2005年02月28日

─俺マイ読書─

・辻 仁成 「旅人の木」

「旅人の木」

両親の葬儀をきっかけに、何年も音信不通の兄を探す主人公。兄のアパートを訪ねると、そこには誰も居なかった。東京を舞台に、兄を知っている何人かの女性や、兄が働いていたというデパートの屋上にある植物園の同僚を手がかりとして、空白の時間を埋めていく弟。兄はいったいどこに?兄が本当に求めていたものは?

辻仁成の作品のテーマにしばし見られるレーゾンデートル(存在理由)とは何か?が如実に描かれた作品。過去と現実を交錯させながら、自分の知ることのなかった兄の一面を、彼を知る人達を通じて、さらに兄に近づこうとして、自分に投影し、自身を知ることとなる弟。脆いまで東京のドライな人間模様を描いた作品。いささか題名と内容の差異が気になるのが残念。インパクトのある題だけに物語が埋もれてしまったか。

blank_space

2005年02月27日

王子「平澤かまぼこ」

JR王子駅北口から徒歩2分。線路沿いのところにその店はある。
店といっても、人が一人分の隙間があるかどうかの立ち呑み屋で、平日の19時も過ぎれば、流し素麺のような細長いカウンターは、既にお酒の入ったお客さんで賑わう。
20050227a


おでん種が中心のメニューで、立ち呑み屋にしては客が多いのも、そのおでんの種を自家製にこだわっているからだ。

もともと赤羽にあるおでん種を取り扱う店が本店で、カジキマグロやタイを贅沢に混ぜた練り物が人気を博していた。その店主が1999年にこの立ち呑み屋をオープンした。

はんぺんもちくわぶも全て自家製だし、なんといってもこの平澤かまぼこの先代は、もともとは魚屋だったという話でもあるから、美味しくないはずは無い。

おでん以外もいろいろあるけれど、個人的にお勧めしたいのが牛すじの煮込み。すじとは思えないくらい柔らかく煮込まれて、具の豆腐も味が染みている。ほんのり甘い、でも滋味深くて、置いてある七味をパラリと振り掛ければカラダも温まる。アクセントのみじん切りの葱の青臭さがほどよく合う。
20050227b


当然、おでんはメニューも豊富で、しかも安い。一番安いのが、なんと30円のこぶ。正直、驚愕である。じゃがいもや大根もホクホク美味しい。だしは醤油ベースの関東風。はんぺんなんてこんなに柔らかくていいの?と訊きたいぐらい。テーブルにある漬物はサービス。この日は大根の葉の漬物。焼酎が合うんだよね、これがまた。
20050227c


お酒も豊富。珍しいのが北区の地酒である丸真正宗が置いてある。23区に唯一残る蔵が手掛けるこのお酒、キレもあるし、口当たりがいい。おでんの湯気と店の活気に包まれると立ち呑み屋であるのも忘れ、寒さも何処吹く風。いい時間が過ごせる。
20050227d

平澤かまぼこ王子駅前店
北区岸町1-1-10 NUビル1F
10:30~22:30
こぶ \30
大根、はんぺん…etc \90
じゃがいも、ごぼう巻き…etc \120
牛すじ…etc \250
生ビール \400
お湯割り \330
丸真正宗一合 \280

blank_space

2005年02月25日

─最近の俺マイチェック─

Mechanik Castle (MECHANIK SOUND RECORDS)

NEUROMOTOR、それと Fred Talaa による別名義 HYPER FREQUENCIESの新しいトラックが目白押しの2枚組のコンピレーションアルバム。ゴリゴリかつフロアにマッチングした曲が多い。


Tsunami Benefit (ORGANIC RECORDS)

「Once upon the sea of blissful awareness」のリミックスを SHPONGLE 自身が手掛けているトラックや、THE ORB の「Appletree in my back yard」を Youth がリミックスしていたり、アルバムでたしかリリースされていたけれど HALLUCINOGEN IN DUB や、 JUNO REACTOR の「Angels and Men」とトランス黎明期から活躍しているユニットのアンビエントがぎっしり詰まっている。それにとどまらず PROTOCULTURE、INFECTED MUSHROOM と昨今のユニットのトラックも。コンピレーションなので、既にアルバムでリリースされているけれど、せっかく一枚でアンビエントを、、、という方は是非。


Psychedelically Yours 3 (PARVATI RECORDS)

きました、きました、パルバティのコンピが。いまノリノリの暗黒サウンドをしこたまリリースするレーベルといえば、もうここしかない。ゴアギルのライブでもホント、よく流れているよね。ガッチガッチのサイケでしょ。待ってました。


それとひさびさにアルバムをリリースしたのがご存知オーストラリアのレーベル PSY-HARMONICS 。Hesius Dome なるユニットからアンビエントアルバム Farewell Waltz Farewell Waltz を一月に出している。しかしひさびさだな、サイハモは。

blank_space

2005年02月24日

ホワイトアルバム

秋よりも春のほうが感慨深いというか、日本では春は別れと出会いの季節なので、わりとしんみりしちゃう人は少なくないと思う。

いつでもいい、とにかく思い出のある時期の当時聴いていた曲を聴くと、普段は考えないような昔をふと思い出したりとか、長い冬が終わったあとの日が長くなった春の暖かい黄砂の最中にセンチメンタルになったりとか。そういうのってないかな。

