしかしたらケイタイの機能価値のちょっとした分量を損しているユーザーなのではないだろうか。

昨今のケイタイにはテレビも付いている。
ならばいっそのことHPやデルのパソコンみたいにオプションを付けたり減らしたりできちゃえばいいのに。

そしたら絶対に「音」オプションを停止してバイブ機能を「2」→「7」くらいにしてやる。
「2」がデフォルトの設定だから拡張ギリギリの「7」に設定変更。

もうこの「7」が凄いのなんのって。決して胸ポケットに入れないでくださいとか○○歳未満は使用禁止ですとか注意書きまで施してあり、ズボンのポケットに入れていて運悪くお腹のゆるい日に鳴り始めたらもうそれだけで噴・・・・(以下、略)。

暴れ狂うお産前の雌牛みたいなけたましい揺れ方をするケイタイ。
おっと、そこのエッチなあなた、もちろん着信を確認する以外の使用は禁止ですよ・・。

よし、ソニエリの新機種に期待しようではないか。←たぶんそんな端末は絶対出ない。

*

今日は高円寺に行くか行かまいか。先日購入したスーパーベルボトム君の丈が長いのよね。
会社の袖机に眠っているのだよ。天気もいいし、秋といえばベルボだし丈直しにでも行ってこようかな。

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2004年10月05日

シフト変更

9月から週5の月-金シフトとなりました。

土日が休み。隣の部署も同じシフトなので金曜日はみな足並みが揃いながら休日を取れる。

この会社に勤めて最初は土日休みじゃない生活に戸惑うこともあったけど、慣れてくると平日休みの”旨み”というものがじわじわと出てくる。
これは多分おんなじ様な業界とかシフト休で生活している人しか分からないと思う。
なんといっても晴れた平日の休日というのはサイコーだ。

どこかへ出掛ける時なんて平日であれば空いていて好都合だし、日月を休めば「サザエさん症候群」にもなることは無いし。

でもそんな生活ともオサラバ。これからは大多数の皆様と同じ生活リズムとなります。

そんなこんなで今週の金曜はみんなで呑み会。
場所は上野。モツ鍋予定。
では。

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2004年09月30日

カードリーダー

K-1大会in武道館。
携帯電話のカメラでパチリ。カードリーダーをケニさんから借りる。
これ、便利だなぁ。なんか欲しくなってきたぞ。

先日のテスト、結果は5日に郵送される。
さてはて全くチンプンカンプンな内容なだけに結果も見たくない・・。

第一問
言語の個々の単語の形や意味の歴史的変遷を研究する語源学も歴史言語学の一分野であり、その点から示唆すれば方言学も言語の歴史的変遷に重要な啓示を与える。すなわち比較言語学は時間軸を基に展開されると定義され、そう言った意味では共時言語学に分類されるといえよう。

○か×か答えよ。

鉛筆コロコロ・・・。

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2004年09月27日

K-1

普段ブラウン管から映し出される試合とはちょっと違う。
それが初めてのK-1の感想。
何が違うんだろって良く分からないまま第一試合を観て気が付いた。

「実況中継がねぇ」。

そうでした。いつもであれば、谷川GMだのカズシゲ七光りナガシーマだのが好き放題に伝えてくれる実況があるんですけど、今回はないのです。
音声情報が欠落している分、違和感を覚えた次第。思っていたよりも試合中はシーンとしている。

武道館の2階席でもわりと試合はよく見えて、選手が殴る音やら殴られる音「シュッ」とかパチッとか「ホアッ」とかそんなリアルサウンドが届きました。
ただ今回は全体的にしょっぱい内容が多い大会でしたので、たいしたことを言えません。
一言つけるのであれば判定が多すぎ。
もっとトリッキーな結果が観たいぜ。

唯一、アケボノがぶっ倒れちゃった瞬間─場内にバチーンと蹴りと倒れた時の音が響いた。そのあと一瞬の間があって会場中が「うぉぉぉ~」とか興奮の渦─やら、ボンヤンスキーを追いつめても手を出さない時のブーイング、武蔵vsアビディの場外乱闘(客同士の声援バトル)なんてのは観に来て良かったね感がだいぶありました。

そして何よりも新鮮だったのは、数多くの乱れた声援がある最中、第一試合真っ最中に叫んだ40代近くの缶ビール片手リーマンの一言。

ノリカァァー!!」。

いや、リングにいませんから。

*

明日は学校のテストです。とりあえず砕け散ってきます。
「敬語」、「文章表現」、「音声学」。ほかにもまだまだありますけど、やたらと記憶にない講座が試験範囲とはどういうことでしょうか。やっつけ仕事になっちゃうぞ。

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2004年09月24日

─俺マイショッピング─

明日は武道館へK-1グランプリを観戦しに行く予定。
初のK-1観戦。結構ワクワクしちゃったり。

なぜかいろんな経緯で、知り合いからチケットを戴きました。招待券。イェイ。
せっかくの機会だから曙とかレイセフォーなどの戦いぶりを観ましょう。
ケニさん推薦のイグナショフも眼が離せないぜ。
帰り際には強くなっちゃっているかも。アチョーッ。

*

─俺マイショッピング─

・「レザボアドッグス」DVD
・ユニクロ「レインコート」オレンジ

「レザボアドッグス」

Q・タランティーノの初期の作品。売人に扮してマフィア組織に忍び込む刑事と宝石強盗を企んでいるマフィアの物語。
お互いの素性や本名を知らないマフィア達。誰が裏切り者か?

息を付く間もないハイテンポなコマ作り。
黒のスーツに身を包むマフィアの姿はこれまでのアクション映画とは違ってスタイリッシュにカッコイイ。ハーヴェイカイテルの演技が秀逸。
タランティーノの初期の作品で楽しめるセリフ回しがここにある。

「レインコート」

ユニクロのレインコート。¥1.980-。
野外パーティで愛用していたカトマンズのネパリショップで購入したレインコートを紛失したので、この機会にユニクロのを購入。
携帯ポーチに収納できるし、色もビビットなオレンジなのでエイッと。

カタチも悪くない。あとは雨をどれだけ避けてくれるかがポイントだったり・・。

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2004年09月23日

AutumnEqinox

今日は秋分の日(AutumnEqinox)
昼と夜との時間が同じ日。

TOKYO No.1 SOUL SETのナンバー。
この曲のリリックは衝撃的でした。
ガツゥーンと食らった感じ。
今でも全く色褪せることのない一曲。

昼と夜とがせめぎあう今日にふさわしく。


墜落は飛翔よりずっと自然で 地面に叩き付けられることも
フラフラになって歩くことも 昼の情熱よりずっと自然で
自然が企む罠なのか 夜はもうじきやって来るのか

昼は夜を信じることなく 夜は昼を信じることなく


「黄昏‘95~太陽の季節」

太陽の光り、月の灯かり 夕暮れに誰と黄昏る

僕らはそもそも昼に生きるのか
そうでなければ何故、昼は太陽の光りで注意を引き
たちまち僕らの目を眩ませて
輝きたいと思わせるのか

より高く、もっとより高く 空想よりももっと高くと
たえず光源へとおびき寄せる

(なら)飛び立とう、そして到達しよう 足場が不安定なのに気づかずに
おかしい所は無いはずなのに
妙に自信だけ持っているのに

昇天への欲望はどうして 狂気の様に見えるのか

僕らはそもそも夜に生きるのか
そうでなければ何故、夜は暗闇で視界を奪い去り
月の灯かりで僕らを照らし
進むべき道を教えるのか

より先へ、もっとより先へ ランナーよりももっと先へと
たえずゴールへとおびき寄せる

(なら)走り出そう、そして到達しよう
酒の勢いだと気づかずに
靴のひもをなおそうとしてテーブルのグラスを全部倒す
足なんかフラフラになっているのに
妙に自信だけついているのに

泥酔への疾走はどうして 正気のように見えるのか

太陽の光り、月の灯かり 夕暮れに誰と黄昏る

僕らはそもそも何時に生きるのか
そうでなければ何故、僕らは太陽が夕日に変わった途端
目が眩むことなくはっきりと彼方の終わりが見れたのか
墜落は飛翔よりずっと自然で
地面に叩き付けられることも
フラフラになって歩くことも
昼の情熱よりずっと自然で

自然が企む罠なのか 夜はもうじきやって来るのか
昼は夜を信じることなく 夜は昼を信じることなく

太陽の光り、月の灯かり 夕暮れに誰と黄昏る

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2004年09月21日

バナナの話

【更新履歴】
├menuからTOPに移動可能。

かつての同僚が結婚式をされました。
富山にて開催でしたので同僚達合同で電報を投げる。
祝電、キャッチ成功。ヒューッ!!。

*

10月の第1週にはマザーのパーティが千葉の富津で開催。最近注目株の南アフリカ系のトランスが総出演。時期的にも今年最後の野外になりそうだから締めで行く予定。富津とはいえきっと冷え込むっぽいね。湯豆腐とか鳥ダンゴスープとかでカラダを暖めましょう。熱燗なんてのも・・・。

*

ところでそれとは打って変わってもう秋だってのに未だ30度を越える真夏日だよ。

たしかに部屋にいても普通に暑いし、やぶ蚊もプインプイン飛んでいるし。
日本が亜熱帯地方になる日も近いのかね。

小学校の花壇のバナナに実がなったということで4年生か5年生の時、新聞に載った。ずーっと昔の話。
新宿のど真ん中の学校でビニールハウスでもなんでもないそこいらにあるバナナの木に実がなったことが話題になったみたいだ。
実際にその花壇にみんなでガヤガヤと確かめにいったら、ちゃんと小さいけれど実がなっていた。初めて木に咲くバナナは、なんかいつもスーパーで売っているバナナとは全然違って色が薄くて小さい。

甘くないのかもしれないと小学生ながらに思った。
こうして目の前で見る「木になるバナナ」はとっても不思議だ。
なんだかバナナの秘密を知ってしまったような感じがした。

バナナという果物はどことなく店頭に並ぶまでの過程を知られたくないようにひた隠しにしているフシがある。
特に日本あたりのめったにバナナが実らないところだとそうだ。
店先に並ぶバナナはそれを知ってか「ははは、どうだお前らにはどんな風にバナナが実るのか知らんだろうっ、。」と余裕をこいて黄色く寝っ転がっている。
それを知られてしまったのだ。悠々自適なバナナライフが。
きっとその花壇のバナナは「はっ!!」とか言って驚いたに違いない。

*

って何の話だっけ?そうだ真夏日更新記録の話だ。
とにかくタイみたいに暑いです。東京がね。
そうそう、タイで初めて見たバナナの・・・・。

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2004年09月20日

人間ドック

今日は連休最終日ということでひさびさの祝日出勤。やっぱ電車が空いていていいわ。
祝日といえでも仕事の方はシッカリと溜まっているわけですから、これまた馬車馬モードで作業。

*

人間ドックの結果が到着。
うわっ、なんか中性脂肪の欄に赤い*があるよ。数値が高いみたい。

「適宜な運動とアルコールの摂取量の控え、食事のバランスに心掛けましょう」だって。ハイ。

他の項目は特に目立つ事がない。ただ、心電図に異常があるようで要精密検査らしい。これは予想範囲内だから大して驚かなかったけど。

なんか人間ドックって面白いよね。普段知られざる自分のカラダのスペックが分かるみたいな。内臓から眼圧まで全てが数値で置き換えられると客観的に見れて自分を知ることができる。
ご自身のCPUからスペックを確認したい方は是非。(自分の脆弱性とか深刻的な問題のためパッチを適用しなくてはいけない部分も発見されるわけだけど)

*

先々週末、高円寺を散策して、その時に寄った喫茶店が「七つ森」。

高円寺というところは、わりとモンド的な雰囲気があって、喫茶店も少なくとも高円寺以外では経営できないんじゃなかろうかという感じの店が多かった。

店内にタモリの等身大のベニヤがあって、そこの店員をモチーフした指名手配犯のチラシが貼りまくってプログレが流れているとか。
けっこう大槻ケンジあたりがわくわくしそうな店ばかり。

その中でもこの「七つ森」は古い山小屋の様相(もともとは長屋だったそうだ)をしていて、天井が高く、カウンターも店内も木を基調としたいわゆるシックでレトロな喫茶店。

お店オリジナルのマッチ箱がどのテーブルにも置いてあってラベルには「森つ七」の文字と、お店のシンボルマークなのだろうか“ふくろう”のイラストが入っている。けっこう最近は喫茶店でもネームバリューとは裏腹に店の感じが気にいっても味がイマイチだったりするわけだけれど、ここは味の方も抜かりが無く、カウンターにいるマスターが混んでいるさなか、ちゃんとオーダーのコーヒーを煎れている。
煎れかたも文句無く、珈琲の香りが店内に細かい霧のように漂う。

食事には名物の「七つ森カレー」がお勧め。
もちろんドリンクだけでも大満足のお店。
駅から遠いのが少し難点かな。
でも歩いてでも寄る価値はある。貴重な時間を楽しめること間違い無し。

※七つ森の名前でピンと来たけど、店名の由来はやっぱ宮沢賢治から持ってきているそうだ。

そう思えば、なるほど賢治の世界観に通じる店構えでもある。

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2004年09月19日

再会

土曜日は九州支援勢とひさびさの再会。

全員とまで集まらなかったにしろ、僕、HR川さん、Uさん、ITOさんのメンバーが東陽町のベローチェに18時。
クルマで来たHR川さん、ITOさん。ITOさんのクルマを東陽町に駐車して、食事→温泉(高井戸温泉)コース。

出発時刻も押していたのでサクっと食べられるように食事はラーメン屋に決定。尾道ラーメンを食べる。魚系のサッパリしたダシに醤油味。
でもチャーシューはとってもジューシー。ついでながら半熟玉子も味がしっかり付いていて美味しい。これは正解。みんなの近況を互いに報告しながらとりとめもなく話す。

温泉も最終時刻(23時)まで愉しみつつも、まだ話足りない。そこで近くのファミレスで朝まで生テレビながらのコース。思い出話と現実の話。誰々の身の上話、恋愛(コイバナ~)、健康(中性脂肪)・・・etc。

落ち着くね、次回こそフルメンバーで集まりましょう。

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2004年09月17日

モビハバネロの種

*プチ更新情報*
├掲示板新規に設置。aboutページはまだ・・。

*

掲示板を新しく置きました。2002年から利用していた「まいぺーじ」サービスの掲示板とついにオサラバ。
そのうち旧掲示板としてどこかに置いておきますのご覧になられたい方はどぞ。

*

前々日ぐらいの日記にも書いたように今日は上野にて送別会。
上野五大陸というお店にて開催。で、今思い出した。カメラ忘れたわ・・・。

*

東ハトから出ているモバイルスナックシリーズの「モビハバネロの種」は、午後13時からのウルトラ睡魔と闘うアイテムとして抜群。
柿の種のハイパー辛いバージョンで、これを3粒食べれば普段であればだんだんと遠のいていくディスプレイがシャキンと戻ってくる。
100円ほどだし、コーヒーよりは絶対に効く。
昼飯後に眠たくなっちゃう人はどおかしら。

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2004年09月16日

改装案内

サイト改装中。

Thank you ありぱん。
デザインの天才だ。改めてこの場から。超多謝。

*

3日連続の学校がよい。
さすがに疲れる。

*

国道411号沿いの東京と山梨の県境の近辺に丹波山村があり、奥多摩の源流、丹波川沿いにある温泉施設が結構良いらしい。(→のめこいの湯)

東京周辺で泉質にこだわるのであればココしかないと“通”を唸らせるお湯のようだ。
柔らかくそれでいて硫黄の香りがある。東京からちょっとのところで硫黄だよ。
村というぐらいで、人工的な建物もなく自然に囲まれて楽しめそう。
こりゃ連休明けには行かないとな。
ちなみに近くにある「そば処やまびこ庵」は水車小屋がある郷土料理でもあったそばを出す店
。秋に収穫されたそばを石臼で挽く本格志向。
温泉帰りに川のせせらぎを聞きながら出来立てのおそばなんて・・・。

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2004年09月15日

ビジョンクエスト

週末の3連休、ギャザリングだね。 今年最大のビッグパーティ。
イスラエリトランスが大集合。
さて、嬬恋だけど浅間山は大丈夫なのか?踊っている最中に噴火とかシャレにならないぜ。

今回のメンバーはすごいね。これでもかってぐらいの集合率。

SEPTEMBER 18

DJ-SET SANCAR 18:00-20:00
DJ-SET MITSUMOTO 20:00-22:00
DJ-SET MACK 22:00-23:30
LIVE FOUR CARRY NUTS 23:30-01:00
LIVE DELIRIOUS 01:00-02:15
DJ-SET FEIO 02:15-03:45
LIVE VOID 03:45-05:00
LIVE STAR-X 06:15-07:30
LIVE EXAILE 06:15-07:30
LIVE PSYCRAFT 07:30-08:45
DJ-SET AVI-ALGRANATY 08:45-10:00
DJ-SET MIKO 10:00-12:00
DJ-SET JORG 12:00-13:00

SEPTEMBER 19

LIVE HILIGHT TRIBE 18:00-20:00
DJ-SET TSUYOSHI 20:00-22:00
DJ-SET BRAYN BURTON LEWIS 22:00-23:30
DJ-SET AMI 23:30-01:00
LIVE SUB-6 01:00-02:15
LIVE DINO 02:15-03:30
LIVE SKAZI 03:30-04:45
LIVE INFECTED MUSHROOM 04:45-06:00
LIVE ASTRIX 06:00-07:15
DJ-SET BANZI 07:15-08:30
LIVE SHANTI 08:30-09:45
LIVE SPACE CAT 09:45-11:00
DJ-SET ALL ARTIST 11:00-13:00

都内にはバスターが全然居なくなるんじゃない。フライヤーの写真が濃いよ。
今日は、ちょっとした馬車馬デー。もくもく働く。時間が経つのが早いっ。
金曜日は会社の送別会です。ダブル送別会。場所は上野に決定ー。

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2004年09月14日

新譜

「巡礼者たち」、エリザベス・ギルバート著を購入。
ささやかな日常を描いた短編集。前々から欲しかった本。
今回\700で古本で出ていたので購入。15日発送。楽しみだ。

*

週末は高円寺探索。古本屋とレコード屋と焼き鳥屋がいっぱい。
銭湯もあるし、旧時代なアパートもある。

*

EGO-WRAPPINの新作アルバムが9月8日に発売されている。
今までの昭和歌謡系ジャジィーから一変した音楽のようだ。
さて、買うか、買うまいか。

*

トランスは、Astral ProjectionのリミックスがPHONOKOL RECORDSから発売。
名作People can fly (Delirious rmx)が・・。

インドの要注目レーベルTHIRD EYE RECORDSからコンピレーション「Evolution」が出ている。
トラック2のGoa'n Mad/GMS VS KARAN 6トラック目のDark Age rmx/AUDIALIZE VS MIDIVALは必聴。
AUDIALIZEは絶っっ対に05年は弾ける。
早く来日してぇ~。

イスラエルYOYO RECORDSからInfected Mushroomの最新アルバム「IM The Supervisor」もそろそろ発売。
待望のアルバムだ。
今年のギャザリングの2日目にライブをする彼ら。
もうとろけちゃうでしょ。
このアルバムも要チェキ。

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2004年09月10日

Travel Log

Travel Log追加。夏の写真だよ。

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2004年09月09日

パンと雷

昼御飯にどういうわけか無性にパンが食べたくなったので、サンドウィッチとカステラと牛乳を買う。パンだけだとちょっと寂しいので春雨入りオニオンスープも追加。
サンドウィッチ、腹持ちがいいね。カステラまで食べきれんかったよ。
でも、牛乳との相性はバッチシ♪。

