NYタイムズが「美しい役立たず」と絶賛(?)したとかっていうくらいだから、よほど安っぽいと思いきや、そのチープさが醸し出す切ないメロディがツボにはまったりもする。切ないアンビエントな、そう、その名の通り、仏陀の御心に到達できそうなメロディが延々と繰り返される。
とまあ、それだけのアイテムだ。
世の中、何が流行るかわかりませんね。内蔵スピーカーから末期の老人の小便のように垂れ流されるチロチロとしたサウンドは9つあって、外部ジャックに差し込めば出力することも可能。KORGのエフェクタに繋げると、案外使えそうな仕上がりになるから驚きである。
このチープループ「Buddha Machine」は単三電池で動く。だから野外フェスなんかに持っていって、寝袋のそばに置いておくと、きっと仲間たちから大絶賛というコブシのプレゼントを頂戴すること間違いなし(いや、笑いのわかる、もしくは音に理解のある仲間だったら、きっと握手のひとつでも差し伸べるに違いない)。
カラーは7色。3465円なり。
─HP─