アースデイ@代々木公園
アースデイは1970年から続く地球の日(4月22日がそうらしい。代々木公園では22日と23日が該当)に地球に感謝する日。
平たく言えば、日常的な試みとして地面に向かってお辞儀するというイベント、、、ではなく、エコロジーや環境汚染、オーガニック、自然循環などに集約されて、いかにしてエコな感覚が定着するかとか、日々の生活から、どんなことが自分達なりにできちゃうのみたいな、気持ちというか、方向性を確かめたり考えたりするフェスティバル。
フェスティバルなので、テーマは重たいといってもスタイル自体は堅苦しくなく、どちらかというと、音楽あり、フリーマーケットあり、屋台ありのお祭りに限りなく近い。つまり祝祭的だ。
さて、今回の会場で注目を浴びたのが、屋台のDishReuseSystemというシステム。
全ての出展している屋台に導入されていて、どういうシステムかというと、たとえば普通なら屋台が準備する紙皿や紙コップなどのたぐいが準備されていない。
じゃ、どうやって食べるのってところだけれど、もちろん長髪のビーズをたくさんぶら下げた人たちが多くても、素手で食べるわけにもいかないので、専用のブースでレンタルのお皿─ほにゃらら合成プラスチックで石油から生成されていない─を100円で借りて、それを持って列に並ぶのだ。
もちろん、マイ皿を持ってきて並んだってかまわない。
要するに救世軍(サルベーションアーミー)みたいなもの。
で、食べた後は、その専用ブースにお皿を返す。100円もそのときバック。専用ブースでは古布が置いてあってそれで皿を拭く。
ゴミゼロ運動の一環だという。
僕らもタイ料理の匂いに誘われて、さっそく到着後に皿をレンタルし、汁そば(バーミナム)とぶっかけご飯(カオ・ムー・デーンだっけか)を食べる。
ピリッとした唐辛子と八角がアジアの味だ。とても気持ちのよい午後の晴れた日なので、自ずとビールも購入。ステージの音楽も、どうやらトランスのイベントとは一味違うサウンドシステムのようで低音と高音が綺麗に波長して素晴らしい。
幸せに包まれて、とりあえず乾杯っー。
初夏のような新緑の一日にはアジアンフードがぴったりくる。黄金色をしたビールと白い泡も眩しい。
さてお腹も満たされ、どれどれとあたりを見回してみると、どうやらアースデイ自体の参加層が厚いらしく、また、70年代のカウンターカルチャーに掛かるムーブメントに源を発している流れからなのか、トランスのパーティなどでは見ないようなリアルな ─あるいはもっとネイチャー色が強い─ ヒッピー達もいた。
もちろんレイブ組も。
ぶらぶら歩いていると、さっそく昨日からほとんど寝ていないそうなショウちゃんを発見。GW中にオーガナイズするイベントのフライヤーを貰う。
フリーマーケットに移動後、チビ助と合流。チビ助の彼氏、マサキも登場。さらにフリーマーケットを徘徊。あっこちんのトモダチが店を出していたので、そこでしばしお喋り。沖縄で絵の勉強を続けた後に、その独特の画法を織り交ぜた洋服を作っている。マングローブの素材であったりと、なかなか本格的。
続いて、ひさびさにギャリーが登場。日本語ペラペラのノースフェイス好きなイギリス人。
最近は嫁に内緒で仮装パーティによく行っているらしい。自分の引き出しにはドレッドのマイウィッグがあって、それを被って行っているんだと目を輝かしていた。大人な遊びなので君らもいつかねっだってさ。
なんのこっちゃ。しかし面白い外国人だな。また野外に行こうね。
で、居ると思ったらやっぱり居たのが、キョウちゃん。
さすがにまだ時間も早いからベロンベロンになってなかった。でもやっぱり缶ビール片手にしていた。毎週のようにどこかしらで最近は遭遇する。
で、その遭遇組といえば、のどか嬢。この子もやはり出没していた。チッタの エトニカと JORG のパーティに行こうかどうか迷っているらしい。
ウシオとあっこちんが「ウチら、行くよ~」と言うと、さらに深く悩んでた。「どうしたらいいの?」いや、聞かれてもさ。どうすればいいのかね。
愉しい時間も過ぎ、夕暮れが訪れるとともに、今日のイベントはお開き。最後はデッド系の曲が夕方を染めていた。夏はもうすぐ。
この日の購入品は、ダライラマの FreeTibet のTシャツ。そして、絞りたての秩父産の生醤油なり。
アースデイ2005
http://www.earthday-tokyo.org/