*

帰宅途中に、空がピカドンゴロゴロ。
時期的に季節の変わり目の雷かな。
おへそ取られないようにちゃんとお布団掛けて寝ましょう。

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2004年09月08日

英語学校なんて

最近もそうだけど、わりと電車には「英語学校」の広告が目立つ。

各社それぞれしのぎあいながら事業を展開しているようで、それはそれで見応えがある。

「学校教育の6年間で勉強したのになんで英語が出来ないか」と訴えかける会社もあれば(その理由はそこに入学すれば分かるそうだ)、競争相手の会社を逆手に取り、「外国人の先生が話している内容が分からないのにyesと頷いたりしていませんか?」と攻めてくる会社もあり、攻防するように「ネイティブの先生と話さないで英語が学べると思いますか?」とすかざずひっくり返すような広告を載せていたりする。

どれが本当かなんてとてもではないが識別できないし、もちろんどれも本当でどれも嘘っぱちなのかもしれない。
ただ僕がひとつだけ気がついたことが有るんだけど、どの会社もこれだけは真実なのに絶対に広告に載せないってのがひとつだけある。

それは「語学は必要が無いと絶っ対に覚えない」ってやつだ。

どんだけ語学を学ぼうと使う機会がなければ学習しないだろうし、発展しないだろう。
語学というのは生活術のひとつだ。僕らがパーセンテージ的にナイフとフォークの使い方をマスターしていないのと同様に、フランス人が箸としゃもじの使い方を知らないのと同様に、必要がなければ身につく筈が無い。

これだけは100%の真実だ。

日本は良く言われるように大した侵攻も受けなく外国に統治されてはいない(まぁ、実際には間接的に基地という名のもとと、外国コンプレックスという、明治から生まれたクソみたいな精神的な統治を受けちゃってるけど)ので幸か不幸か他言語を必要としていない。

僕の田舎の親戚なんて外国語を話す必要もなく普通に生活しているし、都市生活者の多くも別に外国語が喋れなくても困る事はないだろう。

英語だっていうからみんなアセアセしちゃうのかもしれないけど、そこをちょこっと変換してスワヒリ語に置き換えてみればいい。

必要か?必要ないでしょう。

英語もおんなじよ。英語を話さなくては何もやっていけないとかサバイブできないとならなければ、要らないんだよ、きっと。

事実、僕も外国に行こうとかって思わなければ、身につくこともなかっただろうし。

初めは「hello」しか言えなくて、日本人以外は獣か馬鹿か差別主義者だろうと盲信してた。
今考えればどうかしちゃっているけど、そんくらい外国に対して閉じていた。
でも外国を出歩く以上、コミュニケーションを取るし、なんといっても海外の楽しさのキモとなるのはそういった世界の人々と出会える事だ。だから勉強した。

英語を学ぶというのは最大公約数の語学を習得する事で(要はMACじゃなくてWINを使うようなものか)、学べば生活として旅としてスペックが良くなる。
もちろん英語じゃなくてその土地の言葉、スペイン語圏であればスペイン語をマスターすればもっとだ。

旅人達と2泊3日のトレッキングとかに出掛けて、夜みんなでキャンプしながら料理を作り、
「ねえ、それちょっとしょっぱくない?塩が多いんだよ」「やべっ、入れすぎたみたい。どうしよっか」

そんな会話を外国語でする事に少しでも胸をときめかして、楽しそうだなって思えれば、きっと上達する。

でも、英語学校が「英語、本当に必要ですか?」って広告出したら、生徒来ないよね・・。

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2004年08月27日

人間ドッグ(2)

人間ドックの病院は飯田橋。旧オリンピック建設会場。

バリウム気持ち悪いっす。
悪魔の毒々モンスター栄養ドリンクっぽいし。

液体なのにモッサモッサしていて飲み易さなんて微塵も無くて、
しかもこちとら夕飯抜きのすきっ腹野郎ときたもんだから超苦行。

検査では飲んだあとグルグルと鉄雄なみに回されました。
そこはまるでラボの実験室のようだった。ナンバーズの溜まり場。

炭酸の粉末を渡された日には、え、もしかしてカプセル?なんて非現実的なセリフまで出る始末。
もしかしたら脳も診て貰ったほうがよかったのかも。

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2004年08月26日

人間ドッグ(1)

明日は人間ドッグで会社には出向かないけれど、出勤扱い。

いわゆる“節目検診”って奴ですな。

さて、明日だというのに病院からの封筒は開けらずにそこらへんに放置してある。

この中には検査キットなど質問表などが前々日には少なくとも開けられて、
確認されているべき内容が記載されている。

なので僕はイソイソと封筒を開ける。

そしてその中に明記してある大事な一項目にしっかりと目を通す。

「食事は20時までにお済ましください」

勘のスルドイ方ならこのオチをご想像できるだろう。僕が帰宅したのは21時前。

おい、メシ抜きじゃん・・・。

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2004年08月25日

─最近の俺マイショッピング─

─最近の俺マイショッピング─

石田衣良 「エンジェル」
SPECTRAL RECORDS 「The Door Of Wisdom 」
MontBell シューズ

石田衣良は読まず嫌いなところがあって一度も読む機会もなく、本屋で見過ごすタイプの作家で、
特に関心も高くはなかった。

けど先日、ちょっとしたキッカケもあって(往々にしてそれはお勧めという言葉のもと展開されるわけだけど)読んでみようかなと思い、購入。

ほんとは最初に「スローグッドバイ」という短編集を読んでみたかったわけだが、
近所の書店には見当たらない。

それで手にしたのがこの小説だ。
まだ途中だけど、非常に丁寧な書き方が似合っている作家で。読みやすい。

こじんまりした喫茶店のオーナーなんかやったら、きっと向いているんじゃないかな。そんな感じ。
けっこう文庫化されているようなので、ちょっと読み漁ってみよう。

「The Door Of Wisdom 」はポルトガルのレーベルSPECTRAL RECORDSのファーストコンピ。

今回のアルバムは9トラック有り、必聴は1曲目のMusic Antidote (AUDIALIZE VS MENOG)。

AUDIALIZEはまだ若干24歳のポルトガル人のアーティストで、
何度となく展開を繰り返す曲を作る特徴がある。
もう堪らない、攻められっぱなし。

最近のやたらとメロディックなトラックに比べると、もう暗黒ウニョウニョサウンドで、
パーティで流れたらこの曲も興奮のはず。
あとは2曲目のPrayers(PARANORMAL ATTACK)、3曲目のRoop Suhana (special edition、AUDIALIZE)。

PARANORMAL ATTACKもご多分に漏れず新星のトランスミュージシャン。
最近のコンピでは必ずといっていいほど名前を見掛けるくらいだから、
そろそろフルアルバムをリリースしてもいいのに。

この2曲目の展開がカッコいい。
これでもかと転調して飽きさせない。

3曲目のRoop Suhanaは、かの名作アルバム「Sacred Spirits」(←ネイティブアメリカンをフューチャリングしたアルバム。DeepForestとか好きならお勧め)のトラックをカバーしている曲。

しかしこんなとこからカバーするなんて面白いな。
踊るというよりはドライブなんかに合いそうなトラック。

MontBellのシューズはSRCでバーゲンセールしていたので購入。
SRCは時々信じられない商品をセールに出すので、うかうか出来ない。
今回購入のトレッキングシューズも\16800-が\2980-。

ありえなくない?おんなじのが5月くらいにオッシュマンズで\13800-で売られてたのを考えると、
これはもうお買い得としかいいようがないでしょ。

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2004年08月24日

シネマ座

秋の季節がチラホラしてなんとも哀愁漂う日々が続きますね。

日が暮れるのが早くなったりで涼しくなってきたし、
もうしばらくすると紅葉が・・なんて言ってるかもしれません。

結構9月から見応えの有りそうな映画が出てきていてもいるし、
秋の夜長にひさびさにボタンダウンに袖を通して映画鑑賞に出掛けるなんてのも悪くないかも。

ジョニーデップ主演・スティーブンキング原作の「シークレットウィンドウ」、トムクルーズ主演の「コラテラル」、Mナイト・シャマラン監督「ヴィレッジ」(でも、これはどうだろう。シックスセンス以降はそんなに良くもなさそうだし・・。)、ウィルスミス「アイ、ロボット」・・etc.

9月の初旬一杯でしかも単館のみの上映作品で十分とマニアックだが、
コレは凄いという映画を吉野家氏がレコメンド。

「Mindgame」(マインドゲーム)

多くを語るよりはこの予告を閲覧して体験だ。言葉に出来ない何かが有る。

予告はココをクリック

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2004年08月20日

とある真夏日

摂氏36度の真夏日のお昼12時。
コンビニにご飯を買いに行く。

目の前には夏特有の入道雲が高々と空を突き抜けている。

高校野球は19年ぶりに東海大甲府が準決勝に進出したそうだ。

いいぞ、甲府。
がんばれ、甲府。
なんといっても僕の田舎は山梨なのさ。

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2004年08月19日

九州組

昨晩は来京された(上京ってなんかおこがましいよね表現が)九州男児二人と当チーム男子三人、
合計五人でむさ苦しい真夏の熱帯夜焼酎パーティin新宿。

ささやかながらも濃い夜でした。会話の98%が下世話なお話。
うーん、店の雰囲気とは場違いか。

この店の名前「路地」っていって焼酎が豊富(九州勢に言わせると大したことないらしいけど。しくしく)で焼き鳥が旨い。そのぶんちょっと高いか。

がばがば呑んでげへげへ笑う。

掘りごたつになっていて、下から間接照明で照らされるのでみんなの視線が違う席に座っている女の子の太ももに・・・。
オイッ、やじお丸出しだっつうの。

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2004年08月18日

Foma

Foma900シリーズのP900ivが欲しい。

機種変で購入すると\29000で新規でも\23000ぐらいなんだよね。

さすがに2万円台は厳しい。
だいたいが貰いケータイかバッタ売りケータイを瀕使している身としては、それはもう、
2万という価格は清水の舞台から空中2回転(空のキャンパスなみに)しながら飛び降りるようなもの。

けっこうモノの基準(価格)というのは知らないうちに体内に組み込まれていて、
僕の中ではケータイ価格というものは\0~¥9999あたりがレンジとして設定されている。
だからねぇ・・。

昨今いろんな機能が盛りだくさんリリースされているし、
実際に数年前には信じられなかったタイプもある。

Auから出ているケータイは辞書機能付きケータイだし。
でも突き詰めるとだって調べたい単語をケータイのタッチで検索しようとは余り思わない。
ケータイキャリアのポイントはキー操作性に全てがある(と僕は信じている)。

だから未来にまた新しい機能が登場しようともキータッチが変化しない限り、
利便性が感じられないかも。

その代わり、Fomaに導入されている添付ファイルが送信できる機能(前にも書いたけど)に興味が引かれる。

添付ファイルさえ送信できれば外部からBlogがアップできる。
(実は、テキストが殆どない写真だけのBlogを考え中)

これは良い。

旅行に行く事も多いし、野良犬のように外を徘徊する傾向が高いので、
これを使えばPCにメディアを移さなくてもアップができる。

僕が考える便利ってこんなのだ。
少なくともケータイが電話以外の機能が増えるとしたら、カメラ/動画、チューナー機能に注目だ。

おっと、そこで900iv。これのオレンジ。スタイルも良いし。
うーん、迷う・・。

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2004年08月15日

NHK銀河テレビ小説

「飛ぶ教室」、「まんが道」、「さくらの唄」。

ピンとくる方とこない方がいるでしょう。だからどうってわけでもないです。
でも、ピンときちゃっている人もいるんです。

もっと突き詰めると「肝油」とか「少しカッコよく描く似顔絵の処世術」とか、
「グラス越しに見たイラストから閃いた氷河」なんていうともうサッパリって方が殆どでしょう。

ハッキリ言って90%が暗号の世界だ。
そんな事を言って社会からスポイルされても誰も責任を取ってくれません。

それにNHK銀河テレビ小説(まんが道、ドラマ版)なんてキーワードを加えちゃったりしたら・・・。
そんなの知っている人がいるなんて。

小学校で誰一人も見ていなかっただろうと思われるドラマ(僕だけが一人興奮していた、同じことをTK氏もおっしゃってた)を遠く離れた小学校で時を同じくして興奮していた子がいたとは。

その方とはいろんな巡り合わせを経て同じ職場に就き、縁が有って飯を食らったりです。
けどいままでその話題は出なかった。

つか、そんなの知っている人なんているとは思わなかったし。
うーん、ほんとビックリ。でもこの驚愕度を伝えるにはなんて言えばいいんだろうか。

*

明日から数量限定でチキンラーメンがどんぶり付きセットを販売だよ。
(379円)コマーシャルで登場したどんぶりがご家庭に。こりゃ買い占めないと。
それでもってタマゴ持って河原でチキンラーメン食べるんだいっ。

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2004年08月12日

しふちぇん

シフトを変えて今日が休みで明日出勤だよーん。
なので、「ぬあー、無断欠勤しやがった」って探したりしないでね。
明日行きますわん。

*

【What's New】
Travellog追加。

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2004年08月11日

MSNのベータ版

MSNがベータ版だけれどもWEBで利用可能な messengerをリリースしているようです。

デボラ氏がヒソヒソとそんな情報を・・。
まあいつものメッセをwebから利用できるというサービス。

早速会社のノート端末で検証してみたけれど(オイッ)、
うーんやはりワンクッションあるレスポンスの遅さは払拭できないのかな。
テキストのやり取りは可能だけどファイル送信もまだっぽいね。

それにしても完全にリリースされたら管理者の立場だと、
もうWWWWにアクセスを禁止するしかないっぽい。

えっ、これでNTからもメッセンジャーですって? 何を企んでいるんですか。

*

【What's New】
No women No cry[2] 追加。

*

そろそろお盆ですね。どんな感じにお過ごしでしょうか。
帰省したりとか、いつもと変わらずお仕事とか。
僕は13日が休みなので(14、15日は仕事・・)、軽くプールか海にでも行きたいと考へたり。

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2004年07月31日

満月

閑話休日記。

今日は満月。フルムーンだよ。

TOP> Text> ピロートーク> (2)、追加

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2004年07月20日

40度突破

帰ってきたよん。
武尊、サイコー。
夜は涼しいし、自然は多いし、川辺に露天風呂はあるし飯は旨いし。
今回は、アフターでアルカディアへGo。タダで入ってきちゃった。
久々のTuyoshiのDJ、良かった。スペトラのライブも悪くない。

とりあえず筋肉痛で日焼けもヒリヒリするのでまた後日(つっても明日とか)にでもレポートを。

*

なんか7月の最高気温を東京では突破だってね。
40度近いらしいよ。むぅ。

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2004年07月17日

友人の死。

昨日、会社から帰り途中、近所の家で“送り火を”していた。

「ああ、そうか、東京は新盆かぁ」と、ちょっと立ち止まってその光景を見ていた。

都会の夕暮れ時に送り火をみるのは少し不思議な感じがする。
そういえば、とポケットから携帯を出すと僕はおばちゃんに電話をした。

おばちゃんといっても親戚ではない。
幼馴染みのお母さんで、小さい頃から親戚のように家族ぐるみで過ごしていた。
幼馴染みの友人とは3歳ころからずーっと遊んでいて小・中学校と毎日一緒に学校に通い、
学校帰りもまるで双子の兄弟のように遊ぶ仲だった。

高校は別々の高校に行くことになったれど、夏休みなんかになれば、
だいたい毎日がどちらかの家にお泊りをするぐらいで、しょっちゅう海に行って遊んだ。

友人はサーフィンをするから夏が楽しくてしょうがないらしく、暇さえあれば、
明日の波はこうだああだと熱心に教えてくれた。

僕は僕でサーフィンはしないけど、夏のビーチというものが三度の飯よりも好きな性格だ。
なので当然のごとく海に行った。
海に行かない日は神宮の屋外プールでビキニの女の子を眺めながら焼きそばとかを食べていた。

その友人は、20歳のある朝、目が覚める前に死んでいた。
突然の出来事だ。
死因はいまだに分からない。

前の晩も普通に家族と話していたし、付き合っていた彼女と夜の12時くらいまでは、
いつものように電話で話していたという。

それが朝になるとベッドから落ちて冷たくなって死んでいたのだ。
後述すれば死亡推定時間は朝の5時半くらい。

いったいその間に何が起きたのだろう。
彼はまるで電池が切れた何かの機械みたいに動かなくなってこの世を去った。

誰も何も分からない。
彼の死が世界に対して何かを伝えているとしたらそれはいったい何なのだ?

僕自身としてみれば、今を持ってその時の事や幼馴染のことに関して、
自分が何も言えない事に気が尽き、同時に自分自身に腹を立てることがある。

少なくとも僕は生きている。であれば彼に対して、
またその時の気持ちやその理不尽について何かを言うべきなのだ。
けど、僕はまだそれをすることができない。

そして昨日は新盆で送り火をする日。
おばちゃんが三度ベルが鳴った後、電話に出る。
僕は話を続ける。
今は2004年、夏。あれからもう9年経とうとしている。

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2004年07月16日

会社の冷房ってさ。

なにげに会社のクーラーというものは ─いや、むしろ毎年か─ クソ寒い。

大方の予測として天井に付いている排気口(て呼ぶのかね)の真下のデスクがデッドゾーンで、
夏が近づけば出来るだけそこを避けて座ろうと試みているんだけど、
今年はどういうわけかそのデッドゾーンより離れたデスクが危険地帯。

「むふふ、今年はどうやらへっちゃらだぜ」という淡い期待もむなしく消滅。

毎日、隣に座っているデボラ氏と震えながら仕事をしている。

それでもまあ、2年前よりはマシだといえばマシだけど。
当時はクーラーの下の机は台風が直撃した南極を思わせる世界で、
机の上にある書類がバッサバッサ宙を舞っているんだもの。

いやぁ、あれは掛け値なしにマジでひどかった。
ツララでもそのうち出てくるんじゃないのかと心配したくらい。

とはいいつつも今年だって会社ではパーカー羽織っているんだよ。秋とか冬に着るパーカー。
どんだけ寒いのかご想像願いたい。もっと地球に優しく、だよね・・。

こんなんだから家にかえるとどんだけ酷暑でもクーラーを付けようとはあまり思わなくなる。

他の人はどうだか知らないけれど、僕としては1日中冷房に当たりたいと思わない。
この会社に勤めてからそんなんでクーラーを付けた事無い。

科学的な根拠だとどうなんだろ?人間って夏にちゃんと発汗しないと身体的リズムとか、
狂うんじゃないのかな(じゃあ、北欧に住んでいる人はどうなるのさというツッコミは無し)。
新陳代謝がどうしたこうしたって言うじゃん。

何はともあれ会社ではガクガク震えて夕方まで過ごし、家では電気屋で買ったミニ扇風機で、
うんうんと悶えながら夏の夜を迎えている。

ブタさん蚊取り線香からはもくもく煙が出ていて、元気よく今年も蚊も撃退してくれる。

そして、時々飼っている猫がエサを求めに部屋まで上がってくる。
けど彼女は時間を間違えて現われてしまった夜の生活者のようにそそくさと足早に去る。
いや、ちょっと寄っただけですよとでも言うかのように。
猫だって暑いところは苦手なのだろう。

まぁ、そういうことでこのテキストの大概の部分は冷房の良く効いたスペースで書かれている。
少なくとも自宅の部屋では書かれる事はない。
暑いところでパソコンに向かうというのはある種の苦行を連想させるものだ。

もちろん、そのスペースがどこだかは優しい気持ちをお持ちのアナタであれば、
聞かないでいてくれるだろう。ココロから感謝する。
そうだよ、ほんのちょっとの、言ってみれば煙草1本分の時間さ。

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2004年07月09日

おぃ・・・。

信じられない行動を取る人っている。
自分の人生フローにはそんな項目ございませんよと言いたくなるぐらいのレベルで。
不定要素としてはヒドすぎる、予定調和なんて気にしない。そんなヒト。

その人は突然とやって来た。

日曜日の朝10時。休みであれば、完璧に爆睡している。
世の中でもっとも尊ぶべき時間。
通常であれば、かなりの確率で(サタデーナイト)には年甲斐もなくわんぱくに遊んだ挙げ句、
朝帰りコースってやつだろう。

その前日も例外なく“六本木エンジョイお姉ちゃんプラン”を悦しんできたばかりだった。
夢の中は昨日の続きで、ハッスルタイムの笛が鳴り響きながら・・・。

「・・・か、来たみたいよ」zzz「ねえ、誰か来たよ」

あぁ?どこのバカだ、私の睡眠を妨げるのは。

寝ぼけまなこで起きると、そこに妹が立っていた。

「なんか友達が来てるよ」 へ?「だからぁ、ト・モ・ダ・チ」

小学生じゃあるまいし、日曜日に訪れてくる奴なんてまず居ない。

つうか日曜日じゃなくてもアポなしで家まで来る奴なんて居ないだろう。
その時点でソイツは友達じゃないかもしれない。

じゃあ誰さ。
もしかして、友達を装ったギャルのどっきり?
(うしろからヘルメットと看板を持った奴が笑いながら登場というパターンで)

それとも現実だと思っているけどほんとはまだ夢?リアル白昼夢?
そんなことを思いながら階段を降りて玄関に出ると、そこにはフル笑顔の眼鏡君が突っ立っていた。
「やあ、久しぶり!」って。

私がもし未来から送られてきた殺人アンドロイド‐ターミネーターT1000だったら、
きっとこう言ったに違いない。

「フーアーユー?」
いや、実際に私はそう言った。誰、お前?