僕はというと、春といえば、高校に上がる前の中学3年生の三学期か、やはり高校を卒業する前の3年生の3学期を強く思い出す。どちらも大人になりきれていないけど一生懸命背伸びして突っ張った時代で、少年である自分とこれから大人になりつつあるんだと微妙な狭間にいる、なんだか恥ずかしい、でも、その青っぽいも悪くない。そんな時代。

僕の高校は私服だったので、学ランという制服は中学までだった。受験も終わった3学期、これから進学する高校はバラバラになるという小学校からの同級生や、高校もまた一緒になる友人と、これからの高校生活へ向けて希望と不安を入り混ぜながら帰宅途中の公園でよく遊んだ。

公園のベンチや手すりに座りながら時間も忘れ、語り合った。季節はやっぱりだんだんと暖かくなっていて春の訪れを感じることができた。僕らはいつまでも家にも帰らず、自分の長い影をボンヤリ見たりして行く末を語ったりした。

あの頃の僕らは15歳の自分達しか持つことの出来ない何かを手応えのように肌で感じていたと思える。それは14歳じゃ早すぎるし、16歳じゃ遅すぎる言葉に顕わせない脆い何かだった。

学校の廊下で日常的に繰り広げられていた取り止めも無いシーン、大学生と偽って学年で男女関係なしに週末みんなで集まった〝つぼ八〟なんかも記憶から蘇ってくる。

中学生にとって、お酒のある店で呑むというのは随分と祝祭的なイベントであり、とてもスリリングな出来事だ。

つぼ八の「ピンクシャワシャワ」で酔って、慣れない煙草に火を付けて夜を過ごす。そうすると不思議なもので、15歳ながらにしみじみと人生を感じたりした。

飲み会が終わると、クラスメイトの女の子とぎこちなく酔っ払って帰り道を歩いた。時間がいつもよりゆっくり経っているんだなぁと思った。

隣りを向くと、学校では見ることのない大人びた女の子が頬を赤らめ千鳥足状態で腕を組んできたりした。この子もそうだし、僕もそうだけど、自分達がだんだんと大人の階段を昇っているっていう時の流れを、春の風と共に感じた。

なんとも甘酸っぱい回想だね。

春の名作というと、安達哲の「ホワイトアルバム」。

全2巻の少年マガジンに掲載されたコミック。1988年に発売だから多少なり絵柄も古いかもしれない。

それでも"過ぎゆく移ろいの中にある心象〟を描いたら右に出る人は居ないんじゃないかな。

原作・映画に関わらず「スタンドバイミー」の最終場面にジーンとくる人、ガエル・ガルシア・ベルナル主演の「天国の口、終わりの楽園」のやはり最終場面にシンパシーを見た人は是非。


blank_space

2005年02月23日

WEBの未来

WEBやブログの更新の礎にもなっているのが意外と友人・知人の更新率。

うーん、どうしよって、常々思ってるわりにポチポチ更新するのは、リンク先の彼らのサイトを見て、よぉし!と意気込むからだ。彼らも更新していると自ずと気持ちも高ぶり、ぐわぁばっと起きてパソコンの電源を入れ、すこすこと更新する(ようにしている)。別に張り合っているわけじゃないのにね。

でも「よっ、がんばってますなぁ、それじゃウチも」と昔の長屋みたいな雰囲気もいいよね。

WEBの世界は数字にとらわれることがない。テレビには視聴率があり、雑誌には発行部数があって、それぞれが収支を含めた業績に密接に結びつくものだ。数字が取れないことは許されない。

僕はそんなのに携わったことがないから断定できないけれど、雑誌に関して言えば、昔に発行されていた雑誌のほうが内容と質ともに充実していたように見える。以前はそれほどまでにも部数に拘る時代じゃなく、面白ければ多少なり売れなくもいいだろう、ぐらいの余裕があったと耳にしたことがある。

なるほどなと思った。いま売られている雑誌もそれほど斬新さを感じるものもないし、なんとなく石橋を叩いて渡って作られている気がする。

ホームランも打ちたいけれど、三振だけは御免だ、とりあえず塁には出たい。そんな2番バッターのようだ。 

今後インフラも整い、安価な端末が個人に行き渡ると、ますますWEBの世界は普及していくだろう。伸び率が芳しくないタームがあったとしても、衰退するとは思えない。

きっとそうなったら楽しいね。

テキストでも写真でもいい。そこには2番バッターのような「とりあえず塁に・・」という安全牌な気持ちじゃなく、グッと突き刺さるような、もっと人の心を揺さぶるようなカルチャーがWEBを中心に生まれてくるんじゃないかな。

リアルタイムな情報発信はもう本当に間近だ。

blank_space

さくらの唄

日本語教師の条件として、日本語教育振興協会では、420時間の養成講座の修了者、あるいは大学の日本語教員養成課程の修了者、および日本語教育能力検定試験合格者を相当としている。

