・爪爪爪(Maximum The Hormone : VAP 2008)
キッタネー糞だらけのどうしようもない最低なライブハウスで、死んだ魚みたいな目ん玉をひん剥いて、エンジニアブーツと汚いジーパン履いて、ヨレヨレにヘッドバンキングして隣の奴ぶん殴ってモッシュしたくなる、どうしようもない最高のバンド。
パンテラを彷彿させるデス声、デビュー当時のNOFXみたいなサビのメロディと、ガチなプレイだったころのレッチリみたいなサウンド。
個人的に19歳ぐらいの頃に聞き倒した音楽のエッセンスがギュッと詰まっている。
うーん、ぜひぜひ野外なんてオープンな場所ではなく、地下2階あたりにある生きて帰って来れなそうなライブハウスで爆音に渦巻かれて体験したい。
爪爪爪でヘッドバンキングしない奴は男じゃない。
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.Jason Mraz - I'm Yours (Atlantic)
2.Jack Johnson - Better Together (Universal)
3.Death Cab For Cutie - I Will Possess Your Heart (Atlantic)
4.Jakob Dylan - Something Good This Way Comes (Sony)
5.The Black Crowes - Goodbye Daughters of the Revolution (SA)
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.SOIL&“PIMP”SESSIONS - STORM (VICTOR)
2.The Band Apart - I Love you Wasted Junks&Greens (ASIAN GOTHIC)
3.Capsule - Starry Sky (CONTEMODE)
4.Locofrank - Share (773FOUR RECORDS)
5.Quasimode - Time is Love (VICTOR)
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.Begin - 島人ぬ宝 (IMPERIAL)
2.彩風 - 童神 (IMPERIAL)
3.石嶺聡子 - 花 (EMI)
4.夏川りみ - 涙そうそう (VICTOR)
5.朝崎郁恵 - おぼくり~ええうみ (UNIVERSAL)
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.Fatal Discord - Shadow In The Darkness (PHREEX)
2.Wooden Monsters - Smoking Skills (NABI)
3.Magma Ohm vs Succubus - Shades Of Nigh (SHAMAN FILMS MEDIA)
4.Noise Gust vs Jun - Kanou (TREMORS)
5.Zerohour - Brain Mutation #Dark Love rmx (TRIPLAG)
・Mellow Beats, Rhymes & Vibes(Various : P-Vine 2007)
JazzyなトラックにHiphopが上手く融合している上品なオムニバス。
Hiphopはけっして嫌いじゃないけれど、ギャングスタなノリはコワモテすぎて、ストリート色が強くて近寄れないタイプのリスナーにもってこい。実際にピアノ系の旋律にライムが乗っかる曲ばかりなので、しっとりとした雰囲気まで漂わせている。
クラブに限らず、ちょっとしたカフェで流せるお得な一枚。2曲目のKero One「In All The Wrong Places [New 12inch Version]」は気持ちよくて、季節の変わり目なんかに流したらハマるかも。
・Symphonic Suite AKIRA(芸能山城組: VICTOR 1994)
コミック界の伝説的な名作であり、ジャパニメーションにおける不朽の作品「AKIRA」のサウンドトラックを手がけたのは、芸能山城組である。1988年に公開された「AKIRA」は、制作費10億円がかけられた大作で、世界中に衝撃を与えた。
いまでは珍しくないガムランやジェゴクなど、伝統楽器を取り入れた先駆者的な存在であり(1988年当時の音楽シーンとしてはかなり異色であった)、ほぼ全曲に、人間の声を何十にも重ねて作り出されたうねりのある荘厳な音が導入されている。映画の冒頭に流れるアルバム収録の1曲目でノックダウンされること間違いなし。トランス音楽が流行するずっと昔のトランスミュージック。語り継がれる名曲は決して色あせない。
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.LEO今井 - Tokyo Light2 東京電燈其二 (EMI)
