・ビーチ(サウンドトラック : EASTWESTJAPAN 2000)
レオナルド・デカプリオが主役を演じたばかりに駄作と悪名高い映画「ビーチ」(といっても、僕は大好きな映画・・・)のサントラである。
タイのピーピー島にある秘密のビーチを探すバックパッカーの物語。
原作にややかけ離れているという批評から賛否両論だったけれど、映像ではないと演出できなかった旅の空の思い出─亜熱帯のビーチで、夜空に輝く星空を眺めて過ごしたことがある者だったらきっと理解できるだろう─がきちんと描かれているのはさすがで、しばし画面に見入ってしまうと思う。
ネタバレで恐縮だけれど、映画上映中、夜にアドバルーンを飛ばすシーンと電子メールで添付ファイルを開いたシーンで思わずホロリと涙を流してしまった。
さて、サントラはダニーボイル監督がこだわったとコメントしている通り、テクノやロックと幅広いジャンルから名曲がピックアップされていて、かなり秀逸。どれも当たりはずれがない。
その中でも、映画で流れていた場面の思い入れを加味して、僕が大好きなのはこの曲の数々だ。ただし、最後のトラックの「Beached」 は映画では使用されていない。
2. Pure Shores - All Saints
3. Porcelain - Moby
4. Voices - Vanessa Quinones
14. Beached - Orbital&Angelo Badalamenti
狂気と波乱とパラノイアと、そして愛に満ちたビーチはいまでもきっとどこかにあると思う。
あと、14曲目は気持ちよすぎるので、最近、DJしている表参道のショットバーでもよく流しています(って、Orbital流したのは先週からだったけか?)