僕は420時間の履修を選択して、一昨年の4月から(つってもその時はまだ九州に居たわけだけど)火曜と木曜にせこせこと会社が終わり次第、大学に通いつづけた。

その学校も残すところあと2回ほどで修了する。なんだか感傷的にもなるものだ。

実は、授業が始ったと同時に今の会社の仕事で部署が変わり、戸惑うことが何度か在った。それでも今日まで仕事を続けられているのは、同僚や上司に恵まれたからだろう。幸か不幸かあまり遠慮という言葉を知らない性格なので、知らないことがあるとすぐに聞いたりしている。

みんなにはとっても感謝している。

おかげで未修得の業務、業務以外のパソコンの話、カメラ、音楽、文学、映画、エトセトラと自分の幅が広がり、楽しみが増えた。実生活でもモノの考え方を学んだし、多くの現場で影響を与えてくれた同僚と上司にお礼を述べたい。

かつてウチの会社はメンバーの入れ替わりが激しくて、2年前くらいは週単位や月単位でコロコロとスタッフが変わっていた。その現象もどうかと思うけれど、その頃辞めた人からは頻繁に会社の悪口のようなものを呪詛のごとく聞かされたのには驚かされた。

僕としてはそれはとってもショッキングで、辞めたあとにブツブツ言うのも、なんだかだらしないなと感じたし、何よりもお世話になった会社の悪口を言うこと信じられなかった。もちろんその人なりの立場や状況もあるだろうから他人がとやかく口を出すことじゃないけど、とにかく「そりゃないぜっ」て気持ちだった。まぁ、いいけどさ。

仕事が好きか?と聞かれたら、ええ、好きですね。といえる。唯一キライなのはあのろくでもない朝の通勤電車と夏の極寒な冷房ぐらいで、それさえなければ毎日はムリかもしれないけど、週6日くらいならイケる。

今日もゴホゴホと咳をして、お昼ご飯を食べたら猛烈に睡魔が襲ってくだろう。でも、それはそれで楽しいのだ。きっと仕事にプライドを持って(自分を費やすことのできる領域があるという意味で)、環境に恵まれることがあれば、誰だってそうなんじゃないだろうか。

話は前後して、日本語学校。親しくなった学習者や受講生とのお別れには一抹の寂しさもある。一期一会とは便利な言葉だけれど、実生活の本質に照らし合わせると、いざお別れの段階で思い知ることが多い。

年齢層もバラバラでこれまた個性的な方との出会いの連続だった。さくらの咲く頃にはそれぞれの道を歩む。無数の邂逅をこれからも。

blank_space

2005年02月22日

合コン(日本語学校編)

先週末開催された日本語学校の学習者(生徒)さんとの懇親会。
学習者は、ジュガさん、ハンさん、ロイックさん、スコットさん、リさん、コンさん(モンゴル人、韓国人、スイス人、アメリカ人、中国人、香港人)。

12月からの我々の実習に協力していただいて、授業を受け、いよいよ終盤に差し掛かった某日、お礼と草の根国際交流も兼ねての飲み会。それにしても誠に彼らの学習意欲には頭の下がる思いだ。初級なので複雑な会話こそままならないけれど、それはホラッ、酒も入ればホニャララというわけでさ。

20050222a

けっこう酔いちくれ。
20050222b


あっという間の1次会のあとはカラオケ。みんな歌が上手いのね。
20050222c

20050222d

blank_space

2005年02月18日

代々木公園フリーパーティ

2月20日(日曜日)、代々木公園でスマトラ沖の津波救済パーティ開催。

Momentam presents:Tsunami Relief

Aviv (Spazz/ISR) vs Ofer (Digital/Intelligent/ISR),
John (Vp/ISR),
Kei (Quintrix/ HeadRoom Pro/Parameta), etc
Gate: Free!


どこいらが津波救済と繋がるのか、ちと分からないまでもないけど:)
でもまぁ、ひさびさに代々木に行くのもいいかもね。
晴れたら、テキーラ持って、踊りに行きましょう。

それと、今宵のスパイラル。告知なしのパーティなのでギャルやギャル男が居なそうだから、結構楽しそう。マサヨシ君は明け方回すそうだ。マサヨシ君のDJは、普段のヘンタイっぷりを全面に出したロシアンな音を繰り出すとかで大好評。重たい音好きは、是非。

blank_space

2005年02月16日

新宿「DUG」

新宿にあるJAZZ喫茶のどれか一つを選ぶとなったら、少し気の利いた人間で珈琲にも酒にも目がなくて、やっぱ音楽が好きという人間は、紀伊国屋書店の裏手にあるDUGをチョイスするだろうし、現代小説(そんな文学ジャンルがあるのかどうか知らないけれど)にアンテナを張りつつ、ベストセラーを読み漁り、「ノルウェイの森」なんかもしっかりと押さえているような人間だったら、やっぱしDUGをチョイスするだろう。

「ああ、ここが主人公のワタナベがドイツ語の授業が終わった後、緑と入った店か」と。

紀伊国屋の裏手、つまり靖国通り沿いに面したこのDUGは、狂騒ともいえる新宿の街のエアーポケットみたいな店で、ひっそりとその地下に佇んでいる。

HPによれば、まだ新宿に都電が走っていた1961年にオープンした。
映画小説、諸先輩方のお話から想像するに過ぎないけれど、当時といえばJAZZ喫茶は若者たちの最先端の溜り場であり、文化の生まれどころであった。DUGもその中のひとつで、今となっては貴重な〝生き残り組〟、その半生は言葉じゃ語れないドラマもあったし、時代と共に幾度となく店の移転もあったという。それでもなお現在、当時を知らない世代の僕らでも一度その店内に入ると、その頃の熱い息吹を感じることができる。