2.加藤ミリヤ - 19 Memories (SONY)
3.Around The Way - Really Into You (EASTWEST)
4.Xavier Rudd - Solace (UNIVERSAL)
5.Rovo - Spica (WARNER)
・Solace(Xavier Rudd : UNIVERSAL 2005)
オーストラリア出身で、現在カナダ在住のXavier Ruddは、両国の市民権を持ち、ミュージシャンであり、サーファーでもある。若干、26歳。
ディジュリドゥやスチールギターなど、9つ以上の楽器を自由自在に操るマルチ・インストゥルメンタリストだ。オーストラリアではかなりの人気。
その経歴からサーフミュージックとして捉われがちだけれど、彼が紡ぎだすスローでフォーキーな気持ちの良い音はサーフ系にとどまらず、奥深い世界観を構築している。
優しくナチュラルな歌声。アコースティックでメロウな楽器。しかもすべて自分で演奏しているというのだから驚きだ。海や山によく似合う音楽だ。チルしたいときにぴったりである。まだ来日はしていない。来日後の日本でのブレイク間違いなしでしょ。
アルバム「Solace」は秀逸。ご存知ボブマリーの名曲「No Woman No Cry」をカヴァーしている。11曲目に収録。
昼下がりのハンモック、誰かが炊いたお香、夏の夕暮れ、放浪、ゲストハウスのベランダ、チャポラのバンヤンツリー、ダウン・トゥ・アース、キャンプイン、ヒッピー、ゆったりとした木漏れ陽、サンセットビーチ、パーティ明けのテント、スモーク&チル、シャンティシャンティ。
もし、そんな言葉に共感できたなら。ぜひ。
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.青山テルマ - そばにいるね feat.Soulja (UNIVERSAL)
2.Radwimps - オーダーメイド (EMI)
3.Sotte Bosse - 接吻 Kiss (T.G.O)
4.Ego-Wrappin' - アマイカゲ (RD)
5.小島麻由美 - 真夜中のパーティー (PONY)
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.Soulja - ここにいるよ feat.青山テルマ (UNIVERSAL)
2.Rashaan Ahmad & Kero One - Here We Go (P-VINE)
3.Underworld - Rez (V2)
4.Space Cat & Oforia - Fly (AVATAR)
5.マルコシアス・バンプ - バラが好き (VICTOR)
・ソレイユ(中納良恵 : TOYSFACTORY 2007)
エゴラッピン(Ego-Wrappin')でボーカルを務めている中納良恵の待望のソロアルバムがこの「ソレイユ」である。ちょくちょく噂になりつつも、ソロアルバムについてはまだ実現していなかったので、待ち続けていたファンは嬉しいに違いない。
一方、エゴラッピンというバンドの<中納良恵>が彼女そのものというファンは複雑な心境だろうか。僕はアルバム発表の直後、後者寄りの心境であった。
退廃的でありながらとことん官能まっしぐらに突き進む稀有な歌声で、あらゆるジャンルの音楽ファンを魅了した彼女の歌声は、エゴラッピンというバンドの場合では、ドロドロしつつも攻撃的であり、聴いている側の鼓動が早まる。
それこそが<中納良恵>なのだろうと考えていた。
ソロアルバムを聴いて、まず気がついたのは、彼女は生まれながらの天才的なボーカリストであるということだった。
エゴラッピンとは正反対な穏やかで暖かい歌声。しっとりと歌い上げる中納良恵の幅広い音楽性が本領発揮している。
柔らかい気持ちになることのできる珠玉の一枚。
・ラブアクチュアリー(Universal : 2004)
クリスマスの数週間前からの出来事をオムニバス形式で物語にした「ラブアクチュアリー」、さまざまな人たちの再会と別れが詰まっている空港の冒頭シーンで観客を虜にする映画である。
世の中に嫌気がさしたら
ヒースロー空港の到着ゲートへ人は言う"現代は憎しみと欲だけ"と
そうだろうか?
ここには"愛"の光景がある
いい台詞だ。
クリスマスにちなんだ映画なので、使用されている曲もそれらしい選曲で構成されている。
ノラ・ジョーンズあたりを持ってきたり、映画でも流れていたように、ビリー・マックことビル・ナイの歌うクリスマス・イズ・オール・アラウンドがあったりと小洒落た要素満載。
個人的にはリンデン・デヴィッド・ホールの歌うビートルズのカヴァー「All You need is Love」がとても好き。
ぜひ、この季節に聴いてみて欲しい。
・Let's Dance(Compilation : WARNER 2007)
ヘイ、メン。みんな元気かい?
