・SUPER TEMPO(Little Tempo : VICTOR 2005)
夏といえばサザンにチューブにレゲエ。それもたしかに正しい。僕も若い頃、海に持ってく用に<俺マイベスト>なサザンやチューブの曲を集めたハイポジカセットテープを作成したりした。
でも日本には、もっとトロピカルでユルユルで爽やかでビーチなバンドがある。
1992年に結成された「Little Tempo」は、元SILENTPOETSの2人が中心のバンドである。
スティールパンをふんだんに盛り込んだサウンドは、目を閉じれば真っ白な入道雲と青い空と大海原が浮かんできそうな夏テイスト。これからの季節にピッタリだ。
都内をドライブしながらこのアルバムを流したら、海に行きたくなっちゃうこと請け合い。気持ちよく昇天しちゃおう。今回のアルバムは前作までのアルバムに比べ、さらにカオス的にエネルギッシュな感じに仕上がっている。
野外フェスでまだ聴いたことがなかったら、絶対にライブに行ったほうがいい。裸足でくるくると回りたくなるよ。