2007年03月29日

AKIBAさん

自分の生活水準が相対的であるのに対し(そりゃそうだ)、生活内で使用するモノの値段については絶対的な要素を求めるブツが少なからずある。ケータイ電話なんかはその最たるアイテムで、<ケータイ電話は1万円以内>が個人的に考えている絶対的値段である。

1万円を超えるケータイ電話は、たとえ明日にジャンボ宝くじで3億円を手に入れたとしても考慮の対象にならない。

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先日、総武線の中野駅前にある安売り店でSH903iという機種を1万3千ポイントを使って3000円で購入した。ドコモショップで購入するとしたら9000円だったので、まあ、わりあいお得だ。

新しいケータイのメディアには<micro SD>という昔のスパイ映画に登場するマイクロチップのような1センチ平方の記憶媒体が必要なので、さっそくアキバに買いに出かけた。

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秋葉原、世界的に有名な電気街。

東京に永らく住んでいても、小学生の時にラジコンを購入した以外は数えるほどしか来た事がない。全然、用事がない場所だ。

最近は安売り電気だけじゃなくてオタク文化の担い手的土地として有名で、メイドカフェなんてのはアキバが発祥だなんて聞いたことがある。街中のストリートにはメイドだらけと時々テレビで観ていたけど、心のどこかに「そんな冗談みたいな街はありえないだろう」と構えていた。

しかし、それは嘘じゃなかった。

2メートル間隔でメイドが突っ立っていて、メイドじゃない人は<お菓子の国>から飛び出したようなピンク色のふわふわした洋服を着てやはり同じように突っ立っている。

巨大な画面に映し出されるのは、"なんとか"というアイドルの"なんとか"コンサート。そのコンサートの映像を見て踊りだす青年。如何わしいDVDを路上で販売する中年男性。同じく格安価格で道端に売られているフォト☆ップ。

アニメ・同人誌・実写・格安パーツにバルク製品とメイドとスクール水着とアイドルなどなど。

「もまいら」と日常で話す店員。そしてアキバを歩いている人はみんな<名無しさん>感覚。なんか2ちゃんが立体化して3Dになったらこうなるんじゃないかという不思議な気持ちになった。

日曜はもっと過激らしい。なんともエキサイティングな場所である。

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投稿者 ko : 2007年03月29日 19:19 | トラックバック(0)
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