10ヶ月以上前のGW、新島にキャンプした時にマウンテンスミス製バックパックのショルダーが壊れた。
学生だった20歳頃から旅行やパーティごとに酷使し、何人かの友人が海外に飛び出した時にも貸したりしたから、頑丈なアイテムといえども持ち堪えたほうだろうと思う。
最近のハイテク素材とは異なるので、通気性がイマイチでザック自体が重たいと難あり、明らかに時代錯誤な商品であるのは言うまでもない。でも鞄に刻み込まれたシミのひとつが自分自身の<成長のしるし>みたいに思えて、「じゃあ、次の鞄に乗り換えるか」とも言いにくい。
実際、買うんだったらカリマーの75リットルと勝手に目星をつけているというのに。
そんなに頻繁にパーティには行かなくない三十路でも、男はいつだって旅立ちの準備をしておかなくちゃいけないと考えたいので、春になる前に修理しようと思う。
こうなると僕がくたばるのが先か、バックパックがくたばるのが先か持久戦みたいになってくる。