580円の雑誌としては、お徳感がたっぷりあるTitleが写真特集を組んだ。
題して「新・写真道楽」
日本最高の“アマチュア写真家”という切り込み(なんて大胆なんだ)で植田正治の世界を載せ、沢渡朔×藤代冥砂が交互に「オンナの魅力の写し方」を実践するという企画があるなど、結構見応えがある。
雑誌を読み終わった後に、週末にでもひさしぶりに写真でも撮ってみるかと箪笥に仕舞われたカメラを出してみる、そんな気持ちになる一冊である。
─詳細─
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こちらはご存知アラーキーが去年の秋に出版した写真集「東京人生SINCE1962」
ページを綴るたびにどうしてか切なくなる写真集だ。彼はどんな気持ちでファインダーを覗いたのだろうか。写真に添えられたキャプションが胸に刺さる。