宇宙。
宇宙ってなんだろう。
時々そんなことを考えることがある。
宇宙で、最初の、感情を持ち笑うことが出来る生命体が僕らだとしたら、宇宙の拡がりはとっても孤独だ。地球人だけが宇宙に存在するという考え。
それとも、僕らとまだ見ぬ宇宙に散らばる生命体は、ただ離れたところにお互いが漂っていて、たまたま出会っていないだけ。
*
*
かつて、映画「2001年宇宙の旅」において、コンピューターHALは人間への企てを立てた。
キューブリックが誤りを犯したとするならば、それは彼が未来に幾ばくか期待を寄せすぎたという点。
映画上でデビッドがスター・チャイルドになった西暦を過ぎたし(今はもう2006年だ)、科学がまだ追いついていないとしても、我々は宇宙に近づいている。
きっとそこには何かがある。
そして、僕は宇宙を考える時に、どうしてか谷川俊太郎の「二十億光年の孤独」を想い出す。
人類は小さな球の上で眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする火星人は小さな球の上で
何をしているか 僕は知らない
(或いはネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ万有引力とはひき合う孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それ故みんなもとめ合う宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした(「二十億光年の孤独」より)
二十億光年へのちょっとした始まり。
http://jvsc.jst.go.jp/universe/planet/
知人が勤務している会社の製作したWeb。
できたらPCの音量をONで。