2009年10月04日

Time is

30歳を過ぎたときから、さほど誰彼にも伝えるまででもないけれど、これまでの二十数年に培ってきた<考え方>や<物事の見方>を180度とまでではないにしろ、変えてきたものというのがある。

その一つが<時間>に関する考え方で、20代と30代の境目で時間進行を─そう、それは30代がシニカルに捉えているという意味で─別の視点で迎えるようにした。

なにせ、20代の10年後は30代であるけれども30代の10年後は40代である。惰性的な毎日を下ネタばかりで埋め尽くすわけにもいかないのだ。

僕が30歳のときに「これからはこういう風に考えよう」と思ったのは、20代までの<時間>というものに対する考え方、例えるならば、まるで積み木を積み重ねるように過ぎていく蓄積な集合体であるというもので、高い塔を築きあげていく作業のようであると考えていた。

しかし、30代以降は時間というものは無限的な膨張する存在ではなく、その実体はきわめて有限で、30歳から31歳になった時点で、それは積み木がひとつ積み重ねられたわけではなく、<自分の持ち分として残された時間の目盛りがひとつ減った>のだと考えるようにしている。

こういうのは人それぞれが持つ考え方なんだけれども、どうも性格的に少しでも楽でイージーな方向に行きたがる自分としては、これぐらい褌を引き締める考え方で丁度いい。

時間の持ち分は決まっているのだと。そうすると何が大事で何が大事ではないか、もっと言えば、どれが最優先事項なのか明確になる。

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投稿者 ko : 2009年10月04日 22:22 | トラックバック(0)
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