親御さんと揉め事をしていた友人が最近になって和解をした。
友人の部屋に遊びに行ったら、それはもう軽めを超えた引きこもりみたいな部屋で(といっても、友人は外出ばかりしているけど)、目のあたりにした僕もさすがに居たたまれない気持ちになって、親御さんに「任せてくれ」と申し出たのだ。
桜が満開の公園で1時間ばかり話して、彼が本当に自分のしたことを申し訳ないと感じていて、機会さえあれば許しをえたいと心の底から願っているのを理解した。プライベートな領域に属する事柄なので、ここで書くことを控えるが、どう憂慮したって、100パーセントで彼が悪いことをしたのだ。
だからあとは誠意をみせて詫びるしかない。単純だけれどそれが実直な方法だ。
そんな内容を僕は伝えた。そしてあとは勇気だけだと彼に言い聞かせ、その夜に親父さんに詫びるよう勧めた。
結果は冒頭に書いたとおりである。
誠意を見せる。目には見えない<何か>ではあるけれど、それは存在する。そしてそういうのが物事の本質的な部分で大事だったりする。