昭和34年に北九州八幡西区で開業した「唐そば」は、98年の雑誌ランキングで北九州エリアで1位になった歴史を持つ老舗の有名店だ。
親父さんから息子さんに代替わりをしたのを契機に黒崎にあった本店は店じまいをして、99年に東京に進出。
そして、ついに、東京でも本店に続き支店が出来た。
東急ハンズの裏手を登り、バックドロップのちょっと先だ。
写真はラーメン(600円)。
もやし、ネギ、きくらげ、焼き豚という北九州ラーメンばっちりのトッピング。
焼き豚は味付けを濃くしてある様子はなく、ほどほどの脂身で、シンプルに煮込んだ味。
麺はそれほど細くない。少しムチっとした感があり、自家製麺を使用。
スープは醤油だれ系のとんこつ。
とんこつ自体は濃くないので、九州ラーメンにしては、やや太い麺との相性がよい。
そして、濃くないからといって味が薄いとは限らないのだ。それを教えてくれるのが「唐そば」である。
きっと北九州だったら、ぶらっと立ち寄って食べる感じで丁度よいのだろう。
でも、ここは東京だ。ぶらっと立ち寄ろうにも立ち寄ることができる北九州ラーメンの店がない。
だから渋谷まで出向いて食べるのだ。そういった意味で貴重な店である。
唐そば(公園通り店)
渋谷区宇田川町14-14
11:00~23:00
ラーメン --\600
大盛りラーメン --\750
おにぎり --\100
ゆで卵 --\50