もしかしたらワタナベ君と緑がウォッカトニックを飲みながらピスタチオを齧っているかもしれない。

今でも夕方を過ぎて、夜の帳が訪れる時間となると、JAZZのライブを頻繁にやっている。それはそれできっと素晴らしいだろうけれど、個人的にはDUGは平日休日に関係なく、昼下がりに入店するのを強く勧めたい。

外の喧騒とまったく正反対の店内、その日がソーダーを零したように突き抜ける青空の晴れた日なら、なおのこと、照明の落とされた店内が不思議と居心地が良いことだろう。

昼間からお酒を飲むことを敬遠しているあなたもここじゃ堂々と飲めるってものだ。

最高の音響でグラスを傾けるのも、芳醇な珈琲豆を愉しむのも、その日の風向きに任せればいい。

20050216

DUG
新宿区新宿3-15-12
Cafe Time12:00~18:30
Happyhour18:00~20:00 DRINK ALL \530
Bar Time 18:30~26:00
生ハムとカマンベールチーズのベーグルサンド \630
ほうれん草とベーコンのキッシュ \420
アッサムミルクティー \630

blank_space

一人暮らしを始めました

某友人の話。もともと仕事は家業を手伝っていて、実家住まいだったのだけれど、アレがこうなってコレがあーなった結果、全く別ジャンルでの仕事でスタートし、ついでに一人暮らしも始めちゃうそうだ。

住まいは浦安。

それが決定するまでざっと10日程度。素晴らしい動き。仕事を探しているとは聞いていたけど、住まいまで決定したとは。ついさっきのメールで知ったので、引越しとか手伝うことができないのが、ちと残念。

前途を祝い、何かを贈ろうと思う。酒?インテリア?
こういうのってあげたい気持ちがあると選ぶの嬉しいよね。

blank_space

2005年02月14日

新大久保「コリアンタウン」

新宿歌舞伎町のハイジアの裏あたりから職安通りへ抜けるといつのまにか、さっきとまではまるで違う雰囲気の街並みに足を踏み入れたことにあなたは気づくことになる。

コリアンタウンだ。

ここらへんの一帯は働くのに便利なのかそれとも土地柄的に利便性が高いのか知らないけれど、とにかくアジア系の人々がたくさん住んでいて、とりわけ韓国人が多く住んでいる。

職安通りから裏に回るとハングル文字の看板が立ち並び、ここはソウルなのかプサンなのか分からなくなる。夜になれば何処からともなく骨付きカルビの焼ける香りやキムチの匂いが漂って、すっかり異国情緒の雰囲気。

街全体がエキゾチックに包まれてワクワクするはずだ。それだけじゃなく新大久保という土地が生み出す妖艶さ(それは立ち並ぶラブホテルから放たれる肉感的なオーラだったりするわけでもあるけれど)も重なって、それはまるで新宿と対峙するようにサバイブしているかのようにもみえる。

ドンキもここではすっかりアジア風。
20050214

コリアンポップスのCD屋さん。
20050214b

blank_space

新大久保「スンデ家」

職安通りから裏に回って大久保公園を過ぎた一つ目の道を左に入るとある。

大久保公園は最近では目立つことないけれど、いわゆる多国籍な娼婦が立っているという妖しい雰囲気200%なので、夜に通る際にはそれなりにキャッキャ騒がないほうが無難。街独特の治安もあるので。

で、とにかく裏通りにある「スンデ家」。
24時営業の本格的韓国料理の店。

店内はテーブルが3卓と座敷。在日コリアンのお客さんが目立つ。店内に飛び交う言葉もハングル語がほとんど。

さて、「とりあえずマッコリとチヂミ」なんて言うと、まず出てくるのが大量のキムチ。突き出しだ。白菜のキムチ、小魚のキムチ、カクテキ、水キムチ、ナムルと何種類も所狭しと並ぶ。

一瞬、「これ、頼んでません」なんて言いそうになるけれどご安心あれ。これらは全てサービス(無料)。

もともと韓国ではごく普通の習慣で、レストランなんかに行くと普通に出てくるものである。

なので「スンデ家」でキムチをうっかりと頼むとテーブルがキムチだらけになっちゃたりする。特筆は水キムチで不思議な魚系のような野菜のうまみのような凝縮したスープで何度もゴクゴクと呑めちゃう。これは是非。

チヂミも具材がイカやニラやタラとたくさん入っていてモッチリ感たっぷりなので美味しい。青ねぎが刻んだタレが付くのでたっぷりつけよう。

20050214e

スンデ家
新宿区百人町1-3-3サンライズ新宿A1F
24hours
チジミ \1,300
石ビビンバ \1,300
マッコリ \1,500

blank_space

新大久保「南大門市場」

新大久保近辺の在日コリアンの台所といえばここ「南大門市場」。

それほど大きなスーパーでもないのに充実した韓国食材が置いてあり、常に混んでいる。野菜から肉類、飲み物、キムチと何でも揃う。

ゴマの葉の辛味噌漬けはオカズがいらないほど美味しいので見つけたら買うべし。テールやユッケもあるので、自宅で本格的な韓国料理を作りたい人もその食材のバリエーションに満足するだろう。他にも唐辛子などの香辛料も本国モノが多数なので見ていて飽きない。マッコリも数種類置いていて、1リットルで500円程度だから好きな人はこれもお勧め。

