2007年11月08日

散歩がてらの運動

先月の某休日、天気が良かったので昼間っから家の近所をあてもなくブラブラ歩いていたら、住宅街の中心地に居ることに気づいた。家からそれほど離れていないのに、これまでに通ったことがない脇道は新鮮に映り、良質の単館系映画を観たような小さな発見が嬉しく、喜びにすら感じた。上を見上げると空が突き抜けるような青さで、秋の到来を感じさせてくれたからだったかもしれない。

やがて前方から大きなヘッドフォンを装着し、ブツブツと独り言を呟いている中年男が歩いてきた。束の間の幸せは霧散し、背筋に緊張が走った。染色体が少し足りないかちょっと多いか、とにかくそんな風情である。いくら春と秋が季節的に似ているからって、こんなところで出てくることないだろうと憤りを覚えた。やっぱり都会って、危ない人が多いなぁと警戒しつつすれ違ったら、タレントの※☆△博士だった。散歩が趣味だと公言している彼だが、その姿は正直言うと異様で独特すぎた。あーゆーのがオーラってやつなのかもしれない。

一定の速度を保ちながら散歩するというには、効率的な有酸素運動になり脂肪燃焼が行われやすいらしい。俗に言うウォーキングである。

前述の博士は健康目的なのか趣味の延長なのか、どちらでもないのか両方なのかは残念なことに永遠の謎だけれど、けっこうなスピードで歩いていた。

ハードトレーニングは無酸素運動に陥り、燃焼率の低下を招くので、メタボリック対策には不向きとされている。一方、20分以上の運動で心拍数が一定に保たれる運動(120~140程度)を続けると、脂肪が燃え始め、運動の動力にと体脂肪をエネルギー源に代謝させようとするから、ダイエットにより効果的と一般的に評価されている。ところが、20分以上の運動は手ごろでありつつも、いざ試そうとすると、時間の確保が難しい。

そこで、住んでいる場所によって左右されるとはいえ手軽に歩けるのは、以前に流行した<一駅前で降りる>という運動だ。僕が使っている路線は一駅前の駅で急行待ちをするケースが多く、通過待ちするので、歩くのに都合が宜しい。

そして実を言うと、一つ前の駅にも我が町と同じぐらいの商店街があり、そこのお豆腐屋さんのがんもどきが結構イケるのだ。寄り道が目的になってしまい本末転倒にならないように身を引き締めつつ、今日もぶらり途中下車。

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投稿者 ko : 2007年11月08日 19:19 | トラックバック(0)
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