バリスヒルトンが出所するということで 刑務所前にマスコミと大勢のファンが集まった。
保安官や刑務官に囲まれたバリスが門を潜り、文字通りシャバに戻った瞬間に一斉にフラッシュが炊かれ、ファン達の嬌声が轟き、当の本人は満面の笑みで胸を張って歩いた。その映像は罰を受けて刑期を全うして反省した前科者の姿というよりは、何処かのファッションショーのようであった。
出所時にフラッシュが焚かれている映像をなんか最近見たことがあるなと記憶を辿ってみると、そういえば日本ではホリエモンが同じようにマスコミやファン(というよりは野次馬か)に注目を浴びていた。
法廷でのシラを切る厚顔ぶりからは想像できなく、「ご迷惑をお掛けして済みませんでした」的な発言を大きな声でして深々と頭を下げていた。
文化の違いといったらそれまでだけれど、拳銃犯罪大国なのに世界の番犬を名乗り出る無神経、出所ですらエンターテイメント性が求められ、またそれがまかり通るアメリカってギャグ大国なんだなってつくづく思う。