2006年01月23日

ライブドアチョップ

ライブドアチョップ:
ライブドアの眼鏡っ子キャラな美人秘書に「堀江を出せ」とチョップを食らわすこと。

5年後10年後の誰かに説明するように、あるいは、ポリネシアに住む、過労死や通勤電車や残業を知らない人々に説明するように書くと、2005年以降の日本に、経済界やメディアを賑やかせたライブドアという会社があって、その会社の運用に問題があるとみなされ、東京地検が証券取引法違反で強制捜査した。

その東京地検の捜査を発端に、ライブドアの株に市場の嫌気が差し、売り注文が殺到し、値がつかず、市場が揺れ、しかも、東証は、システム上のキャパシティが追いついていないという事実を露呈した。

経済学者や識者はこれをライブドアショックと呼んだ。

2006年1月の話である。

ライブドアの社長は堀江氏、通称ホリエモンである。ライブドアを語るときに堀江氏を含まないで語ることは、ほぼ、在りえない。

なぜなら堀江氏の人格が拡大したのがライブドアであって、ライブドアという実体は彼の人格像の延長線上にあるからである。

つまり彼が目指さんとする夢や幻想が具現化した存在がライブドアである。

企業価値を高めることが、その企業の株価上昇に繋がる経済原則の法則とは裏腹に、ライブドア社はグループ内企業を、あたかも新たに買収するように装って発表し、株価の不正な上昇と売り抜けをした疑惑が生じている。

彼の求める理想が、時価総額世界第一位の企業であることは、つまり、企業価値を高めることではなかった、ということだ。

つまり株価を売り抜けで上昇させることと彼の理念は一致していたのである。

細かい株式分割を行うことで、1単価の価格を下げ、買いやすくし、投資家の裾野を広げたが、実際のプロ投資家はライブドアの株売買に参加しなかったことが指摘される。

多くのプロ投資家がライブドアの株価上昇が虚業である判断をし、参加しなかったらしい。

その代わり、ライブドアの株に注目を寄せたのが一般的なアマチュア投資家である。

ライブドアの株を購入することはファッションであり、流行のひとつであるのかもしれない。

ライブドア社は、いままでの時代にいたトリックスターのように、これから出現するトリックスターのように、今現在のトリックスターである。

だからライブドア社の今後の動向や、経済知識や経済用語、今回の捜査のメスで発覚する事実や多くの分析は必要とされない。

ライブドア社は過去にも未来にも生きずに、今この瞬間に存在する時代の何かなのである。

そういった意味で、ライブドア社を語るときは、経済理論から崩すのではなく、そのファッション性から語るのが一番イケている。

いまライブドアの毒気にやられて、経済的や株価市場の視点から識者にように語っている連中は、もう一歩踏み込んで語ると、もっとイケてるよ。

ライブドアは時代のファッションに過ぎない。

これだな。

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投稿者 ko : 2006年01月23日 19:19 | トラックバック(0)
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