夜遊びは相変わらずなのかな。
僕はすっかりテクノに魅了されちゃったけど、いまでも君達と遊んだ夜のことは忘れていないよ。いまは世間となんとか折り合いつけて退屈ながらもどうにか生きている。みんなもそうだろう。
でもさ、こんなアルバム聴くと、また腕白なことしたくなるよね。
R?hall@六本木、フラワー@六本木、ガスパニック@六本木、ゴールド@芝浦、パイロン@246などで共に夜を駆け巡ったクラバー達に。
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.Paul McCartney - Wonderful Christmastime (EMI)
2.F.P.M. - Euphoria #MondoGrosso remix (CUTTING EDGE)
3.Lotus - Umbilical Moonrise (HARMONIZED)
4.Younger Brother - All I Want (TWISTED)
5.Underworld - Born slippy (V2)
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.Kila&Oki - 僕らの子どもたちが笑っている (VIVO)
2.Special Others - Uncle John (VICTOR)
3.Corinne Bailey Rae - Like a Star #BALEARIC REWORK (STAR)
4.Shpongle - And the Day Turned To Night (TWISTED)
5.Rei Harakami - Again (SUBLIME)
・SPACED DOLLS(Audio Active : DREAM MACHINE 2000)
90年代初頭に現在のメンバー体制が整いつつあったというAudio activeは、94年にイギリスのチャートで上位にランクインをするなど海外で好評ある日本のダブバンドである。
煙たくて重たい幻想的な特徴を持ち、徹底的に瞑られる彼らのサウンドに乗っかるのは、THA BLUE HERBのBOSS THE MCのリリック。言葉とは何か。BOSS THE MCはいつも僕に対してそういう疑問を与えてくれる。
3曲目のScrew Drymerがそれだ。
覚悟して聴いたほうがいい。クラクラするだろう。他の7曲もすべていまでもフロアで流せる。けじめのある上モノに畳み掛けるように繰り広げられる深いドラム。いまから7年前のアルバムだけれど決して色褪せない。
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.Studio Apartment - Life From The Sun (SPACEPROGRAM)
2.Sound Tribe Sector Nine - A Gift for Gaia (MUSIC CAMP)
3.Electro7 - Ay Mamita (TIP NEW WORLD)
4.Ink - I.P.P #Ink Punk Phunk (KI/OON)
5.GTS - Now You're Not Here (AVEX)
・Spawn(Sony : 1997)
実は意外と相性がいいのがメタルとテクノだったりする。
トランスのジャンルだと、ゴリゴリの音を流す連中の原風景となる音楽がメタルでした、というパターンがある。そんなメタルとテクノ出身のアーティストがタッグを組んでアルバムを作成した。映画「SPAWN」のサントラだ。プロデューサは「ジャッジメントナイト」とおんなじオッサン。
11曲目の「T-4 Strain」は、Henry Rollins と Goldie の合作。ディープな音でフロアでも流せそうな曲。
・Nightwatch(Silje Nergaard : Emarcy 2004)
北欧の歌姫 Silje Nergaard の2004年のアルバム。
甘くて切ない独特の彼女の歌声は夏が過ぎ去り夜更けの闇が濃くなってきた中秋の季節に聴きたくなる。夜風に吹かれながらしんみりと誰かのことを思いつつ、こんな一枚を。
・Eden~A Collection Of Global Chill(Six Degrees : 2007)
設立10周年を迎えたサンフランシスコのレーベルが2007年6月に発売したコンピレーションアルバム。
エスノな音で奏でられるチルアウトの曲は極上のリゾート地を彷彿させる心地よさ。 ラテン・アフリカン・アジアンとこの一枚で世界中を駆け巡った気分になる。Bombay Dub Orchestraの宇宙に漂うようなとろけるストリングスの4曲目なんて、アランボールの浜辺に誘い込まれるような感じだ。
哀愁漂うリゾートをすっかり忘れかけた都会でヘコんでいる貴方に。
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.Aco - This Woman's Work (KRE)
2.Outersect - Bliss Ma #Outersect mix (HEART'S EYE)
