会社、特に会社名というものは、実像を明確にするために虚体にペタリと貼り付けられた単なるタグのように思えても、案外、靖国的な精神的指針を持ちあわせていて、目には見えることなく、それなりに機能し、実体と密接に結びつきが強いものなのだと感じる場面に出くわした。
つまりは、単純に会社名がひとつ変わっても、受け手側の感情は複雑であり、個々人によって一喜一憂するのである。
それにしても己の欲するままに肥大化してゆく巨大な生物は、何処に行こうとするのだろうか。
そのうち、日の丸も国会議事堂も日本銀行券も黄色いイコールで結ばれちゃったりして・・。
って、仕事絡みを記事ネタに終わらすのもなんなんで、たまには週末的な内容をチラッと公開。
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金曜日、旅行会社に勤務しているケンカネコ氏と落ち合う。
駅を降りると太鼓の音がするので、音を頼りに進んでみると祭りをやっていた。
盆踊りだ。
そこで中学の同級生Sさんと会う。すっかりママさんの雰囲気が板についた感じ。
旦那さんも同級生である。
離婚したら同窓会に行きづらいな、なんて不遜なことを考えつつ「また電話するねぇ」と言い残して、馴染みのトンカツ屋に。
丁寧な小料理も食べられるお店で、トンカツ以外もしっかりとしているので重宝している。
小鉢を突いて揚げたてのトンカツを食べ、ビールを飲む。
そのあとはいつものコースで、レコードの流れるジャズバーに。
金曜なので混んでいる。
カチャ・イートのアルバムが架けられていた。低音が染み渡る。
テキーラトニック、ボッチボール、バーボンソーダを呑んで、すっかりホロ酔い。
明日は土曜なのに仕事としょげて呟いているケン氏を肴に11時ごろまで呑む。
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土曜日、曇り空なので海に行くのを中止にし、吉祥寺に行く。
先日の記事に書いたように、やはり、吉祥寺にあるタイ料理レストラン「アムリタ食堂」は知人が営んでいるレストランだった。
Iさん、久しぶりの再会である。
お子様がすっかり大きくなっていた。初めて会ったのが13年前と思うと長いようであっという間だ。
吉祥寺界隈のテクノのイベントに行ったのが10年ぐらい前。懐かしいね。
思えば、すっかり大人になりました。
仕事柄、渡す機会がないので、名刺を切らしているのが申し訳ない。
で、Iさんの雰囲気が良い感じに演出されている「アムリタ食堂」は、タイのリゾート地のような吉祥寺のオアシス。テラスが気持ちいい。
満月にライブをやったりもしている。
─アムリタ食堂HP─
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日曜日、週末に開催された阿波踊り。
お誘いのあった伊豆と岐阜のパーティに後ろ髪を引かれつつ友人の熱い説得にて連れ立った高円寺。
Hさんカップルに、M君、そしてKちゃんと午後3時に集合しての場所取り。
M君は、僕が00年にバリで会ったHさんの友達経由でのご対面。
その友達は沖縄で米兵相手にエロくないマッサージしている。
そんな雰囲気の呑んだ暮れ大会。
酔うと瞑想モードになるM君、ワインの呑めないKちゃん、河岸を帰ると言い残して消息を絶つHさん達。
さて高円寺@阿波ダンス、「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損」という有名なセリフがあるぐらい熱気のこもった祭りで、東京中にある連が参加して踊りまくる。
例のチャンチャカチャンチャカって音が鳴るたびに脳みその中でお花がポッポと咲いていく感覚。
最後は見ながらケタケタ笑ってしまった。気持ちよすぎ。
高円寺で阿波踊りなんて、何をバカな・・・と思い過ごして3x年余り。こりゃ勿体無いことをした。もっと早く行っておけばよかった。
本場の阿波踊りとよさこい祭り、そしておわら風の盆なんてのは、もう衝撃的なんでしょな。