フル笑顔眼鏡君は、私の辛辣なセリフにも微動たりもせずに続けた。

「あっ、ホラ、小学校、中学校で一緒だった○○だよ。元気かなぁと思ってさ」

はぁ、わざわざ訪れていただかなくても中学校卒業した後もそのまま元気ですよ、私。で?

だいたい日曜日のこんな時間にヒトん家に来るような男だけに、
ソイツは前振りもすっ飛ばす直球勝負のタイプだった。

「いや、今回の選挙、もしよかったら・・・・」

普段、わりと他人には温厚であると自ら信じている私もこの時ばかりはブチ切れそうになった。

お前は選挙のことで頭一杯で知らないだろうけど、
数時間前はハッスルタイムだったんだぞ、ハッスル。
いまだって私はハッスル気分なんだ。

「まあ、そういう話はアレだから」
私は自分が10人の僧侶に取り押さえられ、なだめられている姿を想像しながら、
なるべく差し当たり無く言うと、また深い眠りの中に滑り込んでいった。

何を信じようとそれはソイツの勝手だ。偶像崇拝でもなんでもいい。
信じたければイワシの頭だって、猫のクソだっていいだろう。
それは個人のレベルだ。

また何を信じるからってそこに差別や偏見が生じてはいけない。
私だって偏見なんぞしたことない。あたりまえだ。

ただ俺も猫のクソを信じるからお前も信じろよというのはマズイ。
他人に勝手にクソを薦めちゃいけないよ。
そんかわり、ソイツがクソを信じる際には温かく迎えてやればいい。

そんなもんじゃないか。

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2004年07月08日

実習項目

危ない、危ない。あやうく添付ファイル付きのウィルスW32.Netskyを開封するところだった。

だって件名がVirus sampleでfromがシマンテックを詐称しているんだもん。

「ん?なんだ、これ」って。

いや、つーか、そんなことを仕事として“勤め人”しているんだからひっかかるなって話でもあるわけですが。

これもそれも暑さのせいだな。

*

学校で習っているプレゼンの実習が終了。

数の数え方をプレゼンするというもの。日本語の助数詞には「和語」と「漢語」の2つがあって、
それぞれ「ひとつ、ふたつ・・」「イチ、ニ、サン」と数える。

ところが日本語にはこれらが独立的に使われているわけではなく、混在的に用いられている。

例えば電話番号。例えば時計。

全体的に「和語」が用いられるんだけど「4、7、9」は「漢語」である「ヨン、ナナ、キュウ」が使われる。
これを英語で説明する。

ええ、始終テンパってました・・。けど、まあ、終わってなによりです。ホッ。

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2004年07月04日

初夏

暑いー。ひっさびさの日記。少しサイトの外観とかを変えようとしてるんだけど、
うーん上手くいかない。お知恵を拝借するか・・。

*

本屋さんでこんな本がありました。「人生は口癖で決まる」。
年中、「お腹が痛い」って念仏のように言っている僕とか某氏は果たしてどんな人生を歩むのでしょうか。

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2004年06月27日

イトコの結婚式

今日はイトコの結婚式ということで明治神宮へGO。
ひさびさに会う親戚のおじさんとかも居るからどことなくウキウキ。
つーか、親戚(イトコ)で結婚してないのって・・・。
ま、まあ、そういうのは勘定するのはヤメよう。

とりあえず普段着ないスーツなんぞを出しておじさんのクルマで向かう。
おじ様は田舎から山ほど段ボールで桃を持ってきてくれた。むふふ。

で、ロン毛は100歩譲って良しとして、ピアスは外そうかどうかさんざん迷う。
別にこだわる必要もないんだけど、なんか外すと流された気分になっちゃいそうだし。
結局これはこれで、いいだろってところで付けていく。なんか言われたら外せばいいや。

今日結婚する僕のイトコは、某国営チャンネル(〇HK)のアナウンサーをしていて、
そのダンナ(今日の挙式)は、その某国営チャンネルのディレクターをしている
(僕もついでに養ってください)。しかも生まれも育ちも港区赤坂。

すげぇな。

僕はイトコの中でもブッちぎりで変わり者扱いされているだけに、
なるべくソソウが無いようにピアスにまで気を使う優しいオトコ。
それはそれで、素晴らしい。

明治神宮での神道の挙式は良い。日本人であることを確認した。

たぶん神道の挙式というのは皇室とかの式を簡素化したものであると思うけど、
実に目を引く催事があった。

特に文言の中に「~オオカミ。。ほにゃらら」というのが目立った。
どおやら、それは「オオカミ」というのがいわば“悪いモノ”のことで、
それをお祓いをし、良い家庭を築くということらしい。

鈴を使って巫女さんが親族一同をお祓いしていた。宗教観を抜きにして、
歴史の中にルーツとして受け継がれてきたものなので、素直にあやかった。シャン、シャン。

明治記念館では新郎新婦の・・皆さんが列席していて、
案の定、〇HKのディレクターだのアナウンサーだのが来てた。
それにしても話なげーな。

*

Travellog、追加だよ。今日の結婚式。

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2004年06月23日

発砲物語

渋谷駅で起きた事件のせいか近所でやたらとパトカーが鳴っている、
まだ捕まってないのかな・・・?

くわばら、くわばら。

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2004年06月22日

日本語学校

東西線は何でクソ暑くてクソラッシュな時間帯に30分以上緊急停止しているんだい?
どうして電車は止まっているんだい?わてら庶民をナメとんのかっ。

ったく、朝だったら遅延証明出して寄り道でもしてやったのに。

*

今日の授業は「文章講座」。
そのものズバリ文の書き方。何処に句読点を入れるとか。助詞の使い方とか。
ってこれって、そのまんな仕事でも使えるね、と即座にそんなことが頭をよぎる。

いえいえ、そんな。言われなくても分かってますって、僕がどれだけ仕事想いの人間かなんて。
んふふ。

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2004年06月18日

『森』と『林』

もしアナタが突然として、まったく日本語が分からない、もしくは片言だけ日本語が話せる
外国人に向かって『森』と『林』の違いについて説明しなくてはいけないとする。
そんなとき、果たしてどうやってその違いについて説明するだろうか。

単純に考えれば(あるいは漢字の由来が分かる身として)、
文字の成り立ちとして『木』が1個多いか少ないかっていう話になるかもしれない。

うん、なんとなくそれだったらイメージだって出来る。
それはね、森のほうが木が多くて林の方が少ないんですよって。
で、ちょっとだけアナタは鼻が高くなる。

フフン、どんなもんだい。

でも普段から、なんで納豆がくさっているのに豆腐と呼ばないんだっ、
豆腐の方が箱に納まっているじゃないかっ、と日本の文化に懐疑的になっている外国人は、
なかなか気を許してくれない。

「じゃあ、100平方メートルのなかにある『木』は林なんですか、森なんですか?」と。

アナタは突然と血の気が引く。
そして、自分はなんか説明に失敗したのだろうかと考える。
もしかしたら100平方メートルの中にある木の中で立ち止まるかもしれない。

でも、大丈夫だ、その日が上手くいっている一日であれば、鋭いアナタは距離や大きさの問題じゃないんだと、もうワンステップ踏むこととなる。

『森』と『林』・・。

それぞれ『杉』を付けてみる。
『杉森』、『杉林』。
『杉』じゃなかったら『竹』でも『松』でもいい。
すると、どうやら『森』に付けるとシックリこないじゃないかと気がつく。
杉森、こんな熟語は聞いた事ない。
あとは簡単だ。『森』というのはたぶん多種多様の木が密集している事を指して、
『林』というのは1種類の木が集まっているのではないかと。
そんな話。

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2004年06月16日

東陽町のベローチェ

残業後、ケニさんと東陽町のベローチェ横のイタリアンで夕飯を食べる。

ウニクリームパスタ。ケニさんはぺペロンチーネ(大盛り)、
マルゲリータピッツァとシーザーサラダ。

マルゲリータとサラダは半分ゴチになる。

ここがまた旨いのよ。昼飯時はさすがに混んでるけど夜はわりと空いているし。
ウニクリームパスタは通常メニューにあるので、おすすめ。

ウニが絶妙にパスタと絡まって、クリームがしつこくないけどコクがあるみたいな。

*

TravelLog、追加。写真少し大きめに設定よん。

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2004年06月15日

選挙の時期

ひさびさに日記だね。選挙の時期になると、ご連絡をしてくる同級生がいます。
まあ、いいんですけど、そろそろ戦法変えろよ・・・。

*

写真をいくつかアップしました。
けっこう写真が小さいぞ、コラ!なんて声もあったり。やっぱ小さいかね。
どんくらいに縮小しようかいつも悩んじゃう。

一枚だけ実験的に大きく取り込んだのがあります。
自分で見てみたらやっぱデカイわ、こりゃ。

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2004年06月11日

「無断出勤」

今日のお言葉「無断出勤」。

シフト制とはいえ、休みの日に勝手に会社に来てしまったTさん。
その時にシルクさんが放ったお言葉。

「勝手に無断出勤しちゃだめだよぉ(笑)」

朝からほのぼのと大爆笑。

*

むむむ、Azax Syndrom (Parvati Records/ ISR)が北海道でOpenAirするよ。
Jorgも一緒に。やべっ、行っちゃおうか。
あと、RayもひっさびさにOpenAir。わくわく。

ちなみに明日の大洗ビーチのイベントで友達が店出しています。
行かれる人いらっしゃいましたら一声かけてちょ。

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2004年06月08日

かなしい時ぃー。

かなしい時ぃー。
「スープカレーを食べた次の日、百発百中でゲリのときぃー」

かなしい時ぃー。
「会社だっていうのに午前中だけで4回ほど便所に駆け込んだときぃー」

かなしい時ぃー。
「腹イタが怖くてコンビニにすら行けないときぃー」

*

トイレに行くことを、かつてインドで会ったドイツ人は「メイクビジネス」と表現してましたが、
僕は今日、ビジネスしすぎちゃったみたいです。

サラリーマン〇太郎かっつうの。グルグル

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2004年06月05日

長崎の事件の影響

--09:00-- 会社のシステムがダウンしている事に気がつく。仕事にならず。
--09:10-- 時間を持て余すのもなんなので「虹」その他をアップ。
--09:40-- 復活の気配なし・・・。

*

ニュースを見ていたら、長崎の事件の影響なのか、
どの局でも軒並み“暴力的描写のあるシーン”の差し替えを含めた番組の編成を急遽行うらしい。

テレビのコメンテーターは相変わらず「一体何故、普通の家庭でこのような事件が起きたのでしょうか」と喋っている。

ステレオタイプ的な家庭や犯人像をその事件の中に見出しいたら、
もはやこの時代はサバイブできないはずだ。

最近の猟奇的な事件というのは“普通”の人々の中に存在している。
規制したところで変化は訪れない。
何が境界線を越えたのかが問題なのだ。

*

さて、明日はお台場でOpenAirパーティー。YouthやArtmanが回すらしい。
ドラゴンフライの創設者と伝説のDJ KUDO。
仕事さえ無ければ・・。

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2004年06月02日

「デストローイ」

川口ビール園でのお別れ会は凄まじかったー。食べ放題のラム肉旨かったね。
最後は焼きすぎて“ひじき”みたいになっていたけど。

それにしても乾杯の掛け声が「デストローイ」って、どういうこっちゃ。

*

「The3名様」入手@紀伊国屋。
捜したけどなかなか見つからなくって店員に聞いちゃった。

「作者のお名前は?」と店員さん。「えっとー、石原ナントカです」。
さすがに「まこちん」とは言う勇気が無かった6月初めの東京生活。

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2004年05月30日

「The3名様」

アツいね。こりゃ夏だよ、もう。

昼飯を買いに出かけたら軽く蜃気楼が見えましたというのはウソですけど、
それぐらい暑い。

ケニー氏なんて沸騰しすぎてチャリンコのベルを道ばたで拾って鳴らしまくっていましたもの。
「チリンチリン~」

*

今日は3軒はしごして本屋に寄ったのに(ダッシュで帰ってしもうた)、
それでも「The3名様」が何処にも置いていない。
悲しい・・。もっと大きい本屋じゃないとだめなのか?
紀伊国屋にでも行ってくるかな。

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2004年05月29日

ジャマイカンフェスティバル

うわーん、凄い晴れているよ。
今日は代々木公園でジャマイカンフェスティバルがあるのに。
仕事とは・・。

くぅー楽しそうだね。ジャークチキンでも齧りながらみんな踊ってるのかな。

*

最近、電気グルーブがアツい。
といってもアルバムを集めるわけでもなくって、「虹」って曲が良い。
ボーカルに五島良子が参加している超ウルトラ泣きメロ。
もうトロトロです。知らなかったー、この曲。
つうか「シャングリラ」ぐらいしか知らんかったし。

この曲が聴けるんだったっら苗場まで足を運んでもいいぞってくらいお気に入り。
もうこれぞテクノの真髄だね。
ボーカルの声が脳にズンコラ届くと、鳥肌たっちゃう。
数多くのバージョンがあるけど、Wireの映像は、サイコーです。
観ているとウズウズして野外に踊りに行きたくなるよ。

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2004年05月25日

七輪君

第一回教育実習も無事に完了。
つっても、まだ実際に教壇に立って教えるのではなく、
後ろのパイプ椅子に座ってメモしながら耳をかっぽじって聞いているレベル。

果たして俺は教壇に立って教えることができるのであろうか・・。
だって現役の先生、マジ凄いんだもん。教室コントロール完璧。

生徒さんがオール北八先生のような輩なのに“手のひら”で遊ばせているぜ。
あれが実力ってもんですな。oh,道は険しいぞ。

*

SRCで、段ボールでこしらえる〈燻製器〉に惹かれる。
去年は万年ベンチウォーマーだった〈七輪君〉が大活躍したので、
今年はさらに範囲を拡大して〈燻製〉なんつうものをチャレンジしたい。

ビールをグビグビ飲みながら燻したばかりの燻製を食べたら最高でしょ。

※七輪君:
SRCで購入したキャンプ用の七輪セット。
購入した頃は、ユーザー(すなわち我々)が使い方を熟知していなくて、
不憫な使われ方をした不遇のマシーン。
去年になって、突如とキャンプde串焼きブームがやってきて、
俄然メインサーバーになった優れものちゃん。

頑張れ、七輪君!!。

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2004年05月24日

明日は休日。

いつもの近所の店で呑んでたら、古畑任三郎に出ていた西村ナントカが途中から入ってきた。
ちょっとびっくり。

帽子を深く被っていたから、少し変な人が来たなと思ってたんだけど、芸能人でした。
ええ、これが都会ってもんです。

そういうこっつで酔いちくれ。
明日は休みだぜー。
昼まで寝てやるっ。zzz。

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2004年05月23日

日曜日

ウルルン→情熱大陸→世界遺産と、“黄金の日曜カルテット”を観てオヤスミなさい。

うん、日曜はやっぱコレですな。

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2004年05月20日

Blog

河口湖の写真が酔っ払って撮ったから殆どブレているのでこっちの日記に載せようと思い起こしてから、丸一日。

さて、はて・・。

*

ところで、最近、Blog(ツール)に惹かれつつある。

特に日記程度だったらそんなに使わないかなと、そんなに興味も持たずにぼんやりと過ごしてきたんだけど、先日のお昼休みにありぱんから教えて貰った「出先から画像を携帯から送れる」機能とか聞いてしまったら、もうアタマん中いっぱい。

但し、これはFOMA(ドクゥモの場合)に限る。

今持っている携帯だったら、携帯でパシャリと写真を撮る→メモステに保存→出先に持ち込んだそれなりの端末からアップロードと、突っ込みどころ満載の動作を行わなくてはいけないみたい。

FOMAだと添付ファイルで写真が送れるから出先でもアップロードが可能なんだってさ。きぃ。

つうことで、まずはBLOGを設置する前に携帯の機種変からスタートという道のりを歩むことに。
FOMA、欲しいなぁ。

なんかさ、出先から写真がアップロードできてページが更新されるのとかって、
近未来っぽくて楽しそうじゃない?