3.平沢進 - 白虎野の娘 #Paprika's Ending (TESLAKITE)
4.Phunk Junkeez - I Love It Loud (TRAUMA)
5.Kanye West - Through The Wire (UNIVERSAL)
・Uncle John(SPECIAL OTHERS : Babestar 2005)
高校の同級生4人で結成し、2000年から本格的に活動を始めた SPECIAL OTHERS の2ndアルバムがこの「Uncle John」だ。すでにフジロックで実績があり、コアなファンから音楽好きまでと幅広く愛されている彼らの音は恐れをなさずにいえば、ジャムだ。
夏真っ盛りで足踏みがしたいほど軽快な「random」等、とにかく捨て曲がない強烈なバンドだ。そしてなによりもジャムバンドとしては珍しい歌詞のある曲アルバム名にもなっている「Uncle John」。
これを野外のライブで聴いてごらん。本当に涙が出るよ。気持ちよすぎて震えて鳥肌がたつ。泣きメロの真骨頂。幸せってこういうのだよねと体現してくれる曲。音楽って本当に最高。スペアザってマジ最強。そんな感じの一枚である。
・Liquid Beach(Saafi Brothers : SAAFI RECORDS 2003)
Michael KohlbeckerとGabriel Le Marの2人によるユニットの3rdアルバムが、この「Liquid Beach」だ。
「Liquid Beach」を聴いていると、こんな情景が浮かんでくる。
22時ぐらいのインドのゴアで、今夜はパーティがないからひっそりと蝋燭の灯火でアンビエントを聞こうなんて誰かが言って、ゴザでゴロゴロしてチャンダンのお香を焚いている夜。何処からか誰かがパーティを探しているバイクの音が鳴り響く。300メートル先の一軒家でドンチャン騒ぎをしているイスラエリ。椰子の木が風に揺られてカサカサと音を立てる。遠くで犬が吼える。
エキゾチックすぎる世界観。何年経とうが色あせない完璧なサウンド。これぞPsy-Ambientに相応しいスモーキーなテイスト。どの曲も捨てられないマジックアルバムだ。最強にお勧め。
というよりは、Saafi Brothersこそが、ナンバル・ワン!!
・Ever White(Space program : 2006)
<カジュアルスタイリッシュ>がコンセプトで、洗練された雑貨や家具が大人気のFrancfranc(フランフラン)が15周年記念にリリースしたアルバムは、なんと札幌を拠点としていまや全国区で人気を博しているHouseDJ・ DAISHI DANCEが編集した一枚。
フランフランのイメージにぴったりな明るく爽やかで、それでいていつまでも飽きない珠玉の曲が勢ぞろいだ。
ピアノを基調としたハウスは落ち着いて聴くことができ、イージーリスニングとしても、ホームパーティとしても、ドライブでもと、場所やシチュエーションを選ばない優れもの。「Let Life Loose」のFrancfranc Remixは、このアルバムのみに収録されているレアなトラック。
・CAFE aperitivo Italian awakings(Aperitivo Records : 2004)
個人的には一生縁がない(はず)だった所謂カフェ系のコンピレーションアルバム。
<FreeTEMPO>とか<MONTEFIORI COCKTAIL>など都会の洒落たカフェにピッタリな選曲が目白押し。イタリアンに合わせた音楽というコンセプトで、ボサノバ系のアップテンポなナンバーのラインナップは捨て曲が無い。
ふと何処かのカフェでこんな曲が流れて、そんなときにワインを傾けてピッツァを齧ったりでもしたら軽快に爽やかな気分になるだろう。ラウンジclub系DJ諸氏はローテーションしやすい一枚。
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.Dachambo - The Sun In Your Hands (PLEASURECRUX)
2.Sublime - Santeria (GASOLINE ALLEY)
3.Dalschaert - Piece For Peace (SONAR KOLLEKTIV)
4.Jazzanova - L.O.V.E. And You & I (SONY)
5.No Use For a Name - Fatal Flu (FAT WRECK CHORDS)
・Supernatural(Saafi Brothers : ZYX Music 2007)
90年代GOAトランスを担った今は亡き「Blue Room」といえば、X-DreamやJuno Reactorが在籍していた伝説的レーベルだ。その「Blue Room」からアンビエントアルバムをリリースしていたSaafi Brothersの4thアルバムがZYX Musicから遂に登場。
