時々、パソコンというものは腐った文字変換をしてくれる代物で、特に会社でどこぞの誰かが勝手にIMEに登録をしてしまうと、恐ろしい変換をしてくれる。
例えば、僕が会社で以前使っていた端末には、どうしてか「よろしく」という文字が「夜露死苦」と登録されていて、僕はうっかりと「夜露死苦お願いします」と、社外の人にメールを出してしまいそうになったことがある。
それ以外にも、果たしてこの文字って一体なんて読むの?というものがあったりするので、ちょっとまとめてみた。
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■ 時々とか代々木とかに含まれている「々」。 ■
僕はこの文字を単体で使いたいときは、「日々」と入力して、そのあとに「日」だけを消して使っていた。deltazulu君は「佐々木」と入力して消していたらしい。
ググってみると、この文字は「どう」若しくは「くりかえし」と文字変換すると、単体ででてくるようだ。
「くりかえし」には、他にも「ゝ」や「〃」「ゞ」「ヽ」「ヾ」と豊富に揃っているので、まあ、この文字を変換すれば、ひとまずはヒットするだろう。
一方、「どう」には「〃」「仝」がある。こういった読み方が存在するようで存在しない文字を語学上には、〝踊り字〟といって、<日本文字表記で使用される約物(特殊記号)の一つで、々・ヽ・ゝなどの記号を指す>とウィキペディアでは説明している。
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■ 10時~とかにある「~」。 ■
僕の知人が電話を掛けてきて『ねぇ、ちょっとさ、パソコンで、真ん中ににょろってなっているのってどうやって出せばいいの?』と訊ねてきたのが、この「~」。
「から」で文字変換するか、シフトを押しながらキーボードの「へ」を叩けばでてくる。
それにしても『真ん中ににょろ』っていう表現は、なんだかムーミン谷のようで奥ゆかしいね。
ちなみに彼曰く「チルダ」は『上ににょろ』だそうだ。
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■ 大人/小人の「小人」。 ■
じつはこれ、「こども」と入力しても変換されない。「しょうじん」か「こびと」で文字変換しないとダメだ。
小人症という病気もあるのだから、非常にデリカシーを必要とする言葉でもあるようだけれど、けっこう温泉施設や公共料金では使われている表現である。
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■ さまざまな「単位」。 ■
そのまんまである。僕はあんまり使ったことがない。ずばり「たんい」と変換すれば、あらかた出てくる。
「㌦」「㍑」「㌃」「㍗」「㌍」「㍉」「㌻」「㌧」「㌫」・・・etcと長くなるので割愛。
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■ それでも見当たらないときは「きごう」で。 ■
まあ、2ちゃんねらあたりではいまさらなわけだけれど、「きごう」と変換すれば、いわゆる「ターンA」である「∀」など盛りだくさんだ。これも大量なので割愛。
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■ 等記号じゃない、なんとなしに使っちゃう「≒」。 ■
わりと頻繁に僕は使いたがる傾向がある「≒」。
「きごう」で変換しても出てくるのだけれど、いささか優先度が低い。「きんじ」と変換すれば出てくるようだ。
もちろん「きんじ」というのは「近似」のこと。
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やっぱり、『真ん中ににょろ』はツボだなぁ。伝えようという意気込みと、その表現が抜群である。