入り口で屋台が出ていておでんやらホトック(表面カリカリで中に熱ーいトロトロの蜂蜜の入ったおやつ)やチヂミが売られている。最近の人気ぶりで並ぶこともあるけれど、ざっけなスナックに目がないのって人にはいいのかも。

20050214d

南大門市場
新宿区百人町1-1-3
マッコリ \500~
キムチ各種 \500~

blank_space

新大久保「韓国学生街料理広場」

職安通りのドンキホーテの横にある「韓国学生街料理広場」。

24時間営業していて安価な料金で韓国料理が楽しめるので、深夜となると近隣に住んでいる在日コリアンの姿が目立つ。

「春雨」はゴマ油で炒めた香ばしい味のする料理。濃い目の味付けなのでアルコールとよく合う。

キムチ鍋は妥協のない辛さのあまりご飯を投入しないとハフハフ状態になるので注意。
しこたま食べて飲んで1人2000円程度。

20050214c

韓国学生街料理広場
新宿区大久保1-17-7 
24hours
ヌードのり巻き \700
マッコリ \1,300

blank_space

2005年02月12日

イレイサー

とあるソフトを借りにこじか邸に行く。
テレビでシュワルツネッガー主演の「イレイサー」を放映していた。

難儀な過去を消す仕事をする闇の連中のお話。
過去を消された人は自分の周りの連中から〝もう存在しない人〟だと思われている。

そういえば、自分も、一部の連中には〝日本に居ない〟ことにしていたなぁ。と、思ったりの連休初日。

blank_space

2005年02月09日

─最近の俺マイ読書─

・山本 昌代 「デンデラ野」

「デンデラ野」

「豚神祀り」「デンデラ野」「春のたより」の短編3部作で綴られる作品。日本の何処にでもありそうな団地で繰り広げられる嫁と姑と核家族を如実に描いた「デンデラ野」。

デンデラ野とは俗に言う姥捨て山のこと。嫁と嫁の長男である自分の三男とその息子に挟まれつつ、自分の老後の行く末にぼんやりと不安を抱きつつも、毎日を過ごす扶養家族のおばあちゃん。おばあちゃんが敢えて家族の集まる居間に布団を敷いて寝るシーンはリアルな現実だ。

今の日本の誰もが直面するような問題と日常を絡めつつ、物語の全編に漂う哀愁がたまらない。文章に荒々しさがあって読みづらい箇所も目に付くとしても、構成がしっかりしているのでさほど苦にならない。 from TK野氏。

blank_space

2005年02月08日

ロリポブログ

我がレンタルサーバーであるロリポップがブログをスタート。
ユーザー専用でテンプレートに限りがあるというそれなりにシバリがあるとはいえ、何と言っても魅力的なのが自分のディスク使用量を圧迫しない点。つまり別個でブログ用に貰えるのだ。

といっても50Mなんだけどね。でもさ、ほらっ、タダだし。

避難所っぽい感じで、なんかこしらえようか。さてさて・・・

blank_space

2005年02月07日

多摩「ロテン・ガーデン」

東京でも八王子あたりになると温泉の泉質が変化してくるようで、23区ではポピュラーな茶褐色の塩分の含んだ泉質が、同じ茶褐色でも塩分がなく、もっと滑らかで絹のように柔らかくなる。

「ロテン・ガーデン」の温泉もその一つで、アルカリ単純泉の炭酸水素イオンを大量に含んでいる柔らかいお湯。肩コリや腰痛、神経痛に効果があるとか。実際に内風呂から入ってみると、なるほど、確かにすべすべして気持ちが良い。温度もそんなに熱くないからゆっくり時間を掛けて体の芯から暖まれそうだ。
月ごとに温泉内でイベントも開催されているからこまめにチェックしたほうがいい。

05年2月6日(日曜)のイベントは露天風呂に併設してあるロッキーサウナでの「ロウリュウ」と呼ばれるイベント。

贅沢な丸太で囲まれたサウナにある熱した石にスタッフが杓子でアロマオイル入りの水を懸ける(この日はミントだった)この「ロウリュウ」、サウナの本場フィンランドの言葉で、サウナストーブに水をかけることで発生する「マイナスイオンを含んだ水蒸気」のことだとか。

アロマは当然のことながら一気に蒸発してサウナ内を上昇する。それをスタッフが乾いたタオルで攪拌するのだ。気化したオイルが充満して自然と鼻がスースーする。で、ここのイベントの凄いところが、今度はなんとお客さん一人ずつにその気化したオイルをタオルで攪拌して促すのだ。

自分の番でそれを体験したけど、一瞬で汗がぶわっと出た。もの凄い発汗作用だ。老廃物を掃き出す効果があるとか。サウナ出たあとはとってもスッキリ。体も軽くなってお腹がペコペコ。