Michael KohlbeckerとGabriel Le Marの2人が織り出す音楽はダブが盛り込まれたチルアウト。4年ぶりのアルバムは前作までのアルバムにさらに磨きがかって気持ちいい。1~3作目が廃盤になって入手しづらいこともあるので、この4枚目も気になる人は早めに手元に置いたほうがいいだろう。
ちなみにsaafiというのはヒンディ語で布という意味。サドゥーと呼ばれるインドの聖人を始めとし、旅人が特殊な事情で使うことがある。
・Comments of the Inner Chorus(Tunng:Full Time Hobby 2006)
スコットランド出身の2人組、Mike LindsayとSam Gendersのユニット「Tunng」のアルバム。フォークとエレクトロニカが融合したジャンルであるフォークトロニカは2000年以降にちらほら話題になっていて、彼らの音楽はそんなフォークトロニカの代表ともいえる。ギターの静謐な音色に散らばる電子音。切ない歌声のボーカル。なんだか気だるいようなサイケな香りも漂う。ヨーロッパの真髄を見せつけられた名盤。
・Aphrodelic Ngoma(Dachambo:PleasureCrux 2004)
土臭くて野外にピッタリなジャムバンドの「Dachambo」の2ndアルバムだ。
7人編成のこのバンドは、トリプル・ドラム、ディジュリドゥ、ベース、ギター、電子音が混在一体となりグルーブ感を作り、一気に盛り上げる。
トランスでありながらロックであり、プログレであり、聴いていて自然と身体が揺れてくる。アルバムからも十分にその気持ちよさが分かるけれど、ぜひとも野外でライブを体験して欲しい。裸足でリズムを踏んで森と海と宇宙と同調して。きっと脳味噌空っぽ状態で踊れるだろう。
2曲目の「ピカデリア」は何回も転調してケタケタ笑いたくなっちゃいそうな最高にハイな曲。
・Spring to Summer(Charichari:FileRecords 1999)
井上薫のユニットであるChariChariの記念すべき1stアルバムは1999年に発表された。およそ5年は経っているというのにまるで色褪せることのないサウンドは、いまでもフロアを気持ちよくさせることが出来る曲ばかりである。
インディーズ時代に製作されたMIXテープは、もろにバングラビートが盛り込まれていてアジアンテイスト盛りだくさんだったし、アジアへの愛着を窺い知ることができる。(友人が井上薫の知り合いということもあり、このテープを持っていた)ということで、本作品の1曲目「Flow Dub Outta Borneo」からしてエスノなリゾート雰囲気たっぷりなので、リラックスすること間違いなし。最後の曲までちゃんと聞けるかな?気がついたら寝ているぞ言えちゃう程、旅先にいざなわれるようなアルバムである。
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.Tunng - Jenny Again (FULLTIME HOBBY)
2.Vibrasphere - Mental Mountain (SPIRAL TRAX)
3.Vibrasphere - Echo Plantation (SPIRAL TRAX)
4.Dachambo - ピカデリア (PLEASURECRUX)
5.EelkeKleijin & NickHogendoorn - Rabbit Whole (TRIBAL VISION)
・SUPER TEMPO(Little Tempo : VICTOR 2005)
夏といえばサザンにチューブにレゲエ。それもたしかに正しい。僕も若い頃、海に持ってく用に<俺マイベスト>なサザンやチューブの曲を集めたハイポジカセットテープを作成したりした。
でも日本には、もっとトロピカルでユルユルで爽やかでビーチなバンドがある。
1992年に結成された「Little Tempo」は、元SILENTPOETSの2人が中心のバンドである。
スティールパンをふんだんに盛り込んだサウンドは、目を閉じれば真っ白な入道雲と青い空と大海原が浮かんできそうな夏テイスト。これからの季節にピッタリだ。
都内をドライブしながらこのアルバムを流したら、海に行きたくなっちゃうこと請け合い。気持ちよく昇天しちゃおう。今回のアルバムは前作までのアルバムに比べ、さらにカオス的にエネルギッシュな感じに仕上がっている。
野外フェスでまだ聴いたことがなかったら、絶対にライブに行ったほうがいい。裸足でくるくると回りたくなるよ。
・COIEDA(高木正勝 : W+K Tokyo Lob 2004)
映像と音楽の垣根を越えた・・・・という何処にでも転がっている陳腐なこの言葉、それを簡単に発せられる者はきっと高木正勝の「COIEDA」のDVDを再生したことがないんだろうと思う。そんな気持ちにさせしてくれるのが本作品。心地よい生ギターの音色が響き、柔らかいエレクトロニカの真骨頂な気持ちいいサウンドが響く。まだ若干26歳だというから驚きだ。
CDに収録されているピアノ楽曲「girls」は、最近まで公文のコマーシャルに起用されていたので耳にしたことがある人も多いかも。気持ちよくて切なくて、それでいてなんだか懐かしくて。デヴィッド・シルヴィアンの甘い歌声も必聴。
