2010年05月20日

ナイスホッピー

20100520
西日本ではあまり目にしないのかもしれない飲み物といえば、ホッピー。下町のビールである。

引っ越して以来5年ほどもっぱら近所にある焼きとんの名店、秋元屋に足しげに通っていたのだけれど、最近はメディアに取り上げられる機会が増えてきて、また店も拡張して、呑んでいてもソワソワするので自ずと足が遠のいた。そんな中、秋元屋の焼き台で頑張っていた一人、たっつんが店を出したので、最近はそっちにばっかり行っている。店の名前はそのまんま「たつや」。何と言うか初期の秋元の雰囲気─そう、まだ便所が和式でバイトもいなくて親父さんだけが焼き台してた頃─にそっくりなのである。

ここで呑むホッピーが美味い。しかもこんな風に呑むと格別だったりするのである。

まずはたっつんの店から徒歩一分の銭湯に行く。一の湯だ。一杯飲る前にひとっ風呂浴びるのがいいのである。ここは井戸から汲み上げたお湯なので軟水で肌がすべすべになり、保湿効果もあったりする。そして、何と男湯には小さいながら露天風呂もあるのだ。しかもサウナまで。銭湯なのにである。銭湯でさっぱりとしてポカポカに温まったところで、たつやの暖簾をくぐる。

親密な夕刻の酒場の空気。馴染みの常連に挨拶して、焼き台のたっつんに黒ホッピーを頼む。キンミヤという焼酎がたっぷりそそがれたジョッキにホッピーをとくとくと。透明なジョッキが琥珀色に染まる。そしてグビっと呑む。美味いんだなぁ、これが。

喉が潤ったら焼き台のたっつんに串を三本ほど頼む。たんのみそ焼きにレバたれに、塩ではらみ。炭火で焼かれた串は100円ほど。

さっと呑んで千鳥足で家路に。風呂上りの夜風が心地よい。さてもう一軒行くか行かまいか。

そう、今週も1週間がんばったんだぜ。

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投稿者 ko : 2010年05月20日 23:23 | トラックバック(0)
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