・糸井重里 「ほぼ日刊イトイ新聞の本」
「ほぼ日刊イトイ新聞の本」
一世を風靡し、時代を飾ったコピーライターが、新たにインターネットという遊び場をみつけ、その無限とも思える可能性に一気に魅了され、自分の仕事と両立もし、試行錯誤を繰り返しながら、やがては一日の訪問件数が100万というマンモスホームページになるまでのドラマを描いた一冊。ホームページ開設してない人でも開設している人でも、きっと愉快に、そしてタメになる筈だ。特に技術的な指南書ではないが、ホームページを開設するのに、さほどの知識を必要としないいまだからこそ、〝そのページの在り方〟というのは重大であり、言い換えてみれば〝コンセプト〟次第で、自分の想像もしないページに化けることだってあることを教えてくれる。
「あえてタダでもやりたいことをしたい」連中と一緒に、自分の仕事(要は収入源)もして、インターネットというメディアでアイデアを出していって、仕事だか遊びだかわからない楽しさで何かを作っていくという作業。いいっすよね。