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2004年05月14日

心理学の側面

こんばんわ、トム半ケツです。

「ラストサムライ」ご購入ナリ。やったー。これで毎日観れる(そんなに観ないけど)。

*

前回に引き続き、今週も異文化コミュニケーションを習う。

異なる文化背景を持つ成員が他の文化と接触したときにどのような作用が生じるのか、云々。

夫婦>地域社会>異国と大まかな分類の中でも文化的な接触は発生するとかって話。 

“個人のそれまでの歴史を背景とした総合的な経験”を文化のあるひとつの要素として定義するとすれば、夫婦間でも異文化接触と言うものは顕れる。

例えば、「目玉焼きには、醤油派?ソース派?」なんて話題とか、「掃除機を掛けてから雑巾なのか、雑巾を掛けてから掃除機なのか」とか。

ところで、僕は「雑巾を掛けてから掃除機を掛ける」生活様式の人がこの世にいることを3日前まで知らなかった。

まさに異文化の洗礼。

これに関していうと、お互い自分とは違うやり方で掃除された場所は、なんとなく気持ちが悪いらしい。
うーん、そういえば、そんな気がする。

西日本と東日本も違うとこあるしね。←なんで、九州の餃子屋さんには、酢が無いのでしょうか。
餃子と云うものは「醤油+ラー油+酢」を混ぜて、“タレ”をこしらえるものですぞ、ブツブツ。
というふうに異文化に接触をすることによって個人にもたらすものは、色々とあるわけです・・・。


*

ちょっと小話。

心理学の側面から話すと、人間が感覚として「こりゃ、多いな」と脳に情報を送るときというのは、
その平均的な回数(数字)が「3」だそうだ。

例えば、今日はやけにタンクトップの人が多いなぁ、なんて思った場合、それは3人目だったりとか。
あるいはあなたが、今日はスパムが多いなぁって感じた時、それは3通目の受信だったりするわけだ。

僕なんか、今日はカワイコちゃんがいっぱいだね、なんてしょっちゅう考えてるから、きっと毎日3人ぐらい見ているんだろうね、きっと。

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2004年05月07日

異文化コミュニケーション

ひさびさに日記を更新。

Gもほんにゃりと過ぎたことですし(嗚呼、渋滞の悪夢・・)、現実社会(マトリックス)に戻らにゃですね。

*

授業で異文化コミュニケーションをやった。
文化とはどのような定義で示されるものかとか、心理学から見た文化とは、とか。

あとは愛国心が発生する場合、どのような状況なの?とか。

特にこれは挙手制でアンケートをして、愛国心があるないで「無い」と回答する人が多かった。
設問自体に色々な要素が含まれるからちょっと難しいとは思う。

僕としては、愛国心があると回答した。

但し、この場合、完全な異なる環境下にいる時などに限られる。いまある生活ではなかなか実感が湧かないけれども、例えば外国にいる場合や、日本にいる時でも外国人に囲まれた場合など、バックボーンとして日本以外がある人(あるいは拠り所が日本では無い他者)と接触したときに、自分のアイデンティティを意識して愛国心たるものがその場で芽生える。

愛国心は排他主義や自文化中心主義に傾斜する危険性があるかもしれない。
愛国心と靖国を一緒に論議しようとするのは、稚拙だと思うし、問題の表面しか見えないだろう。

まぁ、それでも堅い話は抜きにして、「ラストサムライ」を観て感動したら、そこに愛国心があるのだ。僕なんかの場合だと。なーんてね。

で、そんな「ラストサムライ」のDVDは5月14日発売なりー(宣伝)。

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2004年04月27日

すんごい風。

すんごい風。ビュービューいってますがな。

ようやくPARVATIレコードから出ている3rdのコンピを購入。リリース直後に買えばよかったんだけどタイミングを失って買わずじまいだったこのアルバム、ついに入手。最近のトランスの流れとは一線を画すレーベルだし、アーティストもMICとかAZAXSYDROMとかPSYCHOTIC MICRO・・・etcと盛りだくさん。うひひ。

それとTHIRD EYEから出ているアルバムもついでながらにとある情報筋から。なんかPARASENSEがイメチェンしてるし、聴き応え十分だぜ、これも。

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2004年04月24日

ひさしぶ(久しぶりに渋谷)

一時間残業後、ダッシュで渋谷に向かいギルの前売りを購入。
閉店5分前だったよ。ふぅ~。
つか、チトセ会館のところで呑んだくれている若者達は凄まじいね。道、ハミ出しすぎ。新歓コンパ?懐かしいぜい。自分も何回あそこでひっくり返っていたことか。
♪ちょっとイイトコみてみたいっ♪ってか。

*

パンパカパーン、ようやく待ちに待った「the3名様」の新刊が5月に出るんだって。
いったい何枚のカレンダーを夜露に濡らしながらこの日を夢見たこ・・・グスッ。
至宝のゆるゆる漫画、深夜のファミレスをこれだけ克明に描いた漫画がほかにあるのでしょうか。これでニヤニヤできない野郎は切っちまってヌカ漬けにでもしちまえ(大げさやね)。

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2004年04月22日

近所のカレー屋。

今日もこれまた真夏のごとくの一日でしたね。
お散歩中、あたりを見回してもみんな半袖。
今日はお昼に近所にあるハイチカレー屋さん(広い世の中にはそういうカレーもあるようです)で、ドライカレーを食べる。入り口から入ってくる風が気持ちよくて、これまたカレーが旨いわ。
アルタの地下にも支店があるので、カレー好きは、是非。

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2004年04月18日

芝桜。

秩父くだりまでエッチラオッチラと芝桜を見にレッツラGO。
お祭りもやっていたので、すぐさま屋台で「いちごジェラート」をパックン。

特設ステージで音楽バンドがメロウな曲を流しているのを見ながら日向ぼっこ。むにゃむにゃ。

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2004年04月16日

仕事の話。

4月から仕事の受け持つ範囲がちょっと変わって、何というか、校正係(?)のような仕事もしている。

大きいとか小さいとか、新しいとか古いとか関係なく、どんな会社でもあることで、書類とか企画とか外部もしくは第三者に見せる必要のある文書などをチェックする業務。

もちろん直接出すわけではないから、この作業工程によってリスクの回避になる。僕の就いている業務では、これが文書ではなく・・・、って、まあ、会社のことだからあんまり書くわけにはいかないけれど。

とにかくチェックをする、誤字脱字がないかとか文章構成は正しいのかって。
誤字脱字が多い人間がこのような業務に就いていいのかという問題は差し置いて、これがまた、けっこうタフで深い仕事であったりする。

ところで、そもそも一人の人間がその作業をする以上、人によっては尺度が違うわけだから、スミマセンデッス、チェックお願いしまっす、ウッス!!(ってこんな風にいう人なんていないけど)、と頼まれたところで、Aという人がOKを出しても、Bという人は、「これは、ちょっとなぁ」って話が生じる。

例え我々が2バイトの文字で世界を構築したとしても(あ、言ってしまった)そこには絶対に文体というものが出てくる。

文体という言い回しが少々古臭いのであれば、その人の「カラー」といってもいい。

かならず、何かしらの方法で世の中の森羅万象を表現すれば、
そこには、その表現者のカラーがある筈だ。

それは上手いとか下手などといった線引きを超えた範疇の中で成立し、きっと誰もが持っている。
そして、それは誰かと似ていることはあっても、やはりオリジナル性というものに繋がるのだろう。

僕は、その校正係の仕事で、当初はビシバシと自分の文体や表現方法に近い形で修正を出してきた。

もちろん業務上だから使いまわされている言葉も限りがある。

それでもけっこうその人の「カラー」を損なった結果になったに違いない。それは言うまでもないけれど、ちょっと品性に欠けたやり方だった。

何度かその作業を行うにつれて、僕は、自分の金型に無理にはめようとする方法ではなく、その人の文体なりカラーを損なわずにして、必要があるのであれば修正を手掛けるという方法がベストなのでは、と考えるようになった。

*

ところで話が飛躍してしまうけれど、僕は無宗教に限りになく近い。

神の存在自体は信じていないわけではないが、僕らが神だと思っているのは「ある意識の集合体」ではないだろうかと考えている。

偶像崇拝にはいささか懐疑的で前史社会の地域性との結びつきが強いぐらいしか考えていない。

でも、なぜか大学はカソリックでキリスト教に関していえば専門課程まで授業があった。
神をも畏れずひたすら爆睡していたので何一つ憶えていないわけだが、唯一聖書(not性書)で感動した台詞がある。

「求めよ、さらば与えられん」

まぁ話せば長くなるし、いろいろと解釈があってそれだけで4時間は潰せる内容なので割愛したい。
僕としては、本当はこれって「与えよ、さらば与えられん」が本質なのかなって思う。

つまり、あなたが愛されたいと思う前に愛しなさい、そうすれば愛されるでしょう、と。
あるいはあなたが誰かを憎むこともあれば、あなたは憎まれるでしょう、も然り。

なんだか話が脱線してきた。

ようするに愛は愛で還ってくるし、憎悪は憎悪で還ってくる。
そんな風にこの言葉を個人的に認識している。

じゃあ、愛とか憎悪とか言うけれども、いったい全体なんなの?となれば、これもまた「最大に微分化されたエネルギー」と僕は答える。

その放射されるエネルギーは、目に見えないとしても、いろいろなカタチで届く事だろう。
昔の人はそれを愛と言ったり、悲しみといったりしたんじゃないかと思う。
そして、2バイトの「0と1とで構築された世界」にも愛はあると信じたい。

話を元に戻せば、僕は少なからず日本語教師を目指す者として(なれるのかな)この作業に携わった事に感謝する。

だから、作業をする以上、その人の文体を損なわずに修正となるもの手掛けていきたい。
たぶん、僕はそういうやり方が好きだ。

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2004年04月13日

「ラストサムライ」

つい、こないだじゃなかったけ?と思っていたのに、もう「ラストサムライ」のDVDが発売決定ー!!のようだね。

2500円、しかも予約組には「特製:お箸」が付くんだって。
ねえ、安いと思わない?
こりゃ予約して買うしかないな。
「サァケェーッ」

*

周りに何人か(といいながら3人、4人)海外に移住している人達がいる。
学校に通ったり、放浪したり、仕事に就いたりで、時々、彼らあるいは彼女らから連絡もある。
オーストラリア組の話なんか聞いているとけっこう楽しそうだね。
どおやらパースっていう場所は住みやすそうだな。

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2004年04月12日

久々のパーティ。

昨日は代々木公園で久々のパーティ。

二子玉でイベントがあるらしいという情報にまんまと惑わされ、向かうも何処を探しても何もやっていない事が判明。
あたりにいるのは休日で出向いている家族とか犬を連れているカップルとか小学生ばかり。

それじゃあということで、代々木に行く。

初夏を思わせるくらいの天気。車窓を開けると気持ちの良い風が入ってくる。
日曜日でこういうのってワクワクしちゃうよね。

で、代々木到着ーっ。ビンゴゥ!!
ステージの方からしっかりと低音が聞こえてくる。けっこう大きそうなパーティじゃん。

おっ、おなじみの顔ぶれなんかもチラホラいるし。みんな揃って屋台のヤキソバ食べてんなぁ(笑)
ビールをしこたま飲んで~Sunset、~21:00とガツガツと踊りまくり。
夜になっても熱が冷めないぞ。

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2004年04月08日

暴飲暴Shock。

マーボー豆腐たくさん食べた後、牛乳を半リットル一気飲みしたら、具合が悪くなった。
いやん、俺のバカ。

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2004年04月07日

─前回までのあらすじ─

─前回までのあらすじ─

とうとうパーティを組み始めた精鋭達は何とかステージに辿り着くも、
そこに待ち受けていたのは、ネトスカゥーイ軍団。

通称「網空(アミソラ)」。
最凶最悪の感染力を欲しいままにする武装ウィルス。

幾度となく辛酸を舐めさせられたパーティにとっては、まさに最強の敵。
切り込み魔術師の“デボラdeリンゴ”が調合する120G級の呪文を使うにも、
あまりにも強力すぎるために使用禁止令が・・。

おふっ、素手じゃ戦えません。
なにしろやつらはどんどんと変化自在に亜種を生み出すタイプ。
ひと昔前までは奴らが持っている宝箱ファイルさえ開けなければ阻止できたものの、
新しい情報では、奴らを見ただけで伝染するとか。

さて、我々に勝利はあるのか?人類の未来は・・・
そして、預言者の「行くならキャバクラ」の本当の意味とは・・・??

次回、感動のフィナーレ。次々と明かされる衝撃の事実!!

※終わりません。「仕事がいっぱいぱい」な状態なので軽く妄想してみました。

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2004年03月31日

酔いちくれ。

新幹線を止めてまで犬を助けた時のテリーマンの目を君がしてたから、という理由で左遷。

やぁ、どうも。ブラウジング三昧ですか。

ところで、承太郎の指がピクピク動いているのは袖に磁石がついているだけなので「ヌナッー、こいつも、時を止められる?? 」とか早とちりするのはちょっと待ってね。焦っちゃダメですよ。
あーっ、酔っ払いました。もう寝ます。zzz

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2004年03月30日

冷たい頭と暖かい心を

普段はあんまり意識しなくても、何か状況に居合わせることによって痛烈に自分のウィークポイントを含めた、それとも全体像としてかどうかは分からないにせよ「自分」という姿を知ることがある。
なにも教訓を含めた話でもないし、ポジティブシンキングにあるような話でもない。言うまでもなく、良いとか悪いとかっていう話でもない。
それでも日常生活には時として、そんな場面にめぐり合わせることがあるようだ。

そんな時、予備校にいて明けても暮れても勉強をしていた(名目上)日々の、英語文法を受け持っていた先生の言葉を思い出す。
─「冷たい頭と暖かい心を」─ 。

うむっ。その通りだ

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2004年03月29日

「和鉄」で中華そばを食べる。

隣近所にお住まいの元同僚こじか君と家から徒歩5分のところに出来た「和鉄」で中華そばを食べる。大盛りサービス実施中ということなので遠慮なく大盛りに。
“売り”としては魚系のダシとスープらしいけれど、さて、味のほうは・・・、うん、普通。
平坦で記憶に残らないかも。夕飯時なのに店内ガラガラな謎が解けちゃいました。シクった。
これだったら「まるいち」のほうに行くよねと一致団結(←二人しかいないっつの)。
ハイ、素人料理鑑定団でした。

*

で、帰り際、こじか邸でPV三昧。
「We are the world」から「Bad」とタイムリーなアノ歌手の映像。
踊りが上手いな。ポオォ。

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2004年03月27日

風邪引いた・・。

風邪引いた・・。
日ごろの行いが良すぎたみたい。

今日から5連勤だってのに。この忙しい時期に体調を崩すなんて、神様が「おぬしは働きすぎじゃ。少しは休みなさい。エイッ」って言っているようなもんなのでしょうか。言うこと聞かないと、もしかしたら、ある朝、自分の部屋で目を覚ますと、自分が巨大な虫に変わっているのを発見するかもしれないし。オヤスミナサイ。

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2004年03月26日

Davinci「月間-3」

やっとこさっとこ毎年使用しているシステム手帳の中身を購入。
Davinciというところから出ている「月間-3」というのモノ。
4月スタートタイプではなくて1月からのスタートタイプなので、わりと大きな文房具屋さんでもさすがに置いているところが無くて、もう無理かなって半ば諦めていたけど、たまたま寄った渋谷のLoftで入手。
見開きで一日づつコマになっていてかなり書き易い。
こういうのって使い慣れているのではないとしっくり来なかったりするんだよね。
見つかって良かった。ホッ。

*

で、そのまんまシスコに行って、DVD1枚とCD2枚購入。うーん、気が付いた時は遅かった。
当初の目的であるGパンを買うお金が足りない・・・。次回の休みだな、こりゃ。

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2004年03月23日

前々から欲しくて

前々から欲しくてしょうがなかった室内鉢植え(で呼び名合っているのかなぁ・・)を購入。ヤッター。これで仕事をしているPC回りも逃げ場ができたってもの。
辛くなったら植物に話し掛けることにしましょう。
枯らさんように水をちゃんとあげないとね。

*

昨日は平日休みの日でしたので、HR川さんと一緒にお勧めの八丁堀にある「味噌ラーメン」の店に行く。
平日しかやっていなくて、カウンター10席の開店時間が11時~14時までという中華屋。

行ってみたけど入り口も派手なところが全く無いのに確かに行列が。

その店で味噌ラーメンを食らってきました。
旨いぞ~、これは。
真っ赤なスープが味噌と言うよりは坦々麺と言ってもいいくらいだけれども、実は甘い。いや、甘いというか甘味が封じ込められている味。
でもしっかりと味噌のパンチが効いているし、それでいて貝柱とか魚系のだしが攻めてくる。
さらに競争するかのようなモチモチした麺が歯応えあって・・。

僕はちょっと舞い上がって味噌ラーメン単品で食べたけど、出来たら「かゆ」も一緒についたセットがお勧め。貝柱のお粥がつくの。これで900円だったけな。1000円でお釣りが来て、あれだけ美味しい食べ物が食べられるんですもの。
都会も捨てたモンじゃないですぜ、ダンナ。

で、そのあと海外の2ヶ月の旅を終えたJust_Uさんをピックアップして、温泉に向かう。 Uさん、真っ黒に日焼けしていて、いい感じじゃないですか。
トルコやシリアやエジプトの旅のお話をご拝聴。
旅の手記をHPに載せるそうな。早く見たいぜよ。
ではでは。

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2004年03月20日

Alien Project

来週のAlien Projectに久々に行こう、なんてお話していたものの ZEPPでぎゃるお達が阿呆なことをして問題を起こしたらしいってことで取りやめ。どっちにしろTIP系は混みそうだし、行かないほうが無難かもね。

そのかわり小金井公園でお花見をしようかねと計画中。桜、まだ咲いているかなぁ~。

まぁ、集まってくるのはもう散っちゃっているような連中ばかりでもあるわけですが。

前々年は恐ろしいくらい強風で、それこそ花を眺めるどころではなくて、敷物を押さえるのが精一杯なほどでヘトヘトになった。人間が“カゼ”程度(おこがましい表現だね)あんなに疲弊する動物だなんて思いもよらなかった。
今年は穏やかに昼間っから酒をあおってエンジョイしたいし、お花も見たいもの。
ギルのDVDでも観て春の宵を過ごしましょう。

これを書いていたら思い出した。そっか、去年は今ごろ高炉台公園で花見をしたんだ。
早ぇーな、一年が。こないだかと思うくらいの感覚だぞ。いや、だからってどうもこうもなるものでもないけれど。

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一週間ぶりにどうも

一週間ぶりにどうも、です。
なんか桜前線が早いようで。
さて、散って舞うのが男の人生と思いきや、受かってしまいました、またもや・・。
日本語学校研究コース編が4月からスタートです。
60点/100点。ちょっとだけでも勉強した甲斐がありましたよ。もうしばらく日本語とやら身近で奥が深い言語を研究したいと思います。

さすがに今回ばかしはマズイと思っていただけに、少しだけカラフルに「俺マイ祝い」を。

祝:合格!! by自分。

しかし、よく受かったなぁ、実際。

*

最近、わりかし仕事が忙しいようです。担当している言語部門での仕事量が増えたりで。あと一般仕事も目まぐるしくて。

それでも、デボラ氏がウルトラスーパースクリプトを制作してくれたおかげで超ラクになりました。
凄い、ほんっと凄い。
どういう仕掛けなのかは、もう全然わかりましぇんなのですが、とにかく「ポチっとな」とタイムボカンばりに1発で片付いちゃいます。

クリック1発で救われる・・・があります。ってか。
我想是感謝。好。(ぺこりん)

*

木曜日に秒氏の送別会を「やる気マンマン茶屋」で実施。
別れ惜しくて仕方ない。後ろ髪引かれる想いで、前途洋々な彼に乾杯っ~。
飲み会の一部始終をデボラ氏がClieで動画を撮ってました。
色々な機種があるとはいえ、それほどまでに多機能であるとは知らなかった。
オフブラックの本体がシブい。
俄然、Palmが欲しくなってきましたなぁ。そんな金、どこにあるんだという我が財布事情へのツッコミは無しで。

帰り際、駅前のタコ焼き屋さんで、Kenny氏にゴチになる。アツアツを食ふ。こりゃ、うんめぇ。
ごちそうサマンサなり。

*

ところで、13日の土曜日は、結婚式でした。
僕の予備校の時の友達と同じ大学で、実際には学校は違ったけれども、学生の頃、一緒に建築関係の仕事をずーっとしていたので、酸いも甘いも共に過ごした友人がついに式を挙げることに。

ふと降り返れば、奴がいる・・、じゃなくて、思い起こせば出会ってから10年近くにもなるわけですな。感慨深い筈です。

で、大学時代にやっていた建築の仕事は、僕の知り合いから頼まれていた仕事で、結構ヘヴイな内容だった。
荷揚げやら解体やら内装やらとオールマイティに無免許学生&未経験者(実は免許がないと、やってはいけない仕事がたくさん有った)がバリバリと学校も行かずに受け持っていて、ある時、人員募集に予備校の友達とか高校の友達とかを掻き集めたけど、それでも足りないっていう現場が有って、そこで友達の一人に頼んで呼んできて貰ったのが彼だった。
最終的に気がつけば、4年の最後まで生き残ったのが、僕らだけという始末。

特に、2年生の終わり頃、立ち上げたといったら過言な「コウ企画」というアダルトビデオ製作会社と勘違いしそうな企画モノにも中心的に働き頭として奮闘してくれたし。
※「コウ企画」自体は、ハレー彗星の如く、消える・・・。

そんなこんなの友人の結婚式は感動モノ。
バンドをやっている涼介君とアリ君が弾き語りでウルフルズの「バンザイ~好きでよかった~」を熱唱。
仲間うちでも泣いているのがチラホラ。
友の為に喜びの涙を流せるのも素晴らしいね

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2004年03月11日

秒君。

今日は目が覚めた一日だった。
同僚から人生において大事なことを、とってもかけがえのないことを、たった20分程度の時間だったかも知れないけれども学んだ。
自分はひよっこだ。甘かった、まだまだだ。
俺はいったい、何を見ていたんだろう。今日という一日に感謝。
明日から精進していこう。さて、「白い巨塔」を見ますか。

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2004年03月10日

そろそろ「~王の帰還」

そろそろ「~王の帰還」を観なくては、と思ふ。
どうなんすか。混んでるのでしょうか。
座席指定制の映画館の方が無難だよね。もう年が年なんだから並ぶのは身体に響いて・・・。

*

本格的に春にでもなったら(要は暖かくなったら)群馬県の大泉町というところに行ってみようかと考え中。

3才の時に死別したとずーっと信じていた兄が実はここでペンキ工場を営んで元気に生きているらしいと、命日で墓参りに訪れた寺の住職が打ち明けたから、というのは真っ赤な嘘で、先のワールドカップでもご存知の方はいるかもしれないけど、リトルブラジルとして人口の10%以上が日系ブラジル人という名高い国際都市(町?)なのです。

どうしてこんな辺鄙(失礼)な町が、そんな風に呼ばれてのかって経緯とか理由は、無責任かもしれないけど社会派じゃないので、それほど興味が湧かないのですが(無いとも言えないけど)、都会から離れているに関わらず外国人の人口が多ってことは、仕事の需要があるのでは?と単純に推測できる

─だって、ある一人の異国人が海外でやっていくには、なにかしらの市場に身を置いてやりくりしなくては自活していけないわけだし、多かれ少なかれ都会というところは、そういったチャンスをも含めた絶対数が郊外よりは多い場所であるというのが定説な気がするからだ、だとしたら、それほどまでに郊外に住むというのはよほど大きな理由があるのではないか─、

で、まあ、ちょっと調べたら、やっぱし大きい会社が幾つかあってきちんと勤め先なるものがあり、経済的生活が確保され且つサイクルされているようです。
眠りつづけていた大学の授業の知識も少しは役に立つのね。

そんなこんなで「国際社会における外国人市場とその実態」に迫る事も無く、春先の旅行がてらにシェラスコでも食いながら、道行く女の子に「Hola!」とでも声を掛けに行こうかなと単純に思っただけです。
Bueno!!

