チョコレートが貰えるんだぜ!と、北九州の繁華街にある「とんがりくん」というお触りパブに一直線で向かった友人がいた。
それは単なる<ご指名確保作戦>なのでは・・・とは、彼の燃える眼を見る限りは伝えられなかった。翌日、彼は戦利品のチョコレートを見せてくれた。ロッテだか森永だかの既製品のチョコレート。
幾ら使ったのか訊ねてみると、胸を張り「3万ちょいだよ」と答えた。きっと不況ってのは経済学者が決めた戯言なんだろう。そんな風に思った。
そういえば、その年の2月14日も銀白の雪景色だったけ。