ロシアでも「オレオレ詐欺」が流行っているみたいだ。
ロシアというと、KGBとかスパイとか秘密警察のイメージを勝手に持っちゃっているので、「オレオレ詐欺」も凄みがあるんだろうなぁなんて、つい想像してしまう。
「俺だスキー、俺だスキー、ママン2万ルーブル用意シェターニャ」なんて電話口で言っているんだろうか。
産経新聞のニュースに拠れば、被害総額は4千万円を超えているっていうから甚大である。
ロシアといえば、キャビアが有名だ。世界三大珍味のひとつであるキャビアを、銀座にある某料亭で何度か食べたことがある。丁寧な料理が好評の店で、静かに心行くまで食材を堪能できるのが気に入り、3年ぐらい前にちょくちょく行っていたのだ。
2万5千円のコース料理の中盤で登場した。何かの料理に添えてあったか、お酒のちょっとした口直しだったか。どうにか思い出そうにも、記憶が定かではない。
濃淡な灰色をしたキャビアは<黒い宝石>と称されるだけに、目の前に出されたキャビアも輝きを放っていたのは鮮明なほど記憶に残っている。ただ如何せん、当時はそれほど東京に置いていなかった「マヤンの呟き」で酩酊したり、若気の至りもあって、普段呑まないブランデーなんぞも呑んだりと、デタラメぶりを発揮して、有り難味も分からずに平らげてしまった。銀座には久しく行っていない。店も結構変わったんだろうか。まあ、それよりもやっぱり新橋のほうが気楽で居心地が良かったりする。
そして一度でいいから街頭インタビューってのを受けてみたい。赤っ恥をお茶の間にお披露目するのだ。植木等の「ニッポン無責任時代」を継承する形で。