できたら週末をブラジル気分にエンジョイしたいので1泊2日くらいで行きたいけど、如何せん調べても調べても安宿やゲストハウスが見当たらない。
仕事の片手間に(オイッ)検索しているので、精度に欠けているとは言え、ヒットが無さ過ぎ。
一応、近くにキャンプ場があるみたいだから、ここをベースにして動こうかな。車が必要だね、よし、そういった僕の興味にいつも首を突っ込んでくれる某夫妻も巻き込んじゃおう。ケケケッ。

それにしてもなんでこういう場所に強く惹きつけられるのだろうか。血なの?新宿の大久保の一介を占めているコリアンタウンなんてゾクゾクしちゃう。

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2004年03月09日

久しぶりに「Macao Cafe」

久しぶりに「Macao Cafe」のアルバムを聴く。
気持ちいいねぇ~。Shpongleに通ずるようなゆったりとしたアンビエント。
ソルスティスのレイクサイドで、晴れた空の下、輪になって踊ったっけ。
水面がキラキラ光っていて、みんなで湖に飛び込んだりして。2002年か、懐かしいなぁ。

早く夏が来ないかね。

で、このアルバム、アコースティックな音もあるし、実際にスペインのイビザ島にある同名のカフェをイメージしているだけに旅の気分にたっぷり浸れる。
東京の片隅で「Traveling without moving」。
そんなに悪くないじゃないですか。

1曲目の「SOLID WORLD」の“Castros kitchen”は、ほんっと是非。

*

「Macao Cafe」から、ついでながら朝食の話題でも。
何処となくこのアルバムって、清々しい朝に漂う、焼き立てのトーストに溶けるバターの香りとか、挽いたばかりのコーヒー、少し上手く行けばサニーサイドアップの目玉焼きなんてのが想像できそうなので。

毎日というわけでもないんだけど休日になると、家から5分程度のところにある近所のパン屋さんで朝食を摂る事がある(どちらからというと普段はバッリバリの和食派)。

なんというか、ここのパン屋さんって1階でパンが買えて、2階がカフェ形式になっているので、買ったばかりのクロワッサンや─運が良ければ、まさに焼き立ての─カレーパンなんかがそのまんまカフェオーレを啜りながら食べれて、ゆったりと時間が過ごせる。

しかも2階がイイ感じに日が射して、ポカポカと気持ちが良いし、置いてある新聞3紙(必ずサービスで置いてある)を、フムフムなんて云いながらテラス越しに読んでいると、幸せがヒタヒタと寄せてきて、なんか、こう、満たされるわけです。
どういうわけが2階のカフェを利用する人がそんなに多くないのが、これまたお気に入り。
なにはともわれ、お互い次の休みまで頑張りませう。ではでは。

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2004年03月07日

飲み過ぎ。

飲み過ぎ。
来週開催される結婚式の出し物の打ち合わせサタデーナイツin新宿。
居酒屋「海の家」。
友達の結婚式で急遽なにか出し物をやることになって慌ててみんなで集合して飲みながらワイワイと打ち合わせをする。

どっちにしろ仲間うちでは結婚式をする奴は“初”なのものですので、式の前に集まろうとは誰それとなく言ってから、まあ良しとしても、一週間前に依頼するんじゃねぇ~! 間に合うわけ無いだろっ。

つーわけで、スッカラカンな脳みそを掻き集めてアイデア大会。

フライドポテトをぽりぽり食べながら、くっちゃべってると無難な「友人代表がひとりスピーチ」案が予想通り出て、一応それで行きましょうってことになる。
念のため、新郎(友達)に携帯で確認。
「スピーチは他の奴らが4本やるから、いいわ」と、電光石火の如く、却下(泣)。

クイズとか寒いこともやりたくないしなあ。
「裸ではっぱ隊」も死ぬほど面白くて捨てがたいけど、披露宴でやったらウケ過ぎて新婦側の誰かが違う意味で泣きそうだし。
俺なんか去年は何だかんだで会えなかったわけだし、参加すること自体が出し物みたいなもんなのに・・。

と、みんなでフライドポテトをぽりぽりと食べ・・・、ってオイ、なんでフライドポテトがこんなにあるんだ?

「えへへ、おいしいからたくさん(→5個以上)頼んじゃった」
りょ、涼介君(某喫茶店アルバイター:1月の日記、参照)、ワタシ達、こんなに芋食いきれませんよ・・・。
それよりアナタ、式までになんとか背広を入手しときなさい・・。

そうこうしているうちに「列席者全員にクラッカーを1個づつ配って一斉に鳴らすのなんてどおよ?」なんて手っ取り早そうなシビれる案が出現。
もう、これだ、これしかない。
結婚式と言えばクラッカーじゃないか、大事なことを忘れてた。
最初から俺らはクラッカーが鳴らしたかっただけなんだと、もはや皆さん自分をマインドコントロール。
再度、新郎に確認しようとしたら、居酒屋が二時間制なもんだから場所移動。
ついでに残業で遅れた友達からも連絡があったので歌舞伎町のドンキで拾う。

ドンキ前で新郎から「クラッカー」案、却下。うぅ。

とりあえず、次の店に行きましょう。
「海の家 (part2)」
さっきの店と名前おんなじじゃん。

すでにヘベレケですが、でもまぁ、乾杯ということで・・・。
フライドポテトをぽりぽり・・(以下、略)

あっ、出し物決めてないや。

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2004年03月04日

東京メトロ。

テストが終わったので、一応、スッキリ。
来週の週末は友人の結婚式に参加。背広着用かぁ。そろそろ革靴でも磨こうかしら。

こないだ、新聞(たぶん日経)の記事で「シックスポケット」という用語があった。
別に第六感の話題ではなくて、少子化の家族が当たり前の世の中で、祖父母、両親が1人の子供にお金を掛けて、そこで市場が確立されて、ビジネスとして成立するって話。
ウハウハですか、いまの子供は。

ちなみに更におば、おじも加わって10ポケットとまでなっているらしい。
それだけお金が集中すれば、マーケティングがあっても不思議ではないかもね。

*

タブロイド版で毎月発行されている営団地下鉄のフリーペーパーが面白い。人気があるっぽく、大体がすぐに無くなってたり。

フリーペーパーが発行を維持する為に避けて通れない大半を占めるかのような広告が少ないし、記事の着眼とか、結構鋭い。
今号はタイヤキと屋台特集で、タイヤキは都内の有名店のタイヤキが一匹ずつ写真付で解説。屋台も渋谷とか青山に出没する屋台が掲載されていて、どこか忘れたけど、貝専門の屋台は、とっても旨そうだった。

なんといってもこのペーパー、写真が奇麗だし、記事のクオリティも高い。営団地下鉄に乗る方は是非。

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2004年02月29日

閏(うるう)年

閏(うるう)年です。
腕時計のカレンダーが手巻きの方、気をつけてくださいね。
ちゃんと巻いて置かないと、明日になっても普通の顔して「うーん、今日は30日かぁ」と平気な顔で言っちゃって、それをエクセルに付けてたりすると赤っ恥掻くハメになりますから。
ええ、もちろん、僕の話です。

ところで、ただいま4日連チャンで引きこもり勉強三昧を予定中。
2日めを消化。間に合いません。ヤベェな。

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2004年02月26日

チーズはどこへ消えた。

啓蒙本とかって読みます?
僕は、あれって効き目も早いけど薬効が切れるのもマッハで、内容も1ミリも記憶に残らないと(個人的)に考えているので、そんなに手を出さないです。
好きな人は好きみたいよね、そういう系。いや、だからどうってわけじゃないけど。

それでも大学時代の部活の先輩が「ヘヘヘ、こりゃ効き目抜群だぜ、おい」と半ば無理強いに薦めてこられた本がありまして、それが「チーズはどこへ消えた」っていう本。

先輩、ネズミ講みたいな健康食品のシステムにハマらないで下さい、自分には無理っすと、そんな声は到底届かず体育会系タテ社会の勢いで買わされました。今も本棚のどこかに埋もれている筈。しくしく。

で、なんでそんな話が急に出てきたかと言うと、今日、会社でその本の話題を同僚がしていたから。
中身のほうは、けっこう数年前にはそれなりにブームになったから知っている人も多いと思うけど。

確か、2人の小人と2匹のネズミが迷路の中でチーズを食べている物語で、ある日突然食べているチーズが消えちゃうって話。

2匹のネズミはチーズがまだある時でも、常に万全の体制で迷路をくまなくチェックしてたからすぐに事態を理解して次なるチーズを探しに迷路を探すことを選択する。

問題なのは2人の小人で、チーズが無くなった事を理解しようとしないで─しかも実際にはチーズは徐々に無くなっていたのだ。彼らが気が付いていないだけ─変化に対応できず、うろうろと過去を尊ぶばかり。
なかなか見切りをつけないで、いつかチーズが戻ってくると盲信している。
どこか他の場所にチーズがあるかもしれないけど、居慣れた場所を離れるのは怖すぎる。変化することに恐怖がまとう。

やがて片割れの小人が焦燥の限度を超える。

そして、ついには自分をこう嘆く、もうチーズは戻ってこないだろうに、それでも同じことを繰り返して事態が好転しないのを不思議に思っているなんて、と。

で、とうとうその片割れの小人だけ決心して新しいチーズを求めて迷路の中を捜しに出る。
こんな感じ。

童話仕立ての物語だから、本文にあるチーズと言っても読んでる人にとっては「仕事」だったり「人生」だったり「恋人」だったりとそれぞれ当てはめたりで。
ただ大事なのは「変化」に対応するっていうこと云々・・

会社で話題に上ったというのは、それだけ人生の岐路に立っているからでしょうか。それとも変化の時期がきているからでしょうか。それとも、ただ単に暇だったからでしょうか。

チーズ足りてます?

えっ、僕?僕はチーズだと思って食べていたら、実はそれ、“猫いらず”だったっていうタイプでして・・。

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2004年02月25日

携帯電話。

携帯電話番号のポータビリティー化が早ければ05年度内に実施というニュースがありましたの。

メアドとかサブドメとか、切り替え後の端末は?など問題が目白押しである事は否めないにしてもエンドユーザーとして選択肢が増えるという事は喜ばしい。現在キャリアはドコモだけど、どうしたものか。

あれだけ苛まされていた迷惑メールもメアド変更後にはピタリと止まったし、9年くらい使っているから年々割り引きも捨てがたいし(と、ここまで書いてふと思ったけど、9年間果たしてどれくらいの金額をオレは携帯電話に払っているのだろうか。ちと計算が怖い。)特にこのまんまでも良いといえば良いんだけど。

ボーダフォンも試したいな。
まあ、しばらくしたら“ポータビリティ化後でどのキャリアを使えばアナタはお徳か?” なんてサイトも出そうだし、出た際にはコストパフォーマンスを含めて考えてみますか。

*

フムフム、ついでながらキャリアのサイトを見てみたらドコモってクレカ払いOKになってるのね。
UA(ユナイテッドエアラインズ)のマイレージ機能付クレカ作ろうかな。
マイレージ貯めて、むほほ旅行。←This is どんぶり勘定。
セゾン、UC、JCB、お勧めとかってありますか?

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2004年02月23日

自衛隊で戦闘糧食(レーション)

昨日、事ある経緯を経て家族の知り合いの知り合いより「缶メシ」なるものを戴く。
自衛隊で戦闘糧食(レーション)として配られている缶詰で国防色と呼ばれる深緑色の一切イラストとかがない缶詰。
でっかく明朝体で「赤飯」とか「とり飯」とか書いてある。
なかなか渋い。小学生でサバイバルゲームに熱中していた時に入手していたらヒーローになれただろうなぁという程。

けどまあ、ちょっと食べる勇気まで無いので、というより結構レアだったりしそうだから、勿体無いんで取って置こうかね。

ところで04/03//っていう上面の記載は何コレ。賞味期限?
来月じゃん・・・。

*

近頃、コンタクトレンズの左眼だけが極端に視力が落ちて見えにくい。違和感もあるし。もともと左右の視力に差があるし、悪い方(僕の場合、左眼)が視力が落ちるっていう話も聞いたことあるので、ちょっと怖い
(それって本当なの?実際のところ)

まあ、それだけモニターに食らいついて素晴らしく働いている証拠ってやつなのでしょう。うんうん。

*

さあて、今日はお引越しで残業モード。

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2004年02月22日

こじか邸。

昨夜は2軒隣にお住まいの元同僚のお住まいにお邪魔する。
黒いデルのパソコンがどぉーっんと置いてある。メモリ1G。
日本でも乗っ取るつもりですか。

さて、今日は日曜日ということもあって電車も空いているので、EGO-WRAPPINの「くちばしにチェリー」のアルバムを聴きながら、ふん、ふふん♪と軽快に出勤。
毎日これくらい空いてりゃいいのに。ヨシエのボーカルは素晴らしい。
声が微妙にかすれるあたりがゾクゾクしちゃう。

会社は、平和な日曜日。そうこなくっちゃ。窓から見える景色では、天気もなかなか良い。
お布団干してくればよかったな。
ではでは。

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2004年02月21日

ねぇさん、事件です。

ねぇさん、事件です。去年の12月から「AKIRA」のフルカラーバージョンが発売されてるじゃないですか。

毎月16日に1巻づつ発売で、12月は1.2巻だから、えっと~、もう4巻も出ている。今まで気がつかなかったのは何故、どうして?

それにしても1冊3800円ってのはどうなんだろ。全6巻だから、×6で、¥22.800-。
うっわー、高い。けど買っちゃうんだろうなぁ。つか、買うしか考えられん。

故アインシュタインも「実を言いますと、ワタシが信じられるのは、我が愛する妻と日本の"AKIRA"ぐらいなもんです」って生前は言ってたぐらいだし。(多分、ウソ)
さて、旧ソビエトの5ヵ年計画くらいの勢いで購入計画を立てるとするかね。

*

P・オースターの「最後の物たち」の読書を再開。

P・オースターの魅力として捨てがたいテクストのリズム─往々として、それは訳者の柴田元幸の功であるわけだが─が珍しく掴みにくかったので(多分、それは僕の読み方に問題があるんだろう)幾度となく中断していた本。

「リヴァイアサン」を読了した後、気が付いたのは、他の作品と違い、きっと「最後の物たち」を読む為には何らかの"読まなくてはいけないという強い意志"のようなものが必要なのではないか、という事。

もちろんこれは個人的なことであってはばからずに公言できる事でもない。
けど時として小説であれ、映画であれ、その作者と作品を通じてぶつかる為には受け手側としても、そんな"気の持ちよう"が要求される事もある筈だ。でないとその作品のパワーにやられてしまう。

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2004年02月20日

だんだんと暖かく。

だんだんと暖かくなってきたようで。春も近しってなもんですかね。

3回程、受講を受けている先生の話し口調が、ご本人が意識されているのか、それとも元来なのかは存じないとして、落語の噺家のようですこぶる楽しい。
それで、その先生の授業を受けていたら、突然と生の落語ってのが聞きたくなっちゃってぇなもんよ。(ちょっとベランメエ調)

新宿に末廣亭があるし、ちょっと足を伸ばせば浅草には演芸ホールもあるし。
環境には恵まれてる(落語を見るとしたら)と思った次第。
春の陽気でポカポカしながら平日シフト休の日におじいちゃんやおばあちゃんに囲まれながらセンベイを齧りながら落語を見るものオツじゃぁないの。ぽりぽり。

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2004年02月18日

テロのある街、四谷

昨晩、家から1kmくらいのところで、爆弾テロがあったみたいです。
チュドーンって。
23時頃に、やけにピーポーパーポーと、やかましいなぁと思ったら、そんな事があったのね。
それにしても物騒すぎ・・。裏には防衛庁があるし、近くにも迎賓館があるし、しょうがないのかな。

小学生の時、東京サミットという先進国首脳会議のような大層なサミットがあって、その時は300m置きにお巡りさんが立ってました。
都外からの支援で来ているから、時々道を訊かれても土地勘がなく答えられないという微笑ましい光景も。
いや、道端にたくさん制服姿で立っているのはシュールというべきか。

*

今日は、どうも朝から人が少ないと思ったら電車が遅れてたみたいで。それは良しとしてポチポチと現れる皆様がいつまでも見当たらない。
ふと気が付けば稼動人数4人+2人。嘘でしょ、無理だって。
見よう見真似で普段やらない仕事をやっつける。ノンストップで働くも残業。うわーん。

*

帰宅後、TV付けて、対オマーン戦(危ねぇ国名だなぁ)。0対0。
何やっとんじゃあ、ぼけジーコジャパン。
ロスタイム?、もうええわとチャンネル変えようとした瞬間、久保がゴォォール!!。うふん素敵、ジーコジャパン(変わり身早すぎ)。
とぼけたオマーンの時間稼ぎに辟易していただけにスッキリ。
明日は休みだ。よおし飲んでやる。

