冬といえばスノーボード、そんな高貴なスポーツ精神は、19歳で発火して22歳で消化した。いつのまにやらウインタースポーツから遠のいている。いまではスノーボードをやろうなんて考えただけで筋肉痛を引き起こしそうである。20歳の時に熱中したあまり、一冬を栂池高原のスキーリゾートで働いていたなんて誰が想像できようか。
冬といえばパーティ、それはいまだにありかもしれない。でも30歳過ぎても、三が日にゾンビのように彷徨うのとか、気がついたら1月5日だったみたいな、残念な年明けはそろそろ止めないとだめだ。いい大人なのだから。しかしまあ、こればっかりはまだ現役である。
ゲームはしないので候補に上らない。
けじめのないテレビ番組は、いまや引きこもりアイテムとして吸引力が弱い気がする。
でもテレビってのは、もの凄く手っ取り早い。
僕が住んでいる地域は、新宿の超高層ビルや区内外の中高層ビルなどの影響によりテレビ電波が届かないエリアで、区が救済方法としてケーブルテレビのインフラを提供している。
我が家はアナログチャンネルは映るには映るけれど、所謂ゴースト現象(思いっきりテレビをつけると、みのさんが二人映ってしまい、「やべ、みのさんって双子だったんだ!」と勘違いしてしまう現象)が多発するので、ついにケーブルテレビを引いた。
一般的なアナログ番組(1~12チャンネル)は、閲覧できて、もちろん工事費や敷設費というのは全て区が負担する。そこで、ついでというか魅力に負けたというか、ケーブルテレビのチャンネルを一気に増大したプランも加入してしまった。
映画やドラマや音楽番組が見放題である。
チャンネルも50チャンネルぐらいに増えた。ディスカバリーチャンネルを見続けて冬休みが終わるかもしれない。5.1CHのサラウンドに囲まれてソファーにふんぞり返るのである。最強の引きこもりアイテム登場だ。