大同小異こそあれど、かつてアメリカのラジオドラマで「火星人が来ました。みなさん落ちついてください」と、国営放送を装った番組を丸々鵜呑みにしてパニックを起こした視聴者とおなじようなもので、僕の周りにもわりと多くて、僕自身もその一人なんだけど、あの叶姉妹って、本当の姉妹じゃなく、いわゆる設定上のキャラクターという事実に驚いた。
ヒルトン姉妹の日本版を目指したユニットで、セレブキャラで売り出した芸能人が叶姉妹らしい。
「皆がやっている生活を叶姉妹らしく過ごす」というのが彼女達の活動とのこと。
ボケーっと、テレビを観ているときなんかに、「この人たちのご両親って何者なんだろうねぇ」なんて喋っていた我が身が少々恥ずかしいところである。
にしても価値観って、一度刷り込まれるとなかなか刷新されないものなのだろうか。
未だに「本当は姉妹なんじゃ・・」という考えが過ぎるから、テレビやメディアの魔力は恐ろしい。