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2004年02月14日

仕事でチームで仕分けしている

仕事でチームで仕分けしている業務担当が自分だけだったので、ちょいとばかしドキがムネムネ&専用フォルダにデーターを入れて頂ける上司が遅刻をされたのでヤベェ間に合わねぇかな、なんても思いましたが意外とアッサリと終えられたのでホッとした週末。

明日、明後日と休日を貪りますので、皆様、後は宜しくお願いします。手落ちがあったら御免なさい。僕のせいです。許してくれとは言えませんが、その代わりにこのカラダで・・・。

そういや、カラダとサラダって似ていて紛らわしいね。(そんな訳ねぇか)

今宵、チョコもあげたし自分もプレゼントforユーした女の子が実は遊ばれていたことが発覚。
しかも、ベットの上で間違えて「私のサラダ返してっ!!」って叫んじゃったり。
それを横で男がマルボロでも吸いながら冷静に「そりゃカラダだろ」なんて間違いを指摘したら女の子がトマトみたいに真っ赤になって「何よ! この大根役者!!」とかって、ナスのひとつでも投げつけてヒステリー。そんな都会の落とし穴みたいなヒストリー&ミステリーが、今年も何処かで・・。

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2004年02月13日

帰り際にHR川さんと

帰り際にHR川さんと北千住にあるとんこつラーメンを食らう。
なかなかどうして、野菜の甘味(たぶん、キャベツ)が出ていて風味豊か。
とんとん丸とかって名前だったけな。とんこつで500円は安くない?
また行こうっと。

それにしても今日は仕事が忙しかった・・・。
早めに寝よう。オヤスミ。zzz

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2004年02月12日

休日だし天気もいいので

休日だし天気もいいのでちょっとばかりサーフィン(ネット)していたら、おぉ~っ面白いもの発見。「ナグチャンパ」の石鹸があるっ!!。
「ナグチャンパ」といえばインドに行けば知らない人は居ないといわれているサイババ香。
礼拝で実際に使われたりサドゥ(修行者みたいな連中)がよく焚いていたりの有名すぎる独特の甘い香りのお香。偽モノも出回っているくらい。
僕も一回だけ偽モノを買った事がある。どんだけ匂いが違うのか試してみたくて。焚いてみたら全然違った。偽モノは焚いていると段々頭が痛くなるし、クサイ。
まぁ、それぐらい需要が高いんだろうけど。

で、その石鹸があるみたいなの。使っている人のコメントも「あのナグチャンパ香の香りがお風呂場いっぱいに広がりました。うふ♪」とかなんとか言ってるではないですか。かなり欲しい。

けど家で使ったらきっと妹とかに「お兄ちゃん、お風呂場までインドにしないで!!」とか言われたりするんだろうなぁ。

あとTK野氏と連作はじめました。始めたばかりなので試行錯誤です(乗せる場所とか)アップとかお願いしている次第。お手数かけます>TK野さん

1)遥かなるインディア TK野.ver
2)遥かなるインディア ko.ver

海外放浪中のjust_uさんから幾つかメールを頂いています。こちらから送るメールにもちゃんとお返事を書いていただいて。

トルコで深夜バスに乗り移動していまクシャダスという港にいるそうな。チェシメという町からシオス島というギリシャの島へ向かうとか。産業心理学を学びとする彼独自の視点から見た世界はどう映るのでしょう。土産話が楽しみです。

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2004年02月10日

カレー@東陽町。

昨日は予定通りにカレー@東陽町。
確かに店内を見回すと椅子とか豪華になっているし、妙なバーカウンターも出来ているし改装したことは間違いない。店員Aも新しい人だし。(七三横分け、日本語ペラペラ)
けど寒いっちゅうの。入り口から隙間風がビュンビュン入ってきて。
あとちょっとで蜃気楼でも見えるんじゃないかという勢い。

で、TK野さんとガタガタ震えながら待っていると突然と横分けが「サービスですプリー」とマンゴラッシー持って登場。

「凍死させる気ですか?」

泣きながら飲み干しました。

※カレー、美味かった。ナンは巨大だった。15インチのモニターみたいな面積。

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2004年02月09日

「指輪バンザイ」

「指輪バンザイ」

「ロード・オブ・ザ・リング」の第2章を新宿下りの映画館に観にいってきました。
スペシャルエディションで上映していてたので第3章が始まる前にと思いまして。
3時間45分は長すぎで、お尻(ツーケー)が痛くもなったけど最高に良かった。

エルフがねぇ~・・・。弓をビュンビュン飛ばす姿は格好良すぎ。ゴラムもCGとは思えない存在感で謎を残しながら次章への伏線を張っているし。
そして、主人公のホビット族のフロドとサムの友情が泣ける。第2章のラストシーンのサムとフロドのセリフが、もうほんっと・・・。と、一応、2作目とはいえネタばれになるのもどうかと思うので、このへんで。

食わず(観らず)嫌いな映画でもあったこのシリーズ、もっと早めに観とけば良かったよ。
↑後はハリーポッターとインディジョーンズ。これはいまだに食指が動かず。

映画といえば、ひげちゃびんwith水野(晴)。
大学の時、青山にあるお住まいのマンションをアルバイトで改築した事が。

セメントで駐車場の床を埋めなおしていた際に、どうしようもない衝動に駆られて、ちっちゃく「ミズノハルオ」ってそこらへんの枝で彫ってたら親方にバレてぼこられそうになっちゃいました。
若いっていいね。元気ハツラツオロナインC(ん?)

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2004年02月07日

昨晩はフルムーン

昨晩はフルムーンです。
夜の天気も良かったので、一つ前の駅で降りて、ポチポチ歩きながら月光浴をして帰宅。2月だしフルムーンパーティは盛り上がっていそうだなぁ。
途中、本屋さんによって軽く物色。
ちゅーことで
─昨日の俺マイショッピング─
・ポールオースター 「リヴァイアサン」

─最近の俺マイショッピング─
・雑誌「野生時代」
・雑誌「esquire」

「Esquire」は本体の方よりはどっちかというと付録のCDアルバムが目当てでして。
"ya basta!"の未収録トラックが付録なんだもん、豪華っしょ。近頃はこれを聴きながら寝るのがお気に入り。

今月の20日の金曜日、六本木のスピークイージーでJorgとEskimoがイベントをやるね。スピークイージー!。あの螺旋階段はラビリンスみたいだし、雰囲気がかなり好き。
Jorgも去年は聴いてないし、おととしの“こだま”以来のご無沙汰だしなぁ。Eskimoのライブなんて絶っ対にアガるでしょ。どうしましょ。ただちょっと痛いのが次の日が仕事。踊りまくって一睡もしないで、シレッと出勤するのもなかなか良い手でもあるんだけど、長い一日になっちゃいそうだし。
う~ん今回はパスかな。

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2004年02月06日

ハサム、ヤニブと言ったインド人

会社帰りにちょくちょく行っているインドカレー屋@東陽町がバージョンアップしたそうです。

ハサム、ヤニブと言ったインド人が総入れ替えとか。
入れ替えたというか不法ホニャララでパクられたとか、微妙なとこでもあるわけですけど、真相はもう闇の中。誰も知りません。
TK野氏曰く、「美味くなったズラ」とのことなので、今年一発目の“彼のカレーはとってもかれぇ“大会をしましょうと打診&レスポンス。楽しみです。

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2004年02月05日

四ッ谷駅から、しんみち通り

四ッ谷駅から、しんみち通りに入って2分くらいのところにある「政吉そば」という立ち食いソバ屋がフリークの中では有名みたい。都内に何百店の立ち食いソバ屋があるのかどうか知らないけど(一説には2000店あるとか)、その中でも3つ星を貰ったとか投票で1位を取ったとかで、何かと話題の尽きないお店。

ここは、とにかくスゴイ。「ふっ、立ち食いそばでしょっ」なんて侮るなかれ。

普通、立ち食いソバと言えば既に茹でてある麺をサッとお湯に通しているだけなのに、何と信州から直送のそば粉6割の生麺を注文後に茹でるという丁寧さ。すでの立ち食いの範疇を超えているでしょ。つゆもだしも自家製の本かえしを使用してる丁寧さ。

天ぷらは神田の「かめや」の方がちょっと上かなって感じだけど(嗚呼、かめや)、蕎麦とコクのあるつゆは絶妙の相性。朝7:00から開いているので、是非。

*

エイビーロードなど、旅行会社のメルマガが結構楽しかったりで。
見てても自分のスケジュールと合わないので行けないのは分かっちゃいるものの、値段が安かったりすると、ウキウキ。脳内だけでも旅行しようかと・・・。
今日届いたメルマガによれば、3月に限り、韓国ソウルまで航空券1.6万円~だそうで。
ワオッ、あっち着いたら安オンドルに泊まれば、3万くらいで遊べちゃうんじゃないのかい?キムチ食って骨付きカルビも食って、アカスリとかして。
よおし、今日は「ソウル3日間。コリア何だぁ」プランで脳内トラベルだ(危険すぎ)。

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2004年02月04日

節分という名の。

2月です。昨日は齢の分の豆を食べ、蒔きました。

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2004年01月31日

こないだ「BLACK BUSH」という

気がつくともう2月ですな。今日、明日とぼちぼちと仕事をする予定。
土日の会社の雰囲気もほんわかしていて悪くない心地。

こないだ「BLACK BUSH」というアイリッシュウィスキー(それにしてもちょっとタイムリーな名前だなぁ・・)を初めて飲んだ。「ラフロイグ」というシングルモルトの後に飲んだだけに ─BLACKBUSHはブレンデッドウィスキーだ─独特の香りと甘みを楽しめた。夏とかだと日本は湿気が多いから、このウィスキーが少し鼻につくかも知れないけど、1・2月の乾燥している冬にはちょうど良く合うと思う。
ゆっくりと冬の夜を過ごすのにもってこい。

エドワード・ノートン主演の「25時」が恵比寿ガーデンプレイスで上映中。
デビュー当時にして「主役キラー」とも呼ばれた演技派。凄い楽しみだ。

恵比寿には「ふかひれソバ」が美味しい中華料理屋があったけ。もう5年くらい行ってないけどひさびさに食べたい気分。映画観に行った際には寄ってみようかな。それじゃ。

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2004年01月28日

会社の帰り、近所の吉牛

会社の帰り、近所の吉牛でムシャムシャ食べてたら、
「パックンマックン」のパックンがお持ち帰りでたくさん買ってた。
そんだけ。
オヤスミナサイ。

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2004年01月24日

今宵はXPとExaileがディファ

今宵はXPとExaileがディファでやるみたい。
しかも平和島でWizzyNoiseもあるとか。凄い気になるのが平和島でGuestVJで参加しているCOSMIC EM。
映画「ストレンジデイズ」での起用とか、「BurningMan」でのトリをこなすプレイとかでフルオンなVJ。一見の価値がありそうだけど、箱は混みそうだしなぁ。暖かくなる春まで野外を待つか。

そういえば去年は代々木の「春風」は中止だったんだよね。今年はどうなんでしょ。

「春風」の代わりに「そよ風」なんていう冷房みたいな名前のずっこけたイベントも有ったとか。去年、東京を離れていたのでいずれにせよ行けなかったので、周りのみんなに比べればそんなに肩すかしを食らっちゃいないけど、今年もあったとしてもキャパ超え必死だろうに・・。
けど、それを超えても、ひさっびさに代々木でみんなで会うのが楽しかったりする訳でして・・・。

海外に目を向けてみますと、メルボルンで3daysもイベントが近々催されて、AlienProjectとMedicineDrumがプレイ予定。
おぉー、MedicineDrum!。うねり音楽inオウストレィリア~。
楽しそうではないですか。

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2004年01月23日

西日本では大雪が降ったそうな。

西日本では大雪が降ったそうな。

年末、銀行に行った際に、ちょっとした理由があってキャッシュカードを再発行することになり、手続きを進めていると、なんと再発行するには2000円掛かるとかなんとかって受付嬢が言ってるではないですか。

オイオイ、なんなんだそのボッタクリ商売は。阿呆らしい、ワシャ帰るで(別に関西弁でなくてもいいわけだけど。しかも再発行する方に落ち度があったりで)と立ち上がろうとしたら、そのウグイス姉ちゃんが、「このようなサービスもありますけど」と、“クレジット機能付き”のカードの案内を続けてくる。

フムフムと聞いていると、どおやら“クレジット機能付き”カードを作成すれば、2000円の手数料が掛からなくて再発行できるとの事。しかもカードが届いた後は機能を停止して普通のキャッシュカードとして利用できるとも。しっかりと心の中で叫びました、「姉ちゃん、そういう大事なコト、はよ言わんかい。」(ガラが悪いなぁ・・)

そんなこんなで申し込み。

で、忘れかけてきた今頃にようやくカードが届く。クレジットとかあるとビビリまくりなので機能停止のため、そそくさと銀行へ向かったりの小心者の自分。銀行めちゃ混み。1時間待ちだよ。わーん。

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2004年01月20日

・「ウェイキング・ライフ」

・「ウェイキング・ライフ」
ある朝目覚めると、自分の傍に見知らぬ人が立っていて、なにか哲学めいた話をする。はたして現実なのか夢なのか。道往く人々が自分に向って“生”とはなにか、“存在”とはなにか、次々と話し掛けては進むストーリー。実写映像を奇才アニメ作家がデジタル加工したサイケデリック映画。

・・・って、そんな説明はボーンシット。糞でも喰らえ、だ。観てないやつは観ろ。
寝てるやつは目を覚ませ。
Don't wanna miss a waking life...or not?

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2004年01月15日

Dark Nebulaのフルアルバム

Dark Nebulaのフルアルバムが出るとのこと。
オーストラリア人のソロユニットで、曲がり上がった音が堪らない最近の注目株である。
いままでもコンピでちらほら曲は入ってたけどアルバムはまだ出ていなかっただけに早くも垂涎状態。
こりゃ買いだな。

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2004年01月14日

雑言ともテキストともつかない

雑言ともテキストともつかないモノがあるのでページを設置する事に。
仕事以外ではなんとなく「私・わたし」という人称をあまり使わなく、また使いこなせる事が出来ないのでそれも兼ねて。このURL全体にも言えるボチボチ更新で。

*

同僚N氏が定期購読されている「○ットランナー」を拝借する。
相変わらず密度の濃ゆい内容で飽きない。
きっと「ギリギリ」という言葉はこのような雑誌のためにあるものな筈。

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2004年01月13日

あと5分で明日です。

あと5分で明日です。
外では風がピューピュー吹いてます。鳥インフルエンザが何年かぶりに発見されたようです。
それにしてもなんか痛そうな名前だね。鳥インフルエンザって。
そいじゃ、オヤスミナサイ。

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2004年01月12日

─先週の俺マイショッピング─

─先週の俺マイショッピング─
・俵 万智 :「ちいさい旅みーつけた」
・沢木 耕太郎:「バーボンストリート」
・雑誌:「entaxi」

なんだか小学生並みに買い食いとか寄り道とかしている傾向にあるので、これまた小学生並みにお小遣い帳の如く記録をつけることに。

ちなみに「俺マイ~」とは、一応、某大学の英文科に入学後、即座に中退して、今はバンドを目指している喫茶店アルバイター(29歳)の名言です。よく合コンで「俺マイハニー☆」とか言って隣に座ったギャルにいきなり抱きつき、猪木@闘魂ばりのビンタを喰らってました。

ロックの魂を忘れちゃいけねえとかなんとか言いながら。
はっきり言って意味不明です。
でも、そんなロック野郎に敬意を表して

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2004年01月10日

米国内にある最後のリーバイス

米国内にある最後のリーバイスの工場が閉鎖されたそうな。
もうMade in U.S.Aは幻の一品になるのかね。

まだ高校生ぐらいの時、ジーンズを501XX、BigE、66、赤ミミと、時代別とかで、今思えば「・・・」な程に揃えてました。

けど、赤ミミと66は代々木のフリマで数年前に売っ払ってしまい、ダブルエックスとBigEは昔穿いてただけにちょっとダボパン気味(今さらダボダボのを穿く勇気は無く・・。)なので押入れで眠っていて出番なし。
はたまた数年前に購入したドゥニームのXXタイプも裾の状態がそろそろヤバめで、リペアして貰っている始末なだけにそろそろ・・。そんなんで、この際に新しいのを一本買おうかと。

本命は66後期。細めだし、なんといってもあの色落ちは味わいがある。青とも緑ともつかないインディゴの縦落ちは66だけだしな~。 66モデルを購入して色落ちを楽しむのは悪くなさそう。
それじゃ。

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2004年01月09日

昨日は新年初の学校。

昨日は新年初の学校。
酒井メソッドなるものを学ぶ。
楽しみながら教えるという基本を改めて認識した気がする。

*

一年前から近所に出没する「夜でもグラサン(タモリ風)を当てているママチャリに乗った怪しい長髪のおっさん←僕ではない。念のため」が実は“みうらじゅん”かもしれないという死ぬほど面白い情報を入手。

確かにこのおっさん、よく交差点のあたりをウロウロしていて相当怪しい。挙動不審ぶりがタダものではない。

もしホンモノだったら、今度見かけた時に目のまえでモノマネでもしてみようかしら(って何の?)

