・Solace(Xavier Rudd : UNIVERSAL 2005)
オーストラリア出身で、現在カナダ在住のXavier Ruddは、両国の市民権を持ち、ミュージシャンであり、サーファーでもある。若干、26歳。
ディジュリドゥやスチールギターなど、9つ以上の楽器を自由自在に操るマルチ・インストゥルメンタリストだ。オーストラリアではかなりの人気。
その経歴からサーフミュージックとして捉われがちだけれど、彼が紡ぎだすスローでフォーキーな気持ちの良い音はサーフ系にとどまらず、奥深い世界観を構築している。
優しくナチュラルな歌声。アコースティックでメロウな楽器。しかもすべて自分で演奏しているというのだから驚きだ。海や山によく似合う音楽だ。チルしたいときにぴったりである。まだ来日はしていない。来日後の日本でのブレイク間違いなしでしょ。
アルバム「Solace」は秀逸。ご存知ボブマリーの名曲「No Woman No Cry」をカヴァーしている。11曲目に収録。
昼下がりのハンモック、誰かが炊いたお香、夏の夕暮れ、放浪、ゲストハウスのベランダ、チャポラのバンヤンツリー、ダウン・トゥ・アース、キャンプイン、ヒッピー、ゆったりとした木漏れ陽、サンセットビーチ、パーティ明けのテント、スモーク&チル、シャンティシャンティ。
もし、そんな言葉に共感できたなら。ぜひ。