20050203

ロテン・ガーデン
東京都町田市相原町358
10:00~深夜24:00
おとな \1,000 こども \500

詳細

blank_space

Symbolika

日本ではそれほど見掛けないけれど、アラキ夫妻が見つけてきた強力トランスグッズを紹介。

Symbolikaというイスラエルのブランド。確かイスラエリの若手のカップルが手掛けているんじゃなかったけ。

パーティ仕様に完成された腰バッグを始め、サイケでナイスなデザインが描き込まれたアイテムがたくさん。Tシャツのデザインのダンシングシバや曼荼羅は見ているだけで集めたくなる。

まさにポストSpaceTribe。

特に腰バッグは今までのカラーとは異なり、ナチュラルシンプルなアースカラーで纏まっている。それでいてワンポイントでオレンジとかビビットな色を使っているから、ほんっとニクイ演出だよね。

日本での販売は未確認。ゴアのアンジュナビーチで入手可能。

www.symbolika.com

blank_space

ギャラクシークエスト

ギャラクシークエスト【2000年 米】

監督:
ディーン・パリソット(Dean Parisot)

キャスト:
タガート艦長 --ティム・アレン(Tim Allen)
ドクター・ラザラス --アラン・リックマン(Alan Rickman)
チェン --トニー・シャルーブ(Tony Shalhoub)
ガイ・フリーグマン --サム・ロックウェル(Sam Rockwell)
マディソン中尉 --シガーニー・ウィーヴァー(Sigourney Weaver)

2000年ヒューゴー賞受賞。

20年前に打ち切りになったテレビ名作番組「ギャラクシー・クエスト」の出演者の過去の栄光は遠のき、今は大型スーパーの開店の営業や、いまだ熱狂的なファンが集まる会場で書き散らすサインが唯一の仕事&収入。

そんなファンの集いに突然と現われた〝自称:ネビラ星に住むザービアン星人〟に宇宙を助けて欲しいと懇願される。彼らは宇宙の彼方で、「ギャラクシー・クエスト」を本物のドキュメント番組として彼ら出演者を宇宙のヒーローと信じていたのだ。。。

テレビで放映するSFなんてほんとは宇宙船だってニセモノだし、宇宙人なんている筈がないんだよと分かりきっているのに実際にはリアルなSFワールドに巻き込まれていく「ギャラクシー・クエスト」の出演俳優達が最高。

今となっては俳優の端くれみたいな営業回りしか仕事がないし、唯一の収入源であるファンの集いに来る連中はマニアックすぎる人たち。第○○話のあのシーンがどうの、、とか、そんなんばっか。

そんな抜けられない現実に突如現われたザービアン星人をキッカケに物語が加速していく。

パロディである設定をさらにパロディにして、最終的にはそれがリアルなSFであると仕上げるあたりが凄い。最初から大爆笑できて、なおかつ笑いだけじゃなく勇気も泣きもある。

「エイリアン」に出演していたシガニー・ウィーバーのギャップも見所。

見たほうがいいって度 ★★★★★

blank_space

スキージャンプペア

ありぱん氏より借りる。

各国の代表選手が冬季オリンピックで競い合う「スキージャンプペア」競技のDVD。

ペアでスキージャンプしながら空中でスキー板を使って歯を磨いたり、甥っ子をぶら下げたり、ボーリングの球を転がしたりと、どう考えてもありえない技を披露する選手達。

もちろん実写じゃない。フルCGの作品。監督はデジハリの卒業生で、1と2と発売された時、そのへんの経歴も話題になっていた。

実際のスキージャンプ台と変わらない映像に軽妙かつ笑いを誘う茂木アナの実況中継(真剣にバカバカしいことを言葉のマジックで伝えているのが凄い)がヒートアップ。中継アナなのに時々ぶっ壊れて絶叫するあたりなんか大爆笑。

「超くだらない」っていうのが誉め言葉にぴったしの作品。

「スキージャンプペア2」はさらに手が込んでいて、実際に存在する荻原選手と佐田さんをアナウンサーとして、スキージャンプ競技の日本チームを応援している架空の生中継番組を作っている。「皆様から応援のメッセージが届いてます」とか言っちゃっているあたりが、ほんとに。。。

公式サイト

blank_space

四谷「浅野屋」

週末の土日に、インドから帰国した友人宅(アラキ夫妻)を訪ねた。
年末からインドへ旅行に行っていたので、新年の挨拶を兼ねてのこと。

行きがけに知る人ぞ知る四谷の浅野屋でパンを購入する。浅野屋は店内に大きな石窯があり、毎日そこでパンを焼いている。店中に小麦の芳烈な香りが醸し出され、とても食欲がそそられる。

どのパンも非常にレベルが高くて、特に浅野屋のパンのスタイルがヨーロッパのそれに篤実なことが評判を呼び、日本に滞在している外国人に人気が高い。

今日は、その中でもオレンジビール、レーズン、クルミ、アーモンドがたっぷり入った入った「フルーツ・ライ」をチョイス。ライ麦が入ったこのブレッドはとても香ばしくて、ナチュラルチーズや牛乳と良く合う。少しオーブンで焼いてからナチュラルチーズを載せ、お好みによっては上から蜂蜜を垂らす。もう病みつき。