セピア色や淡い黄色でエフェクトを掛けてある映像が何点か収録されている。どれもこれも素晴らしい。インドらしき土地を自転車で二人乗りして駆け抜けるカップルの映像は、言葉が無用なほど見入ってしまう。DVDの映像は暖かさが満載だ。
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.Takagi Masakatsu - Girls (W+K TOKYO LOB)
2.Bluetech - Enter the Lovely (ALEPH ZERO)
3.Bus&Siddartha - d (TIP)
4.Saafi Brothers - Supernatural (CHILLCODE)
5.Takagi Masakatsu - Aura (W+K TOKYO LOB)
・Serve Chilled 2007(コンピ : Hed Kandi 2007)
お馴染みの金髪ギャルのジャケットが目印のシリーズで、イビザっぽい香りがプンプンと漂うHed Kandiレーベルから発売された熱い夏のチルアウトなコンピアルバム。
全編に渡り女性ボーカルの曲が散らばり、CICADやKOOPやKINGS OF TOMORROWなどのメジャー路線を抑えていたりとツボはしっかりと心得ている。ついつい海に飛び込みたくなる2枚組。
個人的には一枚目の9曲目Litte Man の「Cagedbady」あたりが好み。チルアウト系にありがちな<夕陽で哀愁くささ>があまりないのが逆に新鮮で気に入っている。
・Golden Best 15th Anniversary(ZARD : B-Gram 2006)
19993年といえば僕にとって大学受験の浪人時代のことで、予備校に通っていた日々のことを指す。団塊世代ジュニアと呼ばれる若者の受験層が一番厚かったのが1993年であり、大学受験は困難を極め倍率は軒並み上昇したのもこの年であった。
高校3年生の時に「俺は絶対に早稲田以外は受験しない!」と、ロクに勉強もしていないくせに決意したおかげであっさりと野に放たれたわけである。
通っていた予備校では授業が終わると自習室に向かうのが日課で、<ながら勉強>の習慣が抜けきらない自分は耳にイヤフォンを差し込むのが当たり前になっていた。当時といえば、まだカセットのウォークマンが主流。録音機能とFM・AMラジオを搭載している機種が人気が高く、僕が持っていたのもそのタイプだった。
だが、さすがに<ながら勉強>といえども、カセットは何個も持っていれば、それはそれでかさ張るので、だんだんと億劫になり、次第にFMラジオを聴くようになった。インターFMは開局していなかったので、おのずとJ-WAVEがメイン局となった。
くだんのZARDのことを僕自身、じつはよく知らない。アルバムも買ったことが無いし、熱心なファンでもない。寧ろJ-POP自体を認めようとしない非常におこがましい年齢だった。若かったのである。
でも、「負けないで」がリリースされたのはこの年なので、恐らくはJ-WAVEにおいてもたぶん流れていたんだろう。歌詞を口ずさむことができる。
そして無意識的にせよその歌声と歌詞に受験生の僕は励まされたのかもしれない。
考えるに、ZARDというバンドもまた僕らの世代を縁取る青春の一部なのだ。坂井泉水が亡くなったというニュースは一抹の影を僕に落としたのは意外だった。彼女の早すぎる逝去は、いつまでも存在していると信じて疑わなかった自分の思い出深き校舎を久々に訪れてみたら取り壊し工事をしていた。そんな喪失感に似ている。
・Blow(サウンドトラック : Virgin 2001)
今を時めくジョニーデップが2001年に主演を果たした映画「BLOW」のサントラ。
映画は実在する麻薬王の半生を描いた内容で、非の打ち所のない迫真の演技をこなしているジョニーが印象的。娯楽だけではなく最後に感動的シーンもある。
どちらかというと、ジョニーデップは某カリビアンよりこういったカウンターカルチャーというかマニアックな観客層が求められる作品で本領を発揮していると思うのは気のせいか。
さて、サントラは取り扱っている題材が題材なだけに70年代臭がプンプンと漂う曲が勢ぞろい。
下世話な音楽という褒め言葉がピッタリな感じだ。ザ・ローリング・ストーンズやクリームといった大御所の曲に、プログレのマンフレッド・マンズ・アース・バンドなど。70年代をフューチャしたコンピアルバムとしても十分通用する出来栄えである。
01. Can't You Hear Me Knocking - The Rolling Stones
02. Rumble - Link Wray
03. Glad and Sorry - Faces
04. Strange Brew - Cream
05. Black Betty - Ram Jam
06. Blinded By The Light - Manfred Mann's Earth Band
07. Let's Boogaloo - Willie Rosario
08. Keep It Comin' Love - KC & The Sunshine Band
