2007年08月14日

解禁日

20070814a
今年の6月に漬けた梅酒がいよいよ琥珀色に染まってきたので試飲した。

今回は紅梅を使い、しかも泡盛で漬けてみた。じつのところ、多くの人や文献が梅酒に使う梅は青梅が定番だと言う。入梅の季節になると八百屋やスーパーの店頭に2種類の梅が並んでいることに気がつくはずだ。

白桃のように赤みかかった梅は梅干を作るときに使われる。一方、青梅は果実酒向け。紅梅よりもアルコールに漬けることによって梅独自の香りが引き出され果肉が崩れないらしい。

しかし、我が家では鋭い第六感と豊富な経験を駆使して紅梅で挑戦してみた。

コチラのほうが梅独特のクエン酸成分が引き出され、この上ない最高の梅酒が出来上がるからである。本当の梅酒というのは紅梅で漬けない限りは決して味わうことはできない・・・。

とまあ、以上が僕が友達に話す際に使うセリフである。

実際には各サイトなどを見れば分かるが「梅酒の場合は青色の濃いもの、つまり、さわってみて果肉が固く感じるもののほうが、香りとコクのある梅酒が出来ます。」と堂々と書いてある。

僕はブラブラとスーパーに出かけて、アホウドリのようにポカンと口をあけてなんにも考えずにヒョイと赤いほうを選んでしまい、家に帰ってネットで調べて愕然と肩を落としたのである。

さて、そんないわくつきの<紅梅泡盛梅酒2007>を、先日解禁した。

赤い蓋の保存瓶を覗くと、宝石のように詰まっていた氷砂糖は螺旋を描いて溶けきっている。泡盛は43度あるので蓮華一杯だけにとどめて、ロックで飲んでみた。インドで購入したチャイグラスに注ぐ。滑るように撫でるように、注ぐ。

6月当初に嗅いだクセのある泡盛の香りは何処にもない。どちらかというと梅ジュースの香りがするので期待が高まった。そして一口飲んで驚いた。

たった2ヶ月しか経過していないというのに、もの凄くフルーティな味わいでコクがあるのだ。紅梅の桃みたいな魅惑的香りが封じ込まれているだけではなく、果実酒の名に相応しいテイスト。まろやかな飲み口。某リポーターだったら「梅酒界のハニカミ王子や~」と絶賛する場面である。

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投稿者 ko : 2007年08月14日 19:19 | トラックバック(0)
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