2008年10月24日

旧知の酒

予備校時代からの友人で14年前に一緒にバンコクやホワヒンを旅したりしたFと久々に再会をした。

予備校を卒業してそれぞれが異なる大学に通っても、なぜだか友人関係が継続して今に至る、という仲間が多く、Fもそのうちの一人だ。

最近はお互いが仕事が忙しくなり、年に数度しか会えなくなったが、どちらともなく酒でも呑みたいななんて思うと誘ったり誘われたりしている。輸入の仕事に携わっているFは、以前から経済に明るいので、近頃の混沌とした経済事情について語り合いたいと思っていたのだ。

そこで実に1年ぶりに会う約束をした。

僕が馴染みにしているトンカツ屋で、ままかりの酢漬けと自家製ラッキョウを食べ、エビス瓶ビールで乾杯をしたと思いきや3本を明け、「いい牡蠣が入ったよ」と板長が教えてくれたので、牡蠣フライとメンチカツを揚げてもらって、新米のコシヒカリでガツガツ食べ豚汁を飲み、一人2500円。まあ、安いほうである。

経済についてはそれぞれの解釈があるので、意見は一致したり逸れたりしたが、共通の認識として出てきたのが、ドル安である。

そう、14年前、我々がバンコクを訪れた時、円が94円ぐらいになって、旅人たちは複雑な気持ちだったのだ。円に比べるとドルのほうがバーツに強いので、換金するにはドルでしてしまったほうが割がいいのである。そのドルが94円に急落したものだから、なぜか安宿に寝泊りする汚い旅人も為替市場に食いついていたのだ。

その後、周知の通り、日本にはいよいよもって大不況が寒波のごとく押し寄せ、我々が大学を卒業する頃には、就職難のいわゆる氷河期がやってきたのだ。僕はその頃ネパールだかインドだかで白昼夢みたいな生活をしていたから、バックレモード全開で食らっちゃいないけれど(その後、ツケを払うはめになったけどね)。

さて、僕はFほど経済に明るくないし、また興味もあんまりないので大きなことは言えないが、思うに、円高がどこまで進んでしまうのか、つまりはドル安がどれくらい進むかが、大きな軸となって経済の再構築が始まるんじゃないかなと。

まあ、根拠はゼロなので(あるっちゅえばあるけど、そこはなんつうかね)突っ込まれても困るけど。

で、Fとは結局最後は、あの晩のゴーゴーバーの踊り子はとてつもなくエロかったという、ある意味、実体経済らしい話題で幕を閉じたのであった。

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投稿者 ko : 2008年10月24日 21:21 | トラックバック(0)
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