都営大江戸線「落合南長崎駅」から目白通りの入り、二又の交番を回るようにして少し歩くと、大きな看板がある。
南長崎ニコニコ商店街である。
とりわけ特徴のない、東京の市井には何処にでもある商店街ではあるが、かつて椎名町と呼ばれていたこの町は、昭和30年代は活気溢れる下町で、その一角には多くの有名な漫画家─あるいは未来ある漫画家達─が住むアパートがあった。
その名前を「トキワ荘」という。
漫画界の巨匠の手塚治虫が住み、彼に憧れ、明日を夢見る若い漫画家、石森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄両氏ら多くの名作を残した作家達が青春時代を過ごした。
互いに刺激しあい、そして助け合ったりと毎日が楽しかったという。
残念ながら「トキワ荘」は時代の流れとともに取り壊されてしまったが、漫画家達の過ごした昭和30年当時の郷愁の日々は、「トキワ荘の青春」(1996)と映画化されたり、藤子不二雄氏の「まんが道」に詳細に描かれている。
そして、その「トキワ荘」から1分たらずの距離にあるのが、中華食堂「松葉」。
『トキワ荘の引っ越し祝いは松葉のラーメンと決まっているのさ』とあるぐらいトキワ荘の住民達にとっては、菊菓堂という、テラさん(寺田)が満賀(藤子A)と才野(藤子F)にフランスパンにメンチカツを挟んだものを奢った甘食の売っているパン屋と同じくらい馴染み深い店だ。
当時と変わらないというこの店の味は昔ながらのラーメン。
店の入り口には「まんが道」の一コマが貼られたり、藤子A氏のサインが店内に飾られたりと、実に日本の漫画界の聖地的なラーメン屋といっても過言じゃないだろう。
昔ながらの味だけに、特筆するべきサムシングを求めると拍子抜けをくらうかもしれない。
でもね、ボリュームいっぱいのみそラーメンやラーメン、餃子は本当に素朴な味だ。
写真はみそラーメン(600円)。
炒めた野菜がたっぷりと載せてあるみそラーメンは醤油ラーメンと中間のような味で、モチモチした麺に合う。野菜の旨みがスープに染み込んでいて、ラー油をひと匙垂らすと味がシャープになって食味が増す。
こちらは餃子(400円)。
たっぷりボリュームの餃子はジューシーで、香ばしい。400円という安さもナイス。
味がどうとかじゃなくて、この店を訪れたら『ンマーイ!』と言うべきなのだ。それがこの店での正しい食べ方だ。
『ンマーイ!』
中華食堂「松葉」
東京都豊島区南長崎3丁目4-11
ラーメン --\450
みそラーメン --\600
餃子 --\400
そうそうトイレは肝心ね(インド人が輪になって脱糞しながら)
いやあ、そうそう素朴な味だったよね。
過ごしたことが無いあの年代なのに何故か懐かしさを感じたねえ。また行きたいわ松葉。
あ、あとテラさんが(石森)になってるよー
テラさんは寺田ヒロオさ!koくんらしくもないZE!
ぬなー。ほんとだ間違えてた。
恥ずかしい・・・。
さっそく修正しました。
これは魔太郎を股朗って変換するぐらいダメっすね。う゛ー。
また松葉行きましょう。つか俺のほうが100円多く払わないといけないのにさっき計算していて気がつきました・・・。
ははっは、全然、okでしょう100円。森安氏なら返せ返せ煩そうだよね(笑)