09. Yellow World - J Girls
10. That Smell - Lynyrd Skynyrd
11. All The Tired Horses - Bob Dylan
12. Can't You See - The Marshall Tucker Band
13. Push & Pull - Nikka Costa
・ビーチ(サウンドトラック : EASTWESTJAPAN 2000)
レオナルド・デカプリオが主役を演じたばかりに駄作と悪名高い映画「ビーチ」(といっても、僕は大好きな映画・・・)のサントラである。
タイのピーピー島にある秘密のビーチを探すバックパッカーの物語。
原作にややかけ離れているという批評から賛否両論だったけれど、映像ではないと演出できなかった旅の空の思い出─亜熱帯のビーチで、夜空に輝く星空を眺めて過ごしたことがある者だったらきっと理解できるだろう─がきちんと描かれているのはさすがで、しばし画面に見入ってしまうと思う。
ネタバレで恐縮だけれど、映画上映中、夜にアドバルーンを飛ばすシーンと電子メールで添付ファイルを開いたシーンで思わずホロリと涙を流してしまった。
さて、サントラはダニーボイル監督がこだわったとコメントしている通り、テクノやロックと幅広いジャンルから名曲がピックアップされていて、かなり秀逸。どれも当たりはずれがない。
その中でも、映画で流れていた場面の思い入れを加味して、僕が大好きなのはこの曲の数々だ。ただし、最後のトラックの「Beached」 は映画では使用されていない。
2. Pure Shores - All Saints
3. Porcelain - Moby
4. Voices - Vanessa Quinones
14. Beached - Orbital&Angelo Badalamenti
狂気と波乱とパラノイアと、そして愛に満ちたビーチはいまでもきっとどこかにあると思う。
あと、14曲目は気持ちよすぎるので、最近、DJしている表参道のショットバーでもよく流しています(って、Orbital流したのは先週からだったけか?)
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.Astral Projection - Ambient Galaxy #disco valley mix (NOVA TEKK)
2.Etnica - Lingerie (ETNICA.NET)
3.Orbital & Angelo Badalamenti - Beached (LONDON/WEA)
4.Moby - Porcelain (MUTE)
5.Ananda Project - Kiss Kiss Kiss (CUTTING EDGE)
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.Hallucinogen - Shamanix (TWISTED)
2.Hallucinogen - Gamma Goblins Part2 (TWISTED)
3.Mindelight - La Granja (PHONOKOL)
4.System7 - High Plains Drifter (BLISSDOM)
5.Extrawelt - Soopertrack (YELLOW SUNSHINE EXPLOSION)
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.Biohazard & Onyx - Judgement Night (EPIC)
2.Spacecat VS Elysium - Funky (AVATAR)
3.Slayer & Atari Teenage Rio - No Remorse"I Wanna die" (SONY)
4.Anthrax & Public Enemy - Bring The Noise (ISLAND)
5.Astralprojection VS Alienproject - People Can Fly (TIP)
ザイオン・ルーツ(ABYSSINIA INFINITE : RICE 2006)
エチオピア出身でNYに在住、そしてビルラズウェル(BILL LASWELL)の夫人GIGIがABYSSINIA INFINITE名義で発表した、甘くて切ない歌声でエチオピアの伝統音楽を奏でるアンビエントダブな一枚。
アコースティックサウンドに乗るGIGIの声は涙モノ。そして伝統音楽をエレクトニカに仕上げたビルも健在。
子供の頃に歌っていたエチオピアの教会音楽をイメージしたというのも頷ける神聖さである。
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.Abyssinia Infinite - Gela (NETWORK)
2.Abyssinia Infinite - Gole (NETWORK)
3.Gigi - Guramayle (PALM)