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2004年01月08日

朝、普通に最寄駅に向かうと

朝、普通に最寄駅に向かうと改札のあたりに黒山の人だかりが。
ちょーっと嫌な予感がよぎるもモロに的中。
事故で電車が40分遅れだそうです。
がびーん、ありえないでしょ、40分とかって。遅刻じゃん。
つーわけで遅延証明を貰って、違う路線の駅までダッシュ。
案の定、電車の中はパンク状態で、教科書で見た“戦後の買出しのシーン”みたい。わーん。

お昼休み。
聞く所によると、自動車事故も多いとの事。
そういえば今日は満月。
満月って事故が多いんだよね。気をつけませう。
でも、まあとりあえず、Happy Fullmoon!!
では。

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2004年01月06日

3日間行われた伝説のイベント

3日間行われた伝説のイベント「カラハナ」のドキュメンタリーでMuses Raptのライブを見る。ライブを見たこと無いだけに興味津々。

ウルトラモーニングトラックの名を欲しいままにした「Spiritual Healing 」を引っさげて登場。96年とかだっけ?毎週、パーティの朝には必ず流れてたね。。
けっこうモーニングトラックだし、音もイビザ系のキラキラサウンドなので、絶対ナヨナヨしている筈だよと思いきや、その姿は阿修羅も真っ青。サイババみたいなアフロでガシガシとプレイしながら踊る姿がカッコ良すぎ。

音と正反対の動きっぷりにみんなで年甲斐もなく興奮してしまった。
南アのミレニアムでプレイ、見たかったなぁ・・。

*

昨年、某日某所で行われた某部署の忘年会に参加しました。
平均年齢が高かっただけに、笑い声がドリフ状態。

で、ふと思いついたんだけど、よくテキストなんかにある(笑)(爆)(汗)をドリフ形式にしたら如何なものかと。(わっはは)(だっはっは)(ダッラー)と。
使いこなせば臨場感溢れるテキストがもうお手のもの。常にトレンドに厳しく、アンテナを高くしている貴方、この機会に是非(わっはは)←早速。

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2004年01月05日

久々の満員電車

久々の満員電車は生きた心地がしない・・・。
昨日はあんなに空いていたのにぃー。

今日から平常どおりっつうことでフロアにも活気がみなぎってます。ちなみに“みなぎってます”って漢字で書くと“漲ってます”だって。
・・・読めねぇよ、こんなの(泣)

*

隣の席の方とバカ話をしていたら突然と会社の社長がアポ無し訪問。
いや、社長じゃないかもしれないけど、とにかく偉そうな雰囲気。
ジロっと睨まれ、冷や汗もの。ハラハラ。

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2003年12月30日

今日で年内の仕事納めです。

今日で年内の仕事納めです。
まったりモードと思いきや、しっかりと問い合わせ殺到で泣きモード。
そういえば、朝の東西線も通常の日と変わらないぐらい混んでました。けっこうみんな働いているのね。

今年も、長いようなあっという間でもあるような一年でした。明日は除夜の鐘が叩き放題の素敵なお寺がありますので、煩悩だらけの自分を投影して、しっかりと叩いてこようかと思います。

ゴ~ン

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2003年12月28日

そんなこんなで元通り。

そんなこんなで元通り。

─更新履歴─
・12/28 メニューに、No women No cry を追加。

先に行われた忘年会、よかったです。お酒が入って豹変する同僚の姿。
あり得ない動きをしながら雄叫びをあげてました。いいなぁ。

で、今日は大掃除をする。
玄関とか居間とかをキレイキレイにしました。
居間の煙草のヤニが凄いこと、凄いこと。唯一煙草を吸わない自分が部屋のヤニを落としているのは果たして何の因果なのでしょうか。
うーん・・。

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2003年12月26日

今日は部署の忘年会です。

今日は部署の忘年会です。
2003年よ、ありがとう。またいつかって。
いや、そんなこと言って、再来年あたりがまた2003年とかでループしてたら怖いし。
たぶん、ほとんどの会社が今日がファイナルアンサーなのでしょうか。金曜日だし、残りわずかということで。それより居酒屋が激戦区に違いない。バトルだ、バトル。昨日だったら戦メリか。

*

戴き物のフォントとFireworksで看板をこしらえる。
ありがとうございます、ありぱん。

*

♪本を売るならブックオフーでジョン・アービングの「サイダーハウス・ルール」と深夜特急'97「西へ!ユーラシア編」を購入。深夜特急は沢木氏のオリジナルの文章と'97の旅の記述と写真がコラージュしてあり、壮観。インドの写真は良い。無性にどこかに飛びだしたくなる。これで200円は買いでしょ。

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2003年12月25日

中学生の時に友人宅

中学生の時に友人宅で小学校低学年向けの絵本を読んだ。
彼の弟さんの絵本である。

元来から文字中毒であるが為に、よそ様のお宅でも本が整然と並んでいる姿を見ると歯止めが聞かず、また自分の持ち合わせていない本があるものだから友人をそっちのけで読み耽って夢中になり、友人に呆られた。

その絵本は、たくさんのイラストが挿絵で入っていて、色もカラフルで、たった8年くらいしか差がないのに随分と自分達の頃とは違うものだな、っていうのが印象的であった。

中を開けると群青色のページが画面いっぱいに拡がり、吸い込まれそうな夜空に輝く星々の物語が語り手の親子を中心として進められていた。

物語の一つに星が増えるというテーマのものがあった。少女が生まれた時から一緒に過ごした最愛のペットが、ある日、死んでしまい、少女が悲しみながら母親にそのペットは死んだらどこに行くの?と尋ねる内容で。
そのなかで母親は、窓を開けると、地平線より少しだけ上にある小さく光る星を指して、「みんなを護る為に、ああやってお星さんになってちゃんと見ているんだよ」と話していた。

たぶん、その絵本は正しいと思う。

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2003年12月24日

ひさびさにと思い、下北の

ひさびさにと思い、下北のスープカレー屋に行ったら、火曜は定休の看板があって脱力。すでにカラダがスープカレーモードになっていただけに他の食べ物モードへのシフトチェンジが辛い。とか言いつつも、しっかりと広島風お好み焼きを腹いっぱい食べる。
そんな祝日。

冬至の日。
友人が誕生日だった為に、近所にあるBarへ繰り出す。 4年前ほどから足繁に通っているBarで、一週間で毎日行くこともあれば、1ヶ月まるまる顔を出さない時もあるレコードが流れるお店。

普段と趣向を変えて遅めの22時に店に向かう。僕もついでにマスターからワインを奢って貰い、結局、閉店の2時まで腰を据えて、酔いちくれ。
クリスマスに来たらCDあげるよ、なんて言うので今日も今日で行ってくら。

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2003年12月22日

先日はディファに行って来ました。

先日はディファに行って来ました。
前回のギルがあまりにもサイコーだったから、今年の踊り納めはギルで締めようと自分の心の中で決心してたのに行ってしまった。 Dynamicのライブはラエリーだけに高音がガシガシ響いて音が重なって良かったー。いくらでも踊れちゃう。
けど・・けど・・、その後のmeliciaがねぇ、あんまり音が良くなくて、いまいちノリが悪くて。ちょっとばかし期待はずれでした。みんなはアフターにさらに繰り出して、踊るとのこと。タフだなぁ。

そうそう、ちょっと報告になりますが、子供が生まれました。

↑友達に。
結婚したのが夏だったのに。もう生まれたなんて。ん?いつ仕込んだんだ。算数は苦手なのでチョット。

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2003年12月20日

しっかりとご無沙汰になってしまった

しっかりとご無沙汰になってしまった日記の再開をそろそろ本腰を入れて・・。
仕事とかでもドタバタしているのとか東西かかわらず、運用の急な変更とかやっぱ見ていると辛いものです。

まあ、コッチの話になってしまうわけですが。

自分の部屋の乾燥っぷりがあまりにも加速して、サハラ砂漠に居るんちゃうんか?ぐらいの状態になったので加湿器を購入。電気代がそれほど掛からないという売りと値段の安さから、超音波で加湿できるという「ペットボトル」をぶっ差すタイプを購入。お肌美人でも目指します。

*

Phishの新しいTシャツがあるという情報だったので、会社帰りに上野に向かう。
目的のお店に行くも、そのお目当てのTシャツは何処にも見当たらず。店員に訊くと「あー、それは今年の夏のお話でして。・・」と。
HP、更新してください(泣)。

ところで、全く知らなかった、夜の上野というのは非常に面白い。
高架下でパイプイスを並べた飲み屋が乱立していて、もつ鍋とかがぐつぐつ煮えてたり、アメ横では路上に飛び出すくらい「安いよぉ、安いよぉ」と野太い声でイクラとか鮭が威勢の良い声と共に売られていると思いきや、その隣には普通に若者向けの洋服屋もあったりで。

次にどんな店があるのか歩いていても予想が出来ない感じ。バンコクのサイアムスクエアとチャトウチャック市場を合わせたみたい。街自体が生きているように感じたのは久しぶり。裸電球の下で払い下げのMA-1が置いてあったりするとワクワクして血が騒ぐもの。
ではでは。

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2003年12月10日

「聖者が街にやって来る」

「聖者が街にやって来る」
この時期といえば、街角を色鮮やかに演出しているのはクリスマスソングともみの木。

サンタの出番です。

けど何処を歩いても"LAUGHIN'S NOSE"の「聖者が街にやって来る」は流れない(あたりまえか)。
煌びやかなイルミネーションの中をラフィンが流れたら、そこはかとなくシュールで面白いなぁ。

高校一年生の冬、ラフィンの海賊版のビデオを観たとき衝撃的すぎて、どういうわけか「このままじゃイカン」と思った。何をすればいいのか分からなかったけど。
10年ぶりぐらいに久々に聴くのも悪くないかも。

♪栄光を掴めぇ~ oi oi oi!!

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2003年11月28日

おとといの晩、夜中の2時まで

おとといの晩、夜中の2時まで飲んでいたので、昨日は一日中、撃沈。
朝も会社に行くには行ったけど寝不足&アルコールが抜けなくてフラフラモードで辛かった・・。家の近所でグビグビと飲みすぎちゃいました。
スライスしたライムと薄切り氷でステアしたピンガに粗砂糖を少々。おいしくて何杯でも飲めてしまうのですもの。

「AKIRA」の実写版のジョーカー役は、果たして曙がいいのかボブサップがいいのかと言う話題を延々とした夜・・・。

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2003年11月26日

沢木耕太郎を特集した

沢木耕太郎を特集した「SWITCH」を買う。
言わずと知れた「深夜特急」の作者。
今だ絶大な人気を誇る旅人のバイブルだ。
鋭い視点から見た世界と磨き上げられた文章に唸る。
こりゃすげぇ、と

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2003年11月25日

前述した「不肖・宮嶋写真展」

前述した「不肖・宮嶋写真展」に行ってきました。

ガーデンプレイスの中だし、そんなに混んでないんじゃないかなぁーっていう軽いノリにも関わらず、会場に到着したらサインを求める人の長蛇の列にビビリまくり。
某遊園地(notネバーランド)のほにゃららマウンテンを彷彿させる列でした。

う~ん記念にでも、とサインを貰おうなんていうミーハーな考えはすべて吹き飛んじゃうくらい。2時間は固そうです。
すげ―人気じゃん。

なのでじっくりと写真を観賞。

どれもこれも戦乱のさなかと苛酷な環境下の写真で、特に鳥肌モンは戦乱のイラクの写真。
わずか30m先のホテルにミサイルがブチ込まれている一瞬。よおく見ると猛煙の先っぽで人が吹き飛んでます。すげー。絶対に写真撮っている場合じゃないだろっって雰囲気が醸し出されまくり。

あと、ハンガリーのブタペストで反乱軍が秘密警察に狙撃されている写真。
アングルからして車の下に忍び込んで撮った様子。地面にピッタリ張り付いているし。反乱軍の兵士には秘密警察の姿は見えないらしく、慌てふためいている姿が克明に出てる。

カメラって"瞬間"を切り取る道具だから、場合によっては命に関わる事が(っていうか報道写真なんてその殆どが)あることだろうと思う。
そのギリギリの空間で、シャッターを切ることを迷わずに撮ったカメラマンに敬服。

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2003年11月22日

昨日は暑すぎでした。

昨日は暑すぎでした。
夏かっつーの。
会社の同僚は地下鉄の中でタンクトップの人を見かけたとか。 11月ですよ、11月。もういくつ寝ると正月。餅食わないと。いいんでしょうか、そんなんで。

*
*

さあ、ここで心理テスト。(突然だなあ)

あなたはいま森の中を歩いています。大きな川を越え、茂みの中を進むと、牛がモ~ウと鳴いて、チョウがひらひら跳んでいます。しばらくしたら、向こうからおなじような感じでタンクトップ姿の旅人が歩いてきました。
さてその旅人は誰でしょうか?

a.初恋の人。
b.仲本工事(トランポリン付き)
c.ハニホーヘニハー。

つーか、森の中に居なそうな人ばかりです。

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2003年11月20日

えっっと~、さっき帰ってきました。

えっっと~、さっき帰ってきました。あと少しで明日です。

仕事がちょいと忙しくて遊べませんでした。グスン。
まあ、そんな感じで今日はオヤスミナサイ。

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2003年11月19日

昨日は終業するや否や

昨日は終業するや否や、炸裂ダッシュで学校へ。もしかしたら駅まで突っ走っている最中に、電柱の3本も倒ししてしまったかもしれません。済みません、東陽町のみなさま。

今回の講義はグループ講義で「文法教授法」をお勉強です。
実際に学校で使われているレジュメやテキストに沿って進めながら、その指導法の長所と短所を挙げてくというもの。昨日が初回と言うことで、"パターンプラクティス"と呼ばれる基礎学習に多い『繰り返し練習』が課題でした。

わたしは はしで ごはんを たべます。
かれは ナイフで りんごを むきます。
あなたは えんぴつで じを かきます。

こんなのをひたすら反復して学習者に理解させるというもの。

学校の英語授業でもよく利用されている方法ですが、繰り返して練習することによって文型を覚えられると言う点はあるものの、文法を理解しないまま学習してしまう点や、文型以外の用法に弱い点などがマイナス要因ともされる。それを補う教材として、絵カードも紹介されてました。

絵カードは、例えば"りんご"の絵と"ナイフ"の絵を見せて、

わたしは___を___でむきます。

を当てはめたりしてお勉強。授業もいよいよ佳境です。

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2003年11月18日

ご無沙汰してます。2日間ほど。

ご無沙汰してます。2日間ほど。
休日に限って更新を怠ってるような気がしないわけでもないですが、本人も『"地下鉄に乗らない日"がもしかしたら休日?』くらいの認識で生きていて、駄菓子屋で売っているロボットみたいなもんですから、いったいぜんたいどの日が休日かわかりません。
そんなわけで2日ぶりに更新。

週末、ちょっと用事があったのでシスコに行ったら、Goagilのニューアルバムがリリースされていたのでゲット!!トラックも、NeuromotorやPaarasenseの曲が使われていて相変わらずガシガシ踊れそうなアルバムで、ホクホク。あ~、またお金が・・・。
あと、映画「Matrix」のJunoの曲がマキシシングルで出てないかなぁと少し期待しながら探したんですけど、コレはさすがに出てませんでした。

*
*

恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館で、不肖・宮嶋の報道写真展が、10月25日(土)~11月24日(月・祝)で開催中。
拘置所内の麻原を激写したりとかで話題の尽きないこの人物。せっかくの機会なので行ってみようかな。

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2003年11月15日

NeuromotorのFred Talaaの別名義

NeuromotorのFred Talaaの別名義ユニットHyper Frequenciesの2ndアルバムをシスコにて購入。

1stアルバムはもの凄い衝撃的で、地響きのような低音とDELTAを髣髴させるようなインダルトリアル系の高音のMIXがカラダがよじれんばかりで堪らなかったのですが(すみません、ビョーキの人の話で)、2ndはちょっと・・・。
なんかネオナチタイプのハードゲイが好みそうな音なんだもん。
*
昨晩、東陽町駅前の無国籍料理屋にて九州勢と飲み会を。まだ今年の話なのに再会するのは嬉しい感じ。飲んだ後、思わずとんこつラーメンでも食べたいくらいの濃厚タイムスリッピーな夜でした。

そういえば、九州といえば博多湾に人口島の建築計画があり、学校やマンションも出来るそうで。なんかそこまでは普通の話ですが、なんとその人口島を、"宮崎 駿"がプロデュースするみたい。名付けて「宮崎駿ワールド」!!。

緑の多い坂道や、町の中心には原っぱがあり、家々には塀がないとか。
うわー、超楽しそう。 トトロとかも居るんですよ、きっと。バスもネコバスに違いないな。悪いことすると巨人兵にプシューッとかって、やっつけられたりするから治安もピカイチ。シブい、シブすぎる。こりゃ住むしかない。今から準備しないと。

早速ゴゥグルで調べてみました。おっ、あるぞあるぞ。どれどれ。ん? えっ・・と、マンションの価格は・・・、2500万~2600万円・・・。オイオイ、どこにあんだよ、そんな金。

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2003年11月14日

─今週の衝動買い─

─今週の衝動買い─
・「ハートカクテル」全巻 わたせ せいぞう作画

買っちゃいました。気がついたらクリックしてました。フォームにメールアドレス入れて、住所も入力していて。ハッと気がついたときは「お買い上げありがとう・・・」のメッセージが。もうオンラインショッピングしないと決めました(さっきから)。オフライン(現実社会)だって現金もカードも持たずに丸腰で歩きます。
それにしても、なんか最近マンガばっかり買っている。大丈夫なのか、俺。

で、なんで今さら"わたせせいぞう"なのか。
特にこの「ハートカクテル」は80年代のバブル全盛期の作品で、当時としては前例のない全部カラーの漫画。80年代の都会的なお洒落なアメリカナイズな世界(男女の恋のお話とか、海沿いの名も無き街のぶらり一人旅のお話とかが)を4ページで描いていて、小さい僕は少なからずとも大人の世界ってきっとこうなんだろうなぁと想像していた。作中の台詞にある単語も─サーフボード、FMラジオ、コットンキャンディ etc─、なんとなく当時の香りが漂うモノだったり。

実際のところ、80年代というのは本当に阿呆みたいな浮かれた時代で、バブル時代に失ったかけがいの無いものも沢山多いことだろうと思う。個人的には、今まで振り返る事すらなかった時代であったし、意識すらしなかった。具体的に言うのであれば、僕自身、小学生~中学生時代を過ごした期間をひとつの枠として見つめることは無かった。

でもここ最近、80年代に対して優しい気持ちになれたというか、90年代を挟んだ事によって、距離を置いて、よおやく冷静に、それこそ手で触って確かめることが出来る様になった。
「えっと、これがカフェバーで、これがディスコで、これがノルウェイの・・・」なんてね。大げさかもしれないけれど。

もちろんこれは僕が言うまでもなく80年代ブームの渦中にいるわけだけど、ただそれ以上にコモンセンスとして、人というのは、15年後あたりに一昔の時代を懐かしむ傾向があるんじゃないかな。2015年あたりには90年代ブームが来てたりとか。☆

まぁ、それはそうと「ハートカクテル」。
80年代を描いたポップでお洒落な作品。あえて今読むと楽しめそうな予感。

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2003年11月13日

平日に休みの人って、皆様何してる

平日に休みの人って、皆様何してるのでしょうか。
僕は休日には混みまくりの渋谷とかに行ったりです。けど、最近平日も人が多いような気がしてきちゃったり。もういっそのこと山にでも住もうかな。

さて、昨日は朝10時に起きて、窓を開けると晴天ではないですか。やったー。ガシガシ洗濯物して、朝ご飯をぱくぱく食べた後、猫の背中を撫でたりして午前中を満喫。う~ん、平和だなぁ。

雨上がりの平日の晴天で、しかも休日なのですから、家に居るのは勿体無いということで、同じく365日中、330日はシフト休という、どこぞの石油王みたいな友人と原宿→渋谷→温泉とブラつきました。

んでもって、原宿駅前のオシュマンズを軽く物色してたら、いい感じのコロンビアのワークパンツ(グレイ)を発見。
それこそ試着こそしなかったけれども、かなり履き心地がよさそう。友人にどお?って尋ねると「よさげだけど、なんか見た目が電気屋さんだよ」と。
泣きました。

その後、竹下通りをぬけて、「ブックオフ」へ。ふと本棚を見ると、荒木飛呂彦の短編集「死刑執行中脱獄進行中」というマンガが。どお考えてもヤバそうな感じです。いったい何が"中"なのかサッパリ分からない題名。食指がそそらないわけがありません。
そんなわけで即買い。(仕事中にアップ中)
では。

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2003年11月11日

今日はこの秋一番の寒さだとか

今日はこの秋一番の寒さだとか。
もう北海道では初雪が見れたみたいですね。鍋とかが美味しい季節。いよいよ冬だなぁ。

昨晩、かつての部署の上司であり、友人であり、肉体の半分は妄想で出来ていると言うTK野さんと、東陽町で行われた第2回カレー大会に参加してきました(参加者:2名)。
相変わらず日本語がペラペラの会計の時だけ急に言葉が通じなくなるフリをするインド人(自称)を尻目に、頬っぺたに米粒つけながら毎回恒例にしている"読み終わった本のトレード"も無事に行われました。戦利品としてバルザックの「ゴリオ爺さん」ゲット。どもどもです。

結構近場で働いているにもかかわらず意外と街中では会わなかったりで3ヶ月ぶりくらいのブランクも有ったのですが、いや~、面白い。大笑いの3日間(?)でした。>多分

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2003年11月10日

実は日記と言いながら

─更新履歴─
・11/09 写真アップ。酉の市の写真。

実は日記と言いながら、その日の出来事を翌日に載せたり、普通にその日に載せちゃったりとかと、時の流れがハチャメーチャな感じですけど、いかがお過ごしで?来年あたりは、まだ起きていないことを夢気分で乗せちゃって"ひとりマイノリティリポート"をかますかもしれません。もしくはアレか、未来日記か。
*
ところで、選挙には行きましたか?
僕は、実はまだ一回も投票したことがないのです・・・。iモードとかで投票できればなぁと、終わっちゃっている人の会話を友達としてました。すみません市政の皆様。
*
そういえば昨日、帰り道をちょっと変更してぶらつきながら帰ったら、近所のビルが3階ぶち抜けてアジアンレストランに変貌しようとしていてビックリ。もしかしたらアジアン雑貨店かもしれないんですけど。まぁ、とにかくアジアノリの店になるのは確かな感じ。出来上がったら行ってみよ。そん時には日記にでも載せときます。
ほいじゃ。

