2007年12月17日

バンコックへの旅だち

インドのバジ屋で、バジの代わりに酒が売られたら、きっとこういうお店なんだろうなっていう、ひどくて最低な雰囲気(褒め言葉)の酒場がある。

震度3で倒壊しそうな非日本的な様相、居座っている客もすべて規格外なお店だ。我々の間では最終酒場と命名されていて、まさその名に相応しく「どこにも行くとこねー」っていう夜にピッタリなのである。

大ジョッキになみなみと注いである焼酎割りは、1杯300円という格安さ。二日経っていないというのに、呑んでいるさなかから頭痛がしてくる凶悪っぷり。

先日も最終酒場で、とりとめもない会話をして、だらしなくヘラヘラ笑っていたら、いつになく「金曜出発夢のバンコックツアー」計画がでてきた。

4日間のタイトなスケジュールでタイを訪れる夢物語だ。もちろん観光なんてしない。ワットポーなんつうのは5千回くらい観ているし、チャオプラヤ川の屋形船なんて1万回ぐらい経験している猛者どもなので、中心はクラブ巡りと屋台と酒になる。

日程は、金曜日と月曜日に年休をブチ込めば、4日間確保できる。金曜発のバンコク行き格安チケットは34000円~があるので、これを使うのだ。でもイキナリ金曜日に遊びに出かけて6万円とか持ち出すのは、人それぞれ事情があるから難しいので、出所金は積立貯金をする。

例えば、毎月3回にパーティにでも行けば、じつは、一晩でこんくらいのお金はかかっている。

チケット---5千円ぐらい
お酒---4千円ぐらい
交通費---2千円ぐらい
マツモトキヨシ的アイテム---プライスレス

箱で1万ぐらい使っちゃうので、これが野外パーティとなれば、ご飯を作ったりやら温泉入ったりやら高速乗ったりやらで、倍以上を使う。

そのお金をグっと堪えて、3回のところを1回に抑える努力をするのだ。高円寺やら阿佐ヶ谷で記憶が消し飛ぶぐらい痛飲する週末を、4回のところを3回に抑えたりするのだ。そうすると毎月、積立貯金ができるようになる。

あるいは僕の友人は1日に煙草を2箱吸うという。1箱300円なので、月計算すると、毎月18000円は煙草代として消えている。それを1箱にすれば<300円 ×30日 = 9千円>の積立が可能だ。

とまあ、ヤニ代300円レベルとまで窃窮しなくとも、1日250円(ドトールでカフェラテMを飲む程度。ちなみにカフェラテMは260円)を積み立てられるように頑張れば<250円 ×30日 = 7千5百円>が得られる。

半年で4万5千円だ。

金曜日に成田へ向かい、ドンムアン空港までひとっ飛び。手っ取り早い拠点ということで、カオサンを目指す。長旅じゃないので、水シャワーは辛い。

80B(320円)のドミとは縁を切りたいのだ。中級でホットシャワーが出るゲストハウスに泊まる。

昼間から酒を呑み、夜は世界遺産への登録は永遠に不可能なパッポンに繰り出す。

夜通し踊り狂い、朝になったら、そこらへんのトゥクトゥクを捕まえてカオサンへ戻り、セブン前の早朝限定屋台で朝粥をすする。シャワーを浴びて、タイマッサージで疲れをほぐす。

悪くはない遊び方だ。さあ、250円握り締めて貯金をしようではないか。

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投稿者 ko : 2007年12月17日 19:19 | トラックバック(0)
コメント

某Hさんから頂いた人生銀行で頑張ります。

Posted by: tetsu at 2007年12月18日 23:42

毎度!コツコツ貯めますよ。先日の忘年会で旅行会社に勤めていたダチに聞いたら、最近のエアー代には燃料サージだかチャージだかのお金が別途かかるみたい;;

3万4千円+燃料サージ1万みたいな感じで。

全部、ブッ☆ュのせいです・・・。

Posted by: ko at 2007年12月20日 09:27
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