2005年03月28日

青梅「梅祭り」

青梅といえば、梅が有名で、由来は遥か平安時代まで溯るという。

土地の歴史によれば、ときの人物〝平将門〟が戦(いくさ)の前に金剛寺に赴き、勝利の祈願として、乗っていた馬のムチを梅の枝を地面に差し、天を仰いだからだと、言い伝えられている。そのムチというのが梅の枝だったのだ。

いまなお金剛寺にはそのゆかりの梅が咲き誇り、平家の繁栄を偲んでいる…かどうかは分からないけれど、そんな風にたしか小学生の頃、社会の時間に習った。

そんな青梅、4月になるとその名に相応しく毎年梅祭り開催している。都内はもとより近郊の人たちがこぞってその咲き振りを楽しみに訪れるほどの一大行事なのである。

甘くしなやかな香りが広がる吉野梅郷は、その数2万5千本(!)といわれ、青梅市梅の公園の山は柔らかい記事のような薄桃色に染まっている。公園に入園するには200円掛かるけれど、春のうららかな天気のなか、梅を眺めながらハイキングするには丁度いい。
20050325a


きっと誰もが、区内から僅か1時間掛かる掛からないかの位置にこれだけの自然が残されていることに驚かされることだろう。しだれ梅も見どころのひとつで、柳のようにスロウに靡く梅の姿は、静止している花火を眺めるようでもあるので、溜息がでるくらいにうっとりしてしまう。
20050325b


近くには生涯を通じて青梅を愛した文豪 吉川英治 の記念館もあるので、時間にゆとりがあったら寄ってみるのもいい。往来にある梅園も16時ぐらいまでは花見が楽しめるよう、テーブルや椅子を用意して、梅ジャムや甘酒、団子なんかも売っているので、〝花より団子〟の人はコチラのほうも・・。
20050325c


お土産に便利なのが、吉野梅郷「美よしの園」(HP)。

添加物を一切していない青梅の農家で採れた厳選の梅を使用し、さまざまな土産品を提供している。

〝お!梅〟という、いささかサムいネーミングの商品も人気のお土産で、これはフリーズドライ製法で、富山の丸薬を作っている工場の協力により実現したという丸薬に近い梅干し加工品。凝縮したクエン酸と有効成分たっぷりで、血流改善、がんの予防、疲労回復、肝臓強化、結石予防、殺菌作用、美容効果など、実にさまざまなからだに良い働きがあるとか。1個525円 詰替え用(3個分)1,260円

blank_space
投稿者 ko : 2005年03月28日 18:20 | トラックバック(0)
コメント
blank_space
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?






blank_space
Trackback
blank_space
Powered by
blank_space