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2003年11月09日

例えば結婚式での拍手、

例えば結婚式での拍手、例えば演劇を観終った後の拍手。どんな想いの拍手があってもこれだけ"粋"な拍手ってお目にかかったことが無い。昨日の酉の市の三・三・七拍子はそんな拍手でした。

七福神や鯛やしめ縄で装飾された熊手は縁起物で、縁起物が故に値下げの交渉はしないモノで(するとすれば言い値をわざと値切って、それをあえて元の言い値で購入する。差額が相手へのご祝儀となる)、ちょっとした大きさでも1万円のシロモノ。往々にしてお店をやっている人が商売繁盛を願ってお店に飾ったりする江戸の風物みたいなものでしょうか。
今年は友達夫婦がついに熊手ゲットしちゃったわけですが、熊手を出している屋台だけでも50、60店はあるその通りで選ぶのは一苦労。けどこれから毎年続けて買うだろうからと慎重にチェックしていると、熊手の造りもしっかりしていて、装飾が丁寧なお店が一軒。軒下でスキンヘッドで色の濃いサングラスを当てたオッサンがグビグビ酒を飲んでいるのがいささか気になるけど(遊びにきている、いわゆるひとつのソレの人だったと、のちに判明した)悪くなさそう。ちょっと通り過ぎた後に友人と話すと「俺も良さそうに感じた」と。

それじゃあ、と無事に紫の暖簾が綺麗な熊手をご購入の友人夫婦。日本酒でのお祝いが始まるや否や、はっぴを着た店子の兄さん連中、隣り三軒の店子さん、果ては通りすがりのお客さんまでが盛大に「ヨォオー」の掛け声と一緒にパパパン・パパパン・・・と。
秋深まる祭りの夜かな。

帰りに神社でお参りをして、ビール片手にイカ焼きを食べ、ついでにチョコバナナも食べ、もっとついでに焼きそばも食べ、甘酒とかも飲んじゃって、見世物小屋の威勢のいい掛け声を背中に飴細工の職人さんが水飴で鶴をこしらえているのに感心しながら、千鳥足で帰宅。

─今年は二の酉まで─。

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2003年11月08日

吉田修一の「熱帯魚」

吉田修一の「熱帯魚」を読みました。

吉田修一の作品は夏が似合うというか夏休みが合うというか、読みやすくて好きです。読んでまず感じたのは、"ユニクロ"とか"ファミマ"とか生活に密着性のある日常語を無個性に作中に散らばせて用いる文章が非常に上手い。いま、こういったコードを香り立てないで生かせる作家は希有なんじゃないかなぁ。ところで「最後の息子」に収録されている「Water」は泣けて良いです。最新の「日曜日たち」も文庫になったら買おうかなぁ。もう文庫じゃないと本棚のスペースが無くて(泣)

そういえば日曜日といえば、10年位前にスピリッツで連載されていた三好銀著の「三好さんとこの日曜日」は傑作。
単行本が一巻しかなくて未収録のストーリーとかもあってちょっと残念なんだけど、猫好きにはたまらないかも。ほのぼのとした日曜日のたわいもない出来事を猫の梅ちゃんと若い夫婦が繰り広げるマッタリ漫画。

*
*

今日は新宿の花園神社で酉の市です。一の酉でこんなに暖かくていいのか。酉の市の時期になりますといよいよ師走も間近なんだなぁって感じな気がしたけど、今年はそんな雰囲気はサッパリな状態。毎年大きな熊手が一つ50万円とかで売り出されていて、「北島 ○朗様」なんて祝いののし紙がしてあると思わず写真の一枚でも撮りたくなっちゃったりして。
ではでは。

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2003年11月06日

なんだか雨が続いています。

なんだか雨が続いています。

昨日、新宿のSRCにトートバッグを物色した(グレゴリ-のトートバッグ。誰かください)帰りにコマ劇の通ったら何やらステージが。どおやら23時のマトリックスのオープンステージのようです。俳優さんを一目見ようとまだ19時くらいだったのにもかかわらず結構人がいます。
雨が降ってるのに気合入ってんなぁ。自分も並んじゃおうかなーなんて一瞬思いましたがさすがに残り4時間はキツイ。明日仕事だし、一人で待つのもちょっと・・・っということで退散してきました。せめてステージだけでも撮ろうと携帯のカメラ取り出したんですが逆行で何にも見えましぇーん。う~ん。
そんな話を同僚に話すと、「超もったいなーい。待てばいいじゃん」との叱咤。そんなものかなぁ。

ところで話変わりますが、ウチの会社にはどういうわけかマッサージ屋があります。30分500円で。そんな身体を酷使する仕事じゃないだろっとツッコミどころ満載な会社にも関わらず、機械じゃなくてきちんとしたマッサージ師さんが常に待機。ゴージャスです。昨日からなんだか知んないけど、急に右腕が上がらないくらい痛くなったのでちょいとほぐしてもらいに行ってくら。ではでは。

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2003年11月05日

ども、日本語教師というイバラの道

ども、日本語教師というイバラの道を突き進み中のkoです。

果たして需要があるんか。っていうよりは果たして俺は教師になれるのかってくらいボキャ貧な感じですけど、昨日の授業では「~を~する」の使い方講座でした。

ちなみに・・・。
・はしをわたる。
・はしをつくる。
の「を」は、用例が違うだよ~という授業でした。

日本人であれば母語話者(=ネイティブスピーカー)として小学生以上が使いこなすこの用法も非母語話者にとっては難解な文法でして(実はこの問題には、それ以前に「はし」という同義語の問題が発生しているけど、今回は触れない内容だった)体系的に覚えていかなくてはいけない文例です。
専門的には「を格」というカテゴリーの分類で、簡単に説明すると上のが「空間的要素」の「を」で、下のが「手段」の「を」であったりと・・・。zzz眠くなってきた? 授業中はもっとです。

そういえばマトリックス(パソコン対人間のガチンコ映画)が公開っす。早く観たいなぁ。

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2003年11月04日

連休明けです。

連休明けです。

─更新履歴─
・写真up。草津の写真とか。
・過去日記のリンク作成(下にあるやつ↓)。

日曜日のはらっぱ祭りは超晴天で、半袖でも暑いくらいで、気持ち良かったー。

今年は1杯300円のガラナ酒のショットで飲んだくれちゃいました。あと、知り合いがアクセサリーの店を出していて、そこにたまたまラム酒があったのでオレンジジュースで割って、グビグビと。(酩酊)彼ははらっぱの後、ワゴンでアクセサリーを売りながら日本全国一周に出るとか。住所は当分"不定"らしいです。楽しそうだなぁ。

で、前の日記にも書きましたが、案の定、去年5年ぶりに会った友達に1年ぶりに会いました。お互い「おぉーっ!!!」なんて大興奮してハグしたけど、よく考えたら(っていうよりはよく考えなくても)はらっぱ以外で会ってなかったり。
新潟に行ってたっていう彼の土産の日本酒をあおりながら、月が顔を出した夕暮れに焚き火の前で「またね」と。まあ、きっと何処かで会えるでしょう。地球は丸いんだし、日本は島国だもの。その時また僕らは懐かしみ、近況を報告して、上手くいけばそこには今日のようにお酒があって音楽が流れているに違いない。

あと、大学の同級生にも会いました。家が近所みたい。近くに武蔵野公園があるなんて羨ましいなぁ・・。

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2003年11月01日

明日、はらっぱ祭りに行ってくら。

明日、はらっぱ祭りに行ってくら。

武蔵野のくじら山(といっても丘のような感じだけど)で昼間から音楽聴いて飲んだくれてきやす。去年の祭りではインドで会った友達に5年ぶりくらいに会って感極まりました。
あとゴアギルが29日にデファでプレイするみたい。一時キャンセルなんて噂もあったけど、今回こそはホントに現実化したとのこと。いまからワクワクドキドキ(死語)です。

昨日から中島らもの「今夜すべてのバーで」を読み始めました。アル中で苦しむ人の話とか何とか。だいぶ心に触れる作品です。他人事ではございません。
というのも僕の兄が極度のアルコール依存症で、18歳を過ぎたときにはウィスキーのボトルを離さないときが無かったくらいで、ついには自動車事故で人を傷つけてしまい、今、罪を償っている状態なのです。まだ幼かった彼の子供は僕のことをホンモノの父だと思いこんで、もう7年。その子がもう小学生になって凄く可愛いんですけど、いまだどう切り出していいから分からなくて毎晩悩んでいるわけで・・・・っていう漫画を昔読んだからではなく、ただ単に最近お酒を良く飲むからで、ちょっとビビったりで。(中学生風に言うと、ビビリ入っちゃってるぅーみたいな)。

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2003年10月30日

JINROのコマーシャル

JINROのコマーシャルのテーマソングが頭から離れません。
朝からもう一万回くらい「デデッデッデン・ジンッロ!」とリピートされてます。そのうち業務中にジンロダンスをしてしまうかもしれないので、もしそうなったら、ひっぱたいてもいいから捕まえてください。

社会人になってから割と地元にある店に夕飯を食べに行くことが増えました。四谷がベースタウンというかホームタウンで、学生時代には縁がそれほどなかった街でしたけど。たぶん経済力が少なからずも増えてきたからなのか、それとも地元に対してちょっとは優しい気持ちになれて、大人な自分に成長したからなのかは分かりませんが、とりあえず探索していると穴場的なお店があったりとか、実は都内でも超有名なナントカ店があったりとかで新鮮です。

今月はやたらとカレーづいている月でカレー風呂があったら入りたいくらい何やら病的な領域にまで達している自称Mr.カレー(キン肉マンに出てきた頭にカレーライス乗っけた超人ではない)も唸るカレー店をひとつ。

JR中央線の信濃町駅から外苑通りを四谷三丁目方面にテクテクと徒歩5分。あるいは地下鉄丸の内線の四谷三丁目駅から信濃町駅方面に徒歩10分のところにある「めし処あいざわ」の向かい側にあるタイカレー「メーヤウ」

ココナッツミルクの効いたタイの俗に言う<ぶっかけカレー>で、辛口と甘口の2種類がある。甘口といっても存分に辛いので十分。具に入っている大根が意外とカレーと相性がよい。テーブルにある東南アジア独特の魚醤<ナンプラー>をたくさん掛けて食べれば、気分はもうバンコクの屋台。シンハビールと一緒に、是非。

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2003年10月29日

レポート書きなぐってます。半べそで。

レポート書きなぐってます。半べそで。

ポール・オースターの「オーギーレンのクリスマスストーリー」を元にしたハーヴェイ・カーテル主演の超名作「スモーク」のDVDが廉価で販売されてたのでご購入しちまいました。いつ観ても心の琴線に触れる映画でたまらないです。タバコ吸わない自分でも一服したくなるのはこの映画ならではの効力だな~。美味しそうにタバコを吸う姿はシブすぎる。あんな感じの街角の雑貨屋さんの日常風景って妙に憧れちゃいますね。ハーヴェイ・カーテル続きで「レザボア・ドッグス」もDVDが出てるんで買っちゃおうかな。
今月も金欠間違いなしか。。。

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2003年10月27日

ついに、黄泉の国が

ついに、黄泉の国が見えかけました。仕事のほうで。

かつて毛唐たちが、開拓時代に冷夏やら干ばつやら何やらで食べるものが無く、唯一収穫できる野菜を食べ続けていた若者が「毎日同じもん食えっかぁー!」と、ブチ切れてその巨大な野菜に穴あけてヘルメットみたいに被っちゃって太陽が沈む方向に走り出したことをきっかけに始まった「かぼちゃ祭」が金曜に行われるようです。コスプレしてお菓子をたかるその姿に涙を湿らせる毛唐が六本木あたりに出没するそうな。
「かぼちゃバンザーイ」
でも僕はどっちかというとかぼちゃ本体より、かぼちゃワイン派です。

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2003年10月21日

死にかけてます。仕事のほうで。

死にかけてます。仕事のほうで。
問い合わせのメールが多すぎるっつーの。○イクロソフトなんか70通まとめて送ってきてさ。そんな中、またまた業務一環っつなわけでこれに行ってくら。

Security Solution2003

本来ならば、デスクワークが基本なのですが、なんか結構PC系のイベントに行って調査とかしたりです。前に参加したWPCExpoはレポートをHTMLで出したんだけど、いまだアップされずじまいなんだけど、今回もかなぁ~。
そんな感じ。では。

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2003年10月20日

忙しいです、仕事のほうが。

─更新履歴─
・10/19 写真アップ。

忙しいです、仕事のほうが。

5月の帰京後、今まで勤務していた会社のネット問題チームに部署移動して、引き続き英語対応の仕事をしているのですが、なんか忙しいです。メールでの対応を基本としているところ、どんどんと処理できないメールが増えている状態。例えて言うと、下から吹き出る水を小さいコップで一生懸命汲んでいるってとこか。

とかなんとか言ってもしっかりと会社の端末からアップしているわけですけど。

ところで、最近DVDのソフト(映画)を集めたりしています。
前に観た映画なんかをちょこちょこと。

「DinnerRush」とかメキシコ映画で「天国の口、終りの楽園」とか・・。「DinnerRush」は、ある晩、N.Yにある超多忙イタリアンレストランの話。「天国の口、終りの楽園」は、ちょっとHな(もしかしたら、だいぶ)、けど切ない青春物語。
もし、観てなかったら、是非。

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2003年10月19日

「涅槃」

「涅槃」
意味:悟りの境地。仏教用語。
英名「[Nirvana]:ボーカルがこめかみブチ抜いて死んだ渋いバンド。

↑昨日、食べたカレーの辛さのネーミングです。食後に記憶が吹き飛びました。

だいたい、カレー屋の外観からしてシビれる気配が濃厚でして、赤のペンキで塗りたくりの、中も照明まで真っ赤かな、赤色崇拝主義者には堪らないんじゃないかっていうスタンスで、店員さんも日本人なのに全員ビンディ(おでこにはっつけるインドのシール)着用という、入った瞬間「ここ、辛いだろ?」と誰でも予想できそうな雰囲気の店でした。

辛さが7段階に分かれていたのですが、何事においても中途半端な僕としては 7段階中の4番目を(無難なつもりで)選びました。
※ちなみに涅槃→極楽→天空→虚空と辛さが続く昇天システム採用。

肝心のお味のほうは、店員さんお勧めのチキンカレーをチョイスしたこともあってかなりポイント高いです。柔らかい鳥肉とご飯の組み合わせが絶妙でしたし。ただ、なんつっても辛い!辛すぎ。
耳が遠くなりました。カレー食って、足元がフラフラになったのは初めてです。

カレーでブッ飛びたい方は、ぜひ。

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2003年10月18日

下北にあるカレー屋

下北にあるカレー屋さんに行ってきます。
札幌発のマジックスパイスってお店です。
スープカレーがマイウらしくて、レディ(死語)とヤング(同じく死語)の間では好評みたい。

ではでは。

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2003年10月17日

突然ですが、秋といえば芸術とか食欲

突然ですが、秋といえば芸術とか食欲とか読書とかっていろいろと駆け巡るものがある季節で、
人によっては変に買い食いしたりとか壁に落書きとかっていう、まさに「えぇーっ、アノ人がっ?」と
周りが予想だにしなかったコトを突発的にしちゃうわけで、つまり、日本国民が妙に普段しないことに
ハマったり、ハシったりするハタ迷惑な時期なのかもしれません。

そんな自分もご多分に漏れず、「流行にウルサイだろ、俺?」と普段からアピールしているだけに
しっかりと突っ走ってみました。

「掃除」に。

その堆積したほこりで訪れると3日間はクシャミが止まらないじゃねーかと、割と好評なマイルームを、
世界遺産の発掘作業と見間違うくらいの勢いでひたすら片してみましたよ。

もちろん、掃除する前に遺書書いて。 

出てきましたねー、レアな一品たちが。7月に海に行ったときのバスタオルがファンキーな匂いと
いっしょにプレスされていたのなんて、かわいいほうで、その下から去年喰ったミカンとか出てきましたよ、ミカン。

で、一番かわいくなかったのが、10ヶ月ほど前の明太子のお土産。もう原形とどめてないです。
触っただけで手が溶けそうです。脳細胞が軽く死滅しました。

けど、まっ、せっかくのお土産だし、いってみよっかな(食欲の秋で)。

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2003年10月15日

昨日から日本語教師学校の後期日程

昨日から日本語教師学校の後期日程がスタートしました。
9月に試験が実施されて、ふるいがかけられた所為もあるのか、生徒数が少なくなり、
淋しい気もします。ちなみに昨日は「ボク、ドラえもん」と「ボクは、ドラえもん」の違いについてです。
この「は」の機能について2時間あまり。

道のりはつづく・・。

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2003年10月11日

先の連休にて草津に行ってきました。

先の連休にて草津に行ってきました。
おされサン風に言わせると"932"だそうです。そんなTシャツもたしかに売ってました。
背中にでっかく932。どおやら奥深さに関して言えば未知数みたいです、草津ってとこ。

で、実際に泊まったのは、一泊二食つきで4980円っていう超激安宿。まっさきに考えたのが、
もちろん、いったい全体どんなシロモノの二食がでるのやらであったわけですけど、
全然フツーでした。いや、むしろ美味い。とんかつとか刺身とか温泉卵とか、で。

部屋にある冷蔵庫がときどきダースベーダーみたいに「シュコー、シュコー」と音を出すのには
軽くビビりましたが。

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去年の年末から今年の春にかけて

去年の年末から今年の春にかけてご一緒に仕事をさせて頂いた方々と昨晩飲みました。
もうそろそろで一年経とうと思うと何か感慨深いものもあります。

やっぱひさびさに会うと懐かしい。

帰り道、ふっと立ち止まって、空を見上げる。満月がぽかんとひとつ。
まだまだいけるぞ、って思ったら元気が出た。

Uさんや、H川さん、タニM、なかなか時間も合わせられないけど、
またみんなで温泉でも行って弾けたいね。

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2003年10月10日

驚愕の事実発見!!

驚愕の事実発見!!
前にここに書いた、"つい最近購入したカメラ"ですが全ーっ然まともに撮れないと思っていたら、
ナ、ナントフイルムを装填する場所を間違えてました。
(説明書よく読めよ、俺・・・。)

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2003年10月09日

ネット上で買いたい古本が検索

ネット上で買いたい古本が検索できるのがかなり便利。
古本屋街を探索して、思いがけない古書との出会いがなくなるってのもあるけど、
確実に欲しい本が入手できるのは快感です。今日も業務そっちのけでブラウジング。

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2003年10月03日

どおやら奇跡が起きたらしい。

どおやら奇跡が起きたらしい。こないだ受験した日本語教師専門コースへの通知が来ました。
100問中、69問正解で合格。殆ど勉強してないのに受かるなんて・・。
そんなわけで、もうしばらく日本語極めてみます。

あと、最近購入したカメラのほうは相変わらず、現像が失敗してばかり。
部屋で試し撮りした写真しか上がってこなーい。がっくし

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2003年10月01日

「ピンガ」

「ピンガ」

・サトウキビの搾り汁を蒸留させたブラジルのお酒。

秋の夜長、グラス片手に遠く地球の裏側の国を想うのも悪くない。

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2003年01月01日

当サイトについて

この日記をはじめとして、当サイトには「一見、事実のように思える」内容の記事や文章が掲載されていたとしても、それについては「事実無根」なフィクションや創作が多分に含まれていますので、マジになったりしないでくださいますようよろしくお願いします。

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