友人宅では泊まった際に朝食でパンを食べるので、明日の朝はこれを食べよう。

浅野屋
東京都新宿区四谷4丁目4番地12浅野ビル1F
営業時間 7:30~19:00(日祝~18:00)

詳細


新宿で西武新宿線に乗るついでに、職安通りの「南大門市場」に寄る。

新大久保駅一帯のこのあたりは「コリアンタウン」と呼ばれていて、在日の韓国人が多く住んでいる。
その為、韓国料理店などが狭い裏路地に並んでいて、表に出ている看板もほとんどがハングル文字。

歩いていると「ここは果たして何処の国?」と思わざるを得ないちょっとした異国情緒を織り成すエリア。そんなコリアンタウンの食料事情をこよなく供給しているのがこの「南大門市場」。

店は決して広くはないけれど、店内には在日韓国人も満足のゆくキムチや肉類、果物、野菜と韓国食材がばっちり揃っている。

ここで韓国の伝統酒マッコリを購入。

マッコリは米と麹を発酵させたお酒で、白濁のにごり酒だ。口当たりがとても良く、甘いような不思議な味で乳酸菌ドリンクのようでもあるのでいくらでもグビグビと呑める。

これの1リットルパックをチョイス。パッケージが2種類あったので「おやっ」と思い、店のアガシに尋ねると「会社が違うだけだよ」とのこと。そうなのね。


さて、友人宅で、撮ってきた写真や土産話に花を咲かせ、ワイワイガヤガヤと団欒を楽しむ。
今日のメインはババーン!!。奥様であるあっこちんが丹精込めてこしらえた「大根とぶりの煮付け」「きんぴらごぼう」「さやいんげんと新じゃがと豚肉の煮付け」、そして長瀞で仕入れたとろろ。

途中のペペにテナントを構えているLittle recipeで購入したハラペーニョディップも。これは手作りのマヨネーズとクリームチーズが合わさったディップで数種類売られている。セロリなど香りの強い野菜につけて食べると相性がバッチシ。
で、細切りにしたセロリにつけて食べる。ビールもマッコリも呑んで、すっかり酔いちくれ。


ゴアでは、カラングートにあるホテルに泊まったそうで、プライベートビーチが目の前にある宿だそうだ。うーん羨ましい。

カラングートはちょっとゴアの中心地より離れているけれど、落ち着いた雰囲気のある場所で、アンジュナのジェネラルストアの先を道なりに左へずーっと進むと辿り着ける。

途中の川沿いの道にはオープンテラスの店が並んでいて、ゴアのドライブコースの中でももっとも気持ちの良いコースだ。

シーズン前だからパーティはそれほど〝当たり〟がなかったけど、最後のほうのドミノのDJはやっぱ凄かったとか。いいね。

散々と僕が吹いていて世界一美味しいシェイク屋「マンゴシェイド」にも行って、いたく気に入ってくれたそうだ。良かった。

お土産は、ネパリショップでオーダーした青と黒のコントラストのパーティパンツ。ライン地に黄色の蛍光色が彩られていて、超クール。よし、これで今年のパーティを過ごそう。

それとフリーマーケットで買ってきてくれたスウェードの腰バッグ。インド人の手作りで、しっかりと縫ってあるバッグ。ポケットがたくさんあるから、凄い便利。一生モノ。 ありがとちゃん。

blank_space

2005年02月04日

─最近の俺マイショッピング─

・吉田修一「パレード」
・森博嗣「スカイクロラ」
・COYOTE「星野道夫」

「パレード」

〝いま〟の時代を顕わす固有名詞を作品にさりげなくちらつかせ、その固有名詞にまで作者の息吹を注ぐことができるのは果たしてこの作家以外にいるだろうか。〝笑っていいとも〟、こんな言葉だって、吉田修一のマジックに掛かれば、変幻自在を起こして力を持つ。
世田谷の千歳烏山のマンションで奇妙な共同生活する若者達5人の物語を、章ごとにそれぞれの視点から描いたこの作品。怖いほどドライな都会の人間関係。ある時、ひょんなことからもう一人増えた共同生活者が登場することによって話が一変し、急展開を迎える。

第5章を読むことによって吉田修一が見た人間模様が浮き彫りになっている。はっきりいって怖い。一文ごとに彼の言葉に対するストイックさが汲み取れる。

第15回山本周五郎賞受賞作。

「スカイクロラ

森博嗣に代表するようなミステリー作家をいままで読むことがなかったので、よい機会と思い、購入。Deltazulu氏お勧めの作家でもある。

遺伝子改良によって生まれた「子供」たちは決して「大人」になることがない。彼らは戦争の戦士として活躍し、感情がなく(というよりは理解できなく)、やはり改良されていない人達から比べれば特殊な存在だ。主人公のユーヒチは優秀なパイロット。戦闘機に跨り、ただ死ぬキッカケを待ちながら今日も敵を倒す。やがてユーヒチは草薙という、やはりキルドレである成長しない子供と出遭い。。。
実際に工学博士という彼が噤む文章は理路整然とした気持ちのよい文章。理系的文系スタイルとでも言おうか、物語のある説明書を(失礼)読むようにスラスラと読める。それはきっと作者のそのような職業的経緯から生まれる意識なんだろうと思う。エッセイも多く出している。。

