2008年02月20日

学習

職業柄の特殊な事情があって、必ずしも毎日仕事をしているわけではない友人がいる。

1ヶ月まるまる日曜日というスケジュールもあれば、土日なしの怒涛の1ヶ月を過ごしたりしている。一見、優雅そうに映るその生活スタイルは、いざ自らの身に差し迫ってくると、けっこう堪えるらしく、自分自身の予定表に飲まれないよう、徹底的な自己管理が大事なんだとか。

それでもやはり、平日の連休は他には変えられない特典があるようで、たとえば、ちょっとしたお出かけをしても、何処に行くにも道は空いているし、旅館は平日料金で、土日に泊まるのより半額近く安い上にサービスも行き届いているという。なんとも羨ましい話である。

誰の人生にも悩みがあるように、彼もまた迷える子羊の一人として、家業を継ぐかどうか決めかねている時期があった。友人は幾度となく一人暮らしをして、新天地で仕事を始めては「自分の人生の資質はどうなっているのか」と、そんなことを考え、行動に移していた。

この「考え→行動」までの決断力が、じつに絶妙のタイミングと決断力で、僕は思わず賛辞を呈した。

僕は行動へ移すまでの時間を徹底的に費やすタイプで、考えられる可能性を全て洗い出すのだけれども、彼はとりあえず動くというところから始める向きがある。

どちらも一長一短ではあるのは否めないにせよ、行動に移すまで時間を費やしすぎるのは、時として煮詰まりすぎてしまい、行動そのものが実現しきらない場合もある。

落語か何かで、著名な棋士があまりにも次の一手を考えすぎて、とうとう脳内で相手に詰められてしまい、一手も出さずに「参りました」と、駒を並べただけの状態で降参してしまったなんて笑い話があるけれど、まさにその状態に陥ることも拭いきれない。

「いいと思ったらすぐに動いてみる」

彼は笑いながら簡単に教えてくれた。でも、簡単なことこそ達成するのが難しいというのも、また真理である。

一つ学んだようだ。

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投稿者 ko : 2008年02月20日 19:19 | トラックバック(0)
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