日曜日の夜に限って意図的に晩御飯を外食で済ませるのも面白いと思って、ちょこちょこ実践している。
友人づきあいを別にすれば元来は自宅でご飯を食べるのが好きな性格だから、仕事が忙しいとか妙にラーメンが食べたいという気持ちさえ沸かないと帰宅の路は我が家に向かうことになる。
週に二度も三度も自宅以外で夕飯を食べている場合は、さすがに週末といえでもおとなしくしているが、自分ルールでは月曜~金曜の平日に晩御飯を外食で済ませなかったら、日曜日は外で食べると決めてみた。夕方頃に夕飯を済ませると日曜日の休日の夜がゆっくりと過ごせる、なんて利点もある。
食べるメニューにはこだわりがないかわりに、お店については、少々うるさい。有機栽培がどうしたとかいう面ではなくて、位置的な問題、つまりは自宅の近所にある店、特に歩いて行ける店に限定したのである。
わざわざ電車やバスを乗り継いで行くのはナンセンスというか<遠出してまで気合いで飯を食っている>というようなグルメ根性が見え隠れしちゃうからNGだ。あくまでも<ご近所さんにぶらりと飯でも>が重要である。
そのあたりの設定は僕が住んでいる私鉄沿線各駅停車の街はピッタリで、古本屋やお団子屋さんが立ち並び、お風呂屋さんの煙突が目印のスロウな時間が流れる商店街は本当に23区内なの?って首を傾げるほど、ぶらりぶらり&ジャランジャランがよく似合う。
そんな日曜日の一番人気は、隣駅にある「魚がし寿司」。駅と駅の間が短いので、徒歩で10分掛からない場所にある。安くてカウンターで食べられる寿司屋として連日大賑わいだ。日曜日は17時から営業しているので、前日ぐらいに予約をいれておく。
写真はいわしとしめ鯖の刺身。
そして上寿司の一例。
ビールを大瓶で頼んで中トロと穴子の握りを追加して、締めにしじみ汁を頼んでも2千円程度。週に一度のささやかな贅沢。(だって会社では昼飯代が200円ぐらいだから、これぐらいは楽しまないと)
で、こちらは、近所じゃないけれど7月にサンフランシスコで自身の絵のギャラリーを開催する予定になっている友人と先週末に訪れた田町のたけちゃんの写真。
テレビでたまたま「うたばん」を観ていたら番組内の企画「東京でも食べられる大阪の味」というコーナーに登場していたのでタイムリーなネタ的に。先週末もやはり混んでいたから、これからさらに混みそうだね。でもまあ、並ぶ価値ある味である。カラリと揚った串が90円から210円。
キスの串なんつのはジュワっとソースが染みこまれていて、アツアツを食べればビールが旨くないわけがない。