「COYOTE」

96年、不慮の事故で無くなった星野道夫の特集「星野道夫の冒険 ぼくはこのような本を読んで旅に出かけた」 ズバリ星野道夫の残した蔵書のリストが載っている。

blank_space

2005年02月03日

節分

今日は節分。豆まきの日。

節分用の豆を買うので、学校終了後、地元のスーパーに寄るが、さすがに22時過ぎていて売り切れている。がっくし。

仕方がないので可能性が低いと知りつつコンビニをしらみつぶしに当たるが何処にも置いてない。

ラストサムライのDVDをタダでくれた某コンビニにも寄ったのに売り切れ。
最後の自棄っぱちで駆け込んだ「AMPM」にようやく置いてあった。

なので豆を撒く。

我が家では、「福はうち、鬼もうち」と撒くようにしている。
おじいちゃんが何処かの伝来を本で読んでいつの頃からか「鬼もうち」を採用した。

鬼を外に追い出しては可哀想だとかって由来だかなんだかだった。
ずいぶんと太っ腹の発想だ。
僕もこういう考えはまんざらでもない。けっこう好きだ。
「鬼も~うちぃ~」

写真はやっとこさ購入した節分の豆。
20050203

blank_space

Aphorism [星野道夫]

僕が若い人たちに伝えたいこと、それはなるべく早い時期に、人間の一生(又は自分の一生)がいかに短いものかを感じとってほしいということだ。

日々を生きる中、また将来を考える時、生と死の接点という感覚を持ち続けてほしいということだ。

それは悲しいことでも何でもない。

自分の持ち時間が限られていることを本当に理解した時、それは生きる大きなパワーに転化する可能性を秘めている。

たった一度のかけがえのない一生をどのように生きてゆくのか、真剣に考えざるを得なくなるからである。


星野道夫(冒険家 故人)

blank_space

2005年02月02日

多摩テック(クアガーデン)

都心から車で40分、有名なあの野猿ホテルの近くに多摩テックがある。
多摩テックは子供から大人まで遊べる遊園地で、20年以上前からあった。
なんと最近、その多摩テックに天然温泉が湧いてクアガーデンがオープンした。

クアガーデンそのものが高台に位置しているので、夜に行けば多摩地域の夜景が一望でき、時間によっては富士山が見渡せる。入場の際に館内専用のウェアを渡されるから、それを着て広々とした館内の歩き回ることが可能。

さて肝心の温泉、すぐに気が付くのが内湯の正面にある一枚のガラス。

内湯から景色を存分なく堪能したい。泉質はナトリウム塩化物温泉の滑らかさが特徴的で、肌がスベスベになる。お湯が決して高温ではなく自然の温度なのでゆっくりと長湯がしたいタイプにはお勧めだ。体をほぐしてリラックスしよう。

露天からは都心には無い多摩の星空が楽しめる。
ただ残念なのが若干と高い料金設定。
HP内にある割引や携帯のメールで利用可能な割引を有効に使ったほうがいい。

クア・ガーデン
東京都日野市程久保5-22-1
10:00~22:00
平日 1,995円
土日・祝 2,415円

詳細

blank_space

それでも陽は昇る

なるほどたしかにソベル中尉はE中隊の育成に力を注いだことに関していえば高く評価したいと思うけど、いかんせん彼の問題は必要以上にE中隊にいつまでも固執した点と、戦場において地図がまったく読めない点だった。

これはいささか致命的だ。戦場にいる兵士にとって地図が読めないというのは自殺行為に等しい。

それはきっとアキレス腱が切れた11番のいるサッカーチームのようだ。

国の威信をかけて成り立つチームにそぐわない人物、そんなふうに評価が変わっていった。

そして大方の予想通り、彼はやがてE中隊と関わることができなくなり、やがて失脚していった。

BOBに登場するソベル中尉を見て、何時の時代にも彼のような人物はいるのだなと思い知った。

何かに固執するという点ではない。掌握の出来ない仕事を抱えてしまう人物ということだ。

キャパシティを超えてしまった立場にあることに気づくことのない人物。
私は彼に対して含む意味も何もない。ただ彼はあまりにも目に余る。
ミスを愛嬌で誤魔化すことがあったけれど、おいおいホントかよと眉を顰めたくなる場面で、とても目立った。

多分仕事以外でならきっと良い人物なのだろう。
あるいは仕事上で競合さえしなければ、別段関係に変化が生じるわこともないだろう。
彼は私より年上で、年齢とキャリアに因果を見出すのは間違いだし、そこに含みを持たせるのは危険だ。

けど、一人のオトナとして仕事を評価すれば、どこかで誰かがその選定を誤るべきではなかったのだ。我々はそこまで危険を冒して構築を求める必要があるのだろうか。

語られるべきドラマはもっとたくさんあるのだ。

カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂って決まっているのだ。

blank_space

2005年02月01日

タイフードフェスティバル

毎年恒例のタイフードフェスティバルの日程が決定。
2005年5月14日-15日

いい季節だね。第1回は秋だったけれど、それからはこの初夏とも言えるような芝生の上でビールを呑むのにもってこいの季節というか。

今年も晴れますように(拝

blank_space
Powered by
blank_space