4.Bill Laswell - Shinning Stone Watu Jilang (META)
5.チューリップ - 青春の影2006 Anniversary Mix (VICTOR)
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.Ayuse Kozue - Pretty Good (TOYS FACTORY)
2.Ayuse Kozue - Boyfriend (TOYS FACTORY)
3.宇多田ヒカル&スチャダラパー - 今夜はブギーバック (*unreleased)
4.Transwave - Rezwalker (MATSURI PRODUCTIONS)
5.House of Pain - Jump Around (RHINO)
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.Jun Sky Walker(s) - 白いクリスマス (TOYS FACTORY)
2.Ten-G - Butterfly (ELF MUSIC)
3.Corrine Bailey Rae - Put Your Records On (EMI)
4.Chick Corea - Trafic (VICTOR)
5.Unicorn - 雪が降る町 (CBS SONY)
コリーヌ・ベイリー・レイ (コリーヌ・ベイリー・レイ : 東芝EMI 2006)
BBCが選ぶ2006年ブレイクが予想される新人アーティスト「SOUNDS OF 2006」第1位、全米アルバムチャート初登場第1位の現在27歳のCorrine Bailey Raeは、ひさびさに鳥肌の立つ歌声だ。個人的にエリカヴァドゥ以来の女性ボーカルではブッチ切りの頂点に立つ。
カリブ系とイギリス系の血統が混ざる彼女の声は甘くてせつなくて、そして柔らかい。
ジャズ、ソウル、ブルースを包括した母性愛のようなメロディ。ぞっこんになる歌声。夜、寝る前にそっと流したら、きっと明日も頑張れるはず。
「PUT YOUR RECORDS ON」なんて、もう、ほんとにお勧め。彼女の声は癒しである。
06年2月4日に待望の来日。東京は恵比寿ガーデンホールで演奏する予定だ。
PSYBABA.NET reccomends 5 potions in this month are
1.Little Tempo - Ron Riddim (CUTTING EDGE)
2.Herbert - Movers And The Shakers (HOSTESS)
3.Dachambo - Mascaline (PLEASURE CRUX)
4.Aromabar - Winter Pageant (INFRACOM)
5.Deep Banana Blackout - Drive Your Funky Soul (DCN)
ロン・リディム(Little Tempo : カッティングエッジ 1999)
サイレント・ポエツ脱退後の土生剛と白水生路が中心となり、HAKASE(元フィッシュマンズ)や春野高広(サイレント・ポエツ)らが加わり、多彩なメンバーを固めつつあるLittle Tempo。
結成から13年経つ、ゆる~くてなごめるダブのバンドだ。
スティール・パンが奏でる爽やかな音は、まるでさざ波のように耳の奥底までザブ~ンザブ~ンと届き、身体中の全細胞を弛緩させ、気持ちよくしてくれる。
もし貴方がまだ彼らの音を聴いたことがなく、Little Tempoのナンバーを初めて耳にする機会に恵まれたら、きっと「日本にこんなバンドがあったんだ」としきりに感心するだろう。
1999年発売の「ロン・リディム」はリトテンのエッセンスが詰め込まれた最高のアルバム。入門編として聴くにはこの一枚だ。
彼らが放つボサノバ、ラテン、そしてユルユルのレゲエサウンドは、究極のアーリー・サマーチューンである。
夏の訪れを予感した、心地よい風の吹きぬける初夏の午後に。
Beyond the Infinite(JUNO REACTOR : Cleopatra )
1995年発表された同名アルバムの再発盤。
破竹の勢いで次々と曲がリリースされるトランス音楽界で、10年以上の時を隔てていても、決して古臭くない音であるのは、さすがというもの。
まさにトランスの大御所で、この当時から民族音楽やロックの要素をふんだんに使っているのはJUNOだけであった。
1曲目の「Guardian Angel」はトランスの歴史に残る名作。ドライブ感がみなぎるトラックだ。
そして、『あなたは太陽・・・』『あなたは光・・』と日本語で語りかける「Samurai」。
あの頃のパーティで、朝方に流れた同曲で泣いた人(と同時に上がった)も多いはず。
僕もその一人。
夜の闇から徐々に明るくなって、初めて分かる周りで踊っている人たち。
どの顔も調子が良さそうな雰囲気たっぷりだ。
山の合間から太陽が昇る。景色がキラキラと映って、蛍光色のゴアパンがステップを踏んでいるのが土臭くてたまらない。
そんな時、JUNOが待ってましたとばかり「Samurai」を流す。
ねえ、こういうので、昂奮しないわけないじゃん。そうでしょ?