・Symphonic Suite AKIRA(芸能山城組: VICTOR 1994)
コミック界の伝説的な名作であり、ジャパニメーションにおける不朽の作品「AKIRA」のサウンドトラックを手がけたのは、芸能山城組である。1988年に公開された「AKIRA」は、制作費10億円がかけられた大作で、世界中に衝撃を与えた。
いまでは珍しくないガムランやジェゴクなど、伝統楽器を取り入れた先駆者的な存在であり(1988年当時の音楽シーンとしてはかなり異色であった)、ほぼ全曲に、人間の声を何十にも重ねて作り出されたうねりのある荘厳な音が導入されている。映画の冒頭に流れるアルバム収録の1曲目でノックダウンされること間違いなし。トランス音楽が流行するずっと昔のトランスミュージック。語り継がれる名曲は決して色あせない。