2006年02月06日

銀座「黄金乃舌」part#2

銀座にある「黄金乃舌」に再訪。

最高の素材を最高のスタッフが紡ぎだす最高の店。もちろん値段は高い。

去年(05年)の夏頃とメニューが変わり、コース料理が中心となっているという。

そういうことで、メニューから幻の明太子の姿が消えてしまったのが残念。

しかし、魚の料理と焼酎の品揃えは、さすがである。


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こちらは今日の大蔵省ケンカネコ氏。一山当てるという言葉は彼のためにある言葉。ご馳走様です。


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お通し。

2月3日の節分に来店したので、お通しは恵方巻きである。それに山椒が練ってある味噌に柚子が乗っている口直し。丁寧な味に舌を巻く。


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富山 氷見産寒ブリ(4200円)

「今日は寒ブリか平目が美味しいですよ」とのことだったので、ブリの刺身を戴く。天然モノらしい脂の乗り方で、まさに食べごろだ。本醤油につけて食べる。


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千葉房総産 赤サザエ刺し(6000円)

携帯のカメラでは収まりきれない巨大な赤サザエの刺身。苦味のある内臓に焼酎が進む。コリコリした歯ざわり、まだ生きているような感触。なぜか残酷な気分にすらなる一品。


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椎茸串(1本 500円)

肉厚の椎茸が炭火で焼かれて登場。畑のアワビとも呼ばれるこの椎茸。噛むほどに味が拡がる一品。


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千葉勝浦 金目鯛 頭煮付け(1000円)

この店で食事をすると「金目の煮付け 1000円?安いね」なんてことになりかねなくなる。けどたしかにこの店にしては安い。味の染み込んだ真っ赤な金目の頭をほじくり肉を出す。繊維のひとつにまで染み渡る深い味。臭みなんて全くない。驚愕である。


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千葉銚子産 真カジキ西京焼き (2000円)

ぎゅーっと締まった真カジキを時間をかけて西京焼きにした一品。いままでに食べたカジキで一番締まりが良い。噛んでも噛んでもってやつだ。照り焼きに近い西京焼きにして正解。


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茨城鹿島産 地蛤の浜焼き (1個 950円)
貝を開くとそこに見えるのはプリプリな蛤とスープみたいな貝汁。これを10個ぐらい食べたらたぶん気絶するだろう、そんな旨さである。


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東京 羽田沖産 穴子天ぷら (1200円)

通に言わせると羽田の穴子が一番だという。たしかに羽田の穴子は有名で希少価値が高い。その穴子を食べられる店自体が少なくなってきた。それを惜しげも無く天ぷらにしたのがこれ。塩で戴いたら天国に到着してしまった。サクっとした衣から覗く湯気がたっぷりの白身の穴子。


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烏賊飯 (4800円)

「黄金乃舌」で有名なのがこの烏賊飯。注文してから炊き上げるという徹底ぶり。厳選したコシヒカリにコクのある烏賊のすべて。これまでに食べた烏賊飯のなかでダントツの一位である。別途貰った柚子胡椒をつけて食べる。


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貝汁 (1200円)

選び抜かれた浅蜊、蛤、蜆の貝汁。この一杯でひとつの料理として成立している。


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徳島紅ほっぺ (1500円)

言葉なし。感無量。


吟味 黄金乃舌
港区新橋1-5-6 銀座第三誠和ビル1・2F
月~土17:00~27:00
日・祝17:00~24:00

※コースは1万~1万5千円。要予約。
03-6215-9667

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投稿者 ko : 2006年02月06日 19:19 | トラックバック(0)
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