数日前の雪が舞った一日や、幾日か続いた曇り空を払拭するように、昨晩は澄み渡った夜だった。
残業がそれほどなかったので、まっすぐに家に帰れたのが幸いだった。
一杯呑んでも良かったけれど、たまには何処にも寄らずに盃を酌まない日があったって良いのだ。
交番の先にある、某米国ファーストフードを横目に薬局を通過して、路地に入った。
ふと、なにげなく空を眺めたら、漆黒のシートに豆電球を照らしたような姿でオリオン座が並んでいた。
冬の空は綺麗だと言うし星もよく見えるのだけれど、さすがに都会では、その輝きを僕らはそれほど享受できない。
でも、それを抜きにしても昨日のオリオン座は輝いていた。
そして、星を見るなんていうのは、じつに久しぶりのことだった。
嗚呼、なんと言うことだ、毎日ゝ空も見上げずに僕は家へと向かっていたのだ。
肌を切るように静寂とした冬の空に映る星々は癒しの象徴だ。
単純だけれども、空を見上げただけでとっても元気になったしラクになった。
こういう日もある。
さて、都心で星を見るとなると、プラネタリウム。たくさんの星をリラックスしながら見られるレジャーである。
そんなプラネタリウムのプログラムを、先日、友人から教えてもらったのでご紹介。
池袋サンシャインシティにある「満天」は、約40万個の満天の星が眺められる最新技術を投入したプラネタリウム。
特別企画として、6月まではオーロラを眺められるプログラムを開催中。
大地に日が沈むと、満天の星とともに夜空に現れるのは神秘の光、オーロラ。
癒しの体験を。
─詳細─