2005年11月10日

カオサンの夜(2)

ざっけな街角のオヤツはまだまだある。

カオサンの真ん中にある〝カオサンでは〟上等クラスのホテル、D&Dの付近によく出没するのが、10Bのパッタイの屋台とバナナパンケーキの屋台だ。

パッタイというのは、お米の麺を炒めたタイの焼そばで、ニラや厚あげ、もやしや卵が具に入っている。

砕いたピーナッツが上に散らしてあるのが正統的だという。

アツアツの麺にシャキシャキしたニラとモヤシが新鮮な食感で日本の焼そばに近い。

お好みでナンプラー(魚醤)を振りかける。

このパッタイが10B(30円)で、しかも山盛りに食べられる屋台がこの辺りによく出没している。

3日もカオサンに滞在すれば、片手に氷で冷やしたシンハービールを持ちつつ、器用に麺を啜る姿が板についてくるってものだ。

西欧人を意識してなのか、屋台の看板には慣れない手つきで「vegetable only!」なんてペンキで書きなぐってあったりする。

バナナパンケーキは、クレープのようなオヤツで、バナナを練りこんだパンケーキ生地を鉄板でふんわりと焼き上げて、ココナッツミルクかコンデンスミルクを垂らした甘いお菓子である。

出来たてのそれは、アツアツでしかもサックリと香ばしい甘い匂いを放ち、亜熱帯のタイに相応しいバナナの味が立ち込める、しばし旅の疲れも忘れる味であった。

こちらも10B。

一度ハマると、バナナパンケーキ屋の前を買わずに通り過ぎることが出来ないほどの、中毒性があり、旅人の心を魅了するものであった。

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投稿者 ko : 2005年11月10日 19:19 | トラックバック(0)
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