2005年07月12日

キャッツクロー茶

2000年以上近くアマゾンの、取り分けペルーの幾つかの民族で伝統的にかつ医療の一種として使用されているキャッツクロー(スペイン語名ウニャ・デ・ガト)の樹皮のお茶。

複数のアルカロイド(6種確認されている。イソテロポディン、テロポディン、イソミトラフィリン、ミトラフィリン、イソリンコフィリン、リンコフィリン)がその樹皮に含まれていることから免疫強化作用があることで有名で、消炎効果なども報告されている。

みかけはシンプルな〝ニッキの木〟のような黄土色の木片、特に効能を示すようなシンボライズ的な沈香もない。薄いレンガのようにも見える。

一般的な飲み方は、1リットルの水に2片程度を入れて煮出す方法だが、ほんとにお茶になるのだろうかと疑心暗鬼にヤカンの蓋を開けると、きっと驚くことになるだろう。

さっきまで透明だった水は、すっかりと烏龍茶ほどの濃い煮汁に仕上がっているからだ。

ただやはり、出来上がったお茶自体にも味も香りもない。

グイッとカップ1杯ほど呑むと喉がスーッとむずがゆいような不思議な感じになる。

現在のハーブ医療では、もはやキャッツクローを無視できない状況だとかで、それはつまり、この謎めいてミステリアスなアマゾン植物の神秘性というよりは、科学の発展と共に証明された効能のつまるところ〝あかし〟であり、ペルーの先住民が護ってきた生活の知恵でもある。


確認されている効能だけでもざっとこのとおり。

関節炎、胃腸疾患、喘息、尿道の炎症、産後からの回復、肝臓の洗浄、外傷の手当て(傷ぐすり)、リューマチ、骨の痛み、炎症止め、胃潰瘍、ガン治療 糖尿病、女性の尿道ガン、肝硬変、胃炎、腫瘍の治療、クローン病や潰瘍、憩室炎等


ただし、以下の場合は要注意(禁忌事項)

避妊作用がある為、妊娠を望む場合。内臓や骨髄や皮膚移植・植皮手術の前後。タンニンが大量に含まれている為、多量の摂取は下痢などを引き起こす場合がある。


先日のアースガーデンで購入。\1,000-

下記サイトからも購入可能。

アルコイリスプロジェクト
http://www.arcoiris.jp/intro.html

blank_space
投稿者 ko : 2005年07月12日 19:43 | トラックバック(0)
コメント
blank_space
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?






blank_space
Trackback
blank_space
Powered by
blank_space