新宿歌舞伎町のハイジアの裏あたりから職安通りへ抜けるといつのまにか、さっきとまではまるで違う雰囲気の街並みに足を踏み入れたことにあなたは気づくことになる。
コリアンタウンだ。
ここらへんの一帯は働くのに便利なのかそれとも土地柄的に利便性が高いのか知らないけれど、とにかくアジア系の人々がたくさん住んでいて、とりわけ韓国人が多く住んでいる。
職安通りから裏に回るとハングル文字の看板が立ち並び、ここはソウルなのかプサンなのか分からなくなる。夜になれば何処からともなく骨付きカルビの焼ける香りやキムチの匂いが漂って、すっかり異国情緒の雰囲気。
街全体がエキゾチックに包まれてワクワクするはずだ。それだけじゃなく新大久保という土地が生み出す妖艶さ(それは立ち並ぶラブホテルから放たれる肉感的なオーラだったりするわけでもあるけれど)も重なって、それはまるで新宿と対峙するようにサバイブしているかのようにもみえる。
ドンキもここではすっかりアジア風。
コリアンポップスのCD屋さん。