突然だけれど、帰りがけ、急にリンゴが食べたい衝動に駆られ、駅の近くのスーパー丸正総本店に寄る。最近じゃ、商品が高すぎて評判があんまり良くないこのお店、晩御飯の準備でレジを賑わせていた主婦の姿もいまでは見る影もなし。大丈夫か、丸正。
で、2Fの生鮮品売り場に向かい、りんごを選ぶ。1個、185円…っておい、高すぎないか。普通のリンゴの値段じゃないよ。ほかのフルーツ売り場を見渡しても、やっぱ置いてあるのはココだけ。買おうかどうしようか悩んだけれど、リンゴが本当に食べたかったので渋々と選ぶ。
といってもどう選んだらいいのかサッパリ分からないので、1.とにかく赤いリンゴ、2.とにかくずっしり感があるリンゴ を基準に目利きのごとく5分間吟味の上、レジへ。
さっそく家に帰り、居間でテレビを見ている妹に、丸正がどれだけヤクザなスーパーで、品物が高いかと、自分がいまどれだけリンゴが食べたいのかを切々と訴えたところ、「それはいいとして、そのリンゴ、高すぎでしょ」とバッサリ。妹よ、兄だって兄なりに頑張って…。
とにかく愚痴を言っても仕方ないので台所でリンゴを剥こうとすると、妹が「お兄ちゃん、ちょっとお尻見せて」とイキナリ。
はっ?、何を言ってるの。もしかしてジーパン破けている?それとも兄のケツが急に見たくなったのかと心配しつつも、体の向きを変えてお尻を見せると妹がゲラゲラ笑いならが言った。
「アハハ、違うって。リンゴのお尻」。なんだ、焦った。
「リンゴはね、ここが赤いと美味しいんだよ」そうですか、勉強になります。
リンゴを剥いて半分を自分が食べる。果物が大好きな我が家の愛犬が尻尾をフリフリしている。何で犬なのにリンゴが好きなんだ、コイツ。毎回リンゴをむしゃむしゃ食べているこの犬を見るたびに、この子の前世は昆虫か何かだったに違いないと思う。
とにかく、リンゴが食べられたので、余は満足じゃ。酸っぱさ?これくらいの酸味がリンゴ本来の味なんだよ、きっと。そういうことにしときましょう。