2005年06月07日

岩井海岸「地引き網」

週末は毎年恒例の「岩井海岸 地引き網ツアー」に行ってきた。

一泊2日で、夕飯はお刺身、さざえの壷焼き、天婦羅、伊勢海老の刺身orあわびの踊り焼き、もぎたての枇杷、ホイル焼き、イサキの塩焼き、地の魚の酢もの、エトセトラ。

朝食は朝7時40分から最寄りの海岸で地引網、獲れたての魚を浜辺で料理。お刺身、なめろう、天婦羅、粗汁、炭火焼、鉄板焼き、エトセトラ。えとせとら・・・。

これでお一人様9240円。安い。

超お勧めプランである。

そもそも岩井海岸のあたりは漁業が盛んで、新鮮な魚が豊富なことで有名。

そこで伝統的な漁法である地引き網をその場で体験できてかつ、浜辺で潮風にあたりながら朝食を迎えられるという何とも一粒で二度おいしいプランが出来上がったわけである。

申込みは、岩井民宿組合に電話をするだけ。宿はどこに泊まるか決まっていない。毎年違う宿でもあるし、空いていれば○○に泊まりたいってのもオーケー。ただ、基本的には組合の裁量に任せる感じ。6月最初の週の地引き網だったら、5月中旬には電話を掛けておきたい。

今回お世話になったのは川名館という宿。広い庭ではバーベキューもできて、お風呂のあとには夕涼みが気持ちよい宿。新館と別館に別れている。僕ら以外には学生のサークルと宇田川さんという、とある業界では知らない人はいないという、まだ若々しい75歳のおじいちゃんと、その甥の2組だった。宇田川さんとは夕飯のちょっとしたキッカケから仲良くなり、焼酎やら刺身やら、おつまみやらをご馳走になり、カラオケもお世話になって、結局12時まで宴会をした。お世話になりっぱなし。ためになる話もたくさん聞いた。

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さて、この時期の岩井といえば、魚以外にもビワが有名で、6月初旬のこの時期は肉厚な瑞々しい橙色のビワがたくさん採れる。

タイミングが合えば、ビワ狩りも良い。もぎたてのビワが食べ放題。こちらは、30分1800円。南房総の房州ビワは上質のジュースのようにフルーティで甘い。今回生まれて初めて体験し、お腹いっぱいにビワを食べた(30個ぐらい)。

ビワの木が何本かあるわけだが、コツとして〝甘い実のある木〟が1本あったら、そこを攻めること。まるでハイエナのような発言だが、これはけっこう正解。ひとつ試して甘かったら、たとえ実が濃くなくても、たいてい甘いようだ。僕らはまるまるひとつの樹を食べ尽くしてしまった。

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ところで、プランの枢軸の伊勢エビ、エビやらカニといった甲殻類アレルギーのある人もご安心あれ。

伊勢エビの代りにアワビが出る。

アワビは、まだ生きていて、それを炙りながら醤油を垂らして食べる。なんとも残酷なシーンだけど、潮の香りがたっぷりのコリコリしたアワビは涙モノ。こうちょっとレモンを搾って食べる。もう目が細くなる。

伊勢エビのお頭(おかしら)は、味噌汁にしてくれる。濃いめの味噌汁は新鮮な海の味そのもので、葱を散らしてるだけなのにひとつの料理のように力強い。場合によっては、めばるの刺身なんかも登場。

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地引き網は朝7時40分から。

雨天の場合はどうなるか知らない(いままで降ったことがない)。

浜辺には轟々と炭が炊かれていて、旬のイシダイとかスズキとか鯵とかが塩焼きされていて空腹を刺激する。粗汁もある。たっぷりの魚のアラが鍋のなかから覗いている。

天婦羅もその場で揚げていて、かぼちゃ、白身、かき揚げと豊富。それにしてもどうして田舎の人は天婦羅を揚げるのが上手なんだろうか。

加えて、近くのウドン屋さんが出す打ち立てのウドンもある。そしてテーブルには、おにぎりとお茶。潮風にあたり、海を眺めながら食べる朝食は贅沢だろう。

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肝心の地引き網は、海に停泊している船から網を引っ張る。

二本に分かれているロープのそれぞれを民宿に泊まっている皆さんでエンヤコラと10分ばかしひっぱって、浜辺まで水揚げする。

ゴマサバやカワハギ、鯵、スズキ、イナダ、イシモツ、マダイ、イカなどが獲れる。獲れた魚はその場で漁師さんがさばく。それに醤油とわさびを垂らしてパクリ・・。

富山町HP
http://www.awa.or.jp/home/tomiyama/index.html

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投稿者 ko : 2005年06月07日 23:08 | トラックバック(0)
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