Beyond the Infinite(JUNO REACTOR : Cleopatra )
1995年発表された同名アルバムの再発盤。
破竹の勢いで次々と曲がリリースされるトランス音楽界で、10年以上の時を隔てていても、決して古臭くない音であるのは、さすがというもの。
まさにトランスの大御所で、この当時から民族音楽やロックの要素をふんだんに使っているのはJUNOだけであった。
1曲目の「Guardian Angel」はトランスの歴史に残る名作。ドライブ感がみなぎるトラックだ。
そして、『あなたは太陽・・・』『あなたは光・・』と日本語で語りかける「Samurai」。
あの頃のパーティで、朝方に流れた同曲で泣いた人(と同時に上がった)も多いはず。
僕もその一人。
夜の闇から徐々に明るくなって、初めて分かる周りで踊っている人たち。
どの顔も調子が良さそうな雰囲気たっぷりだ。
山の合間から太陽が昇る。景色がキラキラと映って、蛍光色のゴアパンがステップを踏んでいるのが土臭くてたまらない。
そんな時、JUNOが待ってましたとばかり「Samurai」を流す。
ねえ、こういうので、昂奮しないわけないじゃん。そうでしょ?